JP2014164327A - タッチセンサ、タッチパネル、および、表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示パネルが放出する電気的なノイズに起因して接触位置の検出精度が下がることを抑え、かつ、厚さを薄くすることが可能なタッチセンサ、タッチパネル、および、表示装置を提供する。
【解決手段】タッチセンサは、第1方向に沿って延びる複数のドライブ電極20と、ドライブ電極20と透明誘電体層を挟んで形成され、第1方向と交差する第2方向に沿って延びる複数のセンシング電極40とを備える。そして、複数のドライブ電極20が形成されている面には、透明誘電体層を挟んでセンシング電極40と対向する領域の少なくとも一部にシールド電極30が設けられている。
【選択図】図3
【解決手段】タッチセンサは、第1方向に沿って延びる複数のドライブ電極20と、ドライブ電極20と透明誘電体層を挟んで形成され、第1方向と交差する第2方向に沿って延びる複数のセンシング電極40とを備える。そして、複数のドライブ電極20が形成されている面には、透明誘電体層を挟んでセンシング電極40と対向する領域の少なくとも一部にシールド電極30が設けられている。
【選択図】図3
Description
本開示の技術は、静電容量方式のタッチセンサ、タッチセンサを備えるタッチパネル、および、タッチパネルを備える表示装置に関する。
近年、入力デバイスの1つであるタッチパネルが、液晶パネルや有機ELパネル等の表示パネルに積層された表示装置が普及している。静電容量方式のタッチパネルでは、複数のドライブ電極と複数のセンシング電極とが透明誘電体層を挟み、ドライブ電極とセンシング電極との間の静電容量の変化に基づいて、タッチパネルの表面における指等の接触位置が検出される。
例えば、特許文献1に記載されるように、ドライブ電極では、菱形に形成された複数のドライブ電極要素が、1つの方向であるX方向に沿って連結されている。また、センシング電極では、ドライブ電極要素と同じ形状を有するセンシング電極要素が、ドライブ電極とセンシング電極との積層される方向から見て、ドライブ電極要素間を埋める位置に配置され、X方向と交差するY方向に沿って、複数のセンシング電極要素が連結されている。そして、複数のドライブ電極の各々が順次選択され、かつ、1つのドライブ電極が選択されている間に、複数のセンシング電極の各々について、センシング電極とドライブ電極との間の静電容量の変化が検出される。こうして、センシング電極とドライブ電極との間の静電容量の変化が、タッチパネルの全面にわたり検出される。
ところで、表示パネルに重ねられるタッチパネルには、接触位置の検出精度を高めるために、表示パネルが放出する電気的なノイズから、ドライブ電極とセンシング電極とを遮蔽する機能が付加されている。例えば、電気的なノイズを遮蔽するシールド電極が、ドライブ電極、および、センシング電極よりもタッチパネルの裏面側に配置されて、タッチパネルの裏面の全体に広がる層として形成されている(例えば、特許文献1参照)。
一方で、タッチパネルにシールド電極が設けられる構成では、シールド電極が設けられない構成と比べて、タッチパネルの構成部材として、シールド電極やシールド電極を形成するための基材の追加が余儀なくされる。そして、タッチパネルにおける積層構造に新たな層が増える結果、シールド電極が設けられないタッチパネルと比べて、タッチパネルの厚さが厚くなっている。
本開示の技術は、表示パネルが放出する電気的なノイズに起因して接触位置の検出精度が下がることを抑え、かつ、厚さを薄くすることが可能なタッチセンサ、タッチパネル、および、表示装置を提供することを目的とする。
本開示の技術におけるタッチセンサの一態様は、第1方向に沿って延びる複数のドライブ電極と、前記ドライブ電極と透明誘電体層を挟んで形成され、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延びる複数のセンシング電極と、を備える。そして、前記複数のドライブ電極が形成されている面には、前記透明誘電体層を挟んで前記センシング電極と対向する領域の少なくとも一部にシールド電極が設けられている。
本開示の技術におけるタッチパネルの一態様は、タッチセンサと、前記タッチセンサに積層されたカバー層と、を備えるタッチパネルであって、前記タッチセンサが、上記一態様のタッチセンサである。
本開示の技術における表示装置の一態様は、表示パネルと、タッチセンサを有するタッチパネルと、を備える表示装置であって、前記タッチセンサが、上記一態様のタッチセンサである。
