JP2014152938A - 固形燃料用の燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固形燃料の不完全燃焼を防止と共に、クリンカーの発生防止を提供する。
【解決手段】固形燃料を燃焼させる燃焼室1と、燃焼室の下方に配置された灰受容室3と、燃焼室と灰受容室とを区画するように配置されたロストル4と、燃焼室と灰受容室とを連通するように設けられた排出口5と、排出口を開閉するように設けられた開閉シャッタ6と、ロストル4上に配置された撹拌体9と、撹拌体に連結され、この撹拌体と一体回転するように軸支された回転軸7と、回転軸に連結され、この回転軸を正逆回転させるように動作する動力部8と備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、固形燃料用の燃焼装置に関する。
固形燃料用の燃焼装置は、燃焼室内に配置されたロストル上に固形燃料を載せて、この固形燃料を燃焼させるものが知られている。
固形燃料は、ペレット、木チップ、薪、木炭等の木質燃料や石炭、コークス等の石化燃料が用いられているが、これらの固形燃料に含まれる不純物が要因となって、この固形燃料の燃焼中に生じる不純物が固まってしまうという現象が起きていた。
このような現象が生じた場合、固形化した不純物(クリンカー)によってロストルに開孔された空気孔が詰まってしまい、燃焼室内に送り込む空気の必要量が確保できなくなり、固形燃料の不完全燃焼が生じるという問題、空気孔に詰まった固形化された灰を空気孔から取り除くことが困難であるという問題がある。
このような問題を解決する燃焼装置として、下記の特許文献1に記載されているように、燃焼中に灰処理用歯車を所定の時間間隔で回転させて、発生する灰を各灰処理板のスリット部から下方に掻き出し、一旦灰処理扉上に灰を溜め、灰の自重で灰処理扉を開いて灰回収容器に回収するものがある。
特開2004−191010号公報
しかしながら、この特許文献1の従来技術では、灰処理用歯車の回転により燃焼中において発生する灰を排除することができるが、固形燃料の燃焼中に貯まる灰や不純物が燃焼室の空気孔に詰まるという問題がある上に、この灰や不純物によって灰処理用歯車間のスリットが詰まる問題、この不純物がクリンカーになってしまう問題があり、これらによって、灰処理用歯車による灰や不純物の排除が正常に行われなくなるという問題があった。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、燃焼室に空気を供給するための空気孔に対する灰や不純物の詰りを防止できること、燃焼室の灰や不純物の排除を確実にできること、これにより、燃焼室への空気の供給を正常にできると共に、固形燃料の不完全燃焼を防止でき、且つクリンカーの発生を防止できること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明による固形燃料用の燃焼装置は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
固形燃料を燃焼させる燃焼室と、前記燃焼室の下方に配置された灰受容室と、前記燃焼室と前記灰受容室とを区画するように配置されたロストルと、
前記燃焼室と前記灰受容室とを連通するように設けられた排出口と、前記排出口を開閉するように設けられた開閉シャッタと、前記ロストル上に配置された撹拌体と、前記撹拌体に連結され、該撹拌体と一体回転するように軸支された回転軸と、前記回転軸に連結され、該回転軸を正逆回転させるように動作する動力部と、を備え、前記排出口は、前記回転軸の一方向の回転時に開放状態とし、前記回転軸の他方向の回転時に、前記開閉シャッタによって閉塞状態にされ、前記撹拌体は、前記回転軸の一方向の回転側の縁端部に、前記回転軸の一方向の回転時に前記ロストル上の物質を前記排出口方向へ移動させると共に、該排出口から排出する排出案内部を有し、前記排出案内部は、前記縁端部の内、前記ロストルの周縁側の端部を、前記回転軸の一方向の回転方向の最も後方側とし、該端部を除く前記縁端部の範囲中のいずれかの位置を、前記回転軸の一方向の回転方向の最も前方側とする最前部とし、前記端部と前記最前部とを凹凸なく連続するように形成されていることを特徴とする固形燃料用の燃焼装置である。
