JP2014151604A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷装置の被印字媒体の位置決め時の無駄を防止する。
【解決手段】ラベル作成装置1は、ロール3を着脱可能に収納するロール収納部4と、被印字テープ3Aを搬送させるプラテンローラ66と、搬送方向に沿った順方向へ搬送される被印字テープ3Aに対し印字を行うサーマルヘッド61と、被印字テープ3Aの搬送経路に設けられ、被印字テープ3AのマークPMを検出するセンサユニット100と、を備え、印字処理開始の操作指示があったことを契機に、プラテンローラ66を制御して被印字テープ3Aの順方向への搬送を開始し、センサユニット100がマークPMを検出したら、プラテンローラ66を制御して被印字テープ3Aを順方向とは逆の逆方向へ搬送し、被印字テープ3Aの搬送方向に沿った位置を所定の第1初期位置に位置決めする。
【選択図】図7

Description

本発明は、被印字媒体に所望の印刷を行う印刷装置に関する。
被印字媒体に所望の印刷を行う印刷装置が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。この印刷装置においては、被印字媒体(カバーフィルム及び基材テープ)を収納したカートリッジが操作者によってカートリッジホルダに装着され、カートリッジから供給される被印字媒体が搬送される。その搬送される被印字媒体に対し、印字手段(印字ヘッド)によって所望の印字が形成され、印刷物(無線タグラベル)が生成される。このような搬送及び印字動作を行うとき、搬送方向に沿った被印字媒体の位置決め制御を行うために、被印字媒体に位置決め用の識別子(識別マーク)が設けられている。この被印字媒体の識別子は検出手段(マークセンサ)によって検出され、その検出結果に応じて、被印字媒体の上記位置決め制御が行われる。
特開2007−216617号公報
例えば、上記位置決め制御の一例として、印字処理を開始するときにおける初期位置の設定が行われる場合がある。上記カートリッジはカートリッジホルダに対し着脱可能となっており、印字処理の開始前には操作者によりカートリッジホルダから取り外されていることがある。このような構成では、取り外し状態のカートリッジにおいて被印字媒体がどのような状態となっているか(言い換えれば識別子が搬送方向に沿ってどの位置にあるか)が不定である場合がある。
そこで、上記従来技術では、カートリッジ装着時に被印字媒体がどのような状態であっても高精度に搬送及び印字動作の制御を行うために、印字処理の開始後、まずは上記被印字媒体が搬送方向に搬送される。そして検出手段により識別子が検出されたら、その時点の搬送状態を初期状態とする。そして、その初期状態を基準として、それ以降の上記搬送方向への搬送や上記印字形成の制御が行われる。しかしながらこの場合、上記のように印字処理開始時に搬送が行われ識別子が検出されるまでの間は、印字形成の行われない空白領域の搬送(いわゆる頭出し)が行われることとなり、被印字媒体の無駄が生じる。
なお、以上は、被印字媒体を収納したカートリッジがカートリッジホルダに対して着脱可能である場合を例にとって説明したが、例えば被印字媒体をロール状に巻回したものが印刷装置の収納手段に収納されて使用される構成でも、非収納時における被印字媒体の位置が不定となり、同様の課題が生じる場合があった。
本発明の目的は、位置決め用の識別子を用いて被印字媒体の位置決め制御等を行う場合に、被印字媒体の無駄を防止できる印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、位置決め用の複数の識別子がそれぞれ備えられた被印字媒体を、着脱可能に収納する収納手段と、前記収納手段に収納された前記被印字媒体を搬送させるための搬送手段と、前記搬送手段により前記搬送方向に沿った順方向へ搬送される前記被印字媒体に対し、所望の印字を行う印字手段と、前記搬送手段による前記被印字媒体の搬送経路に設けられ、前記被印字媒体の前記識別子を検出する検出手段と、印字処理開始の操作指示を入力する指示入力手段と、前記指示入力手段を介した前記印字処理開始の操作指示があったことを契機に、前記搬送手段を制御して前記被印字媒体の前記順方向への搬送を開始する、第1制御手段と、前記第1制御手段により前記被印字媒体の前記順方向への搬送が開始された後、前記検出手段が前記識別子を検出したか否かを判定する検出判定手段と、前記検出判定手段により前記検出手段が前記識別子を検出したと判定された場合に、前記搬送手段を制御して前記被印字媒体を前記順方向とは逆の逆方向へ搬送し、当該被印字媒体の前記搬送方向に沿った位置を所定の第1初期位置に位置決めする第2制御手段と、を有することを特徴とする。
本願発明の印刷装置においては、操作者によって被印字媒体が収納手段に収納され、収納手段に収納された被印字媒体が搬送手段によって順方向へ搬送される。その搬送される被印字媒体に対し、印字手段によって所望の印字が形成され、印刷物が生成される。このような搬送及び印字動作を行うとき、搬送方向に沿った被印字媒体の位置決め制御を行うために、本願発明では、被印字媒体に位置決め用の識別子が設けられている。この被印字媒体の識別子は検出手段によって検出され、その検出結果に応じて、被印字媒体の上記位置決め制御が行われる。
そして、本願発明の印刷装置では、第1制御手段と第2制御手段による搬送手段及び印字手段の制御と、検出判定手段による判定と、が実行される。すなわち、操作者が、指示入力手段を介して印字処理開始の操作指示を行うと、第1制御手段の制御により、搬送手段が被印字媒体の順方向への搬送を開始する。搬送が開始された後、検出判定手段により、検出手段が被印字媒体の上記識別子を検出したか否かを判定する。上記順方向への搬送によって被印字媒体上の上記識別子が検出手段の位置まで到達すると、識別子が検出手段により検出され、検出判定手段の判定が満たされる。すると、第2制御手段の制御により、搬送手段が被印字媒体の逆方向への搬送を開始し、被印字媒体を、上記搬送方向への搬送や上記印字形成の制御の基準とするための初期位置(第1初期位置)へと戻す。
以上のようにして、本願発明においては、印字処理開始後の順方向への被印字媒体の搬送によって識別子が検出されたら、(従来手法のようにさらに順方向へ被印字媒体を搬送し位置決めをするのではなく)そこから被印字媒体を逆方向へ搬送して位置決めを行う。この結果、上記のような被印字媒体の無駄を防止することができる。
本発明によれば、位置決め用の識別子を用いて被印字媒体の位置決め制御等を行う場合であっても、被印字媒体の無駄を防止することができる。
