JP2014149829A - ヘルプ情報を検出及び表示するための方法、医療用機器、モバイルアプリケーション及びシステム - Google Patents

Abstract

【課題】直観的に操作可能かつ良好にメンテナンス可能で、容易に実行可能な状況に応じたヘルプ機能を提供する。
【解決手段】 医療用機器（１９）の実際の動作状態に関するヘルプ情報をモバイル付属機器（２３）上で検出及び表示するため、前記医療用機器（１９）の実際の動作状態を表す動作パラメータ（５）が、無線特に双方向の通信リンク（２２）を介して前記モバイル付属機器（２３）へ伝送され、該モバイル付属機器（２３）において前記ヘルプ情報の検出のためのモバイルアプリケーション（２９）によって評価され、これに基づき、ヘルプ情報が少なくとも部分的に前記モバイルアプリケーション（２９）によって表示される。
【選択図】 図２

Description

本発明は、医療用機器の実際の動作状態に関するヘルプ情報を検出及び表示するための方法に関する。さらに本発明は、そのための医療用機器、モバイルアプリケーション及びシステムに関する。

今日、医療の分野においては多くの医療用機器が使用されており、これら医療用機器は、部分的に非常に複雑な課題を満たすか、又は相応に複雑に操作される。このような医療用機器のために、どのようにすれば機器の最適な操作ができるかをユーザに説明する操作マニュアル又はこれに類するものを付与することが知られている。また、操作マニュアルを電子化された形態で供給するか、又はオンラインすなわちインターネットで提供することも知られており、そのため、一種のオンラインヘルプが与えられている。しかしながら、ユーザにとって、所望の情報を見つけだすのに非常に手間がかかるため、このような種類のユーザのインストラクションは不都合である。

したがって、状況に応じたヘルプを提供すること、すなわち、医療用機器の実際の動作状況を考慮したヘルプ機能を得ることが提案された。公知の医療用機器において、このことは、機器を作動させるためにソフトウェアが使用され、及びヘルプ情報のアウトプットのための適切なアウトプット手段が提供される場合にだけ可能である。これは、医療用の装置における状況に応じたヘルプ機能が、個々のすべての医療用機器のために、医療用機器にインストールされたソフトウェアへ組み込まれている必要があることを意味する。

このような解決手段は、実行及びメンテナンスに手間がかかるとともに、医療用の装置又はこの医療用の装置を作動させるソフトウェアのメーカによってバージョンに応じて新たに実行される必要がある。加えて、多くの医療用機器のアウトプット手段は、このような機能を有意義に実行するのに十分ではない。

したがって、本発明の課題は、直観的に操作可能かつ良好にメンテナンス可能で、容易に実行可能な、状況に応じたヘルプ機能を提供する法法を提供することにある。

上記課題を解決するために、本発明によれば、医療用機器の実際の動作状態に関するヘルプ情報をモバイル付属機器上で検出及び表示するための方法において、前記医療用機器の実際の動作状態を表す動作パラメータが、無線の、特に双方向の通信リンクを介して前記モバイル付属機器へ伝送され、該モバイル付属機器において前記ヘルプ情報の検出のためのモバイルアプリケーションによって評価され、これに基づき、ヘルプ情報が少なくとも部分的に前記モバイルアプリケーションによって表示される。

したがって、本発明によれば、医療用機器の実際の動作状態を評価する状況に応じたヘルプ機能を、モバイル付属機器、好ましくはタブレットとして形成された演算装置又は特にスマートフォンである携帯電話へ移すことが提案される。ヘルプ機能は、モバイルアプリケーション、すなわちモバイル機器あるいはモバイル動作システムのための応用コンピュータプログラムによって実現される。このようなモバイルアプリケーションは、しばしば、「ｍｏｂｉｌｅ ａｐｐｓ」又は単に「ａｐｐｓ」と表記される。医療用機器の実際の動作状態を表す動作パラメータをモバイル付属機器へ、したがってモバイルアプリケーションへ提供するために、好ましくは双方向型である無線の通信リンクがモバイル付属機器と医療用機器の間に構築され、動作パラメータは伝送されて、モバイル付属機器において自動的にモバイルアプリケーションによって評価されることが可能となる。したがって、通信リンクを介してインターフェースがモバイル付属機器と医療用機器（医療技術的な機器）の間に構築され、基本的には、たとえばＢｌｕｅｔｏｏｔｈ又は好ましくはＷＬＡＮである公知の通信標準規格が使用され得る。なぜなら、たとえば病院内におけるＷＬＡＮに適合した機器を禁止するような技術的な制限は今日ではほとんどなくなっているためである。また、全体にわたってＷＬＡＮが存在する病院もすでに知られている。

まとめると、本発明により、状況に対応しないオンラインヘルプ機能又は印刷物として提供可能な操作マニュアルの代わりに、たとえば撮像装置、後処理ワークステーション、信号処理システム、信号検知システム、たとえば造影剤注射器及びこれに類するもののような補助機器である、医療用機器の操作のための状況に応じたヘルプがタブレット又はその他の携帯用デバイスのようなモバイル付属機器上で動作するモバイルアプリケーション（ａｐｐｓ）によって提供される方法が提案される。

本発明は、特にタブレット又はスマートフォンであるモバイル付属機器におけるモバイルアプリケーションが最新の通信及び日常生活においてますます重要な役割を果たすという認識を基礎としている。社会的及び技術的な発展の視点から見れば本発明は、時代とともに医療技術においても組み込まれる特別なモバイルアプリケーションを備えたこのようなモバイル付属機器の普及に貢献する。病院における若い医師らは、モバイルアプリケーションについての彼らの日常の経験に基づき、たとえば病院である職場でもこのようなモバイルアプリケーションが提供されることを期待する傾向がある。

