JP2014162635A - エレベータシステム及びメッセージ制御方法 - Google Patents

エレベータシステム及びメッセージ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】大規模な地震等で閉じ込め事故が発生し、閉じ込め救助までの時間が長時間となった場合に、利用者の安否情報や閉じ込め状況、利用者からのメッセージを、利用者の家族等の第三者に提供し、かつ第三者から利用者へ安否情報およびメッセージを伝達するエレベータシステムを提供する。
【解決手段】エレベータのかご1の中に設置されたディスプレイ装置3と、エレベータ利用者を特定するための入力装置4と、第三者のメッセージを出力する音声出力装置5と、利用者の情報とメッセージを入力する音声入力装置15と、かご内を撮影するカメラ14と、利用者が入力した情報を蓄える利用者メッセージデータベース7と、第三者が入力した情報を蓄える第三者メッセージデータベース8と、利用者と第三者の情報をデータベースに書き込み、メッセージを送受信する制御装置6とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、エレベータの閉じ込め事故におけるエレベータの利用者と外部の第三者の情報伝達に関するものである。
震災等によりエレベータの閉じ込めが発生した際、閉じ込められた利用者は、自分の携帯端末を用いて外部オペレータと連絡を取り、救出を依頼したり、救出状況を連絡したりする。
しかし、大規模な地震等で閉じ込め事故が集中的に発生した場合、例えば特開2005−272101号公報が示すように、エレベータを監視する管制センタへ救助を依頼し、救助までの時間などの救助情報を閉じ込め被害者に伝達する方法がある。しかし、閉じ込め救助までの時間が長時間となり、携帯電話の電池が切れて連絡ができなくなる場合がある。
また、利用者が携帯電話を所持しておらず、利用者が利用者の家族や友人と安否確認のための連絡が取れないため、利用者と利用者の家族や友人が不安になる問題がある。
また、特開2008−120581号公報が示すように、利用者が閉じ込められた際に、遠隔監視センタが、公衆回線を介して外部連絡先への接続を行う例がある。これにより、乗りかご内のインターホンを通じて外部連絡先へ連絡できる状態となり、利用者は乗りかごから職場や家庭などの個人的な場所に連絡して、自分の状況を知らせることができる。
特開2012−6753号公報 特開2008−120581号公報
エレベータの閉じ込められた利用者が、公衆回線を介して外部連絡先への接続を行う場合、震災のような大規模災害の場合は、電話回線が混んで連絡不可能な時間が長時間継続する。このため、エレベータに閉じ込められた利用者は、頻繁に連絡を取る作業を強いられたうえ、利用者の家族等と互いに安否確認が取れず、孤独かつ不安な時間を過ごすことになる。
そこで、この発明は、利用者の安否情報や閉じ込め状況情報を、利用者の家族等の第三者に提供し、かつ第三者から利用者に安否情報およびメッセージを伝達するエレベータシステムを提供する。
この発明のエレベータシステムは、エレベータ特定情報によって特定されるエレベータを利用する利用者と外部の第三者との通信を制御するエレベータシステムであり、
利用者の利用者メッセージを記憶する利用者メッセージデータベースと、
第三者の第三者メッセージを記憶する第三者メッセージデータベースと、
エレベータのかごの中に設置されたかご入力装置を介して第三者の通信機器を識別する第三者識別子と利用者メッセージとを取得して利用者メッセージデータベースに記憶し、第三者識別子に基づいて第三者の通信機器と通信して第三者メッセージを取得して第三者メッセージデータベースに記憶して、エレベータのかごの中に設置されたかご出力装置に第三者メッセージを出力する制御装置と
を備えたことを特徴とする。
本発明により、閉じ込めが長期に及んだ場合であっても、利用者すなわち被害者が被害者の家族や友人と安否確認のための連絡をとることができ、閉じ込め被害者の不安を軽減させることができるようになる。
本発明の一実施形態に係るエレベータシステム100の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置6の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る利用者メッセージレコード71を示す図である。 本発明の一実施形態に係る第三者メッセージレコード81を示す図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置6の制御方法を示す図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置6の第三者再送部65の動作を示す図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置6の利用者再送部66の動作を示す図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置6のハードウェア構成図である。
実施の形態1.
