JP2014158146A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2014158146A
JP2014158146A JP2013027549A JP2013027549A JP2014158146A JP 2014158146 A JP2014158146 A JP 2014158146A JP 2013027549 A JP2013027549 A JP 2013027549A JP 2013027549 A JP2013027549 A JP 2013027549A JP 2014158146 A JP2014158146 A JP 2014158146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
frequency
controlled oscillation
charge pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013027549A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6060719B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Tsushima
博之 対馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2013027549A priority Critical patent/JP6060719B2/ja
Publication of JP2014158146A publication Critical patent/JP2014158146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6060719B2 publication Critical patent/JP6060719B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

【課題】少なくとも、位相周波数比較回路と、チャージポンプと、ローパスフィルタと、電圧制御発振回路とがこの順に接続されてなるPLL回路において、比較的簡易である補償回路を追加することにより、位相ノイズ、消費電力の増加を抑制できるPLL回路を提供する。
【解決手段】ロックアップ後に電圧制御発振回路の制御電圧を補償する補償回路を有し、補償回路は、チャージポンプの電源電圧を段階的に分圧し、分圧電圧を出力する分圧回路と、ロックアップ後の電圧制御発振回路の制御電圧と、分圧電圧とを段階的に比較し、電圧差を検出する比較回路と、検出された電圧差に対応し、電圧制御発振回路の発振周波数レンジ特性を変更する周波数可変回路と、を有し、発振周波数レンジ特性を変更し、再度ロックアップした後、電圧制御発振回路の制御電圧がチャージポンプの電源電圧の中心付近でロックアップするまで補償を繰り返すことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、低電圧のPLL回路に関するものである。
従来より、PLL回路は広く利用されており、その基本的な回路構成を図3に示した。PLL回路100は一般に、位相周波数比較回路(PFD)20と、チャージポンプ(CP)200と、ローパスフィルタ(LF)30と、電圧制御発振回路(VCO)40より構成されている。位相周波数比較回路20には外部からの基準信号REFと電圧制御発振回路(VCO)40からの帰還信号FBが入力しており、この位相周波数比較回路20によりその位相差信号がチャージポンプ200を介して、ローパスフィルタ30に接続される。ローパスフィルタ30では位相差信号の不要成分を取り除いて、その出力に応じて直流電圧に変換し、電圧制御発振回路40に駆動入力する。この発振回路40では、直流電圧によって周波数の変化した信号を出力し、これがPLL回路100の出力となる。又この出力は、帰還信号FBとして位相周波数比較回路20に入力している。基準信号REFを入力してから、このPLL回路100では信号がループを繰返し、最終的に、PLL回路100の安定した出力となる。この出力が安定するまでの期間をロックアップタイムという。このPLL回路は、シンセサイザ、データ伝送での復調回路、FM復調回路、あるいはモータ回転数制御など多様に応用されている。PLL回路100の出力と、帰還信号FBとの間に、分周回路を介してフィードバックし、位相周波数比較回路20に入力する利用方法が、一般的である。
公知文献を以下に示す。
特開平10−004350 特開2005−073124号公報
半導体集積回路では、その高集積化の開発を常に進めているが、ディープサブミクロン・プロセスにおいて、従来よりも低電圧電源、低耐圧MOSデバイスのみで回路を構成する必要がある。低電圧電源、低耐圧MOSデバイスのみでPLL回路を構成する場合は、その電源電圧範囲、デバイス特性の制限下において、回路定数を最適化することにより最大性能を引き出し、性能限界としていた。
しかし、
問題点1
