JP2014171667A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】風路中で塵埃が詰まった位置を確実かつ容易に判別できる電気掃除機を提供する。
【解決手段】電気掃除機11は、電動送風機16を備えた掃除機本体12を有する。電気掃除機11は、電動送風機16の吸込側に連通する風路35を有する。電気掃除機11は、風路35内の空気の流れ方向に互いに異なる位置に配置され、風路35を通過する塵埃をそれぞれ検出する複数の検出手段42を有する。電気掃除機11は、風路35の相対的に上流側に位置する検出手段42により検出した塵埃が、風路35の相対的に下流側に位置する検出手段42により所定時間以上検出されないときに所定の制御をする制御手段41を有する。
【選択図】図1
【解決手段】電気掃除機11は、電動送風機16を備えた掃除機本体12を有する。電気掃除機11は、電動送風機16の吸込側に連通する風路35を有する。電気掃除機11は、風路35内の空気の流れ方向に互いに異なる位置に配置され、風路35を通過する塵埃をそれぞれ検出する複数の検出手段42を有する。電気掃除機11は、風路35の相対的に上流側に位置する検出手段42により検出した塵埃が、風路35の相対的に下流側に位置する検出手段42により所定時間以上検出されないときに所定の制御をする制御手段41を有する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、風路を通過する塵埃を検出する検出手段を備えた電気掃除機に関する。
従来、例えばキャニスタ型の電気掃除機は、電動送風機を収容する掃除機本体と、この掃除機本体に対して接続される風路形成体とを備え、この風路形成体の内部に、電動送風機の吸込側と連通する風路が区画される。また、この風路は、例えば掃除機本体に設けられた集塵部と連通している。そして、電動送風機の駆動により空気とともに風路に吸い込んだ塵埃が、集塵部に捕集される。
このような電気掃除機において、風路内を通過する風量を検出することにより風路内の目詰まりを検出する目詰まり検出手段を設けるものがある。そして、この検出手段により目詰まりを検出した際に、電動送風機の入力を制御することで、目詰まりの除去(緩和)、あるいは電動送風機の過熱などを防止する。
一般に、目詰まり検出手段は、風路形成体の先端を構成する吸込口体としての床ブラシの吸込口、延長管、あるいはホース体などのいずれかの位置、または、集塵部の入り口に設けられる。この構成の場合、配置した位置での塵埃の詰まりを検出することは可能であるものの、その詰まりの位置を判別することが容易でない。
本発明が解決しようとする課題は、風路中で塵埃が詰まった位置を確実かつ容易に判別できる電気掃除機を提供することである。
実施形態の電気掃除機は、電動送風機を備えた掃除機本体を有する。また、この電気掃除機は、電動送風機の吸込側に連通する風路を有する。さらに、この電気掃除機は、風路内の空気の流れ方向に互いに異なる位置に配置され、この風路を通過する塵埃をそれぞれ検出する複数の検出手段を有する。そして、この電気掃除機は、風路の相対的に上流側に位置する検出手段により検出した塵埃が、風路の相対的に下流側に位置する検出手段により所定時間以上検出されないときに所定の制御をする制御手段を有する。
以下、第1の実施形態の構成を図面を参照して説明する。
図1において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、掃除機本体12と、この掃除機本体12に着脱可能に接続される管部である風路形成体13とを有している。
掃除機本体12は、被掃除面としての床面上を旋回および走行可能な中空状の本体ケース15を備えており、この本体ケース15の内部に、電動送風機16が収容されている。また、掃除機本体12には、本体ケース15の内部に、または、本体ケース15に着脱可能に、電動送風機16の吸込側と連通しこの電動送風機16の駆動により吸い込んだ塵埃を捕集する集塵部17が配置されている。そして、本体ケース15には、集塵部17に連通するとともに風路形成体13の基端側が接続される本体吸込口19が開口形成されている。
また、風路形成体13は、ホース体21と、このホース体21に対して着脱可能な例えば合成樹脂製の直管状の延長管22と、この延長管22に対して着脱可能な吸込口体としての床ブラシ23とを備えている。
