JP2014167379A - シェルター換気システム、シェルター換気システムで使用する壁ユニット、シェルター換気システムを使用したシェルター、シェルター換気システムの構築方法 - Google Patents

シェルター換気システム、シェルター換気システムで使用する壁ユニット、シェルター換気システムを使用したシェルター、シェルター換気システムの構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
シェルター内の換気において、メインフィルター部の交換の際の安全性や、ファン駆動部のファンをクランク部による手動回転により駆動させる際の安全性を確保できる構成を開発すること。
【解決手段】
シェルター換気システムであって、間仕切壁7には、貫通孔13を設け、間仕切壁7の前室B側に前処理フィルター部8、メインフィルター部9を設け、間仕切壁7の退避室C側にファン駆動部10、クランク部11を設けることによって、ファン駆動部10のファンをクランク部11の回転により手動で回転させるとき、手動回転させる作業者が安全に作業できることができるようにし、メインフィルター部9の交換時、退避室Cが汚染されることを防止したので、シェルター内での二次被爆、二次汚染を最小限に抑えることができる。
【選択図】図1

Description

シェルター内での二次被曝、二次汚染を最小限に抑えることができるシェルター換気システムに関するものである。
シェルターでは、屋外からの有害物質を除去するためにシェルター換気装置が使用されている。各国において使用されている一般的なシェルター換気装置を図9、図10、図11により説明する。
図9には、一般的な設置方法として、シェルター換気装置を退避室Cに設置している状態を図示している。シェルター換気装置は、前処理フィルター部105、メインフィルター部106、ファン駆動部107からなり、前処理フィルター部105とメインフィルター部106との間は第二配管102により、メインフィルター部106とファン駆動部107との間は第3配管103により連結されて構成されている。このシェルター換気装置は外壁W内に埋め込まれている第1配管101に接続されている。
前処理フィルター部105には耐爆バルブ114とフィルター105aが内蔵されており、メインフィルター部106にはあらゆる有害物質を除去するためのメインフィルターが組み込まれている。これら前処理フィルター部105のフィルター105aおよびメインフィルター部106は、使用によりフィルターの除去性能の低下が確認されれば、前処理フィルター部105の場合は、前処理フィルター部105の中からフィルター105aを、メインフィルター部106の場合は、メインフィルター部106を第2配管102、第3配管103から取り除いて新たなメインフィルター部106と交換する必要がある。
また、ファン駆動部107には電気駆動モーター107bで稼働する送気用のファン107aが設けられている。このファン駆動部107には有事の際等に電源が使用できず電気駆動モーター107bによりファン107aが駆動できない状態になることがあるので、手動でファン107aを駆動できるようにクランク部108が設けられている。
このようなシェルター換気装置の使用方法を図10に図示している。平時では、図10(a)に図示しているように、第2配管102の接続部分102aと第3配管の接続部分103bとを直接接続し、メインフィルター部106を使用せずにファン駆動部107を稼働させ、外気を前処理フィルター部105のみで簡易浄化処理をして退避室Cに強制的に送気するようにして使用する。また、メインフィルター部106の接続部分106aおよび106bにフィルターの性能低下を防ぐための密閉蓋113が取り付けられており、有事の際以外は取り外さないように指導されている。
一方、有事の際は、図10(b)に図示しているように、メインフィルター部106の接続部分106aおよび106bに取り付けられているフィルターの性能低下を防ぐための密閉蓋113を取り外し、第2配管102の接続部分102aをメインフィルター部106の接続部分106aに接続し、第3配管103の接続部分103bをメインフィルター部106の接続部分106bに接続してファン駆動部107を稼働させ、外気を前処理フィルター部105で処理した後、メインフィルター部106でさらに高度処理をして退避室Cに強制的に送気するようにして使用する。
また、シェルター換気装置は必要に応じて、図10(c)に図示しているように、平時の使用状態では、第2配管102の接続部分102aと第3配管の接続部分103bとの接続状態を未接続状態にして、有事の使用状態では、第2配管102の接続部分102aとメインフィルター部106の接続部分106aとの接続を外し、第3配管103の接続部分103bとメインフィルター部106の接続部分106bとの接続を外した状態にして、ファン駆動部105を稼働させることで、退避室C内の空気を循環させるように使用することもある。ただし、有事の場合は、メインフィルター部106の接続部分106aと106bは、安全のために密閉蓋113を取り付けて密閉しなければならない。
ここで、図9を用いて、従来のシェルター換気装置に於いて有事の際のメインフィルター部106を使用した時の空気の流れをシェルター全体で説明すると、まず空気は屋外の汚染外気であり、汚染外気は第1配管101の吸気口101aから排気口101bに供給され、排気口101bに接続されているシェルター換気装置の前処理フィルター部105に供給される。そして、前処理フィルター部105からメインフィルター部106に送気され、ファン駆動部107により吹出口107cから退避室Cに供給される。この時、汚染外気は前処理フィルター部105およびメインフィルター部106のフィルターで清浄処理され、ファン駆動部107により退避室Cに押し込まれるように送気される。このように退避室Cに機械的に強制送気された清浄空気は、間仕切壁Iに形成されている貫通孔109または間仕切壁Iに設けられている退避室出入口F(図9では省略)のドア(図9では省略)が開いているときは退避室出入口Fの開口部を経て前室Bへと移動する。退避室Cから前室Bに機械的に強制送気された清浄空気は、第4配管104の吸気口104aから第4配管104を経て屋外へと排気される。
