JP2014168838A - 吸着機構および吸着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を傾斜させずに規定の姿勢に維持した状態での基板の吸着保持が可能な吸着機構および吸着装置を提供する。
【解決手段】基板を負圧によって吸着保持するための吸着機構10であり、軸方向に沿って基板を吸着保持するための負圧を与える通気孔311が貫くシリンダシャフト31と、基板に接触すると共にシリンダシャフト31の一端側に取り付けられる吸着パッド32とを備えるシリンダ体30と、シリンダ体30が挿通されると共に圧力に従って当該シリンダ体30を移動可能とするシャフト挿通孔22を備える本体20と、を具備し、本体20には、基板が接触すると共にその接触時には当該基板が規定の姿勢に保たれる基準面26が設けられていて、基準面26には、シャフト挿通孔22が開口して設けられていて、少なくとも吸着パッド32は、基準面26から出入可能に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸着機構および吸着装置に関する。
基板を負圧により吸着保持し、その後、基板を搬送等するための機構としては、たとえば特許文献1に開示の構成が知られている。この特許文献1の吸着機構1の構成を、図5に示す。図5に示すように、吸着機構1は、シリンダシャフト2を備え、そのシリンダシャフト2は通気孔2aを有する筒状に形成されている。シリンダシャフト2の端部側(下端側)には、ゴム等から形成される吸着パッド3が取り付けられている。そして、この吸着パッド3が基板Sに接触し、その状態で負圧を与えることにより、基板Sを吸着保持することが可能となっている。
特開2002−252441号公報
ところで、基板Sを吸着保持する際には、吸着パッド3が変形し、基板Sの位置が定まらない、という問題がある。すなわち、図5に示すように、吸着パッド3の厚み(上下方向の寸法)が周方向で異なるように変形すると、基板Sの部位によってZ方向(上下方向)の位置が変わってしまい、基板Sを吸着する度に基準面Mに対する基板Sの姿勢が変わってしまう。そのため、吸着している基板Sをクランプ機構4でクランプさせようとしても、基板Sが基準面Mから傾いているため、このままでは良好なクランプが行えない、という問題がある。
そこで、図5に示すように、基板Sを載置するためのサポートユニット5を備える構成を採用する場合がある。しかし、かかる図5に示す構成では、サポートユニット5という追加の構成が必要となってしまう。また、基板Sをクランプする場合に、まずサポートユニット5に基板Sを載置する必要があるため、その分だけ、工数が掛かってしまう。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、基板を傾斜させずに規定の姿勢に維持した状態での基板の吸着保持が可能な吸着機構および吸着装置を提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によると、基板を負圧によって吸着保持するための吸着機構であって、軸方向に沿って基板を吸着保持するための負圧を与える通気孔が貫くシリンダシャフトと、基板に接触すると共にシリンダシャフトの一端側に取り付けられる吸着パッドとを備えるシリンダ体と、シリンダ体が挿通されると共に圧力に従って当該シリンダ体を移動可能とするシャフト挿通孔を備える本体と、を具備し、本体には、基板が接触すると共にその接触時には当該基板が規定の姿勢に保たれる基準面が設けられていて、基準面には、シャフト挿通孔が開口して設けられていて、少なくとも吸着パッドは、基準面から出入可能に設けられている、ことを特徴とする吸着機構が提供される。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、本体には、外部へ気体を排出するための第1エアー孔が通気孔と連通する状態で設けられていて、シリンダシャフトの外周側には、第1封止部材が設けられていて、この第1封止部材によってシリンダシャフトの外周側におけるシャフト挿通孔での気体の流通が阻止される、ことが好ましい。
