JP2014173057A - ポリアミド樹脂組成物、およびそれよりなる成形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】メタリック感および耐傷つき性に優れるポリアミド樹脂組成物の提供。
【解決手段】脂肪族ポリアミド樹脂を除く熱可塑性樹脂(A−1)と脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)の合計100質量部に対し、層状珪酸塩(B)1〜10質量部、メタリック顔料(C)0.5〜5質量部を含有させたポリアミド樹脂組成物であって、前記(A−1)が有するガラス転移温度Tg1と、(A−2)が有するガラス転移温度Tg2の関係が、(Tg1−Tg2)≧28であり、かつTg2≧40℃であることを特徴とするポリアミド樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、メタリック感および耐傷付き性に優れたポリアミド樹脂組成物に関する。
自動車のエンジンカバーや家電製品などの内外装カバーは、ポリアミド樹脂などの熱可塑性樹脂にて形成されることが一般的である。このような樹脂成形品の外観には、鋼やアルミニウム合金のようなメタリックな色調が要求される場合がある。特に近年では、樹脂成形品の美観に対する要求が高まり、単にメタリックな色調を有するだけでなく、光沢感を有したうえで高輝感を抑えたメタリックな色調が要求されている。また、メタリックな色調も、銀灰色からやや白みがかった灰白色のものまで様々な種類の色調が要求されている。このような要求を満たすために、従来より、樹脂成形品の表面にアルミニウムなどの金属粉を含有する塗料を塗装する方法いわゆるメタリック塗装が行なわれていた。しかし、このメタリック塗装では、有機溶剤を使用するために、作業環境面で問題がある。また、生産性に劣りコストが高くなる。
上記の問題点を解消する方法として、ポリアミド樹脂などの熱可塑性樹脂に、アルミニウムなどの金属粉や、マイカ、ワラストナイト、ガラスなどの表面に金属を被覆した光沢性粒子を充填した樹脂組成物が提案されている。
例えば、特許文献1には、層状珪酸塩が分子レベルで均一に分散されたポリアミド樹脂に対し、メタリック色を発現する粒子を配合したポリアミド樹脂組成物が開示されている。特許文献2には、ポリアミド樹脂、金属フレークを含有するポリアミド樹脂組成物が開示されている。
国際公開第99/13006号パンフレット
特表2001−509524号
特許文献1、2に開示された樹脂組成物は、メタリック感を有し意匠性を向上することができたが、長期の使用において成形体表面に微細な傷が付き、メタリック感を損なうという問題があった。
本発明は、メタリック感および耐傷付き性に優れるポリアミド樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、このような課題を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達した。
すなわち本発明の要旨は下記の通りである。
(1)脂肪族ポリアミド樹脂を除く熱可塑性樹脂(A−1)と脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)の合計100質量部に対し、層状珪酸塩(B)1〜10質量部、メタリック顔料(C)0.5〜5質量部を含有させたポリアミド樹脂組成物であって、前記(A−1)が有するガラス転移温度Tg1と、(A−2)が有するガラス転移温度Tg2の関係が、(Tg1−Tg2)≧28℃であり、かつTg2≧37℃であることを特徴とするポリアミド樹脂組成物。
(2)層状珪酸塩(B)が脂肪族ポリアミド(A−2)に分散されたものである(1)のポリアミド樹脂組成物。
(3)層状珪酸塩(B)が分散された脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)が、該脂肪族ポリアミド樹脂を構成するモノマー成分に対し、層状珪酸塩(B)を分散し重合することにより得られるものである(2)のポリアミド樹脂組成物。
(4)熱可塑性樹脂(A−1)が芳香族ポリアミド樹脂、アクリロニトリル−スチレン樹脂、メタクリル酸メチル−スチレン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂のいずれかであることを特徴とする(1)〜(3)のポリアミド樹脂組成物。
