JP2014162028A - 製本システム - Google Patents

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Koichi Nobeshima
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Abstract

【課題】本文用紙の用紙束の厚さの予測精度を向上できる製本システムを提供する。
【解決手段】製本システム1は、本文用紙および表紙用紙に印刷する印刷装置3と、印刷装置3で印刷された複数枚の本文用紙からなる用紙束を印刷装置3で印刷された表紙用紙でくるみ綴じして製本する製本装置4と、印刷装置3へ製本印刷データを出力する情報処理装置2とを備える。製本システム1は、印刷装置3に設けられ、1種類以上の本文用紙を保持する本文用紙保持部と、印刷装置3における環境条件を検出する環境条件検出部と、製本される本文用紙の用紙種類および各用紙種類の枚数を設定する設定部と、設定部で設定された本文用紙の各用紙種類の、環境条件検出部で検出された現在の環境条件に応じた用紙厚さと、設定部で設定された各用紙種類の枚数とに基づき、製本される本文用紙からなる用紙束の厚さの予測値を算出する用紙束厚さ予測部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、冊子を作製する製本システムに関する。
従来、くるみ製本機能により冊子を作製する製本装置が知られている。くるみ製本機能は、1冊分の本文用紙からなる用紙束を表紙用紙でくるみ綴じして冊子を作製する機能である。
また、上記のような製本装置と、本文用紙および表紙用紙に印刷して製本装置に供給する印刷装置とを備える製本システムが知られている。このような製本システムでは、ユーザによりパーソナルコンピュータ(PC)で本文用紙および表紙用紙に印刷する画像の編集が行われ、編集された画像を印刷するための製本印刷データがPCから印刷装置へ送られる。
表紙用紙用の画像の編集においては、表表紙に印刷する画像と裏表紙に印刷する画像とを、背表紙の領域を挟んで配置する。ここで、背表紙の厚さは、本文用紙の用紙束の厚さに対応する。したがって、背表紙の厚さは、1冊分の本文用紙の枚数や、本文用紙の用紙種類によって異なる。
表紙用紙用の画像の編集の際に、背表紙の厚さ(用紙束の厚さ)が不適切に設定されていた場合、完成する冊子が、表紙の画像の印刷位置がずれた不良品になってしまう。このため、表紙用紙用の画像の編集時に、背表紙の厚さを正確に設定しておくことが求められる。
製本装置では、製本動作の際に、用紙束の厚さに応じた大きさとなるよう表紙用紙をカットするため、本文用紙の用紙束の厚さを測定する。しかし、PCでの画像の編集作業の段階では、この測定はまだ行われていないため、実際の用紙束の厚さは不明である。
これに対し、特許文献1には、本文用紙として設定された紙タイプに対応する紙の厚さを、紙種類と紙の厚さを対応させたテーブルから取得し、この紙の厚さと、本文用紙の枚数とに基づき、用紙束の厚さを予測する技術が開示されている。
特開2006−172306号公報
用紙は、保管されている場所における気温、湿度等の環境条件の影響により、その厚さが変化する。特許文献1では、環境条件が考慮されておらず、用紙束の厚さの予測精度が十分でなかった。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、本文用紙の用紙束の厚さの予測精度を向上できる製本システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る製本システムの第1の特徴は、本文用紙および表紙用紙に印刷する印刷装置と、前記印刷装置で印刷された複数枚の本文用紙からなる用紙束を前記印刷装置で印刷された表紙用紙でくるみ綴じして製本する製本装置と、前記印刷装置へ製本印刷データを出力する情報処理装置とを備える製本システムであって、前記印刷装置に設けられ、1種類以上の本文用紙を保持する本文用紙保持部と、前記印刷装置における環境条件を検出する環境条件検出部と、製本される本文用紙の用紙種類および各用紙種類の枚数を設定する設定部と、前記設定部で設定された本文用紙の各用紙種類の、前記環境条件検出部で検出された現在の環境条件に応じた用紙厚さと、前記設定部で設定された各用紙種類の枚数とに基づき、製本される本文用紙からなる用紙束の厚さの予測値を算出する用紙束厚さ予測部とを備えることにある。
本発明に係る製本システムの第2の特徴は、前記本文用紙保持部が保持する各用紙種類の用紙厚さと、環境条件とを関連付けて保持する用紙厚さテーブルをさらに備え、前記用紙束厚さ予測部は、前記設定部で設定された本文用紙の各用紙種類の、前記環境条件検出部で検出された現在の環境条件に応じた用紙厚さを前記用紙厚さテーブルから取得し、取得した各用紙種類の用紙厚さを用いて前記予測値を算出することにある。
本発明に係る製本システムの第3の特徴は、前記製本装置に設けられ、本文用紙からなる用紙束の厚さを測定する用紙束厚さ測定部と、製本動作において前記用紙束測定部で測定された各用紙束の厚さを、用紙束ごとに当該用紙束における各用紙種類の枚数および測定時の環境条件と対応させて測定履歴情報として記憶する記憶部と、前記測定履歴情報を用いて、環境条件および用紙種類に対応する用紙厚さとして前記用紙厚さテーブルにまだ保持されていない用紙厚さを算出し、算出した用紙厚さを前記用紙厚さテーブルに追加する用紙厚さ算出部とをさらに備えることにある。
本発明に係る製本システムの第1の特徴によれば、用紙束厚さ予測部は、設定部で設定された本文用紙の各用紙種類の、環境条件検出部で検出された環境条件に応じた用紙厚さと、設定部で設定された各用紙種類の枚数とに基づき、用紙束の厚さの予測値を算出する。これにより、現在の環境条件に応じた用紙束の厚さの予測値を得ることができるので、用紙束の厚さの予測精度を向上できる。
本発明に係る製本システムの第2の特徴によれば、用紙厚さテーブルを備えることで、環境条件に応じた用紙厚さを容易に取得し、用紙束の厚さの予測値を算出できる。
本発明に係る製本システムの第3の特徴によれば、測定履歴情報を用いて、環境条件および用紙種類に対応する用紙厚さとして用紙厚さテーブルにまだ保持されていない用紙厚さを算出し、算出した用紙厚さを用紙厚さテーブルに追加する。これにより、製本動作における用紙束の厚さの実測値を用いて、未知の用紙厚さを取得し、以降の用紙束の厚さの予測値の算出に利用できる。