さらに、本発明の他の側面は、上述の発明において、シャフト挿通孔には、シリンダシャフトの外周側において外部から気体を供給するための第2エアー孔が連通する状態で設けられていて、第2エアー孔よりも基準面から離れる側であってシャフト挿通孔の内壁側には、第1封止部材が取り付けられていて、シリンダシャフトの外周側のうち第2エアー孔よりも基準面側には、第2封止部材が取り付けられていて、この第2封止部材によってシリンダシャフトの外周側におけるシャフト挿通孔での気体の流通が阻止される、ことが好ましい。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、第1エアー孔は、シャフト挿通孔よりも小径に設けられていて、この第1エアー孔とシャフト挿通孔との境界部分に存在する第1ストッパ面へのシリンダシャフトの衝突により、シリンダシャフトは第1エアー孔側に移動するのが規制され、シリンダシャフトには、大径部と、小径部とが設けられていて、シリンダ孔部には、大径部を軸方向に移動自在な状態で位置させるシリンダ孔部と、小径部を軸方向に移動自在な状態で位置させる接続孔部とが設けられていて、シリンダ孔部と接続孔部との境界部分に存在する第2ストッパ面へのシリンダシャフトの衝突により、シリンダシャフトは第1エアー孔とは反対側に移動するのが規制される、ことが好ましい。
さらに、本発明の他の側面は、上述の発明において、基準面には、その基準面から窪むように端面凹部が形成されていて、基板は、端面凹部の周囲の基準面に接触する状態で、端面凹部によって負圧が与えられる、ことが好ましい。
また、本発明の別の観点によると、上述の吸着機構を備える吸着装置であって、第1エアー孔に連結されると共に、シャフト挿通孔の内部の排気を行って当該シャフト挿通孔の内部に負圧を与える吸引手段と、第2エアー孔に連結されると共に、シリンダシャフトの外周面とシャフト挿通孔の内壁との間であって第1封止部材と第2封止部材とで囲まれる隙間に気体を加圧状態で供給する加圧手段と、吸引手段および加圧手段の作動を制御する制御手段と、を備え、吸着パッドに基板が接触した場合に、加圧手段により隙間へ加圧状態で気体を供給している状態でも、吸引手段により第1エアー孔と連通するシャフト挿通孔内に与えられる負圧による圧力によってシリンダ体が第1エアー側に移動するように、制御手段は吸引手段と加圧手段の作動を制御する、ことを特徴とする吸着装置が提供される。
本発明によると、基板を傾斜させずに規定の姿勢に維持した状態で、基板の吸着保持が可能となる。
本発明の一実施の形態に係る吸着機構の構成を示す側断面図である。 図1の吸着機構のうち、下方のストッパ面付近の構成を拡大して示す部分的な側断面図である。 図1の吸着機構を備える吸着装置の全体的な概略構成を示すブロック図である。 図1の吸着機構を用いて基板を吸着保持する際の動作フローを示す図であり、(a)は吸着機構が下降するイメージを示し、(b)は吸着パッドが基板に接触した状態を示し、(c)は基板が基準面に接触した状態を示し、(d)は基板が吸着パッドから離れた状態を示している。 従来の吸着機構の構成を示す側断面図である。
以下、本発明の一実施の形態における吸着機構10およびこの吸着機構10を用いた吸着装置11について説明する。なお、以下の説明では、後述するシャフト挿通孔22が延伸する方向(シリンダ体30が延伸する方向;軸方向)を上下方向(Z方向)とし、基準面26から見て第1エアー孔23が位置する側を上側(Z1側)、それとは反対側を下側(Z2側)として説明する。
<吸着機構10および吸着装置11の構成について>
図1は、吸着機構10の構成を示す断面図である。本実施の形態の吸着機構10は、本体20とシリンダ体30を主要な構成要素としている。本体20は、本実施の形態では、たとえば2つのブロック状のブロック体21a,21bを突き合わせることにより構成されている。ただし、3つ以上のブロック体21を突き合わせて、本体20を構成するようにしても良い。
この本体20には、シャフト挿通孔22と、第1エアー孔23と、第2エアー孔24と、リング凹部25と、基準面26と、端面凹部27とが形成されている。
