JP2014168175A - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】取得画像が白紙画像であるか、非白紙画像であるかを誤判定してしまうことを抑制すること。
【解決手段】スキャナ1は、取得画像を分割した各ブロックB毎に、単色ブロックであるか、非単色ブロックであるか、更に、保留ブロックであるかの第1ブロック判定処理を行い、保留ブロックであると判定したブロックの周辺に位置する周辺ブロックに対する第1ブロック判定処理の結果から、保留ブロックで判定したブロックが、単色ブロックであるか、非単色ブロックであるかの第2ブロック判定処理を行い、第1ブロック判定処理および第2ブロック判定処理で単色ブロックであると判定したブロック数、および、非単色ブロックであると判定したブロック数の少なくともいずれか一方のブロック数から、上記取得画像が白紙画像であるか否かを判定する。
【選択図】図4

Description

取得した画像が白紙画像であるか、非白紙画像であるかを判定するための技術に関する。
従来から取得した画像が白紙画像、換言すれば無地画像であるか、非白紙画像であるかを判定する画像処理装置がある(特許文献1参照)。この画像処理装置は、スキャナ部及び制御部を備える。スキャナ部は、原稿シートを読み取って読取画像データを取得する。制御部は、その取得された読取データから、当該読取画像を、一定の大きさの複数領域にブロック分割し、ブロック毎に白紙ブロックであるか、非白紙ブロックであるかを判定する。そして、制御部は、複数のブロックのうち、1ブロックでも非白紙ブロックであると判定した場合、上記読取画像は非白紙画像であると判定する。
特開2008−219810号公報
ところで、取得した画像上に例えば微小なゴミ等のノイズ画像が存在することがあり、このノイズ画像が含まれるブロックは、本来、白紙ブロックであるにもかかわらず、非白紙ブロックであると判定されてしまうことがある。一方、このようなノイズ画像の影響を抑制するために、非白紙ブロックの判定条件を厳しくすると、細線や小さい文字が含まれるブロックが、非白紙ブロックであると判定されることがある。このため、従来の画像処理装置では、取得した画像が白紙画像であるか、非白紙画像であるかを誤判定してしまうおそれがある。
本明細書では、取得画像が白紙画像であるか、非白紙画像であるかを誤判定してしまうことを抑制することが可能な技術を開示する。
本明細書によって開示される画像処理装置は、画像を取得する画像取得部と、画像処理部と、を備え、前記画像処理部は、前記画像取得部が取得した取得画像を、一定の大きさの複数のブロックに分割するブロック分割処理と、前記ブロック分割処理で分割した各ブロック毎に、当該ブロックが、単色条件を満たす単色ブロックであるか、非単色条件を満たす非単色ブロックであるか、前記単色条件および前記非単色条件のいずれも満たさない保留ブロックであるかを判定する第1ブロック判定処理と、前記第1ブロック判定処理で前記保留ブロックであると判定したブロックの周辺に位置する周辺ブロックに対する前記第1ブロック判定処理の結果から、当該保留ブロックであると判定したブロックが、前記単色ブロックであるか、前記非単色ブロックであるかを判定する第2ブロック判定処理と、前記第1ブロック判定処理および前記第2ブロック判定処理で前記単色ブロックであると判定したブロック数、および、前記非単色ブロックであると判定したブロック数の少なくともいずれか一方のブロック数から、前記取得画像が白紙画像であるか否かを判定する白紙判定処理と、を実行する構成を有する。
この画像処理装置は、取得画像を分割した各ブロック毎に、単色条件を満たす単色ブロックであるか、非単色条件を満たす非単色ブロックであるか、更に、単色条件および非単色条件のいずれも満たさない保留ブロックであるかの第1ブロック判定処理を行う。そして、画像処理装置は、保留ブロックであると判定したブロックの周辺に位置する周辺ブロックに対する第1ブロック判定処理の結果から、保留ブロックで判定したブロックが、単色ブロックであるか、非単色ブロックであるかの第2ブロック判定処理を行う。そして、第1ブロック判定処理および第2ブロック判定処理で単色ブロックであると判定したブロック数、および、非単色ブロックであると判定したブロック数の少なくともいずれか一方のブロック数から、上記取得画像が白紙画像であるか否かを判定する。これにより、単に、各ブロックを、単色ブロックであるか、非単色ブロックであるかの1回のブロック判定処理の結果のみから取得画像が白紙画像であるか否かを判定する構成に比べて、取得画像が白紙画像であるか、非白紙画像であるかを誤判定してしまうことを抑制することが可能である。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記第2ブロック判定処理では、前記周辺ブロック中に、前記第1ブロック判定処理で前記非単色ブロックおよび前記保留ブロックのいずれかであると判定したブロックの数が規定数未満であるか否かを判断し、前記規定数未満であると判断した場合、前記第1ブロック判定処理で前記保留ブロックであると判定したブロックを、前記単色ブロックであると判定し、前記規定数以上であると判断した場合、前記ブロックを前記非単色ブロックと判定してもよい。
