JP2014156922A - 管部材の固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの管部材を接続状態でブラケットにより機器に固定した管部材の固定構造において、多角形ナットが緩みにくい管部材の固定構造を提供する。
【解決手段】2つの管部材31,33を接続した状態でブラケット41により機器10に固定する管部材の固定構造40であり、ブラケット41には、管部材33をブラケット41に保持させるホルダ42と、多角形ナット34の複数の平面よりなる外周面のうちの少なくとも1つの平面に係合して多角形ナット34を回転不能とする緩み止め部材43とを設けた。
【選択図】図14

Description

本発明は、雄ねじ部を備えた第1の管部材と、雄ねじ部に螺合する多角形ナットを備えて第1の管部材に着脱可能に接続された第2の管部材とを接続状態でブラケットにより機器に固定した管部材の固定構造に関する。
下記の特許文献1には食材を加熱調理する加熱調理器が開示されている。この加熱調理器は、ハウジング内に食材を加熱調理する調理庫と蒸気発生装置とを備えている。また、調理庫内には、庫内を加熱するヒータと、庫内の空気を対流させるファンとが設けられている。この加熱調理器においては、ヒータ、ファン及び蒸気発生装置を作動させることで、調理庫内に収容した食材が加熱調理される。
このような加熱調理器は、調理庫内を洗浄するためのシャワーを備えている。シャワーは、シャワーホースの先端部にシャワーノズルを取り付けたものであり、シャワーホースはハウジングの底部にて水道などの給水源から導出された給水管に接続されている。給水管の導出端部には雄ねじ部が設けられており、シャワーホースは導入端部に設けたユニオンナットを給水管の雄ねじに螺合して接続されている。
図18に示したように、この加熱調理器は給水管104とシャワーホース103とを接続した状態でハウジングの底部に固定する管部材の固定構造100を備えている。管部材の固定構造100はハウジングの底壁下面に固定したブラケット101と、給水管の導出端部をブラケット101に保持させるホルダ102とを備えている。
特開2011−027274号公報
上記の加熱調理器においては、シャワーを使用して調理庫内を洗浄すると、シャワーホース103と給水管104との接続部分が振れて、シャワーホース103を給水管104に接続するユニオンナット105が緩むことがあった。ユニオンナット105が緩むと、給水管104の導出端部から漏水が生じ、加熱調理器を設置した場所が水浸しとなるおそれがあった。本発明は、加熱調理器のシャワーに用いるシャワーホースと給水管のように、2つの管部材を接続状態でブラケットにより機器に固定した管部材の固定構造において、ナットが緩みにくい管部材の固定構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、雄ねじ部を備えた第1の管部材と、雄ねじ部に螺合する多角形ナットを備えて第1の管部材に着脱可能に接続された第2の管部材とを接続状態でブラケットにより機器に固定した管部材の固定構造であり、ブラケットには2つの管部材の少なくとも一方をブラケットに保持させるホルダと、多角形ナットの複数の平面よりなる外周面のうちの少なくとも1つの平面に係合して多角形ナットを回転不能とする緩み止め部とを設けたを提供するものである。
上記のように構成した管部材の固定構造においては、ブラケットには2つの管部材をブラケットに保持させるホルダと、多角形ナットの複数の平面よりなる外周面のうちの少なくとも1つの平面に係合して多角形ナットを回転不能とする緩み止め部とを備えたので、2つの管部材を接続する多角形ナットが緩まなくなり、2つの管部材が互いに外れるのを防ぐことができた。
上記のように構成した管部材の固定構造においては、緩み止め部を多角形ナットの複数の平面よりなる外周面のうちの互いに対向する2つの平面に係合させるのが好ましく、このようにしたときには、多角形ナットがさらに緩みにくくなった。また、管部材の固定構造においては、緩み止め部を多角形ナットの複数の平面よりなる外周面の少なくとも1つの平面に係合させるとともに、ブラケットを少なくとも1つの平面に対向する対向面に係合させてもよい。さらに、管部材の固定構造においては、緩み止め部またはブラケットには多角形ナットの外周面の角部の周方向の少なくとも一方に係合する係合孔部を形成したときにも、多角形ナットがさらに緩みにくくなった。