<<<概要説明>>>
図1は、本発明の一実施形態を示すエレベータシステムの構成図である。
エレベータのかご1で閉じ込めが発生した際、ディスプレイ装置3は閉じ込めが発生したことを表示して利用者2に知らせる。ディスプレイ装置3は、第三者13と連絡を取りたい場合のエレベータシステムの操作手順を表示する。
利用者2は入力装置4に、連絡を取りたい第三者13の所有する電話10もしくは携帯電話12の電話番号、あるいは第三者のメールアドレスと、第三者に伝えたいメッセージを入力する。ここでのメッセージとは、テキスト情報、あるいは音声情報、あるいは本システムであらかじめ用意された定型的な内容を選択したものである。
次に利用者2は、自分の画像を送信するかしないかを選択し、入力装置4に入力する。画像を送信するとした場合は、かご内に設置のカメラ14は利用者を撮影する。入力装置4は入力されたメッセージと撮影した画像を制御装置6に送信する。画像を送信しないとした場合は、入力装置4は入力されたメッセージを制御装置6に送信する。
制御装置6は、受け付けたメッセージを、利用者が入力した情報を蓄える利用者メッセージデータベース7に第三者の電話番号と閉じ込めの発生したエレベータを特定する情報とを格納すると共に、通信基地局9を介して第三者13の電話10もしくは携帯電話12に利用者2が入力したメッセージを送信する。
メッセージを受けた第三者13が、もう一度同じ内容を受け取りたい場合、制御装置6は利用者メッセージデータベース7からメッセージを取得し、再度第三者13に送信する。第三者13が利用者2にメッセージを伝えたい場合は、第三者13が所有する電話10もしくは携帯電話12を用いて利用者2に伝えたいメッセージを入力する。
制御装置6は、第三者13により入力されたメッセージを、第三者が入力した情報を蓄える第三者メッセージデータベース8に格納するとともに、かご内に設置されたディスプレイ装置3に表示する。メッセージが音声の場合は、かご内に設置された音声出力装置5から出力する。利用者2がもう一度同じ内容を受け取りたい場合、制御装置6は第三者メッセージデータベース8からメッセージを取得し、再度利用者2に送信する。
なお、利用者2が第三者13から受け取るメッセージの内容には、あわせて閉じ込められたエレベータの情報、救出までにかかると予測される時間、救出作業者の現在位置情報など、救出に関わる情報が含まれていてもよいことはいうまでもない。
第三者13が利用者2から受け取るメッセージの内容には、あわせて利用者2が閉じ込められているエレベータの情報、救出までにかかると予測される時間、救出作業者の現在位置情報など、救出に関わる情報が含まれていてもよいことはいうまでもない。
利用者メッセージデータベース7と第三者メッセージデータベース8がひとつのデータベースであってもよいことはいうまでもない。第三者の携帯電話12、パソコン11がタブレット等のインターネット機能を有した端末であってもよいことはいうまでもない。
<<<詳細説明>>>
図2は、本発明の一実施形態に係る制御装置6の構成を示す図である。
エレベータのかご1は、電池を有しており、停電した場合、電池から電力の供給を受けて、以下の動作をする。
同様に、制御装置6は、電池を有しており、停電した場合、電池から電力の供給を受けて、以下の動作をする。
エレベータのかご1は、エレベータ特定情報によって特定される。
エレベータ特定情報とは、エレベータの識別子であり、例えば、かご1を一意に識別する番号である。
第三者識別子とは、第三者の通信機器を識別する識別子であり、連絡を取りたい第三者13の所有する電話10もしくは携帯電話12の電話番号、あるいは第三者の電子機器のメールアドレスなどである。
震災時には通常の電話回線が混雑して繋がらないため、エレベータのかご1と制御装置6とは、専用回線で繋がっていることが望ましい。さらに、インターネット通信や衛星通信等の複数種類の通信ができることが望ましい。
エレベータのかご1の中には、かご入力装置17とかご出力装置18とがある。
かご入力装置17は、入力装置4とカメラ14と音声入力装置15などからなる。
かご出力装置18は、ディスプレイ装置3と音声出力装置5などからなる。
かご入力装置17とかご出力装置18とを統合したタッチパネルなどの入出力装置を用いてもよい。
制御装置6は、かご入力装置17を介して第三者識別子と利用者メッセージを取得して利用者メッセージデータベース7に記憶する。
利用者メッセージ93は、利用者2が入力した第三者13に対するメッセージである。
また、制御装置6は、第三者識別子に基づいて第三者13の通信機器と通信して第三者メッセージを取得し第三者メッセージデータベース8に記憶して、かご出力装置18に第三者メッセージを出力する。
第三者メッセージ94は、第三者13が入力した利用者2に対するメッセージである。
第三者の通信機器19は、電話もしくはパソコンもしくは携帯電話などである。
利用者メッセージデータベース7は、第三者識別子と利用者メッセージとを記憶する。
第三者メッセージデータベース8は、エレベータ特定情報と第三者メッセージとを記憶する。
図3は、利用者メッセージデータベース7が記憶する利用者メッセージレコード71を示す図である。
利用者メッセージレコード71は、第三者識別子91とエレベータ特定情報92と利用者メッセージ93などからなる。
図4は、第三者メッセージデータベース8が記憶する第三者メッセージレコード81を示す図である。
