JP2014160790A - 基板処理装置及び載置台 - Google Patents

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Abstract

【課題】載置台の温度応答性を高める。
【解決手段】チャンバと、前記チャンバ内に設けられ、基板を載置する載置台と、高周波電力を印加する高周波電源と、前記チャンバ内に所望のガスを供給するガス供給源と、備え、前記載置台は、冷媒を通す流路が形成された第1のセラミックスの基材と、前記第1のセラミックスの基材の基板が載置される側の主面及び側面に形成された第1の導電層と、前記第1の導電層上に積層され、載置された基板を静電吸着する静電チャックと、を有し、前記流路の体積は、前記第1のセラミックスの基材の体積以上であり、前記第1の導電層に印加された高周波電力により前記所望のガスからプラズマを生成し、該プラズマにより前記載置された基板をプラズマ処理する、ことを特徴とする基板処理装置が提供される。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板処理装置及び載置台に関する。
基板に所望の微細加工を施すために、基板を適切な温度に制御することは重要である。そこで、載置台に埋設されたチラー等の温調装置を用いて載置台の温度を調整することで、載置台上の基板を所望の温度に制御することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−57234号公報
載置台の温度制御に対して載置台が実際にその温度になるまでに要する時間を短縮し、載置台の温度応答性を高めれば、基板の温度を高速に昇降させることができる。
載置台の温度応答性を上げる主要因に熱容量がある。載置台の基材がアルミニウムやアルミニウム合金で形成されている場合、基材を所定以上の厚さにして載置台の機械的強度を確保する必要がある。この結果、基材は所定以上の重量となる。基材の重量が大きいと、基材の熱容量を低下させることは難しい。
上記課題に対して、載置台の温度応答性を高めることが可能な、基板処理装置及び載置台を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の一の態様によれば、
チャンバと、
前記チャンバ内に設けられ、基板を載置する載置台と、
高周波電力を印加する高周波電源と、
前記チャンバ内に所望のガスを供給するガス供給源と、備え、
前記載置台は、
冷媒を通す流路が形成された第1のセラミックスの基材と、
前記第1のセラミックスの基材の基板が載置される側の主面及び側面に形成された第1の導電層と、
前記第1の導電層上に積層され、載置された基板を静電吸着する静電チャックと、を有し、
前記流路の体積は、前記第1のセラミックスの基材の体積以上であり、
前記第1の導電層に印加された高周波電力により前記所望のガスからプラズマを生成し、該プラズマにより前記載置された基板をプラズマ処理する、
ことを特徴とする基板処理装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、
冷媒を通す流路が形成された第1のセラミックスの基材と、
前記第1のセラミックスの基材の基板が載置される側の主面及び側面に形成された第1の導電層と、
前記第1の導電層上に積層され、載置された基板を静電吸着する静電チャックと、を有し、
前記流路の体積は、前記第1のセラミックスの基材の体積以上である、
ことを特徴とする載置台が提供される。
本発明によれば、載置台の温度応答性を高めることができる。
一実施形態に係るエッチング処理装置の縦断面図。 一実施形態に係る載置台の製造に使用するロールコンパクション法を説明するための図。 ロールコンパクション法を用いた一実施形態に係る載置台の製造例を示した図。 一実施形態に係るSiCの基材とAlの基材との物性を比較した表。 一実施形態に係る載置台の温度応答性の実験に用いた冷却機構の構成図。 一実施形態に係る温度応答性の実験結果の一例を示した図。 一実施形態に係る温度応答性の実験結果の他例を示した図。 一実施形態に係るSiCの基材とAlの基材の流路体積を比較した表。 一実施形態に係る載置台の縦断面図。 一実施形態に係る載置台の外周部を拡大した図。 一実施形態に係る上部電極の外周部を拡大した図。 一実施形態に係るAlの基材及びAlの溶射膜のスキンデプスを比較した図。 一実施形態に係るSiCの基材に設けられた溝部を示した図。 一実施形態に係るSiCの基材に形成されたAlの溶射膜を示した図。 一実施形態に係る載置台の構成とマッチングポイントとの関係を比較した図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[エッチング処理装置]
まず、本発明の一実施形態に係るエッチング処理装置の一例を、図1を参照しながら説明する。図1は、平行平板プラズマにおいて下部2周波数印加型の平行平板エッチング処理装置の縦断面図である。
エッチング処理装置10は、内部が気密に保持され、電気的に接地されたチャンバCを有している。チャンバCは円筒状であり、例えば表面を陽極酸化処理されたアルミニウム等から形成されている。内部にはシリコンウェハW(以下、単にウェハWという。)を支持する載置台100が設けられている。載置台100の基材100aは、炭化珪素(SiC)により形成されている。載置台100は、クランプ101を介してネジ101aによって支持台104に支持されている。支持台104は、アルミニウムから形成されている。載置台100は、下部電極としても機能する。なお、載置台100の基材100aは、第1のセラミックスの基材に相当する。
