JP2014170461A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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晃弘 奥村
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恵志 伊加田
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Abstract

【課題】自動取引装置の利用予約を利用者に訴求することが可能な、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】自動取引装置が設置されている施設に到着した利用者の口座情報を取得する取得部と、口座情報に対応付けて取引に関する予約データが記録された予約データベースに、取得された口座情報に対応する予約データを問い合わせる予約データ問合せ部と、前記予約データベースから予約データが取得された場合には、前記口座情報が示す口座以外の口座による取引を制限する利用口座制限モードに前記自動取引装置を設定する自動取引装置制御部と、を備える、情報処理装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
昨今、金融機関のATM(Automated teller machine)に代表される自動取引装置は、銀行、駅構内およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に設置されている。
この自動取引装置では、例えば引出取引などの取引によって現金の流出または流入が生じるので、定期的に現金の補充または回収が行われる必要がある。例えば、特許文献1では、ATMの運用委託者が各ATM内の現金残高を確認する技術が開示されている。
また、自動取引装置による取引時において利用者の操作を簡易化する技術も提案されている。例えば、特許文献2では、利用者により事前に予約された取引内容を取引時において自動取引装置に処理させる技術が開示されている。
特開2011−215789 特開2011−060257
しかしながら、特許文献2に記載の技術は、取引の予約を利用者にあまり訴求することができない。例えば、特許文献2に記載の技術では、予約利用者も一般の利用者と同様に待ち行列に並ぶ必要があるなど、予約利用者と一般の利用者との間で待遇に差が設けられておらず、取引の予約のメリットを利用者が感じ難い。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、自動取引装置の利用予約を利用者に訴求することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、自動取引装置が設置されている施設に到着した利用者の口座情報を取得する取得部と、口座情報に対応付けて取引に関する予約データが記録された予約データベースに、取得された口座情報に対応する予約データを問い合わせる予約データ問合せ部と、前記予約データベースから予約データが取得された場合には、前記口座情報が示す口座以外の口座による取引を制限する利用口座制限モードに前記自動取引装置を設定する自動取引装置制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
前記情報処理装置は、前記予約データベースから取得された予約データを前記自動取引装置へ送信する送信部をさらに備え、前記予約データは、利用者により指定された取引情報を含み、前記自動取引装置は、前記予約データが示す取引情報に基づいて取引を行ってもよい。
前記自動取引装置制御部は、前記予約データが示す取引情報の取引が終了した場合には、前記自動取引装置に設定された前記利用口座制限モードを解除してもよい。
前記予約データは、前記取引情報に対応づけて登録された自動取引装置の識別子をさらに含み、前記自動取引装置制御部は、前記予約データが示す識別子を有する自動取引装置を前記利用口座制限モードに設定してもよい。
前記予約データは、利用者により指定された予約期間をさらに含み、前記自動取引装置制御部は、前記施設に前記利用者が到着した日時が前記予約データが示す予約期間に含まれない場合には、前記自動取引装置を前記利用口座制限モードに設定しなくてもよい。
前記情報処理装置は、前記予約データが示す予約期間に前記利用者が前記施設に到着しなかった場合に、前記予約期間以降の所定の期間において前記利用者による取引の予約を禁止する予約禁止部をさらに備えてもよい。
前記利用口座制限モードは、前記予約データが示す取引情報の取引のみを許可するモードであってもよい。
前記利用者が予約可能な取引の種類は、現金の入出金を伴う取引を含んでもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報処理装置、自動取引装置、および受付装置を有し、前記自動取引装置は、取引画面を表示する操作表示部と、前記操作表示部に対する利用者の操作に基づいて、現金の入出金を行う入出金部と、を備え、前記受付装置は、前記自動取引装置が設置されている施設に到着した利用者の受付処理を行う受付部と、前記利用者により挿入されるカードから前記利用者の口座情報を読み取るカード読取部と、を備え、前記情報処理装置は、前記受付装置から前記利用者の口座情報を取得する取得部と、口座情報に対応付けて取引に関する予約データが記録された予約データベースに、取得された口座情報に対応する予約データを問い合わせる予約データ問合せ部と、前記予約データベースから予約データが取得された場合には、前記口座情報が示す口座以外の口座による取引を制限する利用口座制限モードに前記自動取引装置を設定する自動取引装置制御部と、を備える、情報処理システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、自動取引装置が設置されている施設に到着した利用者の口座情報を取得するステップと、口座情報に対応付けて取引に関する