本開示の技術の一態様によれば、ドライブ電極と同一の平面上において、センシング電極と対向する領域の少なくとも一部にシールド電極が設けられる。したがって、ドライブ電極およびセンシング電極とは異なる平面上にシールド電極が形成される構成と比べて、タッチセンサを構成する層の数が少なくなる。このため、表示パネルが放出する電気的なノイズに起因して接触位置の検出精度が下がることを抑え、かつ、タッチセンサやタッチパネルの厚さを薄くすることが可能となる。
本開示の技術におけるタッチセンサの他の態様では、前記シールド電極は、前記第1方向に沿って延び、前記複数のドライブ電極が形成されている面にて、前記ドライブ電極と前記シールド電極とが前記第2方向に沿って交互に並べられている。
本開示の技術におけるタッチセンサの他の態様によれば、ドライブ電極と同一の平面上において、特にドライブ電極間の隙間にシールド電極が配置されるため、ドライブ電極と同一の平面上をシールド電極の配置される領域として有効に利用することができる。
本開示の技術におけるタッチセンサの他の態様では、前記複数のドライブ電極および前記複数のシールド電極の各々は、前記第1方向に沿って延びる櫛歯状に形成されている。
本開示の技術におけるタッチセンサの他の態様によれば、複数のドライブ電極が形成されている平面上を有効に利用して、ドライブ電極とシールド電極とを配置することができる。
本開示の技術におけるタッチセンサの他の態様によれば、複数のドライブ電極が形成されている平面上を有効に利用して、ドライブ電極とシールド電極とを配置することができる。
本開示の技術におけるタッチセンサの他の態様では、前記ドライブ電極は、前記第1方向に沿って並ぶ複数のドライブ電極要素と、前記第1方向に沿って隣り合う前記ドライブ電極要素を相互に接続する配線とを備える。また、前記センシング電極は、前記第2方向に沿って並ぶ複数のセンシング電極要素と、前記第2方向に沿って隣り合う前記センシング電極要素を相互に接続する配線とを備える。また、前記シールド電極は、前記第1方向に沿って並ぶ複数のシールド電極要素と、前記第1方向に沿って隣り合う前記シールド電極要素を相互に接続する配線とを備える。そして、前記センシング電極要素と前記シールド電極要素とが前記透明誘電体層を挟んで相互に対向する。
本開示の技術におけるタッチセンサの他の態様によれば、センシング電極において特にノイズを検出しやすいセンシング電極要素の各々が、シールド電極要素の各々と相互に対向する。それゆえに、表示パネルが放出する電気的なノイズに起因して接触位置の検出精度が下がることが、限られたシールド電極の範囲において効果的に抑えられる。
本開示の技術によれば、タッチセンサ、タッチパネル、および、表示装置において、表示パネルが放出する電気的なノイズの影響がタッチセンサに及ぶことを抑え、かつ、厚さを薄くすることができる。
(実施形態)
図1〜図3を参照して、タッチセンサ、タッチパネル、および、表示装置の一実施形態について説明する。まず、図1を参照して表示装置の構成について説明する。
図1〜図3を参照して、タッチセンサ、タッチパネル、および、表示装置の一実施形態について説明する。まず、図1を参照して表示装置の構成について説明する。
表示装置は、液晶パネルや有機ELパネル等の表示パネルPN1とタッチパネルPN2とが重ねられた積層体であり、タッチパネルPN2は、タッチセンサSN1とセンサカバー層SN2とが接着層50によって貼り合わされた積層体である。
タッチセンサSN1は、透明誘電体層としての透明基板10と、透明基板10の下面に形成されたドライブ電極20と、同じく透明基板10の下面に形成されたシールド電極30と、透明基板10の上面に形成されたセンシング電極40とからなる積層体である。
透明基板10には、透明なガラス基板や透明な樹脂フィルムが用いられる。ドライブ電極20、シールド電極30、および、センシング電極40には、酸化インジウム錫等のインジウム、スズ、ガリウム、亜鉛等の金属酸化物の複合酸化物膜、ZnO、IGZO等の透明導電膜が用いられる。なお、ドライブ電極20とシールド電極30とのいずれか、あるいは、ドライブ電極20とセンシング電極40とのいずれかには、Agナノワイヤー、導電性高分子膜、グラフェン等の導電膜が用いられてもよい。
接着層50は、センシング電極40が接着層50で覆われる状態で透明基板10の上面に貼り付けられ、接着層50の上面には、ガラス基板や樹脂フィルム等からなるセンサカバー層SN2が貼り付けられている。センサカバー層SN2における上面は、タッチパネルPN2の最上面であって、指等の操作手段によって操作される操作面として機能する。