載置台100は、絶縁板103を介して昇降機構107により昇降可能となっている。昇降機構107は、チャンバCの底部と絶縁板103とを繋ぐベローズ108により覆われている。ベローズ108は、ステンレス鋼から形成されている。ベローズ108の外側にはベローズカバー109が設けられている。
載置台100の外周には、フォーカスリング105が設けられている。フォーカスリング105は、シリコン(Si)から形成されている。載置台100、支持台104及びフォーカスリング105の外周には、例えば石英等からなる円筒状の内壁部材103aが設けられている。
載置台100の上面には、ウェハWを静電吸着するための静電チャック106が設けられている。静電チャック106は、絶縁層106b内にチャック電極106aが埋設された構造を有している。絶縁層106bは、例えば、アルミナ(Al)から形成されている。チャック電極106aには、直流電圧源112が接続されている。直流電圧源112からチャック電極106aに直流電圧が印加されると、クーロン力によってウェハWが静電チャック106に吸着される。
載置台100の内部には、流路102が形成されている。流路102は、配管102bを介して冷却機構102aに接続されている。冷却機構102aは、配管102bに冷媒として例えばガルデンや冷却水等を通すことで、流路102に冷媒を循環させ、これにより、ウェハWは所定の温度に調整される。伝熱ガス供給源85は、ヘリウムガス(He)やアルゴンガス(Ar)等の伝熱ガスをガス供給ライン113に通して静電チャック106上のウェハW裏面に供給する。
ウェハWの受け渡しは、ウェハWを支持するピン81を昇降させることにより行われる。ピン81は、連結部材82を介して駆動機構84に接続されている。ピン81は、駆動機構84の動力により昇降し、載置台100に設けられた貫通孔100aを貫通してウェハWを支持する。
載置台100には、第1の整合器111aを介して第1の高周波電源110aが接続されている。第1の高周波電源110aは、例えば40MHzのプラズマ生成用の高周波電力を載置台100に印加する。また、載置台100には、第2の整合器111bを介して第2の高周波電源110bが接続されている。第2の高周波電源110bは、例えば3.2MHzのバイアス用の高周波電力を載置台100に印加する。
載置台100の上方であってチャンバCの天井部との間には、シャワーヘッド116が載置台100に対向して設けられている。シャワーヘッド116は、絶縁部材145を介してチャンバCの側壁に支持されている。かかる構成により、上部電極として機能するシャワーヘッド116と下部電極として機能する載置台100とは一対の電極構造をなす。
シャワーヘッド116は、本体部116aと電極板をなす上部天板116bとを有している。本体部116aは、導電性材料、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウムからなり、その下部に上部天板116bを着脱可能に支持する。
本体部116aの内部には、ガスの拡散室126aが設けられている。拡散室126aは、多数のガス配管116dと連通し、ガス導入孔116eへとガスを導く。
本体部116aには、拡散室126aへガスを導入するためのガス導入口116gが形成されている。ガス導入口116gには、ガス供給源120が接続されている。ガス供給源120は、プロセス中、エッチングガスを供給する。ガス供給源120から拡散室126aに供給されたエッチングガスは、ガス配管116d及びガス導入孔116eを介してチャンバC内のプラズマ処理空間にシャワー状に導入される。
円筒状の蓋体114は、チャンバCの側壁からシャワーヘッド116の高さ位置よりも上方に延びるように設けられている。蓋体114は導体であり、接地されている。チャンバCの底部には、排気口171が形成されている。排気口171には、排気装置173が接続されている。排気装置173は、図示しない真空ポンプを有し、真空ポンプを作動させることによりチャンバC内を所定の真空度まで減圧する。チャンバCの外周には、環状又は同心状に延在するダイポールリング磁石124が配置されている。
かかる構成により、載置台100とシャワーヘッド116との間の空間には、第1の高周波電源110aにより鉛直方向のRF電界が形成されるとともに、ダイポールリング磁石124により水平磁界が形成される。これらの直交電磁界を用いるマグネトロン放電により、載置台100の表面近傍に高密度のプラズマが生成される。
制御装置200は、エッチング処理装置10に取り付けられた各部、たとえばガス供給源120、排気装置173、高周波電源110a、110b、整合器111a、111b、直流電圧源112、駆動機構84及び伝熱ガス供給源85を制御する。
制御装置200は、CPU(Central Processing Unit)200a,ROM(Read Only Memory)200b、RAM(Random Access Memory)200cを有する。CPU200aは、ROM200b又はRAM200cに格納された各種レシピに従ってプラズマ処理を実行する。レシピにはプロセス条件に対する装置の制御情報であるプロセス時間、チャンバ内温度(上部電極温度、チャンバの側壁温度、ESC温度など)、圧力(ガスの排気)、高周波電力や電圧、各種プロセスガス流量、伝熱ガス流量などが記載されている。以上、本実施形態に係るエッチング処理装置10の全体構成について説明した。
[載置台の製造方法]
次に、本発明の一実施形態に係るエッチング処理装置に設けられた載置台の製造方法について、図2及び図3を参照しながら説明する。図2は、一実施形態に係る載置台100の製造に使用するロールコンパクション(RC)法を説明するための図である。図3は、ロールコンパクション法を用いた一実施形態に係る載置台100の製造例を示した図である。