第1の実施の形態に係る製本システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における情報処理装置の構成を示すブロック図である。 用紙厚さテーブルを示す図である。 第1の実施の形態における印刷装置および製本装置の概略構成図である。 本文用紙と表紙用紙のサイズの関係について説明するための図である。 第1の実施の形態における用紙束の厚さの予測値を求める処理のフローチャートである。 表紙編集画面を示す図である。 第2の実施の形態における情報処理装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における背表紙の厚さの再設定処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る製本システムの構成を示すブロック図、図2は、情報処理装置の構成を示すブロック図、図3は、用紙厚さテーブルを示す図、図4は、印刷装置および製本装置の概略構成図である。
図1に示すように、第1の実施の形態に係る製本システム1は、情報処理装置2と、印刷装置3と、製本装置4とを備える。
情報処理装置2は、製本印刷用の本文用紙および表紙用紙に印刷するための製本印刷データを印刷装置3へ出力する。情報処理装置2は、LAN等のネットワーク5を介して印刷装置3と通信可能である。図2に示すように、情報処理装置2は、製本アプリケーション部11と、記憶部12と、プリンタドライバ部13と、通信部14と、入力部15と、表示部16とを備える。
製本アプリケーション部11は、製本印刷の際に本文用紙および表紙用紙に印刷を行うための原稿データを生成する。製本アプリケーション部11は、設定部21と、用紙厚さ予測部22と、用紙厚さ算出部23と、原稿生成部24とを備える。
設定部21は、ユーザ操作による製本印刷条件の設定を受け付け、製本印刷条件を設定する。製本印刷条件は、製本される本文用紙の用紙種類、本文用紙の各用紙種類の枚数、表紙用紙における背表紙の厚さ等を含む。
用紙厚さ予測部22は、製本される本文用紙からなる用紙束の厚さの予測値を算出する。具体的には、用紙厚さ予測部22は、設定部21で設定された本文用紙の各用紙種類の、印刷装置3における現在の環境条件に応じた用紙厚さと、設定された各用紙種類の枚数とに基づき、用紙束の厚さの予測値を算出する。ここで、用紙厚さ予測部22は、印刷装置3における現在の環境条件に応じた各用紙種類の用紙厚さを、後述の用紙厚さテーブル25から取得する。
用紙厚さ算出部23は、後述の用紙束の厚さの測定履歴情報を用いて、環境条件および用紙種類に対応する用紙厚さとして用紙厚さテーブル25にまだ保持されていない用紙厚さを算出して用紙厚さテーブル25に追加する。
原稿生成部24は、ユーザによる編集作業に応じて、本文用紙および表紙用紙に印刷を行うための原稿データを生成する。
記憶部12は、図3に示す用紙厚さテーブル25を記憶している。用紙厚さテーブル25は、印刷装置3の給紙部31が保持する本文用紙の各用紙種類の用紙厚さと、環境条件とを関連付けて保持する。環境条件は、気温と湿度とを含む。例えば、気温T1〜T2、湿度H1〜H2の場合の普通紙の用紙厚さはA1である。また、記憶部12は、用紙束の厚さの測定履歴情報を記憶する。測定履歴情報は、製本動作において後述の用紙束厚さセンサ92で測定された各用紙束の厚さを、用紙束ごとに当該用紙束における各用紙種類の枚数および測定時の環境条件と対応させた情報である。
プリンタドライバ部13は、原稿生成部24で生成された原稿データを、印刷装置3へ送信する形式の製本印刷データに変換する。
通信部14は、情報処理装置2をネットワーク5に接続する。これにより、情報処理装置2は、印刷装置3と通信可能になっている。
入力部15は、ユーザによる各種入力操作を受け付ける。
表示部16は、製本印刷用の編集画面等の、各種の画面を表示する。
情報処理装置2は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶装置を有するパーソナルコンピュータを備えて構成される。CPUがハードディスク等の記憶装置に格納された製本印刷用編集プログラムを実行することにより、製本アプリケーション部11の機能が実現される。また、CPUがハードディスク等の記憶装置に格納されたプリンタドライバプログラムを実行することにより、プリンタドライバ部13の機能が実現される。記憶部12は、ハードディスク等の記憶装置により実現される。通信部14は、情報処理装置2をLAN等に接続する通信制御装置により実現される。入力部15は、キーボード、マウス等からなる。表示部16は、液晶表示装置等により実現される。
印刷装置3は、用紙Pに印刷を行う。図4に示すように、印刷装置3は、給紙部(請求項の本文用紙保持部に相当)31と、印刷部32と、連絡部33と、上面搬送部34と、排紙部35と、反転部36と、環境条件検出部37と、印刷制御部38と、各部を収納または保持する筐体39とを備える。
なお、図4において太線で示す経路が、用紙Pが搬送される搬送経路である。印刷装置3における搬送経路のうち、実線で示す経路が通常経路RC、一点鎖線で示す経路が反転経路RR、長破線で示す経路が排紙経路RD、短破線で示す経路が連絡経路RJ、二点鎖線で示す経路が給紙経路RSである。以下の説明における上流、下流は、搬送経路における上流、下流を意味する。
給紙部31は、印刷部32に給紙する。給紙部31は、印刷に用いられる用紙Pを保持する。製本印刷時には、給紙部31は、製本印刷用の本文用紙P1および表紙用紙P2を保持する。給紙部31は、搬送経路の最も上流側に配置されている。給紙部31は、外部給紙台41と、外部給紙ローラ42と、複数の内部給紙台43と、複数の内部給紙ローラ44と、複数対の内部給紙搬送ローラ45とを備える。
外部給紙台41は、印刷に用いられる用紙Pが積載されるものである。外部給紙台41は、一部が筐体39の外部に露出して設置されている。
外部給紙ローラ42は、外部給紙台41から用紙Pを1枚ずつ取り出し、給紙経路RSに沿って後述のレジストローラ46へ向けて搬送する。外部給紙ローラ42は、外部給紙台41の上側に配置されている。外部給紙ローラ42は、図示しないモータにより駆動される。
内部給紙台43は、印刷に用いられる用紙Pが積載されるものである。内部給紙台43は、筐体39の内部に配置されている。
内部給紙ローラ44は、内部給紙台43から用紙Pを1枚ずつ取り出して給紙経路RSへと送り出す。内部給紙ローラ44は、内部給紙台43の上側に配置されている。内部給紙ローラ44は、図示しないモータにより駆動される。
内部給紙搬送ローラ45は、内部給紙台43から取り出された用紙Pをレジストローラ46へ向けて搬送する。内部給紙搬送ローラ45は、給紙経路RSに沿って配置されている。内部給紙搬送ローラ45は、図示しないモータにより駆動される。