この画像処理装置によれば、例えば、周辺ブロック中に、第1ブロック判定処理で非単色ブロックであると判定したブロックのみの数が規定数未満であると場合、第1ブロック判定処理で記保留ブロックであると判定したブロックを、単色ブロックであると判定する構成に比べて、細線や小さい文字が含まれるブロックが、非白紙ブロックであると判定されることを抑制することができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記第2ブロック判定処理では、前記周辺ブロックは、前記第1ブロック判定処理で前記保留ブロックであると判定したブロックに隣接する隣接ブロックのみでもよい。
この画像処理装置によれば、周辺ブロックが、第1ブロック判定処理で前記保留ブロックであると判定したブロックに隣接しない非隣接ブロックを含む構成に比べて、第2ブロック判定処理を容易に行うことができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、更に、前記ブロック分割処理で分割した各ブロックに含まれる画素のデータを、輝度成分のデータに変換する輝度成分変換処理を実行する構成を有し、前記単色条件および前記非単色条件は、前記輝度成分に関する条件でもよい。
この画像処理装置によれば、単色条件および非単色条件が例えばレッド(R)成分、グリーン(G)成分およびブルー(B)成分に関する条件である構成に比べて、輝度成分だけで簡易に第1ブロック判定処理を行うことができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、更に、前記輝度成分のデータから、当該輝度成分について前記各ブロックに含まれる画素群のヒストグラムを生成するヒストグラム生成処理と、前記ブロックごとに、前記画素群のヒストグラムのバラツキを示すバラツキ値を算出するバラツキ値算出処理と、を実行する構成を有し、前記単色条件は、前記バラツキ値が第1閾値以下であることであり、前記非単色条件は、前記バラツキ値が、前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上であることでもよい。
この画像処理装置によれば、単色条件や非単色条件が、例えば輝度成分の値が所定値以上である画素数に関する条件である構成に比べて、ヒストグラムを利用することにより、第1ブロック判定処理をより正確に行うことができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記バラツキ値算出処理では、前記ヒストグラムから、少なくとも最頻度の輝度成分値を示す画素を含む画素数と、前記ブロックの全画素数との相対値を算出し、当該相対値を前記バラツキ値としてもよい。
この画像処理装置によれば、最頻度の輝度成分値を利用することにより、標準偏差等の複雑な算出処理を要することなく、ヒストグラムのバラツキ値を算出することができる。
上記画像処理装置では、前記画像処理部は、前記バラツキ値算出処理では、前記ヒストグラムから、最頻度の輝度成分値を中心とする基準範囲内の輝度成分値を示す画素数と、前記ブロックの全画素数との相対値を算出し、当該相対値を前記バラツキ値としてもよい。
この画像処理装置によれば、最頻度の輝度成分値を示す画素のみの数と、全画素数との相対値を、バラツキ値とする構成に比べて、取得画像の地色のバラツキによる影響を抑制することができる。
上記画像処理装置では、前記画像取得部は、原稿シート上の画像を読み取る画像読取部でもよい。
この画像処理装置によれば、原稿シートを読み取って取得した読取画像が白紙画像であるか、非白紙画像であるか、換言すれば、原稿シートが白紙原稿であるか否かを誤判定してしまうことを抑制することが可能である。
なお、この発明は、画像処理装置、画像処理方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本明細書によって開示される発明によれば、取得画像が白紙画像であるか、非白紙画像であるかを誤判定してしまうことを抑制することが可能である。
一実施形態のスキャナの外観を示す斜視図 スキャナの電気的構成を示すブロック図 読取制御処理を示すフローチャート 第1ブロック判定処理を示すフローチャート 第2ブロック判定処理を示すフローチャート 白紙判定処理を示すフローチャート 読取画像G1の第1ブロック判定および第2ブロック判定の結果を示す模式図 読取画像G2の第1ブロック判定および第2ブロック判定の結果を示す模式図 ブロックBX〜BZのヒストグラムを示す図
一実施形態のスキャナ1について図1〜図9を参照しつつ説明する。スキャナ1は、画像処理装置の一例である。図1において、紙面左下側がスキャナ1の前側(F)であり、紙面右下側がスキャナ1の右側(R)であり、紙面上側がスキャナ1の上側(U)であるとする。
(画像読取装置の外観構成)
図1に示すように、スキャナ1は、本体ケース2およびトレイカバー3を備える。本体ケース2は、左右方向に長い直方体状の形状をなし、具体的には、上側フレーム2A、下側フレーム2B、1対のサイドフレーム2C,2Cを有する。上側フレーム2Aは、隙間Sを介して、下側フレーム2Bの上方に配置されており、1対のサイドフレーム2C、2Cは、上側フレーム2Aおよび下側フレーム2Bを左右方向から挟むように配置されている。
上側フレーム2Aには、表示部および操作部が設けられている。具体的には、上側フレーム2Aには、矩形状のタッチパネル4が設けられており、このタッチパネル4は、各種の情報を表示可能であり、且つ、タッチパネル方式でユーザによる入力操作を受け付け可能である。
