JP2007167110A - 車両用シート - Google Patents

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洋平 田口
Tsukasa Fujimoto
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Bunji Atsumi
文治 渥美
Masakazu Akutsu
正和 阿久津
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Abstract

【課題】 サイドサポートフレームの有無に関わらず、乗員のホールド性と乗降性とを両立することのできる車両用シートを提供する。
【解決手段】 シートクッション3の側部にサイドサポート部7が設けられる。サイドサポート部7を取巻く巻取布材18と、その巻取布材18を巻取可能でかつ巻戻可能な巻取装置20とを備える。巻取装置20の巻取布材18の巻取り及び巻戻し用の駆動モータ30と、車両のドアの開閉に基づいて駆動モータを制御する制御手段とを備える。巻取装置20により巻取布材18を巻取ることによりその布状部材18でサイドサポート部7を低くするように圧迫し、また、布状部材18を巻戻すことによりサイドサポート部7に対する圧迫を解放する構成とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車等の車両の車室内に装備される車両用シートに関する。
例えば、自動車の車室内に装備される車両用シートには、シート本体の側部にサイドサポート部を設けることにより、車両走行時の乗員のホールド性を向上したものがある(特許文献1参照。)。
特開平2−3550号公報
ところで、車両用シートのサイドサポート部を高くするほど、乗員のホールド性を向上することができるが、乗降性が低下するという相反する問題があった。すなわち、例えば、乗員のホールド性を向上するために、シートクッションのサイドサポート部を高くした場合には、乗降の際、サイドサポート部を乗り越えるための負担が大きくなるという問題が生じる。逆に、この問題を改善するために、シートクッションのサイドサポート部を低くした場合には、乗員のホールド性が低下するという問題が生じる。
なお、前記特許文献1に記載の車両用シートでは、シートフレームに設けたサイドサポートフレームを駆動装置により起立あるいは傾倒させることにより、乗員のホールド性と乗降性とを両立させている。しかしながら、この構造は、サイドサポートフレームを備えたシートにのみ適用できるものであって、例えばセダンタイプの車両のリヤシート等のように、サイドサポート部がパッド材と表皮のみで構成されているシートには適用することができないという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、サイドサポートフレームの有無に関わらず、乗員のホールド性と乗降性とを両立することのできる車両用シートを提供することにある。
前記した課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とする車両用シートにより解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1にかかる車両用シートによると、シート本体のサイドサポート部を取巻く布状部材を巻取装置により巻取ることによりその布状部材で前記サイドサポート部を低くするように圧迫し、また、布状部材を巻取装置により巻戻すことにより前記サイドサポート部に対する圧迫を解放することにより、サイドサポート部の高さを調整することができる。したがって、車両走行時には、サイドサポート部を高くすることにより、乗員のホールド性を向上することができる。また、乗降時には、サイドサポート部を低くすることにより、乗降性を向上することができる。これによって、乗員のホールド性と乗降性とを両立することができる。
また、サイドサポート部を取巻く布状部材の巻取り及び巻戻しにより、サイドサポート部の高さを調整するものであるから、サイドサポートフレームの有無に関わらず、適用することができる。
よって、サイドサポートフレームの有無に関わらず、乗員のホールド性と乗降性とを両立することのできる車両用シートを提供することができる。
また、特許請求の範囲の請求項2にかかる車両用シートによると、制御手段が、車両のドアの開閉に基づいて駆動モータを制御することにより、サイドサポート部の高さを自動的に調整することができる。