ホース体21は、可撓性を有するホース部25と、このホース部25の基端側(下流側)に設けられ本体吸込口19に接続される接続管部26と、ホース部25の先端側(上流側)に設けられた手元操作部27とを有している。
手元操作部27には、延長管22の基端側(下流側)が着脱可能に接続される。また、この手元操作部27には、使用者が把持する把持部28が基端側に突出して形成されており、この把持部28には電動送風機16の動作モードを設定するための設定ボタン29が配置されている。
また、床ブラシ23は、床面上を走行することにより床面上の塵埃を吸い込むものである。この床ブラシ23は、横長に形成されたケース体31と、このケース体31の後部に回転可能に接続され延長管22の先端側(上流側)に着脱可能に接続される回転管としての接続管32とを備えている。そして、この床ブラシ23には、ケース体31の床面に対向する下部に、図示しない吸込口が開口されており、この吸込口が接続管32と連通している。
したがって、電気掃除機11には、吸込口から、床ブラシ23(ケース体31、接続管32)、延長管22、ホース体21(手元操作部27、ホース部25、接続管部26)、本体吸込口19および集塵部17に亘って、電動送風機16と連通する風路35が形成されている。
次に、電気掃除機11の内部構造を説明する。
掃除機本体12内には、図2に示すように、電動送風機16の動作を例えば制御素子としてのトライアックTrを介して位相制御する制御手段41が配置されている。この制御手段41には、風路35を通過する塵埃を検出する複数の検出手段42がそれぞれ電気的に接続されている。さらに、この制御手段41には、報知手段43が電気的に接続されている。
制御手段41は、例えば設定ボタン29(図1)による操作を判定する操作判定手段、および、各種データを記憶した記憶手段などが電気的に接続されてこれらとともにマイコンを構成しており、例えば電動送風機16の排気風路内などに配置されている。また、この制御手段41は、例えば電源部としての外部電源である商用交流電源eから給電される。そして、この制御手段41は、設定ボタン29(図1)により設定された動作モード、例えば強モード、中モード、あるいは弱モードなどに応じてトライアックTrの導通角を制御して電動送風機16を駆動させることが可能である。
また、検出手段42は、図3に示すように、例えば赤外光を発光する発光手段としての発光部45と、この発光部45により発光された赤外光を受光する受光手段としての受光部46とを互いに対向する位置に備えた光センサであり、少なくとも電動送風機16が動作している掃除中において、風路35中を通過する塵埃の量および大きさなどに対応する信号を制御手段41に出力可能となっている。すなわち、風路35中を通過する塵埃の量が相対的に多い場合には、発光部45からの赤外光が塵埃によって相対的に多く遮られて受光部46での受光量が相対的に減少し、風路35中を通過する塵埃の量が相対的に少ない場合には、その反対に受光部46での受光量が相対的に増加する。また、風路35中を通過する塵埃が相対的に大きい場合には、発光部45からの赤外光が塵埃によって相対的に多く、かつ長時間に亘って遮られ、風路35中を通過する塵埃が相対的に小さい場合には、その反対となる。したがって、検出手段42は、発光部45からの赤外光の受光部46での受光量および受光時間などに基づき、風路35中を通過する塵埃の量や大きさを検出できる。さらに、この検出手段42は、検出した塵埃の量や大きさを常時、あるいは所定の短時間毎に制御手段41へと出力している。したがって、制御手段41は、検出手段42を介して風路35中を通過する塵埃の量や大きさを監視している。
そして、この検出手段42として、本実施形態では、図1および図2に示すように、第1ないし第4の検出手段42a〜42dが設定されている。ここで、第1の検出手段42aは、風路35の最上流端である床ブラシ23内の風路35の上流端近傍、すなわち吸込口付近に配置された、吸込口体用検出手段である。また、第2の検出手段42bは、延長管22内の風路35の上流端近傍(床ブラシ23の下流端近傍)に配置された延長管用検出手段である。さらに、第3の検出手段42cは、ホース体21内の風路35の上流端近傍(延長管22の下流端近傍)、すなわち手元操作部27の上流端近傍に配置された、ホース体用検出手段である。そして、第4の検出手段42dは、集塵部17の上流端近傍(ホース体21の下流端近傍)、例えばホース体21の接続管部26内、あるいは本体吸込口19内に配置された集塵部用検出手段(本体用検出手段)である。すなわち、これら第1ないし第4の検出手段42a〜42dは、風路35内の空気の流れ方向に対して互いに異なる位置にそれぞれ配置されている。換言すれば、第1ないし第4の検出手段42a〜42dは、風路35の上流側から下流側へと、順次配置されている。