ドライブ電極20とシールド電極30とは、例えば、透明基板10の下面に成膜された1つの薄膜がパターニングされることによって同時に形成されてもよいし、ドライブ電極20とシールド電極30とは、各別の工程によって相互に異なる材料から形成されてもよい。センシング電極40は、例えば、透明基板10の上面に成膜された薄膜がパターニングされることによって形成されてもよいし、接着層50に形成されたセンシング電極40が接着層50と共に透明基板10に貼り付けられてもよい。
図2および図3を参照して、ドライブ電極20、センシング電極40、および、シールド電極30の構成について説明する。なお、図2および図3では、ドライブ電極20、センシング電極40、および、シールド電極30の構成を説明する便宜上、各電極を構成する電極要素の数が省略された状態で、ドライブ電極20、センシング電極40、および、シールド電極30が図示されている。また、図2の1−1線における断面が、先の図1に示されるドライブ電極20およびシールド電極30の断面であり、図3の1−1線における断面が、先の図1に示されるセンシング電極40の断面である。
図2に示されるように、ドライブ電極20は、1つの方向であるX方向に沿って間隔を空けて並べられた複数のドライブ電極要素21と、相互に隣り合うドライブ電極要素21を繋ぐ配線としての複数の接続部22とから構成されている。1つのドライブ電極20において、複数のドライブ電極要素21の各々は、菱形に形成され、相互に隣り合う2つのドライブ電極要素21は、X方向に沿って延びる1つの接続部22によって繋がれている。
複数のドライブ電極20の各々は、ドライブ電極要素21が並べられる方向であるX方向に沿って延び、X方向と直交する方向であるY方向に沿って、隙間を空けて並べられている。複数のドライブ電極20の各々が備える複数のドライブ電極要素21の各々は、他のドライブ電極20における複数のドライブ電極要素21とX方向の位置が一致している。すなわち、複数のドライブ電極20の各々は、1つのドライブ電極20がY方向に沿って所定の間隔で並進された形状に形成されている。
複数のドライブ電極20の各々の長手方向における両端部のうち一方の端部は、タッチパネルPN2の外部に配置された選択回路25に接続されている。そして、複数のドライブ電極20の各々には、選択回路25から選択電圧が順に印加され、選択電圧が印可されないドライブ電極20には、選択回路25から基準電圧が印加される。これら選択電圧と基準電圧との印加によって、複数のドライブ電極20の中から1つのドライブ電極20が所定の期間に選択され、ドライブ電極20の選択は、例えば、最も端に配置されたドライブ電極20から順に繰り返される。
シールド電極30は、X方向に沿って間隔を空けて並べられた複数のシールド電極要素31と、相互に隣り合うシールド電極要素31を繋ぐ配線としての複数の接続部32とから構成されている。複数のシールド電極要素31の各々は、ドライブ電極要素21と同一の形状である菱形に形成され、相互に隣り合う2つのシールド電極要素31は、X方向に沿って延びる1つの接続部32によって繋がれている。
複数のシールド電極30の各々は、シールド電極要素31が並べられる方向であるX方向に沿って延び、Y方向に沿って隙間を空けて並べられている。複数のシールド電極30の各々が備える複数のシールド電極要素31の各々は、他のシールド電極30における複数のシールド電極要素31とX方向の位置が一致している。すなわち、複数のシールド電極30の各々は、1つのシールド電極30がY方向に沿って所定の間隔で並進された形状に形成されている。また、複数のシールド電極30の各々の長手方向における両端部のうち一方の端部は、グランド電位に接続されている。
複数のドライブ電極20の各々と、複数のシールド電極30の各々とは、相互に離された位置に配置されて電気的に絶縁されている。ドライブ電極20とシールド電極30とは、Y方向に沿って交互に配置され、かつ、ドライブ電極要素21とシールド電極要素31とは、X方向において相互に異なる位置に配置されている。ドライブ電極20の外形が描くパターンと、シールド電極30の外形が描くパターンとは略同一であり、一方のパターンの隙間に他方のパターンが配置されている。
