JP2014151766A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した乗り心地を維持しながら、乗員が着座姿勢を容易に変えることができ、かつ、その動きに合わせて体圧を適切に逃すことができるシートを提供すること。
【解決手段】着座荷重を支えるクッションフレーム3Fと、その上部にセットされて着座荷重を和らげて受け止めるクッションパッド3Pと、を有する乗物用シート1であり、更に、クッションフレーム3Fに支えられて設けられて中央パッド部3Pcを裏側から支える支持体20を有する。支持体20は、クッションフレーム3Fとの間に配設されたローラ22の転動によりクッションフレーム3Fに対してシート幅方向にスライドして荷重を逃がす移動が行える構成とされている。クッションパッド3Pは、クッションフレーム3Fによって定位置で支えられる固定部(前パッド部3Pa)と、支持体20によって動ける状態で支えられる可動部(中央パッド部3Pc)とを有する構成とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、着座乗員の荷重を支えるシートフレームと、シートフレーム上にセットされて着座乗員の荷重を和らげて受け止めるシートパッドと、を有する乗物用シートに関する。
従来より、車両用シートに乗員が長い時間同じ姿勢で着座していると、血液の流れが滞りやすくなり、疲労しやすくなることが知られている。そこで、このような問題を解決するものとして、下記特許文献1には、乗員がシートに着座した時の姿勢を変えられるように、シートクッションがフロア上のベースに対して左右に揺動可能に支えられた状態として設けられたものが開示されている。具体的には、シートクッションが上記ベースに対して複数の球体またはローラを介して左右に揺動可能に支えられた状態とされており、乗員が、着座使用時に、これら球体やローラを転動させながら、シートクッションを左右に揺らして使用することができるようになっている。
特許第4095583号公報
しかし、上記従来技術では、シートクッション全体がベースに対して揺動する構成となっているため、乗員が着座姿勢を安定させにくく、乗り心地が悪い。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、安定した乗り心地を維持しながら、乗員が運転中または停車時に容易に着座姿勢を変えることができ、またその動きに合わせて体圧を適切に逃がせるように動くことができるシートを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、着座乗員の荷重を支えるシートフレームと、シートフレーム上にセットされて着座乗員の荷重を和らげて受け止めるシートパッドと、を有する乗物用シートである。この乗物用シートは、更に、シートフレームに支えられて設けられ、シートパッドの一部を裏側から支える支持体を有する。支持体は、シートフレームに対して転動可能な状態に配設されるローラを有し、ローラの転動によりシートフレームに対して着座乗員の荷重を支える面の面内方向にスライドして荷重を逃がす移動が行える構成とされている。シートパッドは、シートフレームによって定位置で支えられる固定部と、支持体によって動ける状態で支えられる可動部と、を有する構成とされている。
この第1の発明によれば、着座乗員の荷重は、シートパッドの固定部において、シートフレームの支えによって定位置で安定して受け止められる一方で、シートパッドの可動部において、支持体の支えにより着座乗員の姿勢変化に伴う荷重を逃がすことができる態様で受け止められる。具体的には、シートパッドの可動部は、これを支える支持体が、シートフレームに対して転動可能な状態に配設されるローラの転動により着座乗員の荷重を支える面の面内方向にスライドすることにより上記の荷重を逃がす。したがって、上述したシートパッドの固定部において安定した乗り心地を維持しながら、シートパッドの可動部において着座乗員が姿勢を変化させる動きに合わせて体圧を適切に逃がせるようにすることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。シートフレームは、乗物用シートの外枠を成すフレームの枠内に面状の板フレームが架橋された構成とされている。支持体は、シートパッドの可動部の裏面に形成された凹部内に凹形状を重ねるように収容されて配置される凹形状の本体部と、本体部の凹形状内に板フレームとの間に介在して設けられるローラと、によって構成されている。支持体は、板フレームに形成されたガイド部により、板フレームに対して特定の面内方向にスライドするようにガイドされた状態とされている。
この第2の発明によれば、支持体の本体部を、シートパッドの可動部の裏面に形成された凹部内に収容配置し、同本体部の凹形状内に板フレームとの間に介在するようにローラを介在させる構成とすることにより、シートパッドの可動部を板フレームから大きく離間させることなくこれらの間に支持体をコンパクトに介在させることができる。また、支持体を板フレームに形成したガイド部によってスライドガイドする構成とすることにより、支持体を特定の面内方向に安定してスライドさせられるようになるため、着座乗員の姿勢変化に伴う荷重を適切に逃がすことができる。
第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成とされているものである。支持体は、シートクッションの骨格を成すクッションフレーム上に通常時シート幅方向の中央部に位置付けられるように設けられて、シート幅方向へのスライドにより着座乗員の荷重を逃がす構成とされている。
この第3の発明によれば、着座乗員が通常の着座姿勢でシートクッションに荷重をかけている状態では、シート幅方向の中央部に位置付けられている支持体に左右均等に荷重がかけられるようになる。したがって、着座乗員の通常時の着座姿勢がより安定するため、乗り心地を更に向上させることができる。