低耐圧MOSデバイスのみで設計した場合、電源電圧を下げるため低消費電力化の効果がある一方で、電圧ダイナミックレンジが狭くなることにより、信号雑音比(SN比)特性の悪化、特性バラツキ増大が問題となっていた。そのため、要求特性が必須である場合は、多電源化(一部を高電圧化)をおこなうことで、その問題を回避していた。
問題点2
PLL回路を構成する要素回路VCO、CP回路については、電圧ダイナミックレンジを狭くした場合、有効となる制御電圧レンジも同じように狭くなる。このとき必要とする
VCO周波数可変レンジを環境条件・製造バラツキを含めて補償するためには、VCO制御感度を高くすることで、単位あたりの電圧範囲の周波数可変レンジを広くする必要がある。これは位相ノイズを増加させる主な原因、及びPLL回路の要素回路であるフィードバック分周回路の最大周波数動作マージンの要求特性を引き上げ、消費電力増加の原因にもなっていた。
本発明はこのような問題点を解決するもので、比較的簡易である補償回路を追加することにより、位相ノイズ、消費電力の増加を抑制できるPLL回路を提供することを課題とする。
本発明のPLL回路は、PLLロックアップ後に、補償回路により、VCO制御電圧がCP出力電圧の中心(電源電圧の50%)電圧付近にあるかを高速に判定する。そして、もし中心電圧付近でない場合は、CP出力電圧の中心付近でPLLがロックするようにVCO発振周波数レンジ特性を段階的に変更することで、課題を解決する。
すなわち、本発明の請求項1の発明は、
少なくとも、位相周波数比較回路と、チャージポンプと、ローパスフィルタと、電圧制御発振回路とがこの順に接続されてなるPLL回路において、
ロックアップ後に電圧制御発振回路の制御電圧を補償する補償回路を有し、
補償回路は、チャージポンプの電源電圧を段階的に分圧し、分圧電圧を出力する分圧回路と、
ロックアップ後の電圧制御発振回路の制御電圧と、分圧電圧とを段階的に比較し、電圧差を検出する比較回路と、
検出された電圧差に対応し、電圧制御発振回路の発振周波数レンジ特性を変更する周波数可変回路と、
を有し、発振周波数レンジ特性を変更し、再度ロックアップした後、電圧制御発振回路の制御電圧がチャージポンプの電源電圧の中心付近でロックアップするまで補償を繰り返すことを特徴とするPLL回路としたものである。
本発明の請求項2の発明は、
分圧回路は、分圧電圧間のノードにそれぞれスイッチが接続され、
比較回路は、電圧比較回路の反転入力に、スイッチを経由して分圧電圧が接続され、非反転入力には電圧制御発振回路の制御電圧が接続されて、入力の電圧差の反転によりラッチ信号を出力し、
周波数可変回路は、電圧制御発振回路の出力信号を、補償回路で動作する周波数の信号に変換する分周回路と、
分周回路から出力された信号から、分圧電圧の低い順にスイッチをONするスイッチ選択パルスを出力するパルス循環回路と、
ラッチ信号入力時の、スイッチ選択パルスを記憶するレジスタAと、
記憶されたスイッチ選択パルスに対応した数値を、電圧制御発振回路の周波数調整部の発振周波数レンジ特性選択コードに加減算して改善発振周波数レンジ特性選択コードを出力する加減算回路と、
ラッチ信号の入力時の改善発振周波数レンジ特性選択コードを記憶し、記憶した選択コードを電圧制御発振回路の周波数調整部に入力するレジスタBと、
位相周波数比較回路から入力されたロックアップ信号から、パルス循環回路に初期化の信号を出力する周波数ロック検出回路と、
からなることを特徴とする請求項1に記載のPLL回路としたものである。
本発明は以上のような構成であるので、環境条件・製造バラツキによることなく、CP出力電圧の中心付近でPLLがロックするように動作補償することにより、通常と比較してVCO制御感度を低く、かつバラツキを小さく設計することが可能となり、VCO位相ノイズ減少によるPLL特性向上に寄与するPLL回路とすることができる。また、フィードバック分周回路の最大周波数動作マージンの要求特性を引き下げ、PLL消費電力の減少に寄与することが期待できる。
本発明のPLL回路の第一の実施の形態例を示した回路図である。 本発明のPLL回路の第二の実施の形態例を示した回路図である。 従来のPLL回路の基本的な構成例の回路図である。 本発明のPLL回路の実施の形態例に係る発振周波数レンジ特性の一例を示した説明図である。
以下本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明のPLL回路の第一の実施の形態例を示した回路図である。本形態例のPLL回路は、少なくとも、位相周波数比較回路2と、チャージポンプ20と、ローパスフィルタ3と、電圧制御発振回路4とがこの順に接続されてなる。そして、ロックアップ後に電圧制御発振回路4の制御電圧を補償する補償回路5を有し、
補償回路5は、チャージポンプ20の電源電圧を段階的に分圧し、分圧電圧を出力する分圧回路6と、
ロックアップ後の電圧制御発振回路4の制御電圧と、分圧電圧とを段階的に比較し、電圧差を検出する比較回路7と、
検出された電圧差に対応し、電圧制御発振回路4の発振周波数レンジ特性を変更する周波数可変回路8と、
を有し、発振周波数を変更し、再度ロックアップした後、電圧制御発振回路4の制御電圧がチャージポンプ20の電源電圧の中心付近でロックアップするまで補償を繰り返す。