通常、以上のような換気方法は第二種換気法として分類され公知されており、換気による空気の流れとともに換気する室内の気圧が屋外の気圧よりも上昇するという現象を伴う点に特徴がある。通常、汚染外気から任意の内部を防護する為のシェルターは、当該第二種換気法を用いてシェルター内部空間の気圧を屋外よりも高くすることで安全性を確保している。
図9では、シェルター内部は前室Bと退避室Cとに区画化されており、シェルター換気装置から供給される清浄空気は直接退避室Cに送気され、その後、加圧排気バルブ112を備えた貫通孔109を経て前室Bに移動し、その後屋外とつながる第4配管104を経て屋外に排気される。この時、屋外よりも前室Bの方が、前室Bよりも退避室Cの方が、気圧が高い状態であることが容易に理解できる。このことは、シェルターに設けられる出入口ドアが開口状態である時やそこを人が出入りしている時、爆発や地震による衝撃や震動によりシェルターA本体の一部が損なわれて気密性が失われた時などに於いて、屋外汚染空気に含まれる汚染物質がシェルターA内部に流入することを効果的に防止することにつながる措置といえる。そして、図9のように、シェルターAの内部に前室Bを設定することは、この前室Bをエアロック室として使用することができ、これは退避室Cにとって二重の安全対策であり、さらに前室Bの屋外側区画室として控え室を設ける場合、三重の安全対策となり得る。
以上、退避室Cにシェルター換気装置1台が設置されている場合を説明したが、大型のシェルターにおいては複数台のシェルター換気装置が使用されることになる。それを図11に図示している。なお、大型のシェルターにおいては複数台のシェルター換気装置が連結されて使用される事が多い。
図11に図示しているように、高度処理前の外気が送気されてくる吸気送風管201に沿って換気装置が設置され、吸気送風管201から分岐管203−1、203−2、203−nにより分岐させられた高度処理前の外気は、分岐管203−1、203−2、203−nに接続された配管206a―1、206a―2、206a―nを介してメインフィルター部204−1、204−2、204−nに送気され、メインフィルター部で高度処理されたのち、配管206b―1、206b―2、206b―nを介してファン駆動部205−1、205−2、205−nにより退避室への送気管202に清浄空気として送気されるようになっている。なお、図示していないが、吸気送風管201の上流側には前処理フィルター部が設けられており、前処理フィルター部で簡易処理された外気をメインフィルター部で高度処理する構成になっている。
このような大型のシェルターにおいても、メインフィルター部204は使用によりフィルターの除去性能の低下が確認されれば配管206a、配管206bから取り外して新たなメインフィルター部204と交換する必要がある。
また、このような大型のシェルターにおいても、有事の際等には電源が使用できず電気駆動モーターによりファンが駆動できない状態になることがあるので、手動でファンを駆動できるようにクランク部207−1、207−2、207−nが設けられている。
シェルター換気装置のメインフィルター部は、放射性物質や化学剤、生物剤等で使用されるあらゆる有害物質を高い除去率で除去できるように配慮されている。
したがって、例えば、外気が放射性物質により汚染されている場合、シェルター内に設置されているシェルター換気装置の前処理フィルター部やメインフィルター部のフィルターにより汚染外気は清浄処理されるので、退避室には放射性物質が除去された安全な空気が送り込まれ、退避者はシェルター内で安全な空気環境を得ることができる。
しかし、図9に示すように退避室にシェルター換気装置が設置されていると、前処理フィルター部のフィルターやメインフィルター部に蓄積された放射性物質から放射される放射線、特にガンマ放射線は、容易にフィルター容器等を貫通して退避室内の空間に放射され、退避者はこれらのフィルター部に近づけば近づくほど、長時間滞在すればするほどその影響を受け、シェルター内で二次被曝してしまう可能性がある。
また、長期間にわたると考えられる電源喪失時に備え、シェルター換気装置のクランク部を手動回転させることでも換気ができるように配慮されているが、この時、手動運転者はシェルター換気装置の真横に移動してこれらのフィルター部に接近し、長時間クランク部を回転させる必要がある。つまり、シェルター内で二次被曝してしまう可能性がある。
さらに、シェルターの退避室に1台の換気装置を使用する場合でも、大型のシェルターにおいて複数の換気装置を使用する場合でも、使用によりフィルターの除去性能の低下が確認されれば、除去性能が低下した前処理フィルター部のフィルターやメインフィルター部を取り除いて新しいメインフィルター部に交換する必要がある。
この時、図9に示すように退避室にシェルター換気装置が設置されていると、これらの交換作業を行う際、フィルターと配管の接続部周辺部等に付着している放射性物質等の物質が退避室内に飛散してシェルター内部が汚染する可能性があり、汚染してしまった場合、退避者はシェルター内で放射線二次被曝、あるいは身体に悪影響を受けてしまう可能性がある。