本発明の一実施形態のラベル作成装置の外観を示す斜視図である。 ラベル作成装置において、上カバーユニットを開放し、ロールを装着した状態を表す斜視図である。 ラベル作成装置の全体構造を表す側断面図である。 ラベル作成装置の制御系を表す機能ブロック図である。 被印字テープや印字ラベル各部の寸法関係を表す概念的説明図である。 印字形成が行われない空白領域が生じる比較例における、被印字テープの位置決め制御手法を表す説明図である。 実施形態における位置決め手法の一例(逆方向搬送を行う場合)を表す説明図である。 逆方向搬送による位置決め制御時における、被印字テープのロール収納部内での撓みを表す説明図である。 実施形態における位置決め手法の他の例(逆方向搬送を行わない場合)を表す説明図である。 ラベル作成時にCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 ステップS10の頭出し処理の詳細手順を表すフローチャートである。 媒体種類に応じて逆方向搬送の可否を判定する変形例において、位置決め制御時に使用する許容距離テーブルである。 逆方向搬送による位置決め制御時における、被印字テープのロール収納部内での撓みを表す説明図である。 CPUが実行する頭出し処理の詳細手順を表すフローチャートである。 マークPMが印字ラベルTの搬送方向後端部に形成される変形例における、位置決め手法の一例(逆方向搬送を行う場合)を表す説明図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、本発明の印刷装置をラベル作成装置に適用した場合の実施形態である。
<外観概略構成>
まず、図1を用いて、本実施形態のラベル作成装置の外観概略構成を説明する。なお、以下の説明において、前・後方向、左・右方向、上・下方向は、図1等の各図中に適宜示す矢印の方向を表す。
図1において、ラベル作成装置1(印刷装置に相当)は、フロントパネル6を備えた筐体2と、上カバーユニット5とを有している。これら筐体2及び上カバーユニット5は例えば樹脂製である。上カバーユニット5は、タッチパネル部5Aと、略矩形状の液晶パネル部5Bと、操作ボタン部5Cと、を備えている。
上カバーユニット5は、後方端部において筐体2に回転軸部2a(後述の図3参照)を介して回動可能に接続されており、これにより上カバーユニット5は筐体2に対し開閉可能な構造となっている。なお、上カバーユニット5の下部には、上記筐体2の一部を構成する筐体カバー部2Aが一体に構成されており、上カバーユニット5の開閉時には、筐体カバー部2Aも一体となって開閉する(後述の図2を参照)。
液晶パネル部5Bは、後方端部においてタッチパネル部5Aに回転軸部5a(後述の図3参照)を介して回動可能に接続されており、これにより液晶パネル部5Bはタッチパネル部5Aに対し開閉可能な構造となっている。
操作ボタン部5Cは、上カバーユニット5の前方寄りの上面位置に設けられ、ラベル作成装置1の電源ボタン7Aや、周辺機器作動状態を表示させるためのステータスボタン7B、ラベル作成指示ボタン7C等が配置されている。
筐体2の左右の両側壁には、解除つまみ17が設けられている。この解除つまみ17を上方に押し上げることによって、筐体2への上カバーユニット5の係止が解除され、上カバーユニット5が開放可能な状態となる。
フロントパネル6には、排出口6Aが設けられ、排出口6Aの下方には、例えば後述の被印字テープ3Aの設置や排紙等の便宜を図るために、前方側へ回動可能な開閉蓋6Bが設けられている。
排出口6Aは、上カバーユニット5を閉じ状態としたときに、筐体2の前面側上縁部と上記上カバーユニット5の前面側下縁部とによって形成される。なお、上カバーユニット5の排出口6A側における下縁部内側には、切断刃8が下方に向けて付設されている(後述する図2、図3等も参照)。
<内部構造>
次に、図2及び図3を用いて、本実施形態のラベル作成装置1の内部構造を説明する。
図2及び図3に示すように、ラベル作成装置1は、筐体2の内部空間の後方に、凹状のロール収納部4(収納手段に相当)を有している。ロール収納部4は、所望の幅の被印字テープ3Aをロール状に巻回したロール3を、被印字テープ3A(被印字媒体に相当)がこの例ではロール上側より繰り出されるように収納する。
ロール3は、上記被印字テープ3Aの巻回の軸線を、前後方向と直交する左右方向となる状態で、回転可能にロール収納部4に収納されている。
<被印字テープ>
被印字テープ3Aは、図3中拡大図中に示すように、被印字層3a、粘着材層3b、及び剥離材層3cの3層構造に形成されている。被印字層3aは、サーマルヘッド61(印字手段に相当)によって印字が形成される層であり、粘着材層3bを介して剥離材層3cに接着されている。剥離材層3cの裏面(ロール径方向内側の表面)には、位置決め用の複数のマークPM(識別子に相当)がテープ長手方向に沿って所定間隔(等ピッチ)で設けられている。被印字層3aへの印字が完了した被印字テープ3Aは、所定長さに切断して印字ラベルT(印刷物に相当。後述の図5参照)として生成され、最終的に剥離材層3cより剥がされることで所定の商品等の被着体に貼り付けられる。
<支持ローラ>
ロール収納部4の底面部には、3つの支持ローラ51〜53が設けられている。支持ローラ51〜53は、プラテンローラ66(搬送手段に相当)が回転駆動されてロール3より被印字テープ3Aを引き出す際に、少なくとも2つのローラがロール3の外周面に接触することにより、従動的に回転してロール3を回転可能に支持する。これら3つの支持ローラは、ロール3に対する周方向位置がそれぞれ異なっており、前方から後方に向かって、ロール3の周方向に沿って、第1支持ローラ51、第2支持ローラ52、及び第3支持ローラ53、の順に配置されている。これら第1〜第3支持ローラ51〜53は、上記左右方向(言い換えればロール幅方向)に複数の部分に分割されており、ロール幅に応じてロール3が搭載された部分だけが回転するようになっている。
<ガイド部材>
一方、ロール収納部4にはまた、ロール3の右側の端面3Rに接触して被印字テープ3Aを左右方向(すなわちテープ幅方向。以下同様)にガイドする第1ガイド部材20Aと、ロール3の左側の端面3Lに接触して被印字テープ3Aを左右方向にガイドする第2ガイド部材20Bと、が設けられている。これら第1ガイド部材20A及び第2ガイド部材20Bは、上記左右方向に沿って進退することで互いに遠近可能となっている。そして、ロール3に対し、第1ガイド部材20Aが右側から接触するとともに第2ガイド部材20Bが左側から接触することにより、ロール3を両側から挟み込みつつ、被印字テープ3Aをガイドする。このように両ガイド部材20A,20Bは、左右方向に沿って進退可能に設けられていることから、収納したロール3の幅に応じて両ガイド部材20A,20Bを進退させ位置を調整することで、任意な幅のロール3に対し、両ガイド部材20A,20Bでロール3を挟み込み、被印字テープ3Aの幅方向をガイドすることができる。