(5)熱可塑性樹脂(A−1)と脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)の配合比率が(A−1)/(A−2)=10/90〜80/20(質量比)であることを特徴とする(1)〜(4)のポリアミド樹脂組成物。
(6)脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)が、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド11、ポリアミド12のいずれかであることを特徴とする(1)〜(5)のポリアミド樹脂組成物。
(7)層状珪酸塩(B)が、フッ素雲母、モンモリロナイト、ヘクトライトから選ばれる1種以上であることを特徴とする(1)〜(6)のポリアミド樹脂組成物。
(8)メタリック顔料(C)が、アルミ、鉄、またはそれらの酸化物、チタンコーティングされたマイカから選ばれる1種であることを特徴とする(1)〜(7)のポリアミド樹脂組成物。
(9)(1)〜(8)のポリアミド樹脂組成物を成形してなる成形体。
本発明によれば、メタリック感および耐傷付き性に優れるポリアミド樹脂組成物を提供することができる。
本発明で用いる脂肪族ポリアミド樹脂を除く熱可塑性樹脂(A−1)は、後述の脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)と2成分アロイを成し、得られるポリアミド樹脂組成物からなる成形体の外観を大きく損なうことなく表面硬度を上げ、耐傷つき性を向上させる効果がある。また、脂肪族ポリアミド樹脂を除く熱可塑性樹脂(A−1)が有するガラス転移温度Tg1と、脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)が有するガラス転移温度Tg2の関係が、(Tg1−Tg2)≧28℃であることを必要し、(Tg1−Tg2)≧40℃であることが好ましく、(Tg1−Tg2)≧50℃であることがより好ましく、(Tg1−Tg2)≧60℃であることがさらに好ましい。(Tg1−Tg2)≧28℃であることで、脂肪族ポリアミド樹脂を除く熱可塑性樹脂(A−1)と、脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)、層状珪酸塩(B)およびメタリック顔料(C)のそれぞれの分散性が向上し、得られる成形体のメタリック感、輝度が向上する。(Tg1−Tg2)が28℃未満であると、前記(A−1)成分による耐傷つき性向上の効果が十分に発現せず、また(A−1)成分、(A−2)成分、(B)成分および(C)成分相互の分散性が不足するばかりか、得られる成形体のメタリック感、輝度が劣る。
一方で、脂肪族ポリアミド樹脂を除く熱可塑性樹脂(A−1)が有するガラス転移温度Tg1、脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)が有するガラス転移温度Tg2はともに高い値である方が得られるポリアミド樹脂組成物の耐傷つき性が高まる傾向がある。具体的には、脂肪族ポリアミド樹脂を除く熱可塑性樹脂(A−1)が有するガラス転移温度Tg1は、90℃以上であることが好ましく、100℃以上であることがより好ましく、110℃以上であることがさらに好ましい。脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)が有するガラス転移温度Tg2は、37℃以上である必要があり、45℃以上であることが好ましく、50℃以上であることがより好ましい。
本発明で用いる脂肪族ポリアミド樹脂を除く熱可塑性樹脂(A−1)としては、例えば、芳香族ポリアミド樹脂(ガラス転移温度80〜170℃)、アクリロニトリル−スチレン樹脂(ガラス転移温度75〜110℃)、メタクリル酸メチル−スチレン樹脂(ガラス転移温度75〜110℃)等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂(ガラス転移温度80〜90℃)、ポリアクリロニトリル樹脂(ガラス転移温度70〜120℃)、ポリアリレート樹脂(ガラス転移温度170〜250℃)、ポリアクリル酸メチル樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂(ガラス転移温度70〜120℃)が挙げられる。中でもメタリック感と耐傷つき性を十分に維持できるものとして、芳香族ポリアミド樹脂、アクリロニトリル−スチレン樹脂、メタクリル酸メチル−スチレン樹脂等のスチレン系樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂が好ましい。