このような人々のためだけでなく、一般的に、このようなモバイル付属機器及びモバイルアプリケーションは、非常にユーザーフレンドリーであり、したがって直観的に使用可能であるという利点を有している。医療用機器（又は一般的に診療上のワークフロー）の実際の状態あるいは実際の状況の評価がなされた後、容易に、常に適当な情報が提供される。モバイルアプリケーションは適切なプログラム補助手段によって容易に作成できるとともに良好にメンテナンス可能であり、たとえばヘルプ情報自体は、以下に詳述するように、様々なモバイル付属機器へ供給されるデータベースに格納することが可能である。

好ましくは、様々なモバイル付属機器に使用可能な、プラットフォームに依存しないモバイルアプリケーションが使用される。これは、たとえば動作システムにアクセスするプログラム言語、スクリプト言語及びフォーマットコマンドが使用されることで、モバイルアプリケーションが具体的に設定されたハードウェアに依存せずに実現され得ることを意味している。たとえば、言語は、ＨＴＭＬ、ジャバスクリプト、ＰＨＰ及びこれに類するものが使用され得る。この場合、モバイルアプリケーションは医療用機器自体のメーカによって開発される必要はなく、第三者がソフトウェアすなわちモバイルアプリケーションの開発を担うことも考えられる。それゆえ、この形態においては、モバイルアプリケーションが様々なプラットフォーム、したがってモバイル付属機器において使用されることが可能である。これにより、応用性が改善されるとともに、開発コストが削減される。

本発明の他の実施形態においては、ヘルプ情報の検出及び表示のためのモバイルアプリケーションが様々な複数の医療用機器に対して形成されており、実際に作動している医療用機器へのモバイルアプリケーションのセッティングが、医療用機器による通信リンクを介した識別情報の送信後及び該識別情報のモバイルアプリケーション評価後になされるようになっている。すなわち、モバイルアプリケーション、したがって本発明による方法全体を、１つの医療用機器に対して状況に応じたヘルプが提供され得るだけではなく、多数の医療用機器のために同一のモバイルアプリケーションが利用され得るように設定することが考えられるので特に有利である。これにより、開発コスト及びメンテナンスコストを削減することができるとともに、同時にユーザにとって利用が容易となる。なぜなら、この同一のモバイルアプリケーションが様々な医療用機器に使用可能であるためである。このために、ヘルプ情報がまさに検出されるべき医療用機器が正しく識別される必要があり、これにより正しいヘルプ機能も達成される。このため医療用機器からは、正確な名称、バージョン及び／又はシリアル番号を含み得る識別情報が送信されるが、他方では、モバイルアプリケーションによって医療用機器が一義的に識別され得るように識別情報を形成することも可能である。たとえば、識別情報を基本的に動作パラメータと共にブロードキャスト化するか、又は受信するモバイル付属機器がこれに合わせてセッティングし得るように適切に送信することも考えられる。

また、識別情報が応答要求信号によって通信リンクを介してモバイル付属機器から要求されることも可能であるとともに本発明に基づき好ましい。すなわちこれは、たとえばモバイルアプリケーションがその起動後に応答要求信号を送信することが可能であることを意味し、この応答要求信号は、少なくとも１つの医療用機器から対応して応答がなされる。場合によっては、医療用機器がモバイル付属機器に近いかどうかが評価されることで、どの医療用機器に対してヘルプ情報が必要であるのかを検出することが可能である。また、複数の医療用機器が１つの識別情報を送信し、ユーザが、そのヘルプ情報を当該ユーザが求める各医療用機器を選択可能とすることも考えられる。当然、この実施形態は、複数の医療用機器がその識別情報を自発的に送信する場合にも同様に応用可能である。

一般的に、本発明の枠内においては、モバイル付属機器へ伝送されるべき動作パラメータに変更があった際に、少なくとも変更された動作パラメータがモバイル付属機器へ伝送され、モバイルアプリケーションが、変更された動作パラメータの受信時にヘルプ情報を更新することが好ましい。すなわち、たとえばユーザとの対話又は医療用機器におけるその他の状態の変更があったなどの動作パラメータが変更される場合には、常に、特に双方向に形成された通信リンクによって実現されるインターフェースを介して情報が送信される。そして、モバイルアプリケーションにとって医療用機器（又は医療上のワークフロー）の実際の状態（ステータス）が知られ、その結果、たとえば埋め込まれた画像を有するテキストを含む、状況に応じたヘルプ情報が検出され得る。これにより、実際に必要な情報を常に受け取ることができる。

すでに示したとおり、ヘルプ情報の検出のために、該ヘルプ情報が、動作パラメータに基づいて、又は該動作パラメータから導出された応答パラメータに基づきデータベースから呼び出されることが合目的的である。医療用機器又は医療用機器のソフトウェアの新たなバージョンが流通する場合に、ヘルプ情報が更新されるべきときには、モバイルアプリケーション自体を変更することはもはや不要であり、データベースにおけるヘルプ情報を変更、消去及び／又は追加することで十分である。

このため、データベースが、モバイル付属機器自体に格納され、及び／又は特にインターネットである他の通信リンクを介して特にサーバである演算装置に格納されたデータベースへアクセスされるようにすることができる。データベースが基本的にたとえばサーバであるインターネットメモリ箇所に存在しているのが好ましい。また、いわゆる「クラウド」も、好ましくはメモリ箇所として利用されることが可能である。さらに、データベースを、少なくとも一時的に及び／又は部分的に対応するメモリ装置におけるモバイル付属機器に格納することも考えられる。