本発明の車両用シートによれば、シート本体のサイドサポート部を取巻く布状部材を巻取装置により巻取ることによりその布状部材で前記サイドサポート部を低くするように圧迫し、また、前記布状部材を巻取装置により巻戻すことにより前記サイドサポート部に対する圧迫を解放することにより、サイドサポート部の高さを調整するものであるから、サイドサポートフレームの有無に関わらず、乗員のホールド性と乗降性とを両立することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について実施例を参照して説明する。
[実施例1]
本発明の実施例1を説明する。図1は車両用シートを示す斜視図である。なお、説明の都合上、車両用シートの前後方向は車両の前後方向に準じ、その左右方向は車両用シートに着座した乗員から見た左右方向に準じるものとする。
図1に示す車両用シート1は、ベンチタイプのリヤシートである。車両用シート1は、シートクッション3とシートバック5とを備えている。シートクッション3のドア側の側部(図1では片側(着座した乗員から見て左側)のみを示す。)には、上面側に盛り上がりかつ前後方向に延びるサイドサポート部7が形成されている。シートクッション3及びシートバック5は、本明細書でいう「シート本体」に相当する。本実施例は、シートクッション3のサイドサポート7に本発明を適用したものであるから、以下、シートクッション3について説明し、シートバック5についての説明は省略する。なお、図2はシートクッションを示す正断面図である。
図2に示すように、前記シートクッション3は、フルフォームシートからなるもので、シートフレーム10と、シートフレーム10上に設けられたパッド材12と、パッド材12に上張りされた表皮材14とを備えている。シートフレーム10は、例えば、鋼板製のプレス成形品からなる。また、パッド材12は、その主体をなすクッション部12aと、そのクッション部12aの左右両側に形成されたサポート部12bとを有している。パッド材12は、例えば、ポリウレタンフォーム製の成形品からなる。また、表皮材14は、前記パッド材12のクッション部12a(詳しくは、上面側及び前後両側部)を覆うクッション被覆部14aと、パッド材12のサポート部12b(詳しくは、上面側及び前後両側部並びに外側部)を覆うサポート被覆部14bとを備えている。表皮材14は、例えば、織物、編物等の縫製品からなる。なお、本明細書では、パッド材12のクッション部12aと表皮材14のクッション被覆部14aとを総称して、クッション本体部6という。また、パッド材12のサポート部12bと表皮材14のサポート被覆部14bとを総称して、サイドサポート部7という。
前記シートクッション3には、前記サイドサポート部7の高さを調整するためのサポート高さ調整装置16が設けられている。本実施例のサポート高さ調整装置16は、サイドサポート部7をクッション本体部6よりも高い所定の高さのサポート状態と、サイドサポート部7をクッション本体部6とほぼ同じ高さの非サポート状態(図2中、二点鎖線7参照。)とに調整するものである。なお、図3はサポート高さ調整装置を示す斜視図である。
図3に示すように、前記サポート高さ調整装置16は、巻取布材18と巻取装置20とを備えて構成されている。巻取布材18は、例えば、織物等の布状材からなる。巻取布材18の一側部には、固定ロッド19が縫着又は接着等により取付けられている。
また、巻取装置20は、前後方向に延びる帯板状のベース部材22を備えている。ベース部材22の前端部上には軸受部材24が設けられている。また、ベース部材22の後端部上には、減速ギヤ機構(図示しない。)を内蔵するギヤボックス26が設けられている。ギヤボックス26には、巻取ロッド28の一端部(後端部)が内蔵の減速ギヤ機構に連繋された状態で回転可能に支持されている。巻取ロッド28の他端部(前端部)は、前記軸受部材24に回転可能に支持されている。巻取ロッド28には、前記巻取布材18の他側部が縫着又は接着等により結合されている。また、ベース部材22の後端部上には、巻取布材18の巻取り及び巻戻し用の正逆回転可能な電動モータからなる駆動モータ30が、モータブラケット31を介して設置されている。駆動モータ30の出力軸(図示しない。)は、ギヤボックス26内の減速ギヤ機構に連繋されている。ギヤボックス26の減速ギヤ機構は、駆動モータ30の駆動力を減速して巻取ロッド28に出力するように構成されている。
図2に示すように、前記巻取装置20を前記シートクッション3内に設けるために、前記パッド材12のサポート部12bにおけるドア側の側部の下部には、前後方向に延びる凹所33が形成されている。凹所33には、前記シートフレーム10のドア側の側端部が露出されている。凹所33内に前記巻取装置20が収容された状態で、ベース部材22がシートフレーム10上にボルト・ナット等により固定されている。