トレイカバー3は、1対のサイドフレーム2C、2C同士の後端部分に、左右方向に沿った軸X1を中心に回転可能に設けられている。これにより、トレイカバー3は、上側フレーム2Aの上面を覆う閉姿勢と、上側フレーム2Aの上面を開放した開姿勢(図1参照)とに変位可能である。トレイカバー3は、開姿勢であるときに、原稿シートMを保持する原稿トレイとして機能する。原稿シートMは、用紙やOHPシート等である。
なお、トレイカバー3には、タッチパネル4に対応した位置に、矩形の窓3Aが開口形成されている。これにより、トレイカバー3が閉姿勢であるときでも、ユーザは、この窓3Aを介して、タッチパネル4に表示された情報を視認したり、タッチパネル4への入力操作を行ったりすることができる。
本体ケース2内には、画像読取部11および搬送部12(図2参照)が備えられている。搬送部12は、トレイカバー3が保持した原稿シートMを、上記隙間Sを介して、前方(図1の白抜き矢印方向)に搬送し、本体ケース2内を通過させ、本体ケース2の前面側から排出する。
画像読取部11は、CIS(Contact Image Sensor)を有する読取デバイスであり、本体ケース2内の図示しない読取位置を通過する原稿シートM上の画像を読み取って、その読取画像Gに応じた画素列の読取データを出力する。なお、画像読取部11は、CISに限らず、例えばCCD(Charge Coupled Drive Image Sensor)を有する構成でもよい。また、読取データは、RGB色空間のデータであるものとする。画像読取部11は、画像取得部の一例であり、読取画像Gは取得画像の一例である。
なお、上記隙間Sには、カードを挿入可能なカード挿入口S1が形成されており、画像読取部11は、このカード挿入口S1に挿入されたカード上の画像を読み取って読取データを出力することも可能である。なお、カードは、例えば、プラスチィック製の会員証あるいは免許証等である。
(画像読取装置の電気的構成)
図2に示すように、スキャナ1は、既述の画像読取部11、タッチパネル4および搬送部12に加えて、USB(Universal Serial Bus)ポート13、画像処理部14、原稿センサ20を備える。
USBポート13は、USBメモリ21を接続可能であり、当該USBメモリ21に記憶された画像データを取得するためのものである。USBポート13は、画像取得部の一例である。
画像処理部14は、中央処理装置(以下、CPU)15、ROM16、RAM17、ヒストグラム生成部18、および、色変換部19を有する。ROM16には、後述する読取制御処理を実行するためのプログラム(画像処理プログラムの一例)や、このスキャナ1の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されている。CPU15は、ROM16から読み出したプログラムに従って、スキャナ1の各部を制御する。なお、上記各種のプログラムが記憶される媒体は、ROM16やRAM17以外に、CD−ROM、ハードディスク装置、フラッシュメモリ、ストレージ装置など、他の不揮発性の記録媒体でもよい。
画像読取部11が出力した読取データは、図示しないAD変換部によりAD変換され、RAM17に記憶される。ヒストグラム生成部18は、読取データに対して後述するヒストグラム生成処理を実行する画像処理専用のハード回路である。色変換部19は、読取データに対して後述する色変換処理を実行する画像処理専用のハード回路である。原稿センサ20は、トレイカバー3上における原稿シートM上の有無を検知し、その検知結果を画像処理部14に送信する。
(読取制御処理)
例えばユーザがタッチパネル4にて画像読取の実行を指示するための操作を行うと、画像処理部14は、図3から図6に示す読取制御処理を実行する。画像処理部14は、この読取制御処理の実行により、原稿シートMまたはカード上の画像を、画像読取部11に読み取らせ、その読取画像が白紙画像であるか否かを判定することができる。なお、白紙画像とは、文字、図形、記号、模様等(以下、文字等という)が無い無地で単色の画像をいい、白色画像に限らず、他の色の単色画像でもよい。
画像処理部14は、まず、読取処理を実行する(S1)。具体的には、CPU15が、原稿センサ20からの検知結果から、トレイカバー3上に原稿シートMが有るか否かを判断し、原稿シートMが有ると判断した場合、搬送部12を起動させてトレイカバー3上の原稿シートMの搬送を開始させる。そして、CPU15は、画像読取部11に、その搬送されている原稿シートM上の画像を読み取らせる。一方、CPU15は、原稿シートMが無いと判断した場合、搬送部12を起動させずに、画像読取部11に、カード挿入口S1に挿入されているカード上の画像を読み取らせる。画像読取部11が出力した読取データはRAM17に記憶される。
画像処理部14は、読取処理の実行開始後、読取画像G(G1,G2)が白紙画像であるか否かを判定するための準備処理の実行を開始する。準備処理には、ブロック分割処理(S2)、第1ブロック判定処理(S3)、第2ブロック判定処理(S4)が含まれる。なお、画像処理部14は、原稿シートMまたはカード上の全画像の読取を完了した後に、上記準備処理の実行を開始する構成でもよいし、原稿シートMまたはカード上の画像の読取途中で、読み取った部分について、上記準備処理を順次実行していく構成でもよい。
(1)ブロック分割処理
