JP2014170665A - 光源装置及びプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】直列に接続された複数の発光素子のうち任意の発光素子が開放故障した場合でも、他の発光素子の発光を維持させつつ発光素子の劣化を軽減する。
【解決手段】直列に接続された複数の発光素子11〜16と、発光素子11〜16のうち少なくとも一つの発光素子に並列に接続された開放故障検出部211と故障検出維持部212と短絡部213とを備え、開放故障検出部211は、並列に接続された発光素子11の開放故障を検出し、故障検出維持部212は、開放故障検出部211が開放故障を検出した場合、該開放故障しているときの回路状態に移行し、該移行した回路状態を維持し、短絡部213は、故障検出維持部212が開放故障しているときの回路状態を維持している場合、開放故障が検出された発光素子の両端を短絡させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源装置及びプロジェクターに関する。
固体光源による光源では、電源出力に多数の発光素子を直列に接続し、電流制御にて駆動する場合が多い。この接続状態にて、一つの発光素子が、端子間開放の状態で故障すると、直列に接続された正常な発光素子全てが駆動できなくなる。その対策として、発光素子個々の駆動時の端子間電圧よりも高い電圧で動作するツェナーダイオードを、発光素子と並列に接続することが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。この場合、発光素子が開放モードで故障すると、ツェナーダイオードがオン状態になって電流を流し、他の直列発光素子に電流を供給することにより固体光源を駆動する。
特開2011−222124号公報 特開2009−59835号公報
ここで、ツェナーダイオードを使用した場合、ツェナーダイオードが発熱するため、放熱が必要となる。ツェナーダイオードの代わりに、発光素子個々の駆動時の端子間電圧よりも高い電圧で動作開始するサイリスタまたはトライアック等の自己オン素子を発光素子と並列に接続することも考えられる。自己オン素子の場合、ツェナーダイオードと比較すれば発熱は少ないが、動作時に急激な端子電圧の低下を伴い、駆動電源側より、発光素子に対して大きな突入電流が流れてしまう。また一旦駆動が停止されると、保護短絡素子はオフに戻り、再度駆動された時に、再びオン状態になって突入電流が流れる。この突入電流の繰り返しは、他の正常な発光素子の劣化を招く。特に、例えば調光のためにPWM駆動をする場合、PWM駆動パルス毎に突入電流が流れ、発光素子の劣化が著しいという問題がある。
そこで本発明の一態様は、上記問題に鑑みてなされたものであり、直列に接続された複数の発光素子のうち任意の発光素子が開放故障した場合でも、他の発光素子の発光を維持させつつ発光素子の劣化を軽減することを可能とする光源装置及びプロジェクターを提供することを課題とする。
(1)本発明の一態様は、直列に接続された複数の発光素子と、前記複数の発光素子のうち少なくとも一つの発光素子に対して、並列に接続された開放故障検出部と故障検出維持部と短絡部とをそれぞれ備え、前記開放故障検出部は、並列に接続された発光素子の開放故障を検出し、前記故障検出維持部は、前記開放故障検出部が開放故障を検出した場合、該開放故障しているときの回路状態に移行し、該移行した回路状態を維持し、前記短絡部は、前記故障検出維持部が前記開放故障しているときの回路状態を維持している場合、前記開放故障が検出された発光素子の両端を短絡させる光源装置である。
これにより、直列に接続された複数の発光素子のうち任意の発光素子が開放故障した場合でも、開放故障した発光素子を短絡させたままにすることができ、他の発光素子の発光を維持させることができる。更に、開放故障しているときの回路状態を維持することで、開放故障した発光素子の両端を短絡させたままにするので、再度発光素子の駆動を開始した場合には発光素子の両端を短絡させた状態から駆動が始まる。そのため、突入電流が発光素子に繰り返し流れることがないので、突入電流によって生じる発光素子の劣化を軽減することができる。
(2)また、本発明の一態様は、上述の光源装置であって、前記短絡部は、ドレインが前記発光素子の一端に接続され、ソースが前記発光素子の他端に接続されたFETを備え、前記短絡部は前記FETのドレインとソースを導通状態にすることにより、前記発光素子の両端を短絡させる。
これにより、FETは、ほぼ0オームにて開放故障した発光素子の両端を短絡することができるのでFETでの損失がほぼ0Wとなり、発熱を低減することができる。その結果、開放故障しているときの回路状態を維持している場合に、光源装置の放熱構造が不要となる利点がある。
(3)また、本発明の一態様は、上述の光源装置であって、前記故障検出維持部は、前記開放故障検出部が開放故障を検出した場合に溶断するヒューズを備え、前記故障検出維持部は、前記ヒューズが溶断した場合に前記FETのドレインとソースの導通状態を維持させる。
これにより、ヒューズが溶断した場合にFETのドレインとソースの導通状態を維持させることで、発光素子の両端を短絡したままにすることができる。これにより、再度発光素子の駆動を開始した場合には発光素子の両端を短絡させた状態から駆動が始まる。そのため、突入電流が発光素子に繰り返し流れることがないので、突入電流によって生じる発光素子の劣化を軽減することができる。
(4)また、本発明の一態様は、上述の光源装置であって、前記短絡部は、前記ヒューズが溶断されるまで、前記FETのゲート電位の変化を抑制する。
これにより、ヒューズの両端の電圧によらず、FETのゲート電圧が一定で高い状態にすることができFETがオフ状態のままにすることができる。そのため、ヒューズが完全に溶断されるまで、pMOSトランジスタQ12はOFF状態のままであるので、ヒューズが完全に溶断されるまでヒューズに一定の電流を供給することができる。その結果、ヒューズの溶断にかかる時間が長くなるのを防止することができる。
(5)また、本発明の一態様は、上述の光源装置であって、前記ヒューズの一端が、前記ヒューズを備える故障検出維持部が並列に接続されている第1の発光素子の次の段以降の発光素子のカソード、または該第1の発光素子の前段以前に接続されている発光素子のアノードに接続されている。
これにより、ヒューズの両端に十分な電圧をかけることができるので、ヒューズを確実に溶断することができる。
(6)また、本発明の一態様は、上述の光源装置であって、前記故障検出維持部は、コンデンサと複数のトランジスタとを備え、前記故障検出維持部は、前記開放故障検出部が開放故障を検出した場合に、前記コンデンサに電荷を蓄積し前記複数のトランジスタの導通状態を固定することで、前記FETのドレインとソースの導通状態を維持させる。
これにより、FETのドレインとソースの導通状態を維持させることで、発光素子の両端を短絡したままにすることができる。これにより、再度発光素子の駆動を開始した場合には発光素子の両端を短絡させた状態から駆動が始まる。そのため、突入電流が発光素子に繰り返し流れることがないので、突入電流によって生じる発光素子の劣化を軽減することができる。
(7)また、本発明の一態様は、上述の光源装置であって、前記開放故障検出部は、前記発光素子が正常に動作している際に両端にかかる電圧よりも高い降伏電圧を有するツェナーダイオードを備え、前記故障検出維持部は、前記ツェナーダイオードに前記降伏電圧以上の電圧がかかった場合、前記開放故障しているときの回路状態に移行し、該移行した回路状態を維持する。
これにより、発光素子が正常に動作しているときにはツェナーダイオードに電流が流れないので、故障検出維持部は、開放故障しているときの回路状態に移行しない。一方、発光素子が開放故障して、ツェナーダイオードに降伏電圧以上の電圧がかかった場合、開放故障しているときの回路状態に移行し、該移行した回路状態を維持することで、発光素子の両端を短絡したままにすることができる。
(8)また、本発明の一態様は、直列に接続された複数の発光素子と、前記発光素子から出射された光を変調する変調部と、前記複数の発光素子のうち少なくとも一つの発光素子に対して、並列に接続された開放故障検出部と故障検出維持部と短絡部とをそれぞれ備え、前記開放故障検出部は、並列に接続された発光素子の開放故障を検出し、前記故障検出維持部は、前記開放故障検出部が開放故障を検出した場合、該開放故障しているときの回路状態に移行し、該移行した回路状態を維持し、前記短絡部は、前記故障検出維持部が前記開放故障しているときの回路状態を維持している場合、前記開放故障が検出された発光素子の両端を短絡させるプロジェクターである。
これにより、直列に接続された複数の発光素子のうち任意の発光素子が開放故障した場合でも、開放故障した発光素子を短絡させたままにすることができ、他の発光素子の発光を維持させることができる。更に、開放故障しているときの回路状態を維持することで、開放故障した発光素子の両端を短絡させたままにするので、再度駆動を開始した場合には発光素子の両端を短絡させる状態から駆動が始まる。そのため、突入電流が発光素子に繰り返し流れることがないので、突入電流によって生じる発光素子の劣化を軽減することができる。
第1の実施形態における光源装置の構成を示す概略ブロック図である。 第2の実施形態における光源装置の構成を示す概略ブロック図である。 第2の実施形態における最上段の保護回路の回路図である。 第2の実施形態における最下段の保護回路の回路図である。 第3の実施形態における光源装置の構成を示す概略ブロック図である。 第3の実施形態における最上段の保護回路の回路図である。 第3の実施形態における最下段の保護回路の回路図である。 第4の実施形態における光源装置の構成を示す概略ブロック図である。 第4の実施形態における最上段の保護回路の回路図である。 第4の実施形態における最下段の保護回路の回路図である。 プロジェクターの構成を示す概略ブロック図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、第1の実施形態における光源装置1の構成を示す概略ブロック図である。光源装置1は、駆動電源10、発光素子11〜16までの6個の発光素子、及び保護回路21〜26までの6個の保護回路を備える。発光素子11〜16は、順に直列に接続されている。発光素子は例えば、発光ダイオードである。発光素子11〜16は、アノードに所定の電圧(例えば、3.3V以上5.0V未満の電圧)が印加された場合、発光する。発光素子11は、アノードが駆動電源に接続され、カソードが発光素子12のアノードに接続されている。同様に、発光素子12は、アノードが発光素子11のカソードに接続され、カソードが発光素子13のアノードに接続されている。同様に、発光素子13は、アノードが発光素子12のカソードに接続され、カソードが発光素子14のアノードに接続されている。同様に、発光素子14は、アノードが発光素子13のカソードに接続され、カソードが発光素子15のアノードに接続されている。同様に、発光素子15は、アノードが発光素子14のカソードに接続され、カソードが発光素子16のアノードに接続されている。発光素子16は、アノードが発光素子15のカソードに接続され、カソードが駆動電源10に接続されている。なお、発光素子11〜16は、レーザーダイオード(Laser Diode:LD)でもよい。
駆動電源10は一例として定電流源である。駆動電源10は発光素子11のアノードに定電流を供給する。これにより、発光素子11〜16に電流が流れ、発光素子11〜16が発光する。駆動電源10の両端の電圧は、例えば、20〜40Vである。
保護回路21は、発光素子11に並列に接続されている。同様に、保護回路22は発光素子12に並列に接続され、保護回路23は発光素子13に並列に接続され、保護回路24は発光素子14に並列に接続され、保護回路25は発光素子15に並列に接続され、保護回路26は発光素子16に並列に接続されている。
続いて、保護回路21の回路構成について説明する。なお、保護回路22及び23の回路構成は、保護回路21の回路構成と同様であるため、その詳細な説明を省略する。保護回路21は、開放故障検出部211、故障検出維持部212、及び短絡部213を備える。開放故障検出部211、故障検出維持部212、及び短絡部213は、発光素子11に並列に接続されている。
開放故障検出部211は、並列に接続された発光素子11の開放故障を検出する。ここで開放故障検出部211は、ツェナーダイオードZD11及び抵抗R11を備える。
ツェナーダイオードZD11は、カソードが高電位線H21に接続され、アノードが抵抗R12を介してNPNトランジスタT11のベースと接続され、抵抗R11を介して低電位線L21に接続されている。高電位線H21は、発光素子11のアノードに接続されている配線である。低電位線L21は、発光素子11のカソードに接続されている配線である。
故障検出維持部212は、開放故障検出部211が開放故障を検出した場合、該開放故障しているときの回路状態に移行し、該移行した回路状態を維持する。ここで故障検出維持部212は、ヒューズF11、抵抗R13、ダイオードD11、NPNトランジスタT11及び抵抗R12を備える。ヒューズF11は、一方の電極が高電位線H21に接続され、他方の電極が抵抗R13を介してダイオードD11のアノードと接続され、さらに他方の電極が抵抗R14を介してpMOSトランジスタQ12のゲートに接続されている。
ダイオードD11は、アノードが抵抗R13を介してヒューズF11に接続され、カソードがNPNトランジスタT11のコレクタに接続されている。
NPNトランジスタT11は、コレクタがダイオードD11のカソードに接続され、ベースが抵抗R12及びツェナーダイオードZD11を介して高電位線H21に接続され、エミッタが低電位線L21に接続されている。
短絡部213は、故障検出維持部212が開放故障しているときの回路状態を維持している場合、開放故障が検出された発光素子11の両端を短絡させる。ここで短絡部213はFETゲート駆動部214及び短絡回路215を備える。
FETゲート駆動部214は、抵抗R14、抵抗R15及び抵抗R16を備える。抵抗R14は、一端がヒューズF11と抵抗R13に接続され、他端がpMOSトランジスタQ12のゲート、抵抗R15及び抵抗R16に接続されている。抵抗R15は、一端が高電位線H21に接続され、他端がpMOSトランジスタQ12のゲート、抵抗R14及び抵抗16に接続されている。抵抗R16は、一端が抵抗R14、抵抗R15及びpMOSトランジスタQ12のゲートに接続され、他端が発光素子13のカソードに接続されている。
短絡回路215は、pMOS(Metal−Oxide−Semiconductor)トランジスタQ12を備える。pMOSトランジスタQ12は、pチャネル型の電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor:FET)である。pMOSトランジスタQ12は、ソースが高電位線H21に接続されている。pMOSトランジスタQ12は、ゲートが抵抗R15を介して発光素子11のアノード及びpMOSトランジスタQ12のソースに接続され、抵抗R14を介してヒューズF11に接続され、抵抗R16を介して発光素子13のカソードに接続されている。pMOSトランジスタQ12は、ドレインが低電位線L21に接続されている。なお、本実施形態では、一例として短絡回路215がpMOSトランジスタQ12を備えたが、これに限らず短絡回路215はpMOSトランジスタQ12の代わりに他のpチャネル型のFETを備えていてもよい。
続いて、保護回路21の動作について説明する。まず、発光素子11が正常に動作している場合の保護回路21の動作について説明する。ツェナーダイオードZD11のツェナー降伏電圧は、発光素子11の駆動電圧を超えており、例えば、5.0Vである。そのため、発光素子11が正常に動作している場合には、ツェナーダイオードZD11には電流が流れないので、NPNトランジスタT11はオフ状態である。また、ヒューズF11は溶断されていないので、ヒューズF11の両端の電圧が約0Vであり、pMOSトランジスタQ12のゲート電位はソース電位と近く、pMOSトランジスタQ12はオフ状態である。
続いて、発光素子11が開放故障(切断)した場合の、保護回路21の動作について説明する。発光素子11が開放故障した場合、駆動電源10が定電流を発光素子11に流そうとしてツェナーダイオードZD11の両端の電圧が上昇する。ツェナーダイオードZD11の両端の電圧がツェナー降伏電圧(例えば、5.0V)以上になると、ツェナーダイオードZD11のカソードからアノードへ向けて電流が流れ始める。そのため、NPNトランジスタT11のベース電位がハイレベルとなり、NPNトランジスタT11がオン状態となる。これにより、駆動電源10からヒューズF11に電流が供給される。
発光素子11が開放故障(切断)してからある時間が経過すると、駆動電源10から供給された電流が流れることで生じる熱でヒューズF11が溶断される。ヒューズF11が溶断されると、pMOSトランジスタQ12におけるゲートと抵抗R14を介したソースとの接続が切断されるので、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧は、抵抗R15と抵抗R16により定まる。pMOSトランジスタQ12のゲートが抵抗R16を介して2段下の発光素子13のカソードに接続されているので、ヒューズF11が切れた場合、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧が2段下の発光素子13のカソードの電圧に引っ張られて下がる。そのため、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧がローレベルになって、pMOSトランジスタQ12がオン状態になる。このようにヒューズF11が切れた場合、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧がローレベルになるように、抵抗R15と抵抗R16の抵抗値が予め決められている。pMOSトランジスタQ12がオン状態になると、pMOSトランジスタQ12のソース、ドレイン間に電流が流れて、発光素子11の両端を短絡することができる。これにより、pMOSトランジスタQ12は、開放故障した発光素子11へ流入する電流をバイパスして発光素子12へ供給するので、駆動電源10は他の直列に接続された発光素子12〜16を駆動することができる。また、ヒューズF11を溶断されたことで、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧を供給する回路の接続が変わったので、再度発光素子12〜16の駆動を開始した場合には、pMOSトランジスタQ12がオン状態から駆動が始まる。そのため、突入電流が繰り返し流れることがないので、保護回路21は突入電流によって生じる発光素子12〜16の劣化を軽減することができる。
本実施形態では、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧をソース電圧よりも5V以上下げる必要があるため、pMOSトランジスタQ12を完全にONするために、pMOSトランジスタQ12のゲートを、抵抗R16を介して2段下の発光素子13のカソードに接続されている。これにより、pMOSトランジスタQ12は、ゲート電圧をソース電圧よりも例えば6.6V〜10Vの範囲で下げることができる。
なお、本実施形態では、一例としてpMOSトランジスタQ12のゲートが2段下の発光素子13のカソードに接続されているとして説明したが、これに限らず、pMOSトランジスタQ12のゲートが、1段または3段以上、下の発光素子のカソードに接続されていてもよい。
続いて、保護回路26の回路構成について説明する。なお、保護回路24及び25の回路構成は、保護回路26の回路構成を同様であるため、その詳細な説明を省略する。保護回路26は、FETをオン状態にするゲート電位を得るために、pチャネルFETではなくnチャネルFETを備え、nチャネルFETをオン状態にするオンゲート電圧を得るために、nチャネルFETのゲートが抵抗R26を介して、2段上の発光素子14のアノードに接続されている点が保護回路21と異なる。また、保護回路26は、nチャネルFETを備える構成にしたため、その他の回路構成も保護回路21とは異なる。以下、保護回路26の回路構成の詳細について説明する。
保護回路26は、開放故障検出部261、故障検出維持部262、及び短絡部263を備える。開放故障検出部261、故障検出維持部262、及び短絡部263は、発光素子16に並列に接続されている。
開放故障検出部261は、並列に接続された発光素子11の開放故障を検出する。ここで開放故障検出部261は、ツェナーダイオードZD21及び抵抗R21を備える。ツェナーダイオードZD21は、アノードが低電位線L26に接続され、カソードが抵抗R21を介して高電位線H26に接続され、抵抗R22を介してPNPトランジスタT21のベースに接続されている。高電位線H26は、発光素子16のアノードに接続されている配線である。低電位線L26は、発光素子16のカソードに接続されている配線である。
故障検出維持部262は、開放故障検出部261が開放故障を検出した場合、該開放故障しているときの回路状態に移行し、該移行した回路状態を維持する。ここで故障検出維持部262は、ヒューズF21、抵抗R23、ダイオードD21、PNPトランジスタT21及び抵抗R22を備える。ヒューズF21は、一方の電極が低電位線L26に接続され、他方の電極が抵抗R23を介してダイオードD21のカソードと接続され、さらに他方の電極が抵抗R24を介してpチャネルFET(Q22)のゲートに接続されている。
ダイオードD21は、カソードが抵抗R13を介してヒューズF21に接続され、アノードがPNPトランジスタT21のコレクタに接続されている。
PNPトランジスタT21は、コレクタがダイオードD21のアノードに接続され、ベースが抵抗R22を介してツェナーダイオードZD21のカソード及び抵抗R21に接続され、エミッタが高電位線H26に接続されている。
短絡部263は、故障検出維持部262が発光素子16の開放故障しているときの回路状態を維持している場合、開放故障が検出された発光素子16の両端を短絡させる。ここで短絡部263はFETゲート駆動部264及び短絡回路265を備える。
FETゲート駆動部264は、抵抗R24、抵抗R25及び抵抗R26を備える。抵抗R24は、一端がヒューズF21と抵抗R23に接続され、他端がnMOSトランジスタQ22のゲート、抵抗R25及び抵抗R26に接続されている。抵抗R25は、一端が低電位線L26に接続され、他端がnMOSトランジスタQ22のゲート、抵抗R24及び抵抗26に接続されている。抵抗R26は、一端が抵抗R24、抵抗R25及びnMOSトランジスタQ22のゲートに接続され、他端が高電位線H26に接続されている。
短絡回路265は、nMOSトランジスタQ22を備える。nMOSトランジスタQ22は、nチャネル型の電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor:FET)である。nMOSトランジスタQ22は、ソースが低電位線L26に接続されている。nMOSトランジスタQ22は、ゲートが抵抗R25を介して発光素子16のカソード及びnMOSトランジスタQ22のソースに接続され、抵抗R24を介してヒューズF21に接続され、抵抗R26を介して発光素子13のカソードに接続されている。nMOSトランジスタQ22は、ドレインが高電位線H26に接続されている。なお、本実施形態では、一例として短絡回路265がnMOSトランジスタQ22を備えたが、これに限らず短絡回路265はnMOSトランジスタQ22の代わりに他のnチャネル型のFETを備えていてもよい。
続いて、保護回路26の動作について説明する。まず、発光素子16が正常に動作している場合の、保護回路26の動作について説明する。ツェナーダイオードZD21のツェナー降伏電圧は、発光素子16の駆動電圧を超えており、例えば、5.0Vである。そのため、発光素子16が正常に動作している場合には、ツェナーダイオードZD21には電流が流れないので、PNPトランジスタT21はオフ状態である。また、ヒューズF21は溶断されていないので、ヒューズF21の両端の電圧が約0Vであり、nMOSトランジスタQ22のゲート電位はソース電位と近く、nMOSトランジスタQ22はオフ状態である。
続いて、発光素子16が開放故障(切断)した場合の、保護回路26の動作について説明する。発光素子16が開放故障した場合、駆動電源10が定電流を発光素子16に流そうとしてツェナーダイオードZD21の両端の電圧が上昇する。ツェナーダイオードZD21の両端の電圧がツェナー降伏電圧以上(例えば、5.6V)になると、ツェナーダイオードZD21のカソードからアノードへ向けて電流が流れ始める。その際、ツェナーダイオードZD21には予め決められたツェナー降伏電圧(例えば、5.0V)がかかるため、PNPトランジスタT21のベース電位がローレベルになり、PNPトランジスタT21がオン状態となる。これにより、駆動電源10からヒューズF21に電流が供給される。
時間が経過すると、駆動電源10から供給された電流によって生じる熱でヒューズF21が溶断される。ヒューズF21が溶断されると、nMOSトランジスタQ22におけるゲートと抵抗R24を介したソースとの接続が切断されるので、nMOSトランジスタQ22のゲート電圧は、抵抗R25と抵抗R26により定まる。nMOSトランジスタQ22のゲートが抵抗R26を介して2段上の発光素子14のアノードに接続されているので、ヒューズF21が切れた場合、nMOSトランジスタQ22のゲート電圧が2段上の発光素子14のアノードの電圧に引っ張られて上昇する。そのため、nMOSトランジスタQ22のゲート電圧がハイレベルになって、nMOSトランジスタQ22がオン状態になる。このようにヒューズF21が切れた場合、nMOSトランジスタQ22のゲート電圧がハイレベルになるように、抵抗R25と抵抗R26の抵抗値が予め決められている。nMOSトランジスタQ22がオン状態になると、nMOSトランジスタQ22のソース、ドレイン間に電流が流れて、発光素子16の両端を短絡することができる。これにより、nMOSトランジスタQ22は、開放故障した発光素子16へ流入する電流をバイパスして駆動電源10へ供給するので、駆動電源10は他の直列に接続された発光素子11〜15を駆動することができる。また、ヒューズF21を溶断されたことでnMOSトランジスタQ22のゲート電圧を供給する回路の接続が変わったので、再度発光素子11〜15の駆動を開始した場合には、nMOSトランジスタQ22がオン状態から駆動が始まる。そのため、突入電流が繰り返し流れることがないので、保護回路26は突入電流によって生じる発光素子11〜15の劣化を軽減することができる。
本実施形態では、nMOSトランジスタQ22ゲート電圧をソース電圧よりも5V以上上げる必要があるため、nMOSトランジスタQ22を完全にONするために、nMOSトランジスタQ22のゲートを抵抗R26を介して2段上の発光素子14のアノードに接続されている。これにより、nMOSトランジスタQ22は、ゲート電圧をソース電圧よりも例えば6.6V〜10Vの範囲で上昇させることができる。
なお、本実施形態では、一例としてnMOSトランジスタQ22のゲートが2段上の発光素子14のアノードに接続されているとして説明したが、これに限らず、nMOSトランジスタQ22のゲートが、1段または3段以上、上の発光素子のアノードに接続されていてもよい。
以上、第1の実施形態における保護回路21は、発光素子11が開放故障した場合、ヒューズが溶断されることで、pMOSトランジスタQ12のゲート電位をローレベルにすることができる。pMOSトランジスタQ12のゲートが発光素子33のカソードに接続されているので、FETゲート駆動部214は、pMOSトランジスタQ12に十分なオンゲート電圧を供給することができる。そのため、pMOSトランジスタQ12に十分なオンゲート電圧を供給されることで、pMOSトランジスタQ12はほぼ0オームにて開放故障した発光素子11の両端を短絡することができる。これにより、保護動作時の保護回路21での損失もほぼ0Wとなり発熱を低減することができる。同様に、保護回路22〜26が備えるFETでの損失がほぼ0Wとなり発熱を低減することができる。
特許文献1に記載の従来方式では、ツェナーダイオードには正常動作時の発光素子よりも大きな電力損失が生じることで熱が生じるため、その熱を放熱する構造が必要となる。また、ツェナーダイオードの代わりに自己オン素子を発光素子と並列に接続したとしても、自己オン素子も、ツェナーダイオードと比較すると小さいものの、電流が流れている間はオン状態を継続し電力損出が生じることで熱が生じる。それに対し、本実施形態では、FETで発光素子を短絡させることでほとんど熱がでないので、従来方式に比べて保護回路の放熱構造が不要となる利点がある。同様に、保護回路22〜26の放熱構造が不要となる利点がある。
また、ヒューズが切れた瞬間だけ、突入電流が流れるが、ヒューズF11を溶断されてFETのゲート電圧を供給する回路の接続が変わることにより、再度駆動を開始した場合にはFETがオン状態から駆動が始まる。そのため、突入電流が繰り返し流れることがないので、保護回路21は突入電流によって生じる発光素子11〜16の劣化を軽減することができる。同様に、保護回路22〜26は突入電流によって生じる発光素子11〜16の劣化を軽減することができる。
更に、ヒューズの溶断にはある程度のエネルギーが必要なので、外部から入力された想定外の外部インパルスノイズ等ではヒューズが切れない。これにより、多少のインパルスノイズがあったとしても保護回路21〜26が誤動作するのを防ぐことができる。
<第2の実施形態>