したがって、第１の実施形態においては、特に複数の医療用機器に適したモバイルアプリケーションにおいて実際に作動している医療用機器に関連したデータベース及び／又は実際に作動している医療用機器に関連した、複数の医療用機器のためのヘルプ情報を含むデータベースの一部であるデータベースが、モバイルアプリケーションの起動時に自動的にモバイル付属機器へダウンロードされるようにすることができる。これは、モバイルアプリケーションの起動時に、実際に考慮される医療用機器に関連した１つ又は複数のデータベースの部分の少なくとも全体がモバイル付属機器に格納されることを意味している。これは、好ましくはモバイルアプリケーションの終了後に再び消去される。これは、ヘルプ情報が迅速に提供されるとともに、他の通信リンクあるいはその品質に依存しないという利点を有している。モバイルアプリケーションが複数の医療用機器に設定されている場合には、上述のように、まず、ヘルプ情報の供給がされるべき医療用機器が識別され、その後対応するデータベースあるいはデータベースの対応する部分が呼び出されて局所的に維持され得る。

代替的な第２の実施形態においては、医療用機器の実際の動作状態に関連したヘルプ情報のみが演算装置からダウンロードされるようにすることができる。これは、ヘルプ情報が実際に現況の医療用機器の動作状態により必要とされる場合に初めてこのヘルプ情報がデータベースから呼び出され、ダウンロードされることを意味している。動作状態が変更すると、対応するヘルプ情報が再度消去され得る。これによりモバイル付属機器において必要とされるメモリ容量が大幅に削減される。

本発明の他の好ましい実施形態は、ヘルプ情報のうち表示すべき部分が、前記モバイル付属機器におけるユーザの入力に基づいて選択され、かつ、表示されるようになっている。したがって、ユーザは、特にタッチスクリーンである操作面の適切な操作によって、ヘルプ情報の目標とする部分を呼び出すことが可能である。好ましくは、これにより、ヘルプ情報のための検索機能が実行される。これにより、ヘルプ情報の具体的な部分を特に容易かつ迅速に見つけだすことができるように、たとえば用語又は所定のキーワードに基づいて検索することが可能となる。操作快適性を向上させるとともにできる限り迅速に医療用機器の実際の動作状態に関連する所望の情報を得るために、基本的には、たとえば上述した応答要求及び／又は動作パラメータを考慮する公知のインテリジェントな検索機能を実現することもできる。

好ましい発展形態は、前記医療用機器のための、特に、少なくとも１つの動作プロトコルである少なくとも１つの動作パラメータを含むヘルプ情報が使用されるようになっている。したがって、これは、ヘルプ情報自体が医療用機器のための具体的な動作パラメータをも含み得ることを意味しており、そのため、これが表示されれば、医療用機器の簡易化された操作が可能である。したがって、表示された動作パラメータに基づき、この動作パラメータ自体を医療用機器においてセッティングすることが可能である。

しかしながら、合目的的な形態においては、少なくとも１つの動作パラメータのユーザ側での選択時に、該動作パラメータがモバイル付属機器において通信リンクを介して医療用機器へ伝送され、モバイル付属機器から伝送された、前記少なくとも１つの動作パラメータが、医療用機器においてセッティングのために提案され、及び／又は医療用機器の制御のために使用されることも可能である。ユーザを更にサポートするために、いずれにしてもセッティングされるべき動作パラメータ、特に動作プロトコルの自動的な伝送が医療用機器へなされる。なぜなら、通信リンクはいずれにしても双方向であるためである。ここで、動作パラメータの適切な更なる処理がなされ、任意で、この動作パラメータをここで再度確認のために表示することが可能である。これが確認されるか、又は提案がない場合には、ヘルプ情報における少なくとも１つの伝送された動作パラメータが医療用機器の制御に使用される。したがって、限定され、目標を定めて使用可能な範囲において、ここに示されたヘルプ機能を介した医療用機器の制御も考えられる。医療用機器の実際の状況が分析され、適合するヘルプ情報がユーザによって判断され、このユーザは、ヘルプ情報中に医療用機器の実際の動作状態に適合するセッティング提案を見つけることができるとともに、自動的に置き換えさせることができる。

さらにこの関連において、ヘルプ情報が、様々な医療事情のために、特に動作プロトコルである動作パラメータを含むのが特に合目的的である。これは、たとえば治療手段、症状及びこれに類するものである様々な医療上の質問に対して、ヘルプ情報中に適切な動作パラメータ又は動作パラメータセット（動作プロトコル）を見つけ出すことができることを意味している。動作プロトコルは、たとえば撮像装置に対する測定プロトコルであり、特にいわゆる器官プログラムである。たとえば造影剤注射器である他の医療用機器については、動作プロトコルが造影剤注射器のパラメータを受け取ること及びこれに類することが問題なく可能である。実際の医療上のタスク、すなわち医療上の実態がユーザに知られた後、このユーザがヘルプ情報を適切に利用するとともに最適な動作パラメータを抽出することが可能である。これにより、最終的には、いわゆる画像形成プロトコルブック（Ｉｍａｇｉｎｇ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｂｏｏｋｓ）もいつでも状況に応じて提供され得ることとなる。このような画像形成プロトコルブックは、動作プロトコルとして、様々な医療上の実態および問題点についての測定プロトコルを含んでいる。

ここで説明した状況に応じたオンラインヘルプの内容、すなわちヘルプ情報は当然様々な言語で準備されることに留意すべきである。データベースが使用されれば、たとえば、このデータベース内に含まれるヘルプ情報を異なる言語で記憶し、モバイル付属機器におけるモバイルアプリケーションに対して使用可能に維持することが考えられる。ヘルプ情報の表示のための具体的な言語は、たとえば、一般にモバイル付属機器にセットされた言語に依存して生じ、たとえば、動作パラメータによって記述されるが、医療用機器のユーザの操作の言語又はこれに類するものに基づいて生じる場合には、このことを、医療用機器の識別情報に依存するようにすることも考えられる。その他の点において、ヘルプ情報自体は医療用機器のメーカによって準備されるとともに手入れされるのが好ましく、上述のように、特にデータベースの内容のみがこの手入れを必要とするのが好ましい。

