JP2014172144A - つかみ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を大型化、重量化することなく、重い対象物を把持することを可能とすること。
【解決手段】弾性体からなる弾性膜体12に基体20が挿通され、基体20に弾性膜体12の両端がそれぞれ全周に亘って固定されて弾性膜体12の内側が密閉されており、基体20の軸方向一端部20Bに給排気口26が形成され、基体20に、給排気口26と弾性膜体12の内側とを連通する吸排気用の通路24が形成されており、吸排気用の通路24を通って弾性膜体12の内側にエアが流入することで弾性膜体12が膨張するつかみ装置10において、弾性膜体12における少なくとも対象物14を把持する当接面12Cに滑り防止手段50が設けられており、対象物14をつかんだ際に対象物14が滑り難くなっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、部品などの対象物を把持するためのつかみ装置に関する。
部品などの対象物を把持するためのつかみ装置としては、例えば、特許文献1に記載のつかみ装置が知られていている。特許文献1に記載のつかみ装置では、弾性膜体の内側に基体が挿通されており、基体の外周面に弾性膜体の両端がそれぞれ全周に亘って固定されている。また、基体には給排気口と、給排気口と弾性膜体の内側とを連通する第1空気通路が形成されており、第1空気通路を通って弾性膜体の内側にエアを流入することで、弾性膜体が膨張し対象物に当設し、対象物を把持するようになっている。
特開2011−115880号公報
ところで、特許文献1に記載のつかみ装置では、弾性膜体における対象物を把持する当接面が滑らかになっている。このため、対象物を把持する際に対象物が滑り易く、重い対象物をつかみ難い。一方、重い対象物を把持するためには、弾性膜体の大型化等によって対象物を把持する力を大きくする必要があり、装置の大型化、重量化に繋がる。
本発明は、装置を大型化、重量化することなく、重い対象物を把持可能とすることができるつかみ装置を提供することを課題とする。
本発明の請求項1に記載のつかみ装置は、吸排気用の通路が形成された基体と、前記基体の外側または内側に配設され、前記基体との間に密閉空間を形成し、前記密閉空間への流体の供給により膨張して対象物を把持する弾性膜体と、前記弾性膜体における少なくとも前記対象物を把持する当接面に設けられた滑り防止手段と、を有する。
請求項1に記載のつかみ装置では、弾性膜体の径方向内側または径方向外側に対象物を配置した状態で、吸排気用の通路を通じて流体を密閉空間に供給することで弾性膜体が膨張(弾性変形)して対象物を把持する。そして、膨張した弾性膜体の密閉空間から吸排気用の通路を通じて流体を排出することで弾性膜体が収縮(復元)して対象物を放す。
ここで、請求項1に記載の本発明では、弾性膜体における少なくとも対象物を把持する当接面に滑り防止手段が設けられており、滑り防止手段が設けられていない場合に比べて摩擦係数が大きくなっている。このため、対象物をつかんだ際に、対象物が滑り難い。この結果、滑り防止手段が設けられていない場合に比べて重い対象物を把持することが可能になる。また、弾性膜体における少なくとも対象物を把持する当接面に滑り防止手段を設ける構成のため、装置が大型化、重量化することもない。
請求項2記載の本発明は請求項1に記載のつかみ装置において、前記滑り防止手段は前記当接面に形成された凹凸部である。
請求項2に記載の本発明では、滑り防止手段を当接面に形成された凹凸部としているため、簡単な構成で、装置を大型化、重量化することなく、重い対象物を把持することが可能になる。
請求項3記載の本発明は請求項2に記載のつかみ装置において、前記凹凸部は、前記弾性膜体を製造する金型に形成された凹凸で形成される。
請求項3に記載の本発明では、凹凸部が弾性膜体を製造する金型に形成された凹凸で形成されるため、製造が容易である。
請求項4記載の本発明は請求項2に記載のつかみ装置において、前記凹凸部は、前記弾性膜体を製造した後の後加工で形成される。