また、パッド材12のクッション部12aとサポート部12bとの境界部における上面には、前後方向に延びる条溝部17が形成されている。そして、固定ロッド19は、パッド材12の条溝部17内に埋設された状態で、ホグリング、フック等の止め具(図示しない。)により前記シートフレーム10に固定されている。
また、巻取部材18は、前記パッド材12のサポート部12b(詳しくは、上面側及びその上面側に連続するドア側の外側部に相当する部分。)と、前記表皮材14のサポート被覆部14b(詳しくは、パッド材12のサポート部12bの上面側及びその上面側に連続するドア側の外側部に相当する部分を被覆する部分。)との間に対して、前記サイドサポート部7(詳しくは、パッド材12のサポート部12b)を幅方向に全面的に取巻くように敷設されている。すなわち、巻取布材18は、表皮材14のサポート被覆部14bと協働して、二重の表皮構造をなしている。なお、巻取布材18は、本明細書でいう「布状部材」に相当する。
したがって、前記駆動モータ30が正転駆動されると、その駆動力がギヤボックス26内の減速ギヤ機構により減速された後、巻取ロッド28に伝達される。これにより、巻取ロッド28が正転方向(巻取方向)へ回転されることにより、巻取ロッド28に巻取布材18が巻取られる。すなわち、巻取装置20の巻取布材18の巻取量が増加する。これにともない、巻取布材18によってパッド材12のサポート部12bが、その弾性変形を利用して圧迫すなわち下方へ圧縮変形されていき、クッション部12aとほぼ同じ高さになることにより、サイドサポート部7が非サポート状態になる(図2中、二点鎖線7参照。)。これとともに、表皮材14のサポート被覆部14bがその自重で萎む(図2中、二点鎖線14b参照。)。
また、サイドサポート部7の非サポート状態(図2中、二点鎖線7参照。)において、駆動モータ30が逆転駆動されると、その駆動力がギヤボックス26内の減速ギヤ機構により減速された後、巻取ロッド28に伝達される。これにより、巻取ロッド28が逆転方向(巻戻方向)へ回転されることにより、巻取ロッド28から巻取布材18が巻戻される。すなわち、巻取装置20の巻取布材18の巻取量が減少する。これにともない、パッド材12のサポート部12bに対する前記圧迫が解放される。すると、サポート部12bがその反発力により原形状態に弾性復元することにより、サイドサポート部7がサポート状態に高くなる(図2中、実線7参照。)。これとともに、表皮材14のサポート被覆部14bが原形状態に膨張する(図2中、実線14b参照。)。
図4は駆動モータの制御装置を示す構成図である。図4に示すように、前記巻取装置20(図2参照。)の駆動モータ30は、電子制御ユニット(ECU)からなる制御手段35により、図示しない車両のドア(詳しくは、車両用シート1のサイドサポート部7に隣接するリヤドア)の開閉に基づいて制御されるようになっている。制御手段35は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを主要構成部品として構成されており、前記リヤドアの開閉を検出するドアカーテシスイッチ37からの信号に基づいてドアの開閉を判断し、ドアが開いたと判断したときは駆動モータ30を所定時間正転駆動させ、また、ドアが閉じられたと判断したときは駆動モータ30を所定時間逆転駆動させる。ドアカーテシスイッチ37は、前記リヤドアにより開閉される車両(図示しない。)のドア開口部に配置されている。なお、ドアカーテシスイッチ37は、本明細書でいう「ドア開閉検出手段」に相当する。
次に、前記サポート高さ調整装置16の作動について説明する。いま、車両のリヤドアが閉じられており、シートクッション3のサイドサポート部7がサポート状態(図2中、実線7参照。)にあるものとする。
この状態から、乗車に際して、乗員がリヤドアを開くと、ドアカーテシスイッチ37(図4参照。)からの信号に基づいて、制御手段35(図4参照。)が巻取装置20の駆動モータ30を所定時間だけ正転駆動させる。すると、巻取ロッド28が正転方向(巻取方向)へ回転されることにより、巻取ロッド28に巻取られる巻取布材18によって、パッド材12のサポート部12bがその弾性変形を利用して圧迫すなわち圧縮変形される。これにより、サイドサポート部7が非サポート状態になる(図2中、二点鎖線7参照。)。したがって、乗員は、サイドサポート部7が邪魔になることなく、楽に車内に乗車して車両用シート1(図1参照。)に着座することができる。
また、車両用シート1に着座した乗員が、前記リヤドアを閉じると、ドアカーテシスイッチ37(図4参照。)からの信号に基づいて、制御手段35(図4参照。)が巻取装置20の駆動モータ30を所定時間だけ逆転駆動させる。すると、巻取ロッド28が逆転方向(巻戻方向)へ回転されることにより、巻取ロッド28から巻取布材18が巻戻される。これによって、パッド材12のサポート部12bに対する前記圧迫が解放され、そのサポート部12bが反発力により原形状態に弾性復元する結果、サイドサポート部7がサポート状態になる(図2中、実線7参照。)。したがって、車両走行時の乗員のホールド性が向上する。
