JP2014173099A - 無方向性電磁鋼板およびその製造方法 - Google Patents

無方向性電磁鋼板およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高周波域において低鉄損で、高磁束密度の無方向性電磁鋼板を提供するとともに、その有利な製造方法を提案する。
【解決手段】mass%で、C:0.005%以下、Si:2〜4%、Mn:0.03〜3%、P:0.03〜0.2%、S:0.005%以下、Al:0.01%以下およびN:0.005%以下を含有し、さらに、CaをSに対する原子比((Ca(%)/40)/(S(%)/32))で0.5〜3.5の範囲で含有する鋼スラブを熱間圧延し、冷間圧延し、仕上焼鈍を施す無方向性電磁鋼板の製造方法において、上記冷間圧延の圧下率を85%以上、冷延板の最終板厚を0.10〜0.20mmとし、上記仕上焼鈍における740℃までを平均昇温速度100℃/s以上で急速加熱することにより、磁束密度B50が1.70T以上で、鉄損W10/400が12W/kg以下の無方向性電磁鋼板を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、無方向性電磁鋼板とその製造方法に関し、具体的には、磁束密度と高周波域での鉄損特性のいずれにも優れる無方向性電磁鋼板とその製造方法に関するものである。
近年、地球温暖化対策や省エネルギー化への要求から、自動車分野では、エンジンとモータを併用したハイブリッド電気自動車(HEV)、電動モータのみで駆動する電気自動車(EV)および燃料電池車(FCEV)などの開発が進められている。これらの自動車の回転機の駆動周波数は、年々増加する傾向にあり、現在では、基本周波数が数百〜数kHzが一般的となっている。加えて、高調波成分が重畳するため、モータの高効率化のためには、1〜10kHzの周波数域における鉄心の鉄損特性が重要視されるようになってきている。また、ハードディスクドライブの駆動用モータなどに使用されるマイクロモータにおいても、高速で回転駆動(〜数万rpm)されており、鉄心の高周波域での低鉄損化が重要になってきている。
上記の要求に対応するため、従来は、SiやAlなどの合金元素を添加したり、板厚を低減したりすることなどで高周波域での低鉄損化を図ってきた。しかし、合金元素の添加は、飽和磁束密度の低下を招き、また、板厚の低減も冷延圧下率を上昇させる必要がある。冷延圧下率が高くなると、結晶方位は圧延安定方位に集積するので、一次再結晶集合組織が{111}方位に集積し、磁束密度の低下につながる。そのため、これらの方法だけでは、高周波域での鉄損低減は達成できても、磁束密度の低下は避けられない。また、磁束密度の低下は、モータの銅損増加を招くため、モータ効率の低下につながる。そのため、鉄心素材の高周波域での低鉄損化に加えて、高磁束密度化も重要であると考えられる。
以上のことからわかるように、高磁束密度でかつ高周波域で低鉄損の無方向性電磁鋼板が開発できれば、電気機器の高効率化に大きく寄与できると考えられる。高周波域で低鉄損の無方向性電磁鋼板を製造する技術としては、例えば、特許文献1には、Si:2.5〜10mass%を含有し、C,Nを合計量で100massppm以下に低減した鋼に、Cr:1.5〜20mass%を添加し、鋼の固有抵抗を高めることで、高周波域での低鉄損を達成する方法が開示されている。
特開平11−343544号公報
しかしながら、Crは飽和磁束密度を低下させる元素であるため、高磁束密度と高周波域での低鉄損を両立することは難しく、昨今における方向性電磁鋼板に対する高度な要求に対しては、十分に応えることができていない。
本発明は、従来技術が抱える上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、高周波域においても低鉄損で、かつ、高磁束密度を達成した無方向性電磁鋼板を提供するとともに、その有利な製造方法を提案することにある。
発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討を行った。その結果、Alを低減し、かつ、PおよびCaを添加した鋼において、従来の冷延圧下率よりも高圧下とし、さらに、仕上焼鈍時の昇温速度を従来鋼よりも急速加熱することにより、従来材よりも磁気特性が著しく向上することを見出し、本発明を開発するに至った。