印刷部32は、用紙Pを搬送しつつ、用紙Pに画像を印刷する。印刷部32は、給紙部31の下流側に配置されている。印刷部32は、レジストローラ46と、ベルト搬送部47と、インクジェットヘッド部48とを備える。
レジストローラ46は、給紙部31または反転部36から搬送されてきた用紙Pを一旦止めた後、ベルト搬送部47に向けて搬送する。レジストローラ46は、給紙経路RSと反転経路RRとの合流地点の近傍の通常経路RC上に配置されている。レジストローラ46は、図示しないモータにより駆動される。
ベルト搬送部47は、レジストローラ46から搬送されてきた用紙Pをベルト上に吸着保持して搬送する。ベルト搬送部47は、レジストローラ46の下流側に配置されている。ベルト搬送部47は、図示しないモータにより駆動される。
インクジェットヘッド部48は、用紙Pの搬送方向と略直交する方向(前後方向)に複数のノズルが配列されたラインタイプの複数のインクジェットヘッド(図示せず)を有する。インクジェットヘッド部48は、ベルト搬送部47の上方に配置されている。インクジェットヘッド部48は、ベルト搬送部47により搬送される用紙Pにインクジェットヘッドからインクを吐出して画像を印刷する。
連絡部33は、製本印刷時において、印刷済みの用紙P(本文用紙P1および表紙用紙P2)を製本装置4へ送り出す。連絡部33は、切替部49と、連絡ローラ50とを備える。
切替部49は、用紙Pの搬送経路を通常経路RCと連絡経路RJとの間で切り替える。切替部49は、通常経路RCと連絡経路RJとの分岐地点に配置されている。連絡経路RJは、印刷部32と上面搬送部34との境界から製本装置4に向けて延びる経路である。連絡経路RJの下流端は、後述する製本装置4の導入経路RIの上流端に接続されている。
連絡ローラ50は、ベルト搬送部47から搬送されてきた用紙Pを搬送して製本装置4へ送り出す。連絡ローラ50は、連絡経路RJに沿って切替部49の下流側に配置されている。連絡ローラ50は、図示しないモータにより駆動される。
上面搬送部34は、ベルト搬送部47により搬送されてきた用紙Pを右方向から左方向へとUターンするように搬送する。上面搬送部34は、複数対の上面搬送ローラ51を備える。
上面搬送ローラ51は、用紙Pをニップしつつ搬送する。最下流の上面搬送ローラ51は、反転経路RRの上流部に配置されている。他の上面搬送ローラ51は、印刷部32と排紙部35との間の通常経路RCに沿って配置されている。上面搬送ローラ51は、図示しないモータにより駆動される。
排紙部35は、印刷済みの用紙Pを排紙する。排紙部35は、切替部52と、排紙ローラ53と、排紙台54とを備える。
切替部52は、用紙Pの搬送経路を排紙経路RDと反転経路RRとの間で切り替える。切替部52は、排紙経路RDと反転経路RRとの分岐地点に配置されている。
排紙ローラ53は、上面搬送部34により搬送されてきた用紙Pを搬送して排紙台54へ排紙する。排紙ローラ53は、排紙経路RDに沿って切替部52と排紙台54との間に配置されている。排紙ローラ53は、図示しないモータにより駆動される。
排紙台54は、排紙された用紙Pが積載されるものである。排紙台54は、排紙経路RDの下流端に配置されている。
反転部36は、両面印刷の際に、片面印刷済みの用紙Pを反転させてレジストローラ46へ搬送する。反転部36は、反転ローラ55と、スイッチバック部56と、再給紙ローラ57と、切替ゲート58とを備える。
反転ローラ55は、上面搬送部34により搬送されてきた用紙Pをスイッチバック部56に一時的に搬入した後に搬出して、再給紙ローラ57へと搬送する。反転ローラ55は、最下流の上面搬送ローラ51とスイッチバック部56の搬入口との間の反転経路RR上に配置されている。反転ローラ55は、図示しないモータにより駆動される。
スイッチバック部56は、反転ローラ55が用紙Pを一時的に搬入するための空間である。スイッチバック部56は、排紙台54の下部に形成されている。スイッチバック部56は、反転ローラ55の近傍が用紙Pを搬入するために開口されている。
再給紙ローラ57は、反転ローラ55により搬送されてきた用紙Pをレジストローラ46へ搬送する。再給紙ローラ57は、反転ローラ55とレジストローラ46との間の反転経路RR上に配置されている。再給紙ローラ57は、図示しないモータにより駆動される。
切替ゲート58は、上面搬送ローラ51により搬送されてきた用紙Pを反転ローラ55へとガイドする。また、切替ゲート58は、反転ローラ55によりスイッチバック部56から搬出される用紙Pを再給紙ローラ57へとガイドする。切替ゲート58は、最も下流側の上面搬送ローラ51、反転ローラ55、および再給紙ローラ57の3個所の重心近傍に配置されている。
環境条件検出部37は、印刷装置3における環境条件を検出する。環境条件検出部37は、温度センサ59と、湿度センサ60とを備える。
温度センサ59は、筐体39内の給紙部31近傍に設置されている。温度センサ59は、給紙部31近傍における気温を検出し、検出結果を印刷制御部38へ出力する。なお、温度センサ59の設置場所は、適宜変更可能である。
湿度センサ60は、筐体39内の給紙部31近傍に設置されている。湿度センサ60は、給紙部31近傍における湿度を検出し、検出結果を印刷制御部38へ出力する。なお、湿度センサ60の設置場所は、適宜変更可能である。
印刷制御部38は、印刷装置3の各部の動作を制御する。印刷制御部38は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。
製本装置4は、印刷装置3で印刷された複数枚の本文用紙P1からなる用紙束PSを印刷装置3で印刷された表紙用紙P2でくるみ綴じして製本する。製本装置4は、製本搬送部61と、整合トレイ62と、クランプ部63と、カット部64と、接着剤塗布部65と、成形部66と、ガイド部材67と、排出部68と、製本制御部69と、各部を収納または保持する筐体70とを備える。
なお、製本装置4における搬送経路のうち、実線で示す経路が縦搬送経路RV、破線で示す経路が本文送出経路RH、一点鎖線で示す経路が表紙セット経路RF、二点鎖線で示す経路が導入経路RIである。
製本搬送部61は、印刷装置3から印刷された本文用紙P1および表紙用紙P2を導入して搬送する。製本搬送部61は、導入ローラ71と、複数対の上部ローラ72と、複数対の下部ローラ73と、切替部74と、送出ローラ75と、切替部76と、複数対の水平搬送ローラ77と、エンコーダ78,79と、用紙センサ80,81とを備える。