このような特徴を有することで本発明は、以下の効果を奏する。すなわち、固形燃料の燃焼中に生じる灰や不純物を、撹拌体の一方向の回転で燃焼室の側壁に設けられた排出口から排除し、撹拌体の他方向の回転で燃焼中の固形燃料を撹拌するようにしているので、燃焼室に空気を供給するための空気孔に対する灰や不純物の詰りを防止できると共に、燃焼室の灰や不純物の排除を確実にできる。これにより、燃焼室への空気の供給を正常にできると共に、固形燃料の不完全燃焼を防止でき、且つクリンカーの発生を防止できる。
本発明に係る燃焼装置の一実施形態を示す概略断面図である。 図1の(2)−(2)線断面図である。 図1の(3)−(3)線拡大断面図であり、(a)は、排出口が閉じられた状態を示し、(b)は、排出口が開いた状態を示す。 図1の要部拡大図であり、(a)は、灰の排除状態を示し、(b)は、燃焼中の固形燃料の撹拌状態を示す。
本発明でいう物質は、固形燃料、固形燃料の燃焼により生じる灰及び燃焼不可能な無機物質を含む不純物である。
本発明でいう固形燃料は、木質ペレット、木チップ、薪、木炭等の木質燃料や石炭、コークス等の石化燃料が挙げられる。
本発明でいう燃焼装置は、ボイラーやストーブ等の熱源を発生させるものとして用いられるものが挙げられる。
本発明の前記撹拌体は、前記回転軸の他方向の回転側の縁端部に、前記回転軸の他方向の回転方向の後方側に凹むように形成された撹拌部を有していることが好ましい。
以下、本発明に係る燃焼装置Aの実施形態の一例を図1〜図4に基づいて説明する。この燃焼装置Aは、ボイラー100に用いられるものであり、基本的な構成については、燃焼装置Aで発生させた熱をボイラー缶体等の熱利用機器101に送るようにした周知のものであるので具体的な説明は省略する。尚、以下で説明する実施形態は、本発明を限定するものではない。
燃焼装置Aは、燃焼室1と、燃焼室1に固形燃料を投入する燃料投入装置2Aと、燃焼室1に空気を供給する空気供給装置2Bと、燃焼室1の下方に配置された灰受容室3と、燃焼室1と灰受容室3とを区画するように配置されたロストル4と、燃焼室1と灰受容室3とを連通するように設けられた排出口5と、排出口5を開閉するように設けられた開閉シャッタ6と、ロストル4の中心を貫通するように設けられた回転軸7と、回転軸7に連結され、回転軸7を正逆回転させるよう動作する動力部8と、燃焼室1側に突出した回転軸7に、回転軸7と一体回転するように支持された撹拌体9とを備えている。
燃焼室1は、上方に燃料投入装置2Aと連通するように設けられた投入口10と、下方に空気供給装置2Bと連通するように設けられた複数の空気孔11と、温水加熱部101と連通するように設けられた通過口12と、外部と燃焼室1とを連通する焚口13と、焚口13を開閉する開閉扉14とを備えている。
燃焼室1の下方には、ホッパ形状に形成されたホッパ部1Aが確保されており、このホッパ部1Aの側壁10Aに空気孔11と排出口5が設けられている。ホッパ部1Aの下端には、ホッパ部1Aと連通し、ロストル4を嵌合支持する筒状部1Bが連設されている。筒状部1Bの側壁10Bの下端には、ロストル4を載せるように支持する支持突起15が軸方向に突出するように設けられている。側壁10Bの径は、ロストル4の径よりもわずかに大きいものであり、ロストル4を筒状部1Bに対して嵌脱自在、且つロストル4の周側部と側壁10Bとの間の隙間が極めて小さくできる程度である。
このような、燃焼室1は、燃料投入装置2Aにより送られてくる固形燃料が投入口10から投入されてロストル4上に落下する。ロストル4上の固形燃料に焚口13から着火して開閉扉14を閉じ、空気供給装置2Bを作動させて燃焼室1に空気を供給することで、固形燃料を燃焼させ、この燃焼による熱を通過口12から熱利用機器101に送るようになっている。
燃焼室1に投入された固形燃料の着火は、手作業で行ってもよいし、燃焼室に火炎を放射するバーナ(図示せず)を設けて、このバーナによる火炎放射で行ってもよい。
燃料投入装置2Aは、固形燃料を貯留するホッパ20Aと、ホッパ20Aの下端に設けられたスクリューコンベア21Aを備えており、スクリューコンベア21Aの回転によって、ホッパ20Aから落下する固形燃料を投入口10方向に連続して移動させるようになっている。
空気供給装置2Bは、空気供給ファン20Bと、空気孔11を介して燃焼室1に空気を供給する供給管21Bと、灰受容室3とロストル4に設けられた空気孔40を介して燃焼室1に空気を供給する供給管22Bとを備えており、供給管21B、22Bから夫々燃焼室1に空気を供給するようになっている。空気孔11の周りには、この空気孔11と供給管21Bとを連通する空気通路11Aが設けられており、供給管21Bから供給される空気が空気通路11Aを通って空気孔11から燃焼室1へ送り込まれるようになっている。