予約データが記録された予約データベースに、取得された口座情報に対応する予約データを問い合わせるステップと、前記予約データベースから予約データが取得された場合には、前記口座情報が示す口座以外の口座による取引を制限する利用口座制限モードに前記自動取引装置を設定するステップと、を備える、情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、自動取引装置が設置されている施設に到着した利用者の口座情報を取得する取得部と、口座情報に対応付けて取引に関する予約データが記録された予約データベースに、取得された口座情報に対応する予約データを問い合わせる予約データ問合せ部と、前記予約データベースから予約データが取得された場合には、前記口座情報が示す口座以外の口座による取引を制限する利用口座制限モードに前記自動取引装置を設定する自動取引装置制御部、として機能させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、自動取引装置の利用予約を利用者に訴求することができる。
本発明の実施形態による情報処理システムの構成を示した説明図である。 同実施形態による主制御装置のハードウェア構成を示した説明図である。 同実施形態による自動取引装置および順番案内装置の外観図の一例を示した説明図である。 同実施形態による予約サーバの構成の一例を示した説明図である。 同実施形態による予約データベースの構成の一例を示した説明図である。 同実施形態による顧客データベースの構成の一例を示した説明図である。 同実施形態による主制御装置の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態による自動取引装置の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態による到着確認装置の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態による予約時の動作を示したシーケンス図である。 同実施形態による取引時の動作を示した第1のシーケンス図である。 同実施形態による取引時の動作を示した第2のシーケンス図である。 同実施形態による利用口座制限モードの処理を詳細に示したフローチャートである。 同実施形態による主制御装置の構成の変形例を示した機能ブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じて自動取引装置20a、および自動取引装置20bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、自動取引装置20a、および自動取引装置20bを特に区別する必要が無い場合には、単に自動取引装置20と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.情報処理システムの基本構成
2.実施形態の詳細な説明
2−1.構成
2−2.動作
2−3.効果
3.変形例
<1.情報処理システムの基本構成>
本発明は、一例として「2.実施形態の詳細な説明」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。以下では、まず、本実施形態による情報処理システムの基本構成について、図1を参照して説明する。
図1に示したように、本実施形態による情報処理システムは、主制御装置10(情報処理装置)、専用網12、自動取引装置20、順番案内装置22、到着確認装置24(受付装置)、予約サーバ26、管理サーバ28(情報処理装置)、および利用者用機器30を含む。
‐主制御装置10‐
主制御装置10は、後述する、自動取引装置20、順番案内装置22、および到着確認装置24の動作を制御するための装置である。主制御装置10は、例えば自動取引装置20に対して利用口座を制限する利用口座制限モードに設定するように指示を送信する。なお、主制御装置10は、例えば金融機関の営業店など、自動取引装置20が設置されている施設ごとに1台ずつ設置されてもよい。
また、主制御装置10は、例えば図2に示すようなハードウェア構成を有する。図2に示したように、主制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)150、ROM(Read Only Memory)152、RAM(Random Access Memory)154、内部バス156、入出力インターフェース158、HDD(Hard Disk Drive)160、およびネットワークインターフェース162を備える。
CPU150は、例えば、後述する制御部102、予約データ問合せ部104、自動取引装置制御部106、および予約禁止部108の一例として構成される。このCPU150は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って主制御装置10内の動作全般を制御する。このCPU150は、マイクロプロセッサであってもよい。
ROM152は、CPU150が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。また、RAM154は、CPU150の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。CPU150、ROM152、およびRAM154は、CPUバスなどから構成される内部バス156により相互に接続されている。
入出力インターフェース158は、HDD160、およびネットワークインターフェース162を、内部バス156と接続する。例えばHDD160は、この入出力インターフェース158および内部バス156を介して、RAM154などとの間でデータをやり取りする。
HDD160は、例えば、後述する記憶部110の一例として構成されたデータ格納用の装置である。HDD160は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。このHDD160は、CPU150が実行するプログラムや各種データを格納する。
