JP6394427B2 - 乗物用シート - Google Patents

乗物用シート Download PDF

Info

Publication number
JP6394427B2
JP6394427B2 JP2015021289A JP2015021289A JP6394427B2 JP 6394427 B2 JP6394427 B2 JP 6394427B2 JP 2015021289 A JP2015021289 A JP 2015021289A JP 2015021289 A JP2015021289 A JP 2015021289A JP 6394427 B2 JP6394427 B2 JP 6394427B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
width direction
seated person
spring
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015021289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016141376A (ja
Inventor
小野田 啓介
啓介 小野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2015021289A priority Critical patent/JP6394427B2/ja
Publication of JP2016141376A publication Critical patent/JP2016141376A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6394427B2 publication Critical patent/JP6394427B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、乗物用シートに関する。
骨格部材であるシートフレーム上に、クッション材であるシートパッドが載置されている乗物用シートが知られている。特許文献1に開示された発明では、クッションパッドが、着座者の体重を主として支持するメイン部と、当該メイン部のシート幅方向両側に配設されて着座者の身体側面を支持するサイド部と、を備えている。クッションパッドのメイン部は、Sばね等の弾性部材によって、裏面側から弾性的に支持された状態にある。また、サイド部は、メイン部よりも着座者側に張り出して着座者の身体に側方から当接する状態にある。メイン部に対するサイド部の着座者側への張り出し寸法が大きいほど、当該サイド部が着座者の身体側面を支持する性能、即ち、サイドサポート性能が高くなる。
特開2007−167110号公報
自動車等のように乗物用シートのシート幅方向近傍に乗降口が配設されている乗物の場合、メイン部に対するサイド部の着座者側への張り出し寸法が大きいほど、当該サイド部が着座者の乗物に乗降する動作の邪魔になって、乗降性が悪化するおそれがあった。特許文献1に開示された発明では、サイドサポート性能の向上と乗降性の確保との両立を図るために、サイド部の着座者側を覆う布状部材と、当該布状部材のシート幅方向外側の端末部に連結される巻取りロッドと、当該巻取りロッドを回転させることができるモータと、からなる電動機構が設けられている。モータの駆動力によって巻取りロッドが布状部材を巻き取ると、当該布状部材がサイド部をシート裏面方向に圧縮するため、メイン部に対するサイド部の着座者側への張り出し寸法が小さくなる。これにより、着座時においては、メイン部に対するサイド部の着座者側への張り出し寸法が大きくなるようにサイド部を形成しておくことでサイドサポート性能の向上を図ることができ、着座者の乗物に乗降する動作時においては、上記した電動機構を動作させることで乗降性の確保を図ることができる。しかし、特許文献1に開示された発明では、布状部材、巻取りロッド、モータ等を追加で設ける必要があるため、乗物用シートの構造が複雑化するおそれがあった。
このような問題に鑑み、本発明の課題は、簡便な構造によって、着座時においては、サイドサポート性能の向上を図ることができ、着座者の乗物に乗降する動作時においては、乗降性の確保を図ることができる乗物用シートを提供することである。
本発明の第1発明は、骨格部材であるシートフレーム上にクッション材であるシートパッドが載置されている乗物用シートであって、前記シートフレームが、シート幅方向両側に配設された一対のサイドフレームと、該サイドフレーム間に架け渡された弾性部材と、を備えており、前記シートパッドが、着座者の体重を主として支持するメイン部と、該メイン部のシート幅方向両側に配設されて着座者の身体側面を支持するサイド部と、を備えており、前記弾性部材が、前記サイドフレーム間に位置している主体部と、前記サイドフレームからシート幅方向外側に突出している突出端部と、を有しているとともに、前記主体部が着座者の反対側に向かって変位した際に前記突出端部が着座者側に向かって変位するように前記サイドフレームに取付けられており、前記メイン部を前記主体部で支持し、前記サイド部を前記突出端部で支持していることを特徴とする。