このような構成から、本実施形態のPLLは、次のような動作を行う。
まず、位相周波数比較回路2と、チャージポンプ20と、ローパスフィルタ3と、電圧制御発振回路4とにより、初期のロックアップ状態に安定する。このロックアップ状態での電圧制御発振回路4の制御電圧が、比較回路7に印加される。比較回路7には、ロックアップ状態に安定してから、他入力端子に分圧回路6に発生するチャージポンプ20の電源電圧の分圧電圧が印加される。分圧電圧を、例えば低い電圧から順次、段階的に替えていき、制御電圧と一致する分圧電圧を選択する。この分圧電圧と、チャージポンプ20の電源電圧の中心の電圧との電圧差に対応し、周波数可変回路8で、この電圧差が減少するように、電圧制御発振回路4の発振周波数レンジ特性を変更する。発振周波数レンジ特性を変更し、再度ロックアップした後、さらに電圧制御発振回路4の制御電圧がチャージポンプ20の電源電圧の中心付近でロックアップするまで補償を繰り返す。
電圧制御発振回路4の発振周波数レンジ特性は、通常利用されているLC共振回路を利用した回路で例示できる。
LC共振タイプの発振周波数Fo=1/SQRT(2π*L*C)となる。VCO(電圧
制御型発振回路)を構成するためには、一般的には容量CをC±ΔCとして、各容量ごとに、電圧で容量が変わるバラクタ素子を採用することにより、各共振周波数レンジ特性を実現している。但し、実際はLとCの製造上のバラツキにより、Foはターゲット値からずれたものに仕上がる。そのため、バラツキがあっても、ターゲット値を包含するように±ΔCを大きく設計する。
以上は、バラクタ素子での構成を例示したが、電圧に対して容量変化しない単純なCを電気的スイッチによりON/OFFすることで、周波数を一律シフトすることも可能である。
このようにして、本実施形態例では、チャージポンプ20の電源電圧の中心付近でPLLがロックアップするようにできる。
なお、電圧制御発振回路4の制御電圧は、ローパスフィルタ3の出力電圧や、チャージポンプ20の出力電圧とすることができる。図ではチャージポンプ20の出力電圧としている。また一般には、CP電源電圧は、回路の電源電圧と等しい。
図2は、本発明のPLL回路の第二の実施の形態例を示した回路図である。第一の実施形態に対し、より具体的な例である。ただし、図2では位相周波数比較回路2と、チャージポンプ20と、ローパスフィルタ3とは図示しておらず、電圧制御発振回路14は、周波数コントロール部の一部を示した。また、周波数コントロール部として、負性抵抗機能を有する回路に並列接続したLCR回路を例示し、CR回路で周波数調整部144とした。周波数調整部144として、図2ではそれぞれスイッチを有する異なるCR回路を、3つ並列接続した構成で例示している。電圧制御発振回路4の制御電圧である直流入力電圧値に応じて、この3CR回路の選択を、スイッチSC0、SC1、SC2を切り替えることで実施し、発振周波数レンジ特性を変動し、ロックアップしていく。この選択は、コード化SC[2:0]している。
図2で、本実施の形態例での補償回路15は、次のような構成である。分圧回路16では、チャージポンプ電源を8分割し、分圧電圧間のノードにそれぞれ電圧の低い順にスイッチS0、S1、S2、・・・、S7が接続されている。
比較回路17は、反転入力に、スイッチS0、S1、S2、・・・、S7を経由して分圧電圧が接続され、非反転入力には電圧制御発振回路14の制御電圧が接続されている。そして入力の電圧差の反転によりラッチ信号Latchを出力する。
周波数可変回路18は、
電圧制御発振回路14の出力信号を、補償回路15で動作する周波数の信号に変換する分周回路19と、
分周回路19から出力された信号から、分圧電圧の低い順にスイッチをONするスイッチ選択パルスS[7:0]を出力するパルス循環回路21と、
ラッチ信号Latch入力時の、スイッチ選択パルスS[7:0]を記憶するレジスタA12と、
記憶されたスイッチ選択パルスS[7:0]に対応した数値−4、−3、−2、−1、0、+1、+2、+3を、電圧制御発振回路14の周波数調整部144の発振周波数レンジ特性選択コードSC[2:0]に加減算して改善発振周波数レンジ特性選択コードを出力する加減算回路11と、
ラッチ信号Latchの入力時の改善発振周波数レンジ特性選択コードを記憶し、記憶した選択コードを電圧制御発振回路14の周波数調整部144に入力するレジスタB13と、
位相周波数比較回路2から入力されたロックアップ信号から、パルス循環回路21に初期
化の信号を出力する周波数ロック検出回路22と、
からなる。
このような構成から、本実施形態のPLLは、次のような動作を行う。
まず、位相周波数比較回路2と、チャージポンプ20と、ローパスフィルタ3と、電圧制御発振回路14とにより、初期のロックアップ状態に安定する。ロックアップ状態での電圧制御発振回路14の制御電圧が、比較回路17の非反転入力に印加される。また、電圧制御発振回路14の出力信号は、分周回路19に印加されており、分周回路19からは、補償回路15を動作させる周波数の信号がパルス循環回路21に出力されている。