請求項4に記載の本発明では、凹凸部が弾性膜体を製造した後の後加工で形成されるため、凹凸部の摩擦係数(粗さ)を容易に調整することができる。
請求項5記載の本発明は請求項1〜4の何れか1項に記載のつかみ装置において、前記弾性膜体は、軸方向の一端部が内側へ折り返されており、両端部が前記基体へ固定され、中間部が膨張し前記対象物に当接する筒状ゴムである。
請求項5に記載の本発明では、筒状ゴムである弾性膜体は、軸方向の一端部が内側へ折り返されており、両端部が基体へ固定されている。そして、中間部が膨張して対象物に当接する。このため、弾性膜体における中間部に滑り防止手段を設ければよいため、製造が容易である。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明のつかみ装置は、装置を大型化、重量化することなく、重い対象物を把持することが可能になる。
請求項2に記載のつかみ装置は、構成が簡単である。
請求項3に記載のつかみ装置は、製造が容易である。
請求項4に記載のつかみ装置は、凹凸部の摩擦係数を容易に調整することができる。
請求項5に記載のつかみ装置は、製造が容易である。
本発明の一実施形態を説明するためのつかみ装置を示す一部を断面図とした側面図である。 図1の2−2断面線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態を説明するためのつかみ装置の使用状況を示す一部を断面図とした側面図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
なお、図1に示す一点鎖線10Aは、つかみ装置10の中心軸線を示しており、以下、単に「軸線10A」と記す。また、本実施形態では、軸線10Aに沿った方向を「軸方向」とし、軸線10Aに直交する方向を「径方向」とし、軸線10A周りの方向を「周方向」とする。また、図1における軸方向上側が本発明における「軸方向一方側」に相当し、以下「基端側」と記す。また、その反対側(図1における軸方向下側)が本発明における「軸方向他方側」に相当し、以下「先端側」と記す。
図1に示すように、つかみ装置10は、後述する弾性膜体12の内側にエアを流入させることで当該弾性膜体12を膨張させて対象物14(図3に示す)を内側から把持する構成となっている。このつかみ装置10の概略構成としては、柱状の基体20と、その基体20の外周に周設された弾性膜体12と、基体20に外装された筒状のアダプター22と、を備えている。
基体20は、例えばステンレスやアルミ等の金属からなる略円柱形状の硬質な部材であり、軸線10Aを中心軸線にして軸方向に沿って配設されている。この基体20の先端部20Aは弾性膜体12の内側に挿通されており、基体20の基端部20Bは弾性膜体12の基端側に突出されている。この基体20の基端部20Bには、後述する第1空気通路24にエアを流出入させるための給排気口26が形成されている。この給排気口26は、給排気管28のコネクタ部28Aが接続可能な接続部を兼ねた孔であり、基体20の基端面の中心部に配設されている。具体的には、給排気口26は、コネクタ部28Aが螺合される雌ネジ状の孔であり、基体20の基端面から軸方向先端側に向かって延在されている。
また、基体20には、上記した給排気口26から基体20の先端部20Aの外周面まで延在して弾性膜体12の内側に向けて開口した吸排気用の通路としての第1空気通路24が形成されている。この第1空気通路24は、弾性膜体12の内側にエアを供給したり弾性膜体12内のエアを排出したりするための給排気路であり、その概略構成としては、給排気口26から軸方向先端側に向かって基体20の先端面の手前まで延在する主路24Aと、その主路24Aの先端側の端部から径方向外側に向かって基体20の先端部20Aの外周面まで延在する複数(2本)の分岐路24B、24Bと、を備えている。
上記した主路24Aは、軸線10Aを中心軸線にして軸方向に沿って延在する丸孔であり、その上端は、給排気口26に連通されている。また、上記した分岐路24Bは、径方向に沿って延在する丸孔であり、その一端が主路24Aに連通され、その他端が基体20の外周面において弾性膜体12の内側に向けて開口されている。また、複数の分岐路24B、24Bは、軸線10Aに対して対称に配設されている。すなわち、2本の分岐路24B、24Bは、図2に示すように、直線状に配置されており、2本の分岐路24B、24Bと主路24Aとが逆T字状に配設されている。
