JP2014151009A - 医用診断装置および画像処理装置 - Google Patents

医用診断装置および画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 異なるエネルギーのX線による複数のX線画像に基づく差分画像を生成する場合において、差分画像におけるノイズを低減する。
【解決手段】 実施形態の医用診断装置は、X線照射部から照射されたX線を検出するX線検出部が検出したX線に基づいて画像を生成可能な画像生成部と、前記画像生成部によって生成された画像のうち、第1のエネルギーのX線による画像に基づいてノイズ低減用のフィルタを生成するフィルタ生成部と、前記画像生成部によって生成された画像のうち、前記第1のエネルギーよりも低いエネルギーである第2のエネルギーのX線による画像に対して前記ノイズ低減用のフィルタを用いたフィルタ処理を行い、第一の画像を生成するフィルタ処理部と、前記第1のエネルギーのX線による画像に基づく第二の画像と、前記第一の画像との差分画像を生成する差分画像生成部と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、医用診断装置および画像処理装置に関する。
X線撮影装置で行なう撮影において、X線のエネルギーが異なる2枚のX線画像を収集し、それらについて差分を取ることで差分画像を生成するデュアルエナジー(DE)撮影法がある。DE撮影法では、2枚のX線画像の差分を取る割合を変化させることで、骨のみあるいは軟部組織のみの差分画像を生成することが可能である。DE撮影法による差分画像では、通常の撮影画像では見えにくかった骨と重なった領域がより観察しやすくなり、これによる病変の発見精度の向上が期待されている。
特許第4170767号公報
しかしながら、DE撮影法は、高いエネルギーのX線を用いた撮影と低いエネルギーのX線を用いた撮影の計2回の撮影を行うことが必須であるため、通常の1回の撮影よりも患者の被曝量が多くなってしまう。それに加え、低いエネルギーのX線は患者の体内を透過しにくく、低いエネルギーのX線を用いた撮影による患者の被曝量は、高いエネルギーのX線を用いた撮影に比べて多くなる。また、差分を取る以前の2枚の画像自体がノイズを有しているため、それらの画像に基づいて差分を取ることによって得られた差分画像は、ノイズが更に増した画像になってしまう。なお、特許文献1は、画像一般のノイズ低減方法について説明している。
本発明が解決しようとする課題は、異なるエネルギーのX線を用いて撮影された複数のX線画像に基づく差分画像を生成する場合において、差分画像におけるノイズを低減することができる医用診断装置を提供することである。
上記課題を解決するために、実施形態の医用診断装置は、異なるエネルギーのX線を照射可能なX線照射部と、前記X線照射部から照射され患者を透過したX線を検出するX線検出部と、前記X線検出部が検出したX線に基づいて画像を生成可能な画像生成部と、前記画像生成部によって生成された画像のうち、第1のエネルギーのX線による画像に基づいてノイズ低減用のフィルタを生成するフィルタ生成部と、前記画像生成部によって生成された画像のうち、前記第1のエネルギーよりも低いエネルギーである第2のエネルギーのX線による画像に対して前記ノイズ低減用のフィルタを用いたフィルタ処理を行い、第一の画像を生成するフィルタ処理部と、前記第1のエネルギーのX線による画像に基づく第二の画像と、前記第一の画像との差分画像を生成する差分画像生成部と、を備える。
実施形態における一般X線撮影装置の斜視図。 実施形態における一般X線撮影装置の側面図。 実施形態における一般X線撮影装置のブロック図。 実施形態における空間フィルタの概略図。 実施形態における画素の集合の概略図。 実施形態におけるフロー図。 実施形態における画像処理プロセスの概略図 実施形態の変形例におけるブロック図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態における医用診断装置は、例えば一般X線撮影装置である。以下、一般X線撮影装置の構成について簡単に説明する。図1は、本実施形態における一般X線撮影装置の撮影部1の斜視図である。本実施形態における一般X線撮影装置の撮影部1は、X線照射部2、基台部3、伸縮部4、第一のレール5、第二のレール6、撮影台7、X線検出部8、操作パネル9を備える。