図3に示すように、発光部45は、赤外光などの光を出力するLEDなどの発光素子45aと、この発光素子45aからの発光を風路35内へと導く発光側導光部材としての発光側レンズ45bとを有している。
発光素子45aは、例えば風路35の上部に、下方に向けて配置されており、この下方へと赤外光を出力するように構成されている。
また、発光側レンズ45bは、発光素子45aの赤外光の出力側である下方に配置されており、一端側である上端側が発光素子45aに対向し、他端側である下端側が風路35の上面に臨んで配置されている。なお、この発光側レンズ45bの外縁は、風路35に対して気密に閉塞されており、この発光側レンズ45bの周辺から風路35内の空気が風路35の外部へと流出することはない。
同様に、受光部46は、発光部45から出力された赤外光を検出するフォトトランジスタなどの受光素子46aと、発光部45から出力された光を受光素子46aへと導く受光側導光部材としての受光側レンズ46bとを有している。
受光素子46aは、例えば風路35の下部に、上方すなわち発光素子45a側に向けて配置されており、この発光素子45aから出力された赤外光を受光するように構成されている。
また、受光側レンズ46bは、受光素子46aに対する赤外光の入力側である上方に配置されており、一端側である上端側が風路35の下面に臨み、他端側である下端側が受光素子46aに対向して配置されている。なお、この受光側レンズ46bの外縁は、風路35に対して気密に閉塞されており、この受光側レンズ46bの周辺から風路35内の空気が風路35の外部へと流出することはない。
また、報知手段43は、例えば掃除機本体12(図1)の上部などの、使用者が掃除中に容易に目視できる位置に配置されている。この報知手段43は、図2に示す検出手段42間(第1ないし第4の検出手段42a〜42d)間の位置に対応した報知が可能となっている。すなわち、本実施形態では、報知手段43は、第1の検出手段42aと第2の検出手段42bとの間の位置に対応する発光可能な第1の表示部である第1の報知部43a、第2の検出手段42bと第3の検出手段42cとの間の位置に対応する発光可能な第2の表示部である第2の報知部43b、および、第3の検出手段42cと第4の検出手段42dとの間の位置に対応する発光可能な第3の表示部である第3の報知部43cを備え、インジケータ状となっている(図4(a)ないし図4(d))。
次に、上記第1の実施形態の動作を、図5に示すフローチャートも参照して説明する。
掃除の際には、使用者が、図示しない電源コードを壁面のコンセントなどに接続し、把持部28を把持して設定ボタン29を操作し、所望の動作モードを設定すると、制御手段41がこの設定を判定し、設定された動作モードで電動送風機16を駆動させ、電気掃除機11を起動させる。
この起動の後、制御手段41は、設定ボタン29により動作モードが変更された場合には、その変更された動作モードで電動送風機16を駆動させる。また、設定ボタン29により停止モードが設定された場合には、電動送風機16を停止させ、掃除を終了する。
そして、掃除中において、制御手段41は、第1ないし第4の検出手段42a〜42dによりそれぞれ風路35を通過する塵埃を検出したかどうかを判断する(ステップ1〜4)。
ステップ1において、第1の検出手段42aが塵埃を検出していないと制御手段41が判断した場合には、ステップ1に戻る。
また、ステップ1において、第1の検出手段42aが塵埃を検出したと判断し、かつ、ステップ2において、第2の検出手段42bが塵埃を検出していないと判断した場合には、制御手段41は、第1の検出手段42aの検出から(第1の)所定時間T1が経過したかどうかを判断する(ステップ5)。このステップ5において、(第1の)所定時間T1が経過していないと判断した場合にはステップ2に戻り、(第1の)所定時間T1が経過したと判断した場合には、第1の検出手段42aに対応する風路35中の床ブラシ23を通過した塵埃が第2の検出手段42bに対応する風路35中の延長管22に到達していない、すなわち風路35中の床ブラシ23と延長管22の上流端との間の位置、換言すれば床ブラシ23の内部に塵埃が詰まっているものと判断し、制御手段41が電動送風機16の入力を低減、例えば停止するとともに、これら第1および第2の検出手段42a,42b間の位置である床ブラシ23に対応する報知手段43の第1の報知部43aを発光させて(図4(b))使用者に報知し(ステップ6)、この風路35中の塵埃の詰まりの判定制御を終了する。