第1発明によれば、着座時には、シートパッドのメイン部に着座者の体重が印加されるため、当該メイン部を支持している弾性部材の主体部が、着座者の反対側に向かって変位した状態になる。これにより、弾性部材の突出端部がサイドフレームを支点として着座者側に向かって変位して、サイド部が着座者側に向かって移動した状態になる。したがって、着座時においては、メイン部に対するサイド部の着座者側への張り出し寸法が、未着座時における寸法よりも大きくなるため、サイドサポート性能の向上を図ることができる。また、着座者の乗物に乗降する動作のうち、乗物に乗り込む動作時には、メイン部に着座者の体重が印加されていないので、メイン部に対するサイド部の着座者側への張り出し寸法が着座時に比べて小さくなるため、着座者が乗物に乗り込み易い状態にできる。そして、着座者の乗物に乗降する動作のうち、乗物から降りる動作時には、着座者が乗物から降りるために身体を乗降口側に向けると、乗降口側のサイド部に着座者の体重が印加されるため、当該乗降口側のサイド部を支持している弾性部材の突出端部が、着座者の反対側に向かって変位した状態になる。これにより、メイン部に対する乗降口側のサイド部の着座者側への張り出し寸法が、着座時における寸法よりも小さくなるため、着座者が乗物から降り易い状態にできる。よって、シートパッドを弾性的に支持している弾性部材を利用するという簡便な構造によって、着座時においては、サイドサポート性能の向上を図ることができ、着座者の乗物に乗降する動作時においては、乗降性の確保を図ることができる。
本発明の第2発明は、第1発明において、前記シートパッドの着座者側には、表皮材であるシートカバーが張設されており、前記シートカバーのシート幅方向両側の端末部が、前記弾性部材の前記突出端部に係止されていることを特徴とする。
シートパッドの着座者側にシートカバーを張設するために、シートパッドの表面をシートカバーで覆った状態で、当該シートカバーのシート幅方向両側の端末部をサイドフレームに係止する場合がある。この場合、シートカバーの張設力が抵抗になって、着座時においてサイド部が着座者側に向かって移動し難くなるおそれがあった。第2発明によれば、シートカバーのシート幅方向両側の端末部が、弾性部材の突出端部の着座者側への変位に追従して移動可能な状態になる。したがって、シートカバーの張設力が抵抗になり難くなるため、着座時においてサイド部が着座者側に向かって移動し易くすることができる。
本発明の第3発明は、第1発明又は第2発明において、前記弾性部材は、S字を連ねた波形状に形成されているSばねであり、該Sばねは、前記サイドフレームに設けられた係止部に前記Sばねの一部が係止されることによって、前記サイドフレームに取付けられていることを特徴とする。
第3発明によれば、乗物用シートの弾性部材として一般的なSばねを用いるとともに、当該Sばねの一部を係止部に係止させる、という簡便な構造によって、サイドサポート性能の向上と乗降性の確保の両立を図ることができる。
本発明の一実施形態である自動車用シートのシートクッションの斜視図である。 上記実施形態に係る自動車用シートのシートクッションのクッションフレームとクッションパッドとの分解斜視図である。 上記実施形態に係る自動車用シートのクッションフレームの平面図である。 図1のIV−IV線断面図であり、着座者が着座していない未着座時の状態を示す。 上記実施形態に係る自動車用シートのシートクッションにおいて、着座者が着座している着座時の状態を図4に対応させて示す断面図である。 上記実施形態に係る自動車用シートのシートクッションにおいて、着座者が自動車から降りる動作時の状態を図4に対応させて示す断面図である。 本発明の変形例を図4に対応させて示す断面図である。
図1〜図6は、本発明の一実施形態を示す図である。本実施形態は、自動車用運転席シートのシートクッション(以下、単にシートクッションという)に本発明を適用した例を示す。各図中、矢印によりシートクッションをフロアに取付けた時の自動車の各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。なお、本実施形態では、シートクッションの右側近傍に、着座者のための乗降口が配設されている。
図1に示すシートクッション10は、乗物用シートの着座部である。シートクッション10は、図4に示すように、骨格部材であるクッションフレーム20と、その上に載置されるクッション材であるクッションパッド30と、クッションパッド30の表面を覆う表皮材であるクッションカバー40と、を備えている。
クッションフレーム20は、図2及び図3に示すように、フロアFに固定されて前後方向に延びる左右一対のスライドレール21と、スライドレール21の上面に取付けられて前後方向に延びる左右一対のサイドフレーム22と、サイドフレーム22の前部同士を連結するフロントパネル23と、後部同士を連結するリヤパイプ24と、フロントパネル23とリヤパイプ24との間でサイドフレーム22間にシート幅方向に延びて架け渡されている前後2つのSばね25と、を備えている。なお、フロントパネル24の代わりに、パイプ状部材を用いることもできるし、リヤパイプ24の代わりに、パネル状部材を用いることもできる。シートクッション10は、スライドレール21の働きによりフロアFに対して前後位置調整可能に構成されている。サイドフレーム22は、フロアFに垂直かつ左右方向に延びる面で切った断面形状がシート幅方向内側に向かって開放されたC字形となる金属製の部材である。