第一のレール5は、第二のレール6を矢印aの方向に移動可能に支持する。第二のレールは、基台部3を矢印bの方向に移動可能に支持する。基台部3は、伸縮部4を矢印Cの方向に回動可能なように支持する。伸縮部4は、X線照射部2を矢印dの方向に上下動可能なように支持し、X線照射部2を矢印e及び矢印fの方向に回動可能なように支持する。第二のレール6、基台部3、伸縮部4、X線照射部2の移動及び回動は、例えばオペレータが手動で行う。
撮影台7は、図1に示すように、X線検出部8を外部から挿入可能であり、X線検出部8を矢印gの方向に移動可能なように支持する。
図2は、本実施形態における撮影部1の側面図である。X線照射部2から照射されたX線は患者Pを透過し、X線検出部8によって検出される。なお、図2における点線で囲まれた範囲(照射範囲101)はX線が照射される範囲であり、照射範囲101は後述するX線絞りによって変化する。また、X線照射部2で照射され患者Pを透過したX線がX線検出部8によって検出されるように、例えば、X線検出部8はX線照射部2の真下に位置される。
図3は本実施形態における一般X線撮影装置のブロック図である。本実施形態における一般X線撮影装置は、図1に示した撮影部1の他にコンソール10を有し、コンソール10は、画像処理部11、表示部12、操作部13、フィルタ生成部14、を備える。
X線照射部2はX線制御部21、X線管22、X線絞り23を有する。X線制御部21は、後述する操作パネル9を介したオペレータからの指示に従って、管電圧、管電流、X線の照射時間、X線絞り23による照射範囲101を制御する。本実施形態においてX線制御部21は、例えば、管電圧を120kV程度の電圧(高管電圧)に設定することで高エネルギーのX線による撮影を行うように制御し、管電圧を60kV程度の電圧(低管電圧)に設定することで低エネルギーのX線による撮影を行うように制御する。また、本実施形態においてX線制御部21は、例えば、高エネルギーのX線の照射時間を一般的な高エネルギーのX線の照射時間と同じとし、低エネルギーのX線の照射時間を一般的な低エネルギーのX線の照射時間の1/3〜1/2とすることで、低エネルギーのX線を用いた撮影における検出器で入射される線量(検出器入射線量)を、一般的な低エネルギーのX線を用いた撮影における検出器入射線量の1/3〜1/2に低減させる。
なお、通常、一般的な高エネルギーのX線の照射時間と一般的な低エネルギーのX線の照射時間は異なる時間であり、検出器入射量が一定になるようにそれぞれの照射時間は調整される。したがって、本実施形態の場合は、低エネルギーのX線の照射時間が一般的な低エネルギーのX線の照射時間の1/3〜1/2としているので、本実施形態の低エネルギーのX線を用いた撮影における検出器入射線量は、本実施形態の高エネルギーのX線を用いた撮影における検出器入射線量の1/3〜1/2に低減されたものとなる。
X線制御部21は、後述する操作パネル9あるいは後述する操作部13を介したオペレータの指示に従って、X線管22とX線絞り23を制御する。X線管22は、X線制御部21の制御に従って、X線を照射する。X線絞り23は、X線制御部21の制御に従ってX線管22が照射したX線の照射範囲101を調整する。
図1に示す操作パネル9は、例えばタッチパネルであり、オペレータは、操作パネル9に映し出される所定の操作画面を操作することで、管電圧の設定、管電流の設定、X線の照射時間の設定、照射範囲101の設定を行う。なお、X線の照射は、後述するコンソール10における操作部13に設置された図示しない照射開始スイッチを押下することで開始され、操作パネル9で設定された照射時間が経過すると、X線の照射が終了される。