第三者メッセージレコード81は、エレベータ特定情報92と第三者識別子91と第三者メッセージ94などからなる。
制御装置6の各部は以下の動作をする。
利用者入力部61は、かご入力装置17を介して第三者識別子91と利用者メッセージ93とを取得する。このとき、利用者入力部61は、合わせて、かご1の不揮発性メモリからエレベータ特定情報92を取得する。
利用者入力部61は、第三者識別子91とエレベータ特定情報92と利用者メッセージ93とを有する利用者メッセージレコード71を作成して、利用者メッセージレコード71を利用者メッセージデータベース7に記憶する。
第三者通信部62は、第三者識別子91に基づいて第三者13の通信機器19と通信して、利用者メッセージデータベース7に記憶した利用者メッセージ93を第三者13の通信機器に送信する。
さらに、第三者通信部62は、第三者13の通信機器19を介して第三者13から第三者メッセージ94を取得する。
第三者通信部62は、合わせて、第三者識別子91に基づいて利用者メッセージデータベース7に記憶された利用者メッセージレコード71のエレベータ特定情報92を取得する。
第三者通信部62は、エレベータ特定情報92と第三者識別子91と第三者メッセージ94とを第三者メッセージデータベース8に記憶する。
利用者出力部63は、第三者メッセージデータベース8の第三者メッセージ94にあるエレベータ特定情報92に基づいて、利用者2が閉じ込められているかご1のかご出力装置18に第三者メッセージ94を出力する。
発呼継続部64は、第三者識別子91に基づいて第三者の通信機器19と通信できるまで、第三者の通信機器19に対して発呼を継続する。
震災時には通常の電話回線等が混雑して繋がりにくいため、発呼継続部64は、第三者の通信機器19と繋がるまで発呼を継続する。
発呼継続部64により、利用者2は、自ら発呼を繰り返す必要がなくなる。
第三者再送部65は、第三者の通信機器19からの着呼を受け付け、利用者メッセージデータベース7に記憶した利用者メッセージ93を第三者の通信機器19に送信させる。
利用者メッセージデータベース7があることで、第三者再送部65は、利用者メッセージ93を何度でも第三者の通信機器19に送信することができる。
利用者再送部66は、かご入力装置17からの再送依頼を受け付け、第三者メッセージデータベース8に記憶した第三者メッセージ94をかご出力装置18に出力させる。
第三者メッセージデータベース8があることで、利用者再送部66は、第三者メッセージ94を何度でも利用者2に送信することができる。
なお、エレベータが通常運転に復帰した場合は、制御装置6は、エレベータ特定情報92に基づいて利用者メッセージデータベース7と第三者メッセージデータベース8とを検索して、通常運転に復帰したエレベータのエレベータ特定情報92を有する利用者メッセージレコード71と第三者メッセージレコード81とを削除する。
エレベータが通常運転に復帰した場合は、利用者が閉じ込めから解放された状態なので、利用者メッセージレコード71と第三者メッセージレコード81とは不要となるので削除してかまわない。
図5は、本発明の一実施形態に係る制御装置6の動作(制御装置6の制御方法)を示す図である。
S11:利用者入力部61が、第三者識別子91と利用者メッセージ93とをかご入力装置17から入力する。このとき、利用者入力部61は、合わせて、かご1の不揮発性メモリからエレベータ特定情報92を取得する。
S12:利用者入力部61が、利用者メッセージレコード71を作成して利用者メッセージデータベース7に記憶する。利用者入力部61は、あわせて閉じ込められたエレベータの情報、救出までにかかると予測される時間、救出作業者の現在位置情報など、救出に関わる最新情報を利用者メッセージレコード71に付加する。
S13:第三者通信部62が、第三者の通信機器19へ発呼する。
第三者通信部62は、発呼している場合、利用者出力部63にエレベータ特定情報92を通知して、利用者出力部63から利用者2へ「発呼中」であるというメッセージの送信をさせる。
S14:第三者通信部62の発呼が成功しない場合、第三者通信部62は、利用者出力部63にエレベータ特定情報92を通知して、利用者出力部63から利用者2へ「通信できません。5分後に再度発呼します」というメッセージの送信をさせる。
第三者通信部62の発呼が成功しない場合、発呼継続部64は、5分ごとに(所定時間の経過ごとに)、S13を繰り返すことにより、第三者通信部62から第三者の通信機器19へ再発呼させる。
S15:第三者通信部62が、第三者の通信機器19と通信できた場合は、第三者の通信機器19へ利用者メッセージ93を送信する。第三者通信部62は、制御装置6の通信識別子(電話番号あるいはメールアドレス)も、第三者の通信機器19へ送信する。
第三者通信部62の発呼が成功した場合、第三者通信部62は、利用者出力部63にエレベータ特定情報92を通知して、利用者出力部63から利用者2へ「通信できました。あなた様からのメッセージをお伝えいたしまします。」というメッセージの送信をさせる。
S16:第三者通信部62は、第三者13から第三者メッセージ94の入力を促し、第三者通信部62が、第三者の通信機器19から第三者メッセージ94を入力する。
S17:第三者通信部62が、第三者メッセージレコード81を作成して第三者メッセージデータベース8に記憶する。