本実施形態に係る載置台100の製造に使用するロールコンパクション法では、炭化珪素(以下、SiCと表記する。)の基材を製造するための原料であるシリコン(Si)と炭素(C)の粉末が、所望の混合比率でコンテナ250に投入される。コンテナ250は、投入された原料を混合してスラリーAを作る。スラリーAは、フィーダ260から線状に排出され(図2のB)、回転する2つの圧延ロール270により圧縮され、これにより、SiCのセラミックスシートSが形成される。
SiCのセラミックスシートSは、レーザ加工により所望の形状に形成される。例えば、図3には、9枚のセラミックスシートSa〜Siがそれぞれレーザ加工された後の状態が示されている。セラミックスシートSa、Sb、Sh、Siには、ピン81を通す穴が形成されている。また、セラミックスシートSc〜Sgには、螺旋状の流路が形成されている。9枚のセラミックスシートSa〜Siは、各シート間に接着剤を塗布して積層され、処理炉に投入され、一体焼成される。これにより、本実施形態に係る載置台100の基材が形成される。本実施形態に係る載置台100の基材は、バルク材ではなく、薄いシート材の積層構造であるため焼成が速く、処理炉の使用時間を短縮できる。また、一体焼成により継目がない流路102等の中空構造体を形成できる。流路等の構造は、レーザ加工により形成するため、様々な形状を柔軟に形成できる。また、固相焼結により粒子を結合させるため、SiCの基材の強度は、バルク材と同等またはそれ以上となる。
材料の強度を示す指標には、ヤング率と曲げ強度がある。ヤング率は、ある力を加えたときに変位する量であり、ロールコンパクション法により製造されたSiCの基材の場合、450GPaであるのに対して、アルミニウム(以下、Alと表記する。)の基材の場合、70GPaである。
曲げ強度は、試験片に亀裂や破損・破断が起こる前に生じる最大の曲げ応力であり、SiCの基材の場合、430MPaであるのに対して、Alの基材の場合、200MPaである。
以上から、SiCの基材は、Alの基材より機械的強度に優れていることがわかる。よって、SiCの基材を有する載置台100は、チャンバC内の真空荷重及び基材100aの内部に形成された流路102を通る冷媒からの内圧に耐えうる機械的強度を有する。
加えて、本実施形態に係る載置台100に用いられるSiCの基材100aは、温度応答性に優れる。温度応答性を向上させるためには、熱容量を下げ、熱拡散率(載置台の熱伝導率)を上げればよい。熱容量は、ρ(密度)×V(体積)×Cp(比熱)[J/K]で示される。熱拡散率は、k/(ρ×Cp)[m/s]で示される。
図4に示したSiCの基材とAlの基材の物性の比較を参照すると、重量(=ρ×V)と比熱の乗算により求められる熱容量は、SiCの基材が800[J/K]であるのに対して、Alの基材が4500[J/K]である。
また、熱拡散率は、SiCの基材が90×10−6[m/s] であるのに対して、Alの基材は70×10−6[m/s]である。
以上から、本実施形態では、載置台100にロールコンパクション法により製造されたSiCの基材100aを用いる。これにより、基材100aの機械的強度を維持しながら、基材100aを軽量化、薄肉化及びコンパクト化し、基材100aの熱容量を低下させることができる。この結果、載置台100の温度応答性を高めることができる。
[温度応答性の実験]
次に、SiCの基材とAlの基材を用いた場合の載置台の温度応答性に関する実験を行った。図5は、載置台の温度応答性の実験に用いた冷却機構の構成図である。
冷却機構102aは、80℃の冷媒を貯蔵する第1の容器102a1と20℃の冷媒を貯蔵する第2の容器102a2とから供給される冷媒を切り替えて載置台100の流路102に流す。載置台100に供給する冷媒の切り替えは、三方弁TV1,TV2及びバルブV1,V2の切り替えにより行われる。フローメータFは、配管を流れる冷媒の流量を計測する。載置台100は、所定の真空雰囲気のチャンバC内に置かれている。載置台100内に形成された流路102の入口及び出口には、圧力計P1、P2が取り付けられている。流路102の入口、載置台100の基材上部(ウエハの載置面)、及び流路102の出口には、熱電対の温度センサTC1、TC2、TC3がそれぞれ取り付けられている。
以上の構成の実験系を用いて、冷媒の温度を20℃から80℃の冷媒に切り替えた場合の温度応答性の結果を図6に示し、80℃から20℃の冷媒に切り替えた場合の温度応答性の結果を図7に示す。
図6及び図7の横軸は時間[s]を示し、縦軸は温度[℃]を示す。まず、図6の20℃から80℃の冷媒に切り替えた場合を参照しながら説明する。最初の2秒間は、三方弁TV1,TV2及びバルブV1,V2を切り替えたタイミングから、切替後の80℃の冷媒が温度センサTC1〜TC3を取り付けた位置まで到達するのにかかる時間を示す。よって、温度応答性を計測する実際の開始時間は、バルブ等の切り替えから2秒後となる。なお、20℃から80℃の冷媒に切り替えた場合、配管内では20℃と80℃の冷媒が混ざり合うため、すぐに80℃にはならない。この実験では、載置台の基材の到達温度を70℃としている。
本実施形態に係る載置台100の基材はSiCで形成されている。その場合、流路102の入口の温度センサTC1(図6のTC1(入口、SiC))により検知された温度が最初に70℃に達する。載置台100の基材上部及び流路102の出口の温度センサTC2(図6のTC2(SiCの基材))、TC3(図6のTC3(出口、SiC))により検知された温度が70℃に達するまでに要する時間は、6.5秒である。このとき、SiCの基材上部の温度センサTC2により検知された温度の上昇は、7.7℃/秒程度である。
一方、載置台の基材がAlで形成されている場合にも、流路102の入口の温度センサTC1(図6のTC1(入口、Al))により検知された温度が最初に70℃に達する。載置台100の基材上部及び流路102の出口の温度センサTC2(図6のTC2(Alの基材))、TC3(図6のTC3(出口、Al))が70℃に達するまでに要する時間は、30.5秒である。このとき、Alの基材上部の温度センサTC2により検知された温度の上昇は、1.64℃/秒程度である。
以上の実験結果から、温度を20℃から70℃に上昇させる場合の載置台の温度応答性は、SiCの基材を使用した場合、Alの基材の場合と比較して約4.7倍向上したことが証明された。
以上の実験結果を考察すると、Alの基材の熱容量は高い。よって、Alの基材では、冷媒の温度を変えても冷媒の温度変化に追従してAlの基材の温度を高速に昇降させることができず、温度応答性が悪い。
具体的に説明すると、Alの基材の場合、Alの基材の熱容量は高いため、高温の冷媒が載置台内の流路を流れても、冷媒の熱は、即座にAlの基材に伝わらない。その結果、温度を切り替えた当初、冷媒の熱の多くは、基材に奪われる前に流路出口に到達してしまう。よって、載置台の流路入口の温度センサTC1及び流路出口の温度センサTC3によりそれぞれ検知された温度が、載置台上部の温度センサTC2により検知された温度よりも先に高くなり、載置台上部の温度TC2が検知した温度は、即座には上昇しない。
一方、SiCの基材の場合、SiCの基材の熱容量は低いため、載置台100の流路102中の冷媒の熱は基材に奪われ易い。その結果、載置台上部で温度センサTC2が検知した温度は、載置台100の流路入口の温度センサTC1及び流路出口の温度センサTC3によりそれぞれ検知された温度とほぼ同じように遷移し、温度応答性がよい。
図7の実験結果についても同様に考察する。80℃から20℃の冷媒に切り替えた場合、配管内では80℃と20℃の冷媒が混ざり合うため、すぐに20℃にはならない。この実験では、載置台の基材の到達温度を30℃としている。
基材がSiCで形成された載置台100の場合、載置台100の基材上部(図7のTC2(SiCの基材))により検知された温度が30℃に達するまでに要する時間は、6.3秒である。このとき、載置台100の基材上部の温度センサTC2により検知された温度の下降は、7.9℃/秒程度である。
一方、載置台の基材がAlで形成されている場合、載置台100の基材上部の温度センサTC2(図7のTC2(Alの基材))が30℃に達するまでに要する時間は、36秒である。このときの温度の下降は、1.39℃/秒程度である。
以上の実験結果から、温度を80℃から30℃に下降させる場合の載置台の温度応答性は、SiCの基材を使用した場合、Alの基材の場合と比較して約5.7倍向上したことが証明された。
[基材の体積に対する流路の体積比]
次に、基材の体積に対する流路の体積比について、図8を参照しながら説明する。図8は、本実施形態に係る載置台100のSiCの基材の体積に対する流路102の体積比率をAlの基材の場合と比較した表である。
表に示した全体積は、基材の体積と基材内の流路の体積との総和である。流路体積比は、全体積に対する各基材内の流路の体積の比率である。これによれば、本実施形態のように載置台100にSiCの基材100aを使用した場合の全体積は、Alを基材とした場合の全体積の約1/3となる。また、SiCの基材を使用した場合、流路102の体積は、SiCの基材の体積以上とすることができる。つまり、SiCの基材を使用した場合、全体積に対する流路体積比は50%以上となる。SiCの基材を使用した場合、流路の体積は、SiCの基材の体積の1倍〜1.4倍、つまり、全体積に対する流路体積比は50%〜70%であるとより好ましい。
一方、載置台にAlを基材とした場合の全体積は、SiCを基材とした場合の全体積の約3倍となるため、機械的強度を保ちながら流路体積比を50%以上にすることは実質的にできない。図8では、載置台にAlを基材とした場合、全体積に対する流路体積比は25%である。なお、基材をアルミナ(Al)で形成した場合も、基材の厚さを薄くすると強度が保てないため、同様に全体積に対する流路体積比を50%以上にすることはできない。
このように、本実施形態に係る載置台100では、SiCの基材100a内の流路102の全体積に対する体積比率を50%以上とすることで、流路を流れる冷媒の温度を載置台100上のウェハWに伝え易い構造とすることができる。これにより、載置台100の温度応答性を高め、載置台100の温度制御に対して載置台100が実際にその温度になるまでに要する時間を短縮し、ウェハWの温度を高速に昇降させることができる。
[載置台の構造]
次に、本実施形態に係る載置台100の構造について、図9及び図10を参照しながら説明する。図9は、本実施形態に係る載置台100の縦断面図である。図10は、本実施形態に係る載置台100の外周部の縦断面図である。
載置台100には高周波電力が印加され、下部電極としても機能する。ここで、前述したように、本実施形態の載置台100の基材100aはSiCにより形成されている。載置台100にSiC等のセラミックスの基材を使用する場合、セラミックスは電気を通さない。そこで、本実施形態では、SiCの基材上にAlを溶射することで、導電層100bを形成し、導電層100bに高周波電力を印加する。具体的には、導電層100bは、SiCの基材100aのウェハWが載置される側の少なくとも主面及び側面に形成され、高周波電力が印加された際に下部電極となるように構成される。なお、導電層100bは、第1のセラミックスの基材の基板が載置される側の主面及び側面に形成された第1の導電層に相当する。