供給管21B、22Bには、空気の流通量を調整する調整ダンパ23Bが設けられており、この調整ダンパ23Bを調整することによって、供給管21B、22Bから送られる空気量を夫々調整できるようになっている。
灰受容室3は、ロストル4の空気孔40及び排出口5から排出される灰や燃焼不可能な無機物質を含む不純物を受容する空間であり、取出し口30と、取出し口30を開閉する開閉扉31を備えている。
このような灰受容室3は、固形燃料の燃焼中においては、空気を多数の空気孔40から燃焼室1へ供給する空間となり、灰や不純物の排出中においては、開閉扉31を閉じることで灰や不純物を受容することができると共に、開閉扉31を開くことで、取出し口30から灰や不純物を取り出すことができるようになっている。
灰受容室3には、必要に応じて排出される灰や不純物を受容する受容器(図示せず)を取り出し可能に配置してもよい。
ロストル4は、多数の空気孔40を備えると共に、中心に回転軸7が回転可能に貫通される円盤状のものである。
空気孔40は、燃焼室1と灰受容室3を連通するように開孔されており、空気供給装置2Bによって灰受容室3から燃焼室1へ送り込まれる空気の勢いで、ロストル4上の固形燃料、灰、不純物を浮上させるように撹拌できるようになっている。
排出口5は、側壁10A及び側壁10Bから燃焼室1の外部へわたり貫通すると共に、筒状部1Bの下端を開放するように形成された溝状のものであり、ホッパ部1A及び筒状部1Bと灰受容室3とを連通するようにされている。この排出口5を介して、ロストル4上の灰や不純物を灰受容室3に落下させて燃焼室1から排出できるようにされている。
開閉シャッタ6は、排出口5の溝部50に対してスライド自在に嵌合されたシャッタ本体60と、シャッタ本体60をスライドさせる油圧シリンダ61とを備えており、油圧シリンダ61の伸長によって、シャッタ本体60をロストル4方向へスライドさせて排出口5を閉じ、油圧シリンダ61の伸縮によって、シャッタ本体60を燃焼室1の外部方向へスライドさせて排出口5を開くようにされている(図3(a)参照)。
シャッタ本体60は、排出口5を閉じた状態において、ロストル4側の端部が側壁10A及び側壁10Bと面一となる形状に形成されており、固形燃料の燃焼時に、このロストル4側の端部が側壁10A及び側壁10Bの一部として機能するようにされている(図3(b)参照)。
油圧シリンダ61は、チューブ61Aが燃焼室1の外壁に固定され、ロッド61Bの先端がャッタ本体60の燃焼室1の外部側の端部に連結されている。
回転軸7は、鉛直方向に沿う軸を有し、灰受容室3の下方外側に配置された動力部8から灰受容室3を経て燃焼室1にわたって、ロストル4の中心を貫通するように配されている。
動力部8は、回転軸7を回転させるための動力源となる電動モータであり、灰受容室3の下方外側に配置され、回転軸7の下端と連結されている。
撹拌体9は、後端部(回転軸7側)を回転軸7に固定した状態で、この後端部からロストル4の経方向へ向かう先端部(側壁10B側)がロストル4の周縁に至る程度の長さにされた板状のものであり、底面がロストル4上にわずかに接触した状態で配置されている。
この撹拌体9は、回転軸7の一方向の回転(図面上、時計方向の回転)に伴って回転して、ロストル4上の灰及び不純物を排出口5に案内し(図4(b)参照)、回転軸7の他方向の回転(図面上、反時計方向の回転)に伴って回転して、ロストル4上の固形燃料、灰、不純物を撹拌する(図4(a)参照)ようにされている。
撹拌体9は、回転軸7の時計方向の回転側の縁端部90に、ロストル4上の灰及び不純物を排出口5に案内する排出案内部9Aを有しており、一方、回転軸7の反時計方向の回転側の縁端部91には、ロストル4上の固形燃料、灰、不純物を撹拌する撹拌部9Bを有している。
排出案内部9Aは、縁端部90における先端部(ロストル4の周縁側の端部)90Aから、この先端部90Aを除く縁端部90の範囲中に設定され、回転軸7の時計回転方向の最も前方側に位置する最前部91Aにわたって凹凸なく傾斜状に連続する直線92Aで形成されており、最前部91Aから先端部90Aへ向かって、回転軸7の時計回転方向の後方側へ傾斜するようにされている。