すなわち、本発明は、C:0.005mass%以下、Si:2〜4mass%、Mn:0.03〜3mass%、P:0.03〜0.2mass%、S:0.005mass%以下、Al:0.01mass%以下およびN:0.005mass%以下を含有し、さらに、CaをSに対する原子比((Ca(mass%)/40)/(S(mass%)/32))で0.5〜3.5の範囲で含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる成分組成を有し、板厚が0.10〜0.20mmで、磁束密度B50が1.70T以上、かつ、鉄損W10/400が12W/kg以下である無方向性電磁鋼板である。
本発明の無方向性電磁鋼板は、上記成分組成に加えてさらに、SnおよびSbのうちから選ばれる1種または2種をそれぞれ0.003〜0.5mass%の範囲で含有することを特徴とする。
また、本発明は、上記いずれかに記載の成分組成を有する鋼スラブを、熱間圧延した後、冷延圧下率85%以上の冷間圧延で最終板厚の冷延板とし、仕上焼鈍を施す無方向性電磁鋼板の製造方法において、上記冷延板の最終板厚を0.10〜0.20mmとし、上記仕上焼鈍における740℃までを平均昇温速度100℃/s以上で急速加熱することによって、磁束密度B50を1.70T以上、かつ、鉄損W10/400を12W/kg以下とすることを特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方法を提案する。
本発明によれば、優れた磁気特性を有する無方向性電磁鋼板を提供することができるので、ハイブリッド自動車等の駆動用モータのみならず、各種電気機器に使用されている小型モータや小型トランスなどの高効率化にも大きく寄与する。
磁束密度B50に及ぼす冷延圧下率の影響を示すグラフである。 鉄損W10/400に及ぼす冷延圧下率の影響を示すグラフである。 磁束密度B50に及ぼすP含有量の影響を示すグラフである。 鉄損W10/400に及ぼすP含有量の影響を示すグラフである。 磁束密度B50に及ぼす原子比Ca/Sの影響を示すグラフである。 鉄損W10/400に及ぼす原子比Ca/Sの影響を示すグラフである。 磁束密度B50に及ぼすAl含有量の影響を示すグラフである。 鉄損W10/400に及ぼすAl含有量の影響を示すグラフである。 磁束密度B50に及ぼす740℃までの昇温速度の影響を示すグラフである。 鉄損W10/400に及ぼす740℃までの昇温速度の影響を示すグラフである。
まず、本発明を開発する契機となった実験について説明する。
磁気特性に及ぼす冷延圧下率の影響について調査するため、C:0.0025mass%、Si:3.5mass%、Mn:0.10mass%、P:0.05mass%、S:0.0020mass%、Al:0.001mass%、N:0.0024mass%およびCa:0.0025mass%を含有する鋼スラブを1100℃×30分の加熱後、熱間圧延して板厚0.8〜2.6mmの範囲の熱延板とし、1000℃×30秒の熱延板焼鈍を施し、次いで、1回の冷間圧延で板厚0.15mm(圧下率:81〜94%)の冷延板とした後、直接通電加熱炉で740℃までの昇温速度を30℃/sおよび300℃/sの2水準に変えて加熱し、さらに、30℃/sにて950℃まで加熱し、10秒間保持した後、冷却して冷延焼鈍板とした。
斯くして得た冷延焼鈍板から、L:180mm×C:30mmのL方向サンプルおよびL:30mm×C:180mmのC方向サンプルを切り出し、エプスタイン試験によって磁界の強さ5000A/mにおける磁束密度(B50)および周波数400Hz、磁束密度1.0Tで励磁したときの鉄損(W10/400)を測定し、その結果を図1および図2に示した。
上記の図1および図2から、昇温速度30℃/sで加熱した鋼板は、冷延圧下率が高くなるに従い磁気特性が劣位になっていることがわかる。この原因は、冷延圧下率が高くなると、磁化困難軸である{111}方位への集積度が高くなるためであると考えられる。
これに対して、昇温速度300℃/sで加熱した鋼板では、冷延圧下率が高くなるのにともない磁気特性が向上している。この原因については、まだ十分に明らかとなっていないが、発明者らは、次のように考えている。