サイドフレーム22の前後方向中央部近傍の上部、及び、前後方向中央部近傍よりも若干前方の上部の2箇所に、横に寝た略T字形の貫通孔221が形成されている。サイドフレーム22の貫通孔221の近傍には、図2及び図4に示すように、係止ブラケット28が取付けられている。係止ブラケット28は、図4に示すように、フロアFに垂直かつ左右方向に延びる面で切った断面形状がクランク状となる金属製の部材である。係止ブラケット28は、サイドフレーム22のシート幅方向内側面において貫通孔221の下部近傍に溶接される取付け部28Aと、取付け部28Aの上端末部からシート幅方向内側に延びる略L字状の爪部28Bと、を備えている。なお、図4〜図6では、スライドレール21を省略して図示している。クッションフレーム20が、特許請求の範囲の「シートフレーム」に相当する。また、貫通孔221と係止ブラケット28とが、特許請求の範囲の「係止部」に相当する。
Sばね25は、図3に示すように、平面視においてS字を連ねた波形状になるように形成された金属製の弾性部材である。より詳細には、Sばね25は、シート幅方向に等間隔に並んで前後方向に延びる均一な長さの10本の縦線部25Bと、縦線部25Bの隣り合う前端末部同士、後端末部同士を交互に連結してシート幅方向に延びる均一な長さの9本の横線部25Aと、から構成されている。Sばね25のシート幅方向の長さは、サイドフレーム22間のシート幅方向の長さよりも長く形成されており、Sばね25がサイドフレーム22の左右の貫通孔221に通されると、Sばね25のシート幅方向両外側から数えて1本目の縦線部25B1と、Sばね25のシート幅方向両外側から数えて1本目の横線部25A1とが、サイドフレーム22よりもシート幅方向外側に突出した状態になる。Sばね25は、図3及び図4に示すように、サイドフレーム22の貫通孔221に通された状態で、Sばね25のシート幅方向両外側から数えて2本目の縦線部25B2が係止ブラケット28の爪部28Bに係止されることで、左右方向の移動を止められてサイドフレーム22に取付けられている。Sばね25においてサイドフレーム22間に位置している部分である主体部251は、Sばね25のシート幅方向両外側から数えて2本目の縦線部25B2と、当該縦線部25B2間に位置する縦線部25B3及び横線部25A3と、によって構成されている。主体部251は、クッションパッド30の後述するメイン部31の下面に当接した状態で、メイン部31を弾性的に支持している。Sばね25においてサイドフレーム22からシート幅方向外側に突出している部分である突出端部252は、上記したように、Sばね25のシート幅方向両外側から数えて1本目の縦線部25B1と、Sばね25のシート幅方向両外側から数えて1本目の横線部25A1と、によって構成されている。突出端部252は、クッションパッド30の後述するサイド部32の外側部323の下面に当接した状態で、サイド部32を弾性的に支持している。Sばね25が、特許請求の範囲の「弾性部材」に相当する。なお、図2〜図6では、図を見易くするために、横線部25A、縦線部25B等に関しては、代表となるものにのみ符号を付して、他は適宜省略している。
クッションパッド30は、ウレタン発泡体製のクッション材で、図2及び図4に示すように、着座者の体重を主として支持するメイン部31と、メイン部31の左右両側に配設される左右2つのサイド部32と、を備えている。サイド部32は、図4に示すように、メイン部31よりも上側へ若干張り出すように形成されている。メイン部31に対するサイド部32の上側への張り出し寸法は、着座者の未着座時において、着座者の乗物への乗り込み易さを確保することができる大きさに設定されている。サイド部32の下面には、サイドフレーム22の上部を受け入れる凹部33が形成されている。より詳細には、サイド部32は、サイドフレーム22の上部をシート幅方向内側から覆う内側部321と、上側から覆う上側部322と、シート幅方向外側から覆う外側部323と、を備えている。即ち、サイド部32のシート幅方向両端部である外側部323は、サイドフレーム22よりもシート幅方向外側に位置した状態にある。メイン部31とサイド部32との境界の着座面側には、図2及び図4に示すように、縦溝部34が設けられている。また、メイン部31の前後方向中間部の着座面側には意匠的な要請から左右方向に延びる横溝部35が設けられている。なお、クッションパッド30は、クッションカバー40を被せてクッションフレーム20に組付けた際に、図4に示すように、サイド部32の上側部322の下面とサイドフレーム22の上面とが離隔して、空間部Sが形成されるように構成されている。空間部Sは、サイド部32が下側に移動する際のクリアランスとして働く。
クッションカバー40は、ファブリック、本革等のピースを縫い合わせて立体形状に形成したものである。図4に示すように、クッションカバー40のシート幅方向両側の端末部41には、係止フック42が縫着されている。係止フック42は、Sばね25の突出端部252の縦線部25B1に係止されている。クッションカバー40は、クッションパッド30の上面に被せ付けられた状態で、シート幅方向両側の端末部41が係止フック42と上記縦線部25B1との係止によって固定され、前後の端末部が図示しないクリップ等の固定手段によってクッションフレーム20に固定され、さらに、縦溝部34や横溝部35に対応する部分が縦溝部34、横溝部35に吊り込まれた状態で固定されることで、クッションパッド30の表面側に張設されている。