パルス循環回路21は、分圧電圧の低い順にスイッチをONするスイッチ選択パルスS[7:0]を出力する。ロックアップ状態に安定した場合、周波数ロック検出回路22でロックアップ状態を検出し、パルス循環回路21を初期化する。初期化したパルス循環回路21からは、分圧回路16の分圧電圧の低い順にスイッチS0、S1、S2、・・・、S7をONするスイッチ選択パルスS[7:0]を出力する。そして順次スイッチをON、OFFし、分圧電圧を、スイッチを経由して比較回路17の反転入力に入力する。
比較回路17では、電圧制御発振回路14の制御電圧と、分圧電圧との電圧差が反転した時点で、ラッチ信号Latchを出力する。
そして、このラッチ信号Latchは、レジスタA12に入力しラッチする。レジスタA12の入力信号として、パルス循環回路21の出力が接続されている。したがってレジスタA12では、反転したときの分圧電圧に対応するスイッチ選択パルスS[7:0]をラッチする。レジスタA12は、加減算回路11に出力している。
加減算回路11では、レジスタA12から入力されたスイッチ選択パルスS[7:0]に対応した数値−4、−3、−2、−1、0、+1、+2、+3を、周波数調整部144の発振周波数レンジ特性選択コードSC[2:0]に加減算して改善発振周波数レンジ特性選択コードを出力する。これは、このラッチされた分圧電圧と、チャージポンプ20の電源電圧の中心の電圧との電圧差に対応し、周波数可変回路8で、この電圧差が減少するように、電圧制御発振回路4の発振周波数レンジ特性を変更するためである。本例では、チャージポンプ20の電源電圧の中心付近の電圧として、スイッチS4に対応する電圧を例示している。したがって、スイッチS0、S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7に、数値+3、+2、+1、0、−1、−2、−3、−4が対応している。これから、改善発振周波数レンジ特性選択コードで選択された発振周波数レンジ特性で、電圧制御発振回路14の制御電圧がチャージポンプ20の電源電圧の中心付近の電圧に近づくことになる。
改善発振周波数レンジ特性選択コードは、レジスタB13に入力され、ラッチ信号Latchでラッチされる。レジスタB13から周波数調整部144に改善された発振周波数レンジ特性選択コードSCとして入力され、発振周波数レンジ特性を変更する。
図4に、発振周波数レンジ特性を、発振周波数レンジ特性選択コードSCをパラメタとして例示した。横軸は電圧制御発振回路の制御電圧、縦軸は発振周波数である。制御電圧がチャージポンプ電圧Vの半分V/2の値になるように選択コードSCが選ばれる。
発振周波数レンジ特性を変更し、再度ロックアップした後、さらに、チャージポンプ20の出力電圧がチャージポンプ20の電源電圧の中心付近でロックアップするまで補償を繰り返す。本例では、スイッチS4がONである場合で、比較回路が判定するまで、数回その動作を繰り返し、補償を終了する。
このようにして、本実施形態例でも、チャージポンプ20の電源電圧の中心付近でPLLがロックアップするようにできる。
なお、本実施の形態例では、周波数調整部144の発振周波数レンジ特性選択コードSC[2:0]を3ビット(3CR回路)としたが、周波数調整の精度は、多ビット化することにより、高精度化することが可能である。
レジスタA12で補正するスイッチ選択パルスが選択され、ラッチされた後は、不要な回路動作を休止したほうが好ましい。このため図に例示したように、レジスタA12の出力に接続され、選択された状態でリセット信号RESETを出力するリセット回路23を設け、分周回路19に入力し、リセット状態にするほうがよい。本例では、リセット信号を発生する条件として、スイッチS4がH、その他のスイッチがLとなる条件としている。
ただし、ロック状態が実現していない場合や、途中でロック状態から外れた場合、周波数ロック検出回路22より、リセット状態を解除する制御を行う。
また、加減算回路の入力に記載してある初期値や、レジスタBの出力の初期値は、設計上の代表値を設定する。
周波数ロック検出回路22としては、位相周波数比較回路2の出力を利用する回路が例示できる。すなわち、PLLロックアップ状態であるときは、均衡状態であるため、位相周波数比較回路2の高電圧出力側と、低電圧出力側の出力パルス幅が同じとなり、これを検出することで周波数ロック状態であるとすることができる。
パルス循環回路としては、通常用いられるシフトレジスタを例示できる。
以上のように、本発明の実施の形態で示すように、本発明のPLLは、環境条件・製造バラツキによることなく、CP出力電圧の中心付近でPLLがロックするように動作補償することができるので、通常と比較してVCO制御感度を低く、かつバラツキを小さく設計することが可能となり、VCO位相ノイズ減少によるPLL特性向上に寄与するPLL回路とすることができる。
電源電圧が低い程、アナログ量を扱う回路にとっては、信号情報として扱うことができる電圧範囲が小さくなり、定常ノイズの占める割合が大きくなるが、本発明のPLLは、常に最適な位置で動作するように補正するので、ディープサブミクロン・プロセスのように、低電圧で、製造上のバラつきがあっても解消できる。
また、フィードバック分周回路の最大周波数動作マージンの要求特性を引き下げ、PLL消費電力の減少に寄与することが期待できる。
1・・・・PLL回路