本発明で用いる脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)は、主鎖中に芳香族成分を含まない重合体であり、例えば、ポリアミド6(ガラス転移温度47℃)、ポリアミド46(ガラス転移温度78℃)、ポリアミド66(ガラス転移温度50℃)、ポリアミド610(ガラス転移温度50℃)、ポリアミド612(ガラス転移温度46℃)、ポリアミド11(ガラス転移温度37℃)、ポリアミド12(ガラス転移温度50℃)およびこれらのうち少なくとも2種類の異なったポリアミド成分を含むポリアミド共重合体、あるいは、これらの混合物などがあげられる。中でもポリアミド6、ポリアミド66が配合する層状珪酸塩(B)の分散性を向上させる観点から特に好ましい。
本発明においてメタリック感と耐傷つき性を効果的に向上できる熱可塑性樹脂(A−1)と脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)の最適な組み合わせは、アクリロニトリル−スチレン樹脂とポリアミド6、またはポリアクリロニトリル樹脂とポリアミド6である。
熱可塑静樹脂(A−1)と脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)の配合比率は質量比で(A−1)/(A−2)=10/90〜80/20であることが好ましく、さらに20/80〜70/30であることが好ましく、30/70〜60/40であることがさらに好ましい。(A−1)が80質量%を超えると、すなわち(A−2)が20質量%未満であると、得られる樹脂組成物の輝度が不十分となる場合がある。一方、(A−1)が10質量%を未満、すなわち(A−2)が90質量%を超えると、耐傷つき性の向上効果が不十分となる場合がある。
本発明で用いる層状珪酸塩(B)は、天然に産出するものでも人工的に合成あるいは変成されたものでもよく、例えばスメクタイト族(モンモリロナイト、バイデライト、ヘクトライト、ソーコナイト等)、バーミキュライト族(バーミキュライト等)、雲母族(フッ素雲母、白雲母、パラゴナイト、金雲母、レピドライト等)、脆雲母族(マーガライト、クリントナイト、アナンダイト等)、緑泥石族(ドンバサイト、スドーアイト、クッケアイト、クリノクロア、シャモナイト、ニマイト等)が挙げられるが、本発明においてはNa型あるいはLi型膨潤性フッ素雲母やモンモリロナイトが特に好適に用いられる。
本発明において好適に用いられる膨潤性フッ素雲母は一般的に次式で示される構造式を有するものである。
(MgLi)Si
(式中で、Mはイオン交換性のカチオンを表し、具体的にはナトリウムやリチウムが挙げられる。また、a、b、X、YおよびZはそれぞれ係数を表し、0≦a≦0.5、0≦£b≦£0.5、2.5≦X≦3、10≦Y≦11、1.0≦Z≦2.0、である)
このような膨潤性フッ素雲母の製造法としては、例えば、酸化珪素、酸化マグネシウムおよび各種フッ化物とを混合し、その混合物を電気炉あるいはガス炉中で1400〜1500℃の温度範囲で完全に溶融し、その冷却過程で反応容器内に膨潤性フッ素雲母の結晶成長させる溶融法が挙げられる。
一方、タルク〔MgSi10(OH)〕を出発物質として用い、これにアルカリ金属イオンをインターカレーションして膨潤性を付与し、膨潤性フッ素雲母を得る方法もある(特開平2-149415号公報)。この方法では、所定の配合比で混合したタル
クと珪フッ化アルカリを、磁性ルツボ内で700〜1200℃の温度下に短時間加熱処理することによって、膨潤性フッ素雲母を得ることができる。
この際、タルクと混合する珪フッ化アルカリの量は、混合物全体の10〜35質量%の範囲とすることが好ましい。この範囲を外れる場合には膨潤性フッ素雲母の生成収率が低下する傾向にある。
本発明に用いるモンモリロナイトは次式で表されるもので、天然に産出するものを水ひ処理等を用いて精製することにより得ることができる。
Si(Al−aMg)O10(OH)・nH
(式中で、Mはナトリウム等のカチオンを表し、0.25≦a≦0.6である。また層間のイオン交換性カチオンと結合している水分子の数はカチオン種や湿度等の条件によって様々に変わりうるので、式中ではnHOで表した)
またモンモリロナイトにはマグネシアンモンモリロナイト、鉄モンモリロナイト、鉄マグネシアンモンモリロナイト等の同型イオン置換体の存在が知られており、これらを用いてもよい。
