JP2014159627A - 反応型化成処理用酸性組成物および化成皮膜をその表面に備える部材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クロム換算で0.01mol/L以上0.1mol/L以下の水溶性三価クロム含有物質と、チタン換算で0.0001mol/L以上1mol/L以下の水溶性チタン含有物質と、カルボン酸換算で0.001mol/L以上0.2mol/L以下のカルボン酸化合物とを含有し、水溶性コバルト含有物質を含有しない。
【選択図】 なし
Description
(1)クロム換算で0.01mol/L以上0.1mol/L以下の水溶性三価クロム含有物質と、チタン換算で0.0001mol/L以上1mol/L以下の水溶性チタン含有物質と、カルボン酸換算で0.001mol/L以上0.2mol/L以下のカルボン酸化合物とを含有し、水溶性コバルト含有物質を含有しない、反応型化成処理用酸性組成物。
1.反応型化成処理用酸性組成物
本発明に係る一実施形態に係る反応型化成処理用酸性組成物(本明細書において「化成処理液」ともいう。)の組成について説明する。
本発明に係る一実施形態に係る化成処理液は少なくとも1種の水溶性3価クロム含有物質を含有する。水溶性3価クロム含有物質は、3価クロム(Cr3+)およびこれを含有する水溶性物質からなる群から選ばれる。
本実施形態に係る化成処理液は少なくとも1種の水溶性チタン含有物質を含有する。水溶性チタン含有物質は、チタンイオン(Ti3+、Ti4+)およびこれを含有する水溶性物質からなる群から選ばれる。
本実施形態に係る化成処理液はカルボン酸化合物を含有する。本明細書において「カルボン酸化合物」とは、カルボキシル基を有する有機酸であるカルボン酸ならびにそのイオン、塩、誘導体および配位化合物からなる群から選ばれる1種または2種以上からなり、水系の組成物である化成処理液中に溶解した状態にある化合物を意味する。
本実施形態に係る化成処理液は、有機ホスホン酸化合物を含有してもよい。ここで、「有機ホスホン酸化合物」とは、有機ホスホン酸ならびにそのイオンおよび塩からなる群から選ばれる一種以上からなる化合物を意味し、「有機ホスホン酸」とは、示性式がR−P(=O)(OH)2である(Rは有機基)、ホスホン基に有機基が結合したものを意味する。有機ホスホン酸化合物を含有することにより、化成処理液から形成される化成皮膜からの金属の溶解量、特にクロムの溶解量を低減させることができる。
上記のように、本実施形態に係る化成処理液が有機ホスホン酸化合物を含有する場合には、本実施形態に係る化成処理液は、少なくとも1種の水溶性亜鉛含有物質をさらに含有してもよい。水溶性亜鉛含有物質は、亜鉛イオン(Zn2+)およびこれを含有する水溶性物質からなる群から選ばれる。本実施形態に係る化成処理液が有機ホスホン酸化合物を含有する際に、水溶性亜鉛含有物質をさらに含有することにより、化成処理液から形成される化成皮膜の品質の安定性をより高めることができる場合がある。
本実施形態に係る化成処理液は、上記の物質に加え、上記の金属(Cr,ZnおよびTi)以外の金属に係る水溶性金属含有物質、無機酸およびその陰イオン、無機コロイド、シランカップリング剤、ならびに有機リン化合物からなる群から選ばれる1種または2種以上を含んでもよい。また、ピロガロール、ベンゼンジオール等のポリフェノール;腐食抑制剤;ジオール、トリオール、アミン等の界面活性剤;可塑性分散;染料、顔料、金属色素生成剤等の色素生成剤などの着色材料;乾燥剤および分散剤からなる群から選ばれる1種または2種以上の成分をさらに含有していてもよい。
本実施形態に係る化成処理液の溶媒は水を主成分とする。水以外の溶媒としてアルコール、エーテル、ケトンなど水への溶解度が高い有機溶媒を混在させてもよい。この場合には、化成処理液全体の安定性の観点から、その比率は全溶媒に対して10体積%以下とすることが好ましい。
上記の化成処理液の主要成分が5から20倍程度に濃縮された組成を有する液状組成物(以下、「化成処理用濃厚液」という。)を用意すれば、各成分の含有量を個別に調製する手間が省ける上に、保管が容易であるから、好ましい。この化成処理用濃厚液を調製する場合には、上記の各成分の溶解度も考慮してその含有量に上限が設定される。
本実施形態に係る化成処理が行われる基材の材質は、本実施形態に係る化成処理液を用いて化成皮膜を形成できる金属表面を有する限り、特に制限されない。好ましい素材は金属系材料であり、特に、亜鉛系のめっきが施された鋼板が特に好ましい。めっき方法は電気めっきでも溶融めっきでもよく、溶融めっきの場合には合金化処理がめっき後に施されてもよい。
本実施形態に係る化成処理液を用いた、化成皮膜をその表面に備える部材の製造方法について説明する。