図1に示すように、シャフト挿通孔22は、シリンダ体30を挿通させる孔部分である。このシャフト挿通孔22は、シリンダ孔部22aと、接続孔部22bとを有している。シリンダ孔部22aは、シリンダ体30が軸方向に沿って移動する孔部分である。そのため、シリンダ体30に対応する内径に形成されているが、具体的には、シリンダ体30にOリングL1を取り付けた場合に、そのOリングL1によってエアー(気体に対応)の流れを阻止できる程度の内径に形成されている。なお、エアーとしては空気が好ましいが、空気以外の気体をエアーとしても良い。
また、接続孔部22bは、シリンダ孔部22aよりも小径に形成されている。この接続孔部22bは、後述する端面凹部27に連通している。このような小径の接続孔部22bの存在により、シリンダ孔部22aの下端側のうち接続孔部22bとの境界部分には、ストッパ面22a2が形成されている。そして、このストッパ面22a2には、シリンダ体30の後述する段差部分31cが当接し、その当接後は、それ以上シリンダ体30が下方側(Z2側)に移動するのが規制される。なお、ストッパ面22a2は、第2ストッパ面に対応する。
シリンダ孔部22aには、第1エアー孔23が連通している。第1エアー孔23は、シリンダ孔部22aに存在するエアーを排出して、負圧を与えるための孔部分である。なお、図1に示すように、シリンダ体30の外周側には、OリングL1が取り付けられている。そのため、第1エアー孔23によって与えられる負圧は、シリンダ孔部22aのうちOリングL1よりも上方側(Z1側)の部位となっている。なお、OリングL1は、第1封止部材に対応するが、後述するOリングL2が第1封止部材に対応するものとしても良い。
この第1エアー孔23は、シリンダ孔部22aよりも小径に設けられている。そのため、シリンダ孔部22aと第1エアー孔23との境界部分には、ストッパ面22a1が形成されている。そして、このストッパ面22a1には、シリンダ体30の上端面の外周側が当接し、その当接後は、それ以上シリンダ体30が上方側(Z1側)に移動するのが規制される。ここで、シリンダ体30の上端面がストッパ面22a1に当接している場合、吸着パッド32の下端面は、後述する基準面26よりも上方側(Z1側)に位置している。そのため、基準面26に基板Sが接触している際に、吸着パッド32の下端面を基板Sから離すことを可能としている。なお、ストッパ面22a1は、第1ストッパ面に対応する。
図1に示すように、シリンダ孔部22aには、第2エアー孔24が連通している。第2エアー孔24は、シャフト挿通孔22にエアーを供給する孔部分である。また、図2に示すように、シリンダ孔部22aとシリンダ体30との間には、隙間が形成される。そして、第2エアー孔24を介して導入されたエアーは、その隙間のうち、後述するOリングL2とOリングL3との間にある隙間P1に入り込む。
ブロック体21a,21bには、リング凹部25が設けられている。リング凹部25は、OリングL2が入り込む凹形状の部分であり、そのリング凹部25にOリングL2を位置させることで、当該OリングL2がシリンダシャフト31の外周面に接触する。それにより、OリングL2よりも上方側(Z1側)の部位と、そのOリングL2よりも下方側の部位とを流通するエアーの流れを、このOリングL2によって阻止することを可能としている。なお、OリングL2は、シリンダシャフト31の外周には接触するものの、当該シリンダシャフト31の外周には取り付けられていない。そのため、シリンダシャフト31が本体20に対して上下動しても、OリングL2の本体20に対する上下位置は、変わらない状態となっている。
また、基準面26は、下方側(Z2側)のブロック体21bの下面側に設けられている。基準面26は、基板Sが接触した際の位置決めとなる部分である。そのため、基準面26は、基板Sが接触した場合に、その基板Sの姿勢が規定の姿勢となる(規定の姿勢から傾かない)ように、形成されている。なお、規定の姿勢としては、クランプで安定的に保持できる姿勢であることが最低限必要であるが、そのような姿勢としては、たとえば、基準面26を水平とするものがある。
