JP2006198241A - 医療機器制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 全ての医療デバイスが同一のシステム内で連携、ユーザーがシームレスに医療行為を行なえるようにすることを目的とする。
【解決手段】 複数の医療機器と通信して、各医療機器の設定状態と稼動状態に関する医療機器状態情報を送受信する第1のインターフェースと、医療材料を識別する個体情報を送受信する第2のインターフェースと、医療機器状態情報、または個体情報を表示させて編集できる複数の端末と通信して、医療機器状態情報または個体情報を送受信する第3のインターフェースと、医療施設の内外のネットワークと接続する第4のインターフェースと、第1〜第4のインターフェースのうち少なくとも2つのインターフェース間でデータ転送を行う場合に、2つのインターフェース感でプロトコルを変換するプロトコル変換手段と、を備える医療機器制御装置を用いることにより、上記課題の解決を図る。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の医療機器を制御する医療機器制御装置に関する。
従来、内視鏡手術システムでは、RS−232C等の通信I/F(以下、I/Fをインターフェースという)を用いて、内視鏡用ビデオプロセッサや内視鏡用光源装置、気腹装置、電気メス等の医療装置と通信を行い集中制御していた。
集中制御とは、機器のフロントパネルにある出力設定値はもちろん、気腹装置からの腹腔圧の測定値などリアルタイムに各機器の保有するデータを送受信し、液晶パネル等のGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)やLED(発光ダイオード)を用いて集中表示や集中操作ができるシステムである。
だが、内視鏡の手術室や検査室においては、内視鏡、鉗子、治療装置、画像プロセッサ、光源、記録装置、気腹装置、ポンプ、そして、レポートシステムやHIS(Hospital Information System)ネットワーク内の端末など、とても多くの医療デバイスが存在している。
これらの装置は当然メーカも異なり、通信I/Fや操作方法も違う為、各データを容易に関連付けることができない。また、患者情報やカルテ、そして医療機器メンテナンス情報、鉗子類の在庫情報、薬品類など手術室内で扱わなければならない情報も膨大で医師や看護師にとって大変煩わしい。
それを改善する為、医療機器や医療システムと連携する為に、イーサネットを使ったネットワーク技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−215559号公報 特開2004−191911号公報
しかしながら、ネットワーク技術を用いたシステムは、使い勝手が向上する半面、セキュリティの問題が発生する。例えば、手術室内でイーサネット経由にて院内システムと連携した場合に、同I/Fで医療機器を制御するとネットワーク障害が発生したときに、通信ができなくなってしまう問題がある。
また、院内の回線で、動画像を配信することでトラフィック(回線上の情報量)が多くなり、通信に時間がかかってしまう問題がある。それを回避するためネットワークをルータ及びファイヤーウォールで対策しようとすると大変高価なシステムになってしまう。
このように、イーサネットは汎用性が高い反面、管理が大変な為、かえって使い勝手が悪くなるという問題があった。
上記課題に鑑み、本発明では、異なるプロトコルで規定されたネットワーク間の機器同士で容易に通信することができる医療機器制御装置を提供する。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明によれば、複数の医療機器と通信して、該各医療機器の設定状態と稼動状態に関する医療機器状態情報を送受信するための通信インターフェースである第1のインターフェースと、前記医療機器状態情報を表示させて編集できる複数の端末と通信して、該医療機器状態情報を送受信するための通信インターフェースである第3のインターフェースと、医療施設の内外のネットワークと接続するための通信インターフェースである第4のインターフェースと、前記第1、第3、及び第4のインターフェースのうち少なくともいずれか2つのインターフェース間でデータ転送を行なう場合に、該2つのインターフェースのうち一方のインターフェースの通信プロトコルを、他方のインターフェースの通信プロトコルに変換するプロトコル変換手段と、を備えることを特徴とする医療機器制御装置を提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項2に記載の発明によれば、前記医療機器制御装置は、さらに、医療材料を識別する個体情報を送受信するための通信インターフェースである第2のインターフェースを備えることを特徴とする請求項1に記載の医療機器制御装置を提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項3に記載の発明によれば、前記医療機器制御装置は、前記第3のインターフェースに接続される前記各端末が所定のアプリケーションプログラムにより稼動する場合は、前記医療機器状態情報が該各端末間で同期させるように、常時前記各端末と通信を行なうことを特徴とする請求項1記載の医療機器制御装置を提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項4に記載の発明によれば、前記プロトコル変換手段は、前記一方のインターフェースを介して受信した情報から該受信情報の送信先の機器の属するネットワークの通信プロトコルである送信先プロトコルを判別するプロトコル判別手段と、前記受信した情報から送信先の機器および該機器へ送信する情報に関する送信先関連情報を解析する送信情報解析手段と、前記送信情報解析手段により解析された前記送信先関連情報を、前記送信先プロトコルを用いて、送信する送信手段と、を備えることを特徴とする請求項1記載の医療機器制御装置を提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項5に記載の発明によれば、前記医療機器制御装置は、さらに、前記第4のインターフェースを介したネットワークに接続されている外部端末からのアクセスを制御するセキュリティ制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の医療機器制御装置を提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項6に記載の発明によれば、前記セキュリティ制御手段は、アクセス制限機能、フィルタリング機能、セキュリティ機能、及び動的アドレス変換機能のうち少なくともいずれか1つを機能させることを特徴とする請求項5記載の医療機器制御装置を提供することによって達成できる。
上記課題は、特許請求の範囲の請求項7に記載の発明によれば、複数の機器間で通信するための複数の通信インターフェースを備え、該インターフェースのうち少なくともいずれか2つのインターフェース間でデータ転送を行なう場合に、該2つのインターフェースのうち一方のインターフェースの通信プロトコルを、他方のインターフェースの通信プロトコルに変換するプロトコル変換装置であって、前記一方のインターフェースを介して受信した情報から該受信情報の送信先の前記機器の属するネットワークの通信プロトコルである送信先プロトコルを判別するプロトコル判別手段と、前記受信した情報から送信先の前記機器および該機器へ送信する情報に関する送信先関連情報を解析する送信情報解析手段と、前記送信情報解析手段により解析された前記送信先関連情報を、前記送信先プロトコルを用いて、送信する送信手段と、を備えることを特徴とするプロトコル変換装置を提供することによって達成できる。
本発明を用いることにより、異なるプロトコルで規定されたネットワーク間の機器同士で容易に通信することができる。また、アクセス制限を設けることで、不正な端末からのアクセスや目的とする機器以外の機器にコマンドが送信される(すなわち、誤動作の原因となる)のを防止することができる。
本発明は、複数の医療機器と通信制御可能な第1のインターフェースを持ち、医療材料の個体情報を取得可能な第2のインターフェースをもち、前記第1、第2で取得する為の医療情報を表示、編集可能とするGUIを持つ複数の端末群と通信可能な第3のインターフェースを持ち、病院内、病院外のネットワークと接続可能な、第4のインターフェースを持つコントローラであって、そのコントローラは、各通信インターフェース間のデータ転送を実現する為のプロトコル変換手段をもつ医療機器制御装置である。