本実施形態に係る化成処理液の使用方法について説明する。
本実施形態に係る使用方法は、本実施形態に係る化成処理液である酸性組成物を、金属系表面を有する基材に接触させて、この基材の金属系表面上に化成皮膜を形成することを含む。被処理面となる基材の金属系表面とカルボン酸化合物との関係は、前述の化成皮膜をその表面に備える部材の製造方法の場合と同様であるから説明を省略する。
1.試験部材の準備
表1に示される基本組成を有し、表2に示される詳細組成を有する化成処理液を調製した。なお、化成処理液1−25は、水溶性チタン化合物のチタン換算配合量が0.001mol/Lであり、水溶性アルミニウム化合物のアルミニウム換算配合量が0.001mol/Lであった。
Co:硝酸コバルト
Ni:塩化ニッケル
Ti:硫酸チタニール
V:バナジン酸ナトリウム
Al:硝酸アルミニウム
亜鉛めっき組成:塩化浴(アンモンカリ折衷浴)
めっき温度:30℃
めっき時間:1800秒間
電解条件:1.5A/dm2
(1)耐食性の評価
得られた試験部材1−1から1−25に対してJIS Z2371:2000(ISO 9227:1990)に準拠して中性塩水噴霧試験を96時間行い、試験後の試験部材の表面を目視で観察し、白錆の発生面積を測定し、試験部材の主面の面積に対する比率を測定して、白錆面積率(単位:%)を求めた。
試験部材を1本(表面積:25cm2)純水100ml中に24時間浸漬させた。その後、試験部材を取り出し、ICP(エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製SPS5520)を用いて、水中に溶解した金属量を測定して、溶解量(単位:μg/cm2)を求めた。
(3−1)色調
試験部材の化成皮膜からなる表面を目視で観察し、色調について評価した。
試験部材の表面を目視で観察し、光沢および外観の均一性について、次の判定基準で評価した。
A(優):光沢があって曇りが見られず、表面全体が均一な外観である
B(良):若干の曇りが見られるおよび/または光沢がやや弱い
C(可):曇りがある、光沢が弱いおよび/または外観の均一性がやや低い
D(不良):曇りが強い、光沢がないおよび/または外観が不均一
各評価結果を表2に示す。表2に示されるように、化成処理液が水溶性チタン含有物質およびカルボン酸化合物を含有する場合(化成処理液1−4,1−10,1−16および1−22)には、かかる化成処理液から形成された化成皮膜(本化成皮膜)は、水溶性コバルト含有物質を含有する化成処理液から形成された化成皮膜(Co含有化成皮膜)と同等またはそれ以上に優れた耐食性を有していた。また、金属の溶解量についても、本化成皮膜はCo含有化成皮膜と同等であり、化成皮膜からの金属溶解の観点で環境に影響を与える可能性が低いものであった。
表1に示される配合組成において、水溶性添加金属化合物を配合せず、カルボン酸等源としてのクエン酸の配合量を、クエン酸化合物のクエン酸換算含有量(単位:mol/L)の水溶性3価クロム含有物質のクロム換算含有量(単位:mol/L)に対する比率(実施例においてこの比率を「CA1/Cr比」ともいう。)が表3に示す値となるように変化させて、化成処理液2−1から2−13を得た。また、表1に示される配合組成において、水溶性添加金属化合物を配合せず、カルボン酸等源としてのシュウ酸の配合量を、シュウ酸化合物のシュウ酸換算含有量(単位:mol/L)の水溶性3価クロム含有物質のクロム換算含有量(単位:mol/L)に対する比率(実施例においてこの比率を「CA2/Cr比」ともいう。)が表3に示す値となるように変化させて、化成処理液2−14から2−27を得た。
得られた試験部材2−1から2−27に対して、JIS Z2371:2000(ISO 9227:1990)に準拠して中性塩水噴霧試験を行い、試験時間が48時間の場合、72時間の場合、および96時間の場合における試験部材の表面を目視で観察して、それぞれの時間における白錆面積率(単位:%)を求めた。
その結果、表2に示されるように、CA1/Cr比またはCA2/Cr比を変動させることにより、白錆面積率が変動することが確認された。
表4に示されるように、実施例1において調製した化成処理液を用いて、実施例1と同様の操作を行い、試験部材3−1から3−15を用意した。
実施例1において調製した化成処理液1―4から、水溶性亜鉛化合物としての酸化亜鉛および有機ホスホン酸化合物を除いて得られる化成処理液4を用意した。
この化成処理液4および化成処理液1―4を用いて、実施例1と同様の操作を行って、化成皮膜を備える試験部材を2種類作製した。これらの試験部材について、実施例1と同様の中性塩水噴霧試験および実施例3と同様の疵付け後の中性塩水噴霧試験を行い、試験時間が72時間および120時間における白錆面積率(単位:%)を測定した。また、これら試験部材について、実施例1と同様に金属の溶解量測定を行った。それらの結果を表5に示す。