X線検出部8は、例えばFPD(Flat Panel Detector)であり、X線照射部1から照射され、患者を透過したX線を検出する。X線検出部8は、検出したX線をデジタル信号に変換し、検出データとして画像処理部11に送信する。
画像処理部11は、図示しない画像生成部、図示しない画像記憶部、フィルタ生成/処理部24、差分画像生成部25、を備える。なお、差分画像生成部25については後述する。画像生成部は画像処理部11が受け取った検出データに基づいて画像を生成する。画像記憶部は、画像生成部によって生成された画像を記憶する。また、画像記憶部は後述する差分画像生成部25によって生成された差分画像を、操作部13を介したオペレータの指示に従って記憶する。
本実施形態において画像記憶部には、高エネルギーのX線を用いて撮影された画像(高管電圧画像)と、X線管に低管電圧が印加されることで発生した低エネルギーのX線を用いて撮影された画像(低管電圧画像)とが記憶される。なお、これらの画像は、同じ患者に係る画像であり、同じ位置で撮影された画像であることが好適である。以下、低管電圧画像と高管電圧画像は同じ患者に係る画像であり、且つ同じ位置で撮影された画像であるとして説明する。ここで同じ位置とは、例えば、低管電圧画像と高管電圧画像の同じ画素に患者の同じ部位が位置する状態におけるX線照射部2とX線検出部8と患者の位置のことを指す。
一般的に、検出器入射線量が等しい場合において、低管電圧画像の撮影における患者の被曝量は、高管電圧画像の撮影における患者の被曝量より多い。これは、高管電圧画像の撮影に用いられるX線は高エネルギーであるため患者を透過しやすく、低管電圧画像の撮影に用いられるX線は低エネルギーであるため患者の体内を投下しにくいことに起因する。また、撮影に伴う検出器入射線量が少なければ、相対的にノイズが低減されるため生成された画像の輪郭の揺らぎは大きくなるが、当然、患者の被曝量は少なくなる。前述のように、本実施形態における高管電圧画像は一般的な照射時間で撮影された画像であり、低管電圧画像は例えば一般的な照射時間の1/3〜1/2で撮影された画像であるため、低管電圧画像の撮影に伴う検出器入射線量は一般的な撮影の1/3〜1/2に低減される。したがって、本実施形態における低管電圧画像は、高管電圧画像と比較して、ノイズによる画像の輪郭の揺らぎが大きい画像ではあるが、撮影における患者の被曝量が低減されている画像である。
表示部12は、操作部13を介したオペレータの指示に従って、画像記憶部が記憶している画像を表示する。表示部12は、後述する差分画像生成部24によって差分画像が生成されると、生成された差分画像を表示する。上記以外に、表示部12は所定の操作画面を表示する。
操作部13は、例えばマウスやキーボードである。オペレータは、操作部13を介して所定の操作画面への入力を行う。一方で、操作部13は、前述したようにX線の照射を指示する照射開始スイッチを有しており、オペレータが照射開始スイッチを押下することでX線の照射が開始される。なお、オペレータは、操作パネル9と同様に、操作部13においても管電圧の設定、管電流の設定、X線の照射時間の設定などを行うことができる。
フィルタ生成/処理部14は、画像記憶部に記憶された画像のノイズを低減させるためのフィルタを生成する。本実施形態において、フィルタ生成/処理部14が生成するフィルタは、空間フィルタである。フィルタ生成/処理部14は、高管電圧画像に基づいてフィルタ生成/処理部14自身が生成した空間フィルタを用いて低管電圧画像と高管電圧画像の各画素をフィルタリングし、画像全体のノイズの低減処理を行う。
ここで、空間フィルタに関し、図4および図5を用いて説明する。
図4は、本実施形態における空間フィルタの概略図である。図4に示すように空間フィルタは、Ni×Njの格子状に分割されたセルとして表現でき、各セルは、(i,j)を用いて区別できる(i、jは自然数)。通常、Ni及びNjは奇数であり、本実施形態では、Ni=11、Nj=11とする。(i,j)で表現される各セルは、フィルタ係数F(i,j)を有する。なお、フィルタ係数F(i,j)の算出方法については後述する。