導入ローラ71は、印刷装置3の連絡部33から本文用紙P1および表紙用紙P2を取り込み、縦搬送経路RVへ搬送する。導入ローラ71は、導入経路RIに沿って配置されている。導入経路RIの上流端は、印刷装置3の連絡経路RJの下流端に接続されている。導入ローラ71は、図示しないモータにより駆動される。
上部ローラ72は、導入ローラ71により搬送されてきた本文用紙P1を上方へ搬送する。また、上部ローラ72は、表紙用紙P2の長さ検出のため、導入ローラ71により搬送されてきた表紙用紙P2を上方へ搬送し、表紙用紙P2の下端が用紙センサ80を通過すると、表紙用紙P2を下方へ搬送する。上部ローラ72は、導入経路RIと縦搬送経路RVとの合流地点と、縦搬送経路RVと本文送出経路RHとの分岐地点との間の縦搬送経路RVに沿って配置されている。上部ローラ72は、図示しないモータにより駆動される。
下部ローラ73は、上部ローラ72により搬送されてきた表紙用紙P2を下方のカット部64へ搬送し、カットされた表紙用紙P2を上方へ戻す。下部ローラ73は、縦搬送経路RVと表紙セット経路RFとの分岐地点の下側の縦搬送経路RVに沿って配置されている。下部ローラ73は、図示しないモータにより駆動される。
切替部74は、本文用紙P1の搬送経路を縦搬送経路RVから本文送出経路RHへ切り替える。切替部74は、縦搬送経路RVと本文送出経路RHとの分岐地点に配置されている。
送出ローラ75は、上部ローラ72により搬送されてきた本文用紙P1を整合トレイ62へ送り出す。送出ローラ75は、本文送出経路RHに沿って配置されている。送出ローラ75は、図示しないモータにより駆動される。
切替部76は、表紙用紙P2の搬送経路を縦搬送経路RVと表紙セット経路RFとの間で切り替える。切替部76は、縦搬送経路RVと表紙セット経路RFとの分岐地点に配置されている。
水平搬送ローラ77は、切替部76により表紙セット経路RFへ導かれたカット済みの表紙用紙P2を成形部66へ搬送する。水平搬送ローラ77は、表紙セット経路RFに沿って配置されている。水平搬送ローラ77は、図示しないモータにより駆動される。
エンコーダ78は、上部ローラ72の回転に応じたパルス信号を発生する。エンコーダ78は、1つの上部ローラ72に設置されている。
エンコーダ79は、下部ローラ73の回転に応じたパルス信号を発生する。エンコーダ79は、1つの下部ローラ73に設置されている。
用紙センサ80,81は、縦搬送経路RVに沿って搬送される用紙Pを検出する。用紙センサ80は、最も上側の上部ローラ72とその下側に隣接する上部ローラ72との間に配置されている。用紙センサ80は、表紙用紙P2の長さを検出するためのものである。用紙センサ81は、下部ローラ73の近傍に配置されている。用紙センサ81は、カット時の表紙用紙P2の位置調整のために用いられる。
整合トレイ62は、複数枚の本文用紙P1を整合する。整合トレイ62は、底部86と、先端フェンス87と、後端フェンス88と、一対のサイドフェンス89とを備える。
底部86は、本文用紙P1が積載されるものである。
先端フェンス87は、底部86上の本文用紙P1の搬送方向における先端側(下流側)の位置を規制する。先端フェンス87は、図示しないモータの駆動力により、用紙搬送方向に移動可能に構成されている。
後端フェンス88は、底部86上の本文用紙P1の搬送方向における後端側(上流側)の位置を規制する。後端フェンス88は、図示しないモータの駆動力により、用紙搬送方向に移動可能に構成されている。
一対のサイドフェンス89は、底部86上の本文用紙P1の用紙搬送方向に直交する方向(前後方向)の位置を規制する。一対のサイドフェンス89は、図示しないモータの駆動力により、用紙搬送方向に直交する方向(前後方向)に互いに接近、離反するように移動可能に構成されている。
クランプ部63は、整合トレイ62に積載された複数枚の本文用紙P1からなる用紙束PSを成形待機位置へ移動させる。クランプ部63は、一対のクランプ板91と、用紙束厚さセンサ(請求項の用紙束厚さ測定部に相当)92とを備える。
一対のクランプ板91は、整合トレイ62に積載された用紙束PSをクランプ(挟持)する。一対のクランプ板91は、図示しないモータの駆動力により開閉し、用紙束PSのクランプおよびクランプ解除を行う。一対のクランプ板91は、用紙束PSをクランプした状態で、図示しないモータの駆動力により移動可能に構成されている。一対のクランプ板91は、1冊分の本文用紙P1が整合トレイ62で整合されるのを待つ間、図4において実線で示すクランプ位置に配置されている。1冊分の本文用紙P1が整合トレイ62で整合され、用紙束PSをクランプすると、一対のクランプ板91は、図4において二点鎖線で示す成形待機位置へ移動する。成形待機位置において、一対のクランプ板91は、用紙束PSの側面PSbが鉛直方向に略平行となるように用紙束PSを保持する。
用紙束厚さセンサ92は、用紙束PSの厚さを測定する。用紙束厚さセンサ92は、クランプ板91に設置されている。用紙束厚さセンサ92は、一対のクランプ板91が用紙束PSをクランプする際に、クランプ板91のホームポジションからの移動距離に基づいて、用紙束PSの厚さを測定する。用紙束厚さセンサ92は、測定結果を製本制御部69へ出力する。一対のクランプ板91のホームポジションは、図示しないセンサにより検出される。
カット部64は、表紙用紙P2の長さ調整のためのカットを行う。カット部64は、縦搬送経路RVの下端に配置されている。
接着剤塗布部65は、用紙束PSの背面PSaにホットメルト接着剤を塗布する。接着剤塗布部65は、成形部66の右側に配置されている。接着剤塗布部65は、接着剤収容部93と、塗布ローラ94とを備える。
接着剤収容部93は、ホットメルト接着剤Gを収容する。ホットメルト接着剤Gは、用紙束PSと表紙用紙P2とを接着させるものである。
塗布ローラ94は、接着剤収容部93に収容されたホットメルト接着剤Gを外周面に付着させる。塗布ローラ94に用紙束PSが接触することで、塗布ローラ94の外周面に付着したホットメルト接着剤Gが用紙束PSに付着するようになっている。
成形部66は、用紙束PSが表紙用紙P2に当接した状態で表紙用紙P2を折り曲げ、冊子PBを成形する。成形部66は、整合トレイ62の右下方に配置されている。成形部66は、一対の背折りプレート96と、突き当てプレート97とを備える。
一対の背折りプレート96は、表紙用紙P2の背表紙部分と表表紙部分との境界部、および背表紙部分と裏表紙部分との境界部を折り曲げるためのものである。一対の背折りプレート96は、図示しないモータの駆動力により、互いに接近、離反するように左右方向に移動可能に構成されている。背折りプレート96は、突き当てプレート97上に配置されている。