詳述すると、図2にて上段のドライブ電極20にて相互に隣り合う2つのドライブ電極要素21と、下段のドライブ電極20にて相互に隣り合う2つのドライブ電極要素21とで囲まれる隙間には、1つのシールド電極要素31が配置されている。また、上段のシールド電極30にて相互に隣り合う2つのシールド電極要素31と、下段のシールド電極30にて相互に隣り合う2つのシールド電極要素31とで囲まれる隙間には、1つのドライブ電極要素21が配置されている。
換言すれば、複数のドライブ電極20は、全体として、X方向に延びる櫛歯状に形成されている。また、複数のシールド電極30も、全体として、X方向に延びる櫛歯状に形成されている。そして、複数のドライブ電極20からなる櫛歯の先端側に、複数のシールド電極30からなる櫛歯の基端側が配置され、各々の電極の櫛の歯が交互に並ぶ態様で、複数のドライブ電極20と複数のシールド電極30とが配置されている。
図3に示されるように、センシング電極40は、Y方向に沿って間隔を空けて並べられた複数のセンシング電極要素41と、相互に隣り合うセンシング電極要素41を繋ぐ配線としての接続部42とから構成されている。複数のセンシング電極要素41の各々は、ドライブ電極要素21と同一の形状である菱形に形成され、相互に隣り合う2つのセンシング電極要素41は、Y方向に沿って延びる1つの接続部42によって繋がれている。
複数のセンシング電極40の各々は、センシング電極要素41が並べられる方向であるY方向に沿って延び、X方向に沿って隙間を空けて並べられている。複数のセンシング電極40の各々が備えるセンシング電極要素41の各々は、他のセンシング電極40における複数のセンシング電極要素41とY方向の位置が一致している。すなわち、複数のセンシング電極40の各々は、1つのセンシング電極40がX方向に沿って所定の間隔で並進された形状に形成されている。
複数のセンシング電極40の各々の長手方向における両端部のうち一方の端部は、検出回路45に接続されている。そして、複数のセンシング電極40の各々から流れる放電電流が、センシング電極40ごとに検出回路45に順に流れ、複数のセンシング電極40の各々における静電容量が検出回路45で検出される。
センシング電極要素41は、相互に隣り合う4つのドライブ電極要素21で囲まれた隙間と対向し、その隙間に配置されたシールド電極要素31とセンシング電極要素41とが相互に対向する。ドライブ電極20とセンシング電極40とが積層される方向である積層方向から見て、複数のセンシング電極要素41の各々の外形と、シールド電極要素31の外形とは一致している。
ドライブ電極要素21は、相互に隣り合う4つのセンシング電極要素41で囲まれた隙間と対向し、複数のセンシング電極要素41の各々は、ドライブ電極要素21とは対向しない。そして、ドライブ電極20、および、シールド電極30に対し、透明基板10を挟んで積層されたセンシング電極40を積層方向から見た場合、センシング電極要素41はドライブ電極要素21とは重ならず、複数のシールド電極要素31の各々の全体は、いずれか1つのセンシング電極要素41の全体と重なっている。
上記構成からなるタッチセンサSN1、タッチパネルPN2、および、表示装置の作用について説明する。
複数のドライブ電極20の各々には、選択回路25から選択電圧が順に印加され、選択電位が印加されないドライブ電極20には、選択回路25から基準電圧が印加される。一方で、ドライブ電極20が選択されるごとに、複数のセンシング電極40の各々からの放電電流に基づいて、複数のセンシング電極40の各々における静電容量が検出される。
複数のドライブ電極20の各々には、選択回路25から選択電圧が順に印加され、選択電位が印加されないドライブ電極20には、選択回路25から基準電圧が印加される。一方で、ドライブ電極20が選択されるごとに、複数のセンシング電極40の各々からの放電電流に基づいて、複数のセンシング電極40の各々における静電容量が検出される。
この際に、タッチセンサSN1では、センシング電極40のセンシング電極要素41と対向する領域にシールド電極30のシールド電極要素31が配置されている。それゆえに、タッチセンサSN1を備えた表示装置では、センシング電極要素41と表示パネルPN1との間に、接地されたシールド電極要素31が介在するため、複数のセンシング電極要素41の各々の電位は、表示パネルPN1における電場から遮蔽される。なお、ドライブ電極要素21と表示パネルPN1との間にはシールド電極要素31が介在しないものの、複数のドライブ電極要素21の各々には、選択電圧と基準電圧とのいずれかである定電圧が印加される。そのため、複数のドライブ電極要素21の各々における電位は、センシング電極要素41の電位と比べて、表示パネルPN1における電場の影響を受けにくい。結果として、表示パネルPN1からの電気的なノイズがタッチセンサSN1で検出されること、すなわち、操作面における接触位置の検出精度がノイズに起因して下がることが抑えられる。