さらに、ステップ2において、第2の検出手段42bが塵埃を検出したと判断し、かつ、ステップ3において、第3の検出手段42cが塵埃を検出していないと判断した場合には、制御手段41は、第2の検出手段42bの検出から(第2の)所定時間T2が経過したかどうかを判断する(ステップ7)。このステップ7において、(第2の)所定時間T2が経過していないと判断した場合にはステップ3に戻り、(第2の)所定時間T2が経過したと判断した場合には、第2の検出手段42bに対応する風路35中の延長管22の上流端を通過した塵埃が第3の検出手段42cに対応する風路35中のホース体21に到達していない、すなわち風路35中の延長管22とホース体21の上流端との間の位置、換言すれば延長管22の内部に塵埃が詰まっているものと判断し、制御手段41が電動送風機16の入力を低減、例えば停止するとともに、これら第2および第3の検出手段42b,42c間の位置である延長管22に対応する報知手段43の第2の報知部43bを発光させて(図4(c))使用者に報知し(ステップ8)、この風路35中の塵埃の詰まりの判定制御を終了する。
さらに、ステップ3において、第3の検出手段42cが塵埃を検出したと判断し、かつ、ステップ4において、第4の検出手段42dが塵埃を検出していないと判断した場合には、制御手段41は、第3の検出手段42cの検出から(第3の)所定時間T3が経過したかどうかを判断する(ステップ9)。このステップ9において、(第3の)所定時間T3が経過していないと判断した場合にはステップ4に戻り、(第3の)所定時間T3が経過したと判断した場合には、第3の検出手段42cに対応する風路35中のホース体21の上流端を通過した塵埃が第4の検出手段42dに対応する風路35中の集塵部17(本体吸込口19)に到達していない、すなわち風路35中のホース体21と集塵部17の上流端との間の位置、換言すればホース体21の内部に塵埃が詰まっているものと判断し、制御手段41が電動送風機16の入力を低減、例えば停止するとともに、これら第3および第4の検出手段42c,42d間の位置であるホース体21に対応する報知手段43の第3の報知部43cを発光させて(図4(d))使用者に報知し(ステップ10)、この風路35中の塵埃の詰まりの判定制御を終了する。
そして、ステップ4において、第4の検出手段42dが塵埃を検出したと判断した場合には、塵埃が風路35中を順調に通過している、すなわち風路35がいずれかの箇所においても詰まっていないものと判断し、そのままステップ1に戻る。
なお、ステップ6、ステップ8およびステップ10において、電動送風機16は、必ずしも入力を0に低減して停止させる制御だけでなく、所定の低入力状態(例えば電動送風機16の動作モードのうち、最も入力が小さい動作モードでの入力未満の状態)にまで入力を低減する制御としてもよい。すなわち、電動送風機16の入力の低減とは、所定の低入力で電動送風機16を駆動させる場合と、電動送風機16を停止する場合とを含むものとする。
また、ステップ5、ステップ7およびステップ9の各所定時間T1〜T3は、風路35中を通過する空気の速度が相当速いため、一般に1秒未満程度の極めて短い時間となるが、それぞれ電動送風機16の動作モード(入力)、および、検出手段42間の距離に基づいて算出される。すなわち、電動送風機16の入力が相対的に大きい場合には、風路35を通過する空気の流速が相対的に速くなるため、風路35中を塵埃が通過するまでに要する時間が相対的に短くなるので、各所定時間T1〜T3は相対的に短く設定され、電動送風機16の入力が相対的に小さい場合には、その反対で各所定時間T1〜T3は相対的に長く設定される。また、検出手段42間の距離が短い場合には、風路35中でこれら検出手段42間を塵埃が通過するまでに要する時間が相対的に短くなるので、各所定時間T1〜T3は相対的に短く設定され、検出手段42間の距離が長いに場合には、その反対で各所定時間T1〜T3は相対的に長く設定される。したがって、これら所定時間T1〜T3は、電動送風機16の入力および検出手段42間の距離の関数として算出される。これら所定時間T1〜T3は、制御手段41に予め記憶しておいてもよいし、都度計算してもよい。