PおよびCaを添加すると、磁化容易軸である{100}<012>方位や{411}<148>方位が増加する。一方、冷延圧下率を高くすると、磁化困難軸である{111}方位粒が発達するが、昇温速度を高めることで{111}方位の発達が抑制される。そのため、昇温直後は、磁化容易軸である{100}<012>方位や{411}<148>方位と磁化困難軸である{111}方位とがよいバランスで存在し、その後の均熱焼鈍時に{100}<012>方位や{411}<148>方位の粒が、{111}粒を蚕食して優先的に粒成長し、磁気特性が向上する。
次に、磁気特性に及ぼすP含有量の影響について調査するため、C:0.0028mass%、Si:3.6mass%、Mn:0.10mass%、S:0.0020mass%、Al:0.003mass%、N:0.0024mass%およびCa:0.0025mass%を含有する成分系に、Pを0.01〜0.5mass%の範囲で種々に変えて含有させた鋼スラブを1100℃×30分の加熱後、熱間圧延して板厚1.8mmの熱延板とし、1000℃×30秒の熱延板焼鈍を施し、次いで、1回の冷間圧延で板厚0.15mm(圧下率:91.7%)の冷延板とした後、直接通電加熱炉で740℃までの昇温速度を30℃/sおよび250℃/sの2水準に変えて加熱し、さらに、30℃/sにて950℃まで加熱し、10秒間保持した後、冷却して冷延焼鈍板とした。なお、Pの添加量が0.35mass%と0.5mass%の鋼板は、冷間圧延時に破断したため、P:0.20mass%以下の鋼板についてのみ冷延焼鈍板とし、前述した実験と同様にして、エプスタイン試験によって磁気特性(磁束密度B50、鉄損W10/400)を測定し、その結果を図3および図4に示した。
上記の図3および図4から、30℃/sおよび250℃/sのいずれの昇温速度でも、Pの含有量が0.03mass%以上で良好な磁気特性が得られていることがわかる。この原因は、上述したように、Pを添加することで磁化容易軸である{100}<012>方位や{411}<148>方位が増加し、磁気特性が向上したものと考えられる。
次に、磁気特性に及ぼすCaの影響について調査を行うため、C:0.0023mass%、Si:3.4mass%、Mn:0.50mass%、P:0.08mass%、S:0.0024mass%、Al:0.004mass%およびN:0.0022mass%を含有する成分系に、Caを0.0001〜0.015mass%の範囲で種々に変えて含有させた鋼スラブを1080℃×30分の加熱後、熱間圧延して板厚1.6mmの熱延板とし、1000℃×30秒の熱延板焼鈍を施し、次いで、1回の冷間圧延で板厚0.15mm(圧下率:90.6%)の冷延板とした後、直接通電加熱炉で740℃までの昇温速度を30℃/sおよび300℃/sの2水準に変えて加熱し、さらに、30℃/sにて940℃まで加熱し、10秒間保持した後、冷却して冷延焼鈍板とし、前述した実験と同様にして、エプスタイン試験によって磁気特性(磁束密度B50、鉄損W10/400)を測定し、その結果を図5および図6に示した。
上記の図5および図6から、30℃/sおよび300℃/sのいずれの昇温速度でも、((Ca(mass%)/40)/(S(mass%)/32)、すなわち、Sに対するCaの原子比が0.5〜3.5の範囲で良好な磁気特性が得られていることがわかる。この原因は、Caは鋼中でSを固定し、CaSとして析出することで熱延板焼鈍時の粒成長を改善し、冷延前の粒径を粗大化するため、冷間圧延後の再結晶集合組織として、磁化困難軸である{111}<112>方位が減少し、磁気特性が向上したものと考えられる。しかし、(Ca/40)/(S/32)が0.5未満では、その効果が小さく、一方、(Ca/40)/(S/32)が3.5を超えると、CaSの析出量が多くなり過ぎて、粒成長が阻害され、鉄損が増加するためと考えられる。この結果から、Caは、(Ca/40)/(S/32)で0.5〜3.5の範囲で添加するのが有効であるといえる。