層状珪酸塩(B)の配合量は、熱可塑性樹脂(A−1)と脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)の合計100質量部に対し、1〜10質量部であり、1.5〜6質量部であることが好ましく、2〜5質量部であることがより好ましい。1質量部未満では、耐傷つき製が不十分であったり、メタリック感が不足する。また10質量部を超えた場合もメタリック感が損なわれる。
本発明で用いるメタリック顔料(C)は、特に制限はなく、公知のものを用いることができる。メタリック顔料(C)としては、例えば、アルミニウム、鉄、ニッケル、クロム、スズ、亜鉛、インジウム、チタン、シリコン、または銅よりなる一群の金属の何れかもしくは複数、もしくはこれらの一群の金属を用いた合金、もしくはこれらの一群の金属またはその合金の酸化物、窒化物、硫化物、または炭化物の何れかからなる金属からなる金属粉顔料である。その他、チタンコーティングされたマイカも用いることができる。中でも、ポリアミド樹脂組成物の光沢度向上の効果が優れる点で、アルミニウム、鉄、またはそれらの酸化物、チタンコーティングされたマイカが好ましい。
メタリック顔料(C)の平均粒子径は、1〜60μmであることが好ましく、2〜50μmであることがより好ましく、3〜40μmであることがさらに好ましく、4〜30μmであることが特に好ましい。平均粒子径が1μm未満は、メタリック顔料(C)自体を得ることが難しく、また、そのようなメタリック顔料(C)を得たとしても、メタリック感が不十分となる。平均粒子径が60μmを超えると、ポリアミド樹脂組成物を得る際のハンドリングが難しくなり、原料であるメタリック顔料(C)が有する平均粒子径を維持しながら成形体を得ることが困難となる。また、平均粒子径を維持した成形体が得られたとしても、メタリック感は高まるが、ウェルドラインが際立つなど意匠性に劣る傾向が高まる。メタリック顔料(C)の平均粒子径は、レーザ回折・散乱式粒度分布測定装置、例えば、マイクロトラック2(日機装社製)により測定が可能である。
メタリック顔料(C)の平均厚みは1〜10μmであることが好ましく、1〜5μmであることがより好ましく、1〜3μmであることがさらに好ましい。平均厚みが1μm未
満であると、剛性に劣り溶融混合した際に、形状を保つことが難しくなる。したがって、ポリアミド樹脂組成物において、十分な輝度、クリア感を得ることが難しくなる。平均厚みが10μmを超えるとメタリック顔料(C)の分散性に劣り、メタリック顔料(C)が重なった場合に得られる成形体の表面平滑性が低下し、結果的に輝度、クリア感が劣ったものとなる。メタリック顔料(C)の平均厚みは、電子顕微鏡によるメタリック顔料50個測定の単純平均により算出することができる。
メタリック顔料(C)のアスペクト比は、2〜60であることが好ましく、2〜50であることがより好ましく、2〜30であることがさらに好ましい。アスペクト比が2未満であると、得られる成形体の輝度、クリア感は劣ったものとなる。アスペクト比が60を超えるものは工業的に得ることは難しく、また得られたとしても分散安定性が劣り、得られる成形体の表面平滑性が損なわれたものとなる。メタリック顔料(C)のアスペクト比は、前記平均粒径の値を前記平均厚み値で除することにより求めることができる。
メタリック顔料(C)の配合量は、熱可塑性樹脂(A−1)と脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)の合計100質量部に対し、0.5〜5質量部である。0.5質量部未満では、優れた輝度、クリア感を得ることはできない。5質量部を超えると、配合量に応じた輝度、クリア感が発現しない。
本発明において、特定量の層状珪酸塩(B)と、特定量のメタリック顔料(C)を併用して用いることは重要である。得られる成形体としてメタリック感を向上させるためには、メタリック顔料(C)を用いることは必須の要件であるが、メタリック顔料(C)に対し、層状珪酸塩(B)を併用することは、メタリック顔料(C)の分散性を向上させるという効果が高まる。分散性が向上することによって、成形体表面にクリア層があるように見え、メタリック顔料が立体的に見えることでメタリック感が顕著に向上する。なお、本発明において、メタリック感とは、輝度、クリア感が十分に向上した状態を言う。