なお、ガイド部材20A,20Bの前方側の上部には、ガイド突起部405が上記左右方向に沿って突出して設けられている。このガイド突起部405は、ロール3から繰り出される被印字テープ3Aの幅方向の端部に対し上方から接触し、ガイドする。これにより、ロール収納部4内で回転するロール3から繰り出される被印字テープ3Aの両端部において当該被印字テープ3Aの上下方向のばたつきを押さえることができる。
<センサユニット>
また、ロール収納部4の前方側において、被印字テープ3Aの搬送経路には、凹部載置面であるセンサ配置部102が設けられている。このセンサ配置部102には、上記被印字テープ3AのマークPMを光学的に検出するためのセンサユニット100(検出手段に相当)が設けられている。このセンサユニット100は、サーマルヘッド61の搬送方向上流側(上記後方側)において、被印字テープ3Aのテープ面近傍に保持されている。
センサユニット100は、発光部(図示せず)及び受光部(図示せず)を備えた公知の例えば透過型センサである。すなわち、発光部より発光された光は、被印字テープ3Aを透過して受光部により受光される。このとき、被印字テープ3AのマークPMが設けられた箇所とマークPM以外の箇所とでは、受光部での受光量にマークPMによる吸収分だけ差が生じるので、マークPMが被印字テープ3Aの搬送方向における基準位置として検出される。
<プラテンローラ、サーマルヘッド、及びその周辺構造>
一方、図3に示すように、上カバーユニット5の前端部下側には上記サーマルヘッド61が設けられている。また、このサーマルヘッド61に上下方向に対向するように、筐体2の前端部上側に、上記プラテンローラ66が設けられている。プラテンローラ66のローラ軸66Aは、軸方向両端に設けたブラケット65により回転自在に軸支されており、またローラ軸66Aの一方の軸端には、プラテンローラ66を駆動するギア(図示省略)が固定されている。
このとき、筐体2におけるプラテンローラ66の配置位置は、上カバーユニット5におけるサーマルヘッド61の取り付け位置と対応している。そして、上カバーユニット5を閉じることによって、上カバーユニット5側に設けられたサーマルヘッド61と、筐体2側に設けられたプラテンローラ66とで被印字テープ3Aが挟持され、サーマルヘッド61による印字が可能な状態になる。また上カバーユニット5を閉じることによって、プラテンローラ66のローラ軸66Aに固定された上記ギアが、筐体2側の図示しないギア列に噛合し、ステッピングモータ等で構成される搬送用モータ210(後述の図4参照)によりプラテンローラ66を回転駆動する。これにより、プラテンローラ66は、ロール収納部4に収納されたロール3より被印字テープ3Aを繰り出し、被印字テープ3Aをそのテープ幅方向を左右方向とした姿勢で搬送する。
サーマルヘッド61は、その中間部を軸支されると共に適宜のバネ部材(図示せず)により下方に付勢される、支持部材62の一端に固定されている。解除つまみ17によって上カバーユニット5を開放状態にすることで、サーマルヘッド61はプラテンローラ66から離間した状態となる(図2参照)。一方、上カバーユニット5を閉じることによって、バネ部材の付勢力によりサーマルヘッド61は被印字テープ3Aをプラテンローラ66に押圧付勢し、印字可能な状態となる。
上記ロール3は、被印字層3aが径方向外側となるように、被印字テープ3Aがロール状に巻回されて構成されている。その結果、被印字テープ3Aは被印字層3a側の面を上方とした状態でロール3の上側から繰り出され(図3中の波線参照)、被印字テープ3Aの上側に配置されたサーマルヘッド61によって印字形成される。切断刃8は、上記排出口6Aを介し筐体2の外部へ排出される被印字テープ3Aを、操作者(ユーザ)が所望の位置で切断するのに用いられる。
<被印字テープの搬送の概略>
上記構成において、上カバーユニット5が閉じられ、上記搬送用モータ210によりプラテンローラ66が回転駆動されると、被印字テープ3Aが引っ張られる。これにより、ガイド部材20A及びガイド部材20Bにより幅方向をガイドされつつ、被印字テープ3Aがロール3から繰り出される。ロール3より繰り出され上記後方側から上記前方側へ(順方向に相当)と搬送される被印字テープ3Aは、サーマルヘッド61によって印字された後、排出口6Aより筐体2の外部へ排出され、操作者が切断刃8を作動させて所望の長さに切断することにより、印字ラベルTとして生成される。なお、図3では、ロール3より繰り出されて搬送される被印字テープ3Aの搬送経路を破線で示している。
<制御系>
次に、図4を用いて、ラベル作成装置1の制御系について説明する。
図4において、ラベル作成装置1には、所定の演算を行う演算部を構成するCPU120が備えられている。CPU120は、RAM130の一時記憶機能を利用しつつROM140に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、それによってラベル作成装置1全体の制御を行う。CPU120には、上記液晶パネル部5B、上記タッチパネル部5A、上記RAM130、及び、ROM140が接続されている。ROM140には、ラベル作成処理等の各種の処理を実行するための制御プログラムや後述する許容距離テーブル(後述の図12参照)が記憶されている。RAM130には、タッチパネル部5Aを介して入力した印刷データや、パーソナルコンピュータ等の外部端末から有線又は無線を介して入力した印刷データが一時的に記憶される。CPU120は、上記プラテンローラ66を駆動する上記搬送用モータ210の駆動制御を行うモータ駆動回路160と、上記サーマルヘッド61の発熱素子の通電制御を行うサーマルヘッド制御回路170と、に接続されている。
操作者は、タッチパネル部5Aを操作して所望の印刷データを入力することができる。また、ラベル作成装置1と有線又は無線で接続された外部のパーソナルコンピュータ等の入力端末で入力した所望の印刷データを、入力端末から受信して入手することができる。
<本実施形態の特徴>
ここで、本実施形態の最大の特徴は、上記マークPMをセンサユニット100で検出することにより被印字テープ3Aの位置決めを行う際に、被印字テープ3Aの搬送経路に沿って配置されるサーマルヘッド61とセンサユニット100との離間によって印字形成が行われない空白領域(詳細は後述)が生じる無駄を、防止することにある。以下、その詳細を順を追って説明する。
印字ラベルTは、図5に示すように、ロール収納部4のロール3から繰り出されて後方から前方へと搬送される被印字テープ3Aに対し、サーマルヘッド61で所望の印字を行い、後端位置を切断刃8により切断することで生成される。