また、降車に際して、乗員が前記リヤドアを開くと、前記と同様に、サイドサポート部7が非サポート状態になる(図2中、二点鎖線7参照。)。これにより、乗員は、サイドサポート部7が邪魔になることなく、楽に車外に降車することができる。また、降車した乗員が、前記リヤドアを閉じると、前記と同様に、サイドサポート部7がサポート状態に戻る(図2中、実線7参照。)。
上記した車両用シート1によると、シートクッション3のサイドサポート部7を取巻く巻取布材18を巻取装置20により巻取ることによりその布状部材18でサイドサポート部7を低くするように圧迫し、また、布状部材18を巻取装置20により巻戻すことによりサイドサポート部7に対する圧迫を解放することにより、サイドサポート部7の高さを調整することができる。したがって、車両走行時には、サイドサポート部7を高くすることにより、乗員のホールド性を向上することができる。また、乗降時には、サイドサポート部7を低くすることにより、乗降性を向上することができる。これによって、乗員のホールド性と乗降性とを両立することができる。
また、サイドサポート部7を取巻く巻取布材18の巻取り及び巻戻しにより、サイドサポート部7の高さを調整するものであるから、前記実施例におけるフルフォームシート構造に限らず、サイドサポートフレームを備えた車両用シートにも適用可能である。なお、サイドサポートフレームを備えた車両用シートの場合は、シートフレームに対してサイドサポートフレームを回動可能に設けるとともにばね部材で起立方向に付勢し、巻取布材の巻取量の増加によりサイドサポートフレームをばね部材の付勢に抗して傾倒させ、巻取布材の巻取量の減少によりサイドサポートフレームがばね部材の弾性復元力で戻るように構成すればよい。
また、制御手段35(図4参照。)が、車両のリヤドアの開閉に基づいて駆動モータ30を制御することにより、サイドサポート部7(図2参照。)の高さを自動的に調整することができる。
[実施例2]
本発明の実施例2を説明する。本実施例は、前記実施例1の一部を変更したものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明を省略する。図5はシートクッションを示す斜視図、図6は同じく正断面図、図7はサポート高さ調整装置を示す斜視図である。なお、図5では、サイドサポート部7のサポート状態が二点鎖線7で示され、その非サポート状態が実線7で示されている。また、図6では、サイドサポート部7のサポート状態が実線7で示され、その非サポート状態が二点鎖線7で示されている。
図5及び図6に示すように、本実施例は、前記実施例1における巻取布材18(図2参照。)を、適数本(図5では、前後2本を示す。)の織物等からなるベルト材40に変更したものである(図7参照。)。なお、ベルト材40は、本明細書でいう「布状部材」に相当する。
図5に示すように、前記表皮材14のサポート被覆部14bの裏面には、織物等からなる前後一対のベルト挿通部材42の両端部が縫着により設けられている。なお、図8はベルト挿通部を示す断面図である。そして、サポート被覆部14bと各ベルト挿通部材42とにより形成される空間部にベルト材40が挿通されている。
図6及び図7に示すように、前記巻取装置20のベース部材22上には、ガイド板46の一側部(基端部)が溶接等により固着されている。ガイド板46は、駆動モータ30及びギヤボックス26等を取り囲むように湾曲した屋根状に形成されている。ガイド板46の他側部(先端部)は、パッド材12の凹所33の側面開口部に延びている(図6参照。)。ガイド板46の先端部には、前後一対のガイドプーリ48が軸49を介して回転可能に支持されている。各ガイドプーリ48には、各ベルト材40がそれぞれ掛装されている。各ガイドプーリ48は、各ベルト材40の巻取り及び巻戻しに際して、ベルト材40に接触しながら回転することにより、ベルト材40を所定の巻取り方向及び巻戻し方向に案内する。
また、図5に示すように、前記表皮材14の側面部(例えば、クッション被覆部14aの前側部14a1と、その前側部14a1に連続するサポート被覆部14bの前側部14b1との間)には、伸縮性を有する織物、編物等からなる皺取り部44が設けられている。皺取り部44は、サイドサポート部7のサポート状態で伸長しており、サイドサポート部7が非サポート状態のときは縮小し、表皮材14の側面部を常に緊張状態に保持する。
上記した実施例2によっても、前記実施例1と同様の作用・効果を得ることができる。