本発明のポリアミド樹脂組成物の製造方法を説明する。本発明において、ポリアミド樹脂組成物の製造方法としては、脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)を構成するモノマー成分に対し層状珪酸塩(B)を分散し樹脂組成物を得た後、熱可塑性樹脂(A−1)、メタリック顔料(C)を溶融混合する方法や、熱可塑性樹脂(A−1)および脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)に対し、層状珪酸塩(B)、メタリック顔料(C)を一括または2回に分けて別々に溶融混練する方法が挙げられるが、得られる成形体が有するメタリック感を一層高めるためには、前者の方法がより好ましい。メタリック顔料(C)の混練による破砕あるいは折損を極力抑制するためには、押出機のスクリューは二軸のものよりも単軸のものが好ましい。メタリック顔料(C)は、他の原料とともに主ホッパーより投入して混合することもできるが、破砕あるいは折損を極力抑制するためメタリック顔料(C)のみを押出機途中よりサイドフィーダーにて供給することもできる。この時、なるべく押出機下流にて(C)を供給することが好ましい。他の原料とメタリック顔料(C)の混合は、その後の射出成形加工において、作業に支障がでない範囲であればよい。また、他の原料とメタリック顔料(C)をドライブレンドした後、直接射出成形機に供給し、射出成形を行うこともできる。メタリック顔料(C)は外部応力に対し脆いものであり、溶融混練時のスクリュー剪断応力を極力与えない状態であることが、得られるポリアミド樹脂組成物の輝度を向上させる上で重要である。
メタリック顔料(C)を他の原料とドライブレンドした後射出成形を行う方法としては、半芳香族ポリアミド樹脂(A−1)で構成される微粉末に対しメタリック顔料(C)を公知の添着剤を用いて、添着することにより、ハンドリング性の向上、得られるポリアミド樹脂組成物中でのメタリック顔料(C)の分散を向上することができる。用いることのできる添着剤としては、例えば、流動パラフィン、各種ワックス類を用いることができる。
層状珪酸塩(B)は脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)中に分散されていることが好ましい。分散させる方法は特に限定されないが、あらかじめ膨潤させ層間を拡げた層状珪酸塩(B)をポリアミドモノマーと混合し重合する方法、または、あらかじめ層間処理剤で処理された有機処理層状珪酸塩(B)を溶融混練によって配合する方法から選ばれるが、その他、層状珪酸塩(B)を脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)に均一に分散できる配合方法であれば、上記以外の方法を選ぶこともできる。
あらかじめ膨潤させ層間を拡げた層状珪酸塩(B)をポリアミドモノマーと混合し重合する方法としては、適宜選択した層状珪酸塩(B)の存在下、所定量のモノマーをオートクレーブに仕込んだ後、水等の開始剤を用い、温度240〜300℃、圧力0.2〜3MPa、1〜15時間の範囲内で溶融重縮合法によればよい。ナイロン6を樹脂マトリックスとする場合には、温度250〜280℃、圧力0.5〜2MPa、3〜5時間の範囲で重合することが好ましい。
また、重合後のポリアミド樹脂に残留しているポリアミドのモノマーを除去するために、該ポリアミド樹脂のペレットに対して熱水による精練を行うことが好ましい。この場合、好ましくは90〜100℃の熱水中で8時間以上の処理を行えばよい。
あらかじめ層間処理剤で処理された有機処理層状珪酸塩(B)を溶融混練によって配合する方法としては、単軸混練機または二軸混練機を用い、ポリアミド樹脂の融点以上に加温して、ポリアミド樹脂と有機処理層状珪酸塩(B)を溶融混練することで得られる。その際、有機処理層状珪酸塩(B)は、混練時の分散を良くするために、四級アンモニウム塩等の層間処理剤で層間処理されていることが好ましく、脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)との密着を阻害しないものであれば、適宜用いることができる。
本発明のポリアミド樹脂組成物には、その特性を大きく損なわない限りにおいて、顔料、熱安定剤、酸化防止剤、耐候剤、可塑剤、滑剤、離型剤、帯電防止剤等を添加することができる。熱安定剤や酸化防止剤としては、例えば、ヒンダードフェノール類、ヒンダードアミン、イオウ化合物、銅化合物、アルカリ金属のハロゲン化物などが例示される。なお、本発明の樹脂組成物にこれらを混合する方法は特に限定されない。また特に難燃性を補助するために、縮合リン酸エステル、ポリリン酸、窒素化合物系難燃剤などを添加してもよい。