なお、基準面26には、基板Sの保持性および密着性を高めるために、薄いシート状の部材を貼り付けるようにしても良い。
また、下方のブロック体21bの下面側には、上方側(Z1側)に向かって窪むように端面凹部27が形成されている。端面凹部27は、接続孔部22bの周囲を、基準面26よりも窪ませることで形成されている。この端面凹部27は、基板Sが基準面26に接触した際に、基板S保持のための負圧を基板Sに良好に与える程度の深さに形成されている。
次に、シリンダ体30について説明する。シリンダ体30は、シリンダシャフト31と、吸着パッド32とを有している。シリンダシャフト31は、図1に示すように、上下方向(Z方向)に延伸する通気孔311を有している。通気孔311は、シリンダシャフト31を貫いているため、この通気孔311を介して、吸着パッド32側のエアーを第1エアー孔23から排出することを可能としている。
また、シリンダシャフト31には、直径の異なる部分が存在している。すなわち、シリンダシャフト31には、大径部31aと、小径部31bとが設けられている。大径部31aは、シリンダシャフト31のうち直径が最も大きく設けられている部分であり、シリンダ孔部22aのみを挿通可能としている。一方、小径部31bは、大径部31aよりも小径に設けられている部分であり、シリンダ孔部22a以外に接続孔部22bにも挿通される部分である。なお、大径部31aと小径部31bとの境界部分は、段差状の段差部分31cとなっている。そして、この段差部分31cがストッパ面22a2に当接すると、その当接後は、それ以上シリンダ体30が下方側(Z2側)に移動するのが規制される。
また、シリンダシャフト31には、リング溝312,313が設けられている。そのうち、リング溝312は、上述したOリングL1が嵌め込まれる部分であり、そのような嵌め込みに対応させるために、リング溝312は、シリンダシャフト31の上方側(Z1側)の外周面をリング状に窪ませた部分となっている。なお、シリンダシャフト31の段差部分31cがストッパ面22a2に当接した状態でも、リング溝312およびOリングL1は、OリングL2よりも上方側(Z1側)に位置して、OリングL1とOリングL2とが互いに干渉しないように設けられている。
一方、リング溝313は、OリングL3が嵌め込まれる部分であり、そのような嵌め込みに対応させるために、リング溝313は、シリンダシャフト31の下方側(Z2側)の外周面をリング状に窪ませて形成されている。なお、シリンダシャフト31の上端面がストッパ面22a1に当接した状態でも、リング溝313およびOリングL3は第2エアー孔24よりも下方側(Z2側)に設けられている。なお、OリングL3は、第2封止部材に対応する。
シリンダシャフト31には、吸着パッド32が取り付けられている。吸着パッド32は、リング状に形成されていて、そのリング状の部位で囲まれた内孔32aは、上述した通気孔311と連通している。この吸着パッド32は、基板Sを傷つけないため、柔軟な部材から形成されている。具体的には、たとえばゴム系の材質から形成されている。
次に、制御部54を含めた、吸着装置11の全体構成について説明する。図3に示すように、吸着装置11は、上下駆動機構50、水平移動機構51、第1圧力調整装置52、第2圧力調整装置53、制御部54を備えている。なお、この他にも、各種のセンサ(たとえば、上下駆動機構50や水平移動機構51での移動を検出するためのエンコーダ等)を備える構成を採用しても良く、そのセンサの検出結果に基づいて、制御部54で各駆動部位の駆動を司る構成を採用しても良い。なお、第1圧力調整装置52および第2圧力調整装置53は、圧力センサを内蔵する構成を採用しても良いが、圧力センサが内蔵されていない構成(圧力センサを外付けする構成)を採用しても良い。
上下駆動機構50は、吸着機構10を上下方向(Z方向)に移動させるための機構である。この上下駆動機構50は、モータ50aを備え、モータ50aは、制御部54によって駆動が制御される。
水平移動機構51は、上下方向(Z方向)とは直交するXY平面内にて、吸着機構10を移動させるための機構である。この水平移動機構51もモータ51aを備え、モータ51aは、制御部54によって駆動が制御される。なお、水平移動機構51は、一方向のみの移動を可能とするものであっても良く、二方向(XY方向)の移動を可能とするものであっても良い。