図10に示されるように、載置台100の外周部には、SiCの基材100aの主面にて周方向に2つの段差部が形成されている。外側には第1の段差部100a1が形成され、内側には第2の段差部100a2が形成されている。SiCの基材100aの主面は、第1の段差部100a1、第2の段差部100a2及び第2の段差部100a2により画成されるウェハWの載置面100a3の全面であってもよい。また、SiCの基材100aの側面は、第1の段差部100a1及び第2の段差部100a2に形成された側壁の面であってもよい。なお、第1の段差部100a1及び第2の段差部100a2は、基材100aの周縁部に設けられた段部の一例である。
載置台100の基材100aの最外周の側面には、スパイラルチューブ300が設けられている。スパイラルチューブ300は、反力のある導電性物質で形成されている。スパイラルチューブ300は、導電層100bと支持台104とを電気的に接続するとともに基材100aへの横方向からの力を吸収する。
SiC等のセラミックスの基材100aにネジ穴を形成することは困難である。よって載置台100の外周には、載置台100の第1の段差部100a1にゴム製の部材310を介して係合するクランプ101が設けられており、クランプ101にネジ穴が形成される。基材100aは、クランプ101のネジ穴に挿入されたネジ101aによりクランプ101を介して支持台104に固定される。
ゴム製の部材305は、Oリング等から形成され、基材100aの裏面に配置され、チャンバC内部の真空空間を大気から遮断する。ゴム性の部材305は、弾性体であり、シリコン系の樹脂で形成され、基材100aへの縦方向からの力を吸収することにより、基材100aを支持台104に固定する際のクッション材として機能する。
なお、導電層100bを基材100aの裏面にも形成し、ゴム性の部材305に替えてスパイラルチューブ300を基材100aの裏面に配置し、基材100aの裏面にて導電層100bと支持台104とを電気的に接続してもよい。
SiCの基材100aはぬれ性が低い。よって、SiCの基材100a上に直接、溶射によってアルミナの絶縁層を形成することは難しい。そこで、SiCの基材上には、アルミニウムが溶射されて導電層100bが形成される。導電層100bはタングステン(W)の溶射皮膜であってもよい。
その後、導電層100b上にアルミナが溶射されることで、静電チャック106の絶縁層106bが形成される。更に、タングステン(W)が溶射されて静電チャック106のチャック電極106aが形成される。更に、その上面にアルミナが溶射されて、絶縁層106bによりチャック電極106aを挟み込んだ静電チャック106が形成される。溶射膜により静電チャック106を形成した場合、導電層100bと絶縁層106bとの間に接着剤を要しないため、ウエハーレスドライクリーニング(WLDC)時にダメージを受け難い。また、溶射膜により形成された静電チャック106の絶縁層106bとSiCの基材100aとの熱膨張係数を近似させることができる。これにより、静電チャック106が基材110aから剥離しにくい載置台100を製造することができる。
図9及び図10に示されるように、ウェハWの載置面100a3の直径は、ウェハWの直径より小さい。よって、載置面100a3に置かれたウェハWの周縁部は、載置面100a3から突出し、第2の段差部100a2の上方に位置する。SiCの基材100aには、ウェハWを支持するピン81が通る貫通孔100dが、第2の段差部100a2を貫通する位置に形成される。フォーカスリング105には、ピン81が通る凹み部又は貫通孔が設けられている。
ウェハWの搬送時、ピン81は貫通孔100dを貫通してウェハWの周縁部の下面に当接する。かかる構成によれば、ピン81はウェハWの周縁部を支持するため、基材100aの貫通孔は、ウェハWの中央部の近傍に形成されない。ウェハWの中央部の近傍に貫通孔部分がある場合、貫通孔部分及びその周辺のウェハWの温度が冷却されずに高温になってしまう(いわゆるホットスポット)。本実施形態のように、ピン81をウェハWの周縁部に配置することで、ホットスポットができてしまうことを回避できる。
図3にて示したSiCのセラミックスシートSに、バックヘリウムHe供給用の経路を形成してもよい。これにより、図9に示されるように、ガス供給ライン113を形成することができる。ガス供給ライン113には、アルミナを焼結させたスリーブ113aが嵌め込まれている。これにより、ガス供給ライン113内での異常放電の発生を防止できる。導電層100b及び静電チャック106の絶縁層106bには、ガス供給ライン113に接続されたバックヘリウムHe供給用の経路113bが網目状に形成されている。
第2の段差部100a2上のフォーカスリング105と基材100aとの積層方向から見た平面視で、フォーカスリング105とオーバラップしている基材100aの部分には、流路102の少なくとも一部が形成されている。これにより、フォーカスリング105への熱伝導を良好にすることができる。以上により、SiCの基材100aを使用した載置台100を製造することができる。
その他のSiCの基材100aを使用した載置台100の製造方法としては、次のような方法が挙げられる。まず、SiCの基材100a上にアルミニウムを溶射して導電層100bを形成後、アルミナを溶射する。静電チャックの絶縁層は溶射せず、溶射したアルミナ層上に絶縁性の板状部材をシリコン樹脂の接着剤で貼り合わせる。接着剤がアルミナ層に代替できる場合にはアルミナを溶射する工程を省いてもよい。更に、絶縁性の板状部材の上面にアルミナを溶射する。板状部材にはそもそもバックヘリウムHe供給用の経路113bが形成されている。以上に説明した載置台100の複数の製造方法によれば、静電チャック106は、導電層100b上に溶射膜又は接着層を介して積層される。