本発明の管部材の固定構造を適用した加熱調理器の一実施形態の概略図である。 加熱調理器を斜め前方から見た斜視図である。 操作パネルを示す斜め後方から見た斜視図である。 操作パネルの受部で天井壁の折曲部を受けた状態を示す斜視図である。 操作パネルと前壁とを示す斜視図である。 加熱調理器を斜め後方から見た斜視図である。 図6の後壁中間部と後壁左部を含んだ左側壁とを取り外した斜視図である。 取付ブラケットを示す斜視図である。 排水タンクの断面図である。 排水タンクの右側を下側から見た斜視図である、 排水タンクを右側からみた斜視図である。 ハウジングの底壁下面の一部を示す斜視図である。 給水ユニットを示す側面図である。 管部材の固定構造を示す斜視図である。 図14の前面図である。 管部材の固定構造の他の実施形態を示す斜視図である。 図16の前面図である。 従来の管部材の固定構造を示す斜視図である。
以下、本発明の管部材の固定構造を適用した加熱調理器の一実施形態を添付図面を参照して説明する。図1に示したように、加熱調理器10は、ハウジング11内の左側部を除く部分に食材を加熱調理する調理庫20と、ハウジング11内の左側部の機械室内に蒸気発生装置23を備えている。
図2及び図3に示したように、ハウジング11は前面左部に操作パネル12を備え、操作パネル12の後側には加熱調理器10の作動を制御する制御装置13が設けられている。操作パネル12は前面に操作スイッチを有して後側に開口した箱形状となっており、内部に操作スイッチから制御装置13に信号を出力する操作素子を収容している。図3及び図4に示したように、操作パネル12の上壁後端部は下側に折り曲げた下端を後側に延出するように折り曲げ、さらにこの後端を後側に進むにつれて上側に延びるように斜めに折り曲げて受部12aを形成している。受部12a内には下側に開口した略箱形をした天井壁14の前部の折曲部14aが差し込まれている。受部12aの後部は後側に進むにつれて上側に延びるように斜めに折り曲げられているので、天井壁14の折曲部14aが必ず差し込まれるようになる。これにより、天井壁14と操作パネル12との間の僅かな隙間から水が流入しても、受部12aにより流入した水を受けることができ、操作パネル12内の操作素子及び制御装置13に水が掛かるのを防ぐことができる。なお、図5に示したように、受部12aで受けた水は前壁15との間の隙間15aまたは左側壁16に沿って流れ落ちる。
また、図6に示したように、ハウジング11の後壁17は3つの部分に分割されており、右側から左右方向の中間部を少し超えた位置までの後壁右部17aと、左側壁16と一体的に形成されて左側から左右方向の幅の略1/4.5の長さの後壁左部17bと、残る部分の後壁中間部17cとからなる。
後壁右部17aは調理庫20の後側を覆うものである。後壁右部17aは、下端部がハウジング11の底壁周部の上側に折り曲げた折曲部にねじにより固定され、図8に示したように、上端部の右端部が調理庫20の上部に固定した取付ブラケット18にねじにより固定されている。後壁中間部17cは調理庫20の左側部から機械室の右側部までを覆うものである。後壁中間部17cは、下端部がハウジング11の底壁周部の上側に折り曲げた折曲部にねじにより固定され、図8に示したように、上端部が後壁右部17aと同様に調理庫20の上部に固定した取付ブラケット18にねじにより固定されている。図7に示したように、後壁中間部17cを取り外すと、後述する排水タンク24の右側部に設けた給水ユニット25の保守点検が可能となる。