本発明のポリアミド樹脂組成物は、射出成形、ブロー成形、押出成形、インフレーション成形、およびシート加工後の真空成形、圧空成形、真空圧空成形等の成形方法により、各種成形体とすることができる。中でも、射出成形法を用いることが好ましく、一般的な射出成形法のほか、ガス射出成形、射出プレス成形等も採用できる。本発明のポリアミド樹脂組成物に適した射出成形条件の一例を挙げれば、シリンダ温度を樹脂組成物の融点または流動開始温度以上、好ましくは250〜330℃とし、また、金型温度は樹脂組成物の(融点−20℃)以下とするのが適当である。成形温度が低すぎると成形品にショートが発生するなど成形性が不安定になったり、得られる成形体の輝度が失われることがある。逆に、成形温度が高すぎるとポリアミド樹脂組成物が分解し、得られる成形体の耐傷付き性が低下したり、輝度を低下させる要因となる場合がある。
本発明のポリアミド樹脂組成物より得られる成形体は、特に射出成形法により得られた成形体の輝度を高めることができる。また、射出成形時の各種条件をバランス良く整えることで、さらに、メタリック感の向上が可能である。その際、樹脂温度、射出速度、射出圧、金型温度を適宜設定することでメタリック感の調整が可能である。なお、樹脂温度、射出速度、射出圧は、溶融したポリアミド樹脂組成物の金型内での流動性、さらには、ポリアミド樹脂組成物中での層状珪酸塩(B)、メタリック顔料(C)の分散性に影響を与えるため、慎重に条件を設定する必要がある。条件の1例として、射出速度を高速とした場合には、メタリック顔料(C)の配向が乱れてしまい、輝度が低下する傾向があるため、射出速度は低速から中速とした方がよい。
前記成形体は、長期の使用条件下における耐傷付き性が著しく向上する。従来のメタリック成形体は、メタリック顔料(C)配合によるメタリック感の向上効果は十分であるが、長期の使用において、成形体表面の擦れ等により傷付き、またそれにともなうクリア感の低減が少なからず発生する。本発明で得られる成形体はそのような場合であっても、傷付きを効果的に抑制することができる。なお、傷付き防止の効果を確認するためには、例えば、学振型摩耗試験や鉛筆硬度試験等で評価が可能である。
本発明のポリアミド樹脂組成物を用いた成形体の具体例としては、各種自動車部品、電気、電子部品が挙げられる。特に樹脂部品として、金属光沢等、外観に優れるため、自動車部品としては、インストルメントパネルでのスピードメーター、タコメーター、燃料計、水温計、距離計等の各種計器類、カーステレオ、ナビゲーションシステム、エアコン周りの各種スイッチ、ボタン、センターコンソールでのシフトレバー、サイドブレーキの握り部、ドアトリム、アームレスト、ドアレバー等、特に自動車内装部品で、意匠性を高めるための金属または従来の樹脂製部品の置換え材としての使用が可能である。電気、電子部品としては、パソコン周辺の各種部品および筐体、携帯電話部品および筐体、その他OA機器部品等の電化製品用樹脂部品で使用が可能である。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
1.評価方法
(1)ガラス転移温度
ポリアミド樹脂組成物を10mg秤量し、入力補償型示差走査熱量測定装置(パーキンエルマー社製、Diamond DSC、検出範囲:−50℃〜200℃)を用いて、昇温速度10℃/分の条件で測定をおこない、得られた昇温曲線中の、低温側ベースラインを高温側に延長した直線と、ガラス転移の階段状変化部分の曲線の勾配が最大となるような点で引いた接線との交点の温度を求め、ガラス転移温度とした。
(2)メタリック感
照度1000Lxである蛍光灯下で様々な角度から板状成形体を観察し、肉眼にてクリア感を官能評価した。
4:板状成形体表面がクリアで、メタリック顔料が立体的に見える。
3:板状成形体表面がクリアで、メタリック顔料がやや立体的に見える。
2:板状成形体表面にクリア感はあるが、メタリック顔料の立体感が不十分。
1:板状成形体表面にクリア感がない。
(3)耐傷つき性
学振型摩耗試験機(YASUDA社製)を用いて、縦130mm×横130mm×厚さ2mmの板状成形体に対し、綿布(かなきん3号)を垂直過重700gfの条件で接触させ往復200回擦った。光沢度計(日本電色社製グロスメーターVG7000)を用い、摩耗試験前後の試験面の光沢度を測定し、下記式により光沢残存率を算出した。