第三者通信部62は、あわせて閉じ込められたエレベータの情報、救出までにかかると予測される時間、救出作業者の現在位置情報など、救出に関わる最新情報を第三者メッセージレコード81に付加する。
第三者通信部62は、利用者出力部63にエレベータ特定情報92を通知して利用者2への第三者メッセージ94の送信を促す。
S18:利用者出力部63が、エレベータ特定情報92に基づいて第三者メッセージデータベース8から第三者メッセージレコード81を検索し第三者メッセージ94をかご出力装置18へ出力する。
図6は、本発明の一実施形態に係る制御装置6の第三者再送部65の動作を示す図である。
S21:第三者再送部65が、第三者の通信機器19からの着呼を受け付ける。
第三者13は、第三者の通信機器19が受信した制御装置6の通信識別子(電話番号あるいはメールアドレス)を用いて、第三者の通信機器19から制御装置6に発呼することができる。
S22:第三者通信部62は、第三者の通信機器19から第三者識別子91を取得し、第三者識別子91で利用者メッセージデータベース7から利用者メッセージレコード71を検索する。
利用者メッセージレコード71が検索できた場合は、図5のS15以下の動作を行い、第三者メッセージ94を取得し、第三者メッセージデータベース8に記憶する。以下、S16からS18の動作により、第三者メッセージ94が利用者に伝達される。
S23:利用者メッセージレコード71が検索できない場合は、第三者の通信機器19へ「利用者メッセージ無し」を通知する。さらに、エレベータが通常運転に復帰している場合は、「利用者の閉じ込めからの解放」を通知する。
図7は、本発明の一実施形態に係る制御装置6の利用者再送部66の動作を示す図である。
S31:利用者再送部66が、利用者2から再送依頼を受信する。利用者再送部66は、合わせて、エレベータ特定情報92を取得し、利用者出力部63にエレベータ特定情報92を通知して利用者への送信を促す。
S32:利用者出力部63が、エレベータ特定情報92に基づいて第三者メッセージデータベース8から第三者メッセージレコード81を検索する。利用者出力部63は、第三者メッセージレコード81が検索できた場合、図5のS18の動作を行うことにより、第三者メッセージ94をかご出力装置18へ出力する。
S33:第三者メッセージレコード81が検索できない場合は、かご出力装置18へ「第三者メッセージ無し」を通知する。
利用者入力部61は、第三者識別子91として、第三者の電話番号と、メールアドレスとのいずれかを取得してもよいし、両方取得してもよい。
また、利用者入力部61は、利用者メッセージ93として、テキスト情報と、音声情報と、定形情報と、画像情報との少なくとも一つを取得しもよいし、複数種類取得してもよい。
また、第三者通信部62は、第三者メッセージ94として、テキスト情報と、音声情報と、定形情報と、画像情報との少なくとも一つを取得しもよいし、複数種類取得してもよい。
また、かご入力装置として、かご内に設置された行先操作装置のボタンもしくはタッチパネルを用いてもよい。
また、かご出力装置として、かご内に設置された行き先表示装置のディスプレイ装置を用いてもよい。
また、外部の第三者13と連絡が取れた場合に、第三者通信部62が、閉じ込められた利用者2と第三者13とが直接会話できように回線をつないでもよい。
また、発呼継続部64により第三者通信部62が所定回数発呼しても第三者と連絡が取れない場合は、第三者通信部62が利用者出力部63から「通信できませんでした。別な方に連絡したい場合は、再度、入力してください。」というメッセージを利用者2に出力し、利用者入力部61が新たな利用者メッセージを利用者2から入力してもよい。あるいは、利用者入力部61が、あらかじめ、利用者2から複数の第三者に対して利用者メッセージを入力しておいてもよい。
また、閉じ込められた利用者2が複数いる場合は、複数の利用者に対して、個別に利用者メッセージを入力して、個別に処理することが望ましい。
図8は、前述した実施の形態における制御装置6のハードウェア資源の一例を示す図である。
図8において、制御装置6は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915、キーボード902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力部、出力装置の一例である。
通信ボード915は、通信基地局9などに接続されている。通信ボード915は、LANに限らず、インターネット、ISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、前述した実施の形態の説明において「〜部」として説明した機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、前述した実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明する情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、前述した実施の形態の説明において説明したフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital・Versatile・Disk)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、前述した実施の形態の説明において「〜部」として説明したものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「〜手段」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明したものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、前述した「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、前述した「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