このように、上記第1の実施形態によれば、風路35内の空気の流れ方向に互いに異なる位置に複数の検出手段42を配置し、風路35の相対的に上流側に位置する検出手段42(検出手段42a,42b,42c)により検出した塵埃が、風路35の相対的に下流側に位置する検出手段42(検出手段42b,42c,42d)により所定時間T1〜T3以上検出されないときに、電動送風機16の入力の低減(停止)、および、報知手段43による報知をすることで、検出手段42a,42b間、検出手段42b,42c間、および、検出手段42c,42d間のどの位置に塵埃が詰まったかどうかを容易かつ確実に判別できる。
また、風路35中に塵埃が詰まったと判断した場合には、制御手段41が電動送風機16を停止させることにより、この電動送風機16が風量低下による冷却不足によって過熱することを、より確実に防止できる。
さらに、風路35中に塵埃が詰まったと判断した場合には、塵埃が詰まった検出手段42間の位置に対応した報知を報知手段43が行うことで、使用者にメンテナンスを促すことができるだけでなく、塵埃が詰まった位置を使用者に正確に伝達でき、メンテナンスの際に塵埃が詰まっている位置へと使用者が容易かつ確実にアクセス可能となり、メンテナンス性がより向上する。
次に、第2の実施形態を図6を参照して説明する。なお、上記第1の実施形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施形態は、上記第1の実施形態のステップ6、ステップ8およびステップ10の制御の前に、以下のステップ11ないしステップ22の制御を行うものである。
すなわち、ステップ5において、(第1の)所定時間T1が経過したと判断した場合には、第1の検出手段42aに対応する風路35中の床ブラシ23を通過した塵埃が第2の検出手段42bに対応する風路35中の延長管22に到達していない、すなわち風路35中の床ブラシ23と延長管22の上流端との間の位置、換言すれば床ブラシ23の内部に塵埃が詰まっているものと判断し、制御手段41が電動送風機16の入力を一旦増大させる(ステップ11)。そして、制御手段41は、第2の検出手段42bが塵埃を検出したかどうかを判断し(ステップ12)、第2の検出手段42bが塵埃を検出したと判断した場合には、吸込力を強くすることにより短時間で解消した、塵埃の軽度の詰まりであったものと判断し、電動送風機16の入力を増大前の入力に復帰させ(ステップ13)、ステップ3に進む。また、ステップ12において、第2の検出手段42bが塵埃を検出していないと判断した場合には、制御手段41は、電動送風機16の入力の増大から(第1の)所定経過時間TH1が経過したかどうかを判断する(ステップ14)。このステップ14において、(第1の)所定経過時間TH1が経過していないと判断した場合にはステップ12に戻り、(第1の)所定経過時間TH1が経過していたと判断した場合には、吸込力を強くしても解消しない、塵埃の重度の詰まり、例えば絨毯や紙などの吸い付きであるものと判断し、ステップ6に進む。
同様に、ステップ7において、(第2の)所定時間T2が経過したと判断した場合には、第2の検出手段42bに対応する風路35中の延長管22の上流端を通過した塵埃が第3の検出手段42cに対応する風路35中のホース体21に到達していない、すなわち風路35中の延長管22とホース体21の上流端との間の位置、換言すれば延長管22の内部に塵埃が詰まっているものと判断し、制御手段41が電動送風機16の入力を一旦増大させる(ステップ15)。そして、制御手段41は、第3の検出手段42cが塵埃を検出したかどうかを判断し(ステップ16)、第3の検出手段42cが塵埃を検出したと判断した場合には、吸込力を強くすることにより短時間で解消した、塵埃の軽度の詰まりであったものと判断し、電動送風機16の入力を増大前の入力に復帰させ(ステップ17)、ステップ4に進む。また、ステップ16において、第3の検出手段42cが塵埃を検出していないと判断した場合には、制御手段41は、電動送風機16の入力の増大から(第2の)所定経過時間TH2が経過したかどうかを判断する(ステップ18)。このステップ18において、(第2の)所定経過時間TH2が経過していないと判断した場合にはステップ16に戻り、(第2の)所定経過時間TH2が経過していたと判断した場合には、吸込力を強くしても解消しない、塵埃の重度の詰まりであるものと判断し、ステップ8に進む。