図5は、本実施形態における画素の集合の概略図である。図5に示すように、各画素は、(x,y)を用いて区別できる(x、yは自然数)。(x,y)で表現される各画素は、画素値P(x,y)を有する。
空間フィルタを用いて画像のフィルタリングを行う場合、フィタリング後の各画素値Pf(x、y)は次の数式で表される。
Figure 2014151009
図4と図5と(1)式を用いて、各画素に対して行われるフィルタリングを具体的に説明する。例えば、図5における(x,y)=(7,8)に位置する画素について、フィルタリング後の画素値Pf(7,8)を求める場合、まず、(x,y)=(7,8)に位置する画素と、図4における空間フィルタの中心のセルである(i,j)=(6,6)のセルを対応させる。これによって、例えば(x,y)=(2,3)に位置する画素が、空間フィルタにおける(i,j)=(1,1)のセルと対応するようになる。この場合、フィルタ係数F(1,1)は、画素値P(1,2)、P(2,2)、P(3,2)、P(1,3)、P(2,3)、P(3,3)、P(1,4)、P(2,4)、P(3,4)と、画素値P(6,7)、P(7,7)、P(8,7)、P(6,8)、P(7,8)、P(8,8)、P(6,9)、P(7,9)、P(8,9)との各画素値の差の大きさの平均値によって決まる。これら二つの差の平均値が大きい場合、画素値P(2,3)とP(7,8)の類似度が小さいと判断でき、フィルタ係数F(1,1)が大きく設定される。一方、これら二つの差の平均値が小さい場合、画素値P(2,3)とP(7,8)の類似度が大きいと判断でき、フィルタ係数F(1,1)が小さく設定される。以上のように各セルに対応するフィルタ係数F(i,j)を算出し(1)式に代入すると、Pf(7,8)が導出される。また、上記プロセスを全ての画素について適用すると、全ての画素のフィルタリング後の画素値が決まり、結果的に画像全体のノイズが低減される。なお、このフィルタ係数の決め方は、特許第4170767号公報をベースにしている。
本実施形態では、前述したように、例えば、高管電圧画像は一般的な照射時間で撮影され、低管電圧画像は一般的な照射時間の1/3〜1/2で撮影される。即ち、高管電圧画像の撮影における検出器入射線量の方が低管電圧画像の撮影における検出器入射線量より多いため、高管電圧画像の方が低管電圧画像よりもノイズによる画像の輪郭の揺らぎが小さい。フィルタ生成/処理部14は、ノイズによる画像の輪郭の揺らぎが小さい高管電圧画像に基づいて空間フィルタを生成することで、ノイズによる揺らぎの影響を受けにくい空間フィルタを生成する。
差分画像生成部24は、例えば、高管電圧画像のフィルタリング後の画素値から低管電圧画像のフィルタリング後の画素値を画素単位で引き去ることで差分画像を生成する。この場合、低管電圧画像のフィルタリング後の各画素値をPfl(x,y)、高管電圧画像のフィルタリング後の各画素値をPfh(x,y)とすると、差分画像における各画素値Ps(x,y)は次の数式で表現される。
Figure 2014151009
(2)式において、Aは任意の差分係数であり、全ての画素に対して共通の値である。差分画像生成部24は、暫定的な差分係数Aの値による暫定的な差分画像を表示部12に自動的に表示させる。この差分画像が表示部12に表示されると、図示しない差分係数入力画面が表示部12に表示される。オペレータは、表示部12に表示された暫定的な差分画像に不満がある場合は、差分係数入力画面に新たな差分係数Aの値を入力することで所望の差分画像を得ることができる。
図6は、本実施形態のフロー図である。また、図7は、図6のフローに伴う画像処理プロセスの概略図である。
ステップS1において、差分画像の生成に係るプロセスが開始される。