2・・・・位相周波数比較回路
20・・・チャージポンプ
3・・・・ローパスフィルタ
4・・・・電圧制御発振回路
5・・・・補償回路
6・・・・分圧回路
7・・・・比較回路
8・・・・周波数可変回路
11・・・・加減算回路
12・・・・レジスタA
13・・・・レジスタB
14・・・・電圧制御発振回路
15・・・・補償回路
16・・・・分圧回路
17・・・・比較回路
18・・・・周波数可変回路
19・・・・分周回路
21・・・・パルス循環回路
22・・・・周波数ロック検出回路
23・・・・リセット回路
30・・・・ローパスフィルタ
40・・・・電圧制御発振回路
100・・・PLL回路
200・・・チャージポンプ

Claims (2)

  1. 少なくとも、位相周波数比較回路と、チャージポンプと、ローパスフィルタと、電圧制御発振回路とがこの順に接続されてなるPLL回路において、
    ロックアップ後に電圧制御発振回路の制御電圧を補償する補償回路を有し、
    補償回路は、チャージポンプの電源電圧を段階的に分圧し、分圧電圧を出力する分圧回路と、
    ロックアップ後の電圧制御発振回路の制御電圧と、分圧電圧とを段階的に比較し、電圧差を検出する比較回路と、
    検出された電圧差に対応し、電圧制御発振回路の発振周波数レンジ特性を変更する周波数可変回路と、
    を有し、発振周波数レンジ特性を変更し、再度ロックアップした後、電圧制御発振回路の制御電圧がチャージポンプの電源電圧の中心付近でロックアップするまで補償を繰り返すことを特徴とするPLL回路。
  2. 分圧回路は、分圧電圧間のノードにそれぞれスイッチが接続され、
    比較回路は、電圧比較回路の反転入力に、スイッチを経由して分圧電圧が接続され、非反転入力には電圧制御発振回路の制御電圧が接続されて、入力の電圧差の反転によりラッチ信号を出力し、
    周波数可変回路は、電圧制御発振回路の出力信号を、補償回路で動作する周波数の信号に変換する分周回路と、
    分周回路から出力された信号から、分圧電圧の低い順にスイッチをONするスイッチ選択パルスを出力するパルス循環回路と、
    ラッチ信号入力時の、スイッチ選択パルスを記憶するレジスタAと、
    記憶されたスイッチ選択パルスに対応した数値を、電圧制御発振回路の周波数調整部の発振周波数レンジ特性選択コードに加減算して改善発振周波数レンジ特性選択コードを出力する加減算回路と、
    ラッチ信号の入力時の改善発振周波数レンジ特性選択コードを記憶し、記憶した選択コードを電圧制御発振回路の周波数調整部に入力するレジスタBと、
    位相周波数比較回路から入力されたロックアップ信号から、パルス循環回路に初期化の信号を出力する周波数ロック検出回路と、
    からなることを特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
JP2013027549A 2013-02-15 2013-02-15 Pll回路 Active JP6060719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013027549A JP6060719B2 (ja) 2013-02-15 2013-02-15 Pll回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013027549A JP6060719B2 (ja) 2013-02-15 2013-02-15 Pll回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014158146A true JP2014158146A (ja) 2014-08-28
JP6060719B2 JP6060719B2 (ja) 2017-01-18

Family

ID=51578777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013027549A Active JP6060719B2 (ja) 2013-02-15 2013-02-15 Pll回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6060719B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03206726A (ja) * 1990-01-08 1991-09-10 Hitachi Ltd Pll回路
JP2000252819A (ja) * 1999-03-01 2000-09-14 Toshiba Corp Pll回路
JP2004159222A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Renesas Technology Corp 発振回路を内蔵した半導体集積回路および通信用半導体集積回路
JP2010081513A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Sony Corp 信号処理装置及び信号処理方法