また、シールド電極30がドライブ電極20と同一平面上に形成されているため、シールド電極30がドライブ電極20やセンシング電極40とは異なる平面上に形成される構成と比べて、タッチパネルPN2を構成する層の数が少なくなる。その結果、タッチパネルPN2が薄く形成され、ひいては、表示装置が薄く形成される。また、タッチパネルPN2を構成する層の数が少なくなることによって、タッチパネルPN2の製造に必要な材料が削減されるとともに、製造工程が簡素化されるため、タッチパネルPN2の製造に必要とされる費用も削減される。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)タッチセンサSN1では、ドライブ電極20と同一の平面上において、センシング電極要素41と対向する領域にシールド電極要素31が設けられる。したがって、タッチセンサSN1を用いることにより、ドライブ電極20やセンシング電極40とは別の層としてシールド電極が設けられる構成と比べて、電気的なノイズの影響を抑えつつ、タッチパネルPN2および表示装置を薄く形成することができる。
(1)タッチセンサSN1では、ドライブ電極20と同一の平面上において、センシング電極要素41と対向する領域にシールド電極要素31が設けられる。したがって、タッチセンサSN1を用いることにより、ドライブ電極20やセンシング電極40とは別の層としてシールド電極が設けられる構成と比べて、電気的なノイズの影響を抑えつつ、タッチパネルPN2および表示装置を薄く形成することができる。
(2)ドライブ電極20とシールド電極30とが、Y方向に沿って交互に並べられているため、ドライブ電極20の間の隙間を有効に利用してシールド電極30を配置することができる。また、複数のドライブ電極20と、複数のシールド電極30との各々は、X方向に沿って延びる櫛歯状に形成されている。これによっても、ドライブ電極20が形成されている平面上を有効に利用して、ドライブ電極20とシールド電極30とを配置することができる。
(3)ドライブ電極要素21とシールド電極要素31の平面形状が同一であるため、ドライブ電極20とシールド電極30の配置に関しての設計が容易になる。また、センシング電極要素41とシールド電極要素31の平面形状が同一であるため、センシング電極40に対する電気的なノイズの影響が適切に抑えられる。
(4)ドライブ電極20およびシールド電極30と、センシング電極40とが同一の透明基板10の異なる面に形成される。したがって、ドライブ電極20およびシールド電極30とセンシング電極40とが異なる基板に形成される場合と比べて、タッチパネルPN2および表示装置を薄く形成することができる。
(変形例)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することが可能である。
・図4に示されるように、ドライブ電極20およびシールド電極30と、センシング電極40とが互いに異なる透明基板に形成されてもよい。すなわち、ドライブ基板70上にドライブ電極20とシールド電極30とが形成され、センシング基板80上にセンシング電極40が形成されている。ドライブ基板70の上面には、ドライブ電極20とシールド電極30とを覆う接着層60が貼り付けられ、接着層60の上面には、センシング基板80の下面が貼り付けられている。センシング基板80の上面には、センシング電極40を覆う接着層50が貼り付けられ、接着層50の上面にはセンサカバー層SN2が貼り付けられている。ドライブ電極20とセンシング電極40とに挟まれる接着層60とセンシング基板80とが、透明誘電体層を構成する。こうした構成によっても、ドライブ電極20やセンシング電極40が形成される層とは別の層としてシールド電極が設けられる構成と比べて、タッチパネルPN2および表示装置を薄く形成することができる。
上記実施形態は、以下のように変更して実施することが可能である。