ネットワークインターフェース162は、例えば専用網12に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースであり、後述する通信部100の一例として構成される。また、ネットワークインターフェース162は、無線LAN対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、または有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
‐専用網12‐
専用網12は、金融機関のネットワークであり、例えばIP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)により構成される。この専用網12は、各主制御装置10、予約サーバ26、管理サーバ28、および利用者用機器30を接続する。
‐自動取引装置20‐
自動取引装置20は、例えば金融機関の顧客(利用者)による操作に基づいて現金の入出金の取引を実行する顧客操作型端末である。この自動取引装置20は、例えば金融機関の営業店、出張所などに設置される。
‐順番案内装置22‐
順番案内装置22は、主制御装置10の指示により、対応する自動取引装置20が予約者専用であるか、あるいは一般利用者専用であるかを表示し、利用者に案内するための装置である。この順番案内装置22は、主制御装置10から受信される受付番号などを記憶する記憶部(図示省略)と、文字または画像を表示するための表示部(図示省略)と、を有する。例えば図3に示したように、順番案内装置22aは、自動取引装置20aが受付番号が「103」である予約者の専用である旨を表示し、また、順番案内装置22bは、自動取引装置20bが一般利用者専用である旨を表示することができる。また、順番案内装置22は、広告などの他の表示も併せて表示してもよい。
‐到着確認装置24‐
到着確認装置24は、事前に取引を予約した利用者が自動取引装置20が設置されている施設に到着した場合に受付処理を行う装置である。この到着確認装置24は、例えば利用者により挿入されるキャッシュカードを読み取り、口座情報を認識する機能や、主制御装置10により決定される受付番号を表示する機能などを有する。
‐予約サーバ26‐
予約サーバ26は、例えば予約サーバ26が管理する予約サイトにおいて自動取引装置20による取引の予約を利用者用機器30から受け付けたり、受け付けた予約データを記憶するための装置である。なお、利用者が予約可能な取引の種類は、例えば入金取引、引出取引、または現金振込など、現金の入出金を伴う取引を含んでもよい。また、利用者が予約可能な期間は、例えば当日から2日以後など、所定の期間以後に限定されてもよい。
また、予約サーバ26は、例えば図4に示したような機能構成を有する。図4に示したように、予約サーバ26は、例えば、予約データベース260、顧客データベース262、通信部264、およびデータベース制御部266を有する。
予約データベース260は、口座情報に対応付けて取引に関する予約データが記録されるデータベースである。なお、予約データは、利用者により指定された取引情報、予約日時、および取引情報に対応づけて登録された自動取引装置20の番号(識別子)を含む。ここで、図5を参照して予約データベース260の構成例について説明する。図5に示したように、予約データベース260では、例えば、顧客ID2600、場所2602、日時2604、口座情報2606、取引種別2608、金額2610、および自動取引装置の番号2612が対応づけて記録される。ここで、場所2602には、利用者により予約された、自動取引装置20が設置されている施設が記録される。また、日時2604には、利用者により予約された取引の日時が記録される。また、口座情報2606には、予約を行う利用者の口座情報が記録される。また、取引種別2608には、利用者により予約された取引の種別が記録される。また、金額2610には、利用者により予約された取引の金額、および金種ごとの枚数が記録される。また、自動取引装置の番号2612には、場所2602に設置されている自動取引装置20の中で例えば後述する管理サーバ28により指定された、利用者に利用させる自動取引装置20の番号が記録される。
例えば、図5の1レコード目の予約データは、顧客IDが「1002」の利用者により予約されたデータであり、予約場所が「○×線▲■駅東口出張所」であり、予約日時が「2012年10月10日13:00」であり、利用者の口座情報が「○○銀行 ▲■支店 普通 1234567」であり、予約された取引種別が「引出取引」であり、予約された取引金額が「30000円(1万円札が3枚)」であり、指定された自動取引装置の番号が「3号機」であることを示している。
顧客データベース262は、金融機関の顧客に関する情報が登録されるデータベースである。ここで、図6を参照して顧客データベース262の構成例について説明する。図6に示したように、顧客データベース262では、例えば、顧客ID2620、氏名2622、口座情報2624、および予約禁止期間2626が対応づけて記録される。ここで、顧客ID2620は、予約データベース260における顧客ID2600と同様である。また、予約禁止期間2626には、後述するように例えば主制御装置10により設定される、利用者による予約の禁止期間が記録される。
例えば、図6の1レコード目の予約データは、顧客IDが「1001」であり、利用者の氏名が「山田 太郎」であり、利用者の口座情報が「○○銀行 ▲■支店 普通 1122333」であり、予約が禁止されている期間が「2012年9月28日から2012年10月28日まで」であることを示している。
通信部264は、例えば専用網12を介して、各種装置との間で情報を送受信する。例えば、通信部264は、利用者用機器30から口座情報、および取引の予約内容を受信する。
データベース制御部266は、予約データベース260および顧客データベース262に対するデータの記録、更新、削除などを行う。例えば、データベース制御部266は、利用者用機器30から受信された口座情報と、取引の予約内容と、を対応づけて予約データベース260に記録する。