通信リンクによって形成されたインターフェースが規格化されれば、多数の医療用機器に対して様々なメーカにわたって提供されるモバイルアプリケーションも考えられる。

また、ここに記載した状況に応じたヘルプ情報の利用が有償でなされる形態も考えられる。そして、ヘルプ情報の検出及び／若しくは表示及び／若しくはモバイルアプリケーションの使用時間並びに／又はヘルプ情報に必要なデータ量に関連した利用情報がモバイルアプリケーション又は他のモバイルアプリケーションによって検出され、課金情報へ評価される形態を設定することも可能である。これにより、使用されるヘルプ情報の特に数量又は大きさであるたとえばロード過程がプロトコル化されるとともに、ユーザに対して課金することができる。このこともモバイルアプリケーション又は他のモバイルアプリケーションによって行われると有利である。このとき、利用情報は課金情報を検出するためにモバイル付属機器自体において評価される必要はなく、好ましくは、課金情報が評価のために特に評価サーバ及び／又は医療用機器である評価装置へ伝送され得る。ここで、利用情報は、資料整備のため、及び／又は課金の基礎としての役割を担うものである。

モバイルアプリケーションにはサポート機能が設定されており、ユーザ側でのサポート機能の起動時に、医療用機器の実際の状態に関連する少なくとも１つの状態情報及び／又は医療用機器の動作結果に関連する結果情報が好ましくはインターネットである特に他の通信リンクを介して、少なくとも１人のサポート要員に割り当てられたサポート演算装置へ伝送される場合には、本発明による方法が更に好ましく拡張される。したがって、モバイルアプリケーション（又は他のモバイルアプリケーション）は、任意で、「サポート」機能によって、状態情報及び／又は結果情報を医療技術的な機器のメーカのサポートチーム（サービスセンター）へ伝送するのに使用され得る。このために、一種の「専門家フォーラム」に対応し得るサポート演算装置へのデータ伝送が行われる。専門家フォーラムにおけるサポート要員あるいは専門家は、サポート質問を処理するとともに、ヘルプ情報から直接応答されない質問に対する医療用機器のユーザへのサポートを提供する。合目的的には、全体をサポート情報として表すことができる状態情報及び／又は結果情報は、具体的な質問を再現する応答要求情報を伴っている。

具体的には、サポート機能の起動時に、コマンド情報が通信リンクを介して医療用機器へ伝送され、該医療用機器におけるコマンド情報の受信時に、医療用機器の表示装置の実際の表示を再現した画像データが、検出され、モバイル付属機器へ伝送され、ここから画像データが状態情報として更に伝送されるようにすることができる。特に合目的的な実施形態においては、医療用機器のたとえばモニタである表示装置の「スナップショット」あるいは「スクリーンショット」をモバイル付属機器へ伝送することが考えられる。なぜなら、これに基づき、サポートチームあるいは個々のサポート要員に対する総合状況の判断のための優れた基礎資料が生じるためである。実際の表示を再現する画像データのこのような伝送に加えて、又はこれに代えて、医療用機器としての撮像装置において、少なくとも１つの撮像された画像データセットが結果情報として伝送されるようにすることも可能である。特に、サポート要員への問合せが撮影された医療上の画像データセットの品質又はその他の特性に関するものであれば、適当な示唆を得るためにこれも伝送することが合目的的であり得る。

好ましくは、状態情報及び／又は結果情報は、サポート演算装置への伝送前にモバイルアプリケーションによって暗号化及び／又はコード化される。このことは、特に患者に関するデータ保護の要求を維持することができる上に、伝送の安全性を保障することができるため、合目的的である。サポート要員への問合せに必要な情報は、暗号化され、理想的には更にコード化されて安全に伝送される。

サポート要員が質問を処理する場合には、少なくとも１つの応答情報が、サポート演算装置からモバイル付属機器へ伝送され、そこで表示されるようにすることができる。したがって、モバイルアプリケーションは、電子的な形態で存在する応答を受領することができるとともに、ユーザに知らせることが可能である。当然、サポート要員は、モバイル付属機器が電話機能を備えている場合にはたとえば特に好ましい様式である通話によるなど、他の様式でこのような問合せの送信者と連絡をとることが可能である。

上記で示したとおり、ヘルプ情報の様々な形態が考えられる。特に、ヘルプ情報は、テキスト構成要素及び／又は画像及び／又は音響的な要素を含むことができる。このとき、画像は、好ましくはテキストに埋め込まれることができるとともに、テキストに含まれた情報の更に具体的な説明に利用され得る。また、聴覚的な要素は、たとえば音声応答、又は医療機器の動作に関連する参照音が考えられる。

モバイル付属機器として、上述のように、特にスマートフォンである携帯電話及び／又はタブレットを使用することができる。しばしばタブレットＰＣ又は簡単にタブレットと呼ばれるタブレットコンピュータは、持ち運び可能で平面的な演算装置（コンピュータ）であり、多くの場合特に軽量に形成されるとともに、タッチスクリーンディスプレイを備えている。

本発明は、上記の方法のほかに、本発明による方法の実行のために、通信リンクを介してモバイル付属機器へのデータ伝送を行うための少なくとも１つのインターフェースを含む医療用機器を対象とするものである。本発明による医療用機器は、当該医療用機器のためのヘルプ情報がモバイルアプリケーションによって状況に応じて呼び出され得ることで本発明による方法に関与するように形成されている。このために、医療用機器は、説明したように、モバイル付属機器へ動作パラメータを伝送する必要がある。そのため、医療用機器は、通信リンクを介したモバイル付属機器への伝送を可能とするために、ハードウェアコンポーネント及びソフトウェアコンポーネントを含むインターフェースを備えている。医療用機器に関連した、本発明による方法についての上述の実施形態は、同様に医療用機器自体にも当てはまる。