・図4に示されるように、ドライブ電極20およびシールド電極30と、センシング電極40とが互いに異なる透明基板に形成されてもよい。すなわち、ドライブ基板70上にドライブ電極20とシールド電極30とが形成され、センシング基板80上にセンシング電極40が形成されている。ドライブ基板70の上面には、ドライブ電極20とシールド電極30とを覆う接着層60が貼り付けられ、接着層60の上面には、センシング基板80の下面が貼り付けられている。センシング基板80の上面には、センシング電極40を覆う接着層50が貼り付けられ、接着層50の上面にはセンサカバー層SN2が貼り付けられている。ドライブ電極20とセンシング電極40とに挟まれる接着層60とセンシング基板80とが、透明誘電体層を構成する。こうした構成によっても、ドライブ電極20やセンシング電極40が形成される層とは別の層としてシールド電極が設けられる構成と比べて、タッチパネルPN2および表示装置を薄く形成することができる。
・積層方向から見て、センシング電極要素41の外形とシールド電極要素31の外形とが一致しなくてもよい。例えば、シールド電極要素31がセンシング電極要素41よりも大きく形成されてもよく、シールド電極要素31がセンシング電極要素41よりも小さく形成されてもよい。また、シールド電極要素31の一部とセンシング電極要素41の一部とが対向する構成であってもよい。要は、ドライブ電極20が形成された面において、センシング電極40と対向する領域の少なくとも一部に、シールド電極30が設けられていれば、シールド電極30が設けられない構成と比べて、電気的なノイズの影響が抑えられる。ただし、シールド電極要素31がドライブ電極20と接しない範囲で大きく形成されている方が、ノイズのシールド効果が高められる。
・ドライブ電極20によって形成されるパターン形状と、シールド電極30によって形成されるパターン形状が異なっていてもよい。例えば、隣り合うドライブ電極20の隙間の一部にのみシールド電極30が配置されてもよい。要は、ドライブ電極20が形成された面において、センシング電極40と対向する領域の少なくとも一部に、シールド電極30が設けられていればよい。
・ドライブ電極20とセンシング電極40との平面形状は、上述の形状に限られない。例えば、菱形に代えて、ドライブ電極要素21とセンシング電極要素41とが雪形に形成されてもよい。要は、タッチセンサSN1は、透明誘電体層の一方の面にて第1方向に沿って延びるドライブ電極20と、透明誘電体層の他方の面にて第1方向と交差する第2方向に沿って延びるセンシング電極40とを備えていればよい。
PN1…表示パネル、PN2…タッチパネル、SN1…タッチセンサ、SN2…センサカバー層、10…透明基板、20…ドライブ電極、21…ドライブ電極要素、22,32,42…接続部、30…シールド電極、31…シールド電極要素、40…センシング電極、41…センシング電極要素、50,60…接着層、70…ドライブ基板、80…センシング基板。
Claims (6)
- 第1方向に沿って延びる複数のドライブ電極と、
前記ドライブ電極と透明誘電体層を挟んで形成され、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延びる複数のセンシング電極と、を備え、
前記複数のドライブ電極が形成されている面には、前記透明誘電体層を挟んで前記センシング電極と対向する領域の少なくとも一部にシールド電極が設けられている
タッチセンサ。 - 前記シールド電極は、前記第1方向に沿って延び、
前記複数のドライブ電極が形成されている面にて、前記ドライブ電極と前記シールド電極とが前記第2方向に沿って交互に並べられている
請求項1に記載のタッチセンサ。 - 前記複数のドライブ電極および前記複数のシールド電極の各々は、前記第1方向に沿って延びる櫛歯状に形成されている
請求項2に記載のタッチセンサ。 - 前記ドライブ電極は、前記第1方向に沿って並ぶ複数のドライブ電極要素と、前記第1方向に沿って隣り合う前記ドライブ電極要素を相互に接続する配線とを備え、
前記センシング電極は、前記第2方向に沿って並ぶ複数のセンシング電極要素と、前記第2方向に沿って隣り合う前記センシング電極要素を相互に接続する配線とを備え、
前記シールド電極は、前記第1方向に沿って並ぶ複数のシールド電極要素と、前記第1方向に沿って隣り合う前記シールド電極要素を相互に接続する配線とを備え、
前記センシング電極要素と前記シールド電極要素とが前記透明誘電体層を挟んで相互に対向する
請求項1〜3のいずれか一項に記載のタッチセンサ。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のタッチセンサと、
前記タッチセンサに積層されたカバー層と、
を備える
タッチパネル。 - 表示パネルと、
請求項1〜4のいずれか一項に記載のタッチセンサを有するタッチパネルと、
を備える
表示装置。
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