また、図1、図2に示すように、基体20には、基体20の基端部20Bから先端部20Aまで延在して弾性膜体12の先端側に向けて開口した複数(6本)の第2空気通路34が形成されている。この第2空気通路34は、弾性膜体12の先方側にリークテスト用のエアを供給するための給気路であり、複数の第2空気通路34は、第1空気通路24を避けて主路24Aの周りに配設されている。第2空気通路34の概略構成としては、基体20の基端部20Bの外周面から径方向内側に向かって主路24Aの手前まで延在する横孔34Aと、横孔34Aの端部から軸方向に沿って基体20の先端面まで延在する縦孔32Bと、を備えている。
横孔34Aは、径方向に沿って延在する丸孔であり、その一端が基体20の基端部20Bの外周面において開口されて後述するアダプター22の連通路36の内側に連通されている。縦孔32Bは、軸方向に沿って延在する丸孔であり、その上端が横孔34Aの他端に連通され、下端が基体20の先端面において外部に向けて開口されている。
また、複数の第2空気通路34は、図2に示すように、平面視において主路24Aや分岐路24Bと重ならない位置に配設されていると共に、主路24Aの周りに周方向に均等に配設されている。詳しく説明すると、複数の第2空気通路34は、平面視において第1空気通路24の分岐路24B、24Bを挟んで両側にそれぞれ複数本ずつ対称に配設されており、隣り合う第2空気通路34同士は等間隔に配置されている。
また、図1に示すように、基体20の先端部20Aには、図示せぬガイドコーンを取り付けるためのガイド取付部38が形成されている。このガイド取付部38は、図示せぬガイドコーンの雄ねじ状の取付部が螺着される雌ねじ孔であり、基体20の先端面の中央部分に形成されている。なお、このガイド取付部38は、上記した主路24Aの先方側に主路24Aと離間して形成されている。
弾性膜体12は、弾性変形可能な円筒形状の弾性体(チューブ)であり、例えばナイロン糸などで補強された糸入りゴムからなる。この弾性膜体12は、基体20の先端部20Aの外周に外装されている。そして、弾性膜体12の基端部12A(軸方向一端部)の外側には加締リング40が周設されており、この加締リング40が径方向内側に加締められることで、弾性膜体12の基端部12Aが基体20の外周面に全周に亘って固定されて基体20の外周面に気密に接合されている。また、弾性膜体12の先端部12B(軸方向他端部)は、弾性膜体12の内側に折り返されている。そして、その弾性膜体12の先端部12Bの外側には、弾性膜体12の内側に配置された加締リング42が周設されており、この加締リング42が径方向内側に加締められることで、弾性膜体12の先端部12Bが基体20の外周面に全周に亘って固定されて基体20の外周面に気密に接合されている。このように弾性膜体12の両端部12A、12Bが基体20の外周面に対してそれぞれ気密に接合されていることで、弾性膜体12の内側が密閉される。なお、上記した弾性膜体12の基端部12Aと先端部12Bとの間の部分に、上記した第1空気通路24の分岐路24Bの開口端が形成されている。
図3に矢印で示すように、弾性膜体12の内側に弾性膜体膨張用のエアを供給すると、エアは、主路24Aを先端側に向かって流通し、2本の分岐路24B、24Bにそれぞれ分流し、各分岐路24B、24Bの端部から弾性膜体12の内側に流入するようになっている。これにより、弾性膜体12がドーナツ状に膨張し、弾性膜体12の外周面における当接面12Cが対象物14の内周面に密接し、対象物14が内側から把持されるようになっている。
このとき、弾性膜体12における対象物14の内周面に密接する当接面12Cには滑り防止手段の一例としての凹凸部50が形成されている。この凹凸部50は弾性膜体12の収縮状態(図1に示す状態)で、軸線10Aに対して軸方向に沿って幅W1で形成されている。また、この凹凸部50は、一例として平面状の凹部52に複数の角錐形状の凸部54が突出形成されている。また、凸部54は、軸線10Aに対して収縮状態で所定角度θ1、一例として±θ1=±45度傾斜して形成されている。なお、角度θ1は0度、90度等の他の角度でもよい。