‐管理サーバ28‐
管理サーバ28は、金融機関に設置されている各自動取引装置20からの現金の流出量を予測し、各自動取引装置20に対する資金装填計画を立てるための装置である。一般的に、資金の流出や流入は利用者の自由意思によってもたらされるものであるので、いつどのような流出や流入が起こるのかを事前に知ることは非常に困難である。そこで、管理サーバ28は、各自動取引装置20の現金の流出実績データと、予約サーバ26から受信される予約データとを併用して、各自動取引装置20からの現金の流出量を予測する。これにより、管理サーバ28は、現金の流出量をより正確に予測することが可能になる。
また、管理サーバ28は、予測された流出量に基づいて各自動取引装置20内の現金の補充または回収作業をスケジューリングし、資金装填計画を立てる。
‐利用者用機器30‐
利用者用機器30は、金融機関の顧客により例えば予約サーバ26に接続して取引の予約を行うために利用される通信端末である。この利用者用機器30は、例えばPC(Personal Computer)、携帯電話、タブレット端末、またはPDA(Personal Digital Assistant)などであってもよい。
なお、本実施形態による情報処理システムは上述した構成に限定されない。例えば、主制御装置10が、接続されている自動取引装置20、順番案内装置22、および到着確認装置24を制御する代わりに、管理サーバ28が、金融機関に設置されている全ての自動取引装置20、順番案内装置22、および到着確認装置24を一括して制御してもよい。また、予約データベース260は、予約サーバ26の代わりに、主制御装置10に備えられてもよい。
上述した情報処理システムにおいて、本実施形態による主制御装置10は、自動取引装置20の利用予約を利用者に訴求することができる。以下、このような本発明の実施形態について詳細に説明する。
<2.実施形態の詳細な説明>
[2−1.構成]
(2−1−1.主制御装置10の構成)
図7は、本実施形態による主制御装置10の構成を示した機能ブロック図である。図7に示したように、主制御装置10は、通信部100(取得部、送信部)、制御部102、および記憶部110を有する。また、制御部102は、予約データ問合せ部104、および自動取引装置制御部106を有する。
通信部100は、例えば専用網12を介して、各種装置との間で情報を送受信する。例えば、通信部100は、施設に到着した利用者の口座情報を到着確認装置24から受信したり、利用者の口座情報に対応する予約データを予約サーバ26から受信する。また、通信部100は、受信された予約データを自動取引装置20へ送信する。
制御部102は、主制御装置10に内蔵されるCPU150、RAM154などのハードウェアを用いて、主制御装置10の動作を全般的に制御する機能を有する。例えば、制御部102は、通信部100、および記憶部110の動作を制御する。
予約データ問合せ部104は、例えば到着確認装置24から受信された口座情報に対応する予約データを予約サーバ26に問い合わせる。
自動取引装置制御部106は、予約サーバ26から予約データが取得された場合には、自動取引装置20を利用口座制限モードに設定する。ここで、利用口座制限モードは、到着確認装置24から受信される口座情報が示す口座以外の口座による取引を制限するモードである。例えば、利用口座制限モードは、予約データが示す取引情報の取引のみを許可するモードであってもよい。また、自動取引装置制御部106は、予約データが示す番号(識別子)を有する自動取引装置20を利用口座制限モードに設定してもよい。
上記の機能により、予約済みの利用者は、予約期間内に施設に到着した場合には例えば一般の利用者と同様に待ち行列に並ぶ必要がなく、一般の利用者より優先して自動取引装置20を利用することができる。
また、自動取引装置制御部106は、予約データが示す取引情報の取引が終了した場合には、自動取引装置20に設定された利用口座制限モードを解除する。なお、自動取引装置制御部106は、施設に利用者が到着した日時が予約データが示す予約期間に含まれない場合には、自動取引装置20を利用口座制限モードに設定しない。ここで、予約期間は、
利用者により指定された期間であってもよいし、利用者により指定された予約日時を基準とした例えば前後30分などの所定の期間として設定されてもよい。
記憶部110は、例えば主制御装置10の動作を全般的に制御するためのソフトウェアなどの各種ソフトウェアなどを記憶する。また、記憶部110は、上述したように予約サーバ26の代わりに予約データベース260を記憶してもよい。
なお、第1の実施形態によれば、主制御装置10に内蔵されるCPU150、ROM152、およびRAM154などのハードウェアを、上述した主制御装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
以上、本実施形態による主制御装置10の構成について説明したが、上述した構成に限定されない。例えば、記憶部110は主制御装置10に含まれず、他の装置に備えられてもよい。
(2−1−2.自動取引装置20の構成)
図8は、本実施形態による自動取引装置20の構成を示した機能ブロック図である。図8に示したように、自動取引装置20は、制御部200、通信部202、操作表示部204、通帳機構部206、カード機構部208、明細票機構部210、および入出金部212を有する。
制御部200は、自動取引装置20に内蔵されるCPU、RAMなどのハードウェアを用いて、自動取引装置20の動作を全般的に制御する機能を有する。例えば、制御部200は、通信部202などの他の構成要素の動作を制御する。また、制御部200は、主制御装置10から予約データが受信された場合には、予約データが示す取引情報に基づいて取引の制御を行う。
通信部202は、主制御装置10との間で各種情報を送受信する。例えば、通信部202は、主制御装置10から予約データや受付番号などを受信する。