突き当てプレート97は、用紙束PSの背面PSaが表紙用紙P2を介して突き当てられるものである。突き当てプレート97は、上述の成形待機位置の下方に配置されている。突き当てプレート97は、図示しないモータの駆動力により、左右方向に移動可能に構成されている。
ガイド部材67は、成形部66から落下した冊子PBをガイドする。ガイド部材67は、成形部66の下方に配置されている。
排出部68は、成形部66から落下した冊子PBを筐体70外へ排出する。排出部68は、筐体70内の下部に配置されている。排出部68は、搬送コンベア98と、排出コンベア99とを備える。
搬送コンベア98は、成形部66から落下した冊子PBを受け取り、右方向へ搬送して排出コンベア99へ落下させる。搬送コンベア98は、図示しないモータにより駆動される。
排出コンベア99は、搬送コンベア98から落下した冊子PBを受け取り、右方向へ搬送して筐体70外の受取台(図示せず)へ排出する。排出コンベア99は、図示しないモータにより駆動される。
製本制御部69は、製本装置4の各部の動作を制御する。製本制御部69は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク等を備えて構成される。
次に、製本システム1の動作について説明する。
まず、印刷装置3における製本印刷動作について説明する。ここでは、各内部給紙台43に本文用紙P1が積載され、外部給紙台41に表紙用紙P2が積載されているものとする。
印刷装置3が製本印刷動作を開始すると、内部給紙台43から給紙経路RSに沿って搬送された未印刷の本文用紙P1が印刷部32へ給紙される。印刷部32において、本文用紙P1は、レジストローラ46によりベルト搬送部47へ搬送される。そして、本文用紙P1は、ベルト搬送部47により搬送されつつ、インクジェットヘッド部48から吐出されるインクにより印刷される。
片面印刷の場合、片面印刷済みの本文用紙P1は、ベルト搬送部47により搬送されつつ、連絡部33の切替部49により連絡経路RJへ導かれる。そして、本文用紙P1は、連絡ローラ50により製本装置4へ送り出される。
両面印刷の場合、片面印刷された本文用紙P1は、ベルト搬送部47により搬送されつつ、連絡部33の切替部49により上面搬送部34へ導かれる。本文用紙P1は、上面搬送部34の上面搬送ローラ51により搬送され、排紙部35の切替部52により反転経路RRへ導かれる。反転経路RRへ導かれた本文用紙P1は、反転部36において、切替ゲート58により反転ローラ55へ導かれ、反転ローラ55によりスイッチバック部56へ搬入される。その後、本文用紙P1は、反転ローラ55によりスイッチバック部56から搬出されるとともに、切替ゲート58により再給紙ローラ57へ導かれる。そして、本文用紙P1は、再給紙ローラ57により印刷部32へ再給紙される。印刷部32では、本文用紙P1は、レジストローラ46によりベルト搬送部47へ搬送される。ここで、本文用紙P1は、反転部36で反転されているので、未印刷面がインクジェットヘッド部48に向けられている。本文用紙P1は、ベルト搬送部47により搬送されつつ、インクジェットヘッド部48から吐出されるインクにより未印刷面が印刷される。両面印刷済みの本文用紙P1は、上述した片面印刷の場合と同様に、連絡部33から製本装置4へ送り出される。
印刷装置3では、1冊分の複数枚の本文用紙P1が順次印刷され、続いて、表紙用紙P2が印刷される。
1冊分の本文用紙P1に複数種類の用紙が含まれることがある。この場合、互いに異なる種類の本文用紙P1が積載された複数の内部給紙台43から選択的に給紙される。
表紙用紙P2は、外部給紙台41から給紙され、上述した本文用紙P1の場合と同様に、片面印刷または両面印刷される。そして、印刷済みの表紙用紙P2は、連絡部33から製本装置4へ送り出される。
次に、製本装置4における製本動作について説明する。
印刷装置3で印刷された本文用紙P1は、導入ローラ71により製本装置4に導入された後、上部ローラ72により上方向へ搬送される。そして、本文用紙P1は、切替部74により本文送出経路RHへ導かれ、送出ローラ75により整合トレイ62へ送り出される。1冊分の枚数の本文用紙P1が整合トレイ62に積載されると、製本制御部69は、クランプ位置において一対のクランプ板91を閉じて用紙束PSをクランプさせる。この際、製本制御部69は、用紙束厚さセンサ92から用紙束PSの厚さを取得する。
そして、製本制御部69は、用紙束PSをクランプしている一対のクランプ板91を成形待機位置へ移動させる。
本文用紙P1の後に印刷された表紙用紙P2は、導入ローラ71により製本装置4に導入された後、上部ローラ72により上方向に搬送される。この際、用紙センサ80により表紙用紙P2が検出される。
ここで、製本制御部69は、上方向に搬送される表紙用紙P2の先端が検出されてから後端が検出されるまでの間におけるエンコーダ78の出力パルス数から、表紙用紙P2の搬送方向における長さを求める。そして、製本制御部69は、表紙用紙P2の長さから、用紙束PSに応じた必要長さを差し引いた値を、表紙用紙P2のカット長さとして求める。必要長さは、本文用紙P1の短辺の長さの2倍に用紙束PSの厚さ(背表紙の厚さ)を加えた長さである。
用紙センサ80により表紙用紙P2の後端が検出された後、製本制御部69は、上部ローラ72を反転駆動させる。この後、表紙用紙P2は、上部ローラ72および下部ローラ73により下方向に搬送される。
製本制御部69は、表紙用紙P2の先端(下端)がカット部64によるカット位置よりカット長さ分だけ下に到達した時点で、上部ローラ72および下部ローラ73を停止させる。具体的には、製本制御部69は、用紙センサ81が表紙用紙P2の先端(下端)を検出した時点からエンコーダ79の出力パルス数をカウントする。そして、製本制御部69は、そのカウント値が、用紙センサ81とカット部64によるカット位置との上下方向の間隔にカット長さを加えた距離に相当する値になると、上部ローラ72および下部ローラ73を停止させる。そして、製本制御部69は、カット部64により表紙用紙P2をカットさせる。
カットされた表紙用紙P2は、上部ローラ72および下部ローラ73により上方向に搬送される。表紙用紙P2の下端が縦搬送経路RVと表紙セット経路RFとの分岐地点を通過すると、表紙用紙P2は、上部ローラ72により搬送方向を反転されて下方向に搬送される。そして、表紙用紙P2は、切替部76により表紙セット経路RFへ導かれた後、水平搬送ローラ77により搬送され、一対の背折りプレート96上に載置される。