一方、撹拌部9Bは、縁端部91を時計回転方向へ凹ませてなるV字状を呈する凹状として形成されており、凹状の角部Pから縁端部91における先端部(ロストル4の周縁側の端部)90Bにわたって傾斜状に連続する直線91Bと、角部Pから縁端部91における後端部側(回転軸7側)にわたって傾斜状に連続する直線92Bを有している。
このような撹拌体9が回転軸7の回転に伴ってロストル4上を回転したとき、この撹拌体9の回転により撹拌される固形燃料、灰、不純物には、回転軸7から離間する方向への遠心力が作用する。
そのため、回転軸7の時計方向の回転に伴う撹拌体9の回転においては、固形燃料、灰、不純物が回転軸7から離間する方向の遠心力によって、排出口5方向へ移動しようとする。このとき、撹拌体9の回転でロストル4上の固形燃料、灰、不純物が回転方向前方へ押動かされる際に、排出案内部9Aの傾斜状の直線92Aに沿って排出口5方向へ移動することになる。
すなわち、回転軸7の時計方向の回転に伴う撹拌体9の回転において、固形燃料、灰、不純物に作用する遠心力と排出案内部9Aの傾斜状の直線92Aとによって、ロストル4上の固形燃料、灰、不純物を排出口5方向へ移動させると共に、排出口5へ送り込むことができる。また、回転軸7の回転速度が低く遠心力が小さい場合でも、排出案内部9Aの傾斜状の直線92Aによって、ロストル4上の固形燃料、灰、不純物を排出口5方向へ移動させると共に、排出口5へ送り込むことができる。
一方、回転軸7の反時計方向の回転に伴う撹拌体9の回転においては、固形燃料、灰、不純物が回転軸7から離間する方向の遠心力によって、排出口5方向へ移動しようとするが、撹拌体9の回転でロストル4上の固形燃料、灰、不純物が回転方向前方へ押動かされる際に、撹拌部9Bの傾斜状の直線91Bによって、固形燃料、灰、不純物を角部P方向へ移動させると共に、排出口5方向へ移動を阻止しながら撹拌することができるようになっている。
このとき、撹拌部9Bの傾斜状の直線92Bによって、固形燃料、灰、不純物を角部P方向に移動させることで、直線91Bによって角部P方向に移動する固形燃料、灰、不純物と角部P付近で混合・撹拌することができるようになっている。
すなわち、回転軸7の反時計方向の回転に伴う撹拌体9の回転において、撹拌部9Bの直線91Bの傾斜によって、固形燃料、灰、不純物の排出口5方向への移動を阻止し、直線91B、92Bの傾斜によって、固形燃料、灰、不純物を角部P方向に移動させると共に、この固形燃料、灰、不純物を角部P付近で混合・撹拌するため、より効率的な撹拌を行うことができる。
排出案内部9Aの形状は、例示した傾斜状の直線92Aとしたものに限らず、最前部91Aから先端部90Aにわたって凹凸がない曲線で連続する形状等、固形燃料、灰、不純物を排出口5方向に移動させると共に、排出口5に送り込んで排出できる形状であればよい(図示せず)。
また、撹拌部9Bの凹形状は、例示した図面上V字状にしたものに限らず、円弧状に凹む形状等、固形燃料、灰、不純物の排出口5方向の移動を阻止すると共に、固形燃料、灰、不純物を角部P方向に移動させて、この角部P付近で混合・撹拌できる形状であればよい(図示せず)。
このような燃焼装置Aによると、固形燃料の燃焼動作は、開閉シャッタ6を閉じて排出口5を閉塞した状態(図4(a)において斜線で示す)で、燃料投入装置2Aによって固形燃料を燃焼室1に投入し、この固形燃料に着火する。
着火後、空気供給装置2Bによって、空気を空気孔11、40から燃焼室1へ送り込むと共に、空気孔40から送り込まれる空気と、回転軸7の反時計方向への回転に伴う撹拌体9の回転とによって固形燃料や灰を撹拌する。この状態では、固形燃料の投入、空気孔11、40からの空気の送り込み、撹拌体9の回転を継続して固形燃料を燃焼させる。
固形燃料の燃焼中において、クリンカーの発生源となる灰や不純物が認められたら、開閉シャッタ6を開いて排出口5を開放し、燃料投入装置2Aの固形燃料の投入動作、空気供給装置2Bの空気供給動作を止め、回転軸7を時計方向へ回転させる。この回転に伴う撹拌体9の回転によって、ロストル4上の灰や不純物を排出口5へ移動させて、この排出口5から灰受容部3に排出する。
灰受容部3に排出された灰や不純物は、不純物が灰受容部3内で冷えてクリンカーにならないように、その都度取り出すことが好ましい。