画像処理部14は、上記準備処理として、まずブロック分割処理を実行する(S2)。具体的には、CPU15は、RAM17に記憶された読取データから、図7、図8の上段に示すように、読取画像G(G1,G2)を、一定の大きさの矩形状の複数のブロックBに均等分割する。読取画像G1は、三角形の線分画像が描かれた非白紙画像であり、読取画像G2は、白紙画像であるが、ゴミ等によるノイズ画像が点在している。以下、各読取画像G1,G2に含まれる各ブロックBを特定する場合、ブロックB(X、Y)とし、Xは横の順位であり、Yは縦の順位であるとする。
なお、1つのブロックBは、例えば1辺(1行)の画素数が11、他辺(1列)の画素数が18であり、全画素数は、198であるとする。画像処理部14は、原稿シートMまたはカード上の画像を、所定ライン数分読み取るごとに、当該所定ライン数分の部分画像についてブロック分割処理を順次行う構成でもよい。所定ライン数とは、少なくとも1つのブロックBの縦寸法分のライン数である。
(2)第1ブロック判定処理
画像処理部14は、ブロック分割処理の実行後、図4に示す第1ブロック判定処理を実行する(S3)。第1ブロック判定処理は、ブロック分割処理で分割した各ブロックB毎に、当該ブロックBが、単色ブロックであるか、非単色ブロックであるか、保留ブロックであるかの第1ブロック判定を行う処理である。
単色ブロック、非単色ブロック、保留ブロックは次のようなブロックである。
「単色ブロック」:ブロックに含まれる画素群の画素値(濃度)のバラツキが小さく、ほぼ全ての画素が、画素値(濃度)が特定色に対応する値の画素(以下、特定色画素という)であるブロック。例えば読取画像G上の地色(背景色)部分のみ含むブロックは、単色ブロックである。
「非単色ブロック」:ブロックに含まれる画素群の画素値のバラツキが大きく、上記特定色画素以外の画素(以下、非特定色画素)が所定数以上存在するブロック。例えば読取画像G上の文字等の部分を所定割合以上含むブロックは、非単色ブロックである。
「保留ブロック」:ブロックに含まれる画素群の画素値のバラツキが単色ブロックよりも大きく、且つ、非単色ブロックよりも小さく、上記特定色画素と、微少の非特定画素とが存在するブロック。本来、読取画像G上の文字等の一部を含むブロックは非単色ブロックとすべきであり、文字等の画像を含まずノイズ画像を含むブロックは単色ブロックとすべきである。しかし、1つのブロックに含まれる画素群の情報のみから、両ブロックをこのように判別するのは難しい。そこで、第1ブロック判定処理では、画像処理部14は、両ブロックを判別せずに、いずれも保留ブロックであると判定する。
まず、CPU15は、単色ブロック数、非単色ブロック数、保留ブロック数、ブロック番号Hをそれぞれゼロに初期化し(S11)、ブロック番号Hに1を加算する(S12)。次に、CPU15は、色変換部19に指示して、H番目のブロックBについて色変換処理を実行させる(S13)。具体的には、色変換部19は、YCbCr変換処理により、H番目のブロックに含まれる画素群の読取データを、RGB色空間のデータから、輝度データY、及び、2つの色差データCb、Crを有するYCbCr色空間のデータに変換する。輝度データYは、輝度成分のデータの一例である。
次に、CPU15は、ヒストグラム生成部18に指示して、H番目のブロックBについてヒストグラム生成処理を実行させる(S14)。具体的には、ヒストグラム生成部18は、上記輝度データYから、H番目のブロックBに含まれる画素群のヒストグラム(度数分布)を生成する。図9には、互いに異なる3つのブロックBX〜BZのヒストグラムが例示されている。各ヒストグラムは、縦軸が画素数であり、横軸が輝度データYの値(輝度値Y)である。
上段のブロックBXでは、ヒストグラムのバラツキが小さく、最も頻度が高い輝度値Yである最頻度値Y1を示す画素の数(以下、最頻度画素数という)は、ブロックBXの全画素数に略一致する。従って、ブロックBXは、明らかに単色ブロックであると判定することが可能である。
下段のブロックBZでは、ヒストグラムのバラツキが大きく、最頻度画素数は、ブロックBXに比べて少なく、最頻度値Y1以外の画素値を示す画素が多く存在する。従って、ブロックBZは、明らかに非単色ブロックであると判定することが可能である。
これに対し、中段のブロックBYでは、ヒストグラムのバラツキが、ブロックBXよりも大きく、且つ、ブロックBZよりも小さく、最頻度画素数は、ブロックBXに比べて少なく、且つ、ブロックBZに比べて多く、最頻度値Y1以外の画素値を示す画素も微少数だけ存在する。従って、ブロックBYは、当該ブロックBYのヒストグラムのバラツキだけでは、単色ブロックであるか非単色ブロックであるかを明確に判定することが難しい。
そこで、画像処理部14は、H番目のブロックBについて、画素群のヒストグラムのバラツキを示すバラツキ値を算出するバラツキ値算出処理を実行する(S15)。具体的には、CPU15は、上記ヒストグラムから、最頻度画素割合Fを算出する。最頻度画素割合Fは、1つのブロックBの全画素数CAに対する最頻度範囲画素数C1の割合(=(C1/CA)×100)を算出する。最頻度範囲画素数C1は、図9に示すように、上記最頻値Y1を中心とする所定幅2D内に含まれる画素の数である。最頻度画素数はバラツキ値の一例であり、最頻度画素割合Fは相対値の一例であり、所定幅2Dは基準幅の一例である。