そこで、シェルター換気装置を退避室とは別の部屋、例えば機械室に設けて、前処理フィルター部やメインフィルター部の交換を行うことで、退避室が放射性物質で直接汚染されるのを防止することが考えられる。しかし、それでも停電時の手動による換気を行う際の前処理フィルター部のフィルターやメインフィルター部に補足された放射性物質から放射される放射線により、やはり二次被曝してしまう可能性がある。
以上のように、シェルターにおいて、汚染外気からの有害物質を除去するために各国で使用されている一般的なシェルター換気装置は、換気機能、換気性能の面ではその目的を十分に達成することができるが、運用上生じるシェルター内での放射線による退避者の二次被曝の問題や、シェルター内での有害物質の拡散による二次汚染から退避者が身体的悪影響を受ける問題は残存しており、これらの課題を解決することが求められる。
本発明はこれらの課題を解決するために考案されたものであって、本発明のシェルター換気システムは、前処理フィルター部とメインフィルター部によりシェルター内の換気を行う換気システムであって、コンクリートからなる間仕切壁により少なくとも前室と退避室に区画されたシェルターにおいて、前室側に設けられ、前処理フィルター部からの給気を供給する第1配管と、前室側に設けられ、第1配管に接続されたメインフィルター部と、間仕切壁に形成された貫通孔と、メインフィルター部と貫通孔の前室側を接続する第2の配管と、退避室側に設けられ電気駆動モーターでファンを駆動させるファン駆動部と、ファン駆動部と貫通孔の退避室側を接続する第3の配管と、電気駆動モーターが使用できない時に退避室側でファン駆動部に組み込んでファンを手動で駆動するクランク部と、からなることを特徴とする。
また、本発明のシェルター換気システムは、前処理フィルター部とメインフィルター部によりシェルター内の換気を行う換気システムであって、コンクリートからなる間仕切壁により少なくとも前室と退避室に区画されたシェルターにおいて、前室側に設けられ、前処理フィルター部からの給気を供給する第1配管と、前室側に設けられ、第1配管に接続されたメインフィルター部と、前室側に設けられ、電気駆動モーターでファンを駆動させるファン駆動部と、メインフィルター部とファン駆動部とを接続する第2の配管と、間仕切壁に形成された貫通孔と、ファン駆動部と貫通孔の前室側を接続する第3の配管と、電気駆動モーターが使用できない時に、前室側のファン駆動部から間仕切壁を貫通して退避室側に設けられている軸接続部に接続してファンを手動で駆動するクランク部と、からなることを特徴とする。
また、本発明のシェルター換気システムは、前室側の間仕切壁となる第1金属板と、退避室側の間仕切壁となる第2金属板と、第1金属板と第2金属板との間に間仕切壁の貫通孔となる第1金属管と、第1金属板に給気口を設け天井側に吸気口を設けた第2の金属管と、を一体的にした壁ユニットを間仕切壁に設けたことを特徴とする。
本発明のシェルター換気システムは、前室と退避室とに区画化する間仕切壁によって換気システムを構成し、交換作業をする必要があるメインフィルター部を退避室ではない前室に設置し、一方、ファン駆動部を退避室に設置し、外気を間仕切壁に埋め込まれた第1配管から取り入れ、前室の前処理フィルター部やメインフィルター部、間仕切壁に設けた貫通孔を介して退避室のファン駆動部に送気されるように構成しているので、例えば、前処理フィルター部のフィルターやメインフィルター部に蓄積された放射性物質から放射される放射線を、間仕切壁を構成するコンクリートで効果的に減衰させることができ、電気駆動モーターが使用できない場合に退避室側でクランク部を手動で回転させるためにシェルター換気システム側に近づいても、二次被曝の度合いを最小限に抑えながらより安全にファンを駆動させて清浄空気を確保することができる。また、前処理フィルター部のフィルターやメインフィルター部を交換する時も、前室内で交換作業を実施するので、退避室が汚染物質で直接的に汚染することがなく、放射性物質を含む汚染物質の飛散による二次被曝やその他の汚染物質による悪影響を回避することができる。
また、本発明のシェルター換気システムは、前室と退避室とに区画化する間仕切壁によって換気システムを構成し、交換作業をする必要がある前処理フィルター部のフィルター、メインフィルター部、電気駆動モーターでファンを駆動するファン駆動部を退避室ではない前室に設置し、一方、クランク部の手動駆動を退避室で行えるようにし、外気を間仕切壁に埋め込まれた第1配管から取り入れ、前室のメインフィルター部、ファン駆動部、間仕切壁に設けた貫通孔を介して退避室に送気されるように構成しているので、例えば、前処理フィルター部のフィルターやメインフィルター部に蓄積された放射性物質から放射される放射線を、間仕切壁を構成するコンクリートで効果的に減衰させることができ、電気駆動モーターが使用できない場合に退避室側でクランク部を手動で回転させるためにシェルター換気システム側に近づいても、二次被曝の度合いを最小限に抑えながらより安全にファンを駆動させて清浄空気を確保することができる。また、前処理フィルター部のフィルターやメインフィルター部を交換する時も、前室内で交換作業を実施するので、退避室が汚染物質で直接的に汚染することがなく、放射性物質を含む汚染物質の飛散による二次被曝やその他の汚染物質による悪影響を回避することができる。
また、本発明のシェルター換気システムは、前室と退避室とに区画した間仕切壁によって換気システムを構成する際、間仕切壁の構成を壁ユニットとして構成することにより、換気システムを間仕切壁と強固に一体化された状態で設置できることになるとともに、設置作業がスムーズになり、コストの削減にもなる。特に、シェルター外殻とシェルター内殻から構成されるシェルターシステム(特許4072734号公報等)において、壁ユニットを初めからシェルター内殻に一体的に設けていると、その施工性を著しく向上させることができる。