第1圧力調整装置52は、たとえば電空レギュレータであり、第1エアー孔23からエアーを排気するための機構である。なお、第1圧力調整装置52が電空レギュレータである場合、制御部54での制御に基づいて、第1エアー孔23から排気させられるエアーの供給圧力を調整することが可能となる。すなわち、隙間P2での負圧を適宜の値に調整することが可能となる。
ここで、第1圧力調整装置52は、吸引手段に対応する。しかし、吸引手段としては、電空レギュレータを用いずに、排気ポンプを用いた排気装置としても良い。
また、第2圧力調整装置53も、第1圧力調整装置52と同様にたとえば電空レギュレータである。第2圧力調整装置53は、第2エアー孔24からエアーを隙間P1へ供給するための機構である。なお、第2圧力調整装置53が電空レギュレータである場合、制御部54での制御に基づいて、エアーの供給圧力を調整することが可能となる。すなわち、隙間P1での正圧を適宜の値に調整することが可能となる。
ここで、第2圧力調整装置53は、加圧手段に対応する。しかし、加圧手段としては、電空レギュレータを用いずに、加圧ポンプやコンプレッサを用い、これら加圧ポンプやコンプレッサを用いた加圧装置としても良い。
制御部54は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、駆動回路等を備えている。CPUは、記憶手段であるROM、RAMに記憶されたプログラムを実行すると共に、入力手段やROM、RAMからデータを受け取り、それらデータを演算・加工した上で、所定の制御信号を駆動回路等に出力するものであり、制御を行う際の中枢部分である。なお、制御部54は、制御手段に対応する。
ROMには、各駆動部位を制御するための制御プログラムおよび処理に必要なデータ等が記憶されている。RAMは、CPUが実行対象とするプログラムやデータを一時的に格納する半導体メモリである。ROMに格納されているプログラムがRAMに読み出されて実行されることにより、各駆動部位を制御する。駆動回路は、CPUからの指令に基づいて、駆動部位を駆動するための所定の電圧を与える。
<動作について>
以上のような構成の吸着機構10および吸着装置11の動作について、以下に説明する。
まず、制御部54の制御に基づいて、第1圧力調整装置52および第2圧力調整装置53を作動させる。この作動状態では、シリンダ孔部22aとシリンダシャフト31の間にある、断面積C1の隙間P1に与えられる圧力(加圧による圧力)の作用により、シリンダ体30は、下方側(Z2側)に移動し、吸着パッド32が基準面26よりも下方側(Z2側)に突出する。なお、第1圧力調整装置52が作動していても、吸着パッド32の下面側が塞がれていない。そのため、内孔32a、通気孔311、シリンダ孔部22aおよび第1エアー孔23を介して、エアーが排気され、シリンダ体30を上昇させるための力は生じない。
この状態で、制御部54の制御に基づいて、上下駆動機構50のモータ50aを作動させ、図4(a)に示すように吸着機構10を基板Sに向けて下降させる。そして、図4(b)に示すように、吸着パッド32の下端面を基板Sに接触させる。すると、内孔32a、通気孔311、シリンダ孔部22aおよび第1エアー孔23を介して、エアーの排気が行われているので、基板Sの接触部位と吸着パッド32とで囲まれた空間に負圧が与えられる。そのため、基板Sは、吸着パッド32に密着し、それにより基板Sが吸着機構10によって吸着保持される。
また、基板Sが吸着パッド32に密着すると、シリンダシャフト31の上方側(Z1側)におけるシリンダ孔部22aの内部の負圧が高まる。ここで、シリンダシャフト31の上方側(Z1側)の断面積C2の隙間P2に与えられる圧力(負圧による圧力)によりシリンダシャフト31に作用する上昇力は、第2圧力調整装置53の作動による隙間P1に与えられる圧力(加圧による圧力)によりシリンダシャフト31に与えられる下降力よりも大きくなるように、第1圧力調整装置52と第2圧力調整装置53の作動が制御されている。そのため、負圧が高まると、シリンダ体30は上昇を開始する。