これにより、全ての医療デバイスが同一のシステム内で連携、すなわち、ネットワーク内において他のシステムと他のシステムとを連携させることで、これらを1つのシステムのように連動させることにより、ユーザがシームレスに医療行為を行なうことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について述べる。
<第1の実施の形態>
図1は、本実施形態における内視鏡手術システムのレイアウトを示す図である。まず、図1を用いて、手術室1に配置される第1及び第2の内視鏡トロリー2,3の全体構成を説明する。図1に示すように、手術室1内には、患者30が横たわる患者ベッド19と、第1の内視鏡トロリー2と,第2の内視鏡トロリー3が配置される。
第1の内視鏡トロリー2には、内視鏡用の医療機器として、例えば、内視鏡モニタ11、電気メス装置13、気腹装置(Insuffrator)14、内視鏡用光源装置15、内視鏡用カメラ装置16及びビデオテープレコーダ(VTR)17等の装置類と、二酸化炭素等を充填したガスボンベ18が載置されている。内視鏡用カメラ装置16は、カメラケーブルを介して第1の内視鏡31に接続される。光源装置15は、ライトガイドケーブルを介して第1の内視鏡31に接続される。
また、第1の内視鏡トロリー2には、医療データ通信変換装置22aが載置され、図示しない通信ケーブルを介して、電気メス装置13、気腹装置14、内視鏡用光源装置15、内視鏡用カメラ装置16、及びVTR17等の装置類を通信制御している。
また、集中表示パネル36と集中操作パネル33(以下、操作パネルという)が載置され、各機器から取得した設定データや測定値を表示させることができる。また、操作パネル33では、各機器の設定値を変更することが可能である。
同様に、第2の内視鏡トロリー3にも、2台目の内視鏡光源装置26、内視鏡カメラ装置27、第2の医療データ通信変換装置22b、第2の内視鏡32等が載置されている。
実際の手術では1トロリーで手術を行なうことができるが、症例によっては、2トロリー構成にし、搭載する機器のバランスを考えたり、2つの内視鏡で異なる角度から画像を取得したものを集中表示パネル36,36−1に表示させたり、複数の術者のために内視鏡モニタ35を使用する。
次に、第1の内視鏡トロリー2のアームに取り付け可能なノートPC33aまたはパネルコンピュータで構成された操作パネル33は、例えば液晶ディスプレイ等の表示部とこの表示部上に一体的に設けられた例えばタッチセンサで構成され、非滅菌域にいる看護師等が操作する集中操作装置になっている。
同様に操作端末として音声認識可能なヘッドセット型のマイク24や、PDAリモコン23、可動スタンドのアーム等に搭載可能なタブレットPC20と、他のシステム端末があり、医療データ通信変換装置22aと図示しない通信ケーブルにて接続されている。
また、医療データ通信変換装置22aは院内のネットワーク回線(院内回線)4とも接続され、医療情報サーバ6やその他のシステム端末25にアクセスできるようになっている。また、ファイヤーウォール7を経由してインターネットに接続でき、別の病院やメンテナンス向けWebサーバにアクセスできるようになっている。例えば、財MEDIS−DCのような医療材料オンラインDBから最新の情報をダウンロードしたり(現在医療分野(日本)では、情報開示義務がある。各病院とも、手技や使用器具、作業フローを標準化し、 症例数を増やしたり、経営コストを改善する動きがある。そのとき、当該財団法人のデータベースを活用するのが有効である。)、JAPIC(薬品版のデータベース)のような薬品情報を確認することもできる。
次に、図2を用いて、前述した医療機器や操作端末類の通信配線レイアウトを説明する。
図2は、図1のシステム内の通信接続状態を示す図である。本実施形態において、手術室1内には、第1のプロトコルで規定されたネットワーク43、第2のプロトコルで規定されたネットワーク44、第3のプロトコルで規定されたネットワーク45がある。手術室1内のこれらのネットワークは、医療データ通信変換装置22を介して第4または第5のプロトコルで規定されたネットワークである院内回線4と接続されている。