操作表示部204は、取引画面などの各種表示画面を表示する表示部、および顧客操作を検出する顧客操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、顧客操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。
通帳機構部206は、自動取引装置20に設けられた通帳挿入口(図示省略)に挿入された通帳に関して、例えば記録内容の読み出し、取引された情報の記録、通帳の排出などの各種動作を行う。
カード機構部208は、自動取引装置20に設けられたカード挿入口(図示省略)に挿入されるカードの磁気ストライプやIC(Integrated Circuit)チップなどに記録されたデータの読み取りや書き込みを行う。
明細票機構部210は、制御部200の指示により、取引された情報を明細票に印字したり、印字された明細票の排出を行う。
入出金部212は、自動取引装置20内に設けられた紙幣入出金機(図示省略)または硬貨入出金機(図示省略)により構成され、紙幣または硬貨の入出金処理を行う。例えば、入出金部212は、紙幣挿入口(図示省略)に入金された紙幣を計数し、そして、紙幣入出金機内に設けられた金庫(図示省略)に収納する。また、例えば取引画面において利用者により「引出取引」が選択される場合には、入出金部212は、利用者により指定される金額に相当する紙幣または硬貨をそれぞれ金庫から繰り出して計数し、紙幣挿入口または硬貨挿入口(図示省略)から排出する。
(2−1−3.到着確認装置24の構成)
図9は、本実施形態による到着確認装置24の構成を示した機能ブロック図である。図9に示したように、到着確認装置24は、制御部240、通信部244、表示部246、およびカード読取部248を有する。また、制御部240は、受付部242を有する。
制御部240は、到着確認装置24に内蔵されるCPU、RAMなどのハードウェアを用いて、到着確認装置24の動作を全般的に制御する機能を有する。例えば、制御部200は、通信部202などの他の構成要素の動作を制御する。
受付部242は、施設に到着した利用者の受付処理を行う。例えば、受付部242は、後述するカード読取部248により利用者の口座情報が読み取られた場合には、読み取られた口座情報を通信部244に主制御装置10へ送信させる。
通信部244は、主制御装置10との間で各種情報を送受信する。例えば、通信部244は、利用者の口座情報を主制御装置10へ送信したり、自動取引装置の番号および受付番号を主制御装置10から受信する。
表示部246は、例えば主制御装置10から受信された受付番号を表示する。
カード読取部248は、到着確認装置24に設けられたカード挿入口(図示省略)に挿入されるカードの磁気ストライプやIC(Integrated Circuit)チップなどに記録された、利用者の口座情報などのデータを読み取る。
[2−2.動作]
以上、本実施形態による構成について説明した。続いて、本実施形態による動作について説明する。なお、ここでは一例として、自動取引装置20による取引を希望する利用者が予め金融機関に取引内容、日時、場所などを予約し、そして、予約日時に予約した施設を訪れて取引を行う例について説明する。
(2−2−1.予約時の動作)
最初に、図10を参照して、利用者による予約時の動作について説明する。図10に示したように、まず、利用者は、利用者用機器30を操作して予約サーバ26が管理する取引予約用webサイトにログインする(S101)。
続いて、利用者は、予約サイトにおいて例えば予約日時、予約場所、取引種別、および取引金額などの予約データを入力する(S102)。続いて、利用者用機器30は、入力された予約データを予約サーバ26へ送信する(S103)。
その後、予約サーバ26のデータベース制御部266は、利用者用機器30から受信された予約データを予約データベース260に記録する(S104)。続いて、予約サーバ26の通信部264は、受信された予約データを管理サーバ28へ送信する(S105)。
その後、管理サーバ28は、管理サーバ28に記憶されている各自動取引装置20の流出量の実績データ、および予約サーバ26から受信された予約データに基づいて、各自動取引装置20の現金の流出量を予測する(S106)。例えば、管理サーバ28は、予約日時における、予約された施設に設置されている各自動取引装置20の現金の流出量を予測する。
続いて、管理サーバ28は、予約施設に設置されている自動取引装置20の中から、予約データに対応する取引を行う自動取引装置20の番号を選定する(S107)。そして、管理サーバ28は、選定した番号を予約サーバ26へ送信する(S108)。
その後、予約サーバ26のデータベース制御部266は、管理サーバ28から受信された自動取引装置20の番号を、例えば図5に示した自動取引装置の番号2612のように、予約データに対応づけて予約データベース260に記録する(S109)。
‐変形例‐
なお、予約時の動作は、上述した動作に限定されない。例えば、S105において、予約サーバ26の通信部264は、利用者用機器30から予約データが受信される度に予約データを管理サーバ28へ送信する代わりに、例えば1日に一回など所定の時期において、利用者用機器30から受信された予約データをまとめて管理サーバ28へ送信してもよい。
また、S104の後に、予約サーバ26は、予約番号を発行し、そして利用者用機器30へ通知してもよい。また、この予約番号は、後述するように取引時において、利用可能な自動取引装置20の番号を利用者に案内するために利用されてもよい。
また、S101〜S103において、利用者用機器30は、予約サイトにおいて予約データを送信する代わりに、予約内容が記載されたEメールを予約サーバ26へ送信してもよい。
(2−2−2.取引時の動作)
以上、予約時の動作について説明した。続いて、図11を参照して、利用者による取引時の動作について説明する。