光沢残存率=(試験後光沢度/試験前光沢度)×100
光沢残存率は50%以上であることが実用上好ましい。
2.原料
(1)半芳香族ポリアミドモノマー
・テレフタル酸
・1,10−デカンジアミン
(2)脂肪族ポリアミドモノマー
・ε−カプロラクタム
(3)熱可塑性樹脂
・(A−1−1):アクリロニトリル−スチレン樹脂(ダイセルポリマー社製「セビアンN 020」)
・(A−1−2):アクリロニトリル−スチレン樹脂 (旭化成社製「スライタックAS767」
・(A−1−3):メタクリル酸メチル−スチレン樹脂(ダイセルポリマー社製「セビアンMAS10」)
・(A−1−4):ポリアクリロニトリル樹脂(三井化学社製「バレックス#3000」)
・(A−1−5):ポリエチレンテレフタレート樹脂 (ユニチカ社製「NEH−2070」)
(4)脂肪族ポリアミド
・(A−2−1):ポリアミド6樹脂 (ユニチカ社製「A1030BRL」)
・(A−2−2):ポリアミド66樹脂 (ユニチカ社製「E2000」)
・(A−2−3):ポリアミド11樹脂 (アルケマ社製「BMN O」)
(5)層状珪酸塩
・(B−1):膨潤性フッ素雲母 (コープケミカル社製「ME−100」)
・(B−2):モンモリロナイト (クニミネ工業社製「クニピアF」)
・(B−3):ヘクトライト (Elementis Specialities社製「BentoneHC」)
・(B−4):有機処理フッ素雲母(コープケミカル社製「MEE」、層間物質ドデシルジヘキシルメチルアンモニウム)
(6)メタリック顔料
・(C−1):アルミ粉末マスターバッチ(東洋アルミニウム社製「NME U20TZ」)ポリエチレンに対しアルミ粉末を70質量%練り込んだもの。含有するアルミ粉末;平均粒径20μm
・(C−2):パール顔料(メルクジャパン社製「イリオジン#100」)平均粒径20μmのマイカ表面にチタンを0.3μmコーティングしたもの。
製造例1
1,10−デカンジアミン(5050質量部)、平均粒径80μmの粉末状テレフタル酸(4870質量部)、末端封鎖剤として安息香酸(72質量部)、重合触媒として次亜リン酸ナトリウム一水和物(6質量部)をオートクレーブに入れ、100℃に加熱後、ダブルヘリカル型の攪拌翼を用いて回転数28rpmで撹拌を開始し、1時間加熱した。原料モノマーのモル比は、1,10−デカンジアミン:テレフタル酸=50:50であった。この混合物を、回転数を28rpmに保ったまま230℃に昇温し、その後230℃で3時間加熱した。塩と低重合体の生成反応と破砕を同時に行った。反応により生じた水蒸気を放圧後、得られた反応物を取り出した。
得られた反応物を、乾燥機中、常圧窒素気流下、230℃で5時間加熱して重合し、半芳香族ポリアミド樹脂(P−1)を得た。
製造例2
ε−カプロラクタム100質量部に対して、亜リン酸0.2質量部、層状珪酸塩(B−1)5質量部、水5質量部を配合して、80℃で1時間攪拌した後、260℃、0.7MPa下で1時間攪拌し、次いで260℃、常圧で1時間攪拌し、重合を行ない、層状珪酸塩含有脂肪族ポリアミド樹脂(P−2)を得た。得られた層状珪酸塩含有脂肪族ポリアミド樹脂(P−2)の灰分は5.2質量%であった。その結果を表2に示す。
製造例3、4
表2記載の配合とする以外は製造例2と同様にして、層状珪酸塩含有脂肪族ポリアミドポリアミド樹脂(P−3)および(P−4)を得た。
実施例1
熱可塑性樹脂(A−1−1)80質量部、層状珪酸塩含有脂肪族ポリアミド樹脂(P−2)21質量部、メタリック顔料(C−1)1質量部をドライブレンドし、射出成形機(東芝機械社製EC−100II型)にて、縦130mm×横130mm×厚さ2mmの板状成形体を成形した。射出成形の条件は、樹脂温度250℃、金型温度100℃、保圧30MPa、射出速度100mm/s、射出圧力100MPa、冷却時間10秒とした。得られた板状成形体にて、メタリック感、耐傷つき性の評価を行った。また、板状成形体より切り出したポリアミド樹脂組成物のガラス転移温度を測定した。その結果を表2に示す。
実施例2〜8、11、12、比較例1、3〜5
表2の配合に従う以外は、実施例1と同様にして射出成形を行い、得られた板状成形体にて、メタリック感、耐傷つき性の評価を行った。その結果を表2に示す。
実施例9