ロストル4上の不純物が排出されたら、開閉シャッタ6を閉じて排出口5を閉塞し、燃料投入装置2Aの固形燃料の投入動作、空気供給装置2Bの空気供給動作を再開し、回転軸7の回転方向を反時計方向へ戻すことで、ロストル4上の固形燃料や灰を撹拌しながらの燃焼動作を再開することができる。このときの火種は、ロストル4上に残る燃焼中の固形燃料である。ロストル4上に燃焼中の固形燃料が無い又は少ないときには、投入された固形燃料を着火する。
このような燃焼装置Aによると、固形燃料の燃焼中に生じる灰や不純物を、撹拌体9の時計方向の回転で排出口5から排除し、撹拌体9の反時計方向の回転で燃焼中の固形燃料、灰、不純物を撹拌するようにしているので、燃焼室1に空気を供給するための空気孔11、40に対する灰や不純物の詰りを防止できると共に、燃焼室1の灰や不純物の排除を確実にできる。これにより、燃焼室1への空気の供給を正常にできると共に、固形燃料の不完全燃焼を防止でき、且つクリンカーの発生を防止できる。
しかも、固形燃料の燃焼を止めることなく、クリンカーの発生源となる灰や不純物をロストル4上から排出することができるので、効率的に熱を発生させることができると共に、クリンカーの発生を防止することができる。
クリンカーの発生源となる不純物の発生の判断は、目視又は動作部8の電流値の変化により行うことができる。動作部8の電流値の変化は、固形燃料の燃焼中に撹拌体9に作用する抵抗が不純物の発生により変化するため、この抵抗の変化に対応する動作部8の電流値の変化を検出することで達成することができる。また、電流値の変化があった際に、これを音声や光の点滅等で告知する告知部(図示せず)を設けることもできる。
燃焼装置Aの各動作は、手動操作で行ってもよいし、自動で行うようにしてもよい。自動で行う場合、回転軸7の回転時間又は回転数を検出し、検出された回転時間又は回転数に基づいて、動作部8の停止及び回転軸7の回転方向を切り替えるように制御し、回転軸7の回転方向に応じて開閉シャッタ6を開閉させると共に、燃料投入装置2Aの燃料投入動作及び空気供給装置2Bの停止と開始とを切り替えるように制御することで達成できる。
また、回転軸7の回転時間又は回転数を検出するものに換えて、前述した動作部8の電流値の変化を検出するものとしてもよく、この場合、検出した電流値に基づいて、動作部8の停止及び回転軸7の回転方向を切り替えるように制御し、回転軸7の回転方向に応じて開閉シャッタ6を開閉させると共に、燃料投入装置2Aの燃料投入動作及び空気供給装置2Bの停止と開始とを切り替えるように制御することができる。
A:燃焼装置
1:燃焼室
3:灰受容室
4:ロストル
5:排出口
6:開閉シャッタ
7:回転軸
8:動力部
9:撹拌体
9A:排出案内部
90A:端部
91A:最前部
92A:直線
9B:撹拌部

Claims (2)

  1. 固形燃料を燃焼させる燃焼室と、
    前記燃焼室の下方に配置された灰受容室と、
    前記燃焼室と前記灰受容室とを区画するように配置されたロストルと、
    前記燃焼室と前記灰受容室とを連通するように設けられた排出口と、
    前記排出口を開閉するように設けられた開閉シャッタと、
    前記ロストル上に配置された撹拌体と、
    前記撹拌体に連結され、該撹拌体と一体回転するように軸支された回転軸と、
    前記回転軸に連結され、該回転軸を正逆回転させるように動作する動力部と、
    を備え、
    前記排出口は、前記回転軸の一方向の回転時に開放状態とし、前記回転軸の他方向の回転時に、前記開閉シャッタによって閉塞状態にされ、
    前記撹拌体は、前記回転軸の一方向の回転側の縁端部に、前記回転軸の一方向の回転時に前記ロストル上の物質を前記排出口方向へ移動させると共に、該排出口から排出する排出案内部を有し、
    前記排出案内部は、前記縁端部の内、前記ロストルの周縁側の端部を、前記回転軸の一方向の回転方向の最も後方側とし、該端部を除く前記縁端部の範囲中のいずれかの位置を、前記回転軸の一方向の回転方向の最も前方側とする最前部とし、前記端部と前記最前部とを凹凸なく連続するように形成されていることを特徴とする固形燃料用の燃焼装置。
  2. 前記撹拌体は、前記回転軸の他方向の回転側の縁端部に、前記回転軸の他方向の回転方向の後方側に凹むように形成された撹拌部を有していることを特徴とする請求項1記載の固形燃料用の燃焼装置。
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