JP2014241202A - 車両用灯具におけるled点灯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用バッテリを電源としたLED光源を有する車両用灯具において、安価な構成で車両用バッテリの電圧変動に伴うLED光源への過電流の防止して、LED光源の寿命を長くすることが可能なLED点灯装置を提供する。【解決手段】LED光源にカスケードに接続して設けられ、複数の制御端を有する電流調整抵抗切替手段と、前記電流調整抵抗切替手段に接続され、前記バッテリからの入力電圧に対して、前記制御端と同数段の閾値電圧が設定された入力電圧検出手段とで構成されるLED点灯装置とした【選択図】図1

Description

本発明は、車両用バッテリを電源としたLED光源を有する車両用灯具において、LED光源の電流制限用に抵抗器を用い、電源変動におけるLED電流増加、つまり過電流を防止あるいは停止する装置に関する。
車両用灯具として、LED などの半導体発光素子を光源に用いたものが知られており、特にテールランプやストップランプといった尾灯については、急速に市場浸透が進んでいる。
この種の尾灯には、LEDの点灯制御回路が実装されているが、安定化電源装置を用いずに抵抗によって、LEDの点灯電流を調整しているのが普通である(以下、この種の作用をさせる為に用いる抵抗を電流調整抵抗と表記する)。従って、車両用バッテリからの動作入力電圧範囲は通常+10Vから+16Vであるために、バッテリ電圧の変動に伴って、LEDへの電流も変動することとなる。
図7は従来の尾灯の場合を示したものであって、車両用バッテリからの電圧入力端子と車両用保護手段4とLED光源2と電流調整抵抗R1で構成されている。車両用保護手段4は電源間をバッテリ逆接防止用のダイオードD1を介して、自動車試験規格であるロードダンプ試験(サージ電圧試験、バッテリの端子がオルタネータの発電中にはずれることで生じるサージ電圧に対する耐性を確認するもの。)対策の為のパワーツェナーダイオードZD1を接続したものである。LED光源2と電流調整抵抗R1は直列接続されて、該パワーツェナーデイオードZD1と並列に接続される。
尚、図7に示すLED光源2の例はLED1乃至LED9の9個のLEDが内部で纏められて、3個を並列接続したものを更に3直列に接続した所謂直並列方式に結線されているものである。この結線方式はLED素子の1つがショートモードで故障しても直列に接続されている他の段の並列群が発光を続け、1つがオープンモードで故障しても故障した以外のLED素子が発光を維持できるという利点があり、車両用灯具用のLED光源として一般化しているものである。
前述の車両用バッテリの電圧変動に加えて、各自動車製造者では、バッテリの電圧異常状態を想定して車両信頼性試験として以下の様な過電圧試験が実施されている。
12V形のバッテリ使用車の場合、
(イ)オルタネータに対する発電制御システム等の異常による過電圧に対する確認として、
+18Vの試験電圧を60分間加えて作動させた後に装置の正常動作を確認する。
(ロ)車両をジャンプスタートさせた場合等で生ずる短期の過電圧に対する確認として
+24Vの試験電圧を1分間加えて作動させた後に装置の正常動作を確認する。
これらの試験を実施された場合、図7の例のように電流調整抵抗を用いてLEDの点灯電流を調整している装置では、LEDへの過電流が流れ込み、光度低下や寿命劣化などのダメージを与えてしまう虞がある為に、上記試験による過電圧時においても過電流がながれないように定常時の電流を低く抑える必要がある。更に、過電流となるため電流調整抵抗R1は定格電力値の大きなものを採用する必要があった。
文献1では、電流調整抵抗を用いた場合に比較して省電力を低減させることが可能なものとして、車両用灯具の光源部として複数のLEDを直列に接続した組列に電流調整抵抗を接続し、それを複数列用いた光源部をPWM制御回路にてスイッチングして電流を制御する構成が開示されている。