次に、磁気特性に及ぼすAlの影響について調査するため、C:0.0025mass%、Si:3.2mass%、Mn:0.50mass%、P:0.08mass%、N:0.0022mass%、S:0.0024mass%、N:0.0022mass%およびCa:0.0025mass%を含有する成分系に、Alを0.001〜1.0mass%の範囲で種々に変えて含有させた鋼スラブを1080℃×30分の加熱後、熱間圧延して板厚1.6mmの熱延板とし、1000℃×30秒の熱延板焼鈍を施し、次いで、1回の冷間圧延で板厚0.15mm(圧下率:90.6%)の冷延板とした後、直接通電加熱炉で740℃までの昇温速度を30℃/sおよび300℃/sの2水準に変えて加熱し、さらに、30℃/sにて940℃まで加熱し、10秒間保持した後、冷却して冷延焼鈍板とし、前述した実験と同様にして、エプスタイン試験によって磁気特性(磁束密度B50、鉄損W10/400)を測定し、その結果を図7および図8に示した。
上記の図7から、30℃/sおよび300℃/sのいずれの昇温速度でも、Al含有量が0.01mass%以下の範囲内で磁束密度が向上しており、特に、300℃/sの昇温速度での向上代が大きいことがわかる。Alを低減することで、急速加熱を伴う仕上焼鈍後の磁束密度が大きく改善される理由はまだ明らかではないが、Alを低減することによって、粒界方位差角による粒界の易動度差が生じ、それによって、急速加熱を伴う仕上焼鈍時に、磁化容易軸である{100}<012>方位や{411}<148>方位が{111}方位を蚕食する形で優先的に粒成長したものと考えられる。
なお、Alを低減したときの鉄損は、図8からわかるように、若干、増加する傾向にある。これは、鋼の固有抵抗を高めて鉄損を改善する効果のあるAlを低減したため、上記急速加熱による効果が相殺されたためであると考えられる。
次に、磁気特性に及ぼす昇温速度の影響について調査するため、C:0.0025mass%、Si:3.3mass%、Mn:0.20mass%、P:0.10mass%、S:0.0020mass%、Al:0.001mass%、N:0.0025mass%およびCa:0.0030mass%を含有する鋼スラブを鋼スラブを1100℃×30分の加熱後、熱間圧延して板厚1.6mmの熱延板とし、980℃×30秒の熱延板焼鈍を施し、次いで、1回の冷間圧延で板厚0.15mm(圧下率:90.6%)の冷延板とした後、直接通電加熱炉で740℃までの昇温速度を30〜300℃/sの範囲で種々に変化させて加熱し、さらに、30℃/sにて960℃まで加熱し、10秒間保持した後、冷却して冷延焼鈍板とし、前述した実験と同様にして、エプスタイン試験によって磁気特性(磁束密度B50、鉄損W10/400)を測定し、その結果を図9および図10に示した。
上記の図9および図10から、740℃までの昇温速度を100℃/s以上として加熱し、仕上焼鈍することで良好な磁気特性が得られていることがわかる。これは昇温速度を上昇させることで{111}粒の再結晶が抑制され、{110}粒、{100}粒の再結晶が促進されて、相対的に磁化容易軸の方位が上昇したため、急熱、仕上焼鈍後に磁気特性が向上したものと考えられる。以上のことより、昇温速度は100℃/s以上とするのが望ましいといえる。
本発明は、上記の実験結果に基づき、なされたものである。
次に、本発明の無方向性電磁鋼板(製品)の成分組成について説明する。
C:0.005mass%以下
Cは、製品鋼板中に0.005mass%を超えて含有していると、磁気時効を起こして鉄損特性を劣化させるので、上限は0.005mass%とする。好ましくは0.003mass%以下である。
Si:2〜4mass%
Siは、鋼の固有抵抗を高め、鉄損を低減するのに有効な元素であり、斯かる効果を得るためには2mass%以上の添加が必要である。一方、4mass%を超えて添加すると、磁束密度が低下したり、圧延して製造することが難しくなるので、上限は4mass%とする。
Mn:0.03〜3mass%
Mnは、熱間加工性を改善するのに必要な元素であるが、0.03mass%未満では十分な効果が得られず、一方、3mass%を超える添加は、原料コストの上昇を招くので、0.03〜3mass%の範囲とする。好ましくは0.05〜2mass%の範囲である。
P:0.03〜0.2mass
Pは、鋼の固有抵抗を高め、鉄損を低減するのに有効な元素であるとともに、磁化容易軸である{100}<012>方位や{411}<148>方位を増加し、磁気特性が向上する元素である。斯かる効果は、先述した図3,図4からわかるように、0.03mass%以上の添加で得られる。一方、0.2mass%を超えて添加すると、鋼が硬質化し、圧延することが難しくなるので、上限は0.2mass%とする。好ましくは0.04〜0.1mass%の範囲である。