本発明の実施例1の換気システムをシェルターに設けた図 本発明の実施例2の換気システムをシェルターに設けた図 本発明の実施例1の換気システムの構成図 本発明の換気システムに組み込まれる壁ユニットの図 壁ユニットを組み込んだ本発明の実施例1の換気システムの図 シェルター外殻とシェルター内殻からなるシェルターに本発明の実施例1の換気システムを組み込んだ図 シェルター内殻に壁ユニットを組み込んで施工する場合を示した図 本発明の実施例1の換気システムを複数設置した図 従来のシェルター換気装置の設置を表した図 従来の換気装置の使用方法を表した図 大型のシェルターにおいて従来の換気装置を複数設置した図
本発明のシェルター換気システムについて、図面を用いて説明する。図1には、シェルターに設けられた本発明のシェルター換気システムが図示されている。シェルターAは間仕切壁Iによって前室Bと退避室Cに区画化されている。本発明のシェルター換気システムは、間仕切壁Iを基本的構成の一部としながらシェルター内部を第二種換気法で換気することのできる換気システムである。したがって、このように区画化された構成においてシェルター換気装置が稼働している時は、シェルター換気装置から供給される清浄空気が退避室C、前室Bの順で空気が流れ、最終的に屋外へ排気される。その結果、シェルター内部の気圧は退避室Cが最も高く、次に前室Bが高く、シェルター内部は、常に屋外気圧よりも高い気圧が維持されながら清浄な空気で満たされる。
本発明のシェルター換気システムは間仕切壁7、前処理フィルター部8、メインフィルター部9、ファン駆動部10からなり、間仕切壁7には、天井端側に吸気口4aを設け前室側に排気口4bを設けた原空気取入管4が埋め込まれ、また、原空気取入管4とは別に貫通孔13が形成され、前処理フィルター部8は原空気取入管4の排気口4bに接続するとともに、メインフィルター部9と第1配管1で接続され、メインフィルター部9は前室側の貫通孔13と第2配管2で接続され、ファン駆動部10は退避室側の貫通孔13と第3配管3で接続されている。図3は、これらの構成を分解した状態で表している。
前処理フィルター部8には、外気を遮断する状態と、外気を取り入れる状態と、爆風が来た時に防護できる状態とに対応することのできる耐爆バルブ16と、ごみやほこり、一部有害物質を除去するためのフィルター8aとが内蔵されている。この前処理フィルター部8のフィルター8aは目詰まりが大きくなりその除去性能の低下が確認されればフィルターを取り外して新たなフィルター8aに交換する必要がある。
メインフィルター部9には、有害物質を十分に除去することのできるフィルターが内蔵されている。このメインフィルター部9は使用によりフィルターの除去性能の低下が確認されればメインフィルター部9ごと取り外して新たなメインフィルター部9と交換する必要がある。このメインフィルター部9は、その吸気口9aで第1配管1の接続部分1aと接続され、その排気口9bで第2配管2の接続部分2bと接続されていて、交換時には、これらの接続されている部分を外すことによって、新しいメインフィルター部9と交換することができるようになっている。
ファン駆動部10には、退避室への送気を実施するためのファン10aと、そのファン10aを駆動するための電気駆動モーター10bが設けられている。ファン10aは電気駆動モーター10bにより駆動されているので、シェルター内で電源が使用できなくなった時にはファン10aを駆動することが出来なくなる。
クランク部11は、シェルター内において電源が供給されなくなりファン10aを駆動することが出来なくなった時に手動でファン10aを回転させるためのものである。必要がない時には、ファン駆動部10から外して壁などに掛けておき、使用するときに壁から外してファン駆動部10に組み込み手動でファン10aを回転させる。
なお、本発明のシェルター換気システムにおいても、従来の換気装置で実施されていた図10で説明した使用方法を採用することができる。メインフィルター部9は、外気を直接ファン駆動部10に送気してシェルター内部を換気する平時に於いては、第1配管1の接続部分1aと第2配管2の接続部分2bとを直接接続した状態でファン駆動部10を稼働させればよい。一方、有事の際は、メインフィルター部9の吸気口9aと排気口9bに取り付けられている密閉蓋18を取り外し、吸気口9aと第1配管1の接続部分1aとを、排気口9bと第2配管の接続部2bとを接続してファン駆動部10を稼働させればよい。また、外気をシェルター内に取り入れずに、シェルター内部において空気を循環させたい場合には第3配管3を取り除き、ファン駆動部10を稼働させればよい。
本発明のシェルター換気システムに於いて有事の際のメインフィルター部9を使用した時の空気の流れを説明すると、まず空気は屋外の汚染外気であり、汚染外気は間仕切壁7の原空気取入管4の吸気口4aからシェルター内部側に送気される。送気されてきた汚染外気は原空気取入管4の排気口4bから前処理フィルター部8、第1配管1、メインフィルター部9、第2配管2、間仕切壁7の貫通孔13、第3配管3、ファン駆動部10のシェルター換気システムを介して退避室Cに供給される。また、必要に応じてファン駆動部10の排出口10bと処理空気送気管5を追加して任意の位置まで清浄空気を送気し、送気口5aから放出する場合もある。このシェルター換気システムを経由する際、汚染外気は前処理フィルター部8およびメインフィルター部9のフィルターで清浄空気へと処理され、ファン駆動部10により退避室Cに押し込まれるように送気される。退避室に機械的に強制送気された清浄空気は、間仕切壁7に形成されている貫通孔13または間仕切壁7に設けられている退避室出入口Fのドアが開いているときは退避室出入口Fの開口部を経て前室へと移動する。退避室Cから前室Bに機械的に強制送気された清浄空気は、シェルター内空気排気管6の吸気口6aからシェルター内空気排気管6を経てシェルター外へと排気される。
また、間仕切壁7の貫通孔13やシェルター内空気排気管6の吸気口6aには、シェルター内部の気圧を調節、逆流防止するための加圧排気バルブ(または過圧排気バルブ、以下、加圧排気バルブと記載する)17や耐爆バルブ16が設けられる。
また、退避室Cへの空気を排出するファン駆動部10の排出口側の管部に設けられた風量計14により、管内に設けた風量調整部15を調整して空気の風量を調整することができる。
従来のシェルター換気装置を採用するシェルターでは、例えば、前処理フィルター部8のフィルターやメインフィルター部9に蓄積された放射性物質から放射される放射線、特にガンマ放射線により、退避者がこれらのフィルター部に近づけば近づくほど、長時間滞在すればするほど、退避者がシェルター内で二次被曝してしまうということが懸念されたが、以上のような本発明のシェルター換気システムを備えたシェルターでは、コンクリートからなる間仕切壁を、放射線を大幅に減衰させるに十分な放射線遮蔽壁として機能させることができるため、退避室内のどこにいても二次被曝の危険性を考慮する必要性は限りなく小さくなり、また、電源喪失時における手動クランク運転時であっても、手動クランクをより安全に操作することができるので、シェルターとしての安全性が大幅に向上する。
また、以上のような本発明のシェルター換気システムにおいて、使用によりフィルターの除去性能の低下が確認されれば、前処理フィルター部8のフィルター8a、メインフィルター部9ごと取り外して新たな前処理フィルター部8のフィルター8a、メインフィルター部9と交換する必要がある。メインフィルター部9の交換について説明すると、吸気口9aから第1配管1の接続部分1aを外し、排気口9bから第2配管2の接続部分2bを外して新しいメインフィルター部9と交換する。このような作業を本発明のシェルター換気システムでは退避室C内ではなく、コンクリートからなる間仕切壁7で区画化された退避室Cとは別の清浄空気風下側の区画室、すなわち前室Bで実施することになるので、フィルターや配管接続部等に付着した放射性物質等の汚染物質が、前室B内で飛散しても完全に隔離できるとともに、より気圧の高い退避室C側から前室Bを経て屋外へ向かう清浄空気の流れとともに浮遊する汚染物質を屋外に排出して前室B内の汚染濃度を徐々に下げながら退避室C内が汚染物質で汚染されることを防ぐ事もでき、シェルター内での二次被曝の可能性を大きく低下させ、二次汚染も回避することができるのである。なお、この汚染回避の効果は放射性物質以外の、生物化学兵器などに使用される生物剤や化学剤などにもあてはまる。
次に、本発明のシュルター換気システムの実施例2について説明する。図2に、実施例2の構成を図示している。基本的な構成は実施例1と変わりがないが、実施例2ではファン駆動部12が前室B側に設けられている点で、実施例1と相違している。間仕切壁6には、天井端側に吸気口4aを設け前室側に排気口4bを設けた原空気取入管4が埋め込まれ、また、原空気取入管4とは別に貫通孔13が形成されている構成は全く同じである。
ファン駆動部10が前室Bに設けられた関係で、メインフィルター部9とファン駆動部10とが第2配管2で接続され、ファン駆動部10と間仕切壁7の貫通孔13とが第3配管3で接続されることとなる。間仕切壁7の貫通孔13は退避室側では処理空気送気管5と接続されることとなる。なお、実施例1と共通する部分の説明は省略する。
本発明のシェルター換気システムの実施例2の特徴は、クランク部の手動回転部分のみを退避室側に設けたことである。クランク部の回転軸は間仕切壁を貫通させる必要があり、間仕切壁7に回転軸用貫通孔を設けることとなる。回転軸用貫通孔に設けた回転軸の前室側は、ファン駆動部のファン回転軸と連結させ、クランク部の回転によってファンが駆動するように構成されることとなる。連結させる構造はユニバーサルジョイント、フレキシブルジョイント等、周知の連結構造が採用される。
この実施例2の構成によっても、実施例1と同様に、コンクリートからなる間仕切壁を、放射線を大幅に減衰させるに十分な放射線遮蔽壁として機能させることができるため、退避室内のどこにいても二次被曝の危険性を考慮する必要性は限りなく小さくなり、また、電源喪失時における手動クランク運転時であっても、手動クランクをより安全に操作することができるので、シェルターとしての安全性が大幅に向上する。また、フィルターの交換作業に於いても、退避室C内ではなく、コンクリートからなる間仕切壁7で区画化された退避室Cとは別の清浄空気風下側の区画室、すなわち前室Bで実施することになるので、フィルターや配管接続部等に付着した放射性物質等の汚染物質が、前室B内で飛散しても完全に隔離できるとともに、より気圧の高い退避室C側から前室Bを経て屋外へ向かう清浄空気の流れとともに浮遊する汚染物質を屋外に排出して前室B内の汚染濃度を徐々に下げながら退避室C内が汚染物質で汚染されることを防ぐ事もでき、シェルター内での二次被曝の可能性を大きく低下させ、二次汚染も回避することができるのである。なお、この汚染回避の効果は放射性物質以外の、生物化学兵器などに使用される生物剤や化学剤などにもあてはまる。
次に、本発明のシュルター換気システムの実施例3について説明する。実施例3は、間仕切壁の構成をユニット化した構成である。図4に、実施例3の壁ユニットの構成を図示している。実施例1、実施例2では、間仕切壁7に埋め込まれる第1配管1と貫通孔13は施工時において設けられる構成として説明しているが、この実施例3では、シェルター換気システムの間仕切壁7の構成をユニット化して構成し、施工性を向上させたものである。