[シャワーヘッド(上部電極)]
図1に示したように、シャワーヘッド116は、チャンバC内の載置台100に対向する位置に設けられ、上部電極としても機能する。本実施形態に係るシャワーヘッド116は、図1に示した構成以外の構成、例えば、下部電極としても機能する載置台100と同様な構成を有してもよい。
具体的には、図11に示したように、シャワーヘッド116の本体部116aと上部天板116bとは、SiCの基材200aで形成されてもよい。この場合、SiCの基材200aは、第2のセラミックスの基材に相当する。
導電層200bは、SiCの基材200aの載置台100に対向する面200a1(図11では下面)の反対側の主面200a2(図11では上面)及び側面に形成されている。導電層200bは、アルミニウムの溶射皮膜であってもよいし、タングステンの溶射皮膜であってもよい。導電層200bは、第2の導電層に相当する。SiCの基材200aは、シリコンSiやカーボンCよりもプラズマ耐性が高いSiCで形成され、プラズマ生成空間側に露出している。このように、上部電極の電極層となる導電層200bは、SiCの基材200aの主面(裏面)及び側面にアルミニウムを溶射して設けられ、プラズマに露出する面には設けられない。これにより、金属汚染を防ぐことができる。
シャワーヘッド116は、アルミニウムで形成された、接地された支持部材405により支持されている。SiCの基材200aの最外周の側面には、スパイラルチューブ400が設けられている。スパイラルチューブ400は、反力のある導電性物質で形成されている。スパイラルチューブ400は、導電層100bと支持部材405とを電気的に接続するとともに基材200aへの横方向からの力を吸収する。これにより、導電層100bが上部電極の電極層として機能する。
なお、SiCの基材200aは、載置台100のSiCの基材100aと同様に、ロールコンパクション法により製造してもよい。
[スキンデプス]
高周波電力は、載置台100の導電層100b又はシャワーヘッド116の導電層200bの少なくともいずれか1つに印加される。導電層100b又は導電層200bに高周波電力を印加した場合、電流は、導電層100b又は導電層200bの表面を流れる。高周波電力の周波数が高くなるほど導電層の表面に電流が集中する現象を表皮効果といい、電流が流れる深さをスキンデプス(表皮深さ)という。
図12は、アルミニウムの基材(バルク)及びアルミニウムの溶射皮膜に対するスキンデプスを比較した図である。横軸は周波数(kHz)を示し、縦軸はスキンデプス(μm)を示す。これによれば、同一周波数の場合、アルミニウムの基材のスキンデプスは、アルミニウムの溶射皮膜のスキンデプスよりも小さい。つまり、同一周波数の場合、アルミニウムの基材は、アルミニウムの溶射皮膜よりも電流を流し易く、部材の厚さが薄くてもよいことを示す。これは、アルミニウムの溶射皮膜は、アルミニウムの基材よりも純度が低く、かつ緻密でないため、電気が流れ難いことを示す。よって、アルミニウムの溶射皮膜は、アルミニウムの基材と比較して相対的に厚い必要があり、導電層100b及び導電層200bの厚さが薄すぎると電気が流れにくくなることがわかる。
以上を考慮して、本実施形態では、導電層100b及び導電層200bの厚さが、体積抵抗率とエッチング処理装置10で使用される高周波の周波数とから決定される。具体的には、導電層100b及び導電層200bの厚さは、高周波電力の周波数に応じて定められるスキンデプス以上であればよい。例えば、エッチング処理装置10の場合、使用される高周波の周波数は、400kHz〜100MHzの範囲の所定値である。よって、導電層100b及び導電層200bの厚さは、図12にてこの周波数帯域に対応する20μm〜300μmの範囲内の所定の厚さに形成されればよい。
また、アルミニウムの溶射皮膜による導電層100b及び導電層200bの体積抵抗率は、いずれも5×10−5Ω以下であればよい。更に、アルミニウムの溶射皮膜による導電層100b及び導電層200bは、厚さが0〜10%の範囲で管理されていればよい。なお、アルミニウムの基材の体積抵抗率は、2×10−6Ω以下である。
[溶射方法]
次に、導電層100b及び導電層200bを20μm〜300μmの範囲内の所定の厚さに形成するためのアルミニウムの溶射方法について、図13及び図14を参照しながら説明する。ここでは、載置台100の基材100aを例に挙げて説明するが、シャワーヘッド116の基材200aについても同様に適用できる。
図13(a)は、基材100aの一部を示した斜視図である。図13(b)は、図13(a)に示した基材100aの段部に複数の溝部を設けた図である。図14(a)は、図13(a)の基材100aにアルミニウムの溶射皮膜を形成したときの断面図及び平面図である。図14(b)は、図13(b)の基材100aにアルミニウムの溶射皮膜を形成したときの断面図及び平面図である。
基材100aに溶射によりアルミニウムの溶射皮膜100bを形成する工程では、図14(a)に示したように、基材100aの段部Q1,R1,S1では、溶射皮膜100bの厚さが薄くなったり、溶射し難くなったりする。つまり、基材100aの位置Q1,R1,S1では電気が流れにくく、皮膜が薄く脆弱なために剥がれ易い。
そこで、本実施形態に係る溶射方法では、基材100aの段部Q2,R2,S2に、図13(b)に示したように、基材100aの中心部の平坦な部分から外側に局所的に複数の溝部100eを形成後、アルミニウムを溶射して溶射皮膜を形成する。図13(b)では、基材100aの周縁部の段部Q2,R2,S2には、周方向に複数の溝部100eが形成されている。段部Q2,R2,S2は、溝部100eの部分では平坦化される。