脂肪族ポリアミド樹脂(A−2−1)50質量部と層状珪酸塩(B−4)4質量部をブレンドし、クボタ製ロスインウェイト式連続定量供給装置CE−W−1を用いて計量し、スクリュー径37mm、L/D40の同方向二軸押出機(東芝機械社製TEM37BS)の主供給口に供給し溶融混練を行った。溶融樹脂をダイスからストランド状に引き取った後、水槽に通して冷却固化し、それをペレタイザーでカッティングして層状珪酸塩含有脂肪族ポリアミド樹脂ペレットを得た。混練条件は、バレル温度設定240℃〜280℃、スクリュー回転数250rpm、吐出量20kg/hとした。
得られた層状珪酸塩含有脂肪族ポリアミド樹脂と、さらに熱可塑性樹脂(A−1−1)50質量部およびメタリック顔料(C−1)1質量部を加えドライブレンドした後、射出成形を行い、得られた板状成形体にて、メタリック感、耐傷つき性の評価を行った。その結果を表2に示す。
実施例10、13、比較例2
表2の配合に従う以外は、実施例9と同様にして溶融混練、射出成形を行い、得られた板状成形体にて、メタリック感、耐傷つき性の評価を行った。その結果を表2に示す。
実施例1〜13では、本発明の配合に従ったため、メタリック感および耐傷つき性に優れたポリアミド樹脂組成物を得ることができた。
比較例1は熱可塑性樹脂を用いなかったため、メタリック感が不十分であった。
比較例2は脂肪族ポリアミド樹脂を用いなかったため、メタリック感が不十分であった。
比較例3は層状珪酸塩を用いなかったため、メタリック感が不十分であり、さらに耐傷つき性も低下した。
比較例4はメタリック顔料を用いなかったため、メタリック感を全く有さなかった。
比較例5は(Tg1−Tg2)が28℃未満であったため、メタリック感、耐傷つき性が劣った。

Claims (9)

  1. 脂肪族ポリアミド樹脂を除く熱可塑性樹脂(A−1)と脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)の合計100質量部に対し、層状珪酸塩(B)1〜10質量部、メタリック顔料(C)0.5〜5質量部を含有させたポリアミド樹脂組成物であって、前記(A−1)が有するガラス転移温度Tg1と、(A−2)が有するガラス転移温度Tg2の関係が、(Tg1−Tg2)≧28℃であり、かつTg2≧37℃であることを特徴とするポリアミド樹脂組成物。
  2. 層状珪酸塩(B)が脂肪族ポリアミド(A−2)に分散されたものである請求項1記載のポリアミド樹脂組成物。
  3. 層状珪酸塩(B)が分散された脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)が、該脂肪族ポリアミド樹脂を構成するモノマー成分に対し、層状珪酸塩(B)を分散し重合することにより得られるものである請求項2記載のポリアミド樹脂組成物。
  4. 熱可塑性樹脂(A−1)が芳香族ポリアミド樹脂、アクリロニトリル−スチレン樹脂、メタクリル酸メチル−スチレン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂のいずれかであることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のポリアミド樹脂組成物。
  5. 熱可塑性樹脂(A−1)と脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)の配合比率が(A−1)/(A−2)=10/90〜80/20(質量比)であることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のポリアミド樹脂組成物。
  6. 脂肪族ポリアミド樹脂(A−2)が、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド11、ポリアミド12のいずれかであることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載のポリアミド樹脂組成物。
  7. 層状珪酸塩(B)が、フッ素雲母、モンモリロナイト、ヘクトライトから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載のポリアミド樹脂組成物。
  8. メタリック顔料(C)が、アルミ、鉄、またはそれらの酸化物、チタンコーティングされたマイカから選ばれる1種であることを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載のポリアミド樹脂組成物。
  9. 請求項1〜8いずれかに記載のポリアミド樹脂組成物を成形してなる成形体。







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