壁ユニット12は、前室B側の間仕切壁7となる第1金属板12aと、退避室C側の間仕切壁7となる第2金属板12bと、第1金属板12aと第2金属板12bとの間に間仕切壁7の貫通孔13となる第1金属管12cと、第1金属板12aに排気口4bを設け天井側に吸気口4aを設けた、原空気取入口4の一部となる第2金属管12dと、図4のように一体的にした構成である。なお、壁ユニット12は前室Bと退避室Cを区画化する間仕切壁7の一部として構成されるものである。
この壁ユニット12を使用したシェルター換気システムを図5に図示している。図5に図示されているシェルター換気システムは実施例1で説明したシェルター換気システムに壁ユニット12を使用した構成である。このような構成を採用すれば、前室Bと退避室Cとに区画化した間仕切壁7によってシェルター換気システムを構成する際、間仕切壁7の構成を壁ユニット12として構成することにより、シェルター換気システムを間仕切壁7と強固に一体化された状態で設置できることになるとともに、設置作業がスムーズになり、コストの削減にもなるのである。基本的な説明は実施例1と同じであるので省略する。なお、実施例2において壁ユニット12を使用した構成も可能である。この場合には、回転軸用貫通孔を壁ユニット12に第3金属管(図示していない)として設けても構わない。また、この壁ユニット12に、加圧排気バルブ17を設置するように構成してもよい。
次に、本発明のシュルター換気システムの実施例4について説明する。実施例4は、コンクリートからなるシェルター外殻Kと、シェルター外殻Kの内部に形成する金属からなるシェルター内殻Lと、シェルター内殻Lの内部に形成する間仕切壁Iとからなる本格的なシェルターに採用したシェルター換気システムである。このような本格的なシェルターは、間仕切壁Iがコンクリートからなる耐力間仕切壁であり、且つ、耐力間仕切壁とシェルター外殻Kとがシェルター内殻Lで完全に分離されているシェルターであって、その構成は防護性が高度であり、万能性が非常に高いシェルターである。そのようなシェルターに使用した本発明のシェルター換気システムを図6に図示している。
図6に図示されているシェルターは、土Jの下に設けられている地下シェルターであって、コンクリートからなるシェルター外殻Kと、シェルター外殻Kの内部に形成する金属からなるシェルター内殻Lと、シェルター内殻Lの内部に形成する間仕切壁Iとからなる本格的なシェルターである。地上にはシェルター出入口Eが設けられ、階段Gで前室Bに降りられるようになっている。間仕切壁Iを隔てて退避室Cが設けられており、間仕切壁Iによって、前室Bと退避室Cとが区画化されている構成であり、前室Bから退避室出入口Fを通って退避室Cに入ることができる。なお、退避室Cの一部には機械室Dが間仕切壁Iにより区画化されている。また、退避室Cには非常出口Hが設けられている。
図6では、本発明のシェルター換気システムが前室Bと退避室Cの一部である機械室Dとの間の間仕切壁7に設けられていて、その構成は実施例3(実施例1のシェルター換気システムと壁ユニットの組み合わせ)に採用されている。壁ユニット12の前室B側に前処理フィルター部8とメインフィルター部9を設置し、機械室D側にファン駆動部10とクランク部11が設置されている構成である。図6では、壁ユニット12の第2金属管の吸気口1aが見える。
シェルター外殻Kとシェルター内殻Lと耐力間仕切壁である間仕切壁Iとからなる本格的なシェルターへの本発明のシェルター換気装置の採用に際しての施工方法が図7に図示されている。
図7に図示されているシェルターの構築方法は、コンクリートからなるシェルター外殻Kと、シェルター外殻Kの内部に形成する金属からなるシェルター内殻Lと、シェルター内殻Lの内部に形成する間仕切壁Iとからなるシェルターであり、間仕切壁Iはコンクリートからなる耐力間仕切壁であり、耐力間仕切壁とシェルター外殻Kとがシェルター内殻Lで完全に分離されたシェルターの構築方法である。
この構築方法は、(a)最初に、シェルター外殻Kの床部を形成し、次に、シェルター内殻Lをシェルター外殻Kの床部の上に設置し、(b)次に、シェルター内殻Lの内部の耐力間仕切壁形成用型枠開口部から生コンクリートを流し込み、開口部密閉蓋で開口部を塞いで耐力間仕切壁を形成するとともに、生コンクリートを流し込んでシェルター外殻Kの壁部を形成し、(c)次に、生コンクリートを流し込んでシェルター外殻Kの天井部を形成するシェルターの構築方法である。
このようなシェルターの構築において、(a)に図示しているようにシェルター内殻Lの耐力間仕切壁形成部に壁ユニット12を取り付け、(b)耐力間仕切壁形成部に生コンクリートを流し込んで間仕切壁Iとシェルター換気システム用の間仕切壁6を形成し、(c)壁ユニット12の前室B側に前処理フィルター部8、メインフィルター部9を設置し、退避室C側にファン駆動部10、クランク部11を設置する、ことにより本発明のシェルター換気システムを本格的なシェルターに一体的に組込みことができるのである。
このようなシェルター換気システムの施工方法を採用すれば、その施工性を非常に効率化できるのである。効率化の最も顕著な部分は、図1に示すシェルター換気システムの第1配管1に関する施工性改善効果である。従来であれば、シェルター換気装置は図9に示すように、間仕切壁Iではなくシェルターの外壁Wに相当する壁面に設置されるため、第1配管1が外壁Wに相当するシェルター外殻Kの地階壁内に埋め込まれることになる。しかし、図7に示すシェルター本体構造の形成方法の場合、原空気取入管4はシェルター内殻Lと一体的に工場生産されているため、原空気取入管4の部分がシェルター内殻Lの壁部の外側に張り出した状態となり、この状態のシェルター内殻Lを図7(b)のようにシェルター外殻Kの床部の上に設置することは容易ではない。なぜならば、図7(a)に示すシェルター外殻Kの床部とともに形成されるシェルター外殻Kの地階壁部の鉄筋とこの原空気取入管4とが接触してしまい、その解決策を別途実施しなければならないからである。しかし、本発明のシェルター換気システムを採用すれば、原空気取入管4はシェルター外殻Kの地階壁部の位置には存在せず、この接触は完全に回避することができ、その結果、図7(a)、図(b)、図7(c)に示す順序で、非常に効率的に施工を行うことが可能となり、経済性をも追求することができるのである。