後壁左部17bを含む左側壁16は機械室を覆うものである。左側壁16の下端部はハウジング11の底壁周部の上側に折り曲げた折曲部にねじにより固定され、左側壁16の上端部が天井壁14の折曲部14aにねじにより固定されている。また、図8に示したように、左側壁16に一体的に形成した後壁左部17bの上端部は取付ブラケット18の左方向に延びる係止アーム18aに当接している。後壁左部17bがハウジング11の内側に向けて押されても、後壁左部17bが取付ブラケット18の係止アーム18aに係止してハウジング11の内側への移動が規制され、後壁左部17bは後壁中間部17cとの間に隙間が生じない。図7に示したように、後壁左部17bを含む左側壁16を取り外すと、ハウジング11の左側部の機械室に収容した機器の保守点検が可能となる。
図1に示したように、調理庫20内には庫内を加熱するヒータ21と、庫内の空気を循環させるファン22が設けられている。図1及び図7に示したように、蒸気発生装置23は調理庫20内に蒸気を供給するためのものであり、ハウジング11内の左側部の機械室の後部に設けた排水タンク24の上側に立設している。蒸気発生装置23は所定の水位の水を貯えた蒸気発生容器23aに導電性部材よりなる複数の加熱棒を収容し、蒸気発生容器23aの外周に巻回したコイルに高周波電流を供給することで磁界を発生させ、この磁界により加熱棒に渦電流が流れるときの電気抵抗によって発生するジュール熱で蒸気発生容器23a内の水を加熱し、蒸気を発生させるものである。蒸気発生装置23は、蒸気発生容器23aの側部に蒸気発生容器23a内の水位を検知するための水位検知容器23bを備えており、水位検知容器23bの下部が蒸気発生容器23aに連通接続されている。水位検知容器23b内にはフロートスイッチが収容されており、蒸気発生容器23a内はこのフロートスイッチの検出水位に基づいて所定の水位となるように制御されている。
図7に示したように、排水タンク24は調理庫20及び蒸気発生装置23の排水を共通の排水経路として排出することを目的としたものである。図9に示すように、排水タンク24の底部には下方に延びる排水管部24aが一体的に形成されており、排水管部24aはハウジング11の底壁後部の左側部に形成した開口部11aから下側に延出している。図9及び図10に示したように、排水タンク24の底面には排水管部24aの周囲に開口部11aより大きな径をした環状リブ24bが下方に突設されている。環状リブ24bは開口部11aの周囲にてハウジング11の底壁上面に当接しており、開口部11aから埃や害虫等の異物がハウジング11内に進入するのを防ぐ機能を有している。
図7に示したように、排水タンク24の右側部には給水ユニット25が設けられている。給水ユニット25は水道などの給水源から供給される水を蒸気発生装置23と排水タンク24とに供給するものである。図10及び図11に示したように、給水ユニット25は排水タンク24に一体的に設けた取付板部24cに固定した分岐具26を備えている。分岐具26は金属製のブロック体よりなり、下部に導入部26aと、側部に導入部26aに連通した2つの導出部26b,26cとを備えている。分岐具26は金属製のブロック体よりなるので、給水経路内の水が凍結しても破損しにくくなっている。分岐具26の導入部26aは水道等の給水源に給水ホース(図示省略)により接続されている。
図10〜図12に示したように、導入部26aの下部には正方形の角部を切除した段部26a1が一体的に形成され、この下側には水道などの給水源に給水ホース(図示省略)により接続される導入管部26a2が形成されている。導入部26aは段部26a1がハウジング11の底壁に形成した長方形状の長孔11bの長辺の両側に係合し、導入管部26a2がハウジング11の底壁の下側に突出している。分器具26aの導入管部26a2に給水源から導出した給水ホースをユニオンナットを締結することで接続するときに、分器具26aに対し図11の反時計回りのトルクが加えられるが、分器具26aの段部26a1がハウジング11の底壁の長孔11bに係合しているので、分器具26aから排水タンク24の取付板部24cには負荷が生じにくく、取付板部24cが破損しにくい。また、ハウジング11の底壁の長孔11bが開口部11aに対して位置の精度が高くなくても、段部26a1を長孔11bの長手方向に沿って位置調整することで、段部26a1を長孔11bに係合させることができる。また、分岐具26の底面は長孔11bの幅より大きく、長孔11bの長手方向より長い直方体形状のブロック体である。分岐具26の段部26a1を長孔11bに係合させた状態で、分岐具26の底面が長孔11bを塞ぐことができ、長孔11bからハウジング11内に埃や害虫などの異物が進入するのを防ぐことができる。