表1に示される配合組成において、水溶性添加金属化合物として水溶性チタン化合物をチタン換算で0.001mol/L配合するとともに、CA1/Cr比またはCA2/Cr比が表6に示す値となるようにクエン酸またはシュウ酸の配合量を変化させて、化成処理液5−1から5−8を得た。以下、実施例1と同様にして、化成処理液5−1から5−8に対応した試験部材5−1から5−8を得た。
その結果、表6に示されるように、CA1/Cr比またはCA2/Cr比を変動させることにより、白錆面積率が変動することが確認された。
表1に示される配合組成において、水溶性添加金属化合物として、水溶性チタン化合物、水溶性アルミニウム化合物、水溶性バナジウム化合物、および水溶性ニッケル化合物からなる群から選ばれた2種を、それぞれの化合物に含まれる金属換算で0.001mol/L配合するとともに、CA1/Cr比またはCA2/Cr比が表6に示す値となるようにクエン酸またはシュウ酸の配合量を変化させて、化成処理液6−1から6−10を得た。以下、実施例1と同様にして、化成処理液6−1から6−10に対応した試験部材6−1から6−10を得た。
Claims (15)
- クロム換算で0.01mol/L以上0.1mol/L以下の水溶性三価クロム含有物質と、
チタン換算で0.0001mol/L以上1mol/L以下の水溶性チタン含有物質と、
カルボン酸換算で0.001mol/L以上0.2mol/L以下のカルボン酸化合物とを含有し、
水溶性コバルト含有物質を含有しない、反応型化成処理用酸性組成物。 - 前記カルボン酸化合物は、クエン酸化合物およびシュウ酸化合物からなる群から選ばれる1種または2種以上を含む、請求項1に記載の反応型化成処理用酸性組成物。
- 前記酸性組成物における、前記クエン酸化合物のクエン酸換算含有量(単位:mol/L)の水溶性三価クロム含有物質のクロム換算含有量(単位:mol/L)に対する比率である第一比率が0.05以上0.8以下である、請求項1または2に記載の酸性組成物。
- 前記第一比率が0.1以上0.6以下である、請求項3に記載の酸性組成物。
- 前記第一比率が0.2以上0.4以下である、請求項3に記載の酸性組成物。
- 前記酸性組成物における、前記シュウ酸化合物のシュウ酸換算含有量(単位:mol/L)の水溶性三価クロム含有物質のクロム換算含有量(単位:mol/L)に対する比率である第二比率が0.05以上2以下である、請求項1から5のいずれか一項に記載の酸性組成物。
- 前記第二比率が0.1以上1.7以下である、請求項6に記載の酸性組成物。
- 前記第二比率が0.6以上1.7以下である、請求項6に記載の酸性組成物。
- 水溶性バナジウム含有物質、フッ素を含有する水溶性物質および造膜性の有機成分を含有しない、請求項1から8のいずれか一項に記載の酸性組成物。
- リン換算で0.001mol/L以上1mol/L以下の有機ホスホン酸化合物をさらに含有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の反応型化成処理用酸性組成物。
- 亜鉛換算で0.005mol/L以上0.1mol/L以下の水溶性亜鉛含有物質をさらに含有する、請求項10に記載の反応型化成処理用酸性組成物。
- アルミニウム換算で0.0001mol/L以上1mol/L以下の水溶性アルミニウム含有物質をさらに含有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の酸性組成物。
- 請求項1から12のいずれか一項に記載される酸性組成物を、金属系表面を有する基材に接触させて、当該基材の前記金属系表面上に化成皮膜を形成する接触工程と、
前記接触工程を経た前記基材を洗浄して、前記化成皮膜をその表面に備える部材を得る洗浄工程とを備えること
を特徴とする、化成皮膜をその表面に備える部材の製造方法。 - 前記金属系表面が、塩化浴から形成された亜鉛系めっき皮膜の面、ジンケート浴から形成された亜鉛系めっき皮膜をベーキング処理して得られる皮膜の面、およびジンケート浴から形成された亜鉛系めっき皮膜であってベーキング処理されていない皮膜の面のいずれかである、請求項13に記載の部材の製造方法。
- 前記金属系表面がジンケート浴から形成された亜鉛系めっき皮膜であってベーキング処理して得られた皮膜の面であり、前記カルボン酸化合物が前記シュウ酸化合物を含む、請求項14に記載の部材の製造方法。
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