さらに、本発明は、コンピュータプログラム、具体的にはモバイルアプリケーションにも関するものであり、このモバイルアプリケーションは、当該モバイルアプリケーションがモバイル付属機器において実行される場合に、本発明による方法の枠内において、医療用機器の実際の動作状態を表す動作パラメータの無線の、特に双方向の通信リンクを介した受信時に、少なくとも１つの前記医療用機器の実際の動作状態に関連するヘルプ情報の検出及び表示のために形成されている。本発明による方法についての全実施形態は本発明によるモバイルアプリケーション（ａｐｐｓ）にも当てはまり、それゆえ、このモバイルアプリケーションによって上記利点を得ることができる。

最後に、本発明は、医療用機器、モバイル付属機器及び医療用機器とモバイル付属機器の間の無線の通信リンクを含む、本発明による方法の実行のために形成されたシステムにも関するものである。本発明によるシステムにも、上述の全ての実施形態が当てはまる。

本発明の利点及び詳細を、以下に実施例及び図面について説明する。

本発明による方法の一実施例のフローチャートである。 本発明によるシステムを示す図である。

図１には、本発明による方法の一実施例のフローチャートが示されている。このフローチャートは、状況に応じて直観的に、かつ、ユーザにとって容易に理解し得るように、最新のヘルプ情報を医療用機器（すなわち医療技術的に必要な機器）へ提供するステップを示している。一般的にいえば、医療用機器の状態（ステータス）は、医療用機器の実際の動作状態を表す動作パラメータとして、ここではＷＬＡＮ及び／又はＢｌｕｅｔｏｏｔｈである無線かつ双方向の通信リンクを介して、ここではタブレットコンピュータ（以下「タブレット」と略称）であるモバイル付属機器へ伝送され、そこで評価され、そして、モバイル付属機器上でのヘルプ情報の検出及び少なくとも部分的な表示のために使用される。評価を行うとともに情報を受信するために、本発明によるモバイルアプリケーション、すなわち様々のモバイル付属機器でのプラットフォームに依存しないコンピュータプログラムが使用される。このことについて、以下に詳細に説明する。

ステップ１では、モバイルアプリケーションが起動される。このアプリケーションがまだ存在しない場合には、たとえば、モバイル付属機器及び医療用機器がＷＬＡＮネットワークに接続された後、公知のやり方で無線かつ双方向の通信リンクが構築される。ここで留意すべきことは、モバイルアプリケーションが複数の医療用機器に対するヘルプ情報を検出し少なくとも部分的に表示するのに適していることである。これは、複数の医療用機器のうち少なくともどの医療用機器に対してユーザがヘルプ情報をまさに必要としているかをまず確認しなければならないことを意味している。

このことは、ステップ２で行われる。モバイルアプリケーション（したがってモバイル付属機器）の応答要求信号によるか又は医療用機器による周期的なブロードキャストに基づき、モバイルアプリケーション及びモバイル付属機器は識別情報３を受け取る。この識別情報３は、医療用機器を一義的に識別するのに適したものである。したがって、この識別情報は、一義的な識別子を含むほかに、たとえば医療用機器の正確な名称、医療用機器のバージョン及び医療用機器のシリアル番号などの分類情報も含んでいる。この識別情報に基づき、医療用機器が現在どの言語で動作しているのかを推定することが可能なので、モバイルアプリケーションは、その言語と、複数の言語において使用可能なヘルプ情報の言語を適当にマッチングすることが可能となる。

サポートが最も必要な医療用機器の選択は、位置情報に基づいて行われる。なぜならたとえばその前提となるのは、モバイル付属機器に最も近くにある医療用機器（あるいは近くに位置する複数の医療用機器）が考察されるべきであるためである。しかしながら、複数の医療用機器が割り当てられた無線の通信リンクを使用できる場合には、モバイル付属機器上に選択メニューを表示することも可能である。そして、この付属機器を介して、ユーザは、ヘルプ情報を必要とする医療用機器を選択することができる。このとき、同様に医療用機器間の空間的な距離及び／又は通信リンクの精度に基づいて、選別が行われる。

本発明による方法においては、後の過程においてどのように及びどこで、検出すべきヘルプ情報へのアクセスがなされるべきかについて幾つかの可能性がある。ヘルプ情報をできる限り迅速かつ信頼性をもって使用できるようにし、モバイル付属機器に十分なメモリ空間がある場合には、どの医療用機器がサポートされるべきかが明らかとなった時点で、この医療用機器に対するヘルプ情報を有するデータベースあるいは複数の医療用機器に対するヘルプ情報を有するデータベースのこの医療用機器に関する割り当て分がダウンロードされ、少なくともモバイルアプリケーションの起動時間の間そこに格納されるのが好ましい。しかしながら、一方で、特にメモリ空間及びそのほかにデータトラフィックを節約すべき場合には、必要なヘルプ情報をたとえばインターネットなどの通信リンクを介してデータベースからサーバへ常にデータを呼び出すことも可能である。しかしデータベースあるいはデータベースの一部がダウンロードされる場合には、このことは、医療用機器が識別された後、ステップ２においても行われる。

そして、ステップ４においては、ヘルプ情報の検出及び表示のための本来の処理が開始される。この時点で、医療用機器の実際の状態を示す動作パラメータ５が受信される。このとき、特にブロードキャストの場合に、破線の矢印６で示唆するように、動作パラメータ５が基本的に常に識別情報３と共に受信されることに留意すべきである。そして、常に共通のデータパケットが用意されるので、識別情報３は、複数の医療用機器において正しい動作パラメータ５を選択する追加的な助けとなる。