さらに、ステップ9において、(第3の)所定時間T3が経過したと判断した場合には、第3の検出手段42cに対応する風路35中のホース体21の上流端を通過した塵埃が第4の検出手段42dに対応する風路35中の集塵部17(本体吸込口19)に到達していない、すなわち風路35中のホース体21と集塵部17の上流端との間の位置、換言すればホース体21の内部に塵埃が詰まっているものと判断し、制御手段41が電動送風機16の入力を一旦増大させる(ステップ19)。そして、制御手段41は、第4の検出手段42dが塵埃を検出したかどうかを判断し(ステップ20)、第4の検出手段42dが塵埃を検出したと判断した場合には、吸込力を強くすることにより短時間で解消した、塵埃の軽度の詰まりであったものと判断し、電動送風機16の入力を増大前の入力に復帰させ(ステップ21)、ステップ1に戻る。また、ステップ20において、第4の検出手段42dが塵埃を検出していないと判断した場合には、制御手段41は、電動送風機16の入力の増大から(第3の)所定経過時間TH3が経過したかどうかを判断する(ステップ22)。このステップ22において、(第3の)所定経過時間TH3が経過していないと判断した場合にはステップ20に戻り、(第3の)所定経過時間TH3が経過していたと判断した場合には、吸込力を強くしても解消しない、塵埃の重度の詰まりであるものと判断し、ステップ10に進む。
このように、制御手段41が、風路35の相対的に上流側に位置する検出手段42(検出手段42a,42b,42c)により検出した塵埃が、風路35の相対的に下流側に位置する検出手段42(検出手段42b,42c,42d)により所定時間T1〜T3以上検出されないときに、電動送風機16の入力を増大させることにより、塵埃の軽度の詰まりであれば、この入力の増大によって解消することが可能となる。したがって、電動送風機16の入力の増大から所定経過時間TH1〜TH3以内に風路35の相対的に下流側に位置する検出手段42(検出手段42b,42c,42d)により塵埃を検出した場合には、詰まりが解消されたものと判断して電動送風機16の入力を復帰させ、塵埃を検出しない場合には、容易に解消されない重度の詰まりであると判断して電動送風機16を停止させ、風量低下による冷却不足によって電動送風機16が過熱することを防止するとともに、報知手段43によって詰まりの箇所を報知してメンテナンスを促すことができる。この結果、より使い勝手が良好な電気掃除機11を提供できる。
なお、上記各実施形態において、報知手段43は、電気的に制御されて発光可能な報知部43a〜43cを備える構成としたが、例えば機械的に動作する構成などでもよい。
また、報知手段43は、報知部43a〜43cの表示によってそれぞれの検出手段42間の位置に対応する報知を異ならせる構成としたが、点灯や点滅など表示状態を異ならせることで報知を異ならせてもよいし、音声や色などの、識別力を有する他の任意の手段によって報知を異ならせてもよい。
さらに、検出手段42は、床ブラシ23、延長管22、ホース体21および掃除機本体12(集塵部17)のそれぞれの上流端に配置する構成としたが、風路35中のその他の任意の位置に配置することができる。
そして、検出手段42は、少なくとも2つあれば、4つに限らず、風路35中の塵埃の詰まりを検出したい任意の箇所に配置できる。
また、風路35中の塵埃の詰まりを検出した状態での制御手段41による制御は、上記各実施形態の制御のみに限定されるものではなく、例えば電動送風機16の入力の任意の制御や報知手段43による任意の報知などを行うことができる。
さらに、電源部としては、商用交流電源eから給電するものだけでなく、例えば掃除機本体12に内蔵した(二次)電池から給電するものなどでもよい。
そして、電気掃除機11としては、キャニスタ型に限らず、上下方向に沿って長手状の掃除機本体12の下部に床ブラシ23を接続したアップライト型、ハンディ型、あるいは自律走行式クリーナ(ロボットクリーナ)などであっても対応して用いることができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、風路35内の空気の流れ方向に互いに異なる位置に複数の検出手段42を配置し、風路35の相対的に上流側に位置する検出手段42(検出手段42a,42b,42c)により検出した塵埃が、風路35の相対的に下流側に位置する検出手段42(検出手段42b,42c,42d)により所定時間T1〜T3以上検出されないときに、制御手段41が所定の制御をすることで、風路35中で塵埃が詰まった位置を確実かつ容易に判別できる。