文献2は自転車用LED式ランプにおいて、ハブダイナモの発電電圧が走行速度とともに上昇して生じる過電流を防止するために、LEDに直列接続した抵抗器と制御部から周囲の明るさに応じた信号によりドライブするトランジスタAと、前記LEDと抵抗器の間にベース(制御端)を接続したトランジスタBに直列接続したバイパス手段である抵抗器を備えており、発電機の電力増加時にLED電力が規定以上となるとバイパスへ電流を移行させて過電流を防止する構成が開示されている。
特開2003−317978号報 特開2007−112172号報
文献1において、電流調整抵抗の発熱防止のためのPWM制御回路部とスイッチング部を設けていることから、部品点数が多くコストアップの要因となり、MTTFの悪化要因にもなる。
またLEDを直列に接続した組列に抵抗を接続し、それを複数列用いた光源部専用としているため、需要者の多様なニーズに応えて、様々な態様のLED光源を選択可能とするには不向きな構成となっている。
文献2において、発電機からの電力が規定値よりも増加した場合に、バイパス手段の抵抗器によって余分な電力を消費させて過電流を防止させているため抵抗器の消費電力増加や発熱が懸念される。
また前記抵抗器の発熱が懸念されるため、前記抵抗器とLEDを十分に離して搭載しなければならず、実装形状が大きくなり、コストアップの要因となる。
本発明は、車両用バッテリを電源としたLED光源を有する車両用灯具において、上記問題を解決して、LED光源の態様に制限されず、安価な構成で車両用バッテリの電圧変動に伴うLED光源への過電流を電流削減あるいは電流停止の措置を図ることで、LED光源の寿命を長くすることが可能なLED点灯装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載のLED点灯装置によれば、
車両用バッテリを電源としたLED光源を有する車両用灯具の点灯装置であって、前記LED光源にカスケードに接続して設けられ、複数の制御端を有する電流調整抵抗切替手段と、前記電流調整抵抗切替手段に接続され、前記バッテリからの入力電圧に対して、前記制御端と同数段の閾値電圧が設定された入力電圧検出手段とで構成されるLED点灯装置とすることで、
LED光源の態様に制限されず、安価な構成で車両用バッテリの電圧変動に伴うLED光源への過電流を防止する措置を図ることが可能である。
上記目的を達成するため、本発明の請求項2に記載のLED点灯回路によれば、
前記電流調整切替手段は、複数の抵抗器と該抵抗器の夫々に直列に接続されたスイッチング素子による複数の直列回路がさらに並列接続されており、複数の抵抗器の切替を各スイッチング素子による電流路の開閉で行うことを特徴とする請求項1記載のLED点灯回路とすることで、
車両用バッテリの電圧変動に伴うLED光源への過電流を防止するとともに、ロードダンプサージのように高い過渡電圧が印加された場合にはLED光源への電流供給を停止することができ、通常はサージ保護用の挿入されているパワーツェナーダイオードを削除できる。
上記目的を達成するため、本発明の請求項3に記載のLED点灯回路によれば、
前記電流調整切替手段は、複数の抵抗器と該抵抗器の夫々に並列に接続したスイッチング素子による複数の並列回路がさらに直列接続されており、各スイッチング素子の開閉により抵抗器の両端をシャントすることで複数の抵抗器の切替を行うことを特徴とする請求項1記載のLED点灯回路とすることで、
車両用バッテリの電圧変動に伴うLED光源への過電流を防止するとともに、ロードダンプサージのように高い過渡電圧が印加された場合にもLED光源への電流供給を停止せず、点灯を継続させることができる。
本発明によれば、車両用バッテリを電源としたLED光源を有する車両用灯具において、LED光源の態様に制限されず、安価な構成で車両用バッテリの電圧変動に伴うLED光源への過電流を防止し、LED光源の寿命を長くすることが可能なLED点灯装置を提供することができる。