ステップ７においては、状況に応じた適切なヘルプ情報を求めるために、動作パラメータが評価される。このとき、医療用機器の実際の状態に割り当てられたヘルプ情報を上述のデータベース８において見つけだすために、たとえば、動作パラメータ自体又は動作パラメータから導出された選択パラメータが使用される。データベース８がモバイル付属機器へダウンロードされたか、又はデータベース８へのリモートアクセスが存在するかに応じて、ヘルプ情報は、ローカルメモリのデータベース８から呼び出されるか、又は他の通信リンクを介してサーバにダウンロードされる。

このときなお留意すべきことは、課金又はその他の評価がなされるべき場合には、このようなダウンロード過程及び／又はアクセス過程をプロトコル化できることである。モバイルアプリケーション自体又は他のモバイルアプリケーションによって検出することができるこのような利用情報はヘルプ情報の検出に関するものであるが、またその表示に関するものでもある。モバイルアプリケーションの使用時間も、利用情報の対象であり得る。この利用情報は、課金情報を生じさせるために適切に評価され得る。

このとき、利用情報の評価はモバイル付属機器において行われる必要はなく、評価サーバへの伝送が好ましい。そこでは、特に利用情報を様々なモバイル付属機器／モバイルアプリケーションによって評価することができ、その結果、本発明によって提供されたサービスの使用が正確に課金されることになる。当然、ヘルプ情報は、メーカ側から無料で提供されることもでき、それにもかかわらず、このような利用情報は、サービスを適当に改善するために有意義に評価されることが可能である。

ヘルプ情報は非常に多様な部分から合成することが可能である。これらの部分は、場合によっては埋め込まれた画像を有するテキスト構成要素を独立した画像又は音響的なサポートを提供するサウンドデータと同じように含んでいる。しかしながら、特に、ヘルプ情報が医療用機器のための動作パラメータを含み、たとえば、測定プロトコル全体を「測定プロトコルブック」の形態で含むのも好ましい。これについては、以下で詳細に説明する。

ステップ９では、モバイル付属機器でのヘルプ情報の少なくとも部分的な表示が行われる。このとき、インテリジェントな検索機能がモバイルアプリケーションの一部となっており、その結果、ユーザは、当該ユーザにとって重要な情報を迅速に見つけだすことが可能である。また、ヘルプ情報にメニュー構造を導入することも考えられ、これにより、ユーザは、具体的な質問の答えを迅速に見つけることが可能となる。したがって、ヘルプ情報の表示は対話式に行われ、たとえば、テキスト中に埋め込まれた画像を強調することやこれに類似のことが可能である。これは、ヘルプ情報のための一次選択及び／又はその提示の態様を状況に応じて適切に表現するために、動作パラメータが利用されることを意味している。そのため、動作パラメータからは導出できない詳細情報をユーザのためにできる限り迅速に見つけだすことが可能である。

上述のように、ヘルプ情報には、動作パラメータ、たとえば測定プロトコルあるいは撮像装置についての器官プログラムである、特に医療用機器についての動作プロトコル全体に対する提案が含まれ得る。本発明による方法は、この動作パラメータを直接医療用機器上で利用する追加的な可能性を提供するものである。このために、ステップ１０では、１つ又は複数の動作パラメータ（若しくは動作パラメータセット全体、特に１つの動作プロトコル）が医療用機器での利用のために選択されたかどうかが検出される。選択されていれば、矢印１１へ進み、ステップ１２において、医療用機器へ適当な動作パラメータが伝送され、そこでは特に累積的に行われることが可能な更なる使用についての様々な可能性が考えられる。

さしあたり、動作パラメータを医療用機器の表示装置上へ提案としてアウトプットすることが可能であり、そして、この提案は、ユーザによって承認されることができる。次に、動作パラメータは医療用機器の制御にも利用される。しかしながら、これに代えて、事前に応答要求をすることなく、動作パラメータを医療用機器の制御に直接利用することも考えられる。その結果、最後には、少なくとも特別な場合において、医療用機器をモバイル付属機器を介して制御することも可能である。

ヘルプ情報には、動作パラメータあるいは動作プロトコルが最終的に医療事情に基づいて選別されて用意されることも可能である。これは、ユーザにとって、動作パラメータあるいは動作プロトコルを容易に識別及び適切に選択することを可能とするものである。またこのことは、オンラインで提供可能な測定プロトコルブックあるいは画像形成プロトコルブックの上述の実現に寄与する。

モバイルアプリケーションによって実現される他の機能は、同様に状況に応じて、少なくとも一人のサポート要員に応答要求をするという可能性である。このことは、ステップ１３でチェックされる。サポート応答要求が存在すれば、矢印１４へ進み、応答要求の種類に依存したサポート情報が、割り当てられた応答要求情報（最終的に整理された応答要求）と共に、ステップ１５においてサポート要員に割り当てられたサポート演算装置へ伝送される。このとき、サポート情報は、たとえばエラーを示す動作パラメータ又はワークフローにおける実際の状況を含む、医療用機器の実際の状態に関連した状態情報であり得るが、たとえばどのようにコントラストを高めることができるかという応答要求情報と共に送信される撮像された画像データセットである、医療用機器の動作結果に関連した結果情報でもあり得る。

応答要求が医療用機器自体の操作に関連するものである場合、医療用機器の実際の操作状態がサポート要員にとって正確に知られているのが合目的的である。これに対応して、コマンド情報を伝送するために、ステップ１５において、サポート機能を起動した後に医療用機器への通信リンクを利用することも可能である。このとき、医療用機器は、コマンド情報の受信時に医療用機器の表示装置の実際の表示を画像データすなわち複数の画像データとしてプロトコルする（「スクリーンショット」）。そして、この画像データは、モバイル付属機器へ伝送され、このモバイル付属機器から付属情報として更に伝送されることが可能である。これにより、サポート要員にとって、推論及び措置を提案することが特に容易に可能となる。