本実施形態では、図示のように、全長Lの印字ラベルTの裏面側(図5では説明の便宜上、表面と裏面を同一側に概念的に図示。以下同様)に、搬送方向長さが△Lの上記マークPMが設けられる。このとき、マークPMが印字ラベルTの長さ方向略中央部に位置するように、被印字テープ3Aにおける複数の上記マークPMの位置が予め設定されている。被印字テープ3Aの表面側におけるマークPMの搬送方向下流側(上記前方側)には、搬送方向長さLmの(この例では非印字領域となる)前方領域10が配置される。被印字テープ3Aの表面側におけるマークPMの搬送方向上流側(上記後方側)には、サーマルヘッド61による印字形成が行われる印字領域11を含む、搬送方向長さLpの後方領域12が配置される。すなわち、この例では、印字ラベルTの全長Lは、L=Lm+△L+Lpとなっている。また、この例では、テープ搬送方向に沿って上記前方側へ向かってセンサユニット100、サーマルヘッド61、及び切断刃8という順序の配置において、最上流のセンサユニット100から最下流の切断刃8までの間の距離はLdとなっている。
そして、マークPMは、前述したような搬送及び印字動作を行う際に、センサユニット100で検出することによって、被印字テープ3Aの搬送方向に沿った位置決め制御に使用される。この例では、被印字テープ3Aのテープ先端13a(前方領域10の先端10a)が切断刃8に相対する切断刃位置となった状態が被印字テープ3Aの初期位置として設定される。上記位置決め制御では、基本設定として、印字ラベルTの作成開始時(すなわち印刷開始時)において被印字テープ3Aが当該初期位置に位置決めされる。
<比較例による位置決め手法>
上記印字形成が行われない空白領域が生じる、従来手法と同等の比較例を、図6(a)〜(c)を用いて説明する。前述したように、ロール3から引き出された被印字テープ3Aに対し印字形成が行われた後に後端部が切断されることで、上記印字ラベルTが生成される。したがって、その次の印字ラベルTの作成開始時には、そのままであれば、被印字テープ3Aの先端13aの位置が、上記切断刃位置となっているはずである。しかしながら、例えば上記のように印字ラベルTが生成された後に、操作者によってロール3がロール収納部4から取り外され、その後さらにロール収納部4に再装着される場合等がある。このような場合、操作者の取り扱いによっては、図6(a)に示すように、引き出される被印字テープ3Aのテープ先端13aが、切断刃8に相対した上記切断刃位置よりも前方側に突出した状態で、ロール3がロール収納部4に装着される可能性が考えられる。あるいは、新規にロール3がロール収納部4に装着されるときも、上記同様に、操作者の取り扱いによっては、テープ先端13aが突出した状態でロール3が装着される可能性が考えられる。
そこで、この比較例では、上記図6(a)のようにロール3が装着された後、前述した、テープ先端13aが上記切断刃位置に位置する状態(初期位置)を確実に実現するための(いわゆる頭出しのための)被印字テープ3Aの搬送が行われる。すなわち、プラテンローラ66の駆動によって、被印字テープ3Aを前方(順方向)に搬送する。そして、マークPMがセンサユニット100の位置に到達して、センサユニット100がマークPMを検出したら(図6(b)参照)、その後、図6(c)に示すように、被印字テープ3Aをさらに距離(Ld+△L+Lp)だけ順方向に搬送する。これにより、上記図5で説明した寸法関係により、印字ラベルTの後方領域12の後端12aに相当する部位が上記切断刃位置に移動した時点で、被印字テープ3Aの搬送が停止する。
この搬送停止状態で、被印字テープ3Aが切断刃8により切断される。これにより、後続の被印字テープ3Aは、テープ先端13aが上記切断刃位置に位置決めされた状態となる。これにより、(上記後続の)被印字テープ3Aが正確に位置決めされるので、これ以降、この位置決め状態を基準として当該被印字テープ3Aを送り方向に搬送しつつサーマルヘッド61で上記印字領域11に対し所望の印字形成が行われる。そして、上記後端12aに相当する部位が上記切断刃位置に到達した時点で搬送が停止され、当該後端12aにおいて被印字テープ3Aが切断されて印字ラベルTが生成される。
上述したように、この比較例による手法では、図6(b)に示すようにマークPMがセンサユニット100によって検出された後の距離(Ld+△L+Lp)の順方向搬送により、図6(c)に示すように、1枚の印字ラベルT分に相当する長さの被印字テープ3Aが、印字形成が行われない空白の状態のまま(印字ラベルTの作成に用いられることなく)単に搬送されることとなって、無駄になる。
<実施形態による位置決め手法の一例>
本実施形態において実行される位置決め手法の一例を、図7を用いて説明する。本実施形態では、上記比較例のような無駄をなくすために、被印字テープ3Aを、上記順方向とは逆の逆方向(後方)に搬送(以下、適宜「逆転搬送」という)することで上記初期位置に位置決めする。すなわち、前述と同様、テープ先端13aが上記切断刃位置よりも前方側へ突出した状態でロール3が装着された(図7(a)参照)後、被印字テープ3Aが前方(順方向)へ搬送される。そして、マークPMがセンサユニット100によって検出されたら(図7(b)参照)、プラテンローラ66による順方向への搬送が停止される。
上記搬送停止時点で、被印字テープ3Aの切断刃位置からの前方への突出量は、距離(Lm−Ld)の長さ分となっている。そこで、プラテンローラ66が上記順方向搬送時の駆動とは逆方向へ駆動され、図7(c)に示すように、被印字テープ3Aを上記後方へ向く逆方向に距離(Lm−Ld)だけ搬送(以下、後方へ搬送するときの搬送距離を適宜「逆転距離」と言う)した時点で、停止する。これにより、被印字テープ3Aは、テープ先端13aが上記切断刃位置に正確に位置決めされた状態(第1初期位置に相当)となる。
このとき、上記のように逆方向搬送が行われることで、図8に示すように、上記逆転距離(Lm−Ld)に相当する長さ50mm分の被印字テープ3Aは、小さな撓み部3A1となりつつ、ロール収納部4内の、ロール3の前方側とさらにその前方のガイド突起405との間に形成される空きスペース30に収容される。これにより、被印字テープ3Aは、紙詰まりや搬送異常等を起こすことなく、ロール収納部4内に吸収されている。
そして、これ以降、上記同様、この位置決め状態を基準として当該被印字テープ3Aを送り方向に搬送しつつ所望の印字形成が行われ、上記後端12aにおいて被印字テープ3Aが切断されて印字ラベルTが生成される。
<実施形態による位置決め手法の別の例>
ところで、上述した例では、例えば図8に示したように、紙詰まり等を起こすことなく前述の逆方向搬送を行えた状態である。これに対して、直前までの被印字テープ3Aの搬送状態等によっては、上記同様の逆方向搬送を行うと紙詰まりや異常搬送が起こり、好ましくない場合があり得る。