このように、最頻度値Y1を利用することにより、標準偏差等の複雑な算出処理を要することなく、ヒストグラムのバラツキ値を算出することができる。また、最頻度画素割合Fを算出する際、所定幅2Dを考慮することにより、所定幅2Dを考慮しない構成に比べて、読取画像Gの地色にバラツキにより、地色部分のブロックBが非単色ブロックであると誤判定されることを抑制することができる。
画像処理部14は、H番目のブロックBのバラツキ値を算出した後、そのバラツキ値が単色条件を満たすか否かを判断し(S16)、当該単色条件を満たすと判断した場合(S16:YES)、H番目のブロックBは単色ブロックであると判定する。具体的には、CPU15は、最頻度画素割合Fが第1閾値(例えば99.8%)以上であるか否かを判断し(S16)、最頻度画素割合Fが第1閾値以上であると判断した場合(S16:YES)、単色ブロック数に1だけ加算し(S17)、S18に進む。
画像処理部14は、最頻度画素割合Fが第1閾値以上でないと判断した場合(S16:NO)、バラツキ値が非単色条件を満たすか否かを判断し(S19)、当該非単色条件を満たすと判断した場合(S19:YES)、H番目のブロックBは非単色ブロックであると判定する。具体的には、CPU15は、最頻度画素割合Fが第2閾値(例えば95.0%)以下であるか否かを判断し(S19)、最頻度画素割合Fが第2閾値以下であると判断した場合(S19:YES)、非単色ブロック数に1だけ加算し(S20)、S18に進む。
画像処理部14は、バラツキ値が単色条件および非単色条件のいずれも満たさないと判断した場合(S16:NO、且つS19:NO)、H番目のブロックBは保留ブロックであると判定する。具体的には、CPU15は、最頻度画素割合Fが第1閾値より小さく且つ第2閾値より大きいと判断した場合(S16:NO、且つS19:NO)、保留ブロック数に1だけ加算し(S21)、S18に進む。
S18では、画像処理部14は、読取画像G上の全ブロックBについて第1ブロック判定(S13〜S21)を行ったか否かを判断する(S18)。具体的には、CPU15は、現在のブロック番号Hが、最終ブロック番号(読取画像G上の全ブロック数)に達したか否かを判断する(S18)。CPU15は、現在のブロック番号Hが最終ブロック番号HAに達していないと判断した場合(S18:NO)、S12に戻り、次の順位のブロックBについて第1ブロック判定を実行する。一方、CPU15は、現在のブロック番号Hが最終ブロック番号に達したと判断した場合(S18:YES)、本第1ブロック判定処理を終了する。
上記第1ブロック判定により、図7中段に示すように、読取画像G1では、三角形の線分を微少量だけ含むブロックB(3,1)、B(4,1)、B(4,5)、B(5,5)、B(5,9)が保留ブロック(同図の斜線網がけブロック)であると判定される。また、図8中段に示すように、読取画像G2では、微少なノイズ画像を含むブロックB(1,4)、B(2,8)、B(4,2)、B(5,5)、B(5,9)が保留ブロック(同図の斜線網がけブロック)であると判定される。
(3)第2ブロック判定処理
図3に示すように、画像処理部14は、第1ブロック判定処理(S3)を終了すると、図5に示す第2ブロック判定処理を実行する(S4)。第2ブロック判定処理は、第1ブロック判定で保留ブロックであると判定したブロック(以下、単に保留ブロックということがある)の周辺に位置する周辺ブロックに対する第1ブロック判定の結果から、当該保留ブロックが、単色ブロックであるか、非単色ブロックであるかの第2ブロック判定を行う処理である。本実施形態では、周囲ブロックは、保留ブロックと隣り合う隣接ブロックのみとする。
まず、CPU15は、上記図4のS21の保留ブロック数が基準ブロック数(例えばゼロ)より大きいか否かを判断する(S31)。CPU15は、保留ブロック数が基準ブロック数以下であると判断した場合(S31:NO)、本第2ブロック判定処理を終了する。一方、CPU15は、保留ブロック数が基準ブロック数より大きいと判断した場合(S31:YES)、保留ブロック番号Kを1に初期化する(S32)。
次に、画像処理部14は、K番目の保留ブロックの隣接ブロックの中に、第1ブロック判定で非単色ブロックおよび保留ブロックのいずれかであると判定したブロックの数が規定数(例えば1)以上であるか否かを判断する(S33)。隣接ブロックの中に、非単色ブロックおよび保留ブロックのいずれかであると判定したブロックが存在する場合、K番目の保留ブロックは、読取画像G上の文字等の一部を含むブロックである可能性が高い。一方、隣接ブロックの中に、非単色ブロックおよび保留ブロックのいずれかであると判定したブロックが存在しない場合、K番目の保留ブロックは、読取画像G上のノイズ画像を含むブロックである可能性が高い。
そこで、CPU15は、隣接ブロックの中に、第1ブロック判定で非単色ブロックおよび保留ブロックのいずれかであると判定したブロックの数が規定数以上であると判断した場合(S33:YES)、K番目の保留ブロックを非単色ブロックであると判定し、上記第1ブロック判定(S20)での非単色ブロック数に1だけ加算し(S34)、S36に進む。一方、CPU15は、隣接ブロックの中に、第1ブロック判定で非単色ブロックおよび保留ブロックのいずれかであると判定したブロックの数が規定数未満であると判断した場合(S33:NO)、K番目の保留ブロックを単色ブロックであると判定し、上記第1ブロック判定(S17)での単色ブロック数に1だけ加算し(S35)、S36に進む。