図11に示したように、まず、利用者は、到着確認装置24に設けられたカード挿入口に対して例えばキャッシュカードなどのカードを挿入する。そして、到着確認装置24のカード読取部248は、挿入されたカードから利用者の口座情報を読み取る(S201)。続いて、受付部242は、読み取られた口座情報を通信部244に主制御装置10へ送信させる(S202)。
続いて、主制御装置10の予約データ問合せ部104は、到着確認装置24から受信された口座情報を通信部100に予約サーバ26へ送信させ、そして、口座情報に対応する予約データを問い合わせる(S203)。
続いて、予約サーバ26のデータベース制御部266は、予約データベース260を参照し、主制御装置10から受信された口座情報に対応する予約データが存在するか否かを確認する(S204)。
口座情報に対応する予約データが存在する場合には(S204:Yes)、通信部264は該当の予約データを主制御装置10へ送信する(S205)。一方、口座情報に対応する予約データが存在しない場合には(S204:No)、通信部264は、予約データが存在しない旨の通知を主制御装置10へ送信する(S206)。
続いて、主制御装置10が予約データが存在しない旨の通知を受信した場合には(S207:Yes)、制御部102は、予約データが存在しない旨の通知を通信部100に到着確認装置24へ送信させる。そして、到着確認装置24の表示部246は、予約データが存在しない旨を表示する(S209)。そして、主制御装置10および到着確認装置24は、処理を終了する。
一方、主制御装置10が該当の予約データを受信した場合には(S207:No)、制御部102は、利用者の受付日時が予約データが示す予約期間に含まれるか否かを判定する(S208)。受付日時が予約期間に含まれない場合には(S208:No)、制御部102は、S209の動作を行う。一方、受付日時が予約期間に含まれる場合には(S208:Yes)、制御部102は、利用者の受付番号を決定する(S210)。そして、通信部100は、受信された予約データが示す自動取引装置20の番号、およびS210で決定された受付番号を到着確認装置24へ送信する(S211)。
続いて、到着確認装置24の表示部246は、主制御装置10から受信された自動取引装置20の番号および受付番号を表示する(S212)。
次に、図12を参照して、S212より後の動作について説明する。図12に示したように、S212の後、主制御装置10の通信部100は、予約データが示す番号を有する自動取引装置20(以下、自動取引装置20aとも記載する)に対応する順番案内装置22(以下、順番案内装置22aとも記載する)に対して、S210で決定された受付番号を送信する(S221)。
続いて、順番案内装置22aは、主制御装置10から受信された受付番号を、受信された順に対応づけて記憶部に記憶する(S222)。続いて、順番案内装置22aは、例えば図3に示したように、自動取引装置20aが予約利用者専用である旨および受付番号を表示する(S223)。なお、S223において、順番案内装置22aは、受付番号を複数記憶している場合には一番古い受付番号を表示する。
その後、主制御装置10の自動取引装置制御部106は、自動取引装置20aに対して、利用口座制限モードに変更することの指示、予約データ、および受付番号を通信部100に送信させる(S224)。
続いて、自動取引装置20aは、後述する「利用口座制限モードの処理」を行う(S225)。その後、自動取引装置20aの通信部202は、取引が終了された旨の通知を主制御装置10へ送信する(S226)。
続いて、主制御装置10の通信部100は、取引が終了された旨の通知を順番案内装置22aへ送信する(S227)。
続いて、順番案内装置22aは、記憶部から一番古い受付番号を削除する(S228)。その後、順番案内装置22aは、他の受付番号が記憶部に記憶されているか否かを確認する(S229)。他の受付番号が記憶部に記憶されている場合には(S229:Yes)、順番案内装置22aは、再びS223の動作を行う。一方、他の受付番号が記憶部に記憶されていない場合には(S229:No)、順番案内装置22aは、一般利用者専用である旨を表示する(S230)。
‐変形例‐
なお、取引時の動作は、上述した動作に限定されない。例えば、S201において、到着確認装置24は、利用者が所持する利用者用機器30からGPS(Global Positioning System)のデータを受信することにより利用者の到着を確認してもよい。
また、S210以降において、自動取引装置20、順番案内装置22、および到着確認装置24は、S210で主制御装置10により決定される受付番号を用いて利用者を案内する代わりに、予約時に例えば予約サーバ26により発行される予約番号を用いて利用者を案内してもよい。
また、例えば予約データに含まれる番号の自動取引装置20内の現金が当日の取引によって一時的に過少あるいは過多になるなどの緊急の場合には、S211以降において、主制御装置10は、他の自動取引装置20を選択してもよい。例えば、主制御装置10は、取引の種類が入金を伴う取引の場合には有り高の少ない自動取引装置20を、出金を伴う取引の場合には有り高の多い自動取引装置20をそれぞれ選択してもよい。そして、主制御装置10は、選択した自動取引装置20に当該予約データに対応する取引を行わせてもよい。
また、S212において、到着確認装置24は、自動取引装置20の番号および受付番号を表示部246に表示する代わりに、紙片に印刷して利用者に提供してもよい。
また、S227の後、主制御装置10は、利用者が自動取引装置20から立ち去るまでの間他の取引を行うことを禁止するように自動取引装置20に指示してもよい。そして、自動取引装置20は、例えば自動取引装置20に付属された近接センサーにより利用者が自動取引装置20から立ち去ったか否かを判断し、利用者が自動取引装置20から立ち去るまでの間他の取引を開始しないようにしてもよい。この変形例によれば、予約した取引を行った後に予約していない他の取引を利用者が続けて行うといった不正を防止することができる。
‐利用口座制限モードの処理‐