また、凹部52と凹部52(凸部54と凸部54)との間隔は全て等しくなっており、使用要件に応じて設定されている(一例として1mm)。また、凹部52に対する凸部54の高さは全て等しくなっており、使用要件に応じて設定されている(一例として1mm)。
なお、凹部52の形状はV溝等の他の形状としてもよい。また、凸部54の形状は円錐、半球等の他の凸形状としてもよい。さらに、凹部52と凹部52(凸部54と凸部54)との間隔は、全て等しくする必要はなく、膨張時の形状を考慮して異なる間隔としてもよい。
従って、弾性膜体12における対象物14を把持する当接面12Cは、凹凸部50が形成されていない部位に比べて摩擦係数が大きくなっている。このため、対象物14をつかんだ際に、対象物14が滑り難い。この結果、対象物14を把持する当接面12Cに凹凸部50が形成されていない場合に比べて重い対象物14を把持することが可能になる。
なお、筒状の弾性膜体12を製造する際に使用する筒状の金型は、その内側面にブラスト加工、シボ加工、切削加工等によって凹凸が形成されており、この金型で筒状の弾性膜体12を成形することで、筒状の弾性膜体12における対象物14を把持する当接面12Cに凹凸部50が形成されるようになっている。
アダプター22は、例えば金属等からなる円筒形状の部材であり、基体20の基端部20Bの外周に装着されている。このアダプター22の内周面には、周方向に延在する連通路36が形成されている。この連通路36は、アダプター22の内周面全周に亘って形成された凹溝であり、上記した第2空気通路34の横孔34Aの開口端に対応する軸方向位置に配設されており、複数の第2空気通路34にそれぞれ連通されている。また、アダプター22の内周面には、周方向に沿って延在する円環状のOリング44が装着されている。このOリング44は、アダプター22の内周面と基体20の基端部20Bの外周面との間をシールする部材であり、例えばゴムや合成樹脂などの弾性体からなる。また、Oリング44は、連通路36の基端側(上側)及び先端側(下側)にそれぞれ配設されている。つまり、軸方向に間隔をあけて配設された一対のOリング44、44の間に上記した連通路36が形成されている。
また、アダプター22には、上記した連通路36に連通する給気口46が形成されている。この給気口46は、図3に矢印で示すようにリークテスト用のエアを上記した第2空気通路34に流入させるための流入口であり、上記した連通路36を介して第2空気通路34に連通されている。また、この給気口46は、給気管30のコネクタ部30Aが接続可能な接続部を兼ねた孔である。詳しく説明すると、給気口46は、コネクタ部30Aが螺合される雌ネジ状の孔であり、アダプター22の外周面から径方向に沿って連通路36まで延在されている。
(作用効果)
次に、上記したつかみ装置10の作用と効果について説明する。
(対象物の把持)
つかみ装置10を用いて対象物14を把持する際には、まず、図1に示すように、給排気口26に給排気管28のコネクタ部28Aを螺着させ、つかみ装置10に給排気管28を接続しておく。その後、図3に示す対象物14の内側に当該つかみ装置10を挿入する。このとき、弾性膜体12の内側にエアを供給せず、弾性膜体12を萎んだ収縮状態にしておく。
続いて、図3に矢印で示すように、弾性膜体12の内側に弾性膜体膨張用のエアを供給する。詳しく説明すると、給排気管28から給排気口26を介して第1空気通路24にエアを供給する。このエアは、主路24Aを先端側に向かって流通し、2本の分岐路24B、24Bにそれぞれ分流し、各分岐路24B、24Bの端部から弾性膜体12の内側に流入する。これにより、弾性膜体12がドーナツ状に膨張し、弾性膜体12の外周面が対象物14の内周面に密接し、対象物14が内側から把持される。