S36では、画像処理部14は、保留ブロック番号Kに1だけ加算し、読取画像G上の全保留ブロックについて第2ブロック判定(S33〜S35)を行ったか否かを判断する(S37)。具体的には、CPU15は、現在の保留ブロック番号Kが、第1ブロック判定での保留ブロックの総数KAに達したか否かを判断する(S37)。CPU15は、現在の保留ブロック番号Kが上記総数KAに達していないと判断した場合(S37:NO)、S33に戻り、次の順位の保留ブロックについて第2ブロック判定を実行する。一方、CPU15は、現在の保留ブロック番号Kが上記総数KAに達したと判断した場合(S37:YES)、本第2ブロック判定処理を終了する。
上記第2ブロック判定により、図7中段に示すように、読取画像G1では、いずれの保留ブロックB(3,1)、B(4,1)、B(4,5)、B(5,5)、B(5,9)も、その隣接ブロックの中に、第1ブロック判定で非単色ブロックまたは保留ブロックであると判定されたブロックが存在するから、非単色ブロックであると判定される(同図の下段参照)。また、図8中段に示すように、読取画像G2では、いずれの保留ブロックB(1,4)、B(2,8)、B(4,2)、B(5,5)、B(5,9)も、その隣接ブロックの中に、第1ブロック判定で非単色ブロックまたは保留ブロックであると判定されたブロックが存在しないから、単色ブロックであると判定される(同図の下段参照)。
(4)白紙判定処理
図3に示すように、画像処理部14は、第2ブロック判定処理(S4)を終了すると、図6に示す白紙判定処理を実行する(S5)。白紙判定処理は、第1ブロック判定および第2ブロック判定で単色ブロックであると判定したブロック数(以下、単色ブロック数)、および、非単色ブロックであると判定したブロック数(以下、非単色ブロック数)の少なくともいずれか一方のブロック数から、読取画像Gが白紙画像であるか否かを判定する処理である。
まず、CPU15は、単色ブロック割合を算出する(S41)。単色ブロック割合は、読取画像G上の全ブロック数に対する単色ブロック数の割合である。CPU15は、単色ブロック割合が白紙判定用閾値(例えば99.7%)以上であるか否かを判断し(S42)、肯定判断をした場合(S42:YES)、読取画像G、換言すれば原稿シートMまたはカード上の画像が、白紙画像であると判定し(S43)、例えば白紙フラグを、RAM17に立てて、本白紙判定処理を終了する。一方、CPU15は、否定判断をした場合(S42:NO)、読取画像Gは白紙画像でないと判定し、例えば白紙フラグを立てずに本白紙判定処理を終了する。
画像処理部14は、白紙判定処理を終了すると、RAM17上の白紙フラグの有無を判断し(S6)、白紙フラグが立っていると判断した場合(S6:YES)、白紙画像が検出された旨をタッチパネル4上に表示させ(S7)、S8に進む。画像処理部14は、白紙フラグが立っていないと判断した場合(S6:NO)、白紙画像が検出された旨をタッチパネル4上に表示させずに、S8に進む。
画像処理部14は、原稿センサ20からの検知結果から、トレイカバー3上に次の原稿シートMが有るか否かを判断し(S8)、次の原稿シートが有ると判断した場合(S8:YES)、S1に戻り、次の原稿シートMについて読取処理を開始する。画像処理部14は、次の原稿シートが無いと判断した場合(S8:NO)、本読取制御処理を終了する。なお、画像処理部14は、カードを読み取る場合、S8の処理をせずに、本読取制御処理を終了する。
(本実施形態の効果)
このスキャナ1は、取得画像を分割した各ブロックB毎に、単色ブロックであるか、非単色ブロックであるか、更に、保留ブロックであるかの第1ブロック判定を行う。そして、スキャナ1は、保留ブロックであると判定したブロックの周辺に位置する周辺ブロックに対する第1ブロック判定の結果から、保留ブロックで判定したブロックが、単色ブロックであるか、非単色ブロックであるかの第2ブロック判定を行う。
そして、第1ブロック判定および第2ブロック判定で単色ブロックであると判定したブロック数、および、非単色ブロックであると判定したブロック数の少なくともいずれか一方のブロック数から、上記取得画像が白紙画像であるか否かを判定する。これにより、単に、各ブロックを、単色ブロックであるか、非単色ブロックであるかの1回のブロック判定の結果のみから取得画像が白紙画像であるか否かを判定する構成に比べて、取得画像が白紙画像であるか、非白紙画像であるかを誤判定してしまうことを抑制することが可能である。
また、例えば、周辺ブロック中に、第1ブロック判定で非単色ブロックであると判定したブロックのみの数が規定数未満である場合、第1ブロック判定で保留ブロックであると判定したブロックを、単色ブロックであると判定する構成に比べて、細線や小さい文字が含まれるブロックが、非白紙ブロックであると判定されることを抑制することができる。
更に、周辺ブロックが、第1ブロック判定で保留ブロックであると判定したブロックに隣接しない非隣接ブロックを含む構成に比べて、第2ブロック判定を容易に行うことができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
画像処理装置は、画像読取機能のみ有する上記スキャナ1に限らず、読取機能を含む複数の機能を有する複合機でもよい。また、画像処理装置は、読取機能を有しない構成でもよく、例えば外部機器や内部メモリから画像を取得する構成を備える装置であればよい。具体的には、画像処理装置は、コンピュータ等の情報処理装置、プリンタ等の画像形成装置、スマートフォン、タブレット等の携帯端末などでもよい。なお、上記外部機器は、例えばスキャナ、メモリ、サーバ、撮影機器などである。