次に、図13を参照して、S225における「利用口座制限モードの処理」の詳細について説明する。図13に示したように、まず、自動取引装置20aの操作表示部204は、主制御装置10から受信された受付番号を有する利用者のみ自動取引装置20aを利用可能である旨を表示する(S301)。
続いて、自動取引装置20aの制御部200は、利用者により何らかの操作がされるまで所定の時間待機する(S302)。例えば利用者が取引を行わずに施設から立ち去った場合など、操作がされないまま所定の時間が経過した場合には(S302:Yes)、制御部200は、利用者により操作がなされなかった旨を通信部100に主制御装置10へ送信させる(S303)。そして、制御部200は、処理を終了する。
一方、例えば操作表示部204に対する入力操作など何らかの操作が所定の時間内になされた場合には(S302:No)、操作表示部204は、キャッシュカードをカード挿入口に挿入させるように案内表示を行う。そして、カード機構部208は、利用者により挿入されるキャッシュカードから口座情報を読み取る(S304)。
続いて、制御部200は、予約データが示す口座情報と、S304で読み取られた口座情報とが一致するか否かを判定する(S305)。口座情報が一致しない場合には(S305:No)、制御部200は再びS302の動作を行う。
一方、口座情報が一致する場合には(S305:Yes)、制御部200は、予約データが示す取引情報に基づいて取引を実施する(S306)。このため、予約済みの利用者は、例えば一般の利用者と同様に待ち行列に並ぶ必要がなく、一般の利用者より優先して自動取引装置20を利用することができる。
[2−3.効果]
以上、例えば図7、図11〜図13等を参照して説明したように、本実施形態による主制御装置10は、自動取引装置20が設置されている施設に到着した利用者の口座情報を取得し、取得された口座情報に対応する予約データを予約サーバ26に問い合わせる。そして、主制御装置10は、予約サーバ26から予約データが取得された場合には、自動取引装置20を利用口座制限モードに設定する。このため、主制御装置10は、例えば予約期間内に到着した利用者に一般の利用者よりも優先して自動取引装置20を利用させるので、取引の予約を利用者に訴求することができる。
例えば、予約をしていない一般の利用者が、予約利用者が優先的に自動取引装置20を利用している場面を目撃すると、例えば損をした気分になるなど、取引の予約によるメリットを実感しやすい。このため、予約をする利用者数が増加することが期待できる。
また、より多くの利用者が取引を予約するようになれば、管理サーバ28は、いつどのような資金の流出または流入が起こるのかを、事前により正確に知ることが可能になる。このため、管理サーバ28は、各自動取引装置20の過去の流出実績と予約データとを併用することにより、各自動取引装置20の流出量予測の精度を大きく向上させることができる。さらに、各自動取引装置20の流出量予測の精度が向上すると、管理サーバ28は、資金や人員等あらゆる面でより効率的な資金装填計画を立てることが可能になる。特に、管理する自動取引装置20の数が多い場合には、非常に大きな効率化が期待できる。
また、金融機関や自動取引装置20の管理会社は、予約利用者に一般の利用者よりも優先して自動取引装置20を利用させても、追加のコストを必要としない。
また、順番案内装置22は、主制御装置10の指示により、対応する自動取引装置20が予約者専用であるか、あるいは一般利用者専用であるかを表示する。このため、各利用者は、どの位置に並んで順番を待てばよいかを容易に理解することができる。
また、利用口座制限モードは原則として予約された取引のみを許可するモードであるので、利用者は通常の取引時よりも簡易な操作により取引を行うことができる。このため、利用者一人あたりの自動取引装置20の占有時間の短縮につながるので、自動取引装置20の台数が増加しなくても、より多くの利用者が自動取引装置20を利用することが可能になる。
<3.変形例>
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の説明では、主制御装置10は、予約利用者に一般の利用者よりも常に優先して取引させる例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、所定の人数の予約利用者の取引が終了するごとに一般の利用者一人に取引させてもよい。この変形例によれば、一般の利用者は、予約利用者全員の取引が終了するまで待つ必要がないので、予約利用者と一般の利用者との間での公平感の向上につながる。
また、図14に示したように、主制御装置10は、図7に示した構成要素に加えて、予約禁止部108をさらに有してもよい。予約禁止部108は、予約データが示す予約期間に利用者が施設に到着しなかった場合には、予約期間以降の所定の期間(以下、予約禁止期間と称する)において利用者による取引の予約を禁止する。なお、予約禁止部108により設定された予約禁止期間は、通信部100により予約サーバ26へ送信されてもよい。そして、予約サーバ26は、受信した予約禁止期間を例えば顧客データベース262に記録するとともに、利用者による予約時に参照し、予約が可能であるか否かを判断してもよい。
この変形例によれば、予約をしておきながら予約日時に取引を行わなかった利用者に対してペナルティを課すことができるので、例えば予約通りに取引を行うように利用者に促すことができたり、履行される可能性の少ない予約が利用者によりなされることを軽減することができる。このため、予約データの信頼性が高まるので、管理サーバ28は、より正確に現金の流出量を予測することが可能になる。
また、変形例として、予約禁止部108は、例えば図13に示したS303の後のように、利用口座制限モードにおいて利用者が取引を行わなかった場合に関しても、利用者による取引の予約を禁止してもよい。また、予約禁止部108は、主制御装置10の代わりに、予約サーバ26に備えられてもよい。
10 主制御装置
12 専用網
22 順番案内装置
24 到着確認装置
26 予約サーバ
28 管理サーバ
30 利用者用機器
