JPH0441155Y2 - - Google Patents

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JPH0441155Y2
JPH0441155Y2 JP18229886U JP18229886U JPH0441155Y2 JP H0441155 Y2 JPH0441155 Y2 JP H0441155Y2 JP 18229886 U JP18229886 U JP 18229886U JP 18229886 U JP18229886 U JP 18229886U JP H0441155 Y2 JPH0441155 Y2 JP H0441155Y2
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roller
glass tube
shaft
rollers
air
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JP18229886U
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、ガラス管を支持する装置、特に空気
ベアリングにより支持されたローラが圧力空気に
より自転するように構成されたガラス管支持装置
に関する。
(従来の技術) 従来、ガラス管成形装置において管引きされ走
行する管を、所定の間隔に配置された多数個のロ
ーラ上に支持するガラス管支持装置は、ガラス管
の運動に対し、できるだけ少ない抵抗を提供する
ことが必要であり、このためにローラを支持する
機械的ベアリングを、空気のクツシヨンを利用し
たより抵抗の小さい空気ベアリングに転換したも
のが提案されている。たとえば特公昭45−24464
号公報に開示されたガラス管支持装置は、ガラス
管を支持するローラが中空軸の周りに回転自在に
装架され、ローラと軸とは互いに環状の隙間によ
り分離され、軸に設けられた連通孔を介して軸の
内部から隙間に圧力空気を送入し、ローラを空気
のクツシヨンで支持するように構成したもので、
軸に設けられた透通孔はガラス管の運動方向にロ
ーラを回転する傾向を有する僅かな力を生成する
ように心違いになつている。
しかるに上記のガラス管支持装置は、空気を送
入する軸の透通孔を心違いに設けたにもかかわら
ず、ローラの自転力が小さいので、ガラス管の摩
擦によるローラの損傷が激しい。このためローラ
を損傷しにくい材料、たとえば金属等で形成する
と、比重が大きくなつて自転しにくくなり、ガラ
ス管の切断を招来する欠点がある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように、空気ベアリングにより支持され
たローラを使用した従来のガラス管支持装置は、
ローラの自転力が不足するため、ローラの損傷が
激しく、ローラを損傷しにくい材質にして強化す
るとガラス管の切断を招来するなどの問題があ
る。
本考案は上記の問題を解決するためになされた
もので、空気ベアリングに支持されたローラの自
転力を増大することにより、抵抗の小さいガラス
管支持装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、ローラと軸との隙間からローラの両
端面部の隙間を通つて外部へ放出する圧力気体、
たとえば圧力空気を利用して、ローラの回転を助
長するため、ローラの両端面に放射状に円弧状溝
を設けたものである。すなわち、本考案のガラス
管支持装置は、ガラス管を支持するローラが軸の
周りに回転自在に装架され、前記ローラが回転表
面の形の内側表面を有し、かつローラの両端面に
放射状に円弧状溝が刻設され、前記軸が回転表面
の形の外側表面および中空の内部を有し、前記両
表面が互いに環状の隙間により分離され、前記軸
にその内部と前記隙間とを連通する透通孔が設け
られ、圧力気体を前記軸の内部に供給するための
装置を備え、前記透通孔から出た気体がローラの
円弧状溝に力を加え、ローラをガラス管の運動方
向に回転させるように円弧状溝が配置されたこと
を特徴としている。
(作用) 本考案のガラス管支持装置において、ローラの
軸の内部に供給され透通孔から隙間に出た空気に
よりローラを支持し、この空気が隙間を通つてロ
ーラの両端面に沿つて外部へ放出されるとき、ロ
ーラの両端面の円弧状溝に力を加えて、ローラを
ガラス管の運動方向に回転させるので、ローラの
自転力が増大して抵抗が軽減され、ガラス管は安
定して支持され、円滑に管引き生産される。
(実施例) 本考案の詳細を図示の実施例により説明する。
第1図において、溶融ガラスがスリーブ1に供
給され、その先端から引き出されたガラス管2は
多数個のローラ3からなる管支持装置に支持され
牽引装置4によりローラ3上を管引きされる。
第2図はローラ3の1つの構造を示す断面図で
ある。硬質カーボン等からなるローラ3は中空の
軸5の周りに回転自在に設けられ、軸5は装架部
材6に装着されている。軸5の一端部には端部キ
ヤツプ7がねじで固着され、他の端部には空気管
8が螺着され軸5の内部に圧力空気を導入するよ
うになつている。また軸5にはこれを半径方向に
貫通する複数個(本例では4個)の透通孔9が設
けられている。ローラ3の軸方向への運動は、装
架部材6および端部キヤツプ7によつて制止され
る。軸5の外径が約20mmである場合には、ローラ