画像取得部は、画像読取部11,USBポート13に限られない。画像取得部は、外部機器から無線通信または有線通信により画像データを取得する通信部、画像処置装置内の内蔵メモリに記憶された画像データを取得するインターフェースなどでもよい。
画像処理部は、CPU15と、ヒストグラム処理等のハード回路とにより読取制御処理を実行する構成に限らない。画像処理部は、1または複数のCPUのみにより読取制御処理を実行する構成や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路のみにより読取制御処理を実行する構成でもよい。
第1ブロック判定処理(S3)は、色変換処理(S13)やヒストグラム処理(S14)を実行しない処理でもよい。この場合、画像処理部14は、RGBそれぞれの画素値について、最頻度の画素数を求め、1つのブロックBについて、2色以上の最頻度画素数が非単色用閾値以上である場合に、非単色ブロックと判定し、1色のみ単色用閾値以上である場合に、単色ブロックであると判定し、いずれの条件も満たさない場合に保留ブロックとする構成でもよい。但し、上記実施形態の構成であれば、輝度成分だけで簡易に第1ブロック判定を行うことができ、また、ヒストグラムを利用することにより、第1ブロック判定をより正確に行うことができる。
色変換処理(S13)は、YCbCr変換処理に限らず、各ブロックBに含まれる画素のデータを、輝度成分を含む色空間のデータに変換する処理であればよい。例えば、色変換処理(S13)は、Lab変換処理により、読取データを、明度データLを含むLab色空間のデータに変換する処理でもよい。明度データLは、輝度成分のデータの一例である。
第1ブロック判定処理では、画像処理部14は、H番目のブロックBの画素群の輝度値Yに関する標準偏差や分散値を算出し、その標準偏差等の値を用いて、第1ブロック判定を行ってもよい。この場合、画像処理部14は、図4のヒストグラム生成処理(S14)を実行せずに、S15で最頻度画素割合Fの代わりに標準偏差等を算出する構成とすることができる。標準偏差等は、バラツキ値の一例である。
バラツキ値算出処理(S15)では、最頻値Y1は、基準幅の中心値でなくてもよい。また、最頻度画素割合Fは、所定幅2Dを考慮せずに、全画素数CAに対する最頻値Y1を示す画素のみの数としてもよい。但し、上記実施形態のように基準幅を考慮する構成であれば、読取画像Gの地色のバラツキによる影響を抑制することができる。
単色条件、非単色条件は、最頻度画素割合Fに関する条件であったが、これに限らない。ブロックBの全画素数CAが固定値である場合、単色条件、非単色条件は、最頻度画素数に関する条件でもよい。例えば単色条件は、最頻度画素数が所定の閾値以上であることであるとしてもよい。
第2ブロック判定処理のS33では、隣接ブロックに加えて、非隣接ブロックも周囲ブロックとしてもよい。例えば画像処理部14は、K番目の保留ブロックについて、S33で肯定判断した場合(S33:YES)、隣接ブロックの外側に更に隣り合うブロック(連続ブロック)に、第1ブロック判定で非単色ブロックおよび保留ブロックのいずれかであると判定したブロックが存在すると判断したことを条件に、K番目の保留ブロックを、非単色ブロックであると判定してもよい。
画像処理部14は、隣接ブロックの中に、第1ブロック判定で非単色ブロックの数が規定数(複数でもよい)以上であると判断した場合、K番目の保留ブロックを非単色ブロックであると判定してもよい。また、画像処理部14は、隣接ブロックの中に、第1ブロック判定で保留ブロックの数が規定数(複数でもよい)以上であると判断した場合、K番目の保留ブロックを非単色ブロックであると判定してもよい。
画像処理部14は、白紙判定処理のS41で非単色ブロック割合を算出してもよい。非単色ブロック割合は、読取画像G上の全ブロック数に対する非単色ブロック数の割合である。CPU15は、非単色ブロック割合が白紙判定用閾値(例えば0.3)以下であるか否かを判断し(S42)、肯定判断をした場合(S42;YES)、読取画像Gが白紙画像であると判定する構成でもよい(S43)。
1:スキャナ 11:画像読取部 13:USBポート 14:画像処理部 B:ブロック G:読取画像

Claims (10)

  1. 画像を取得する画像取得部と、
    画像処理部と、を備え、
    前記画像処理部は、
    前記画像取得部が取得した取得画像を、一定の大きさの複数のブロックに分割するブロック分割処理と、
    前記ブロック分割処理で分割した各ブロック毎に、当該ブロックが、単色条件を満たす単色ブロックであるか、非単色条件を満たす非単色ブロックであるか、前記単色条件および前記非単色条件のいずれも満たさない保留ブロックであるかを判定する第1ブロック判定処理と、
    前記第1ブロック判定処理で前記保留ブロックであると判定したブロックの周辺に位置する周辺ブロックに対する前記第1ブロック判定処理の結果から、当該保留ブロックであると判定したブロックが、前記単色ブロックであるか、前記非単色ブロックであるかを判定する第2ブロック判定処理と、
    前記第1ブロック判定処理および前記第2ブロック判定処理で前記単色ブロックであると判定したブロック数、および、前記非単色ブロックであると判定したブロック数の少なくともいずれか一方のブロック数から、前記取得画像が白紙画像であるか否かを判定する白紙判定処理と、