図13に示したように、導出部26b,26cには給水管26d,26eの導入端部が接続され、給水管26d,26eは排水タンク24の右側部の設けた給水弁27,28を介して蒸気発生装置23と排水タンク24とに接続されている。導出部26bに接続された給水管26dは蒸気発生装置23の水位検知容器23bの上部に接続され、給水管26dにより供給された水は水位検知容器23bを介して蒸気発生容器23aに送られる。導出部26bには送水量を抑えるための絞り部(図示省略)が設けられている。水位検知容器23bに供給される水の勢いが抑えられることで、水位検知容器23b内の水面が穏やかに上昇することになる。これにより、水位検知容器23b内に収容したフロートスイッチが水位検知容器23bの内周面に激しく当たりながら上下に摺動するのを防ぐことができ、フロートスイッチが故障しにくくなった。また、フロートスイッチが上下に大きく摺動しないので、フロートスイッチが給水のための所定の水位を挟んで上下に移動することを防ぎ、給水弁27の開閉を繰り返す不安定な作動を防ぐことができた。
図1、図2及び図6に示したように、この加熱調理器10は調理庫20内を洗浄するためのシャワー30を備えている。シャワー30は、シャワーホース31の先端部にシャワーノズル32を取り付けたものである。シャワーホース31はハウジング11の底部にて水道などの給水源から導出された給水管33に接続されている。給水管33の導出端部には雄ねじ部(図示省略)が設けられており、シャワーホース31は導入端部に設けた六角ナットよりなるユニオンナット34を給水管33の雄ねじに螺合して接続されている。また、給水管33の導出端部には雄ねじ部より給水源側に給水弁(図示省略)が内蔵されており、この給水弁はハンドル35により開閉自在となっている。
図14及び図15に示したように、シャワーホース31と給水管33はこれらを接続状態で管部材の固定構造40により加熱調理器10のハウジング11の底壁に固定されている。管部材の固定構造40は、加熱調理器10のハウジング11の底壁(機器)に固定したブラケット41を備えている。ブラケット41は、ハウジング11の底壁下面に固定した固定板部41aと、固定板部41aの一端から下方に延出した第1垂直板部41bと、第1垂直板部41bの下端から左方に延出した水平板部41cと、水平板部41cの左端から下方に延出した第2垂直板部41dとからなり、1枚の板材をプレス加工により折り曲げたものである。ブラケット41の水平板部41cには給水管33の導出端部が載せられている。
管部材の固定構造40はシャワーホース31と給水管33との少なくとも一方として、給水管33をブラケット41に保持させるためのホルダ42を備えている。ホルダ42は、給水管33の導出端部の上側でブラケット41の第1垂直板部41bに密着させた第1垂直板部42aと、第1垂直板部42aの下端から給水管33の導出端部の上側で左方に延出した第1水平板部42bと、第1水平板部42bの左端から給水管33の導出端部の左側で下方に延出した第2垂直板部42cと、第2垂直板部42cの下端から給水管33の導出端部の下側でブラケット41の第2垂直板部41dの位置まで延出した第2水平板部42dと、第2水平板部42dの右端からブラケット41の第2垂直板部41dに沿って下側に延びる第3垂直板部42eよりなり、1枚の板材をプレス加工により折り曲げたものである。ホルダ42の第2垂直板部42cには給水管33の給水弁を開閉するハンドル35を挿通するための丸孔42fが形成されている。
ホルダ42はブラケット41との間に給水管33の導出端部を挟んで保持した状態で、第1垂直板部42aがブラケット41の第1垂直板部41bに2つのねじにより固定され、第3垂直板部42eがブラケット41の第2垂直板部41dに1つのねじにより固定されている。給水管33の導出端部はブラケット41の第1垂直板部41bと水平板部41cと、ホルダ42の第1水平板部42bと第2垂直板部42cとにより挟まれた状態で、ホルダ42によりブラケット41に保持されている。