この上昇においては、図4(c)に示すように、基板Sは基準面26に当接する。このとき、基板Sが基準面26に接触する際の衝撃が緩和されるように、制御部54は、第1圧力調整装置52での設定圧力を調整しても良い。かかる圧力を緩和する制御は、第1圧力調整装置52が備える圧力センサでの圧力の検出値に基づいて、行われる。
基板Sが基準面26に当接した後に、更にシリンダ体30が上昇すると、図4(d)に示すように、基板Sが基準面26に当接した状態で、吸着パッド32の下端面は、基板Sから離れる。しかし、基準面26に基板Sが接触している状態では、端面凹部27は、基板Sによって封止された状態となっている。このため、基板Sが吸着パッド32から離れると、第1圧力調整装置52の作動による負圧は、基板Sによる端面凹部27の封止空間の内部に及ぼされる。それにより、基板Sが基準面26に接触したままの状態(吸着保持の状態)が維持される。
なお、図4(d)の状態においては、基板Sが薄い場合、負圧が強いと基板Sが変形することがある。そのため、制御部54は、基板Sの厚みに応じて負圧を変えるように、第1圧力調整装置52の作動を制御することもできる。たとえば、基板Sの厚みが、基準となる(所定の)基板Sよりも薄い場合、基準となる(所定の)基板Sに及ぼす負圧よりも負圧が弱くなるように第1圧力調整装置52の作動を制御しつつ、基板Sと吸着パッド32が離れないようにすることもできる。
この後に、制御部54の制御に基づいて、水平移動機構51のモータ51aを作動させ、さらには必要に応じて上下駆動機構50のモータ50aを作動させて、基板Sを図5に示すようなクランプ機構のクランプ部位まで運ぶ。その後に、クランプ機構を作動させて、基板Sをクランプさせる。
なお、クランプの終了後、制御部54は、第2圧力調整装置53で加圧する状態を停止させ、その後に第1圧力調整装置52での負圧を与える状態を停止させる。このような順番で第1圧力調整装置52および第2圧力調整装置53での圧力付与を停止させることにより、シリンダ体30が基板Sを押してしまうのを防止可能となる。
<効果>
以上のような構成の吸着機構10および吸着装置11によると、本体20には、基板Sが接触すると共にその接触時には基板Sが規定の姿勢に保たれる基準面26が設けられていて、基準面26には、シャフト挿通孔22が開口して設けられている。そして、少なくとも吸着パッド32は、基準面26から出入可能に設けられている。基板Sを吸着パッド32に接触させて、当該基板Sを吸着保持している状態で、シリンダ体30を上方に移動させると、基板Sを基準面26に当接させることが可能となる。それにより、基板Sを規定の姿勢に保つことが可能となる。このため、クランプ機構のクランプ部位に対して、基板Sが傾かずに良好にクランプさせることが可能となる。
また、本実施の形態では、本体20には、第1エアー孔23が通気孔311と連通する状態で設けられている。また、シリンダシャフト31の外周側には、OリングL1が設けられている。このため、第1圧力調整装置52を作動させた状態で、吸着パッド32の下端面に基板Sが接触すると、隙間P2に負圧を生じさせることが可能となり、シリンダ体30を上昇させることが可能となる。
さらに、本実施の形態では、本体20には第2エアー孔24が設けられ、この第2エアー孔24がシャフト挿通孔22に連通している。加えて、OリングL2とOリングL3とがシリンダシャフト31の外周側に設けられていて、シャフト挿通孔22の上下方向(Z方向)に沿うエアーの流通を阻止している。このため、第2圧力調整装置53を作動させて、隙間P1にエアーを供給する加圧状態とすると、エアー供給による圧力によって、シリンダ体30を下降させることが可能となる。また、第2エアー孔24による隙間P1への加圧したエアーの供給により、吸着パッド32が基板Sに接触する際には、隙間P1は、エアダンパとして機能させることが可能となる。