そこで本実施形態では、上記のような場合には敢えて上記図7(a)〜(c)に示したような逆方向搬送を行わず、上記比較例と同等の、順方向搬送による位置決めが行われる。すなわち、まず図9(a)に示すように、前述と同様、テープ先端13aが上記切断刃位置よりも前方側へ突出した状態でロール3が装着された後、被印字テープ3Aが前方(順方向)へ搬送される。そして、マークPMがセンサユニット100によって検出され(図9(b)参照)、順方向への搬送が停止される。このとき、上記被印字テープ3Aの切断刃位置からの前方への突出量距離(Lm−Ld)が前述の空きスペース30に比べて大きすぎた場合には、上記同様の逆方向搬送を行ったときに紙詰まりや異常搬送等の発生が懸念される。あるいは、被印字テープ3Aの材質によっても(例えば比較的硬い材質である場合)同様の懸念が生じうる(後述の(1)の変形例参照)。
そこで、この場合は、上記搬送停止後も被印字テープ3Aの逆方向搬送を行わず、上記図6(c)に示した比較例と同様の制御手法とする。すなわち、図9(c)に示すように、被印字テープ3Aをさらに距離(Ld+△L+Lp)だけ順方向に搬送する。これにより、上記後端12aに相当する部位が上記切断刃位置に到達して被印字テープ3Aの搬送が停止する。この搬送停止状態で、被印字テープ3Aが切断刃8により切断されることで、後続の被印字テープ3Aのテープ先端13aが上記切断刃位置に位置決めされた状態(第2初期位置に相当)となる。これにより、(上記後続の)被印字テープ3Aが正確に位置決めされる
なお、本実施形態では、上記図7のようにして搬送駆動を行うか、図9のように搬送駆動を行わないようにするか、の見極めは、あらかじめ定められた所定の逆転可能条件(詳細は後述)が満たされるかどうかにより判定される。この判定は、操作者が操作入力した被印字テープ3Aの媒体情報(後述)に基づき、行われる。
<制御手順>
本実施形態における上記手法を実現するために、ラベル作成処理時にCPU120によって実行される処理手順を、図10のフローチャートにより説明する。図10に示すフローは、例えば例えば操作者が、ラベル作成装置1の電源を電源ボタン7AによりONすることによって開始される。
図10において、まず、ステップS10で、CPU210は、被印字テープ3Aを位置決めする頭出し処理を実行する。ステップS10の頭出し処理については、後述の図11で説明する。ステップS10が終了すると、ステップS20に移る。
ステップS20では、CPU120は、上記モータ駆動回路160に制御信号を出力することで、上記搬送用モータ210がプラテンローラ66を駆動し、被印字テープ3Aを順方向に搬送する。その後、ステップS30に移る。
ステップS30では、CPU120は、被印字テープ3Aがサーマルヘッド61による印字開始位置まで到達したか否か(上記印字ラベルTの印字領域11の搬送方向前端位置に相当する位置に、サーマルヘッド66が正対するようになるまで被印字テープ3Aが搬送されたか否か)、を公知の手法で判定する。なお、この判定は、例えば、ステップS10の順方向搬送のテープ搬送開始から予め定められた所定の距離だけ搬送が行われたかどうかを判定すればよい。当該所定の距離の判定は、例えば、上記ステップS20のタイミング以降の、パルスモータである搬送用モータ210を駆動するモータ駆動回路160の出力するパルス数をカウントし、当該カウント数が上記所定の距離に対応した所定の値に達したかどうか、により検出すれば足りる。あるいは、上記順方向搬送のテープ搬送開始から所定時間経過したかを判定してもよい。印字開始位置となるまで判定が満たされず(S30:NO)、上記ステップS20に戻って同様の手順を繰り返し、印字開始位置となったら、判定が満たされて(S30:YES)、ステップS40に移る。
ステップS40では、CPU120は、上記サーマルヘッド制御回路170に制御信号を出力することで、サーマルヘッド61の発熱素子が通電制御される。これにより、被印字テープ3Aに対し、操作者がタッチパネル部5Aにより入力した印刷データまたはPC等の外部端末を介して入力した上記印刷データに応じた印字形成を開始する。その後、ステップS50に移る。
ステップS50では、CPU120は、被印字テープ3Aの搬送方向位置が上記印刷データに対応した印字終了位置に達したか否かを公知の手法で判定する。印字終了位置に達していない場合は判定が満たされず(S50:NO)、上記ステップS40に戻って同様の手順を繰り返す。印字終了位置に達していたら判定が満たされ(S50:YES)、ステップS60に移る。
ステップS60では、CPU120は、上記サーマルヘッド制御回路170に制御信号を出力し、サーマルヘッド61の発熱素子への通電を停止する。これにより、サーマルヘッド61による被印字テープ3Aに対する印字が停止する。その後、ステップS70に移る。
ステップS70では、CPU120は、被印字テープ3Aの上記印字ラベルTの後方領域12の後端12aに相当する部位が上記切断刃位置となるまで被印字テープ3Aが搬送さたか否か、を公知の手法で判定する。上記切断刃位置に到達するまでは判定が満たされず(S70:NO)、ループ待機する。上記切断位置に到達したらステップS70の判定が満たされ(S70:YES)、ステップS80に移る。
ステップS80では、CPU120は、上記モータ駆動回路160に制御信号を出力し、上記搬送用モータ210がプラテンローラ66の駆動を停止し、被印字テープ3Aの搬送(順方向への搬送)が停止する。これにより、被印字テープ3Aは、上記印字ラベルTの後方領域12の後端12aに相当する部位が切断刃8に相対した上記切断刃位置で停止する。その後、ステップS90に移る。
ステップS90では、CPU120は、液晶パネル部5Bに制御信号を出力し、液晶パネル部5Bにより被印字テープ3Aが切断可能である旨を表示させる。操作者は、この時点で、液晶パネル部5Bの表示を見て、切断刃8を用いて手動操作で被印字テープ3Aを上記印字ラベルTの後方領域12の後端12aに相当する位置で切断し、印字ラベルTを生成することができる。ステップS90が完了すると、このフローを終了する。
<頭出し処理>
上記ステップS10の頭出し処理の詳細手順を図11により説明する。図11において、まず、ステップS100において、CPU120は、操作者のタッチパネル部5AやPC等の操作端末の操作による、被印字テープ3Aの媒体情報を受け付ける。この媒体情報には、例えば被印字テープ3AにおけるマークPMの配置態様(前述の例では例えばLm,Lp,△Lの値)が含まれる。それ以外にも被印字テープ3Aの厚さ、材質等(後述の(1)の変形例参照)が含まれていても良い。その後、ステップS110に移る。