ステップ１５においてサポート情報が伝送される前に、このサポート情報が一方では暗号化され、他方では伝送がコード化されるので、安全性の要求が満たされている。このために、一般的な手法を用いることが可能である。

少なくとも一人のサポート要員及び場合によっては専門家フォーラムが応答要求を処理する。適切な応答情報は、自動的に又はサポート要員によって検出され、ステップ１６においてモバイル付属機器へ伝送される。そこにおいて、応答情報がユーザに対して表示されるため、このユーザは、当該ユーザの応答要求に対して所望の応答を得ることが可能である。

また、そのほかに、応答情報がステップ１６に基づいて送信されずに、たとえばユーザにおいてサポート要員との通話がなされるということも考えられる。このことは、サポート情報とともに電話機能を備えたモバイル付属機器の電話番号が自動的に伝送される場合に特に合目的的に可能であり、そのため、連絡が容易になる。

本発明方法はさらに続けられる、すなわち医療用機器の新しい、特に更新された動作パラメータが存在する場合には、矢印１７に沿って再びステップ４へ進む。したがって、ヘルプ情報は常に最新に保たれる。モバイルアプリケーションの終了時には、本発明方法も終了する。利用可能な医療用機器間で交換される機能を実現することも当然可能であることに留意すべきである。

図２には、本発明によるシステム１８の原理図が示されている。ここで、医療用機器１９は、医療技術の分野において知られた多数の様々な装置である。たとえば、医療用機器１９は、撮像装置、特に磁気共鳴装置、ＣＴ装置又はこれに類するものであり得る。また、たとえば造影剤注射器及びこれに類する装置である補助機器又はこれに類するものを医療用機器として使用することも可能である。

医療用機器１９は制御装置２０を備えており、この制御装置２０は、医療用機器１９の動作を制御するものであるが、本発明による方法に必要な機能を提供するものでもあり、したがって、ここでは通信装置２１と共にインターフェース機能を提供するものとなっている。それゆえ、これは、本発明による医療用機器である。動作パラメータ及び識別データは、符号２２で示す通信リンクを介して、所定のフォーマットでモバイル付属機器２３へ提供される。

たとえばタブレット又はスマートフォンであり得るモバイル付属機器２３も、適当な制御装置２４を備えており、この制御装置２４は、たとえばＣＰＵで形成され得る。モバイル付属機器２３は、通信装置２５を介して医療用機器１９と通信可能であるとともに、矢印２６に従い、特にインターネット及び／又はイントラネットであるネットワーク２７へアクセス可能である。通信リンク２２はここでもたとえばＷＬＡＮを含むネットワーク２７を介して提供されることが完全に可能である。

医療用の付属機器２３は更にメモリ装置２８を備えており、このメモリ装置には、モバイルアプリケーション２９が、図１に関連して述べたように、ヘルプ情報又はデータベース８全体さえもそこに格納することが可能であるように収容される。制御装置２４は本発明によるモバイルアプリケーション２９を実行するものであり、このモバイルアプリケーションは、図１に関連して述べた機能を実現するものである。

モバイル付属機器２３は、ネットワーク２７を介して他の演算装置と、ここではたとえばサーバとして形成された演算装置３０と通信することができ、この演算装置にはデータベース８も用意し得る。更に挙げるべき装置は、サポート演算装置３１及び評価装置３２であり、この評価装置は、利用データを適切に評価するために当該利用データを受け取るものである。演算装置３０，３１及び／又は３２の機能は、当然、共通の演算装置内で実現することも可能であり、これにより、たとえば評価装置３２及び演算装置３０を唯一の演算装置として実現でき、またこれに類することが可能である。

したがって、本発明によるシステム１８は本発明による方法を実行するために形成されており、モバイルアプリケーション２９は重要な構成要素となっている。なぜなら、このモバイルアプリケーションが動作パラメータの評価のため、したがってヘルプ情報の検出及び表示のために形成されているためである。このために、モバイルアプリケーション２９は、モバイル付属機器２３上だけで実行される必要がある。

本発明が好ましい実施例を通して詳細に図示及び記載されたが、本発明は、開示された例に限定されるわけではなく、本発明の保護範囲を逸脱せずに、他のバリエーションも当業者によって導出され得る。

１ ステップ
２ ステップ
３ 識別情報
４ ステップ
５ 動作パラメータ
６ 矢印
７ ステップ
８ データベース
９ ステップ
１０ ステップ
１１ 矢印
１２ ステップ
１３ ステップ
１４ 矢印
１５ ステップ
１６ ステップ
１７ 矢印
１８ システム
１９ 医療用機器
２０ 制御装置
２１ 通信装置
２２ 通信リンク
２３ モバイル付属機器
２４ 制御装置
２５ 通信装置
２６ 矢印
２７ ネットワーク
２８ メモリ装置
２９ モバイルアプリケーション
３０ 演算装置
３１ サポート演算装置
３２ 評価装置

Claims (21)