ステップS2において、まず、オペレータは操作パネル9を操作し、高管電圧画像の撮影を1回、低管電圧画像の撮影を1回行うように設定する。オペレータは、高管電圧画像の撮影に伴うX線の照射時間を一般的な撮影の照射時間に設定する。オペレータは、低管電圧画像の撮影に伴うX線の照射時間を、一般的な撮影の照射時間の1/3〜1/2に設定する。オペレータは、患者における撮影を所望する部位が図2に示すような照射範囲101に入るように、X線照射部2とX線検出部8を移動させる。
ステップS3において、オペレータは、操作部13に設定された照射開始スイッチを押下し、上記設定に基づいて高管電圧および低管電圧での撮影を開始する。なお、S1で設定した通り、低管電圧画像の撮影に伴うX線の照射時間は、一般的な撮影の照射時間の1/3〜1/2である。撮影によってX線検出部8が取得した高管電圧での撮影に係る検出データと低管電圧での撮影に係る検出データは画像処理部11に送られ、画像処理部11の画像生成部は、高管電圧での撮影に係る検出データに基づく高管電圧画像と低管電圧での撮影に係る検出データに基づく低管電圧画像を生成する。図7に示すように、このときの高管電圧画像の画素値はPh(x,y)、低管電圧画像の画素値はPl(x,y)である。なお、ここでの低管電圧画像は、例えば図7に示すように、軟部組織102が骨103に遮られている画像である。また、高管電圧画像は、例えば図7に示すように、軟部組織102が骨と重なって見えるような画像である。高管電圧画像および低管電圧画像は、画像処理部11の画像記憶部に記憶される。
ステップS4において、フィルタ生成/処理部14は、画像記憶部が記憶している高管電圧画像に基づいてフィルタ係数F(i,j)を算出し、各画素に対応する空間フィルタを生成する。なお、フィルタ係数F(i,j)の算出方法については前述した通りである。
ステップS5において、フィルタ生成/処理部14は、ステップS4において生成した各画素に対応する空間フィルタを用いて、高管電圧画像および低管電圧画像を画素単位でフィルタリングする。なお、図7に示す通り、このときのフィルタリング後の高管電圧画像の画素値はPfh(x,y)、フィルタリング後の低管電圧画像の画素値はPfl(x,y)である。フィルタリング後の高管電圧画像とフィルタリング後の低管電圧画像はノイズによる揺らぎが低減された画像であり、フィルタリング前の画像より輪郭がはっきりした画像である。
ステップS6において、差分画像生成部24は、(2)式に示すように、高管電圧画像のフィルタリング後の画素値Pfh(x,y)から差分係数Aが乗算された低管電圧画像のフィルタリング後の画素値Pfl(x,y)を画素単位で引き去ることで、差分画像を生成する。この差分画像は、暫定的な差分係数Aの値による暫定的な差分画像として、自動的に表示部12に表示される。オペレータは、表示部12に表示された暫定的な差分画像を確認しながら、同じく表示部12に表示された差分係数入力画面に、操作部13を介して、差分係数Aの値を自由に入力することができる。新たに差分係数Aの値が決定された差分画像は、操作部13を介したオペレータの指示に従って、画像記憶部に記憶される。なお、差分係数Aの値が決定された差分画像は、例えば、図7に示すような軟部組織102だけが抽出された画像や、骨103だけが抽出された画像である。
ステップS7において、差分画像の生成に係るプロセスが終了される。
以上のように、本実施形態では、高管電圧画像に基づいて生成されたノイズ低減用のフィルタを低管電圧画像にも適用させることで、ノイズを含む低管電圧画像を使用した場合においても、従来と比べてノイズが低減された差分画像を得ることができる。これによって、本来ノイズ低減のために患者の被曝量が多くなりがちな低管電圧画像の撮影において、X線の検出器入射線量を少なくすることが可能になり、患者の被曝量を低減することができる。