第4の発明は、上述した第1から第3のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。シートパッドの可動部と固定部とが互いに別体に分かれて構成されている。
この第4の発明によれば、シートパッドの固定部と可動部とが互いの動きに追従しなくなるため、固定部をより定位置に安定させやすくすることができると共に、可動部をより支持体の動きに追従させやすくすることができる。したがって、より安定した乗り心地を維持しながら、乗員が着座姿勢を容易に変化させることができ、その動きに合わせて体圧を適切に逃がすことができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を示した斜視図である。 シートクッションの分解斜視図である。 クッションフレームの平面図である。 図1のIV-IV線断面図である。 図1のV-V線断面図である。 乗員が左側の尻部を浮かした状態(右側に体重がかかった状態)を示した断面図である。 乗員が右側の尻部を浮かした状態(左側に体重がかかった状態)を示した断面図である。 乗員が右側に横荷重を受けた状態(右側に体重がかかった状態)を示した断面図である。 乗員が左側に横荷重を受けた状態(左側に体重がかかった状態)を示した断面図である。 支持体を板ばねによって初期位置に附勢するようにした構成を示したクッションフレームの平面図である。 実施例2の乗物用シートの要部構成を示した断面図である。 乗員が右側に横荷重を受けた状態(右側に体重がかかった状態)を示した断面図である。 乗員が左側に横荷重を受けた状態(左側に体重がかかった状態)を示した断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシート1の構成について、図1〜図10を用いて説明する。本実施例のシート1は、図1に示すように、実施例1で示したシート1と同様に、自動車の運転席として構成されており、着座乗員の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えている。シートクッション3は、図2に示すように、車両のフロア上に左右一対のスライドレール5を間に介して設置されており、これらスライドレール5によってフロアに対するシート前後方向の設置位置を調整することができるように設けられた状態とされている。
図1に示すように、シートバック2は、シートクッション3の後端部に図示しないリクライナーを間に介して連結されており、これらリクライナーの作動によってシートクッション3に対する起立角度(背凭れ角度)をシート前後方向に調整することができるように設けられた状態とされている。なお、上述した各スライドレール5や図示しないリクライナーの構成は、特開2010−221935号や特開2010−221935号公報等の文献に開示された公知の構成と同じものとなっているため、これらの具体的な構成についての説明は省略することとする。
上述したシートクッション3は、図2〜図3に示すように、その内部骨格を成すクッションフレーム3Fと、クッションフレーム3Fのクッションパン部3F4の上部に配設された支持体20と、これらクッションフレーム3Fと支持体20とによって下方側(裏面側)から支えられた状態として着座乗員の荷重を軟らかく受け止めるクッションパッド3Pと、クッションパッド3Pの表面全体を覆う布製のクッションカバー3C(図1参照)と、を有して構成されている。ここで、クッションフレーム3Fが本発明の「シートフレーム」に相当し、クッションパッド3Pが本発明の「シートパッド」に相当し、クッションパン部3F4が本発明の「板フレーム」に相当する。
上述したクッションフレーム3Fは、シートクッション3の外周形状に沿った四角枠状の形に組まれて構成されている。具体的には、クッションフレーム3Fは、左右一対のシート前後方向に長尺な鋼板材より成るサイドフレーム3F1と、これらサイドフレーム3F1の前端部間に一体的に架橋されて設けられた鋼板製のフロントパネル3F2と、両サイドフレーム3F1の後部間に一体的に架橋されて設けられた円鋼管製のリヤパイプ3F3と、上述したフロントパネル3F2とリヤパイプ3F3との間に架橋されるようにフロントパネル3F2からシート後方側に延出して形成された板状のクッションパン部3F4と、によって構成されている。
図2に示すように、各サイドフレーム3F1は、それらの上縁部と中間部とがそれぞれシート内側に折り曲げられた形状とされて、曲げや捩りに対する構造強度が高められた構成とされており、それらの下縁部が、上述した各スライドレール5(図2参照)のアッパレールの上部に一体的に結合された状態とされている。フロントパネル3F2は、上述した各サイドフレーム3F1の前端部同士を繋ぐように、これらの上面部と前面部とに跨ってそれぞれ形状があてがわれてスポット溶接により強固に一体的に結合されて設けられた状態とされている。ここで、上述したフロントパネル3F2は、シート前方側に面を向ける前板部3F2aと、シート上方側に面を向ける天板部3F2bと、天板部3F2bの後縁部からシート後方側に段差状に落ち込んだ形となって延びる板状のクッションパン部3F4と、を有する形に形成されている。
前板部3F2aは、その左右両側の各縁部が、シートクッション3の前側面の外周形状に沿うようにそれぞれシート後方側に湾曲した形に形成されており、湾曲した先の各縁部が、各サイドフレーム3F1の前面部にあてがわれてスポット溶接によりそれぞれ強固に一体的に結合された状態とされている。天板部3F2bは、その左右両側の各縁部が、各サイドフレーム3F1の上面部にあてがわれて載置された状態として、その前後2箇所の部位がスポット溶接により各サイドフレーム3F1の上面部にそれぞれ強固に一体的に結合された状態とされている。