以上のように構成される本実施形態では、次のような作用効果を奏する。なお、図4〜図6では、着座者を二点鎖線で示している。着座者の未着座時においては、図4に示すように、クッションパッド30のメイン部31は、左右のサイドフレーム22間で、シート幅方向に略直線的に延びている。ここに、着座者が着座すると、メイン部31に着座者の体重が印加されるため、図5に示すように、メイン部31が下側に向かって移動して、Sばね25の主体部251が下側に向かって変位した状態になる。これにより、Sばね25の縦棒部25B2を支点として、突出端部252が上側に向かって変位しようとする。上側に向かって変位しようとする突出端部252は、サイド部32の外側部323を押し上げ、それによって、サイド部32が上側に移動した状態になる。したがって、着座時においては、メイン部31に対するサイド部32の上側への張り出し寸法が未着座時に比べて大きくなる。また、着座者の乗物に乗降する動作のうち、乗物に乗り込む動作時には、メイン部31に着座者の体重が印加されていないので、メイン部31に対するサイド部32の上側への張り出し寸法が着座時に比べて小さくなるため、着座者が乗物に乗り込み易い状態にできる。そして、着座者の乗物に乗降する動作のうち、乗物から降りる動作時には、着座者が乗物から降りるために身体を右方に向けると、脚部によって右側のサイド部32に着座者の体重が印加されるため、図6に示すように、Sばね25の右側の突出端部252が下側に向かって変位して、右側のサイド部32が下側に向かって移動した状態になる。このとき、空間部Sがクリアランスとして働くため、サイド部32が所定の位置まで下側に移動し易くなる。したがって、乗物から降りる動作時においては、メイン部31に対する右側のサイド部32の上側への張り出し寸法が小さくなる。よって、乗物用シートの弾性部材として一般的であるSばねを用いるとともに、当該Sばねの一部を係止ブラケット28に係止させる、という簡便な構造によって、着座時においては、サイドサポート性能の向上を図ることができ、着座者の乗物に乗降する動作時においては、乗降性の確保を図ることができる。また、クッションカバー40のシート幅方向両側の端末部41が、Sばね25の突出端部252の着座者側への変位に追従して移動可能な状態になる。したがって、クッションカバー40の張設力が抵抗になり難くなるため、着座時においてサイド部32が着座者側に向かって移動し易くすることができる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
例えば、本実施形態では、Sばね25の突出端部252が、シート幅方向外側に向かって直線的に延設されている構造とした。しかし、この構造に限定されない。即ち、例えば、図7に示すように、突出端部252Aがシート幅方向外側上方に向かって傾斜するように延設されているとともに、空間部Sが本実施形態よりも上下方向に大きく確保されている構造でもよい。当該構造では、突出端部252Aの下側のスペースを広く確保できるため、突出端部252Aが下側に向かって変位する際の移動距離を長く確保できる。即ち、突出端部252Aを用いた構造では、乗物から降りる動作時において、突出端部252を用いた構造よりもサイド部32を下側に向かって長い距離移動させて、メイン部31に対するサイド部32の上側への張り出し寸法をさらに小さくすることができる。また、突出端部252、252Aが、サイド部32に埋設された状態でサイド部32を支持している構造であってもよい。
また、本実施形態では、本発明を着座部であるシートクッション10に適用する構造としたが、これに限定されず、例えば、背凭れ部であるシートバックに適用することもできる。即ち、例えば、シートバックの左右のサイドフレーム間にシート幅方向に延びるSばねが架設されており、当該Sばねのシート幅方向両端部がサイドフレームよりもシート幅方向外側に延びる突出端部として構成されているとともに、当該突出端部がシートバックのクッション部材であるバックパッドのサイド部を支持している構造であってもよい。この構造であっても、着座者が身体を乗降口側に向ける際に肩でサイド部を後方に押す等の動作をすることで、乗降口側のサイド部に着座者の体重を印加して、メイン部に対する乗降口側のサイド部の着座者側への張り出し寸法を小さくすることができる。
また、本実施形態では、弾性部材として、2つのSばね25を設けた。しかし、これに限定されず、Sばね25を設ける数は1つであっても、3つ以上であってもよい。また、例えば、弾性部材として、Sばね以外のばね部材である板ばね等を用いてもよい。さらに、弾性部材の材料は、金属製であってもよいし、樹脂製であってもよいし、硬鋼線材製であってもよい。
また、本実施形態においては、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載されるシートに適用してもよい。
20 クッションフレーム(シートフレーム)
22 サイドフレーム
221 貫通孔(係止部)
25 Sばね(弾性部材)
251 主体部
252 突出端部
28 係止ブラケット(係止部)
30 クッションパッド(シートパッド)
31 メイン部
32 サイド部
40 クッションカバー(シートカバー)