図1は本発明による第一の実施例を示す図である。 図2は入力電圧検出手段の内部ブロック図を示す図である。 図3は電圧検出回路について実施回路例を示す図である。 図4は第一の実施例における入力電圧とLED電流特性図に関するシミュレーション結果を示すグラフ図である。 図5は本発明による第二の実施例を示す図である。 図6は第二に実施例における入力電圧とLED電流特性図に関するシミュレーション結果を示すグラフ図である。 図7は従来の尾灯におけるLED点灯制御回路を示す図である。
(第一の実施例)
図1は本発明による第一の実施例を示すもので、尾灯に使用するLED駆動装置の場合を示したものである。LED光源2と車両用保護手段4は図7と同様である。違いとしては、光源の負極側にカスケードに接続された電流調整抵抗切替手段11と、該電流調整抵抗切替手段11に制御信号を出力する入力電圧検出手段3を設けている。電流調整抵抗切替手段11を構成する電流設定抵抗R11乃至R13はスイッチング素子Q1乃至Q3と直列対となって3回路を構成する。前記スイッチング素子の制御端(図1ではトランジスタのベース)のX、Y、Zとスイッチング素子Q1乃至Q3が接続されている。入力電圧検出手段3は入力電圧に応じた制御信号を制御端から出力する。
入力電圧検出手段3は前記スイッチング素子の制御端のX、Y、Zへ、正常時のバッテリ入力電圧範囲において各スイッチング素子Q1乃至Q3はON(通電)しており、過電圧入力時において、予め設定された閾値電圧に合わせてQ1乃至Q3の何れかのスイッチング素子をOFF(非通電)するように制御信号を出力するように設定されている。例えば、前記X,Y,Zに合わせて三段の閾値電圧を設定し、X端子においては+16V以上(前述の過電圧試験(イ)、+18V印加時の過電流防止)でスイッチング素子Q1をOFFし、Y端子においては+20V以上(前述の過電圧試験(ロ)、+24V印加時の過電流防止)でスイッチング素子Q2をOFFし、Z端子においては+24V以上(ロードダンプ試験によって生じる過電流防止)でスイッチング素子Q3をOFFさせる。
この他にも回路数を多く用いれば、より細かく設定電圧を決めることが可能となる。また電流調整抵抗切替手段11を構成する設定電圧は、最低2回路から5回路程度が望ましい。
図2及び図3は図1に示した入力電圧検出手段3の実施例を示すものである。図2は入力電圧検出手段3の内部ブロック図を示すもので、31乃至33で示す3個の電圧検出回路が電源側Eと接地Fの間に3回路並ぶように設けられており、各回路の出力は電流調整抵抗切替手段11における前記スィッチング素子の制御端のX、Y、Zへの出力に対応している。
図3は図2で示した内部ブロック図の電圧検出回路31について実施回路例を示すものである。3(a)では直列接続した二つの抵抗器R21、R22の中点にスイッチング素子Q11のベースを接続し、コレクタに抵抗R23を介して電源側Eに、エミッタは接地Fに、そしてコレクタ出力は制御端Xに夫々接続される。図2の電圧検出回路32(制御端Yへ出力)と電圧検出回路33(制御端Zへ出力)は図3(a)に示した回路構成と同様であるが、検出電圧設定が異なるため抵抗定数が異なるものとなっている。
図3(b)は電圧検出回路31の別の実施回路例を示すもので、図3(a)のR21の代わりにR31とツェナーダイオードZD2を直列接続したものであって、図3(a)よりも検出精度向上が図られている。この場合、電圧検出回路32と電圧検出回路33は、図3(b)に示した回路構成と同様であるが、検出電圧設定が異なるためツェナー電圧を含めた定数が異なるものとなる。
次に本実施例で車両用バッテリからの入力電圧変動に伴うLED電流の過電流防止のための制御方法について説明する。
図4は図1と図2および図3(b)の実施例における入力電圧とLED電流特性図に関するシミュレーション結果のグラフ図である。光源2はLEDを3個並列接続したものを更に3直列接続した直並列方式に結線されており、入力電圧12V(定格時)でのLED電流を一個当り100mAとし全体で300mAと設定している。この電流設定は、定格時においてはスイッチング素子Q1乃至Q3の全てがONしているため、電流調整抵抗切替手段11にあるR11乃至R13による合成抵抗(Rx)によるものとなる。