なお、実施例から実施例4の説明では、前処理フィルター部を前室に設けた構成について説明しているが、必ずしも前室ではなく、前室とは別の部屋に設けた構成としても構わない。その場合は、別の部屋に設けられた前処理フィルター部で処理された外気は退避室に設けられている第1配管に供給される構成となる。
図8には、本発明のシェルター換気システムを複数設置した場合の構成を図示している。図8(a)には複数のファン駆動部とクランク部を設けた退避室C側の構成が図示されており、図8(b)(c)には前処理フィルター部と複数のメインフィルター部が設けられた前室B側の構成が図示されている。図8(b)は前処理フィルターが前室Bに複数設けられた構成を図示しており、図8(c)は前処理フィルターが前室Bとは別の部屋に設けられた構成を図示している。それ以外は今まで述べてきた実施例1ないし実施例4に説明してきた内容と相違がないので、説明を省略する。
以上、本発明のシェルター換気システムを実施例1から実施例4で説明してきたが、これらの構成に限定されるものではなく、間仕切壁の天井部側から取り入れた外気を間仕切壁の前室側に少なくとも前処理フィルター部とメインフィルター部を設置し、間仕切壁の退避室側には少なくともクランク部を設置したシステムにより退避室の安全度を大きく高める構成であって、外気が放射性物質で汚染され、フィルターが放射性物質で汚染されても、退避室内のどの位置でも高い安全性を確保でき、ファン駆動部の電気駆動モーターが使用できない場合のクランク部の手動駆動時の安全性も確保でき、さらに、前処理フィルター部やメインフィルター部の交換時の安全性をも確保でき、シェルター内での二次被曝の可能性と被曝の程度を大きく低減化し、放射性物質以外の汚染物質も含めた二次汚染の可能性を回避することができる構成であれば、どのような構成であっても構わない。
A シェルター
B 前室
C 退避室
D 機械室
E シェルター出入口
F 退避室出入口
G 階段
H 非常出口
I 間仕切壁
J 土
K シェルター外殻
L シェルター内殻
M 土留部材
W 外壁
1 第1配管
1a 接続部分
2 第2配管
2b 接続部分
3 第3配管
4 原空気取入管
4a 吸気口
4b 排出口
5 処理空気送気管
5a 放出口
6 シェルター内空気排気管
6a 吸気口
7 間仕切壁
8 前処理フィルター部
8a フィルター部
9 メインフィルター部
9a 吸気口
9b 排気口
10 ファン駆動部
10a ファン
10b 電気駆動モーター
11 クランク部
12 壁ユニット
12a 第1金属板
12b 第2金属板
12c 第1金属管
12d 第2金属管
13 貫通孔
14 風量計
15 風量調整部
16 耐爆バルブ
17 過圧排気バルブ
18 密閉蓋
101 第1配管
101a 吸気口
101b 排気口
102 第2配管
102a 接続部分
103 第3配管
103b 接続部分
104 第4配管
104a 吸気口
105 前処理フィルター部
105a フィルター
106 メインフィルター部
106a 吸気口
106b 排気口
107 ファン駆動部
107a ファン
107b 電気駆動モーター
107c 吹出口
108 クランク部
109 貫通孔
110 風量計
111 風量調整部
112 加圧排気バルブ
113 密閉蓋
114 耐爆バルブ
201 吸気送風管
202 送気管
203−1、203−2、203−n 分岐管
204−1、204−2、204−n メインフィルター部
205−1、205−2、205−n ファン駆動部
206a、206a−1、206a−2、206a−n 配管
206b、206b−1、206b−2、206b−n 配管
207−1、207−2、207−n クランク部
本発明はこれらの課題を解決するために考案されたものであって、本発明のシェルター換気システムは、前処理フィルター部とメインフィルター部によりシェルター内の換気を行う換気システムであって、間仕切壁により少なくとも前室と退避室に区画されたシェルターにおいて、前室側に設けられ、前処理フィルター部からの給気を供給する第1配管と、前室側に設けられ、第1配管に接続されたメインフィルター部と、間仕切壁に形成された貫通孔と、メインフィルター部と貫通孔の前室側を接続する第2の配管と、退避室側に設けられ電気駆動モーターでファンを駆動させるファン駆動部と、ファン駆動部と貫通孔の退避室側を接続する第3の配管と、電気駆動モーターが使用できない時に退避室側でファン駆動部に組み込んでファンを手動で駆動するクランク部と、からなることを特徴とする。
また、本発明のシェルター換気システムは、前処理フィルター部とメインフィルター部によりシェルター内の換気を行う換気システムであって、間仕切壁により少なくとも前室と退避室に区画されたシェルターにおいて、前室側に設けられ、前処理フィルター部からの給気を供給する第1配管と、前室側に設けられ、第1配管に接続されたメインフィルター部と、前室側に設けられ、電気駆動モーターでファンを駆動させるファン駆動部と、メインフィルター部とファン駆動部とを接続する第2の配管と、間仕切壁に形成された貫通孔と、ファン駆動部と貫通孔の前室側を接続する第3の配管と、電気駆動モーターが使用できない時に、前室側のファン駆動部から間仕切壁を貫通して退避室側に設けられている軸接続部に接続してファンを手動で駆動するクランク部と、からなることを特徴とする。
