JP2014152581A - 合わせ板ガラスが嵌め込まれた扉体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
合わせ板ガラス2は、複数枚の板ガラス20、21を接着樹脂層22で接合してなり、合わせ板ガラス2の上側端部、左側端部、右側端部、下側端部は、それぞれ扉体の四周状の凹溝の上側凹溝、左側凹溝、右側凹溝、下側凹溝に受け入れられた状態でシーリング材を用いて固定されており、少なくとも下側凹溝5には、合わせ板ガラス2の下側端面222と下側凹溝5との間に形成された空隙内に位置して熱膨張耐火材9が設けてあり、少なくとも上側凹溝には、熱膨張耐火材は設けておらず、合わせ板ガラス2の上側端面と当該上側凹溝との間に形成された空隙が、樹脂の溶融により発生するガスの放出路として機能する。
【選択図】図6
Description
複数枚の板ガラスを接着樹脂層で接合してなる合わせ板ガラスが嵌め込まれた扉体において、
前記合わせ板ガラスの上側端部、左側端部、右側端部、下側端部は、それぞれ前記扉体の四周框に形成された上側凹溝、左側凹溝、右側凹溝、下側凹溝に受け入れられた状態で固定されており、
少なくとも下側凹溝には、前記合わせ板ガラスの下側端面と当該下側凹溝との間に形成された空隙内に位置して熱膨張耐火材が設けてあり、火災時の加熱により前記熱膨張耐火材が前記空隙内で膨張して前記下側端面を塞ぎ、
少なくとも上側凹溝には、熱膨張耐火材は設けておらず、前記合わせ板ガラスの上側端面と当該上側凹溝との間に形成された空隙が、前記樹脂の溶融により発生するガスの放出路として機能する、扉体、である。
前記左側凹溝及び前記右側凹溝の所定高さよりも上方の部位には、熱膨張耐火材は設けておらず、前記合わせ板ガラスの左側端面と前記左側凹溝との間の空隙の上方部位、前記合わせ板ガラスの右側端面と前記右側凹溝との間の空隙の上方部位が、前記樹脂の溶融により発生するガスの放出路として機能する。
1つの態様では、前記熱膨張耐火材は、左側凹溝及び右側凹溝の底面に固定(例えば螺子、リベット、両面テープ等によって)されている。
なお、左側凹溝及び右側凹溝に配置される熱膨張耐火材を左側凹溝及び右側凹溝のほぼ全高に亘って設けてもよい。
前記下側凹溝において、セッティングブロックが設けられていない部位では、前記合わせ板ガラスの下側端面と当該下側凹溝との間に形成された空隙内に位置して前記熱膨張耐火材が設けてある。
1つの態様では、セッティングブロックが設けられた部位では、前記セッティンブブロックと前記下側凹溝の側面との間に隙間が形成されており、当該隙間に熱膨張膨張耐火材が挿入されている。
1つの態様では、セッティングブロックを設けていない部位では、前記熱膨張耐火材は下側凹溝の底面に載設されている。
なお、セッティングブロックが設けられた部位において、熱膨張膨張耐火材を設けない態様も取り得る。
耐熱性封止シートは、板ガラス端面の少なくとも樹脂層の端部が封止されていればよいが、典型的には、端面の所定部位の全域、あるいは、それに加えて、当該所定部位に隣接する板ガラス面部の周縁部位を覆うように設けられる。
左側凹溝及び右側凹溝に設けた熱膨張耐火材の高さと、板ガラスの左側端面及び右側端面に設けた耐熱性封止シートの高さは、同じでも、前者の高さが後者の高さに対して高くても、あるいは、後者の高さが前者の高さに対して高くてもよい。いずれの場合であっても、下端からある高さまでは、熱膨張耐火材と耐熱性封止シートが共通の高さ領域に亘って延びている。
少なくとも上側凹溝には、熱膨張耐火材は設けておらず、前記板ガラスの上側端面と当該上側凹溝との間に形成された空隙が、前記樹脂の溶融により発生するガスの放出路として機能し、ガスを良好に放出することができる。