表紙用紙P2が背折りプレート96上に載置されると、製本制御部69は、用紙束PSをクランプしている一対のクランプ板91を成形待機位置から接着剤塗布部65の上方へ移動させる。そして、製本制御部69は、一対のクランプ板91を下降させ、用紙束PSの背面(下端面)PSaを塗布ローラ94に接触させる。これにより、用紙束PSの背面PSaにホットメルト接着剤Gが付着する。
次いで、製本制御部69は、一対のクランプ板91および用紙束PSを成形待機位置へ戻す。そして、製本制御部69は、一対のクランプ板91を下降させ、表紙用紙P2を介して用紙束PSの背面PSaを突き当てプレート97に当接させる。
次いで、製本制御部69は、一対の背折りプレート96を互いに接近させるように移動させ、一対の背折りプレート96により用紙束PSの下端部を、表紙用紙P2を介して左右から押圧させる。これにより、用紙束PSの背面PSaが当接している表紙用紙P2の背表紙部分と表表紙部分との境界部、および背表紙部分と裏表紙部分との境界部が折り曲げられる。この結果、冊子PBが完成する。
次いで、製本制御部69は、一対の背折りプレート96を互いに離反させるとともに、突き当てプレート97を左側へ退避させる。これにより、冊子PBは、成形部66から落下する。
成形部66から落下した冊子PBは、ガイド部材67によりガイドされつつ、搬送コンベア98上に着地する。冊子PBは、搬送コンベア98により右方向に搬送され、排出コンベア99へと落下する。そして、冊子PBは、排出コンベア99により右方向に搬送され、筐体70外の受取台(図示せず)へ排出される。
上述した製本印刷動作および製本動作は、情報処理装置2でユーザによる製本印刷用の編集作業に応じて生成された製本印刷データが印刷装置3へ送信されることにより実行される。
情報処理装置2における製本印刷用の編集作業において、ユーザは、本文用紙P1として使用する用紙種類および各用紙種類の枚数を指定し、各本文用紙P1に印刷する画像を編集する作業を行う。また、製本印刷用の編集作業において、ユーザは、表紙用紙P2に印刷する画像を編集する作業を行う。
ここで、本文用紙P1と表紙用紙P2のサイズの関係について説明する。図5に示すように、本文用紙P1の短辺の長さをL1、本文用紙P1の長辺の長さをW1、表紙用紙P2の長辺の長さをL2、表紙用紙P2の短辺の長さをW2とする。
本文用紙P1の長辺の長さW1および表紙用紙P2の短辺の長さW2は、冊子PBの長辺の長さとなるため、両者は略等しい。本文用紙P1の用紙束PSを表紙用紙P2でくるみ綴じするため、表紙用紙P2の長辺の長さL2は、本文用紙P1の短辺の長さL1の2倍よりも大きい。なお、製本印刷動作および製本動作において、本文用紙P1は短辺が搬送方向に平行になるように搬送され、表紙用紙P2は長辺が搬送方向に平行になるように搬送される。
表紙用紙P2の必要長さは、本文用紙P1の短辺の長さL1の2倍に背表紙の厚さLaを加えた長さである。表紙用紙P2の長辺の長さL2から必要長さ(2×L1+La)を除いた長さLbが、カット長さとなる。
背表紙の厚さLaは、用紙束PSの厚さに相当する。前述のように、製本動作では、用紙束PSの厚さが測定され、その測定結果を用いてカット長さLbが算出され、表紙用紙P2のカットが行われる。
完成した冊子PBにおける表表紙および裏表紙の画像が適切な位置に印刷されているようにするためには、編集作業において、正確な背表紙の厚さLaを設定する必要がある。しかしながら、情報処理装置2における編集作業の段階では、上述した製本動作における用紙束PSの厚さ測定はまだ行われていない。このため、編集作業の段階では、実際の用紙束PSの厚さ、すなわち実際の背表紙の厚さLaは不明である。
用紙束PSの厚さは、本文用紙P1の用紙種類および各用紙種類の枚数から予測できる。ただし、本文用紙P1の厚さが環境条件の影響を受けるため、環境条件を考慮しない場合、予測値が実際の測定値とずれるおそれが大きくなる。
そこで、第1の実施の形態の製本システム1では、環境条件に応じた用紙束PSの厚さの予測値Lpを求め、この予測値Lpを、編集作業を行うユーザに提示する。
上記の予測値Lpを求める処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
情報処理装置2においてユーザによる製本印刷用の編集作業が開始されると、図6のステップS1において、製本アプリケーション部11の設定部21は、ユーザ操作に応じて、本文用紙P1として使用する用紙種類および各用紙種類の枚数を設定する。
次いで、ステップS2において、用紙厚さ予測部22は、印刷装置3から現在の環境条件を取得する。具体的には、用紙厚さ予測部22は、印刷装置3の温度センサ59で検出された現在の気温および湿度センサ60で検出された現在の湿度を、印刷制御部38から取得する。
次いで、ステップS3において、用紙厚さ予測部22は、製本される本文用紙P1からなる用紙束PSの厚さの予測値Lpを算出する。具体的には、用紙厚さ予測部22は、各用紙種類の現在の環境条件に応じた用紙厚さを用紙厚さテーブル25から取得する。そして、用紙厚さ予測部22は、用紙種類ごとに、設定された枚数に用紙厚さを乗算した値を算出し、用紙種類ごとの値の合計を予測値Lpとして算出する。
ここで、設定された用紙種類のなかに、現在の環境条件に応じた用紙厚さが用紙厚さテーブル25に保持されていない厚さ未知の用紙種類がある場合、用紙厚さ予測部22は、用紙厚さテーブル25に保持された他の値の補間により、当該用紙種類の用紙厚さを算出する。例えば、現在の環境条件が気温T3〜T4、湿度H3〜H4に該当し、この環境条件におけるある用紙種類の用紙厚さが用紙厚さテーブル25に保持されていないとする。そして、当該用紙種類の気温T1〜T2、湿度H3〜H4における用紙厚さと、気温T5〜T6、湿度H3〜H4における用紙厚さとが用紙厚さテーブル25に保持されているとする。この場合、用紙厚さ予測部22は、当該用紙種類の気温T1〜T2、湿度H3〜H4における用紙厚さと、気温T5〜T6、湿度H3〜H4における用紙厚さとから補間により、現在の環境条件である気温T3〜T4、湿度H3〜H4における当該用紙種類の用紙厚さを算出する。
そして、用紙厚さ予測部22は、補間により算出した厚さ未知の用紙種類の用紙厚さを用いて、用紙束PSの厚さの予測値Lpを算出する。
上述した図6のフローチャートの処理により、用紙束PSの厚さの予測値Lpが得られると、用紙厚さ予測部22は、予測値Lpをユーザに提示する。具体的には、用紙厚さ予測部22は、図7に示す表紙編集画面100の背表紙厚さ予測値表示欄101に、用紙束PSの厚さの予測値Lpの値を、背表紙の厚さLaの予測値として表示させる。ここで、前述のように、背表紙の厚さLaは用紙束PSの厚さに対応するものである。
また、用紙厚さ予測部22は、表紙編集画面100の背表紙厚さ入力欄102にも、用紙束PSの厚さの予測値Lpの値を表示させる。表紙編集画面100の背表紙厚さ入力欄102の入力値が、背表紙の厚さLaの設定値となる。ユーザは、背表紙厚さ入力欄102の入力値を、背表紙厚さ予測値表示欄101に表示された値と同じにしておくことで、用紙束PSの厚さの予測値Lpの値を、背表紙の厚さLaの予測値として設定できる。なお、背表紙厚さ入力欄102の入力値をユーザが変更することも可能である。
表紙編集画面100には、表紙印刷イメージ103が表示される。ユーザは、表紙印刷イメージ103に対して、表紙用紙P2に印刷させる画像の編集作業を行う。
ユーザが編集作業を終了し、製本印刷開始を指示する操作を行うと、プリンタドライバ部13が製本印刷データを生成し、これを印刷装置3へ出力する。これにより、印刷装置3、製本装置4において、前述の製本印刷動作、製本動作が行われる。
製本動作では、前述のように、用紙束厚さセンサ92により用紙束PSの厚さが測定される。製本アプリケーション部11の用紙厚さ算出部23は、測定された用紙束PSの厚さの値を製本装置4から印刷装置3を介して取得する。また、用紙厚さ算出部23は、測定時の環境条件を印刷装置3から取得する。そして、用紙厚さ算出部23は、測定された用紙束PSの厚さの値を、当該用紙束PSにおける各用紙種類の枚数および測定時の環境条件と対応させて、記憶部12の測定履歴情報に追加する。
用紙厚さ算出部23は、製本動作が行われて、取得した用紙束PSの厚さの値を測定履歴情報に追加すると、用紙厚さテーブル25にまだ保持されていない用紙厚さを算出可能か否かを判断する。
例えば、気温T1〜T2、湿度H3〜H4における普通紙の用紙厚さと、薄紙の用紙厚さが用紙厚さテーブル25にまだ保持されていないとする。そして、気温T1〜T2、湿度H3〜H4における普通紙15枚、薄紙15枚からなる用紙束の厚さが過去の製本動作により測定され、その測定された用紙束の厚さLsaが記憶部12の測定履歴情報に含まれているとする。そして、今回の製本動作により、普通紙15枚、薄紙10枚からなる用紙束の厚さが測定され、その用紙束の厚さLsbが測定履歴情報に追加されたとする。この場合、以下の式(1),(2)により、上記環境条件における普通紙の用紙厚さXおよび薄紙の用紙厚さYが算出可能である。
15×X+15×Y=Lsa …(1)
15×X+10×Y=Lsb …(2)
したがって、用紙厚さ算出部23は、上記環境条件における普通紙の用紙厚さXおよび薄紙の用紙厚さYが算出可能と判断し、それらの値を式(1),(2)から算出する。そして、用紙厚さ算出部23は、算出した値を環境条件と関連付けて用紙厚さテーブル25に追加する。
ここで、製本システム1の初期状態では、用紙厚さテーブル25は用紙厚さの値を保持していないものとする。製本動作が実行されて上述した測定履歴情報が蓄積されるにつれて、用紙厚さ算出部23により上述のように環境条件ごとの各用紙種類の用紙厚さの値が用紙厚さテーブル25に追加されていくことになる。なお、製本システム1は、各用紙種類の用紙厚さのデフォルト値を保持している。用紙厚さテーブル25に用紙厚さの値がない段階、あるいは前述した補間によっても用紙厚さを算出できない場合等では、用紙厚さ予測部22は、各用紙種類の用紙厚さとしてこのデフォルト値を用いて用紙束PSの厚さの予測値Lpを算出する。
次に、用紙厚さテーブル25の値の確認作業について説明する。
製本動作で用紙束PSの厚さが測定されると、用紙厚さ算出部23は、製本動作前に用紙厚さ予測部22により用紙厚さテーブル25の値を用いて算出された用紙束PSの厚さの予測値Lpと、用紙束厚さセンサ92で測定された値(実測値)とを比較する。そして、予測値Lpと実測値との差が閾値以上であった場合、用紙厚さ算出部23は、予測値Lpの算出に用いた用紙厚さテーブル25中の値を確認対象とする。そして、用紙厚さ算出部23は、以降の製本動作において測定された用紙束PSの厚さの値を用いて、用紙厚さテーブル25中の確認対象とした値の確認を行う。
例えば、ある環境条件において、用紙厚さテーブル25中の値を用いて算出された普通紙と厚紙とからなる用紙束PSの厚さの予測値Lpが、実測値との差が閾値以上であったとする。この場合、用紙厚さ算出部23は、当該環境条件における普通紙の厚さの値と厚紙の厚さの値を確認対象とする。そして、以降に同環境条件で枚数の組み合わせが異なる普通紙と厚紙とを用いた製本動作が2回(用紙種類数分)行われると、用紙厚さ算出部23は、それら製本動作時の用紙束PSの厚さの実測値から普通紙の用紙厚さXと厚紙の用紙厚さZとを、確認用の値として算出する。例えば、以降の製本動作において、普通紙10枚、厚紙15枚からなる用紙束の厚さの実測値Lc1と、普通紙10枚、厚紙20枚からなる用紙束の厚さの実測値Lc2が得られると、用紙厚さ算出部23は、以下の式(3),(4)により、X,Zの値を算出する。
10×X+15×Z=Lc1 …(3)
10×X+20×Z=Lc2 …(4)
そして、用紙厚さ算出部23は、上記のように算出した確認用の普通紙の用紙厚さXおよび厚紙の用紙厚さZを、用紙厚さテーブル25中の対応する値と比較する。そして、比較の結果、確認用の値と用紙厚さテーブル25中の値との間に閾値以上の誤差があれば、用紙厚さ算出部23は、確認用の値で用紙厚さテーブル25中の値を更新する。
以上説明したように、製本システム1では、設定された本文用紙P1の各用紙種類の、環境条件検出部37で検出された環境条件に応じた用紙厚さと、設定された各用紙種類の枚数とに基づき、用紙束PSの厚さの予測値Lpを算出する。これにより、製本システム1は、現在の環境条件に応じた用紙束PSの厚さの予測値Lpを得ることができるので、用紙束PSの厚さの予測精度を向上できる。
また、製本システム1は、用紙厚さテーブル25を備えることで、環境条件に応じた用紙厚さを容易に取得し、予測値Lpを算出できる。
また、製本システム1は、測定履歴情報を用いて、環境条件および用紙種類に対応する用紙厚さとして用紙厚さテーブル25にまだ保持されていない用紙厚さを算出し、算出した用紙厚さを用紙厚さテーブル25に追加する。これにより、製本システム1は、製本動作における用紙束の厚さの実測値を用いて、未知の用紙厚さを取得し、以降の予測値Lpの算出に利用できる。
なお、本実施の形態では、製本システム1の初期状態では、用紙厚さテーブル25は用紙厚さの値を保持していないものとしたが、事前に測定された各用紙種類の各環境条件に応じた用紙厚さを予め用紙厚さテーブル25に保持していてもよい。