1. 医療用機器（１９）の実際の動作状態に関するヘルプ情報をモバイル付属機器（２３）上で検出及び表示するための方法において、
   前記医療用機器（１９）の実際の動作状態を表す動作パラメータ（５）が、無線の通信リンク（２２）を介して前記モバイル付属機器（２３）へ伝送され、該モバイル付属機器（２３）において前記ヘルプ情報の検出のためのモバイルアプリケーション（２９）によって評価され、これに基づき、ヘルプ情報が少なくとも部分的に前記モバイルアプリケーション（２９）によって表示されることを特徴とするヘルプ情報の検出及び表示方法。
2. 様々のモバイル付属機器（２３）に使用可能でプラットフォームに依存しないモバイルアプリケーション（２９）が使用されることを特徴とする請求項１記載の方法。
3. ヘルプ情報の検出及び表示のための前記モバイルアプリケーション（２９）が異なる複数の医療用機器（１９）に対して形成されており、実際に作動している医療用機器（１９）に対する前記モバイルアプリケーション（２９）のセッティングが、前記医療用機器（１９）による前記通信リンク（２２）を介した識別情報（３）の送信後及び前記モバイルアプリケーション（２９）による該識別情報（３）の評価後になされることを特徴とする請求項１又は２記載の方法。
4. 前記識別情報（３）が、応答要求信号によって、前記通信リンク（２２）を介して前記モバイル付属機器（２３）から要求されることを特徴とする請求項３記載の方法。
5. 前記モバイル付属機器（２３）へ伝送すべき動作パラメータ（５）に変更があると、少なくとも変更された動作パラメータ（５）が前記モバイル付属機器（２３）へ伝送され、前記モバイルアプリケーション（２９）が変更された動作パラメータ（５）の受信時にヘルプ情報を更新することを特徴とする請求項１から４のいずれか１項に記載の方法。
6. ヘルプ情報の検出のために、該ヘルプ情報が、前記動作パラメータ（５）又は該動作パラメータから導出された応答パラメータに基づきデータベース（８）から呼び出されることを特徴とする請求項１から５のいずれか１項に記載の方法。
7. 前記データベース（８）が、前記モバイル付属機器（２３）自体、及び演算装置（３０）の少なくとも一方に格納され、他の通信リンクを介してアクセスされることを特徴とする請求項６記載の方法。
8. 複数の医療用機器（１９）に適したモバイルアプリケーション（２９）において、
   実際に作動している医療用機器（１９）に関連したデータベース（８）、及び実際に作動している医療用機器（１９）に関連した、複数の医療用機器（１９）のためのヘルプ情報を含むデータベース（８）の一部の少なくとも一方が、モバイルアプリケーション（２９）の起動時に自動的に前記モバイル付属機器（２３）にダウンロードされることを特徴とする請求項７記載の方法。
9. 前記医療用機器の実際の動作状態に関連したヘルプ情報のみが前記演算装置（３０）からダウンロードされることを特徴とする請求項７記載の方法。
10. ヘルプ情報のうち表示すべき部分が、前記モバイル付属機器（２３）におけるユーザの入力に基づいて選択されて表示されることを特徴とする請求項１から９のいずれか１項に記載の方法。
11. 前記医療用機器（１９）のための、少なくとも１つの動作パラメータを含むヘルプ情報が使用されることを特徴とする請求項１から１０のいずれか１項に記載の方法。
12. 少なくとも１つの動作パラメータのユーザ側での選択時に、該動作パラメータが前記モバイル付属機器（２３）において前記通信リンク（２２）を介して前記医療用機器（１９）へ伝送され、
    前記モバイル付属機器（２３）から伝送された少なくとも１つの動作パラメータが、前記医療用機器（１９）においてセッティングのために用意され、又は前記医療用機器（１９）の制御のために使用されることを特徴とする請求項１１記載の方法。
13. 前記ヘルプ情報が、様々な医療事情のために、動作パラメータを含むことを特徴とする請求項１１又は１２記載の方法。
14. 前記モバイルアプリケーション（２９）にはサポート機能が設定されており、ユーザ側での前記サポート機能の起動時に、
    前記医療用機器（１９）の実際の状態に関連する少なくとも１つの状態情報、及び前記医療用機器（１９）の動作結果に関連する結果情報の少なくとも一方が、他の通信リンクを介して、少なくとも１人のサポート要員に割り当てられたサポート演算装置（３１）へ伝送されることを特徴とする請求項１から１３のいずれか１項に記載の方法。
15. 前記サポート機能の起動時に、コマンド情報が前記通信リンク（２２）を介して前記医療用機器（１９）へ伝送され、
    該医療用機器（１９）における前記コマンド情報の受信時に、前記医療用機器（１９）の表示装置の実際の表示を再現した画像データが、検出され、前記モバイル付属機器（２３）へ伝送され、
    ここから前記画像データが状態情報として更に伝送されること、又は医療用機器（１９）としての撮像装置において、少なくとも１つの撮像された画像データセットが結果情報として伝送されることを特徴とする請求項１４記載の方法。
16. 前記状態情報及び前記結果情報の少なくとも一方が、前記サポート演算装置（３１）への伝送前に前記モバイルアプリケーション（２９）によって、暗号化及びコード化の少なくとも一方がなされることを特徴とする請求項１４又は１５記載の方法。
17. 少なくとも１つの応答情報が、前記サポート演算装置（３１）から前記モバイル付属機器（２３）へ伝送され、そこで表示されることを特徴とする請求項１４から１６のいずれか１項に記載の方法。
18. モバイル付属機器（２３）として、携帯電話及びタブレットの少なくとも一方が使用されることを特徴とする請求項１から１７のいずれか１項に記載の方法。
19. 請求項１から１８のいずれか１項に記載の方法を実行するための医療用機器（１９）が、通信リンク（２２）を介してモバイル付属機器（２３）へのデータ伝送を行うための少なくとも１つのインターフェースを含むことを特徴とする医療用機器。
20. 請求項１から１８のいずれか１項に記載の方法において、
    モバイル付属機器（２３）において実行されるモバイルアプリケーション（２９）が、医療用機器（１９）の実際の動作状態を表す少なくとも１つの動作パラメータ（５）を無線特に双方向の通信リンク（２２）を介して受信する際に、前記医療用機器（１９）の実際の動作状態に関連するヘルプ情報を検出及び表示するために形成されることを特徴とするモバイルアプリケーション。
21. 請求項１から１８のいずれか１項に記載の方法を実行するために形成されたシステム（１８）が、医療用機器（１９）、モバイル付属機器（２３）及び前記医療用機器（１９）と前記モバイル付属機器（２３）との間の無線の通信リンク（２２）を含むことを特徴とするシステム。

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