医療データ通信変換装置22aは、通信I/F(1)37を介して第1のプロトコルで規定されたネットワーク43を経由して、前述の複数の医療機器と接続されている。しかし、実施形態はネットワーク通信に限定されるものではなく、第1のプロトコルはRS−232Cのシリアル通信でもよいし、CAN(Control Area Network)やUSB(Universal Serial Bus)、Ethernetでも代替可能である。RS−232Cであれば複数のポートと1対1で機器と接続しなければならないが、USB、Ethernetであれば、外付けハブを用いることで1対n通信ができるようになる。
通信I/F(2)38は、第2のプロトコルで規定されたネットワーク44経由で接続されている内視鏡システムにてサポートされていない所定の電気メス8(例えば、他社製で、通信プロトコルの異なるもの)を制御する為の拡張I/Fである。その為、後述するハードウェア、ソフトウェアを拡張カードで構成し、各電気メスに対応した複数の通信方式に対応しても良い。
第1のモジュール9に実装されている通信I/F(3)39aと、第2のモジュール10に実装されている通信I/F(3)39bは、前述した医療機器を制御する為の表示モニタまたは制御端末と通信するためのI/Fである。
通信I/F(3)39aと通信I/F(3)39bは、第3のプロトコルで規定されたネットワーク45を介して、例えばノートPC33a、タブレットPC20、デスクトップやパネルコンピュータ等で構成される他のシステム端末25、さらに無線アダプタ49を介してPDAリモコン23と通信することができる。また、ノートPC33aの持つ図示しない無線アダプタを介して通信制御しても問題ない。
さらに、例えばノートPC33aの持つマイク入力を介して、音声入力マイク24から術者の音声を取り込み、ノートPC33a上で音声認識をすることもできる。そして、モニタ出力により表示パネル36に所定の情報を表示することもできる。PC33aに2系統のグラフィックカードを持てば、表示パネル36とPC33aの表示を独立して表示可能としている。
院内回線4は、例えば、院内の端末と通信のやり取りを行なう第4のプロトコルで規定されたネットワーク46を経由して、医療情報サーバ6や制御端末管理サーバ5と通信を行なう。
また、第5のプロトコルで規定されたネットワーク47を用いて、ルータ、ファイヤーウォールのセキュリティ装置を経由して外部ネットワークと接続される構成になっている。
I/F(6)42は、RFID(Radio frequency Identification)タグを読み込むためのリーダを接続するRFID用I/Fである。スコープ、鉗子、プローブ、薬品(パッケージ、びん等)には、それぞれRFIDタグが付されており、リーダでそれを読み込むことで、その個々を識別することができる。また、医者や看護師の身に付けているネームプレートにもRFIDタグが付されており、それをリーダで読み込むことで、その人を識別することもできる。以下では、I/F(6)42を個体認識I/Fという。
図3は、本実施形態における医療データ通信変換装置のレイアウトを示す図である。同図は、医療データ通信変換装置22(22a,22b)の外観デザインであり、図3(a)はフロント(前側)、図3(b)リア(後側)を示す。図3(a)は、電源SW(スイッチ)と電源用LED部50と、各通信ポートの動作状況を告知するLED群51と、I/F(4)40またはI/F(5)41を介して院内回線4に接続するコネクタ52と、I/F(3)39と接続するための複数のコネクタ53(53a,53b,53c,53d)と、第1のカードスロット54とから構成される。
図3(b)は、I/F(3)39と接続するためのコネクタ53eと、I/F(1)37と接続するための複数のコネクタ56と、I/F(2)38と接続するためのコネクタ55と、第2のカードスロット57から構成される。
次に、図4の第1,2のモジュール9,10内のハードウェア構成を説明する。
図4は、本実施形態における医療データ通信変換装置22内部のハード構成を示すブロック図である。第1のモジュール9には、メンテナンスI/F(シリアル通信I/F)やRTC(時計情報)を有する制御部58と、プログラム格納用メモリ59と、データ格納用バックアップメモリ60と、SDRAM(シンクロナス・ダイナミック・ランダムアクセスメモリ)等のようなワークメモリ61と、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)のような拡張IF63で機能拡張ができるようなカードスロット62と、I/F(1)37,I/F(2)38に関する通信をコントロールする通信変換部64と、Ethernet通信を行なう為のMAC(Media Access Control)及びPHY(Physical layer)を構成する通信コントローラ部分67と、パルストランス及びコネクタを構成するI/F39eと、アドレスバス/データバス68とで構成されている。