特に、ホース体21のホース部25は可撓性を有し長尺で湾曲するものであるため、このホース部25内に塵埃が詰まったかどうかを端部から目視で確認することが容易でない。そのため、ホース体21の上流端近傍に配置した第3の検出手段42cとホース体21の下流端近傍である掃除機本体12の本体吸込口19の近傍に配置した第4の検出手段42dとを用いることで、これら検出手段42c,42dによる検出に基づき、ホース体21に塵埃が詰まったかどうかを容易に把握できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11 電気掃除機
12 掃除機本体
16 電動送風機
35 風路
41 制御手段
42 検出手段
43 報知手段
12 掃除機本体
16 電動送風機
35 風路
41 制御手段
42 検出手段
43 報知手段
Claims (4)
- 電動送風機を備えた掃除機本体と、
前記電動送風機の吸込側に連通する風路と、
この風路内の空気の流れ方向に互いに異なる位置に配置され、この風路を通過する塵埃をそれぞれ検出する複数の検出手段と、
前記風路の相対的に上流側に位置する前記検出手段により検出した塵埃が、前記風路の相対的に下流側に位置する前記検出手段により所定時間以上検出されないときに所定の制御をする制御手段と
を具備したことを特徴とした電気掃除機。 - 制御手段は、風路の相対的に上流側に位置する検出手段により検出した塵埃が、前記風路の相対的に下流側に位置する検出手段により所定時間以上検出されないときに、電動送風機の入力を低減する
ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。 - 制御手段は、風路の相対的に上流側に位置する検出手段により検出した塵埃が、前記風路の相対的に下流側に位置する検出手段により所定時間以上検出されないときに、電動送風機の入力を増大させるとともに、この電動送風機の入力の増大から所定経過時間以内に前記風路の相対的に下流側に位置する前記検出手段により塵埃を検出した場合には前記電動送風機の入力を復帰させ、塵埃を検出しない場合には前記電動送風機を停止させる
ことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。 - 各検出手段間の位置に対応した報知が可能な報知手段を備え、
制御手段は、風路の相対的に上流側に位置する前記検出手段により検出した塵埃が、前記風路の相対的に下流側に位置する前記検出手段により所定時間以上検出されないときに、前記報知手段によりこれら検出手段間の位置に対応した報知をする
ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013046856A JP2014171667A (ja) | 2013-03-08 | 2013-03-08 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013046856A JP2014171667A (ja) | 2013-03-08 | 2013-03-08 | 電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014171667A true JP2014171667A (ja) | 2014-09-22 |
Family
ID=51693598
Family Applications (1)
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JP2013046856A Pending JP2014171667A (ja) | 2013-03-08 | 2013-03-08 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014171667A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112137492A (zh) * | 2019-06-26 | 2020-12-29 | 夏普株式会社 | 电动吸尘器 |
-
2013
- 2013-03-08 JP JP2013046856A patent/JP2014171667A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112137492A (zh) * | 2019-06-26 | 2020-12-29 | 夏普株式会社 | 电动吸尘器 |
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