また、製本システム1では、用紙厚さテーブル25を情報処理装置2に記憶したが、用紙厚さテーブル25を印刷装置3に記憶するようにしてもよい。測定履歴情報についても同様である。また、用紙束PSの厚さの予測値Lpを算出する処理を印刷装置3で行うようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
図8は、第2の実施の形態における情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、第2の実施の形態における情報処理装置2Aは、図2に示した情報処理装置2に対し、製本アプリケーション部11の用紙厚さ予測部22、用紙厚さ算出部23、および記憶部12を省略し、製本アプリケーション部11に条件判定部111を備える構成である。
条件判定部111は、製本印刷条件の設定内容に基づき、本文用紙P1および表紙用紙P2に関するサイズ条件が満たされているか否かを判定する。サイズ条件は、以下の式(5),(6)からなる。
L1×2+La≦L2 …(5)
W1=W2 …(6)
式(5)が満たされない場合、表紙用紙P2が本文用紙P1をくるむための長辺の長さL2が不足している。式(6)が満たされない場合、本文用紙P1の長辺の長さW1に対して表紙用紙P2の短辺の長さW2が長すぎるか短すぎる。
サイズ条件が満たされない場合、すなわち、式(5)および式(6)のうちの少なくともいずれか一方が満たされない場合、条件判定部111は、表示部16に警告を表示させ、入力値の変更をユーザに促す。
次に、背表紙の厚さの再設定処理について説明する。
ユーザが編集作業において、背表紙の厚さLaを設定し、設定枚数分の本文用紙用の画像の編集を行った後に、本文用紙P1の枚数を追加することがある。この場合、背表紙の厚さを再設定する必要がある。
図9は、背表紙の厚さの再設定処理のフローチャートである。
ユーザ操作により本文用紙P1の枚数を追加する指示が行われると、図9のステップS11において、条件判定部111は、本文用紙1枚あたりの背表紙の厚さLdを算出する。本文用紙1枚あたりの背表紙の厚さLdは、追加前の本文用紙P1の枚数をMとすると、以下の式(7)により算出される。
Ld=La/M …(7)
次いで、ステップS12において、条件判定部111は、追加で必要な背表紙の厚さLeを算出する。追加で必要な背表紙の厚さLeは、追加する本文用紙P1の枚数をMaとすると、以下の式(8)により算出される。
Le=Ld×Ma …(8)
次いで、ステップS13において、条件判定部111は、以下の式(9)が満たされるか否かを判断する。
L1×2+La+Le≦L2 …(9)
上記の式(9)は、式(5)におけるLaを、本文用紙追加後の背表紙の厚さ「La+Le」に置き換えたものである。
条件判定部111が、式(9)が満たされると判断した場合(ステップS13:YES)、ステップS14において、設定部21は、本文用紙追加後の背表紙の厚さを「La+Le」で確定して再設定する。
式(9)が満たされないと判断した場合(ステップS13:NO)、ステップS15において、条件判定部111は、表示部16に警告を表示させる。具体的には、条件判定部111は、表紙用紙P2の長辺の長さの不足分を表示部16に表示させるとともに、本文用紙P1の変更、追加する本文用紙P1の枚数の変更、本文用紙P1の用紙種類の変更等をユーザに促す内容を表示させる。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、本文用紙P1の枚数を追加する際に、ユーザの手間を要することなく、表紙用紙P2における背表紙の厚さを再設定できる。
本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1 製本システム
2 情報処理装置
3 印刷装置
4 製本装置
5 ネットワーク
11 製本アプリケーション部
12 記憶部
13 プリンタドライバ部
14 通信部
15 入力部
16 表示部
21 設定部
22 用紙厚さ予測部
23 用紙厚さ算出部
24 原稿生成部
25 用紙厚さテーブル
31 給紙部
32 印刷部
33 連絡部
34 上面搬送部
35 排紙部
36 反転部
37 環境条件検出部
38 印刷制御部
61 製本搬送部
62 整合トレイ
63 クランプ部
64 カット部
65 接着剤塗布部
66 成形部
67 ガイド部材
68 排出部
69 製本制御部
91 クランプ板
92 用紙束厚さセンサ
P1 本文用紙
P2 表紙用紙
PS 用紙束

Claims (3)

  1. 本文用紙および表紙用紙に印刷する印刷装置と、前記印刷装置で印刷された複数枚の本文用紙からなる用紙束を前記印刷装置で印刷された表紙用紙でくるみ綴じして製本する製本装置と、前記印刷装置へ製本印刷データを出力する情報処理装置とを備える製本システムであって、
    前記印刷装置に設けられ、1種類以上の本文用紙を保持する本文用紙保持部と、
    前記印刷装置における環境条件を検出する環境条件検出部と、
    製本される本文用紙の用紙種類および各用紙種類の枚数を設定する設定部と、
    前記設定部で設定された本文用紙の各用紙種類の、前記環境条件検出部で検出された現在の環境条件に応じた用紙厚さと、前記設定部で設定された各用紙種類の枚数とに基づき、製本される本文用紙からなる用紙束の厚さの予測値を算出する用紙束厚さ予測部と
    を備えることを特徴とする製本システム。
  2. 前記本文用紙保持部が保持する各用紙種類の用紙厚さと、環境条件とを関連付けて保持する用紙厚さテーブルをさらに備え、
    前記用紙束厚さ予測部は、前記設定部で設定された本文用紙の各用紙種類の、前記環境条件検出部で検出された現在の環境条件に応じた用紙厚さを前記用紙厚さテーブルから取得し、取得した各用紙種類の用紙厚さを用いて前記予測値を算出することを特徴とする請求項1に記載の製本システム。
  3. 前記製本装置に設けられ、本文用紙からなる用紙束の厚さを測定する用紙束厚さ測定部と、
    製本動作において前記用紙束測定部で測定された各用紙束の厚さを、用紙束ごとに当該用紙束における各用紙種類の枚数および測定時の環境条件と対応させて測定履歴情報として記憶する記憶部と、
    前記測定履歴情報を用いて、環境条件および用紙種類に対応する用紙厚さとして前記用紙厚さテーブルにまだ保持されていない用紙厚さを算出し、算出した用紙厚さを前記用紙厚さテーブルに追加する用紙厚さ算出部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の製本システム。
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