Claims (3)

  1. 骨格部材であるシートフレーム上にクッション材であるシートパッドが載置されている乗物用シートであって、
    前記シートフレームが、シート幅方向両側に配設された一対のサイドフレームと、該サイドフレーム間に架け渡されたシート幅方向の長さが前記サイドフレーム間のシート幅方向の長さより長い弾性部材と、を備えており、
    前記シートパッドが、着座者の体重を主として支持するメイン部と、該メイン部のシート幅方向両側に配設されて着座者の身体側面を支持するサイド部と、を備えており、
    前記弾性部材が、前記サイドフレーム間に位置している主体部と、前記サイドフレームからシート幅方向外側に突出している突出端部と、を有しているとともに、前記主体部が着座者の反対側に向かって変位した際に前記突出端部が着座者側に向かって変位するように前記サイドフレームに取付けられており、前記メイン部を前記主体部で支持し、前記サイド部を前記突出端部で支持している乗物用シート。
  2. 請求項1において、
    前記シートパッドの着座者側には、表皮材であるシートカバーが張設されており、
    前記シートカバーのシート幅方向両側の端末部が、前記弾性部材の前記突出端部に係止 されている乗物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記弾性部材は、S字を連ねた波形状に形成されているSばねであり、
    該Sばねは、前記サイドフレームに設けられた係止部に前記Sばねの一部が係止されることによって、前記サイドフレームに取付けられている乗物用シート。