ステップS110では、CPU120は、上記ステップS120で受け付けられた上記媒体情報に基づき、被印字テープ3Aの上記逆転距離を決定する。すなわち、被印字テープ3Aの逆方向への搬送を行うとき、逆方向へ搬送すべき上記逆転距離は、被印字テープ3AにおけるマークPMの配置態様によって異なる。すなわち、上述のように、複数のマークPMが等ピッチで配置され、1つのマークPMを備えた定長の印字ラベルTが作成される場合には、上記ピッチが長いほど上記逆転距離が大きくなる。また、マークPMが上記のように定長の印字ラベルTの搬送方向中間部に形成されるか、定長の印字ラベルTの後端部に形成されるか(後述の図15の変形例参照)、定長の印字ラベルTの前端部(先端部)に形成されるか、によっても上記逆転距離は互いに異なる。そこで、このステップS110では、上記ステップS100で入力された媒体情報に含まれる上記マークPMの配置態様に基づき、上記逆転距離(上記の例では距離(Lm−Ld))を算出する。なお、このとき、上記距離Ldの値は、ラベル作成装置1に固有の値として構造的に一意的に定まるものであり、例えば上記ROM140に予め格納されている。
その後、ステップS120では、CPU120は、印字開始の指示があったか否かを判定する。操作者がラベル作成指示ボタン7C(あるいはPC等の操作端末でもよい)を介しラベル作成の指示操作を行うまでは判定が満たされず(ステップS120:NO)、ループ待機する。上記作成指示操作が行われると判定が満たされ(ステップS120:YES)、ステップS130に移る。
ステップS130では、CPU120は、上記モータ駆動回路160に制御信号を出力し、上記搬送用モータ210がプラテンローラ66を駆動し、被印字テープ3Aを前方側(順方向)へ搬送開始する。その後、ステップS140に移る。
ステップS140では、CPU120は、センサユニット100からの検出信号に基づき、マークPMがセンサユニット100により検出されたか否かを判定する。マークPMが検出されない間は判定が満たされず(ステップS140:NO)、上記ステップS130に戻って同様の手順を繰り返す。マークPMが検出された場合は判定が満たされ(ステップS140:YES)、ステップS150に移る。
ステップS150では、CPU120は、被印字テープ3Aの上記逆転搬送が可能か否かを判定する。具体的には、上記ステップS110で決定した逆転距離(Lm−Ld)に基づき、あらかじめ定められた所定の逆転可能条件が満たされるか否かを判定する。この例では、上記逆転可能条件として、上記逆転距離が所定の許容距離(この例では固定的に定められる値。例えば100mm)以下であることが予め設定されている。したがって、上記逆転距離(Lm−Ld)が上記許容距離以下である場合は(逆転可能条件が満たされて)ステップS150の判定が満たされ(ステップS150:YES)、ステップS160に移る。上記逆転距離(Lm−Ld)が上記許容距離より大きい場合は(逆転可能条件が満たされず)ステップS150の判定が満たされず(ステップS150:NO)、後述のステップS180に移る。
ステップS160では、CPU120は、上記駆動回路160に制御信号を出力し、上記搬送用モータ210がプラテンローラ66の駆動を停止し、被印字テープ3Aの前方(順方向)への搬送が停止する。その後、ステップS170に移る。
ステップS170では、CPU120は、上記モータ駆動回路160に制御信号を出力し、上記搬送用モータ210がプラテンローラ66を逆方向に駆動し、被印字テープ3Aが、上記ステップS110で決定した逆転距離(Lm−Ld)だけ逆方向に搬送される。その後、ステップS175に移る。
ステップS175では、CPU120は、上記駆動回路160に制御信号を出力し、上記搬送用モータ210がプラテンローラ66の駆動を停止する。これにより、被印字テープ3Aの逆方向搬送が停止し、被印字テープ3Aのテープ先端13aが上記切断刃位置に到達した上記第1初期位置に位置決めされた状態となる。ステップS175が終了すると、このルーチンを終了して、上記図10の上記ステップS20に戻る。
一方、ステップS180では、CPU120は、上記モータ駆動回路160に制御信号を出力し、上記搬送用モータ210がプラテンローラ66を駆動し、被印字テープ3Aの搬送が継続される。そして、上記ステップS140でマークPMを検出した位置から、さらに距離(Ld+△L+Lp)だけ被印字テープ3Aが順方向に搬送される。その後、ステップS185に移る。
ステップS185では、CPU120は、上記駆動回路160に制御信号を出力し、上記搬送用モータ210がプラテンローラ66の駆動を停止する。これにより、被印字テープ3Aの順方向搬送が停止し、前述の第2初期位置に位置決めされた状態(後述のステップS190での切断により新たに形成されるテープ先端13aが切断刃位置となる状態)となる。
その後、ステップS190では、CPU120は、上記ステップS90と同様、液晶パネル部5Bに制御信号を出力し、被印字テープ3Aが切断可能である旨を表示させる。これにより操作者は、切断刃8を用いて手動操作で被印字テープ3Aを切断することができる。ステップS190が完了すると、このルーチンを終了し、上記図10の上記ステップS20に戻る。
なお、上記フローにおいて、ステップS100が各請求項記載の情報入力手段として機能し、ステップS110が各請求項記載の逆転距離決定手段として機能し、ステップ120が各請求項記載の指示入力手段として機能する。また、ステップ130が各請求項記載の第1制御手段として機能し、ステップ140が各請求項記載の検出判定手段として機能する。さらに、ステップ150が各請求項記載の逆転判定手段として機能し、ステップS170が各請求項記載の第2制御手段として機能し、ステップ180が各請求項記載の第3制御手段として機能する。
以上説明したように、本実施形態においては、被印字テープ3Aに設けられたマークPMがセンサユニット100によって検出され、その検出結果に応じて、被印字テープ3Aの上記位置決め制御が行われる。その際、順方向への搬送によって被印字テープ3AのマークPMがセンサユニット100により検出された後に、被印字テープ3Aを逆方向へ搬送して、被印字テープ3Aを上記搬送や印字形成の制御の基準とするための上記第1初期位置へと戻す(図11のステップS175及び図7(c)参照)。
すなわち、本実施形態においては、マークPMの検出後に被印字テープ3Aを逆方向へ搬送して位置決めを行う。この結果、マークPMの検出後に順方向へ被印字テープ3Aを搬送して位置決めする場合のような、印字形成の行われない空白領域の搬送が生じるという無駄を、防止することができる。
また、本実施形態では特に、あらかじめ所定の逆転可能条件(上記の例では逆転距離が所定のしきい値以下であること)が定められ、この逆転可能条件が満たされているか否か、が判定される(ステップS150参照)。上記の例では、被印字テープ3Aの媒体情報に応じて被印字テープ3Aの上記逆転距離が決定され、その逆転距離が所定の許容距離以下であるか否かにより、逆転可能条件が満たされるか否かが判定される。これにより、位置決めを行うために被印字テープ3Aを逆方向に搬送する際に、搬送異常や媒体詰まり等が起こるおそれがあるか否かを精度よく確実に見分けることができる。