また、表皮材14のサポート被覆部14bの裏面に、ベルト材40を挿通するベルト挿通部材42を設けている(図6及び図8参照。)。これにより、ベルト材40を前後方向に関して位置決めすることができるとともに、サイドサポート部7の非サポート状態(図6中、二点鎖線7参照。)における表皮材14のサポート被覆部14bの浮き上がりを抑制することができる。
また、表皮材14の側面部に皺取り部44が設けられている(図5参照。)。これにより、サイドサポート部7が非サポート状態(図6中、二点鎖線7参照。)のときに皺取り部44が伸縮性をもって縮小することにより、表皮材14の側面部の弛み(いわゆる皺)の発生を抑制することができる。また、サイドサポート部7がサポート状態(図6中、実線7参照。)のときは、皺取り部44が伸縮性をもって伸長する。なお、皺取り部44は、前記実施例1における表皮材14の側面部にも設けることができる。
また、前記巻取装置20のベース部材22上にガイド板46を設けている(図6及び図7参照。)。これにより、サイドサポート部7の非サポート状態(図6中、二点鎖線7参照。)におけるパッド材12のサポート部12b(図6中、二点鎖線12b参照。)をガイド板46で受け止めることができる。
また、ガイド板46の先端部に、巻取り及び巻戻しに伴なうベルト材40に接触しながら回転するガイドプーリ48を回転可能に設けている(図6及び図7参照。)。これにより、ベルト材40を巻取り方向及び巻戻し方向に案内することができる。
なお、ガイド板46は、前記実施例1における巻取装置20にも設けることができる。この場合、ガイドプーリ48は、ガイドローラ等の回転体に代えればよい。
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明の車両用シート1は、ベンチタイプのリヤシートに限らず、セパレートタイプのリヤシート、運転席シート、助手席シート、サードシート等のいずれのシートにも適用することができる。また、本発明は、シートクッション3に限らず、シートバック5のサイドサポート部にも適用することができる。また、前記実施例では、巻取布材18、ベルト材40を布状部材としたが、表皮材14自体を布状部材として巻取り及び巻戻し可能に構成することも考えられる。また、布状部材としては、巻取布材18、ベルト材40の他、ネット状部材、紐状部材、シート状部材等を用いることができる。また、巻取装置20による布状部材の巻取量を乗員が任意に増減できるように構成すれば、乗員が前記サイドサポート部7を好みの高さに調整することができる。また、前記実施例では、巻取装置20の布状部材の巻取り及び巻戻し用の駆動モータ30を設けたが、手動操作により布状部材の巻取り及び巻戻しを行なうように構成することもできる。また、前記実施例では、車両のリヤドアの開閉に基づいて駆動モータを制御したが、乗員によるスイッチ操作により駆動モータを正転駆動、逆転駆動するように構成することができる。
本発明の実施例1にかかる車両用シートを示す斜視図である。 シートクッションを示す正断面図である。 サポート高さ調整装置を示す斜視図である。 駆動モータの制御装置を示す構成図である。 本発明の実施例2にかかるシートクッションを示す斜視図である。 シートクッションを示す正断面図である。 サポート高さ調整装置を示す斜視図である。 ベルト挿通部を示す断面図である。
符号の説明
1 車両用シート
3 シートクッション(シート本体)
5 シートバック(シート本体)
7 サイドサポート部
18 巻取布材(布状部材)
20 巻取装置
30 駆動モータ
35 制御手段
40 ベルト材(布状部材)

Claims (2)

  1. シート本体の側部にサイドサポート部が設けられている車両用シートであって、
    前記サイドサポート部を取巻く布状部材と、その布状部材を巻取可能でかつ巻戻可能な巻取装置とを備え、
    前記巻取装置により前記布状部材を巻取ることによりその布状部材で前記サイドサポート部を低くするように圧迫し、また、前記布状部材を巻戻すことにより前記サイドサポート部に対する圧迫を解放する構成としたことを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    前記巻取装置の布状部材の巻取り及び巻戻し用の駆動モータと、車両のドアの開閉に基づいて前記駆動モータを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする車両用シート。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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