図4のグラフでは入力電圧(Vin、車両用バッテリの出力電圧を想定)が徐々に増加すると、合成抵抗(Rx)によるLED電流(If)が流れ始めて増加する。ポイントA(領域P1で示す変化点)において、つまり入力電圧が16Vを超えたところで入力電圧検出手段3に含まれる実施回路例図3(b)の電圧検出回路31のトランジスタQ12がONしてGNDレベルの電位がX端子につながった電流調整抵抗切替手段11のQ1のベースに入力してQ1をOFFさせる。するとQ1に繋がったR11がオープンとなるので、合成抵抗(Rx)の値が上昇するので、LED電流は減少することとなる。尚、ポイントAの閾値設定は一例であって動作入力電圧範囲は通常+10V〜+16Vであるために16Vを超えたポイントを設定した。この閾値は、抵抗電力や発熱、周囲環境等の要件に応じて、適宜設定することができる。
同じようにポイントB(領域P2で示す変化点)において、つまり入力電圧が20Vを超えた所で入力電圧検出手段3に含まれる電圧検出回路32のトランジスタ(図示せず)がONしてGNDレベルの電位がY端子に繋がったQ2のベースに入力してQ2をOFFさせる。するとQ2に繋がったR12がオープンとなるので、合成抵抗(Rx)の値が更に上昇するので、LED電流は更に減少することとなる。尚、20Vの設定閾値はポイントAの設定と同様で、一例であって動作過電圧試験を想定してポイントを設定したものである。
更にポイントC(領域P3で示す変化点)において、つまり入力電圧が24Vを超えたところで入力電圧検出手段3に含まれる電圧検出回路33のトランジスタ(図示せず)がONしてGNDレベルの電位がZ端子に繋がったQ3のベースに入力してQ3をOFFさせる。するとQ3に繋がったR13がオープンとなるので、合成抵抗(Rx)の値が無限大(オープン)となるため、LED電流は流れず消灯することとなる。尚、24Vの設定閾値はポイントAおよびポイントBの設定と同様で、一例であって動作過電圧試験を想定してポイントを設定したものである。
このポイントCの閾値電圧を超えた電圧で、LED光源2への電流供給を停止させることは、前述のロードダンプ試験対策の為に有効な手段であり、図1の車両保護手段4に含まれる効果なパワーツェナーダイオードを削除できる効果を有することとなる。
上記の電圧検出ポイントの3か所におけるLED電流設定について具体例を上げる。
抵抗R11〜R13が全て100Ωとした場合、合成抵抗Rxは33.3Ωとなる。P1ではR11がオープン(解放)であるため、R12とR13の合成抵抗は50Ωとなる。p2ではさらにR12がオープン(解放であるため、R13の100Ωとなる。これらの抵抗値と各ポイントでの入力電圧、LEDの順方向電圧からLED電流値が計算される。
(第二の実施例)
図5は本発明による第二の実施例で、図1同様に尾灯の場合を示したものである。図1に示した第一の実施例と同様に光源の負極側にカスケードに接続された電流調整抵抗切替手段12と、該電流調整抵抗切替手段12に制御信号を出力する入力電圧検出手段3を設けている。第二の実施例では、電流調整抵抗切替手段12を構成する電流設定抵抗R41乃至R43とスイッチング素子Q21乃至Q23による各並列対が直列に接続した回路としている。前記スイッチング素子の制御端(図5ではトランジスタのベース)のX、Y、Zには、図2、図3の実施例と同様の入力電圧検出手段3により入力電圧に応じて制御信号が入力される。通常のバッテリ入力電圧範囲において各スイッチング素子はON(通電)しており、それ過電圧入力時において、その閾値電圧に合わせてOFF(非通電)するように設計されている。
さらに前記並列対が直列に接続された回路は、電流設定抵抗R44を介してGND側に接続されている。この抵抗は、通常のバッテリ入力電圧範囲において、入力電圧検出手段3(第一の実施例に用いたものと同様の回路構成で良い)に含まれる電圧検出回路31乃至33のスイッチング素子(図3(a)または図3(b)に示した電圧検出回路31の例ではQ11もしくはQ12)がOFF(非導通)しているため、制御端X、Y、Zには所定の制御信号が入力され、電流調整抵抗切替手段12のスイッチング素子Q21乃至Q23が全てON(導通)して並列に接続されている電流設定抵抗R41乃至R43が短絡されて合成抵抗Rxがゼロとなり、LED光源2への電流制御が不可能となることを避けるために設けているものである。
入力電圧検出手段3に含まれる電圧検出回路31乃至33の全ての閾値電圧を超える過電圧が入力された場合、スイッチング素子Q21乃至Q23の全てがOFFするように入力電圧検出手段3から制御端X、Y、Zに制御信号が入力される。前述の第一の実施例と異なり、本実施例では、スイッチング素子Q21乃至Q23の全てがOFFした時は、LED光源2への電流が遮断されることにならず、電流設定抵抗R41乃至R44の直列合成抵抗によって電流が設定されることとなる。従って、異常電圧入力時にも消灯状態になることを防ぐことができ、そのようなレギュレーションが要求される場合、本実施例を用いるのが好ましい。
この実施例でも電流切替ポイントを3か所とした閾値電圧によって電流値を切替えているが、電圧検出の回路数を三回路に固定したものではなく、電流調整抵抗切替手段12を構成する電圧検出の回路数を多くすればより細かくLED電流の制御が可能となる。
次にの実施例について具体的例を上げる。抵抗R41乃至R44が全て30Ωとした場合合成抵抗Rxは120Ωとなる。動作入力電圧範囲内においては、スイッチング素子Q21乃至Q23が全てONしているために合成抵抗RyはR44のみの30Ωとなる。
この具体例を基に、図6は図4同様に、第二に実施例における入力電圧とLED電流特性図に関するシミュレーション結果のグラフ図である。P11ではQ21がオープン(開放)であるため、R41とR44の合成抵抗で60Ωとなる。P12ではさらにQ22がオープン(開放)であるため、R41とR42とR44の合成抵抗で90Ωとなる。最後にQ23がオープン(開放)であるため、R41とR42とR43とR44の合成抵抗で120Ωとなる。つまり入力電圧が上昇するにつれて、図2の第一の実施例と同様に電流設定抵抗の値が増加して、LED電流を抑制(電流減少)して過電流を防止することが可能となる。
以上の様に本発明によれば、車両用バッテリを電源としたLED光源を有する車両用灯具において、バッテリからの入力電圧検出閾値を電流設定抵抗に加わる電力や周囲環境等の要件に応じて適宜設定し、電流削減あるいは電流停止を図ることで、LEDへの過電流を防止し、LED光源部の寿命を長くすることが可能となり、さらに電流設定抵抗の電力増大や、抵抗を含めた装置全体の発熱増大を抑制させることが可能となる。
尚、本実施例では、スイッチング素子としてNPNトランジスタを用いて説明しているが、これに拘るものではなく、例えばN型電界効果FETを用いてもよく、更に当業者であれば、P型のトランジスタや電界効果トランジスタを用いても同主旨で同様に機能する装置とすることは容易である。
2 LED光源
3 入力電圧検出手段
4 車両用保護手段
11、12 電流調整抵抗切替手段
31、32、33 電圧検出回路

Claims (3)

  1. 車両用バッテリを電源としたLED光源を有する車両用灯具の点灯装置であって、
    前記LED光源にカスケードに接続して設けられ、複数の制御端を有する電流調整抵抗切替手段と
    前記電流調整抵抗切替手段に接続され、前記バッテリからの入力電圧に対して、前記制御端と同数段の閾値電圧が設定された入力電圧検出手段とで構成されるLED点灯装置。
  2. 前記電流調整切替手段は、複数の抵抗器と該抵抗器の夫々に直列に接続されたスイッチング素子による複数の直列回路をさらに並列接続されており、複数の抵抗器の切替を各スイッチング素子による電流路の開閉で行うことを特徴とする請求項1記載のLED点灯回路。
  3. 前記電流調整切替手段は、複数の抵抗器と該抵抗器の夫々に並列に接続したスイッチング素子による複数の並列回路をさらに直列接続されており、各スイッチング素子の開閉により抵抗器の両端を短絡することで複数の抵抗器の切替を行うことを特徴とする請求項1記載のLED点灯回路。
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