また、本実施の形態では、ストッパ面22a2にシリンダシャフト31の上端面が当接することにより、シリンダシャフト31が上方側(Z1側)に移動するのが規制される。加えて、ストッパ面22a1にシリンダシャフト31の段差部分31cが衝突することにより、シリンダシャフト31が下方側(Z2側)に移動するのが規制される。また、このような構成を採用することにより、シリンダシャフト31がシャフト挿通孔22から脱落するのを防止可能となる。
さらに、本実施の形態では、基準面26には、その基準面26から窪むように端面凹部27が形成されていて、基板Sは、端面凹部27の周囲の基準面26に接触し、その状態で、端面凹部27によって負圧が与えられる。このため、端面凹部27が形成されていない場合と比較して、基板Sに負圧が生じる面積を大きくすることが可能となり、基板Sの負圧による吸着力を大きくすることが可能となる。
また、本実施の形態では、制御部54によって、第1圧力調整装置52と第2圧力調整装置53の作動による圧力付与が所望の圧力となるように制御されている。具体的には、吸着パッド32に基板Sが接触した場合に、第2圧力調整装置53により隙間P1へ加圧状態で気体を供給している状態でも、第1圧力調整装置52により隙間P2に与えられる負圧による圧力によってシリンダ体30が上昇するように、第1圧力調整装置52と第2圧力調整装置53とで与えられる圧力が制御部54で制御されている。そのため、基板Sが吸着パッド32の下端面に接触すると、シリンダ体30を上昇させることが可能となり、基板Sを基準面26に接触させて当該基板Sの姿勢を規定の姿勢へと修正することが可能となる。また、基板Sの吸着保持の際の圧力変化だけで、基板Sを上昇させることが可能となるため、別途の駆動手段等が不要となる。
また、制御部54での制御に基づいて、第1圧力調整装置52での圧力を適切に制御することで、基板Sが基準面26と接触する際の衝撃を緩和することが可能となる。
<変形例>
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
上述の実施の形態においては、第1エアー孔23からエアーを排気することにより、シリンダ体30を上昇させるようにしている。また、第2エアー孔24から隙間P1にエアーを供給することにより、シリンダ体30を下降させるようにしている。しかしながら、エアーの圧力にはよらずに、モータ等のような他の駆動手段によってシリンダ体30を上下動させる構成を採用しても良い。この場合でも、基板Sを基準面26に当接させることが可能となり、基板Sの姿勢を規定の姿勢とすることが可能である。
また、上述の実施の形態では、OリングL1を備える構成を採用している。しかしながら、OリングL1を備えない構成を採用しても良い。このように、OリングL1を備えない構成を採用しても、隙間P2に負圧が作用した際にはシリンダ体30を上昇させることが可能である。
また、上述の実施の形態では、基準面26は水平に設けられていて、シリンダ体30は上下方向(Z方向)に移動する。そして、吸着パッド32の下端面にて、基板Sの上面側を吸着保持している。しかしながら、かかる位置関係とは上下が逆の構成を採用しても良く、基準面26やシリンダ体30の移動する方向が、水平面に対して傾斜していても良い。
10…吸着機構、11…吸着装置、20…本体、21a,21b…ブロック体、22…シャフト挿通孔、22a…シリンダ孔部、22a1…ストッパ面(、第1ストッパ面に対応),22a2…ストッパ面(第2ストッパ面に対応)、22b…接続孔部、23…第1エアー孔、24…第2エアー孔、25…リング凹部、26…基準面、27…端面凹部、30…シリンダ体、31…シリンダシャフト、31a…大径部、31b…小径部、31c…段差部分、32…吸着パッド、32a…内孔、50…上下駆動機構、50a…モータ、51…水平移動機構、51a…モータ、52…第1圧力調整装置(吸引手段に対応)、53…第2圧力調整装置(加圧手段に対応)、54…制御部(制御手段に対応)、311…通気孔、312,313…リング溝、L1…Oリング(第1封止部材に対応)、L2…Oリング、L3…Oリング(第2封止部材に対応)

Claims (6)

  1. 基板を負圧によって吸着保持するための吸着機構であって、