クッションパン部3F4は、上述したフロントパネル3F2の天板部3F2bの後縁部からシート後方側に段差状に落ち込んだ形となって延びる形状とされている。上述したクッションパン部3F4は、上述した各サイドフレーム3F1の間のシート幅方向の大部分の領域を覆う広い板幅を有した形状とされているが、各サイドフレーム3F1との間に後述するクッションカバー3Cを引き込むための隙間3F5を有した形状とされている。上述したクッションパン部3F4は、その後縁部が、リヤパイプ3F3の上面部に架けられて溶接により強固に一体的に結合された状態とされている。上述したクッションパン部3F4には、その段差状に落ち込んだ前後側の各縁部の左右2箇所ずつに、それぞれ、後述する支持体20のローラガイド21の前後移動を規制して、ローラガイド21をシート幅方向に真っ直ぐに移動させられるようにスライドガイドするガイド突起3F4aが上方側に押し出されて形成されている。また、クッションパン部3F4のシート幅方向の両縁部には、上述したローラガイド21のシート幅方向の可動領域を当接により規制する係止部として、上方側に突出するように逆U字状に曲げ返された形の縁側ストッパ3F4bが形成されている。ここで、上述したローラガイド21が本発明の「本体部」に相当し、各ガイド突起3F4aが本発明の「ガイド部」に相当する。
図4に示すように、上述したフロントパネル3F2は、その前述したシート前方側に面を向ける前板部3F2aが、シートクッション3の前面骨格を形成している。また、フロントパネル3F2は、そのシート上方側に面を向ける天板部3F2bが、着座乗員の大腿部の前端近傍を支えるシートクッション3の前端部領域の上面骨格を形成している。この天板部3F2bは、着座乗員の大腿部を前上がり状に持ち上げて支持することができるように、着座乗員の尻部を下方側から支えるクッションパン部3F4の上面や、同部の上面に配設される支持体20よりも高い位置に形成された状態とされている。
図2に示すように、支持体20は、下方側に開口した箱形のローラガイド21と、ローラガイド21の底面部に形成された凹部21A内に収容されてローラガイド21とクッションパン部3F4の上面との間に介在して設けられる2本の円柱状のローラ22と、によって構成されている。ローラガイド21は、樹脂の一体成形によって形成されており、その底面部に、前述した2本のローラ22をそれぞれシート幅方向に転動させられる状態に収容することのできる凹部21Aが形成されている。上記凹部21Aは、ローラガイド21の周縁部を残す底面部のほぼ全域に亘って形成されており、この凹部21Aの形成により、ローラガイド21の底面部には、その周縁部に、下方側に立壁状に立設された形の左右の側壁部21A1と前後の側壁部21A2とがそれぞれ形成された状態とされている(図4〜図5参照)。
また、図5に示すように、上述したローラガイド21の底面部には、上述した凹部21Aを左右2つの領域に区画する区画リブ21Bが、上記凹部21A内のシート幅方向の中央ラインに沿って立壁状に立設された形に形成された状態とされている。また、図4に示すように、上述したローラガイド21の底面部には、上述した凹部21A内に収容された各ローラ22の前後2箇所の部位に形成された各くびれ部22A内にそれぞれあてがわれて、各ローラ22をそれぞれ凹部21A内でシート幅方向に真っ直ぐに転動させられるようにガイドするガイドリブ21Cが形成されている。これらガイドリブ21Cは、凹部21A内の前寄りと後ろ寄りの前後2箇所において、それぞれ、凹部21A内にセットされた各ローラ22のくびれ部22A内に入り込むように凹部21Aの天板面から下方側に三角形状に突出した形に形成されており、凹部21A内のシート幅方向の全域に亘ってシート幅方向に真っ直ぐに延びた突条形状に形成された状態とされている。
上述したローラガイド21は、図5に示すように、その箱形に形成された凹形状を、後述するクッションパッド3Pの中央パッド部3Pcの底面部に形成された凹部3Pc4内に重ねるように収容されて、同中央パッド部3Pcの裏面部に一体的に結合されて設けられた状態とされている。これにより、ローラガイド21は、上記中央パッド部3Pcの裏面部において、その左右の両側壁部21A1が、上述した中央パッド部3Pcの凹部3Pc4内の左右両側部に立壁状となって形成される各側壁部3Pc5によって両外側から覆われた状態に設けられた状態とされている。
また、上述した各ローラ22は、上述したローラガイド21の凹部21A内における区画リブ21Bによって区画された左右の各領域内にそれぞれ1本ずつ配設された状態とされている。これにより、各ローラ22は、上述した凹部21A内の左右の区画された各領域内において、区画リブ21Bまたは左右どちらかの側壁部21A1と当たる位置の間でそれぞれシート幅方向に個別に自由に転動することができる状態に設けられた状態とされている。上述した各ローラ22は、上述したローラガイド21の凹部21Aの深さ(高さ)寸法よりも大きな直径を有した形状に形成されており、上述したローラガイド21の凹部21A内に収容されてセットされることにより、同凹部21Aの天板面とクッションパン部3F4の上面との間に介在して、転動により、ローラガイド21をその転動したシート幅方向の各方向にスライドさせて送ることができるようになっている(図6〜図7参照)。ここで、クッションパン部3F4は、シート幅方向に平坦な面形状に形成されており、各ローラ22をシート幅方向に真っ直ぐに転動させられるようになっている。
上述したローラガイド21は、図4に示すように、上述したクッションパン部3F4のシート幅方向に平坦に延びる中央の面上に配設されている。詳しくは、ローラガイド21は、上述したクッションパン部3F4の前後側の各縁部に形成されたガイド突起3F4aの前後の配置間領域内に収められて配置されており、その前後側の各側壁部21A2が、上述した各ガイド突起3F4aによってそれぞれ前後側からあてがえられた状態として、クッションパン部3F4上をシート幅方向に真っ直ぐにスライドすることができるようにガイドされた状態として設けられている。
また、各ローラ22は、図4に示すように、上述したローラガイド21の凹部21A内の左右の区画された各領域内において、それらの前後2箇所の部位に形成された環状にくびれた形の各くびれ部22A内に、上述したローラガイド21の底面部に突出形成された各ガイドリブ21Cがそれぞれあてがわれた状態として、ローラガイド21とクッションパン部3F4との間に介在するようにセットされて設けられた状態とされている。これにより、各ローラ22は、上述したローラガイド21とクッションパン部3F4との間で、ローラガイド21に対してシート幅方向に真っ直ぐに転動することができるようにガイドされて設けられた状態とされている。
以上の構成により、支持体20は、図5〜図7に示すように、そのクッションパッド3Pの中央パッド部3Pcを下方側から支えるローラガイド21が、上述したクッションパン部3F4上を、上述した各ローラ22の転動に伴ってシート幅方向に円滑にスライドすることができるようにクッションパン部3F4上にガイドされて設けられた状態とされている。上述したローラガイド21のクッションパン部3F4に対するシート幅方向の可動範囲は、ローラガイド21の左右の側壁部21A1が、クッションパン部3F4の左右の縁側ストッパ3F4bと当たって係止される位置間の範囲とされている。しかし、上述したローラガイド21の左右の側壁部21A1の外側部には、上述したクッションパッド3Pの中央パッド部3Pcの裏面部に形成された凹部3Pc4の左右両側の側壁部3Pc5がそれぞれ張り出した状態とされており、上述したローラガイド21の各方向への横移動の規制は、上述した各側壁部3Pc5がクッションパン部3F4の左右の縁側ストッパ3F4bと当たることで行われるようになっている。このようなクッション構造が介在する構成とされていることにより、硬質のローラガイド21とクッションパン部3F4の左右の縁側ストッパ3F4bとの当たりが和らげられて、ローラガイド21の横移動が静かにかつ軟らかく止められるようになっている。
上述した支持体20は、通常時は、後述するクッションパッド3Pの表面に張設されるクッションカバー3Cの張設力(テンション)によって、クッションパン部3F4上のシート幅方向の中央部に位置付けられた状態として保持されるようになっている。これにより、着座乗員がシートクッション3上で通常の着座姿勢をとっている状態では、上述した支持体20上で左右バランス良く荷重がかけられるため、着座乗員が安定した姿勢状態をとることができるようになっている。なお、図10に示すように、上述した支持体20を、上述したローラガイド21の左右両側部とクッションパン部3F4の左右の縁側ストッパ3F4bとの間にそれぞれV字状に湾曲させた形の板ばねSpを介在させることにより、これら板ばねSpの附勢力によって通常時にクッションパン部3F4上のシート幅方向の中央部に位置付けた状態に保持する構成としてもよい。
しかし、上述した支持体20は、図6〜図7に示すように、シートクッション3に着座した乗員が、その着座姿勢を修正するためにシートクッション3に座り直す場合など、片側の尻部を浮かして荷重を偏らせるような姿勢変化をすることにより、その姿勢変化の支点となる右側或いは左側の領域部に偏った荷重がかけられて横移動する。具体的には、支持体20は、その上部のクッションパッド3Pの中央パッド部3Pcの左右どちらかの領域部に上記の偏った荷重がかけられることにより、クッションパッド3Pの中央パッド部3Pcに押し動かされる形でシート幅方向にスライドする。この支持体20の横移動により、上記中央パッド部3Pcに偏ってかけられた荷重が逃がされる。また、上述した支持体20は、図8〜図9に示すように、シートクッション3に着座した乗員が、走行車両がカーブを曲がるなどして左右方向に遠心力の作用を受けて、その骨盤部を腰椎付近を中心に左右に横揺れさせるような姿勢変化をする場合にも、右側或いは左側の領域部に偏った荷重がかけられて傾動する。
これにより、着座乗員の体圧がシートクッション3の同じ部位に長時間かけられ続けていたことによる血流の滞りが解消され、血流が促進されるようになる。したがって、その後に、着座乗員が浮かした尻部を下ろして座り直した姿勢状態に戻ることにより、支持体20が図5に示すようにシート幅方向の中央位置に戻されて、着座乗員は、血流の滞りを良好に解消した状態で、座り直した着座姿勢に戻って、支持体20により下方側から左右でバランス良く均等に支持された安定した姿勢状態をとることができる。
次に、図2を参照して、クッションパッド3Pの構成について説明する。クッションパッド3Pは、軟質ポリウレタンフォーム原料を発泡成形して形成したものである。このクッションパッド3Pは、上述したクッションフレーム3Fのフロントパネル3F2の上部に組み付けられる前パッド部3Paと、各サイドフレーム3F1の上部に組み付けられる各サイドパッド部3Pbと、上述した支持体20の上部に組み付けられる中央パッド部3Pcと、を有する構成となっている。ここで、前パッド部3Pa及び各サイドパッド部3Pbがそれぞれ本発明の「固定部」に相当し、中央パッド部3Pcが本発明の「可動部」に相当する。
上述したクッションパッド3Pは、上述した前パッド部3Paと各サイドパッド部3Pbとが互いに一体的に繋がった構成とされているが、中央パッド部3Pcだけがこれらから分離された別体の構成とされている。これにより、中央パッド部3Pcは、上述した前パッド部3Paや各サイドパッド部3Pbとは独立して単独で撓み変形したり横移動したりすることができるように構成された状態とされている。
図2に示すように、上述したクッションパッド3Pの中央パッド部3Pcの着座乗員の尻部を支える後部領域3Pc2は、その表側面が器状に凹んだ形となっている。これにより、中央パッド部3Pcは、その着座乗員の尻部を支える後部領域3Pc2において、着座乗員の尻部を収まり良く受け入れることができるようになっている。また、上述した中央パッド部3Pcの着座乗員の大腿部を支える前部領域3Pc1は、その表側面が、上述したフロントパネル3F2の上部にセットされる前パッド部3Paにかけて、着座乗員の大腿部を前上がり状に持ち上げて支持することができるように、上述した中央パッド部3Pcの後部領域3Pc2と前パッド部3Paとの間を形状的に滑らかに繋ぐように前上がり状に傾斜した形に形成されている(図4参照)。
図5に示すように、各サイドパッド部3Pbは、上述した中央パッド部3Pcよりも上方側に大きく膨らんだ形に形成されており、これらの膨らんだ形状によって、着座乗員の大腿部を両外側から挟み込むように支持することができる構成とされている。詳しくは、各サイドパッド部3Pbは、それらの中央パッド部3Pcと隣り合うシート内側の縁部からシート外側の縁部にかけて、傾め上方側に膨らんでいく形に形成されており、着座乗員の大腿部の両外側の側部に斜め下方側からあてがわれて支持する構成とされている。
上述したクッションパッド3Pは、上述したようにクッションフレーム3Fの上部に組み付けられることにより、その前パッド部3Paと左右両側の各サイドパッド部3Pbとが、それぞれ、クッションフレーム3Fのフロントパネル3F2と各サイドフレーム3F1とによって下方側から定位置で硬く安定的に支持された状態とされ、中央パッド部3Pcが、上述した支持体20によって下方側から支持体20の動きに追従して動けるように支持された状態とされている。
具体的には、上述したクッションパッド3Pは、その前パッド部3Paや左右両側の各サイドパッド部3Pbが、それぞれ、クッションフレーム3Fのフロントパネル3F2や各サイドフレーム3F1の上部にセットされて、これらをシート上方側からと外周側とからそれぞれ覆った状態に組み付けられている。そして、クッションパッド3Pは、上述したクッションフレーム3Fの上部に組み付けられた後、その表面全体(着座面や前後左右の各側面)を覆うようにクッションカバー3Cが被せ付けられて、クッションカバー3Cの各周縁部がクッションフレーム3Fの底部に引張り込まれて止着されることにより、このクッションカバー3Cの張設力によって、その前パッド部3Paや各サイドパッド部3Pbが、クッションフレーム3Fのフロントパネル3F2や各サイドフレーム3F1にそれぞれ強く押し付けられて密着した状態に組み付けられると共に、中央パッド部3Pcも支持体20の上部に強く押し付けられて密着した状態に組み付けられた状態とされている。
上記の組み付けにより、クッションパッド3Pは、その着座乗員の尻部を受け止める中央パッド部3Pcが、上述した支持体20によって横移動可能に受け止められる構成でありながら、その前パッド部3Paや各サイドパッド部3Pbといった外周部が、上述したクッションフレーム3Fのフロントパネル3F2や各サイドフレーム3F1によって下方側から強く定位置で安定的に支えられた状態に保持されるようになっている。
ここで、上述したクッションカバー3Cは、図4に示すように、そのクッションパッド3Pの中央パッド部3Pcと前パッド部3Paとの間の隙間3P4上に覆い被される部位や、図5に示すように、その中央パッド部3Pcと各サイドパッド部3Pbとの間の隙間3P3上に覆い被される部位が、それぞれ、浮いたり皺を寄らせたりすることがないように、下方側に引張り込まれて吊り込まれた状態に止着された状態とされている。具体的には、図4に示すように、クッションカバー3Cは、そのクッションパッド3Pの中央パッド部3Pcと前パッド部3Paとの間に覆い被される各部位が、それぞれ、個別に、中央パッド部3Pcと前パッド部3Paとの間の隙間3P4内を通って下方側に引張り込まれて、中央パッド部3Pcの底面部や前パッド部3Paの底面部に一体的に接着されて結合された状態とされている。
また、図5に示すように、クッションカバー3Cは、その上述した中央パッド部3Pcと各サイドパッド部3Pbとの間に覆い被される各部位が、それぞれ、これらの間に形成された隙間3P3内を通って下方側に引張り込まれて、クッションパン部3F4と各サイドフレーム3F1との間に形成された隙間3F5から下方側に引張り込まれて、それらの共縫いされた先端に結合されたフック3C1がクッションパン部3F4の各縁側ストッパ3F4bの下方側に折り返された各端部にそれぞれ引掛けられることにより、上記各隙間3P3に引張り込まれた状態に止着された状態とされている。これにより、クッションカバー3Cは、上述した支持体20が左右にスライドしても、この動きを中央パッド部3Pcと前パッド部3Paとの間や、中央パッド部3Pcと各サイドパッド部3Pbとの間においてそれぞれ無理な力がかからないように逃がして、クッションパッド3Pの各部位を被覆する各面部の張設状態をそれぞれ安定して維持することができるようになっている。
上記構成により、クッションパッド3Pは、そのクッションフレーム3Fのフロントパネル3F2や各サイドフレーム3F1によって下方側から定位置で支えられている前パッド部3Paや各サイドパッド部3Pbにおいて、着座乗員の荷重を定位置で安定して支えることができるようになっている。したがって、運転席に座る乗員は、通常の着座姿勢時において、上述した横移動しないクッションパッド3Pの前パッド部3Paによって大腿部が安定して支えられることから、快適な着座姿勢をとることができるようになっている。また、アクセルペダルやブレーキペダルを踏み込む運転操作時にも、大腿部が安定して支えられていることで、これらの操作を安定した姿勢を保ちながら行うことができ、各種の運転操作を良好に行うことができる。また、クッションパッド3Pは、その上述した支持体20によって下方側から横移動できる状態で支えられた中央パッド部3Pcにおいて、着座乗員が片側の尻部を浮かして荷重を偏らせるような動きをする場合に、その動きに合わせて支持体20を横移動させて、同部位にかけられていた体圧を適切に逃がせるようにすることができるようになっている。このように、着座乗員の尻部を支えるクッションパッド3Pの中央パッド部3Pcが、支持体20のスライドによって横移動する構成とされていることにより、着座乗員は、この支持体20の動きによって腰部を横移動させる態様で姿勢変化を行えるように案内されるようになる。したがって、この腰部の横移動により、同部の血流の滞りを良好に解消して、血行をより良好に促進させることができる。
このように、本実施例のシート1(乗物用シート)は、着座乗員の荷重を支えるクッションフレーム3F(シートフレーム)と、クッションフレーム3F上にセットされて着座乗員の荷重を和らげて受け止めるクッションパッド3P(シートパッド)と、を有する構成となっており、更に、クッションパッド3Pの中央パッド部3Pc(一部)を裏側から支える支持体20(支持体)がクッションフレーム3Fに支えられて設けられた構成となっている。支持体20は、クッションフレーム3Fに対して転動可能な状態に配設される2本のローラ22(ローラ)を有し、2本のローラ22の転動によりクッションフレーム3Fに対してシート幅方向(着座乗員の荷重を支える面の面内方向)にスライドして荷重を逃がす移動が行える構成とされている。クッションパッド3Pは、クッションフレーム3Fによって定位置で支えられる前パッド部3Pa(固定部)及び各サイドパッド部3Pb(固定部)と、支持体20によって動ける状態で支えられる中央パッド部3Pc(可動部)と、を有する構成とされている。
このような構成とされていることにより、着座乗員の荷重は、クッションパッド3Pの前パッド部3Pa及び各サイドパッド部3Pbにおいて、クッションフレーム3Fの支えによって定位置で安定して受け止められる一方で、クッションパッド3Pの中央パッド部3Pcにおいて、支持体20の支えにより着座乗員の姿勢変化に伴う荷重を逃がすことができる態様で受け止められる。具体的には、クッションパッド3Pの中央パッド部3Pcは、これを支える支持体20が、クッションフレーム3Fに対して転動可能な状態に配設される各ローラ22の転動によってシート幅方向にスライドすることで上記の荷重を逃がす。したがって、上述したクッションパッド3Pの前パッド部3Pa及び各サイドパッド部3Pbにおいて安定した乗り心地を維持しながら、クッションパッド3Pの中央パッド部3Pcにおいて着座乗員が姿勢を変化させる動きに合わせて体圧を適切に逃がせるようにすることができる。
具体的には、クッションフレーム3Fは、シートクッション3の外枠を成すクッションフレーム3Fの枠内に面状のクッションパン部3F4(板フレーム)が架橋された構成とされている。支持体20は、クッションパッド3Pの中央パッド部3Pcの裏面に形成された凹部3Pc4(凹部)内に凹形状を重ねるように収容されて配置される凹形状のローラガイド21(本体部)と、ローラガイド21の凹形状内(凹部3Pc4内)にクッションパン部3F4との間に介在して設けられる2本のローラ22と、によって構成されている。支持体20は、クッションパン部3F4に形成されたガイド突起3F4a(ガイド部)により、クッションパン部3F4に対してシート幅方向にスライドするようにガイドされた状態とされている。
このように、支持体20のローラガイド21を、クッションパッド3Pの中央パッド部3Pcの裏面に形成された凹部3Pc4内に収容配置し、同ローラガイド21の凹形状内(凹部3Pc4内)にクッションパン部3F4との間に介在するようにローラ22を介在させる構成とすることにより、クッションパッド3Pの中央パッド部3Pcをクッションパン部3F4から大きく離間させることなくこれらの間に支持体20を高さ方向にコンパクトに介在させることができる。また、支持体20をクッションパン部3F4に形成したガイド突起3F4aによってスライドガイドする構成とすることにより、支持体20をシート幅方向に安定してスライドさせられるようになるため、着座乗員の姿勢変化に伴う荷重を適切に逃がすことができる。また、転動体としてローラ22を採用することにより、球体を採用する構成と比べてクッションパン部3F4との接触面積が広げられて荷重が分散されやすくなるため、圧痕が付きにくく、ローラガイド21の摺動性や耐久性を良好にすることができる。
また、上述した支持体20は、上述したクッションカバー3Cの張設力によって、クッションフレーム3F上に通常時シート幅方向の中央部に位置付けられるように設けられて、シート幅方向へのスライドにより着座乗員の荷重を逃がす構成とされている。このような構成とされていることにより、着座乗員が通常の着座姿勢でシートクッション3に荷重をかけている状態では、シート幅方向の中央部に位置付けられている支持体20に左右均等に荷重がかけられるようになる。したがって、着座乗員の通常時の着座姿勢がより安定するため、乗り心地を更に向上させることができる。
また、クッションパッド3Pの中央パッド部3Pc(可動部)と前パッド部3Pa及び各サイドパッド部3Pb(固定部)とが互いに別体に分かれて構成されている。このような構成とされていることにより、クッションパッド3Pの前パッド部3Pa及び各サイドパッド部3Pbと中央パッド部3Pcとが互いの動きに追従しなくなるため、前パッド部3Pa及び各サイドパッド部3Pbをより定位置に安定させやすくすることができると共に、中央パッド部3Pcをより支持体20の動きに追従させやすくすることができる。したがって、より安定した乗り心地を維持しながら、乗員が着座姿勢を容易に変化させることができ、その動きに合わせて体圧を適切に逃がすことができる。
続いて、実施例2のシート1の構成について、図11〜図13を用いて説明する。本実施例のシート1は、図11に示すように、実施例1で示したシート1の構成に、更に着座乗員が姿勢を横に変化させる動きに併せて、シートクッション3の左右両側のサイドパッド部3Pbも併せて横移動させられるようにするサイド支持体30が設けられた構成とされている。
具体的には、本実施例の各サイドパッド部3Pbは、全体図は省略されているが、それらの中央パッド部3Pcの左右両側に位置する後部領域の上側形状3Pb1が、それぞれ、各サイドパッド部3Pbから独立して横移動することができるように分離された形に形成されている。そして、これら上側形状3Pb1と下側形状(各サイドパッド部3Pb)との間に、上側形状3Pb1をそれぞれシート幅方向に外側上がりとなるように斜めにスライドさせられる状態にガイドするサイド支持体30が設けられている。
各サイド支持体30は、下方側に開口した箱形のスライドガイド31と、スライドガイド31の箱内に回転可能に軸連結された状態で設けられた2本の円筒形のローラ32と、から構成されている。各スライドガイド31は、上述した各上側形状3Pb1の底面部に形成された凹部3Pb1a内に互いの凹形状を重ねるように収容されて、同部に一体的に結合されて設けられた状態とされている。各ローラ32は、それぞれ、シート前後方向に軸方向が向けられた状態として、一部がスライドガイド31の箱内に収められるように互いにシート幅方向に離間した位置に配設されて、それらの内部に挿通された軸ピン32Aによりスライドガイド31に対して軸回転可能な状態に枢着された状態とされている。
上述した各サイド支持体30は、上述した各上側形状3Pb1の下側に位置する下側形状(各サイドパッド部3Pb)の上面部に積層形成された各樹脂板3Pb2上にセットされた状態とされ、これら樹脂板3Pb2上を上述した各ローラ32の転動に伴ってシート幅方向にスライドすることができる状態に設けられた状態とされている。上述した各樹脂板3Pb2は、それぞれ、シート幅方向に外側上がりとなるように傾斜した形に形成されている。各サイド支持体30は、通常時は、前述した各サイドパッド部3Pbの表面に張設されるクッションカバー3Cの張設力(テンション)によって、それぞれ、各サイドパッド部3Pbの通常時の初期形状を形作る中央位置に位置付けられた状態として保持されるようになっている。
しかし、各サイド支持体30は、図12〜図13に示すように、シートクッション3に着座した乗員が、走行車両がカーブを曲がるなどして左右方向に遠心力の作用を受けて、その骨盤部を腰椎付近を中心に左右に横揺れさせるような姿勢変化をする場合に、この動きによって横移動する上述した支持体20の動きと併せて、各サイドパッド部3Pbの上側形状3Pb1に入力される着座乗員の尻部からの荷重を受けて、それぞれ、上述した各樹脂板3Pb2上をシート幅方向(シート外側上がり方向、またはシート内側下がり方向)にスライドする。したがって、これらサイド支持体30が上述した支持体20と併せてスライドする動きによって、中央パッド部3Pcに偏ってかけられた荷重を更に良好に逃がすことができる。したがって、より安定した乗り心地を維持しながら、乗員が着座姿勢を容易に変化させることができ、その動きに合わせて体圧を適切に逃がすことができる。
また、上述した各サイド支持体30は、シートクッション3に着座した乗員が、その着座姿勢を修正するためにシートクッション3に座り直す場合など、片側の尻部を浮かして荷重を偏らせるような姿勢変化をする場合にも、上記の場合と同様に、各サイドパッド部3Pbの上側形状3Pb1に入力される着座乗員の尻部からの荷重を受けて、それぞれ、上述した各樹脂板3Pb2上をシート幅方向(シート外側上がり方向、またはシート内側下がり方向)にスライドする。したがって、これらサイド支持体30が上述した支持体20と併せてスライドする動きによって、中央パッド部3Pcに偏ってかけられた荷重を更に良好に逃がすことができる。したがって、より安定した乗り心地を維持しながら、乗員が着座姿勢を容易に変化させることができ、その動きに合わせて体圧を適切に逃がすことができる。
詳しくは、各サイド支持体30は、それぞれ、シート幅方向に外側上がりとなる傾斜方向にスライドするように形成されていることから、上述したシート幅方向の中央部に配設された支持体20と合わせて、全体が着座乗員の腰椎付近を中心とした回転移動軌跡をとるような態様で腰椎付近を取り囲むように移動するようになっている。これにより、各サイド支持体30によって支えられた各サイドパッド部3Pbや中央の支持体20によって支えられた中央パッド部3Pcが、着座乗員が骨盤部を左右に横揺れさせたり片側の尻部を浮かしたりする姿勢変化の動き追従して動きやすい状態とされており、乗員が着座姿勢を容易に変化させることができ、その動きに合わせて体圧を適切に逃がすことができる。
以上、本発明の実施形態を2つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車の運転席以外のシートにも適用することができるほか、鉄道等の自動車以外の車両に適用されるシートであってもよく、また、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
また、本発明の構成は、乗物用シートのシートバックにも適用することができるものである。具体的には、例えば、「支持体」を、シートバックのパッドにおける着座乗員の腰部や背部を支える部位(一部)を支えるように設け、「支持体」をシート幅方向(着座乗員の荷重を支える面の面内方向)にスライド可能な状態に設けるようにする構成が挙げられる。このような構成を採ることにより、シートバックに凭れ掛かる乗員が、その凭れ掛かる姿勢を修正する際など、左側や右側の腰部や背部を浮かして荷重を偏らせるような姿勢変化を行うことにより、その姿勢変化の支点となる右側或いは左側の領域部に偏った荷重がかけられて「支持体」が動き、着座乗員の体圧が適切に逃がされるようになる。また、支持体が、シートクッションの前後方向(着座荷重を支える面の面内方向)にスライドしたり、シートバックの高さ方向(着座荷重を支える面の面内方向)にスライドしたりする構成であってもよい。
また、上記実施例では、本発明のシートパッド(クッションパッド)について、その周縁部(前パッド部や各サイドパッド部)がシートフレームによって定位置で支えられる固定部とされ、中央部(中央パッド部)が支持体によって動ける状態で支えられる可動部とされた構成を例示したが、中央部が固定部とされ周縁部が可動部とされた構成であってもよい。また、可動部と固定部とを、シートクッションのパッドを前後に分けるように区画したり、シートバックのパッドを上下に分けるように区画したりして割り当てても良い。このように区画することにより、可動部のシート幅方向の移動が阻害されにくくなり、可動部をシート幅方向に円滑にスライドさせられるようになる。なお、上述した可動部と固定部とは、互いに繋がって形成されているものでもよい。また、シートパッドの可動部と固定部とが互いに繋がって形成されているものにおいて、可動部を支持体の動きに追従させやすくするために固定部との境界部に切込みを入れるようにしてもよい。この際の切込みは、固定部と可動部との間の表面側や裏面側に部分的に入れられるものであってもよく、厚さ方向の全域に亘って入れられるものであってもよい。
また、支持体をシートフレームに対してスライドさせられるように支持するローラは、1本又は3本以上であってもよい。ローラが1本の場合であっても、本体部の周縁部を多少のガタ付きによって板フレーム上に着地させられるようにすることなどにより、支持体を1本のローラによってスライドさせられるようにすることができる。また、ローラが3本以上である場合には、板フレームとの接触面積がより広げられて荷重が分散されやすくなるため、圧痕がより付きにくくなり、本体部や板フレームの摺動性や耐久性を一層良好にすることができる。
また、ローラを、(切頭された)円錐状の形に形成して、支持体の移動軌跡を円弧状に湾曲させるようにしてもよい。このような構成とすることにより、例えば、支持体を、その前部を中心にシート幅方向に振り子のように内向させる形でスライドさせられるようになる。また、上述したローラを支える板フレームを、そのシート幅方向の中央部に向かって落ち込む形となるようにV字状に折り曲げた形状としたり全体を湾曲させた形状としたりすることにより、ローラの転動に伴って、支持体を右上がり状にスライドさせたり左上がり状にスライドさせたりすることができる。
また、各サイド支持体は、各サイドパッド部をシート幅方向に水平にスライドさせるように設けられるものであってもよい。また、各サイド支持体を、通常時、シートカバーの張設力ではなく、別途配設したばねの附勢力によって初期位置に附勢して保持するようにしても良い。また、各サイド支持体は、各サイドパッド部の可動側となる上側形状の底面部に樹脂板等の転動台を設け、固定側となる下側形状に上記転動台を横移動させられる状態に支えるローラ等の転動体を設ける構成としたものであってもよい。また、ローラを、(切頭された)円錐状の形に形成して、各サイド支持体の移動軌跡を円弧状に湾曲させるようにしてもよい。このような構成とすることにより、例えば、各サイド支持体を、それらの前部を中心にシート幅方向に振り子のように内向させる形でスライドさせられるようになる。また、サイド支持体のローラを支える樹脂板を腰椎付近を中心とした円弧状に湾曲させた形状とすることにより、ローラの転動に伴って、サイド支持体を更に腰椎付近を中心とした回転移動軌跡に近い移動軌跡を通るように移動させることができる。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック
3 シートクッション
3F クッションフレーム(シートフレーム)
3F1 サイドフレーム
3F2 フロントパネル
3F2a 前板部
3F2b 天板部
3F2c 傾斜部
3F3 リヤパイプ
3F4 クッションパン部(板フレーム)
3F4a ガイド突起(ガイド部)
3F4b 縁側ストッパ
3F5 隙間
3P クッションパッド(シートパッド)
3Pa 前パッド部(固定部)
3Pb サイドパッド部(固定部)
3Pb1 上側形状
3Pb1a 凹部
3Pb2 樹脂板
3Pc 中央パッド部(可動部)
3Pc1 前部領域
3Pc2 後部領域
3Pc4 凹部
3Pc5 (左右の)側壁部
3P3 隙間
3P4 隙間
3C クッションカバー
3C1 フック
5 スライドレール
20 支持体
21 ローラガイド(本体部)
21A 凹部
21A1 (左右の)側壁部
21A2 (前後の)側壁部
21B 区画リブ
21C ガイドリブ
22 ローラ
22A くびれ部
Sp 板ばね
30 サイド支持体
31 スライドガイド
32 ローラ
32A 軸ピン

Claims (4)

  1. 着座乗員の荷重を支えるシートフレームと、該シートフレーム上にセットされて着座乗員の荷重を和らげて受け止めるシートパッドと、を有する乗物用シートであって、
    更に、前記シートフレームに支えられて設けられ、前記シートパッドの一部を裏側から支える支持体を有し、
    該支持体は、前記シートフレームに対して転動可能な状態に配設されるローラを有し、該ローラの転動により前記シートフレームに対して着座乗員の荷重を支える面の面内方向にスライドして荷重を逃がす移動が行える構成とされており、
    前記シートパッドは、前記シートフレームによって定位置で支えられる固定部と、前記支持体によって動ける状態で支えられる可動部と、を有する構成とされていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記シートフレームは、当該乗物用シートの外枠を成すフレームの枠内に面状の板フレームが架橋された構成とされ、
    前記支持体は、前記シートパッドの前記可動部の裏面に形成された凹部内に凹形状を重ねるように収容されて配置される凹形状の本体部と、該本体部の凹形状内に前記板フレームとの間に介在して設けられるローラと、によって構成され、前記板フレームに形成されたガイド部により前記板フレームに対して特定の面内方向にスライドするようにガイドされた状態とされていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記支持体は、シートクッションの骨格を成すクッションフレーム上に通常時シート幅方向の中央部に位置付けられるように設けられて、シート幅方向へのスライドにより着座乗員の荷重を逃がす構成とされていることを特徴とする乗物用シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の乗物用シートであって、
    前記シートパッドの前記可動部と前記固定部とが互いに別体に分かれて構成されていることを特徴とする乗物用シート。
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