100 通信部
102 制御部
104 予約データ問合せ部
106 自動取引装置制御部
108 予約禁止部
110 記憶部
150 CPU
152 ROM
154 RAM
156 内部バス
158 入出力インターフェース
160 HDD
162 ネットワークインターフェース
200 制御部
202 通信部
204 操作表示部
206 通帳機構部
208 カード機構部
210 明細票機構部
212 入出金部
240 制御部
242 受付部
244 通信部
246 表示部
248 カード読取部
260 予約データベース
262 顧客データベース
264 通信部
266 データベース制御部

Claims (11)

  1. 自動取引装置が設置されている施設に到着した利用者の口座情報を取得する取得部と、
    口座情報に対応付けて取引に関する予約データが記録された予約データベースに、取得された口座情報に対応する予約データを問い合わせる予約データ問合せ部と、
    前記予約データベースから予約データが取得された場合には、前記口座情報が示す口座以外の口座による取引を制限する利用口座制限モードに前記自動取引装置を設定する自動取引装置制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、前記予約データベースから取得された予約データを前記自動取引装置へ送信する送信部をさらに備え、
    前記予約データは、利用者により指定された取引情報を含み、
    前記自動取引装置は、前記予約データが示す取引情報に基づいて取引を行う、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記自動取引装置制御部は、前記予約データが示す取引情報の取引が終了した場合には、前記自動取引装置に設定された前記利用口座制限モードを解除する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記予約データは、前記取引情報に対応づけて登録された自動取引装置の識別子をさらに含み、
    前記自動取引装置制御部は、前記予約データが示す識別子を有する自動取引装置を前記利用口座制限モードに設定する、請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記予約データは、利用者により指定された予約期間をさらに含み、
    前記自動取引装置制御部は、前記施設に前記利用者が到着した日時が前記予約データが示す予約期間に含まれない場合には、前記自動取引装置を前記利用口座制限モードに設定しない、請求項2〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、前記予約データが示す予約期間に前記利用者が前記施設に到着しなかった場合に、前記予約期間以降の所定の期間において前記利用者による取引の予約を禁止する予約禁止部をさらに備える、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記利用口座制限モードは、前記予約データが示す取引情報の取引のみを許可するモードである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記利用者が予約可能な取引の種類は、現金の入出金を伴う取引を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置、自動取引装置、および受付装置を有し、
    前記自動取引装置は、
    取引画面を表示する操作表示部と、
    前記操作表示部に対する利用者の操作に基づいて現金の入出金を行う入出金部と、
    を備え、
    前記受付装置は、
    前記自動取引装置が設置されている施設に到着した利用者の受付処理を行う受付部と、
    前記利用者により挿入されるカードから前記利用者の口座情報を読み取るカード読取部と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記受付装置から前記利用者の口座情報を取得する取得部と、
    口座情報に対応付けて取引に関する予約データが記録された予約データベースに、取得された口座情報に対応する予約データを問い合わせる予約データ問合せ部と、
    前記予約データベースから予約データが取得された場合には、前記口座情報が示す口座以外の口座による取引を制限する利用口座制限モードに前記自動取引装置を設定する自動取引装置制御部と、
    を備える、情報処理システム。
  10. 自動取引装置が設置されている施設に到着した利用者の口座情報を取得するステップと、
    口座情報に対応付けて取引に関する予約データが記録された予約データベースに、取得された口座情報に対応する予約データを問い合わせるステップと、
    前記予約データベースから予約データが取得された場合には、前記口座情報が示す口座以外の口座による取引を制限する利用口座制限モードに前記自動取引装置を設定するステップと、
    を備える、情報処理方法。
  11. コンピュータを
    自動取引装置が設置されている施設に到着した利用者の口座情報を取得する取得部と、
    口座情報に対応付けて取引に関する予約データが記録された予約データベースに、取得された口座情報に対応する予約データを問い合わせる予約データ問合せ部と、
    前記予約データベースから予約データが取得された場合には、前記口座情報が示す口座以外の口座による取引を制限する利用口座制限モードに前記自動取引装置を設定する自動取引装置制御部、
    として機能させるための、プログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017027624A (ja) * 2016-10-27 2017-02-02 株式会社日立製作所 Atm現金装填管理システムおよびatm現金装填管理方法

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