そして、逆転可能条件が満たされていない場合には、上記のような逆方向への搬送を行うと搬送異常や媒体詰まりが起こるおそれがあるとみなされる。そして、上述のような搬送方向の逆転を行うことなく被印字テープ3Aが引き続き順方向へと搬送されて、被印字テープ3Aは、上記搬送方向への搬送や上記印字形成の制御の基準とするための、(上記第1初期位置とは異なる)上記第2初期位置に位置決めされる(図11のステップS185及び図9(c)参照)。これにより、逆方向への無理な搬送により上記搬送異常や媒体詰まり等が起こるのを防止することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)媒体種類に応じて逆方向搬送の可否を判定する場合
上記実施形態においては、位置決め制御時の被印字テープ3Aの逆方向搬送の可否は、逆転可能条件としての、逆転距離(=Lm−Ld)が上記許容距離以下であること、が満たされるか否か、により判定され、その際の上記許容距離は、(例えば100mm等の)固定値であった。しかしながら、このような固定値に限られず、被印字テープ3Aの媒体種類(この例では、特に紙質の柔らかい種類、中程度の種類、硬い種類。詳細は後述)やロール収納部4内の被印字テープ3Aの残量等の媒体種類に応じて、許容距離を可変としてもよい。この場合、その可変となる許容距離と上記算出された逆転距離との比較により、被印字テープ3Aの逆方向搬送の可否が判定される。そのような変形例を図12〜図14により説明する。
<許容距離テーブル>
本変形例では、上記許容距離は、図12に示す許容距離テーブル(例えばROM140に記憶されている)を用いて、被印字テープ3Aの紙質や残量に応じて、可変に決定される。すなわち、上述のように被印字テープ3Aの逆方向への搬送を行うとき、ラベル作成装置1の側で搬送異常や媒体詰まり等を生じることなく装置側で許容できる許容距離は、被印字テープ3Aの残量や材質によって異なる場合がある。被印字テープ3Aがプラテンローラ66によってロール3から引っ張り出され繰り出される場合には、残量が少ないほどロール3の外径が小さく、ロール収納部4における上記空きスペース30が大きくなる。したがってこの場合には、比較的長い距離の被印字テープ3Aを逆転しても搬送異常が紙詰まりや生じず、すなわち上記許容距離が大きくなる。逆に、被印字テープ3Aの残量が多いほどロール外径が大きくなるので、上記許容距離が小さくなる。
また例えば、被印字テープ3Aの材質が比較的柔らかい場合には、比較的長い被印字テープ3Aを逆方向に搬送したとしてもロール収納部4における空きスペース30内に適宜に湾曲しながら収納されやすい。したがってこの場合には、比較的長い距離の被印字テープ3Aを逆転しても搬送異常が紙詰まりや生じず、すなわち上記許容距離が大きくなる。逆に、被印字テープ3Aの材質が硬いほど上記の湾曲が生じにくく搬送異常や紙詰まりが起こりやすくなるので、上記許容距離が小さくなる。
以上に基づき、図12において、許容距離テーブルは、この例では、紙質が柔らかいもの、紙質が中程度のもの、紙質が硬いもの、という3つの被印字テープの種類それぞれと、ロール収納部4内におけるロール3の被印字テープ3Aの残量(少ない、中程度、多い)との組み合わせに応じて、上記許容距離の値が定められている。
図示のように、被印字テープ3Aとして紙質が柔らかい種類が用いられる場合は、ロール収納部4内の残量が比較的少ない場合には(上記空きスペース30が比較的広くなることから)許容距離は150mmに決定され、ロール収納部4内の残量が中程度の場合には許容距離は100mmに決定され、ロール収納部4内の残量が比較的多い場合には(上記空きスペース30が比較的狭くなることから)許容距離は50mmに決定される。
同様に、被印字テープ3Aとして紙質が中程度の種類が用いられる場合は、ロール収納部4内の残量が比較的少ない場合には許容距離は50mmに決定され、ロール収納部4内の残量が中程度の場合には許容距離は50mmに決定され、ロール収納部4内の残量が比較的多い場合には許容距離は20mmに決定される。
同様に、被印字テープ3Aとして紙質が硬い種類が用いられる場合は、(例えば上記柔らかい種類よりも折りたたまれにくいと想定されることから)ロール収納部4内の残量が比較的少ない場合、ロール収納部4内の残量が中程度の場合、ロール収納部4内の残量が比較的多い場合、いずれであっても許容距離は20mmに決定される。
なお、被印字テープ3Aの種類は、前述したように操作者の操作入力に基づき識別される(後述の図14のステップS100参照)。また、被印字テープ3Aの残量は、ロール収納部4内に光学センサを設置してロール3の径を測定したり、重量計を設置してロール3の重量を測定したり、被印字テープ3Aからの印字ラベルTの作成枚数をカウントする等の公知の手法で取得すれば足りる。
なお、材質が一定に固定された被印字テープ3Aを使用する場合は、逆転可能条件としてテープ残量だけで許容距離を使用することもできる。
図13は、被印字テープ3Aの紙質が柔らかい場合で、被印字テープ3Aのロール収納部4内での残量が比較的少ない場合の、被印字テープのロール収納部内での撓みを表す説明図である。この例は、図12の許容距離テーブルに基づき、上記許容距離が比較的大きい150mmに設定され、上記被印字テープ3Aの逆方向への搬送による被印字テープ3Aの位置決めが行われた場合である。図示のように、被印字テープ3Aのロール収納部4内でのテープ残量が少ないことから、ロール3の前方側とさらにその前方の上記ガイド突起405との間に、比較的被広い空きスペース30が形成されている。これにより、被印字テープ3Aは、(上記逆方向搬送により)緩い蛇行状に湾曲した撓み部3A2となることで、紙詰まりや搬送異常等を起こすことなく当該空きスペース30に収納される。
<制御手順>
本変形例においてCPU120によって実行される処理のうち、上記ステップS10の頭出し処理の詳細手順を、図14のフローチャートにより説明する。図11のフローと同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
図14に示すフローでは、上記図11のフローのステップS140とステップS150の間に、新たなステップS145が付加されている。すなわち、図14において、図11と同様のステップS100、ステップS110、ステップS120、ステップS130、ステップS140を経て、新たに設けたステップS145に移る。
ステップS145では、CPU120は、上述したように公知の方法で取得された被印字テープ3Aの残量情報、及び、上記ステップS100で入力された媒体情報に含まれる被印字テープ3Aの種類情報(紙質情報)、のうち、少なくとも一つに基づき、上記許容距離テーブルを参照して、上記許容距離を決定する。その後は、ステップS150に移る。