本実施形態では、高管電圧画像に基づいて生成されたノイズ低減用のフィルタを高管電圧画像と低管電圧画像の両方に適用し、差分画像を生成する場合について説明したが、低管電圧画像のみにノイズ低減用のフィルタを適用し、差分画像を生成しても良い。本実施形態において、低管電圧画像は、撮影に伴うX線の照射時間が一般的な撮影に比べて短く設定され、撮影に用いるX線の検出器入射線量を少なくされた画像であるため、ノイズによる揺らぎが高管電圧画像に比べて大きい。したがって、少なくとも低管電圧画像のノイズをフィルタによって低減すれば、差分画像のノイズは低減される。また、このように低管電圧画像のみにノイズ低減用のフィルタを適用すると、高管電圧画像のフィルタリングに係る時間が必要なくなるため、差分画像生成部24が差分画像を生成するまでの時間が短縮される。
本実施形態では、X線の照射時間を調整することで検出器入射線量を少なくする場合について説明したが、管電流を調整することで検出器入射線量を少なくしても良い。
本実施形態では、X線の照射時間を調整することで検出器入射線量を制御する場合について述べたが、患者に入射されるときのX線の線量(患者表面線量)を制御するような仕様でも良い。
なお、本実施形態は、一般X線撮影装置に限らず、マンモグラフィやX線CT装置などの、異なるエネルギーのX線に基づいて画像を生成する医用診断装置であれば適用できる。
本実施形態は変形例として画像処理装置にも適用できる。図8は本実施形態の変形例におけるブロック図である。本変形例における画像処理装置は、フィルタ生成/処理部14、差分画像生成部24、画像取得部25を備える。また、本変形例における医用診断装置は、X線照射部2とX線検出部8を有する撮影部1と、画像処理部11、表示部12、操作部13を有するコンソール10を備える。X線照射部2は本実施形態と同様に、X線制御部21、X線管22、X線絞り23を備えており、機能は本実施形態と同様である。また、本変形例の画像処理部11は、本実施形態と異なりフィルタ生成/処理部14と差分画像生成部24を備えておらず、図示しない画像生成部と図示しない画像記憶部を備える。例えば、画像処理装置と医用診断装置はネットワークを介して直接的に接続されており、画像データの送受信が可能である。本変形例における画像処理装置の画像取得部25は、画像処理部11の画像生成部で生成され、画像記憶部に記憶されている画像から高管電圧画像を取得する。フィルタ生成/処理部14は画像取得部が取得した高管電圧画像に基づいてノイズ低減用のフィルタを生成する。フィルタ生成/処理部14は、本実施形態と同様に、生成したフィルタを用いて高管電圧画像と低管電圧画像をフィルタリングする。差分画像生成部24は、本実施形態と同様に、フィルタリング後の高管電圧画像とフィルタリング後の低管電圧画像に基づいて差分処理を行い、差分画像を生成する。差分画像生成部25は生成した差分画像を医用診断装置の画像処理部11に送り、画像記憶部に記憶させる。なお、その他の構成や機能は、本実施形態で説明したものと同様である。
上記のような変形例の場合、医用診断装置が差分画像生成部24とフィルタ生成/処理部14を備えていなくとも良いため、従来の医用診断装置でも本実施形態における画像処理が可能になる。なお、上記の変形例では、医用診断装置の画像記憶部から直接的に高管電圧画像及び低管電圧画像を取得する仕様について説明したが、USB(Nniversal Serial Bus)などの外部記憶装置を介して間接的に高管電圧画像及び低管電圧画像を読み込んでも良い。また、少なくともフィルタ生成/処理部14と差分画像生成部24の機能が医用診断装置と画像処理装置のいずれかに存在していれば、上記のような変形例と同様に機能させることができる。
なお、本実施形態において、管電圧が120kV程度であることを「高エネルギー」、管電圧が60kV程度であることを「低エネルギー」として記述したが、これに限ることは無い。上記以外の管電圧においても、本実施形態は、それぞれ異なる管電圧によって生成された2枚の画像から差分画像を生成するときに適用することができる。
また、本実施形態において、低管電圧画像は一般的な照射時間の1/3〜1/2で撮影されるとして記述したが、これに限ることは無い。上記以外の照射時間においても、本実施形態は、低管電圧画像の撮影にかかるX線の照射時間を短縮させるときには適用することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・撮影部