これによれば、溶射されたアルミニウムは、基材100aの周縁部では、溝部100eに溜まり易い。これにより、溶射皮膜100bの厚さは、段部Q2,R2,S2において周方向に薄くなっても、少なくとも溝部100eにおいて20μm〜300μmの厚さを確保できる。これにより、アルミニウムの溶射皮膜100bが、段部Q2,R2,S2において周方向に全体的に薄くなることを回避できる。
かかる構成によれば、溝部100eは、アルミニウムの溶射皮膜100bを電流が流れる経路として機能する。これにより、電流は、溶射皮膜100bを容易に流れ得る。また、溝部100eは、溶射皮膜100bを剥がれ難くする機能も有する。
以上から、本実施形態に係る溶射方法によれば、電気が流れ易く、かつ剥がれ難いアルミニウムの溶射皮膜100bを形成できる。これによれば、電流の経路を金属加工物で形成する必要はなく、基材の表面に形成することができる。なお、基材への溝部の形成は、専用の工具を作成することにより、加工が容易になりコストアップを抑制できる。なお、セラミックスの基材の段部に、複数の溝部を有していればよい。
[電流の流れの確認実験]
最後に、各種の電極に300mmのウエハWを載置した場合の電流の状態を確認する実験について、図15を参照しながら説明する。比較する電極は、以下の3種類である。
<比較する電極>
1.Alの基材(バルク)の電極
2.SiCの基材にAlを溶射した電極
3.SiCの基材にAlを溶射していない電極
また、実験のプロセス条件は以下の通りである。
<プロセス条件>
圧力 30mTorr(4.000Pa)
ガス種/ガス流量 O/200sccm
高周波電力/パワー 100MHz(第1の高周波電源)/2400W
高周波電力/パワー 13.56MHz(第2の高周波電源)/0W
以上のプロセス条件に基づき、上記の1〜3の電極を下部電極に使用したエッチング処理装置10において、ウエハW上に形成されたシリコン酸化膜(SiO)を被エッチング膜としてエッチング処理を行った。図15は、エッチング処理時の整合器111aを構成する2つの可変コンデンサのうちの一方の可変コンデンサC1の整合ポジションの結果を示す。
この結果を考察すると、標準的な電極である「1.Alの基材の電極」と、本実施形態に係る「2.SiCの基材にAlを溶射した電極」とは、整合器111aの整合ポジションが似ている。これは、プラズマから見て下部電極(載置台100)の表皮を流れる電流の流れ方が似ていることを示している。この結果、本実施形態に係る「2.SiCの基材にAlを溶射した電極」は、標準的な「1.Alの基材の電極」と同様に下部電極に電流が予定通り十分に流れていることを示す。
一方、「3.SiCの基材にAlを溶射していない電極」は、「1.Alの基材の電極」や「2.SiCの基材にAlを溶射した電極」とは整合ポジションが異なっており、プラズマから高抵抗に見えている。これは、プラズマから見て下部電極の表皮を流れる電流の流れ方が異なっていることを示す。この結果、本実施形態に係る「3.SiCの基材にAlを溶射していない電極」は、下部電極に電流が流れ難いことを示す。
以上の実験結果から、基材にSiCを用いた場合、アルミニウムを溶射して導電層を形成することが必要又は好ましいことが証明された。
以上、基板処理装置及び載置台を実施例により説明したが、本発明に係る基板処理装置及び載置台は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
例えば、上記実施形態では、載置台及びシャワーヘッドの基材は、SiCにより形成されたが、これに限られず、セラミックスの基材で形成されていればよい。本発明に係る載置台及びシャワーヘッドの基材の一例としては、炭化珪素(SiC)の替わりに、窒化アルミニウム(AlN)、アルミナ(Al)、窒化珪素(SiN)、酸化ジルコニア(ZrO)を使用してもよい。
また、例えば、上記実施形態では、本発明に係る載置台及びシャワーヘッドは、エッチング処理装置に適用された。しかし、本発明に係る載置台及びシャワーヘッドは、エッチング処理装置以外のプラズマ処理装置、例えば、アッシング処理装置や成膜処理装置等にも適用可能である。その際、プラズマ処理装置にてプラズマを発生させる手段としては、容量結合型プラズマ(CCP:Capacitively Coupled Plasma)発生手段、誘導結合型プラズマ(ICP:Inductively Coupled Plasma)発生手段、ヘリコン波励起型プラズマ(HWP:Helicon Wave Plasma)発生手段、ラジアルラインスロットアンテナから生成したマイクロ波プラズマやSPA(Slot Plane Antenna)プラズマを含むマイクロ波励起表面波プラズマ発生手段、電子サイクロトロン共鳴プラズマ(ECR:Electron Cyclotron Resonance Plasma)発生手段等を用いることができる。また、本発明に係る載置台は、プラズマ以外の手段で基板を処理する基板処理装置にも使用可能である。
本発明において処理を施される基板は、上記実施形態にて説明に使用したウェハWに限られず、例えば、フラットパネルディスプレイ(Flat Panel Display)用の大型基板、EL素子又は太陽電池用の基板であってもよい。
また、本発明の冷却機構102aは、配管102bに冷媒として冷媒以外の流体を流すことが可能である。