ステップS150では、図11と同様、CPU120は、上記ステップS110で決定した逆転距離(Lm−Ld)が、上記ステップS145で決定された許容距離以下であるか否かにより、被印字テープ3Aの上記逆転搬送が可能か否かを判定する。上記逆転距離(Lm−Ld)が上記許容距離以下である場合はステップS150の判定が満たされ(ステップS150:YES)、ステップS160に移る。上記逆転距離(Lm−Ld)が上記許容距離より大きい場合はステップS150の判定が満たされず(ステップS150:NO)、後述のステップS180に移る。
以降、ステップS160、ステップS170、ステップS175、ステップS180、ステップS185、及びステップS190の手順は、図11と同様であるので説明を省略する。なお、上記ステップS145が各請求項記載の許容距離決定手段として機能する。
本変形例においては、上記のようにして、被印字テープ3Aの種類や、ロール収納部4内における被印字テープ3Aの残量に応じて、許容距離の値を可変とする。これにより、位置決めを行うために被印字テープ3Aを逆方向に搬送する際に、搬送異常や媒体詰まり等が起こるおそれがあるか否かをさらに精度よく確実に見分けることができる。
(2)マークPMの配置のバリエーション
上記実施形態では、マークPMが印字ラベルTの搬送方向略中央部に設けられていたが、これに限られず、マークPMを印字ラベルTの搬送方向先端部、あるいは搬送方向後端部に設けてもよい。
図15(a)は、マークPMが印字ラベルTの後端部となるように、被印字テープ3Aにおける複数の上記マークPMの位置が予め設定される場合の例である。この例では、被印字テープ3Aの表面側におけるマークPMの搬送方向下流側(上記前方側)に、搬送方向長さLm′の(印字領域11を備えた)前方領域10が配置される。印字ラベルTの全長Lは、L=Lm′+△Lとなる。
本変形例においても、前述と同様、テープ先端13aが上記切断刃位置よりも前方側へ突出した状態でロール3が装着された(図15(b)参照)後、被印字テープ3Aが前方(順方向)へ搬送される。そして、マークPMがセンサユニット100によって検出されたら(図15(c)参照)、プラテンローラ66による順方向への搬送が停止される。
上記搬送停止時点で、被印字テープ3Aの切断刃位置からの前方への突出量は、距離(Lm′−Ld)の長さ分となっている。そこで、上記同様、プラテンローラ66が上記順方向搬送時の駆動とは逆方向へ駆動され、図15(d)に示すように、被印字テープ3Aを上記後方へ向く逆方向に逆転距離(Lm′−Ld)だけ搬送し、停止する。これにより、被印字テープ3Aは、テープ先端13aが上記切断刃位置に正確に位置決めされた状態(第1初期位置に相当)となる。
本変形例においても、上記実施形態と同様、従来手法のような被印字テープ3Aの無駄を防止することができる。なお、マークPMが印字ラベルTの前端部に配置される場合も、上記同様に位置決め制御することができる。
なお、以上において、図4中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図10、図11、図14に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 ラベル作成装置(印刷装置)
3 ロール
3A 被印字テープ(被印字媒体)
4 ロール収納部(収納手段)
8 切断刃
13a 先端
30 空きスペース
61 サーマルヘッド(印字手段)
66 プラテンローラ(搬送手段)
100 センサユニット(検出手段)
120 CPU
PM マーク(識別子)
T 印字ラベル(印刷物)

Claims (4)

  1. 位置決め用の複数の識別子がそれぞれ備えられた被印字媒体を、着脱可能に収納する収納手段と、
    前記収納手段に収納された前記被印字媒体を搬送させるための搬送手段と、
    前記搬送手段により前記搬送方向に沿った順方向へ搬送される前記被印字媒体に対し、所望の印字を行う印字手段と、
    前記搬送手段による前記被印字媒体の搬送経路に設けられ、前記被印字媒体の前記識別子を検出する検出手段と、
    印字処理開始の操作指示を入力する指示入力手段と、
    前記指示入力手段を介した前記印字処理開始の操作指示があったことを契機に、前記搬送手段を制御して前記被印字媒体の前記順方向への搬送を開始する、第1制御手段と、
    前記第1制御手段により前記被印字媒体の前記順方向への搬送が開始された後、前記検出手段が前記識別子を検出したか否かを判定する検出判定手段と、
    前記検出判定手段により前記検出手段が前記識別子を検出したと判定された場合に、前記搬送手段を制御して前記被印字媒体を前記順方向とは逆の逆方向へ搬送し、当該被印字媒体の前記搬送方向に沿った位置を所定の第1初期位置に位置決めする第2制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置において、
    前記第2制御手段の制御に基づく前記被印字媒体の前記逆方向への搬送に係わる、所定の逆転可能条件が満たされているか否かを判定する逆転判定手段と、
    前記検出判定手段により前記検出手段が前記識別子を検出したと判定された場合で、前記逆転判定手段により前記逆転可能条件が満たされていないと判定されたときに、前記搬送手段を制御して前記被印字媒体をさらに前記順方向へ搬送し、当該被印字媒体の前記搬送方向に沿った位置を所定の第2初期位置に位置決めする第3制御手段と、
    を有し、
    前記第2制御手段は、
    前記検出判定手段により前記検出手段が前記識別子を検出したと判定された場合で、前記逆転判定手段により前記逆転可能条件が満たされていると判定されたときに、前記搬送手段を制御して前記被印字媒体の前記逆方向への搬送を行い前記位置決めを行うことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2記載の印刷装置において、
    前記被印字媒体における前記識別子の配置態様を少なくとも含む媒体情報を入力する情報入力手段と、
    前記情報入力手段により入力された前記媒体情報に含まれる前記識別子の配置態様に基づき、前記第2制御手段が前記逆方向へ搬送すべき搬送距離を決定する逆転距離決定手段と、
    を有し、
    前記逆転判定手段は、
    前記逆転可能条件として、前記逆転距離決定手段により決定された前記搬送距離が、あらかじめ決定された許容距離以下であるか否かを判定する
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項3記載の印刷装置において、
    前記被印字媒体の残量情報及び前記被印字媒体の材質情報のうち少なくとも一方に基づいて前記許容距離を可変に決定する許容距離決定手段を有する
    ことを特徴とする印刷装置。
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