続いて、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、ヒューズF11に電流を流すと、ヒューズF11の温度上昇でヒューズF11の抵抗値が上昇し、それに伴いヒューズの両端の電圧が上昇する。それにより、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧が落ちてきて、pMOSトランジスタQ12がON状態になり始めることで、pMOSトランジスタQ12のソースとドレインとの間に電流が流れて、ヒューズF11に流れる電流が小さくなっていく。
それに対して、第2の実施形態では、ヒューズF11が、二つのトランジスタを介してpMOSトランジスタQ12のゲートと接続した構成になっている。これにより、ヒューズF11が完全に溶断されるまで、pMOSトランジスタQ12はOFF状態であるので、ヒューズF11が完全に溶断されるまでヒューズF11に流れる電流が小さくならないので、ヒューズF11が溶断されるまでの時間が長くなることを防ぐことができる。
以下、第2の実施形態における光源装置1bの構成について説明する。図2は、第2の実施形態における光源装置1bの構成を示す概略ブロック図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第2の実施形態における光源装置1bの構成は、第1の実施形態における光源装置1の構成に対して、保護回路21が保護回路21bに、保護回路22が保護回路22bに、保護回路23が保護回路23bに、保護回路24が保護回路24bに、保護回路25が保護回路25bに、保護回路26が保護回路26bに変更されたものになっている。
続いて、保護回路21bの回路構成について説明する。なお、保護回路22b及び23bの回路構成は、保護回路21bの回路構成を同様であるため、その詳細な説明を省略する。図3は、第2の実施形態における最上段の保護回路21bの回路図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第2の実施形態における保護回路21bの構成は、第1の実施形態における保護回路21の構成に対して、短絡部213が短絡部213bに変更され、それと共にFETゲート駆動部214がFETゲート駆動部214bに変更されたものになっている。
FETゲート駆動部214bは、ヒューズF11が溶断されるまで、pMOSトランジスタQ12のゲート電位の変化を抑制する回路である。FETゲート駆動部214bは、抵抗R31、抵抗R32、NPNトランジスタT13、抵抗R33、抵抗R34、PNPトランジスタT14、抵抗R35、抵抗R15、及び抵抗R16を備える。
NPNトランジスタT13は、ベースが抵抗R31を介してヒューズF11及び抵抗R13に接続され、更にベースが抵抗R32を介して発光素子13のカソードに接続されている。NPNトランジスタT13は、コレクタが抵抗R34及び抵抗R33を介して高電位線H21に接続されている。NPNトランジスタT13は、エミッタが抵抗16及び発光素子13のカソードに接続されている。
PNPトランジスタT14は、ベースが抵抗R34を介してNPNトランジスタT13のコレクタに接続され、更に抵抗R33を介して高電位線H21に接続されている。PNPトランジスタT14は、エミッタが高電位線H21に接続されている。PNPトランジスタT14は、コレクタが抵抗R35を介してpMOSトランジスタQ12のゲート、抵抗R15及び抵抗R16に接続されている。
続いて、保護回路21bの動作について説明する。まず、発光素子11が正常に動作している場合の、保護回路21bの動作について説明する。ツェナーダイオードZD11のツェナー降伏電圧は、発光素子11の駆動電圧を超えており、例えば、5.0Vである。そのため、発光素子11が正常に動作している場合には、NPNトランジスタT11のベース電位がNPNトランジスタT11がオフ状態でヒューズF11には電流が流れないので、NPNトランジスタT13のベース電圧がハイレベルとなり、NPNトランジスタT13がオン状態となる。NPNトランジスタT13がオン状態となると、PNPトランジスタT14のベース電位がローレベルになり、PNPトランジスタT14はオン状態になる。これにより、pMOSトランジスタQ12のゲート電位は自身のソース電位と近くなり、pチャネルFETQ12はオフ状態である。
続いて、発光素子11が開放故障(切断)した場合の、保護回路21bの動作について説明する。発光素子11が開放故障した場合、駆動電源10が定電流を発光素子11に流そうとしてツェナーダイオードZD11の両端の電圧が上昇する。ツェナーダイオードZD11の両端の電圧がツェナー降伏電圧(例えば、5.0V)以上になると、ツェナーダイオードZD11のカソードからアノードへ向けて電流が流れ始める。そのため、NPNトランジスタT11のベース電位がハイレベルとなり、NPNトランジスタT11がオン状態となる。これにより、駆動電源10からヒューズF11に電流が供給される。
ここで、ヒューズF11と抵抗R13の接続点をノードNと称する。抵抗R31に比べて抵抗R32は例えば大きい抵抗値を有する。抵抗R31は例えば4.7kΩで、抵抗R32は例えば100kΩである。このため、駆動電源10からヒューズF11に電流が流れてノードNの電位が多少下落してもNPNトランジスタT13のゲート電圧はほとんど変化せずハイレベルのままである。その結果、NPNトランジスタT13のオン状態が維持され、PNPトランジスタT14のオン状態が維持され、pMOSトランジスタQ12のオフ状態が維持される。これにより、ヒューズF11が溶断されるまでの間に、ヒューズF11に流れる電流が小さくならないので、ヒューズF11が溶断されるまでにかかる時間が長くなるのを防止することができる。
発光素子11が開放故障(切断)してからある時間が経過すると、駆動電源10から供給された電流によって生じる熱でヒューズF11が溶断される。ヒューズF11が溶断されると、ノードNと発光素子11のアノードとの接続が切断されるのでノードNの電位は低くなる。これにより、NPNトランジスタT13のゲート電圧がローレベルとなり、NPNトランジスタT13がオフ状態となる。
NPNトランジスタT13がオフ状態となると、PNPトランジスタT14のベース電位がハイレベルになり、PNPトランジスタT14はオフ状態になる。これにより、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧は、抵抗R15と抵抗R16により定まる。pMOSトランジスタQ12のゲートが抵抗R16を介して2段下の発光素子13のカソードに接続されているので、ヒューズF11が切れた場合、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧が2段下の発光素子13のカソードの電圧に引っ張られて下がる。そのため、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧がローレベルになって、pMOSトランジスタQ12がオン状態になる。このようにヒューズF11が切れた場合、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧がローレベルになるように、抵抗R15と抵抗R16の抵抗値が予め決められている。
pMOSトランジスタQ12がオン状態になると、pMOSトランジスタQ12のソース、ドレイン間に電流が流れて、発光素子11の両端を短絡することができる。これにより、pMOSトランジスタQ12は、開放故障した発光素子11へ流入する電流をバイパスして発光素子12へ供給するので、駆動電源10は他の直列に接続された発光素子12〜16を駆動することができる。
続いて、保護回路26bの回路構成について説明する。なお、保護回路24b及び25bの回路構成は、保護回路26bの回路構成を同様であるため、その詳細な説明を省略する。図4は、第2の実施形態における最下段の保護回路26bの回路図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第2の実施形態における保護回路26bの構成は、第1の実施形態における保護回路26の構成に対して、短絡部263が短絡部263bに変更され、FETゲート駆動部264がFETゲート駆動部264bに変更されたものになっている。
FETゲート駆動部264bは、ヒューズF21が溶断されるまで、nMOSトランジスタQ22のゲート電位の変化を抑制する回路である。FETゲート駆動部264bは、抵抗R41、抵抗R42、PNPトランジスタT23、抵抗R43、抵抗R44、NPNトランジスタT24、抵抗R45、抵抗R25、及び抵抗R26を備える。
PNPトランジスタT23は、ベースが抵抗R41を介してヒューズF21と抵抗R23に接続され、更にベースが抵抗R42を介して発光素子13のカソードに接続されている。PNPトランジスタT23は、コレクタが抵抗R44及び抵抗R43を介して低電位線L26に接続されている。PNPトランジスタT23は、エミッタが抵抗26と発光素子13のカソードに接続されている。
NPNトランジスタT24は、ベースが抵抗R44を介してPNPトランジスタT23のコレクタに接続され、更に抵抗R33を介して自身のエミッタに接続されている。NPNトランジスタT24は、エミッタが低電位線L26に接続されている。NPNトランジスタT24は、コレクタが抵抗R45を介してnMOSトランジスタQ22のゲート、抵抗R25及び抵抗R26に接続されている。
続いて、保護回路26bの動作について説明する。まず、発光素子11が正常に動作している場合の、保護回路26bの動作について説明する。ツェナーダイオードZD21のツェナー降伏電圧は、発光素子11の駆動電圧を超えており、例えば、5.0Vである。そのため、発光素子11が正常に動作している場合には、PNPトランジスタT21がオフ状態でヒューズF21には電流が流れないので、PNPトランジスタT23のゲート電圧がローレベルとなり、PNPトランジスタT23がオン状態となる。PNPトランジスタT23がオン状態となると、NPNトランジスタT24のベース電位がハイレベルになり、NPNトランジスタT24はオン状態になる。これにより、nMOSトランジスタQ22のゲート電位は自身のソース電位と近くなり、nMOSトランジスタQ22はオフ状態である。
続いて、発光素子11が開放故障(切断)した場合の、保護回路26bの動作について説明する。発光素子11が開放故障した場合、駆動電源10が定電流を発光素子11に流そうとしてツェナーダイオードZD11の両端の電圧が上昇する。ツェナーダイオードZD11の両端の電圧がツェナー降伏電圧(例えば、5.0V)以上になると、ツェナーダイオードZD11のカソードからアノードへ向けて電流が流れ始める。ツェナーダイオードZD11の両端に一定のツェナー降伏電圧がかかるため、PNPトランジスタT21のベース電位がローレベルとなり、PNPトランジスタT21がオン状態となる。これにより、駆動電源10からヒューズF21に電流が供給される。
ここで、ヒューズF21と抵抗R23の接続点をノードNと称する。抵抗R41に比べて抵抗R42は例えば大きい抵抗値を有する。抵抗R41は例えば4.7kΩで、抵抗R42は例えば100kΩである。このため、駆動電源10からヒューズF21に電流が流れてノードNの電位が多少下落してもPNPトランジスタT13のゲート電圧はほとんど変化せずローレベルのままである。その結果、PNPトランジスタT23のオン状態が維持され、NPNトランジスタT24のオン状態が維持され、nMOSトランジスタQ22のオフ状態が維持される。これにより、ヒューズF21が溶断されるまでの間に、ヒューズF21に流れる電流が小さくならないので、ヒューズF21が溶断されるまでにかかる時間が長くなるのを防止することができる。
発光素子16が開放故障(切断)してからある時間が経過すると、駆動電源10から供給された電流によって、ヒューズF21が溶断される。ヒューズF21が溶断されると、ノードNと発光素子16のカソードとの接続が切断されるのでノードNの電位は低くなる。これにより、PNPトランジスタT23のゲート電圧がローレベルとなり、PNPトランジスタT23がオフ状態となる。
PNPトランジスタT23がオフ状態となると、NPNトランジスタT24のベース電位がハイレベルになり、NPNトランジスタT24はオフ状態になる。これにより、nチャネルFET(Q22)のゲート電圧は、抵抗R25と抵抗R26により定まる。nMOSトランジスタQ22のゲートが抵抗R26を介して2段上の発光素子14のアノードに接続されているので、ヒューズF21が切れた場合、nMOSトランジスタQ22のゲート電圧が2段上の発光素子14のアノードの電圧に引っ張られて上昇する。そのため、nMOSトランジスタQ22のゲート電圧がハイレベルになって、nMOSトランジスタQ22がオン状態になる。このようにヒューズF21が切れた場合、nMOSトランジスタQ22のゲート電圧がハイレベルになるように、抵抗R25と抵抗R26の抵抗値が予め決められている。
nMOSトランジスタQ22がオン状態になると、nMOSトランジスタQ22のソース、ドレイン間に電流が流れて、発光素子16の両端を短絡することができる。これにより、nMOSトランジスタQ22は、開放故障した発光素子16へ流入する電流をバイパスして駆動電源10へ供給するので、駆動電源10は他の直列に接続された発光素子11〜15を駆動することができる。
以上、第2の実施形態の光源装置1bは、第1の実施形態の光源装置1と比べて、ヒューズF11が、二つのトランジスタを介してpMOSトランジスタQ12のゲートと接続された構成になっている点で異なる。これにより、ヒューズF11の両端の電圧によらず、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧が一定で高い状態にあることでpMOSトランジスタQ12がOFF状態のままである。ヒューズF11が完全に溶断されるまで、pMOSトランジスタQ12はOFF状態のままであるので、ヒューズF11が完全に溶断されるまでヒューズF11に一定の電流を供給することができる。その結果、第1の実施形態の光源装置1の効果に加えて、保護回路21bはヒューズF21の溶断にかかる時間が長くなるのを防止することができる。同様に、第1の実施形態の光源装置1の効果に加えて、保護回路26bはヒューズF21の溶断にかかる時間が長くなるのを防止することができる。
<第3の実施形態>
続いて、第3の実施形態について説明する。第1の実施形態及び第2の実施形態では、駆動電源10が定電流制御しているので、ヒューズに所定の電圧(例えば、5V)までしかかけられない。それに対し、第3の実施形態の保護回路では、ヒューズにかけられる電圧を、第1の実施形態の3倍の電圧(例えば、15V)とすることで、ヒューズの抵抗が上昇して仮にヒューズが切れる瞬間にヒューズの両端に係る電圧が10Vくらいになったとしても、ヒューズにはまだ所定の電流(例えば、2A)以上の電流を流すことができる。これにより、ヒューズの抵抗が上がっても、大きな電流を流し続けられるので、より確実にヒューズを溶断することができる。
以下、第3の実施形態における光源装置1cの構成について説明する。図5は、第3の実施形態における光源装置1cの構成を示す概略ブロック図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第3の実施形態における光源装置1cの構成は、第1の実施形態における光源装置1の構成に対して、保護回路21が保護回路21cに、保護回路22が保護回路22cに、保護回路23が保護回路23cに、保護回路24が保護回路24cに、保護回路25が保護回路25cに、保護回路26が保護回路26cに変更されたものになっている。
続いて、保護回路21cの回路構成について説明する。なお、保護回路22c及び23cの回路構成は、保護回路21cの回路構成を同様であるため、その詳細な説明を省略する。図6は、第3の実施形態における最上段の保護回路21cの回路図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第3の実施形態における保護回路21cの構成は、第1の実施形態における保護回路21の構成に対して、開放故障検出部211が開放故障検出部211cに、故障検出維持部212が故障検出維持部212cに、短絡部213が短絡部213cに変更され、FETゲート駆動部214がFETゲート駆動部214cに変更されたものになっている。
開放故障検出部211cは、ツェナーダイオードZD51及び抵抗R15を備える。ツェナーダイオードZD51は、アノードが低電位線L21に接続されている。またツェナーダイオードZD51は、カソードが抵抗R51を介して高電位線H21に接続され、更に抵抗R52を介してPNPトランジスタT51のベースに接続されている。ツェナーダイオードZD51のカソードと抵抗R51との接続点をノードNと称す。
故障検出維持部212cは、抵抗R52、PNPトランジスタT51、抵抗R53、ダイオードD51及びヒューズF51を備える。
PNPトランジスタT51は、ベースが抵抗R52を介してノードNと接続され、エミッタが高電位線H21に接続され、コレクタが抵抗R53を介してダイオードD51のアノードに接続されている。
ダイオードD51は、アノードが抵抗R53を介してPNPトランジスタT51のコレクタに接続されており、カソードがヒューズF51に接続され、更に抵抗R54を介してPNPトランジスタT52のベースに接続されている。ヒューズF51は、一端の電極がダイオードD51のカソードに接続され、他端の電極が発光素子13のカソードに接続されている。
FETゲート駆動部214cは、抵抗R54、抵抗R55、PNPトランジスタT52、抵抗R56、抵抗R15及び抵抗R16を備える。
PNPトランジスタT52は、ベースが抵抗R54を介してヒューズF51の一端とダイオードD51のカソードに接続され、更に抵抗R55を介して高電位線H21に接続され、エミッタが高電位線H21に接続されている。またPNPトランジスタT52は、コレクタが抵抗R56を介してpMOSトランジスタQ12のゲート、抵抗R15及び抵抗R16に接続されている。
続いて、保護回路21cの動作について説明する。まず、発光素子11が正常に動作している場合の、保護回路21cの動作について説明する。ツェナーダイオードZD51と抵抗R51との接続点をノードNと称す。ツェナーダイオードZD51のツェナー降伏電圧は、発光素子11の駆動電圧を超えており、例えば、5.0Vである。そのため、発光素子51が正常に動作している場合には、ツェナーダイオードZD51には電流が流れないので、ノードNの電位は高い状態で維持される。その結果、PNPトランジスタT51のベース電位はハイレベルとなるので、PNPトランジスタT51はオフ状態である。また、ヒューズF51は溶断されていないので、ヒューズF51の両端の抵抗が約0Ωであり、PNPトランジスタT52のベース電位は発光素子13のカソードの電位に引っ張られてローレベルになる。その結果、PNPトランジスタT52はオン状態になるので、pMOSトランジスタQ12のゲート電位はソース電位と近くなり、pMOSトランジスタQ12はオフ状態である。
続いて、発光素子11が開放故障(切断)した場合の、保護回路21cの動作について説明する。発光素子11が開放故障した場合、駆動電源10が定電流を発光素子11に流そうとしてツェナーダイオードZD51の両端の電圧が上昇する。ツェナーダイオードZD51の両端の電圧がツェナー降伏電圧以上(例えば、5.6V)になると、ツェナーダイオードZD51のカソードからアノードへ向けて電流が流れ始める。その際、ツェナーダイオードZD51には予め決められたツェナー降伏電圧(例えば、5.0V)がかかるため、PNPトランジスタT51のベース電位がローレベルになり、PNPトランジスタT51がオン状態となる。これにより、駆動電源10からPNPトランジスタT51及びダイオードD51を介してヒューズF51に電流が供給される。ヒューズF51には、最大で三つ分の発光素子間の電位(例えば、15V)がかかるので、熱でヒューズF51の抵抗が上昇したとしても、ヒューズF51には十分な電流(例えば、2A)を流すことができる。これにより、ヒューズF51を確実に溶断することができる。
時間が経過すると、駆動電源10から供給された電流によって、ヒューズF51が溶断される。ヒューズF51が溶断されると、抵抗R54を介したPNPトランジスタT52のベースと発光素子13のカソードとの接続が切断されるので、PNPトランジスタT52のベース電圧はハイレベルになり、PNPトランジスタT52はオフ状態となる。これにより、pMOSトランジスタQ12のゲート電位は抵抗R15と抵抗R16により定まる。その際、pMOSトランジスタQ12のゲートが抵抗R16を介して2段下の発光素子13のカソードに接続されているので、nMOSトランジスタQ22のゲート電圧が2段下の発光素子13のカソードの電圧に引っ張られて下降する。そのため、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧がローレベルになって、pMOSトランジスタQ12がオン状態になる。このようにヒューズF51が切れた場合、pMOSトランジスタQ12のゲート電圧がローレベルになるように、抵抗R15と抵抗R16の抵抗値が予め決められている。pMOSトランジスタQ12がオン状態になると、pMOSトランジスタQ12のソース、ドレイン間に電流が流れて、発光素子11の両端を短絡することができる。これにより、pMOSトランジスタQ12は、開放故障した発光素子11へ流入する電流をバイパスして発光素子12へ供給するので、駆動電源10は他の直列に接続された発光素子12〜16を駆動することができる。
なお、本実施形態では、一例としてヒューズF51が2段下の発光素子13のカソードに接続されているとして説明したが、これに限らず、ヒューズF51が、1段または3段以上、下の発光素子のカソードに接続されていてもよい。換言すれば、ヒューズF51の一端が、ヒューズF51を備える故障検出維持部212cが並列に接続されている発光素子11の次の段以降の発光素子のカソードに接続されていてもよい。
続いて、保護回路26cの回路構成について説明する。なお、保護回路24c及び25cの回路構成は、保護回路26cの回路構成を同様であるため、その詳細な説明を省略する。保護回路26cは、FETをオン状態にするゲート電位を得るために、pチャネルFETではなくnチャネルFETを備え、nチャネルFETをオン状態にするオンゲート電圧を得るために、nチャネルFETのゲートが抵抗R26を介して、2段上の発光素子14のアノードに接続されている点で保護回路21cと異なる。更に、保護回路26cは、ヒューズに大きな電圧をかけるために、ヒューズの一端が2段上の14のアノードに接続されている。このため、保護回路26cは、その他の回路構成も保護回路21cとは異なる。以下、保護回路26cの回路構成の詳細について説明する。
図7は、第3の実施形態における最下段の保護回路26cの回路図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第3の実施形態における保護回路26cの構成は、第1の実施形態における保護回路26の構成に対して、開放故障検出部261が開放故障検出部261cに、故障検出維持部262が故障検出維持部262cに、短絡部263が短絡部263cに変更され、FETゲート駆動部264がFETゲート駆動部264cに変更されたものになっている。
開放故障検出部261cは、ツェナーダイオードZD61及び抵抗R61を備える。ツェナーダイオードZD61は、アノードがNPNトランジスタT61のベースに接続され。更にアノードが抵抗R61を介して低電位線L26に接続され、カソードが高電位線H26に接続されている。ツェナーダイオードZD61と抵抗R61との接続点をノードNと称す。
故障検出維持部262cは、抵抗R62、NPNトランジスタT61、抵抗R63、ダイオードD61及びヒューズF61を備える。
NPNトランジスタT61は、ベースが抵抗R62を介してノードNに接続され、コレクタが抵抗R63を介してダイオードD61のアノードに接続され、エミッタが低電位線L26に接続されている。
ダイオードD61は、アノードが抵抗R63を介してNPNトランジスタT61のコレクタに接続され、カソードがヒューズF61及び抵抗R65を介してNPNトランジスタT62のベースに接続されている。
FETゲート駆動部264cは、抵抗R64、抵抗R65、NPNトランジスタT62、抵抗R66、抵抗R25及び抵抗R26を備える。
NPNトランジスタT62は、ベースが抵抗R65を介してダイオードD61のカソード及びヒューズF61に接続され、更にベースが抵抗R64を介して低電位線L26に接続されている。NPNトランジスタT62は、コレクタが抵抗R66を介してnMOSトランジスタQ22のゲート、抵抗R25及び抵抗R26に接続され、エミッタが低電位線L26に接続されている。
続いて、保護回路26cの動作について説明する。まず、発光素子16が正常に動作している場合の、保護回路26cの動作について説明する。ツェナーダイオードZD61のツェナー降伏電圧は、発光素子16の駆動電圧を超えており、例えば、5.0Vである。そのため、発光素子16が正常に動作している場合には、ツェナーダイオードZD61に電流が流れないので、NPNトランジスタT61のベース電位がNPNトランジスタT61のエミッタ電位に引っ張られる。そのためNPNトランジスタT61のベース電位がローレベルであり、NPNトランジスタT61がオフ状態である。その結果、ヒューズF61には電流が流れないので、NPNトランジスタT62のベース電位がローレベルとなり、NPNトランジスタT62がオン状態となる。NPNトランジスタT62がオン状態となると、nMOSトランジスタQ22のゲート電位は自身のソース電位と近くなり、nMOSトランジスタQ22はオフ状態である。
続いて、発光素子16が開放故障(切断)した場合の、保護回路26cの動作について説明する。発光素子16が開放故障した場合、駆動電源10が定電流を発光素子16に流そうとしてツェナーダイオードZD61の両端の電圧が上昇する。ツェナーダイオードZD61の両端の電圧がツェナー降伏電圧(例えば、5.0V)以上になると、ツェナーダイオードZD61のカソードからアノードへ向けて電流が流れ始める。そして、抵抗R61に電流が流れることでノードNの電位が高くなり、NPNトランジスタT61のベース電位がハイレベルとなるので、NPNトランジスタT61がオン状態になる。これにより、駆動電源10からヒューズF61に電流が供給される。ヒューズF61には、最大で三つ分の発光素子間の電位(例えば、15V)がかかるので、熱でヒューズF61の抵抗が上昇したとしても、ヒューズF61には十分な電流(例えば、2A)の電流を流すことができる。これにより、ヒューズF61を確実に溶断することができる。
発光素子11が開放故障(切断)してからある時間が経過すると、駆動電源10から供給された電流によって生じる熱でヒューズF61が焼き切られてヒューズF61が溶断される。ヒューズF61が溶断されると、NPNトランジスタT62のベース電位がローレベルになり、NPNトランジスタT62のオフ状態となる。これにより、nMOSトランジスタQ22のゲート電圧は、抵抗R25と抵抗R26により定まる。nMOSトランジスタQ22のゲートが抵抗R26を介して2段上の発光素子14のアノードに接続されているので、ヒューズF61が切れた場合、nMOSトランジスタQ22のゲート電圧が2段上の発光素子14のアノードの電圧に引っ張られて上がる。そのため、nMOSトランジスタQ22のゲート電圧がハイレベルになって、nMOSトランジスタQ22がオン状態になる。このようにヒューズF61が切れた場合、nMOSトランジスタQ22のゲート電圧がハイレベルになるように、抵抗R25と抵抗R26の抵抗値が予め決められている。
nMOSトランジスタQ22がオン状態になると、nMOSトランジスタQ22のソース、ドレイン間に電流が流れて、発光素子16の両端を短絡することができる。これにより、nMOSトランジスタQ22は、開放故障した発光素子16へ流入する電流をバイパスして駆動電源10へ供給するので、駆動電源10は他の直列に接続された発光素子11〜15を駆動することができる。
なお、本実施形態では、一例としてヒューズF61が2段上の発光素子14のアノードに接続されているとして説明したが、これに限らず、ヒューズF61が、1段または3段以上、上の発光素子のアノードに接続されていてもよい。換言すれば、ヒューズF61の一端が、ヒューズF61を備える故障検出維持部262cが並列に接続されている発光素子16の前段以前の発光素子のアノードに接続されていてもよい。
以上、第3の実施形態における保護回路では、ヒューズF51及びF61に最大で三つ分の発光素子間の電位(例えば、15V)をかけられるので、仮にヒューズの抵抗が上がってヒューズF51及びF61が切れる瞬間にヒューズF51及びF61の両端に係る電圧が10Vくらいになったとしても、ヒューズF51及びF61に十分な電流を流すことができる。このように、熱でヒューズF51及びF61の抵抗が上がってもヒューズF51及びF61に大きな電流を流し続けられるので、第1の実施形態の効果に加えて、第1の実施形態よりも確実にヒューズF51及びF61を溶断することができる。
<第4の実施形態>
続いて、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態の保護回路は、故障検出維持部が、ヒューズでなくラッチ回路を備えた構成である。以下、第4の実施形態における光源装置1dの構成について説明する。図8は、第4の実施形態における光源装置1dの構成を示す概略ブロック図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第4の実施形態における光源装置1dの構成は、第1の実施形態における光源装置1の構成に対して、保護回路21が保護回路21dに、保護回路22が保護回路22dに、保護回路23が保護回路23dに、保護回路24が保護回路24dに、保護回路25が保護回路25dに、保護回路26が保護回路26dに変更されたものになっている。
続いて、保護回路21dの回路構成について説明する。なお、保護回路22d及び23dの回路構成は、保護回路21bの回路構成を同様であるため、その詳細な説明を省略する。図9は、第4の実施形態における最上段の保護回路21dの回路図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第4の実施形態における保護回路21dの構成は、第1の実施形態における保護回路21の構成に対して、開放故障検出部211が開放故障検出部211dに、故障検出維持部212が故障検出維持部212dに変更されたものになっている。
開放故障検出部211dは、抵抗R71及びツェナーダイオードZD71を備える。ツェナーダイオードZD71は、アノードが低電位線L21に接続され、カソードが抵抗R71を介して高電位線H21に接続され、更にコンデンサC11に接続され、更に抵抗R72を介してPNPトランジスタT71のベースに接続され、更にNPNトランジスタT72のコレクタに接続されている。
故障検出維持部212dは、開放故障検出部211dが開放故障を検出した場合、該開放故障しているときの回路状態を維持するラッチ回路である。故障検出維持部212dは、コンデンサC11、抵抗R72、PNPトランジスタT71、抵抗R73、抵抗R74、NPNトランジスタT72、抵抗R75、抵抗R76及PNPトランジスタT73を備える。
コンデンサC11は、一端の電極が高電位線H21に接続され、他端の電極が抵抗R72を介してPNPトランジスタT71のベースに接続され、NPNトランジスタT72のコレクタに接続されている。
PNPトランジスタT71は、ベースが抵抗R72を介してコンデンサC11の他端及びNPNトランジスタT72のコレクタに接続され、エミッタが高電位線H21に接続されている。PNPトランジスタT71は、コレクタが抵抗R73を介してNPNトランジスタT72のベースに接続され、抵抗R74または抵抗R76を介して発光素子13のカソードに接続され、PNPトランジスタT73のベースに接続されている。更にPNPトランジスタT71は、コレクタが抵抗R75を介して高電位線H21に接続されている。
NPNトランジスタT72は、ベースが抵抗R73を介してPNPトランジスタT71のベース、及びPNPトランジスタT73のベースに接続され、更に抵抗R73及び抵抗
R74を介して発光素子13のカソードに、抵抗R73及び抵抗R76を介して発光素子13のカソードに接続されている。
PNPトランジスタT73は、ベースがPNPトランジスタT71のコレクタに接続され、抵抗R74または抵抗R76を介して発光素子13のカソードに接続され、更に抵抗R75を介して高電位線H21に接続されている。PNPトランジスタT73は、エミッタが高電位線H21に接続され、コレクタが抵抗R14を介してpMOSトランジスタQ12のゲート、抵抗R15及び抵抗R16に接続されている。
続いて、保護回路21dの動作について説明する。まず、発光素子11が正常に動作している場合の、保護回路21dの動作について説明する。ツェナーダイオードZD71のツェナー降伏電圧は、発光素子11の駆動電圧を超えており、例えば、5.0Vである。そのため、発光素子71が正常に動作している場合には、ツェナーダイオードZD71には電流が流れないので、PNPトランジスタT71のベース電位がハイレベルで、PNPトランジスタT71はオフ状態である。その場合、PNPトランジスタT73のベース電位は、抵抗R75と抵抗R76で決まりローレベルとなるので、PNPトランジスタT73はオン状態になる。これにより、pMOSトランジスタQ12のゲート電位はソース電位と近く、pMOSトランジスタQ12はオフ状態となる。
続いて、発光素子11が開放故障(切断)した場合の、保護回路21dの動作について説明する。発光素子11が開放故障した場合、駆動電源10が定電流を発光素子11に流そうとしてツェナーダイオードZD71の両端の電圧が上昇する。ツェナーダイオードZD71の両端の電圧がツェナー降伏電圧(例えば、5.0V)以上になると、ツェナーダイオードZD71のカソードからアノードへ向けて電流が流れ始める。その場合、ツェナーダイオードZD81の両端にはツェナー降伏電圧がかかるため、PNPトランジスタT71のベース電位がローレベルとなり、PNPトランジスタT71がオン状態となる。
PNPトランジスタT71がオン状態となると、NPNトランジスタT72のベース電位がハイレベルになるので、NPNトランジスタT72がオン状態となる。これにより、PNPトランジスタT71のベースが発光素子13のカソードの電位に引っ張られ、以後、PNPトランジスタT71のオン状態が維持される。PNPトランジスタT71は、ベースが抵抗R72を介してコンデンサC11が接続されてコンデンサC11に電荷が蓄えられてPNPトランジスタT71のベース電位がローレベルに維持されるので、PWM調光等による短時間の電源切断の場合にも、保護回路21dはPNPトランジスタT71のオン状態を維持することができる。それとともに、想定外の外部ノイズがあってもPNPトランジスタT71のオン状態が維持されるので、保護回路21dの誤動作を防ぐことができる。
PNPトランジスタT71のオン状態が維持されるので、PNPトランジスタT73のベースの電位がハイレベルに維持され、PNPトランジスタT73がオフ状態を維持する。これにより、pMOSトランジスタQ12のゲート電位は発光素子13のカソードの電位に引っ張られてローレベルとなり、pMOSトランジスタQ12はオン状態となる。これにより、pMOSトランジスタQ12は、開放故障した発光素子11へ流入する電流をバイパスして発光素子12へ供給するので、駆動電源10は他の直列に接続された発光素子12〜16を駆動することができる。
なお、本実施形態では、一例としてpMOSトランジスタQ12のゲートが2段下の発光素子13のカソードに接続されているとして説明したが、これに限らず、pMOSトランジスタQ12のゲートが、1段または3段以上、下の発光素子のカソードに接続されていてもよい。
続いて、保護回路26dの回路構成について説明する。なお、保護回路24d及び25dの回路構成は、保護回路26dの回路構成を同様であるため、その詳細な説明を省略する。図10は、第4の実施形態における最下段の保護回路26dの回路図である。なお、図1と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第4の実施形態における保護回路26dの構成は、第1の実施形態における保護回路26の構成に対して、開放故障検出部261が開放故障検出部261dに、故障検出維持部262が故障検出維持部262dに変更されたものになっている。
開放故障検出部261dは、抵抗R81及びツェナーダイオードZD81を備える。ツェナーダイオードZD81は、アノードがPNPトランジスタT82のコレクタ及びコンデンサC21の一端の電極に接続され、更に抵抗R82を介してNPNトランジスタT81のベースに接続されており、カソードが高電位線H26に接続されている。
故障検出維持部262dは、開放故障検出部261dが開放故障を検出した場合、該開放故障しているときの回路状態に移行し、該移行した回路状態を維持するラッチ回路である。故障検出維持部262dは、コンデンサC21、抵抗R82、NPNトランジスタT81、抵抗R83、抵抗R84、PNPトランジスタT82、抵抗R85、抵抗R86及NPNトランジスタT83を備える。
コンデンサC21は、一端の電極が抵抗R82を介してNPNトランジスタT81のベースに接続され、PNPトランジスタT82のコレクタに接続されており、他端の電極が低電位線L26に接続されている。
NPNトランジスタT81は、ベースが抵抗R82を介してコンデンサC21の一端及びNPNトランジスタT82のコレクタに接続され、エミッタが低電位線L26に接続され、コレクタが抵抗R73を介してPNPトランジスタT82のベースに接続され、抵抗R84または抵抗R86を介して発光素子13のカソードに接続され、NPNトランジスタT73のベースに接続され、抵抗R85を介して低電位線L26に接続されている。
PNPトランジスタT82は、ベースが抵抗R83を介してNPNトランジスタT81のベース、及びNPNトランジスタT83のベースに接続され、更に抵抗R83及び抵抗
R84を介して発光素子13のカソードに、抵抗R83及び抵抗R86を介して発光素子13のカソードに接続されている。
PNPトランジスタT83は、ベースがNPNトランジスタT81のコレクタに接続され、抵抗R84または抵抗R86を介して発光素子14のアノードに接続され、抵抗R85を介して低電位線L26に接続されている。PNPトランジスタT83は、エミッタが低電位線L26に接続され、コレクタが抵抗R24を介してnMOSトランジスタQ22のゲート、抵抗R25及び抵抗R26に接続されている。
続いて、保護回路26dの動作について説明する。まず、発光素子16が正常に動作している場合の、保護回路26dの動作について説明する。ツェナーダイオードZD81のツェナー降伏電圧は、発光素子16の駆動電圧を超えており、例えば、5.0Vである。そのため、発光素子16が正常に動作している場合には、ツェナーダイオードZD81には電流が流れないので、NPNトランジスタT71のベース電位がNPNトランジスタT71のエミッタ電位に引っ張られる。そのためNPNトランジスタT71のベース電位がローレベルとなり、NPNトランジスタT71はオフ状態である。その場合、NPNトランジスタT83のベース電位は、ハイレベルとなるので、NPNトランジスタT83はオン状態になる。ここで、NPNトランジスタT71はオフ状態の場合、NPNトランジスタT83のベース電位がハイレベルになるように、抵抗R85と抵抗R86の抵抗値が決まっている。これにより、nMOSトランジスタQ22のゲート電位はソース電位と近く、nMOSトランジスタQ22はオフ状態となる。
続いて、発光素子16が開放故障(切断)した場合の、保護回路26dの動作について説明する。発光素子16が開放故障した場合、駆動電源10が定電流を発光素子16に流そうとしてツェナーダイオードZD81の両端の電圧が上昇する。ツェナーダイオードZD81の両端の電圧がツェナー降伏電圧(例えば、5.0V)以上になると、ツェナーダイオードZD81のカソードからアノードへ向けて電流が流れ始める。その場合、ツェナーダイオードZD81の両端にはツェナー降伏電圧がかかるため、NPNトランジスタT81のベース電位がハイレベルとなり、NPNトランジスタT81がオン状態となる。
NPNトランジスタT81がオン状態となると、PNPトランジスタT82のベース電位が低電位線L26の電位に引っ張られてローレベルになるので、PNPトランジスタT82がオン状態となる。これにより、NPNトランジスタT81のベースが発光素子14のアノードの電位に引っ張られ、以後、NPNトランジスタT81のオン状態が維持される。NPNトランジスタT81は、ベースが抵抗R82を介してコンデンサC21が接続されてコンデンサC21に電荷が蓄えられてNPNトランジスタT81のベース電位がハイレベルに維持されるので、PWM調光等による短時間の電源切断の場合にも、保護回路26dはNPNトランジスタT81のオン状態を維持することができる。それとともに、想定外の外部ノイズがあってもNPNトランジスタT81のオン状態が維持されるので、保護回路26dの誤動作を防ぐことができる。
NPNトランジスタT71のオン状態が維持されるので、NPNトランジスタT73のベースの電位がローレベルに維持され、NPNトランジスタT73がオフ状態を維持する。これにより、nMOSトランジスタQ22のゲート電位は発光素子14のアノードの電位に引っ張られてハイレベルとなり、nMOSトランジスタQ22はオン状態となる。これにより、nMOSトランジスタQ22は、開放故障した発光素子16へ流入する電流をバイパスして駆動電源10へ供給するので、駆動電源10は他の直列に接続された発光素子11〜15を駆動することができる。
なお、本実施形態では、一例としてnMOSトランジスタQ22のゲートが2段上の発光素子14のアノードに接続されているとして説明したが、これに限らず、nMOSトランジスタQ22のゲートが、1段または3段以上、上の発光素子のアノードに接続されていてもよい。
以上、第4の実施形態において、故障検出維持部212dは、コンデンサC11と複数のトランジスタとを備え、故障検出維持部212dは、開放故障検出部211dが開放故障を検出した場合に、コンデンサC11に電荷を蓄積し複数のトランジスタの導通状態を固定することでpチャネルFET(Q21)をオン状態に固定する。これにより、ほぼ0オームにて開放故障した発光素子の両端を短絡することができる。その結果、保護動作時の保護回路での損失もほぼ0Wとなり、従来方式と比べ保護回路21dの放熱構造が不要となる利点がある。同様に、保護回路22d〜26dの放熱構造が不要となる利点がある。
また、開放故障検出部211dが一度、発光素子の開放故障を検出した場合、故障検出維持部212dが備えるPNPトランジスタT71のオン状態が維持されて、抵抗14と高電位線H21との接続が常に切断される。これにより、pチャネルFET(Q21)のゲートが常にローレベルになって、pチャネルFET(Q21)のオン状態が維持される。その結果、再度駆動を開始した場合に、pチャネルFET(Q21)がオン状態から駆動が始まる。そのため、突入電流が繰り返し流れることがないので、保護回路21dは突入電流によって生じる光源素子の劣化を軽減することができる。同様に、保護回路22d〜26dは突入電流によって生じる光源素子の劣化を軽減することができる。
更に、PNPトランジスタT71のベースが抵抗R72を介してコンデンサC11が接続されてコンデンサC11に電荷が蓄えられることでPNPトランジスタT71のベース電位がローレベルに維持される。このためPWM調光等による短時間の電源切断の場合にも、保護回路21dはPNPトランジスタT71のオン状態を維持することができる。それとともに、想定外の外部ノイズがあってもPNPトランジスタT71のオン状態が維持されるので、保護回路21dの誤動作を防ぐことができる。同様に、保護回路22d〜26dはNPNトランジスタT81のオン状態を維持することができる。それとともに、想定外の外部ノイズがあってもNPNトランジスタT81のオン状態が維持されるので、保護回路22d〜26dの誤動作を防ぐことができる。
なお、プロジェクターが各実施形態における光源装置のいずれかを備えていてもよい。図11は、プロジェクター3の構成を示す概略ブロック図である。例えばプロジェクター3は、図11に示すように、光源装置1と、光源装置1の発光素子11〜16から出射された光を画像データに応じて変調し、変調した画像光Lを形成する変調部31と、画像光Lを不図示のスクリーンに投射する投射光学系32とを概略備えてもよい。なお、図11の例では、プロジェクター3は、光源装置1を備えたが、これに限らず、光源装置1の代わりに、他の実施形態の光源装置1b〜1dを備えてもよい。
また各実施形態において、発光素子が6つ直列に接続された構成について説明したが、これに限らず、2〜5つまたは7つ以上発光素子が直列に接続されていてもよい。すなわち、複数の発光素子が直列に接続されていればよい。
また、各実施形態において、各発光素子に対して、保護回路が並列に接続されていたが、これに限らず、発光素子のうち少なくとも一つの発光素子に対して、保護回路が並列に接続されていればよい。換言すれば、光源装置は複数の発光素子のうち少なくとも一つの発光素子に対して、並列に接続された開放故障検出部と故障検出維持部と短絡部とをそれぞれ備えていればよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではない。各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
1、1b、1c、1d 光源装置
3 プロジェクター
10 駆動電源
11〜16 発光素子
21〜26 保護回路
31 変調部
32 投射光学系
211、211c、211d、261、261c、261d 開放故障検出部
212、212c、212d、262、262c、262d 故障検出維持部
213、213b、213c、263、263b、263c 短絡部
214、214b、214c、264、264b、264c FETゲート駆動部
215、265 短絡回路

Claims (8)

  1. 直列に接続された複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子のうち少なくとも一つの発光素子に対して、並列に接続された開放故障検出部と故障検出維持部と短絡部とをそれぞれ備え、
    前記開放故障検出部は、並列に接続された発光素子の開放故障を検出し、
    前記故障検出維持部は、前記開放故障検出部が開放故障を検出した場合、該開放故障しているときの回路状態に移行し、該移行した回路状態を維持し、
    前記短絡部は、前記故障検出維持部が前記開放故障しているときの回路状態を維持している場合、前記開放故障が検出された発光素子の両端を短絡させる光源装置。
  2. 前記短絡部は、ドレインが前記発光素子の一端に接続され、ソースが前記発光素子の他端に接続されたFETを備え、
    前記短絡部は前記FETのドレインとソースを導通状態にすることにより、前記発光素子の両端を短絡させる請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記故障検出維持部は、前記開放故障検出部が開放故障を検出した場合に溶断するヒューズを備え、
    前記故障検出維持部は、前記ヒューズが溶断した場合に前記FETのドレインとソースの導通状態を維持させる請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記短絡部は、前記ヒューズが溶断されるまで、前記FETのゲート電位の変化を抑制する請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記ヒューズの一端が、前記ヒューズを備える故障検出維持部が並列に接続されている発光素子の次の段以降の発光素子のカソード、または前段以前の発光素子のアノードに接続されている請求項3に記載の光源装置。
  6. 前記故障検出維持部は、コンデンサと複数のトランジスタとを備え、
    前記故障検出維持部は、前記開放故障検出部が開放故障を検出した場合に、前記コンデンサに電荷を蓄積し前記複数のトランジスタの導通状態を固定することで、前記FETのドレインとソースの導通状態を維持させる請求項2に記載の光源装置。
  7. 前記開放故障検出部は、前記発光素子が正常に動作している際に両端にかかる電圧よりも高い降伏電圧を有するツェナーダイオードを備え、
    前記故障検出維持部は、前記ツェナーダイオードに前記降伏電圧以上の電圧がかかった場合、前記開放故障しているときの回路状態に移行し、該移行した回路状態を維持する請求項1から6のいずれか一項に記載の光源装置。
  8. 直列に接続された複数の発光素子と、
    前記発光素子から出射された光を変調する変調部と、
    前記複数の発光素子のうち少なくとも一つの発光素子に対して、並列に接続された開放故障検出部と故障検出維持部と短絡部とをそれぞれ備え、
    前記開放故障検出部は、並列に接続された発光素子の開放故障を検出し、
    前記故障検出維持部は、前記開放故障検出部が開放故障を検出した場合、該開放故障しているときの回路状態に移行し、該移行した回路状態を維持し、
    前記短絡部は、前記故障検出維持部が前記開放故障しているときの回路状態を維持している場合、前記開放故障が検出された発光素子の両端を短絡させるプロジェクター。
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