S:0.005mass%以下
Sは、不可避的に混入してくる不純物元素であり、0.005mass%超え含有すると、硫化物系析出物を形成し、歪取焼鈍時の粒成長を阻害して磁気特性を劣化させるので、上限は0.005mass%とする。好ましくは0.004mass%以下である。
Al:0.01mass%以下
Alは、Siと同様、鋼の固有抵抗を高め、鉄損を低減するのに有効な元素であるが、本発明においては、0.01mass%以下に制限する。これは、先述した図7や図8からわかるように、Alを低減することで、急速加熱を伴う仕上焼鈍後の磁気特性(磁束密度)が改善されるからである。
N:0.005mass%以下
Nは、不可避的に混入してくる不純物元素であり、0.005mass%を超えて含有すると、窒化物系析出物を形成し、歪取焼鈍時の粒成長を阻害して磁気特性を劣化させるので、上限は0.005mass%とする。好ましくは0.004mass%以下である。
(Ca(mass%)/40)/(S(mass%)/32):0.5〜3.5
Caは、鋼中でSを固定し、CaSとして析出することで熱延板焼鈍時の粒成長を改善して冷延前の粒径を粗大化し、磁気特性を向上する効果を有する。斯かる効果を得るためには、(Ca/40)/(S/32)、すなわち、Sに対するCaの原子比で0.5以上の添加が必要である。一方、(Ca/40)/(S/32)で3.5を超えて添加すると、CaSの析出量が多くなり過ぎ、却って鉄損が増加する。よって、Caは、(Ca/40)/(S/32)で0.5〜3.5の範囲とする。好ましくは0.5〜3.0の範囲である。
本発明の無方向性電磁鋼板は、上記必須とする成分の他に、以下の成分を適宜含有することができる。
Sn,Sb:それぞれ0.003〜0.5mass%
SnおよびSbは、集合組織を改善して磁束密度を向上させるだけでなく、鋼板表層の酸化や窒化、それに伴う表層微細粒の生成を抑制することによって、磁気特性の劣化を防止する種々の作用効果を有する元素である。斯かる効果を得るためには、SnおよびSbのいずれか1以上を0.003mass%以上添加するのが好ましい。一方、0.5mass%を超えて添加すると、逆に、結晶粒の成長が阻害されて磁気特性の低下を招くおそれがある。よって、SnおよびSbは、それぞれ0.003〜0.5mass%の範囲で添加するのが好ましい。
なお、本発明の無方向性電磁鋼板は、上記成分以外の残部は、Feおよび不可避的不純物である。ただし、本発明の作用効果を害しない範囲内であれば、他の元素の含有を拒むものではない。
次に、本発明の無方向性電磁鋼板の板厚について説明する。
先述したように、鋼板の板厚を薄くすることは、高周波域での鉄損低減、特に、渦電流損の低減に有効である。しかし、板厚が0.1mm未満となると、冷間圧延が困難となるだけでなく、モータのローター、ステーター組立時に鋼板積層枚数の増大につながり、生産効率が低下する。一方、板厚が0.2mmを超えると、渦電流損の増大に伴う鉄損の増大につながる。よって、本発明では、板厚を0.1〜0.2mmの範囲とする。
次に、本発明の無方向性電磁鋼板の製造方法について説明する。
本発明の無方向性電磁鋼板の製造方法は、先ず、本発明に適合する上記成分組成を有する鋼を転炉や電気炉、真空脱ガス装置などを用いた通常の精錬プロセスで溶製し、連続鋳造法あるいは造塊−分塊圧延法で鋼スラブとする。
次いで、上記鋼スラブを通常の方法で熱間圧延して、熱延板とした後、必要に応じて熱延板焼鈍を施す。この熱延板焼鈍は、本発明においては必須の工程ではないが、磁気特性の向上に有効であるため、適宜採用するのが好ましい。熱延板焼鈍を施す場合の焼鈍温度は、750〜1050℃の範囲とするのが好ましい。焼鈍温度が750℃未満では、未再結晶組織が残存する可能性があり、一方、1050℃を超えると焼鈍設備に多大な負荷がかかるためである。より好ましくは800〜1000℃の範囲である。