JP2015021289A 2015-02-05 2015-02-05 乗物用シート Expired - Fee Related JP6394427B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015021289A JP6394427B2 (ja) 2015-02-05 2015-02-05 乗物用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015021289A JP6394427B2 (ja) 2015-02-05 2015-02-05 乗物用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016141376A JP2016141376A (ja) 2016-08-08
JP6394427B2 true JP6394427B2 (ja) 2018-09-26

Family

ID=56568314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015021289A Expired - Fee Related JP6394427B2 (ja) 2015-02-05 2015-02-05 乗物用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6394427B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102598541B1 (ko) * 2018-11-19 2023-11-03 현대자동차주식회사 자동차용 시트의 사이드 익스텐션 장치
JP7469018B2 (ja) 2019-10-15 2024-04-16 株式会社アーケム クッション材、クッション具、及び、クッション材の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934400Y2 (ja) * 1979-12-26 1984-09-22 立川スプリング株式会社 ツ−トトリムカバ−の端末掛止機構
JPS5988329U (ja) * 1982-12-07 1984-06-15 スズキ株式会社 車輛用シ−トフレ−ム
JP2007167110A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Toyota Auto Body Co Ltd 車両用シート
CN104010875B (zh) * 2011-12-26 2016-06-08 提爱思科技股份有限公司 交通工具座椅

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016141376A (ja) 2016-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6162942B2 (ja) 乗物用座席
WO2014077346A1 (ja) 乗物用シート
CN108394323A (zh) 具有可枢转上部座椅靠背支承件的座椅靠背结构
JP6085546B2 (ja) 車両用シート及びトリムカバー
JP5706143B2 (ja) シート
JP2022167381A (ja) シート装置
JP6394427B2 (ja) 乗物用シート
US9663009B2 (en) Conveyance seat
JP6822317B2 (ja) 乗物用シート
JP5831745B2 (ja) シートの表皮材の取り付け構造
JP6213955B2 (ja) 車両用シート構造
JP6269449B2 (ja) 車両用シート
JP6386612B1 (ja) 乗物用シート
JP6097573B2 (ja) 車両用シート
JP6486792B2 (ja) 中折れシートバック
JP6053465B2 (ja) 乗物用シート
JP5989856B2 (ja) 乗物用シート
JP6054713B2 (ja) 乗物用シート
JP4486868B2 (ja) 車両のシート構造
JP6658304B2 (ja) 乗物用シート
JP2015209101A (ja) 乗物用シート
JP6126959B2 (ja) 車両用シート
JP2018167838A (ja) 乗物用シート
JP7200050B2 (ja) シートバック
JP5753614B2 (ja) 乗物用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180501

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180813

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6394427

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees