JP6398796B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図6を用いて説明する。本実施例のシート1は、図1に示すように、自動車の左席として構成されており、着座乗員の背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えた構成となっている。上記シートバック2は、その左右両サイドの内部骨格の下端部が、それぞれ、回転止め可能な回転軸装置として機能するリクライナ4を介して、シートクッション3の左右両サイドの内部骨格の後端部に連結されている。これにより、シートバック2は、シートクッション3に対して、背凭れ角度の調整が行える形に設けられた状態とされている。
以下、上述したシートクッション3の具体的な構成について、詳しく説明していく。シートクッション3は、図2及び図3に示すように、着座乗員の荷重を弾性的に柔らかく受け止める発泡ウレタン製のクッションパッド10と、クッションパッド10を裏側から固定された定位置で受け止める金属製のクッションフレーム20と、クッションパッド10全体を上方側から覆うファブリック製のクッションカバー30と、クッションパッド10をクッションフレーム20に対して裏側から弾性的に支持する4本のねじりばね40と、を備える構成となっている。ここで、クッションパッド10が本発明の「シートパッド」に相当し、クッションフレーム20が本発明の「シートフレーム」に相当し、4本のねじりばね40がそれぞれ本発明の「弾性部材」に相当する。
上述したクッションパッド10は、図2及び図4に示すように、その発泡成形された形状によって、シートクッション3の上部領域の基本的な外形を成す形に形成された状態とされている。上記クッションパッド10は、その幅方向の中央領域が、着座乗員の尻部や大腿部を下方側から真っ直ぐ支えることのできる平坦な上面を持つ形に形成されている。しかし、上記クッションパッド10の左右両サイドの各領域は、それぞれ、着座乗員の尻部や大腿部を両外側からあてがえて支持することができるように上外側に向かって山状に膨らんだ上面を持つ形に形成されている。
クッションフレーム20は、図3〜図4に示すように、前後方向に長尺な略平板状の形にプレスカットされた左右一対の鋼板製のサイドフレーム21により構成されている。各サイドフレーム21は、それぞれ、互いに幅方向に向かい合う形に立てられて設けられている。各サイドフレーム21は、それぞれ、それらの上縁部と下縁部とが幅方向の内側に折り曲げられることで、それら自体の曲げや捩りに対する構造強度が高められていると共に、外部に対してエッジを立たせない形に丸められた構成とされている。
クッションカバー30は、図2及び図4に示すように、上述したクッションフレーム20の各サイドフレーム21の上部間に跨る形にセットされたクッションパン11の上面部にセットされるクッションパッド10に対して、上方側から被せ付けられて張設されている。詳しくは、上記クッションカバー30は、そのクッションパッド10の上面部に被せ付けられた所々の部位が、それぞれ、図示しない吊込み構造によってクッションパッド10内に吊り込まれて止着されていると共に、その前後左右の各周縁部がクッションフレーム20の周縁部まで下方側に引き込まれて止着された状態とされている。
各ねじりばね40は、図3及び図4に示すように、上述した各サイドフレーム21の内側面部に付設されたばね掛具23に前後2本ずつ組み付けられて設けられている。具体的には、各ねじりばね40は、それらの中央のコイル状に巻かれた巻き部41が各ばね掛具23の軸部23Cに通されて、それらの一端42が各架橋板23B上に接地された状態に組み付けられた状態とされている。これにより、各ねじりばね40は、それらの他端43が自由状態において上方側に向けられた状態とされて、上述したクッションパン11がクッションフレーム20の上部に組み付けられることにより、それらの他端43がクッションパン11の裏面上の前後左右2箇所ずつにそれぞれ下方側からあてがわれた状態とされるようになっている。
以上をまとめると、本実施例のシート1は、次のような構成となっている。すなわち、着座乗員の荷重を弾性的に受け止めるクッションパッド10(シートパッド)と、クッションパッド10を裏側から固定された定位置で受け止めるクッションフレーム20(シートフレーム)と、を備えるシート1であって、クッションパッド10をクッションフレーム20に対して裏側から弾性的に真っ直ぐ支持するねじりばね40(弾性部材)を有する。ねじりばね40は、クッションパッド10を裏側へ傾けられるようにクッションフレーム20から浮かした状態に支持する構成となっている。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の「乗物用シート」は、自動車の左席以外のシートの他、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。
2 シートバック
3 シートクッション
4 リクライナ
5 スライドレール
10 クッションパッド(シートパッド)
11 クッションパン
20 クッションフレーム(シートフレーム)
21 サイドフレーム
22 プロテクタ
22A 突起
23 ばね掛具
23A 立板
23B 架橋板
23C 軸部
24 カバー掛片
30 クッションカバー
31 掛フック
40 ねじりばね(弾性部材)
41 巻き部
42 一端
43 他端
Claims (3)
- 着座乗員の荷重を弾性的に受け止めるシートパッドと、該シートパッドを裏側から固定された定位置で受け止めるシートフレームと、を備える乗物用シートであって、
前記シートパッドを前記シートフレームに対して裏側から弾性的に支持する弾性部材を有し、
該弾性部材は、前記シートフレームを構成する左右一対のサイドフレームの間の領域に配置されて、前記シートパッドを裏側へ傾けられるように前記シートフレームから浮かした状態に支持する構成となっており、
前記シートパッドは、その裏側へ傾けられる移動により前記左右一対のサイドフレームのうちの一方に当接し、該当接した点を支点に傾けられる移動が前記弾性部材の弾発力により加勢されるようになっている乗物用シート。 - 請求項1に記載の乗物用シートであって、
前記弾性部材が、前記シートパッドを前記シートフレームに対して互いに幅方向に離間した2箇所の対称位置で裏側から支える構成とされている乗物用シート。 - 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
前記シートパッドを裏側へ傾けられるようにする構造がシートクッションに適用されている乗物用シート。
Priority Applications (1)
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JP2015043179A JP6398796B2 (ja) | 2015-03-05 | 2015-03-05 | 乗物用シート |
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JP2015043179A JP6398796B2 (ja) | 2015-03-05 | 2015-03-05 | 乗物用シート |
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- 2015-03-05 JP JP2015043179A patent/JP6398796B2/ja not_active Expired - Fee Related
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