管部材の固定構造40はユニオンナット34を回転不能とする緩み止め部材(緩み止め部)43を備えている。緩み止め部材43はホルダ42の第1垂直板部42aとともにねじでブラケット41に固定されてユニオンナット34のある位置まで延びる第1垂直板部43aと、第1垂直板部43aからユニオンナット34の上側で左方に延出した第1水平板部43bと、第1水平板部43bの左端からユニオンナット34の左側で下方に延出した第2垂直板部43cと、第2垂直板部43cの下端からユニオンナット34の下側で右方に延出した第2水平板部43dとからなる。この緩み止め部材43は、ホルダ42によりブラケット41に保持されたシャワーホース31と給水管33との接続部分に対し、第1水平板部43bと第2水平板部43dとが六角ナットであるユニオンナット34の6つの平面よりなる外周面のうちの互いに対向する上下2つの平面に係合している。
上記のように構成した加熱調理器10においては、管部材の固定構造40はシャワーホース31と給水管33とを接続状態でブラケット41により加熱調理器10のハウジング11の底壁に固定している。管部材の固定構造40においては、ブラケット41には給水管33の導出端部を保持させるホルダ42と、六角ナットよりなるユニオンナット34の6つの平面のうちの少なくとも1つの平面に係合してユニオンナット34を回転不能にする緩み止め部材43とを備えている。特に、緩み止め部材43は第1水平板部43bと第2水平板部43dとがユニオンナット34の6つの平面よりなる外周面のうちの互いに対向する上下2つの平面に係合している。このように、管部材の固定構造40によりシャワーホース31と給水管33とを接続状態で加熱調理器10のハウジング11の底壁に固定したときには、緩み止め部材43がユニオンナット34の外周面に係合しているので、シャワー30を使用したときにシャワーホース31と給水管33との接続部分が振れても、ユニオンナット34が緩まないようになり、シャワーホース31の給水管33との接続部分から漏水するおそれが減少した。
上記の実施形態の管部材の固定構造においては、ブラケット41にホルダ42を用いて給水管33を固定させたが、本発明はこれに限られるものでなく、ホルダ42を用いてシャワーホース31をブラケット41に固定させたものであってもよい。
次に、管部材の固定構造の他の実施形態について説明する。図16及び図17に示したように、この実施形態の管部材の固定構造40Aは、ブラケット41Aを上述した実施形態のブラケット41より管部材31,33の長手方向に長くしたものであり、ホルダ42に緩み止め部材43を一体的に設けた、すなわち、ホルダ42Aに緩み止め機能を持たせたものである。以下に、この管部材の固定構造40Aについて上述した管部材の固定構造40と異なることを中心に説明する。
ブラケット41Aは、ブラケット41と同様に、固定板部41Aaと、第1垂直板部41Abと、水平板部41Ac及び第2垂直板部41Adからなり、給水管33の給水弁を内蔵した部分及びユニオンナット34を設けた位置を含む長さとなっている。第1垂直板部41Abにはユニオンナット34を設けた位置に係合孔41Aeが形成されている。係合孔41Aeはユニオンナット34の外周面の角部を逃がすことを目的とし、さらに、ユニオンナット34の外周面の角部の少なくとも一方に係合してユニオンナット34の緩み止めを目的としたものである。
緩み止め機能付きホルダ42Aは、ホルダ42と同様に、第1垂直板部42Aaと、第1水平板部42Abと、第2垂直板部42Acと、第2水平板部42Ad及び第3垂直板部42Aeよりなり、給水管33の給水弁を内蔵した部分及びユニオンナット34を設けた位置を含む長さとなっている。ホルダ42Aの第2垂直板部42Acにはユニオンナット34を設けた位置に係合孔42Agが形成されている。係合孔42Agはユニオンナット34の外周面の角部を逃がすことを目的とし、さらに、ユニオンナット34の外周面の角部の少なくとも一方に係合してユニオンナット34の緩み止めを目的としたものである。