JP2010252289A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 O2 Micro Inc 電圧制御発振器のための補償回路
JP2011259331A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Panasonic Corp Pll回路

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03206726A (ja) * 1990-01-08 1991-09-10 Hitachi Ltd Pll回路
JP2000252819A (ja) * 1999-03-01 2000-09-14 Toshiba Corp Pll回路
JP2004159222A (ja) * 2002-11-08 2004-06-03 Renesas Technology Corp 発振回路を内蔵した半導体集積回路および通信用半導体集積回路
JP2010081513A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Sony Corp 信号処理装置及び信号処理方法
JP2010252289A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 O2 Micro Inc 電圧制御発振器のための補償回路
JP2011259331A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Panasonic Corp Pll回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP6060719B2 (ja) 2017-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6121749B2 (ja) フェーズロックドループ
US8085098B2 (en) PLL circuit
JP5448870B2 (ja) Pll回路
WO2016176205A1 (en) Reconfigurable fractional-n frequency generation for a phase-locked loop
TWI638526B (zh) 頻率合成裝置及其方法
JP2010252289A (ja) 電圧制御発振器のための補償回路
JP6177155B2 (ja) 発振回路および周波数シンセサイザ
JP2010119074A (ja) 制御回路
US7271631B2 (en) Clock multiplication circuit
US20150222279A1 (en) Pll frequency synthesizer with multi-curve vco implementing closed loop curve searching
JP2011259331A (ja) Pll回路
US20070096798A1 (en) Tuning Circuit for Transconductors and Related Method
JPWO2009034881A1 (ja) 位相比較器およびフェーズロックドループ
US20070008040A1 (en) Digital phase locked loop, method for controlling a digital phase locked loop and method for generating an oscillator signal
KR20040076598A (ko) 락업 시간을 증가시키지 않으면서 위상/주파수 비교기의정밀도를 향상시킬 수 있는 락 범위가 넓은 위상 동기루프형 주파수 합성기와 그것의 발진 주파수 선택 방법
JP4593669B2 (ja) バラツキ補正方法、pll回路及び半導体集積回路
JP3609658B2 (ja) Pll回路
US8373511B2 (en) Oscillator circuit and method for gain and phase noise control
JP6060719B2 (ja) Pll回路
Kazeminia et al. A fast-locking low-jitter digitally-enhanced DLL dynamically controlled for loop-gain and stability
CN107809238B (zh) 一种基于mcu的锁相环锁定检测方法和mcu
CN109075794B (zh) Pll系统及其操作方法
KR100905836B1 (ko) 루프 안정도가 향상된 위상 동기 루프
Huang et al. A time-to-digital converter based AFC for wideband frequency synthesizer
JP4082507B2 (ja) 位相同期回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6060719

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250