    を実行する構成を有する画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、
    前記第2ブロック判定処理では、前記周辺ブロック中に、前記第1ブロック判定処理で前記非単色ブロックおよび前記保留ブロックのいずれかであると判定したブロックの数が規定数未満であるか否かを判断し、前記規定数未満であると判断した場合、前記第1ブロック判定処理で前記保留ブロックであると判定したブロックを、前記単色ブロックであると判定し、前記規定数以上であると判断した場合、前記ブロックを前記非単色ブロックと判定する、画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、
    前記第2ブロック判定処理では、前記周辺ブロックは、前記第1ブロック判定処理で前記保留ブロックであると判定したブロックに隣接する隣接ブロックのみである、画像処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、更に、
    前記ブロック分割処理で分割した各ブロックに含まれる画素のデータを、輝度成分のデータに変換する輝度成分変換処理を実行する構成を有し、
    前記単色条件および前記非単色条件は、前記輝度成分に関する条件である、画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、更に、
    前記輝度成分のデータから、当該輝度成分について前記各ブロックに含まれる画素群のヒストグラムを生成するヒストグラム生成処理と、
    前記ブロックごとに、前記画素群のヒストグラムのバラツキを示すバラツキ値を算出するバラツキ値算出処理と、を実行する構成を有し、
    前記単色条件は、前記バラツキ値が第1閾値以下であることであり、
    前記非単色条件は、前記バラツキ値が、前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上であることである、画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、
    前記バラツキ値算出処理では、前記ヒストグラムから、少なくとも最頻度の輝度成分値を示す画素を含む画素数と、前記ブロックの全画素数との相対値を算出し、当該相対値を前記バラツキ値とする、画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理部は、
    前記バラツキ値算出処理では、前記ヒストグラムから、最頻度の輝度成分値を中心とする基準範囲内の輝度成分値を示す画素数と、前記ブロックの全画素数との相対値を算出し、当該相対値を前記バラツキ値とする、画像処理装置。
  8. 請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記画像取得部は、原稿シート上の画像を読み取る画像読取部である、
    画像処理装置。
  9. 画像取得部が取得した取得画像を、一定の大きさの複数のブロックに分割するブロック分割工程と、
    前記ブロック分割工程で分割した各ブロック毎に、当該ブロックが、単色条件を満たす単色ブロックであるか、非単色条件を満たす非単色ブロックであるか、前記単色条件および前記非単色条件のいずれも満たさない保留ブロックであるかを判定する第1ブロック判定工程と、
    前記第1ブロック判定工程で前記保留ブロックであると判定したブロックの周辺に位置する周辺ブロックに対する前記第1ブロック判定工程の結果から、当該保留ブロックであると判定したブロックが、前記単色ブロックであるか、前記非単色ブロックであるかを判定する第2ブロック判定工程と、
    前記第1ブロック判定工程および前記第2ブロック判定工程で前記単色ブロックであると判定したブロック数、および、前記非単色ブロックであると判定したブロック数の少なくともいずれか一方のブロック数から、前記取得画像が白紙画像であるか否かを判定する白紙判定工程と、を含む画像処理方法。
  10. 画像を取得する画像処理装置に、
    前記画像取得部が取得した取得画像を、一定の大きさの複数のブロックに分割するブロック分割処理と、
    前記ブロック分割処理で分割した各ブロック毎に、当該ブロックが、単色条件を満たす単色ブロックであるか、非単色条件を満たす非単色ブロックであるか、前記単色条件および前記非単色条件のいずれも満たさない保留ブロックであるかを判定する第1ブロック判定処理と、
    前記第1ブロック判定処理で前記保留ブロックであると判定したブロックの周辺に位置する周辺ブロックに対する前記第1ブロック判定処理の結果から、当該保留ブロックであると判定したブロックが、前記単色ブロックであるか、前記非単色ブロックであるかを判定する第2ブロック判定処理と、
    前記第1ブロック判定処理および前記第2ブロック判定処理で前記単色ブロックであると判定したブロック数、および、前記非単色ブロックであると判定したブロック数の少なくともいずれか一方のブロック数から、前記取得画像が白紙画像であるか否かを判定する白紙判定処理と、
    を実行させる画像処理プログラム。
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