10:エッチング処理装置、81:ピン、100:載置台、100a:基材、100a1:第1の段差部、100a2:第2の段差部、100a3:載置面、100b:導電層、100e:溝部、101:クランプ、102:流路、104:支持台、105:フォーカスリング、106:静電チャック、106a:チャック電極、106b:絶縁層、116:シャワーヘッド、200a:基材、200b:導電層、300:スパイラルチューブ、C:チャンバ

Claims (15)

  1. チャンバと、
    前記チャンバ内に設けられ、基板を載置する載置台と、
    高周波電力を印加する高周波電源と、
    前記チャンバ内に所望のガスを供給するガス供給源と、備え、
    前記載置台は、
    冷媒を通す流路が形成された第1のセラミックスの基材と、
    前記第1のセラミックスの基材の基板が載置される側の主面及び側面に形成された第1の導電層と、
    前記第1の導電層上に積層され、載置された基板を静電吸着する静電チャックと、を有し、
    前記流路の体積は、前記第1のセラミックスの基材の体積以上であり、
    前記第1の導電層に印加された高周波電力により前記所望のガスからプラズマを生成し、該プラズマにより前記載置された基板をプラズマ処理する、
    ことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記流路の体積は、前記第1のセラミックスの基材の体積の1倍〜1.4倍である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記第1のセラミックスの基材の周縁部に形成された段部は、周方向に複数の溝部を有する請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  4. 少なくとも前記主面及び前記複数の溝部に形成されている前記第1の導電層の厚さは、前記高周波電力の周波数に応じて定められるスキンデプス以上である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の基板処理装置。
  5. 前記第1の導電層は、20μm〜300μmの範囲内において所定の厚さに形成される、
    ことを特徴とする請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記チャンバ内の前記載置台に対向する位置に設けられた上部電極を更に備え、
    前記上部電極は、
    第2のセラミックスの基材と、
    前記第2のセラミックスの基材の前記載置台に対向する面と反対側の主面及び側面に形成された第2の導電層と、を有し、
    前記第1の導電層又は前記第2の導電層に前記高周波電力を印加する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 前記第1の導電層及び前記第2の導電層の抵抗は、いずれも5×10−5Ω以下である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 前記第1のセラミックスの基材の主面にて周方向に第1の段差部が形成され、
    前記第1のセラミックスの基材は、前記第1の段差部で係合するクランプを介して固定される、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  9. 前記第1のセラミックスの基材の主面にて周方向に第2の段差部が形成され、
    前記第2の段差部で係合するフォーカスリングと前記第1のセラミックスの基材との積層方向から見た平面視で、該フォーカスリングとオーバラップしている該第1のセラミックスの基材の部分に前記流路の少なくとも一部が形成される、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  10. 前記第1のセラミックスの基材の主面のうち前記第2の段差部により画成された基板の載置面の直径は、基板の直径より小さく、
    前記第1のセラミックスの基材には、基板を支持するピンが通る貫通孔が前記第2の段差部を貫通する位置に形成される、
    ことを特徴とする請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 前記静電チャックは、前記第1の導電層上に溶射膜又は接着層を介して積層される、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  12. 前記第1のセラミックスの基材は、
    炭化珪素(SiC)、窒化アルミニウム(AlN)、アルミナ(Al)、窒化珪素(SiN)又は酸化ジルコニア(ZrO)のいずれかにより形成される、
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  13. 冷媒を通す流路が形成された第1のセラミックスの基材と、
    前記第1のセラミックスの基材の基板が載置される側の主面及び側面に形成された第1の導電層と、
    前記第1の導電層上に積層され、載置された基板を静電吸着する静電チャックと、を有し、
    前記流路の体積は、前記第1のセラミックスの基材の体積以上である、
    ことを特徴とする載置台。
  14. 前記流路の体積は、前記第1のセラミックスの基材の体積の1倍〜1.4倍である、
    ことを特徴とする請求項13に記載の載置台。
  15. 前記第1の導電層は、前記高周波電力の周波数に応じて定められるスキンデプスよりも厚い、
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載の載置台。
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