前記左側凹溝及び前記右側凹溝の所定高さよりも上方の部位には、熱膨張耐火材は設けておらず、前記板ガラスの左側端面と前記左側凹溝との間の空隙の上方部位、前記板ガラスの右側端面と前記右側凹溝との間の空隙の上方部位が、前記樹脂の溶融により発生するガスの放出路として機能するようにしたものでは、
板ガラスの接着樹脂層の樹脂が溶融した場合に、重力で下方に流動する樹脂が板ガラスの左右の端面の下方部位から流出することを防止し、樹脂が発火するようなことがなく、また、ガスを良好に放出することができる。
耐熱性封止シートが一次的に板ガラスの端面の所定部位を塞ぎ、膨張した熱膨張耐火材は耐熱性封止シートを板ガラスの端面に押し付けるように作用し、耐熱性封止シートの剥離を防止すると共に、当該膨張した熱膨張耐火材及び耐熱性封止シートによって板ガラス端面を塞ぐことで、接着樹脂層の溶融した樹脂がガラスの端面から流出することを防止する。
2 合わせ板ガラス
20 第1板ガラス
21 第2板ガラス
22 接着樹脂層
220 左側面
221 右側面
222 下面
3 左側凹溝
4 右側凹溝
5 下側凹溝
8 セッティングブロック
9 熱膨張耐火材
S 耐熱性封止シート
Claims (5)
- 複数枚の板ガラスを接着樹脂層で接合してなる合わせ板ガラスが嵌め込まれた扉体において、
前記合わせ板ガラスの上側端部、左側端部、右側端部、下側端部は、それぞれ前記扉体の四周框に形成された上側凹溝、左側凹溝、右側凹溝、下側凹溝に受け入れられた状態で固定されており、
少なくとも下側凹溝には、前記合わせ板ガラスの下側端面と当該下側凹溝との間に形成された空隙内に位置して熱膨張耐火材が設けてあり、火災時の加熱により前記熱膨張耐火材が前記空隙内で膨張して前記下側端面を塞ぎ、
少なくとも上側凹溝には、熱膨張耐火材は設けておらず、前記合わせ板ガラスの上側端面と当該上側凹溝との間に形成された空隙が、前記樹脂の溶融により発生するガスの放出路として機能する、扉体。 - さらに、左側凹溝及び右側凹溝には、前記合わせ板ガラスの下側端面から所定高さの領域に亘って、前記合わせ板ガラスの左側端面と前記左側凹溝との間、前記合わせ板ガラスの右側端面と前記右側凹溝との間に形成された空隙内に位置して熱膨張耐火材が設けてあり、火災時の加熱により前記熱膨張耐火材が前記空隙内で膨張して前記左側端面及び前記右側端面を塞ぎ、
前記左側凹溝及び前記右側凹溝の所定高さよりも上方の部位には、熱膨張耐火材は設けておらず、前記合わせ板ガラスの左側端面と前記左側凹溝との間の空隙の上方部位、前記合わせ板ガラスの右側端面と前記右側凹溝との間の空隙の上方部位が、前記樹脂の溶融により発生するガスの放出路として機能する、
請求項1に記載の扉体。 - 前記下側凹溝には、2つ以上のセッティンブブロックが設けてあり、
前記下側凹溝において、セッティングブロックが設けられていない部位では、前記合わせ板ガラスの下側端面と当該下側凹溝との間に形成された空隙内に位置して前記熱膨張耐火材が設けてある、
請求項1、2いずれか1項に記載の扉体。 - セッティングブロックが設けられた部位では、前記セッティンブブロックと前記下側凹溝の側面との間に隙間が形成されており、当該隙間に熱膨張膨張耐火材が挿入されている、
請求項3に記載の扉体。 - 前記合わせ板ガラスの下側端面の全幅に亘って、及び、前記合わせ板ガラスの左側端面、右側端面の下端から所定高さに亘って、これらの端面を塞ぐように耐熱性封止シートが設けてある、請求項1〜4いずれか1項に記載の扉体。
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2013
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