2・・・X線照射部
3・・・基台部
4・・・伸縮部
5、6・・・レール
7・・・撮影台
8・・・X線検出部
9・・・操作パネル
10・・・コンソール
11・・・画像処理部
12・・・表示部
13・・・操作部
14・・・フィルタ生成/処理部
21・・・X線制御部
22・・・X線管
23・・・X線絞り
24・・・差分画像生成部
25・・・画像取得部
101・・・照射範囲
102・・・軟部組織
103・・・骨

Claims (10)

  1. 異なるエネルギーのX線を照射可能なX線照射部と、
    前記X線照射部から照射され患者を透過したX線を検出するX線検出部と、
    前記X線検出部が検出したX線に基づいて画像を生成可能な画像生成部と、
    前記画像生成部によって生成された画像のうち、第1のエネルギーのX線による画像に基づいてノイズ低減用のフィルタを生成するフィルタ生成部と、
    前記画像生成部によって生成された画像のうち、前記第1のエネルギーよりも低いエネルギーである第2のエネルギーのX線による画像に対して前記ノイズ低減用のフィルタを用いたフィルタ処理を行い、第一の画像を生成するフィルタ処理部と、
    前記第1のエネルギーのX線による画像に基づく第二の画像と、前記第一の画像との差分画像を生成する差分画像生成部と、
    を備えた医用診断装置。
  2. 前記第二の画像は、前記フィルタ処理部によって前記フィルタ処理が行われた前記第1のエネルギーのX線による画像である請求項1に記載の医用診断装置。
  3. 前記第2のエネルギーのX線による画像は、前記第1のエネルギーのX線による画像より少ない線量で撮影された画像である請求項1又は2に記載の医用診断装置。
  4. 前記線量は、検出器入射線量である請求項3に記載の医用診断装置。
  5. 前記第1のエネルギーのX線による画像と前記第2のエネルギーのX線による画像は、同じ患者に係る画像であり、同じ位置で撮影された画像である請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の医用診断装置。
  6. 第1のエネルギーのX線による画像と前記第1のエネルギーよりも低いエネルギーである第2のエネルギーのX線による画像が記憶されている記憶手段から、前記第1のエネルギーのX線による画像と前記第2のエネルギーのX線による画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段が取得した前記第1のエネルギーのX線による画像に基づいてノイズ低減用のフィルタを生成するフィルタ生成部と、
    前記第2のエネルギーのX線による画像に対して前記ノイズ低減用のフィルタを用いたフィルタ処理を行い、第一の画像を生成するフィルタ処理部と、
    前記第1エネルギーのX線による画像に基づく第二の画像と、前記第一の画像との差分画像を生成する差分画像生成部と、
    を備えた画像処理装置
  7. 前記第二の画像は、前記フィルタ処理部によって前記フィルタ処理が行われた前記第1のエネルギーのX線による画像である請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第2のエネルギーのX線による画像は、前記第1のエネルギーのX線による画像より少ない線量で撮影された画像である請求項6又は7に記載の画像処理装置。
  9. 前記線量は、検出器入射線量である請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記第1のエネルギーのX線による画像と前記第2のエネルギーのX線による画像は、同じ患者に係る画像であり、同じ位置で撮影された画像である請求項6乃至9のうちいずれか一つに記載の画像処理装置。
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