このように構成した管部材の固定構造40Aにおいては、六角ナットよりなるユニオンナット34の6つの平面のうちの少なくとも1つの平面に係合してユニオンナット34を回転不能にする緩み止め部を一体的に設けた緩み止め機能付きホルダ42Aを備えている。特に、ホルダ42Aは第1水平板部42Abがユニオンナット34の外周面上部に係合し、ブラケット41Aの水平板部41Acがユニオンナット34の外周面上部と対向する外周面下部に係合している。これにより、シャワー30を使用したことでシャワーホース31の給水管33との接続部分が振れても、ブラケット41Aの水平板部41Acとホルダ42Aの第1水平板部42Abとがユニオンナット34の外周面に係合しているので、ユニオンナット34が緩まないようになり、シャワーホース31の給水管33との接続部分から漏水するおそれが減少した。
また、ブラケット41Aの第1垂直板部41Abにはユニオンナット34を設けた位置に係合孔41Aeが形成され、ホルダ42Aの第2垂直板部42Acにはユニオンナット34を設けた位置に係合孔42Agが形成されている。ユニオンナット34の角部はこれらブラケット41Aの係合孔41Ae、ホルダ42Aの係合孔42Agから少し突出しているので、ユニオンナット34が回転しようとすると、ユニオンナット34の角部の周囲が各係合孔41Ae,42Agに係合し、ユニオンナット34がさらに緩まないようになる。
上記の実施形態においては、管部材の固定構造を機器として加熱調理器に適用したものについて説明したが、本発明はこれに限られるものでなく、管部材の固定構造を製氷機、飲料ディスペンサ等の他の機器にも適用したものであっても同様の作用効果を得ることができる。
上記の実施形態においては、多角形ナットであるユニオンナット34は六角ナットよりなるが、本発明はこれに限られるものでなく、多角形ナットとして四角ナット、八角ナット等の多角形ナットを用いたときでも同様の作用効果を得ることができる。
上記の実施形態の管部材の固定構造においては、ブラケットと、ホルダ及び緩み止め部材とを設けたもの、または、ブラケット及び緩み止め部材を一体的にしたホルダを設けたもので説明したが、本発明はこれに限られるものでなく、ブラケットとホルダとを一体的に設けたものであってもよく、このようにしたときでも同様の作用効果を得ることができる。
10…機器(加熱調理器)、31…管部材(シャワーホース)、33…管部材(給水管)、34…多角形ナット(ユニオンナット)、40,40A…管部材の固定構造、41,41A…ブラケット,41Ae…係合孔、42…ホルダ,42Ag…係合孔、42A…(緩み止め機能付き)ホルダ、43…緩み止め部材。

Claims (4)

  1. 雄ねじ部を備えた第1の管部材と、前記雄ねじ部に螺合する多角形ナットを備えて第1の管部材に着脱可能に接続された第2の管部材とを接続状態でブラケットにより機器に固定した管部材の固定構造であり、
    前記ブラケットには、前記2つの管部材の少なくとも一方を前記ブラケットに保持させるホルダと、前記多角形ナットの複数の平面よりなる外周面のうちの少なくとも1つの平面に係合して前記多角形ナットを回転不能とする緩み止め部とを設けたことを特徴とする管部材の固定構造。
  2. 請求項1に記載の管部材の固定構造において、
    前記緩み止め部を前記多角形ナットの複数の平面よりなる外周面のうちの互いに対向する2つの平面に係合させたことを特徴とする管部材の固定構造。
  3. 請求項1に記載の管部材の固定構造において、
    前記緩み止め部を前記多角形ナットの複数の平面よりなる外周面の少なくとも1つの平面に係合させるとともに、前記ブラケットを前記少なくとも1つの平面に対向する対向面に係合させたことを特徴とする管部材の固定構造。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の管部材の固定構造において、
    前記緩み止め部または前記ブラケットには前記多角形ナットの外周面の角部の周方向の少なくとも一方に係合する係合孔部を形成したことを特徴とする管部材の固定構造。
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