本発明のシェルター換気システムは間仕切壁7、前処理フィルター部8、メインフィルター部9、ファン駆動部10からなり、間仕切壁7には、天井端側に吸気口4aを設け前室側に排気口4bを設けた原空気取入管4が埋め込まれ、また、原空気取入管4とは別に貫通孔13が形成され、前処理フィルター部8は原空気取入管4の排気口4bに接続するとともに、メインフィルター部9と第1配管1で接続され、メインフィルター部9は前室側の貫通孔13と第2配管2で接続され、ファン駆動部10は退避室側の貫通孔13と第3配管3で接続されている。図3は、これらの構成を分解した状態で表している。
図3(a)は、実施例1を分解した状態であって、間仕切壁を鉄筋コンクリートの両面の任意の範囲に金属板を一体的に形成した間仕切壁の構成としている。図3(b)は、間仕切壁を金属板のみで構成した状態を示している。金属板にコンクリートを一体的に形成しても構わない。
前処理フィルター部8には、外気を遮断する状態と、外気を取り入れる状態と、爆風が来た時に防護できる状態とに対応することのできる耐爆バルブ16と、ごみやほこり、一部有害物質を除去するためのフィルター8aとが内蔵されている。この前処理フィルター部8のフィルター8aは目詰まりが大きくなりその除去性能の低下が確認されればフィルターを取り外して新たなフィルター8aに交換する必要がある。
フィルター8aは、耐爆バルブ18と切り離してメインフィルター部9と一体的に構成しても構わない。

Claims (11)

  1. 前処理フィルター部とメインフィルター部によりシェルター内の換気を行う換気システムであって、
    コンクリートからなる間仕切壁により少なくとも前室と退避室に区画されたシェルターにおいて、
    前室側に設けられ、前処理フィルター部からの給気を供給する第1配管と、
    前室側に設けられ、第1配管に接続されたメインフィルター部と、
    間仕切壁に形成された貫通孔と、
    メインフィルター部と貫通孔の前室側を接続する第2の配管と、
    退避室側に設けられ電気駆動モーターでファンを駆動させるファン駆動部と、
    ファン駆動部と貫通孔の退避室側を接続する第3の配管と、
    電気駆動モーターが使用できない時に退避室側でファン駆動部に組み込んでファンを手動で駆動するクランク部と、
    からなることを特徴とするシェルター換気システム。
  2. 前処理フィルター部とメインフィルター部によりシェルター内の換気を行う換気システムであって、
    コンクリートからなる間仕切壁により少なくとも前室と退避室に区画されたシェルターにおいて、
    前室側に設けられ、前処理フィルター部からの給気を供給する第1配管と、
    前室側に設けられ、第1配管に接続されたメインフィルター部と、
    前室側に設けられ、電気駆動モーターでファンを駆動させるファン駆動部と、
    メインフィルター部とファン駆動部とを接続する第2の配管と、
    間仕切壁に形成された貫通孔と、
    ファン駆動部と貫通孔の前室側を接続する第3の配管と、
    電気駆動モーターが使用できない時に、前室側のファン駆動部から間仕切壁を貫通して退避室側に設けられている軸接続部に接続してファンを手動で駆動するクランク部と、
    からなることを特徴とするシェルター換気システム。
  3. 前処理フィルター部を前室側に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシェルター換気システム。
  4. 前室側の間仕切壁となる第1金属板と、
    退避室側の間仕切壁となる第2金属板と、
    第1金属板と第2金属板との間に間仕切壁の貫通孔となる第1金属管と、
    第1金属板に給気口を設け天井側に吸気口を設けた第2の金属管と、
    を一体化した壁ユニットを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシェルター換気システム。
  5. 退避室の空気圧が前室の空気圧よりも高いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシェルター換気システム。
  6. 前室と退避室を区画する間仕切壁に加圧排気バルブを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシェルター換気システム。
  7. 壁ユニットに加圧排気バルブを設けたことを特徴とする請求項4に記載のシェルター換気システム。
  8. 請求項1に記載の換気システムを備えたことを特徴とするシェルター。
  9. 請求項2に記載の換気システムを備えたことを特徴とするシェルター。
  10. 請求項1または請求項2に記載のシェルター換気システムに使用するユニットであって、
    前室側の間仕切壁となる第1金属板と、
    退避室側の間仕切壁となる第2金属板と、
    第1金属板と第2金属板との間に間仕切壁の貫通孔となる第1金属管と、
    第1金属板に給気口を設け天井側に吸気口を設けた第2の金属管と、
    を一体化したことを特徴とする壁ユニット。
  11. コンクリートからなるシェルター外殻と、シェルター外殻の内部に形成する金属からなるシェルター内殻と、シェルター内殻の内部に形成する間仕切壁とからなるシェルターの施工において、シェルター内殻の間仕切壁形成部に壁ユニットを取り付けて施工することを特徴とするシェルター換気システムの構築方法。
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