1 かご、2 利用者、3 ディスプレイ装置、4 入力装置、5 音声出力装置、6 制御装置、7 利用者メッセージデータベース、8 第三者メッセージデータベース、9 通信基地局、10 電話、11 パソコン、12 携帯電話、13 第三者、14 カメラ、15 音声入力装置、17 かご入力装置、18 かご出力装置、19 通信機器、61 利用者入力部、62 第三者通信部、63 利用者出力部、64 発呼継続部、65 第三者再送部、66 利用者再送部、71 利用者メッセージレコード、81 第三者メッセージレコード、91 第三者識別子、92 エレベータ特定情報、93 利用者メッセージ、94 第三者メッセージ、100 エレベータシステム、901 表示装置、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 コンパクトディスク装置、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 オペレーティングシステム、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群。

Claims (6)

  1. エレベータ特定情報によって特定されるエレベータを利用する利用者と外部の第三者との通信を制御するエレベータシステムにおいて、
    利用者の利用者メッセージを記憶する利用者メッセージデータベースと、
    第三者の第三者メッセージを記憶する第三者メッセージデータベースと、
    エレベータのかごの中に設置されたかご入力装置を介して第三者の通信機器を識別する第三者識別子と利用者メッセージとを取得して利用者メッセージデータベースに記憶し、第三者識別子に基づいて第三者の通信機器と通信して第三者メッセージを取得して第三者メッセージデータベースに記憶して、エレベータのかごの中に設置されたかご出力装置に第三者メッセージを出力する制御装置と
    を備えたことを特徴とするエレベータシステム。
  2. 利用者メッセージデータベースは、第三者識別子と利用者メッセージとを記憶し、
    第三者メッセージデータベースは、エレベータ特定情報と第三者メッセージとを記憶し、
    制御装置は、
    かご入力装置を介して第三者識別子と利用者メッセージとを取得し、第三者識別子と利用者メッセージとを利用者メッセージデータベースに記憶する利用者入力部と、
    第三者識別子に基づいて第三者の通信機器と通信して、利用者メッセージデータベースに記憶した利用者メッセージを第三者の通信機器に送信し、第三者メッセージを取得しエレベータ特定情報と第三者メッセージとを第三者メッセージデータベースに記憶する第三者通信部と、
    エレベータ特定情報に基づいてかご出力装置に第三者メッセージを出力する利用者出力部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  3. 制御装置は、第三者識別子に基づいて第三者の通信機器と通信できるまで、第三者の通信機器に対して発呼を継続する発呼継続部を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のエレベータシステム。
  4. 制御装置は、第三者の通信機器からの着呼を受け付け、利用者メッセージデータベースに記憶した利用者メッセージを第三者の通信機器に送信させる第三者再送部を備えたことを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のエレベータシステム。
  5. 制御装置は、かご入力装置からの再送依頼を受け付け、第三者メッセージデータベースに記憶した第三者メッセージをかご出力装置に出力させる利用者再送部を備えたことを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載のエレベータシステム。
  6. エレベータ特定情報によって特定されるエレベータを利用する利用者と外部の第三者との通信を制御するメッセージ制御方法において、
    エレベータのかごの中に設置されたかご入力装置を介して第三者の通信機器を識別する第三者識別子と利用者メッセージとを取得して利用者メッセージデータベースに記憶し、
    第三者識別子に基づいて第三者の通信機器と通信して第三者メッセージを取得して第三者メッセージデータベースに記憶し、
    エレベータのかごの中に設置されたかご出力装置に第三者メッセージを出力することを特徴とするメッセージ制御方法。
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