上記熱間圧延後、あるいは、熱延板焼鈍後の鋼板は、その後、酸洗した後、1回の冷間圧延により最終板厚の冷延板とする。この際の冷延圧下率は、先述した図1および図2からわかるように、85%以上とする必要がある。85%未満では、急速加熱による磁気特性の改善効果が十分に得られないからである。また、上記ように冷延圧下率を高めるためには、1回の冷間圧延で最終板厚とするのが好ましい。なお、その他の圧延条件については、通常の無方向性電磁鋼板の製造条件と同様で構わない。
次いで、上記冷延後の鋼板は、再結晶焼鈍を施す。この再結晶焼鈍は、本発明において、重要な工程であり、加熱条件として、再結晶温度域までを急速加熱する、具体的には、室温〜740℃までの平均昇温速度を100℃/s以上とする急速加熱を行うことが必要である。
なお、急速加熱する終点温度は少なくとも再結晶が完了する温度である740℃であればよく、740℃を超える温度としてもよい。しかし、終点温度が高温になるほど、加熱に要する設備コストや電力コストが増大するため、安価に製造する上では好ましくない。なお、100℃/s以上で急速加熱する方法についても、特に制限はなく、例えば、直接通電加熱法あるいは誘導加熱法などを好適に用いることができる。
急速加熱して再結晶させた鋼板は、その後、均熱焼鈍を適宜施した後、冷却して、製品板とする。なお、上記均熱までの昇温速度や、均熱温度、均熱時間およびその後の冷却条件は、通常の無方向性電磁鋼板で行われている条件に従って行えばよく、特に制限はないが、均熱温度は800〜1100℃の範囲とするのが好ましい。より好ましい均熱温度は900〜1050℃の範囲である。
表1に示した各種成分組成を有する鋼スラブを、1080×30分加熱した後、熱間圧延して板厚1.6〜2.0mmの熱延板とし、800℃×30秒の熱延板焼鈍を施した後、1回の冷間圧延で、同じく表1に示した板厚の冷延板とした。その後、上記冷延板を、直接通電加熱炉で昇温速度および昇温到達温度を、同じく表1に示したように変化させて加熱し、その後30℃/sで、同じく表1に示した均熱温度まで昇温し、10秒間保持した後、冷却し、冷延焼鈍板とした。
斯くして得た冷延焼鈍板から、L:180mm×C:30mmのL方向サンプルおよびL:30mm×C:180mmのC方向サンプルを切り出し、エプスタイン試験によって磁界の強さ5000A/mにおける磁束密度(B50)および周波数400Hz、磁束密度1.0Tで励磁したときの鉄損(W10/400)を測定し、その結果を表1中に示した。
表1から、本発明の条件を満たして製造した鋼板は、いずれも磁束密度B50が1.70T以上でかつ鉄損W10/400を12W/kg以下の優れた磁気特性を有していることがわかる。
Figure 2014173099
Figure 2014173099

Claims (3)

  1. C:0.005mass%以下、Si:2〜4mass%、Mn:0.03〜3mass%、P:0.03〜0.2mass%、S:0.005mass%以下、Al:0.01mass%以下およびN:0.005mass%以下を含有し、さらに、CaをSに対する原子比((Ca(mass%)/40)/(S(mass%)/32))で0.5〜3.5の範囲で含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる成分組成を有し、板厚が0.10〜0.20mmで、磁束密度B50が1.70T以上、かつ、鉄損W10/400が12W/kg以下である無方向性電磁鋼板。
  2. 上記成分組成に加えてさらに、SnおよびSbのうちから選ばれる1種または2種をそれぞれ0.003〜0.5mass%の範囲で含有することを特徴とする請求項1に記載の無方向性電磁鋼板。
  3. 請求項1または2に記載の成分組成を有する鋼スラブを、熱間圧延した後、冷延圧下率85%以上の冷間圧延で最終板厚の冷延板とし、仕上焼鈍を施す無方向性電磁鋼板の製造方法において、
    上記冷延板の最終板厚を0.10〜0.20mmとし、
    上記仕上焼鈍における740℃までを平均昇温速度100℃/s以上で急速加熱することによって、
    磁束密度B50を1.70T以上、かつ、鉄損W10/400を12W/kg以下とすることを特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方法。
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