このとき、弾性膜体12における対象物14を把持する当接面12Cは、凹凸部50が形成されていない部位に比べて摩擦係数が大きくなっている。このため、対象物14をつかんだ際に、対象物14が滑り難い。この結果、対象物14を把持する当接面12Cに凹凸部50が形成されていない場合に比べて重い対象物14を把持することが可能になる。また、弾性膜体12における対象物14を把持する当接面12Cに凹凸部50を形成する構成のため、装置が大型化、重量化することもない。この結果、このつかみ装置10が取り付けられる組立ロボット等の装置に加わる負荷が少なくなり、組立ロボット等の装置の寿命が延びたり、小型化が可能になる。
また、本実施形態では、滑り防止手段としての凹凸部50を弾性膜体12の当接面12Cに形成しているため、簡単な構成で、つかみ装置10を大型化、重量化することなく、重い対象物を把持することが可能になる。
また、本実施形態では、凹凸部50が弾性膜体12を製造する金型の内側面に形成された凹凸で形成されるため製造が容易である。さらに、弾性膜体12における中間部に凹凸部50を設ける構成のためこの点においても製造が容易である。なお、金型表面に形成する凹凸(シボ加工)はサンドペーパーの粒度で表現すると500〜800番程度の粗さが適している。
一方、対象物14を把持したつかみ装置10を対象物14から離す際には、給排気管28で第1空気通路24内のエアを吸引する。これにより、弾性膜体12内のエアが第1空気通路24内に流入して弾性膜体12内のエアが排出され、弾性膜体12が萎んで収縮し、弾性膜体12の当接面12Cが対象物14の内周面から離間し、つかみ装置10が対象物14から外れる。
(その他の実施形態)
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、弾性膜体12を製造する金型の内側面に形成された凹凸で凹凸部50を形成したが、これに代えて、弾性膜体12を製造した後の後加工で、当接面12Cに、ヤスリをかけることで凹凸部50を形成してもよい。このように、凹凸部50を後加工で形成する場合には、凹凸部の粗さ、言い換えれば、摩擦係数を容易に調整することができる。なお、金属製ヤスリを使用する場合、目の粗さは細目、もしくは油目が適している。
また、上記実施形態では、凹凸部50を弾性膜体12の収縮状態で、軸線10Aに対し軸方向に沿って幅W1で形成したが、凹凸部50は少なくとも対象物14を把持する当接面に形成されていればよい。一方、凹凸部50を弾性膜体12の全域に形成してもよい。
また、上記実施形態では、凹凸部50を滑り防止手段の一具体例として説明したが、滑り防止手段は、必ずしも凹凸部50である必要はなく、弾性膜体12の当接面12Cの摩擦係数を大きくする構成であれば、摩擦係数の大きいゴムシートを弾性膜体12の当接面12Cに接着する等の他の滑り防止手段を使用することもできる。
また、上記実施形態では、対象物14を内側から把持するつかみ装置について説明したが、本発明は、特許第2793545号等に示されるような対象物の外側から把持するつかみ装置にも適用可能である。
10 つかみ装置
12 弾性膜体
14 対象物
20 基体
22 アダプター
24 第1空気通路(吸排気用の通路)
26 給排気口
28 給排気管
30 給気管
34 第2空気通路
36 連通路
46 給気口
50 凹凸部(滑り防止手段)

Claims (5)

  1. 吸排気用の通路が形成された基体と、
    前記基体の外側または内側に配設され、前記基体との間に密閉空間を形成し、前記密閉空間への流体の供給により膨張して対象物を把持する弾性膜体と、
    前記弾性膜体における少なくとも前記対象物を把持する当接面に設けられた滑り防止手段と、
    を有するつかみ装置。
  2. 前記滑り防止手段は当接面に形成された凹凸部である請求項1に記載のつかみ装置。
  3. 前記凹凸部は前記弾性膜体を製造する金型に形成された凹凸で形成される請求項2に記載のつかみ装置。
  4. 前記凹凸部は前記弾性膜体を製造した後の後加工で形成される請求項2に記載のつかみ装置。
  5. 前記弾性膜体は、軸方向の一端部が内側へ折り返されており、両端部が前記基体へ固定され、中間部が膨張し前記対象物に当接する筒状ゴムである請求項1〜4の何れか1項に記載のつかみ装置。
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