3の内径は軸5の外径よりも約0.06mm大きい。ま
たローラ3と装架部材6および端部キヤツプ7と
の間にそれぞれ約0.06mmの隙間が保持される。
第3図に示すように、ローラ3の両端面には中
心から放射状に複数個(本例では8個)の円弧状
溝10が刻設され、ガラス管2の運動方向にロー
ラ3が回転するように円弧状溝10が配置されて
いる。ローラ3の端面の外径が約50mmの場合、円
弧状溝10は溝幅が約0.5mm、深さが約2mm程度
である。
空気管8を通して約1m/mm2の圧力で供給され
る空気は、軸5の内部から透通孔9を通り、ロー
ラ3の内側表面に打当り、かつローラ3の内側表
面と軸5の外側表面との間およびローラ3の両端
面と装架部材6および端部キヤツプ7の表面との
間の環状の空間を通つて流れる。この空気の作用
はローラ3と軸5と装架部材6と端部キヤツプ7
との間の隙間を占めている連続した空気のクツシ
ヨンを保持するとともに、ローラ3の両端面の円
弧状溝10に力を加え、ローラ3をガラス管2の
運動方向に回転させることである。このようにし
て得られるローラ3の自転力により、ローラ3上
を走行するガラス管2に対する抵抗が軽減され
る。
上記は本考案が中空のガラス管を管引き成形す
る工程に関して説明されたが、本考案は中実のガ
ラス棒を成形する工程にも同様に応用可能であ
る。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、ガラス管を支持するロ
ーラを環状の空気のクツシヨンにより保持すると
ともに、ローラの両端面に刻設された円弧状溝に
空気圧を加えてガラス管の運動方向にローラを回
転させるように構成したガラス管支持装置であり
次の効果を有している。
ガラス管に対するローラの抵抗が小さいので
ガラス管を変形させ傷をつける応力を抑止する
ことができる。
ローラはガラス管の運動方向に自転する力が
働いているので、ローラの損傷が少ない。
ローラは静止することなく回転するので、ロ
ーラの温度分布が良好で、ガラス管の切断、曲
り等の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側面図、第2図
は単一のガラス管支持ローラの断面図、第3図は
第2図のローラの端面図である。 2……ガラス管、3……ローラ、5……軸、8
……空気管、9……透通孔、10……円弧状溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管引きされ走行するガラス管を支持するローラ
    が軸の周りに回転自在に装架され、前記ローラが
    回転表面の形の内側表面を有し、かつローラの両
    端面に放射状に円弧状溝が刻設され、前記軸が回
    転表面の形の外側表面および中空の内部を有し、
    前記両表面が互いに環状の隙間により分離され、
    前記軸にその内部と前記隙間とを連通する透通孔
    が設けられ、圧力気体を前記軸の内部に供給する
    ための装置を備え、前記透通孔から出た気体がロ
    ーラの円弧状溝に力を加え、ローラをガラス管の
    運動方向に回転させるように円弧状溝が配置され
    たことを特徴とするガラス管支持装置。
JP18229886U 1986-11-27 1986-11-27 Expired JPH0441155Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18229886U JPH0441155Y2 (ja) 1986-11-27 1986-11-27

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JP18229886U JPH0441155Y2 (ja) 1986-11-27 1986-11-27

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Publication Number Publication Date
JPS6389937U JPS6389937U (ja) 1988-06-10
JPH0441155Y2 true JPH0441155Y2 (ja) 1992-09-28

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JP18229886U Expired JPH0441155Y2 (ja) 1986-11-27 1986-11-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013103687B3 (de) * 2013-04-12 2014-05-22 Schott Ag Vorrichtung und Verfahren zum Fördern eines Glasrohr- oder Glasstabstrangs mit von einer Kreisform abweichendem Querschnitt sowie Verwendung hiervon

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6389937U (ja) 1988-06-10

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