    軸方向に沿って前記基板を吸着保持するための負圧を与える通気孔が貫くシリンダシャフトと、基板に接触すると共に前記シリンダシャフトの一端側に取り付けられる吸着パッドとを備えるシリンダ体と、
    前記シリンダ体が挿通されると共に圧力に従って当該シリンダ体を移動可能とするシャフト挿通孔を備える本体と、
    を具備し、
    前記本体には、前記基板が接触すると共にその接触時には当該基板が規定の姿勢に保たれる基準面が設けられていて、前記基準面には、前記シャフト挿通孔が開口して設けられていて、
    少なくとも前記吸着パッドは、前記基準面から出入可能に設けられている、
    ことを特徴とする吸着機構。
  2. 請求項1記載の吸着機構であって、
    前記本体には、外部へ気体を排出するための第1エアー孔が前記通気孔と連通する状態で設けられていて、
    前記シリンダシャフトの外周側には、第1封止部材が設けられていて、この第1封止部材によって前記シリンダシャフトの外周側における前記シャフト挿通孔での前記気体の流通が阻止される、
    ことを特徴とする吸着機構。
  3. 請求項2記載の吸着機構であって、
    前記シャフト挿通孔には、前記シリンダシャフトの外周側において外部から気体を供給するための第2エアー孔が連通する状態で設けられていて、
    前記第2エアー孔よりも前記基準面から離れる側であって前記シャフト挿通孔の内壁側には、前記第1封止部材が取り付けられていて、
    前記シリンダシャフトの外周側のうち前記第2エアー孔よりも基準面側には、第2封止部材が取り付けられていて、この第2封止部材によって前記シリンダシャフトの外周側における前記シャフト挿通孔での気体の流通が阻止される、
    ことを特徴とする吸着機構。
  4. 請求項2または3記載の吸着機構であって、
    前記第1エアー孔は、前記シャフト挿通孔よりも小径に設けられていて、この第1エアー孔と前記シャフト挿通孔との境界部分に存在する第1ストッパ面への前記シリンダシャフトの衝突により、前記シリンダシャフトは前記第1エアー孔側に移動するのが規制され、
    前記シリンダシャフトには、大径部と、小径部とが設けられていて、前記シリンダ孔部には、前記大径部を前記軸方向に移動自在な状態で位置させるシリンダ孔部と、前記小径部を前記軸方向に移動自在な状態で位置させる接続孔部とが設けられていて、
    前記シリンダ孔部と前記接続孔部との境界部分に存在する第2ストッパ面への前記シリンダシャフトの衝突により、前記シリンダシャフトは前記第1エアー孔とは反対側に移動するのが規制される、
    ことを特徴とする吸着機構。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の吸着機構であって、
    前記基準面には、その基準面から窪むように端面凹部が形成されていて、
    前記基板は、前記端面凹部の周囲の前記基準面に接触する状態で、前記端面凹部によって負圧が与えられる、
    ことを特徴とする吸着機構。
  6. 請求項3記載の吸着機構を備える吸着装置であって、
    前記第1エアー孔に連結されると共に、前記シャフト挿通孔の内部の排気を行って当該シャフト挿通孔の内部に負圧を与える吸引手段と、
    前記第2エアー孔に連結されると共に、前記シリンダシャフトの外周面と前記シャフト挿通孔の内壁との間であって前記第1封止部材と前記第2封止部材とで囲まれる隙間に気体を加圧状態で供給する加圧手段と、
    前記吸引手段および前記加圧手段の作動を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記吸着パッドに前記基板が接触した場合に、前記加圧手段により前記隙間へ加圧状態で気体を供給している状態でも、前記吸引手段により前記第1エアー孔と連通する前記シャフト挿通孔内に与えられる負圧による圧力によって前記シリンダ体が前記第1エアー側に移動するように、前記制御手段は前記吸引手段と前記加圧手段の作動を制御する、
    ことを特徴とする吸着装置。
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