第2のモジュール10には、RTCやメンテナンスI/F機能を有する第2の制御部69と、プログラム格納用メモリ70と、データ格納用バックアップメモリ71と、SDRAM等のようなワークメモリ72と、PCMCIAのような拡張カードIF(例えば、ワイヤレスI/F)75で機能拡張ができるようなスロット(カードI/F)74と、第3のプロトコル用I/F(3)39a,39b,39c,39dと、それらの通信路を切り替えるスイッチ73と、別のネットワークと接続する為のMAC及びPHYを構成する通信コントローラ部分76と、パルストランス及びコネクタを構成するI/F(4)40と、アドレスバス/データバス77と、このバス77とは異なる所定の規格化されたバス78(例えばPCIバス)とで構成されている。
それでは、図5〜図10を用いて、本発明の第1の実施形態の作用を説明する。
図5及び図6は、医療情報サーバ6上から所定のデータを取得し、医療データ通信変換装置22を経由してそのデータを第3のプロトコルによるネットワーク内の医療機器に転送するフローチャートである。図5及び図6では、医療データ通信変換装置22によって第4または第5のプロトコル形式から第3のプロトコル形式へのデータ変換のフローを示している。同図の処理のプログラムは、プログラムメモリ70に格納されており、制御部69によりこのプログラムが読み込まれて、以下の処理が実行される。
まず、医療データ通信変換装置22内の第2のモジュール10の制御部69は、第4のプロトコルで規定されたネットワーク46を介して、例えば、医療情報サーバ6から所定の患者IDで管理されているカルテ情報(以下、電子カルテ情報という)を取得する(S1)。なお、電子カルテ情報以外にも、例えば所定の機器に対するコマンド情報を取得してもよい。また、データを取得する端末は、医療情報サーバ6に限定されず、院内回線4上の端末のいずれでもよい。
第4のプロトコルは、FTP(File Transfer Protocol),HTTP(HyperText Transfer Protocol)のような汎用プロトコルでも、特定のプロトコルでデータを取得しても良い。但し、院内回線4上では様々なプロトコルで情報のやり取りをしている為、十分なセキュリティを確保することが必要であり、プログラムメモリ70内のセキュリティ用ソフトにてセキュリティの処理が施され暗号化や認証を行なう。
次に、S1で取得した受信データ(電子カルテ情報、またはコマンド情報等)の宛先を確認して、第3のプロトコルのネットワーク45に送信する必要があるか否かを判別する(S2)。このS2の詳細を図6で説明する。
図6において、まず、受信データに対してフィルタリング処理を行なう(S6)。ここでのフィルタリング処理は、受信データのヘッダ情報(プロトコル、送信元、送信先アドレス、ポート番号等)を解析し、予め設定された条件に合致するヘッダ情報の場合には、S7の処理を行なう。また、予め設定された条件に合致しないヘッダ情報の場合には、その受信データを破棄する(S5)。
S6のフィルタリング処理において受信データのヘッダ情報が予め設定された条件と一致した場合、その受信データに含まれるコマンド情報(どの機器にどのようなアクションをさせるかというコマンド情報)を解析する(S7)。この解析において、第3のプロトコルのネットワーク45に送信が必要なデータ形式であるか、コマンド形態から判別する(S8)。
S8において、第3のプロトコルのネットワーク45に送信が必要なデータ形式でないと判別された場合、その受信データのみ抽出し(S9)、医療データ通信変換装置22の内部メモリ71に格納する(S5)。例えば、図示しない遠隔地の画像センシング機器からの受信データや各部屋に配置されている図示しない第2,第3の医療データ通信変換装置に格納されているデータの受信データの場合、または医療データ通信変換装置22に表示機を直接接続して表示させるような場合には、ネットワーク45に送信する必要がない。
S8において、第3のプロトコルのネットワーク45に送信が必要なデータ形式であると判別された場合、さらに、その受信データを解析する(S3)。ここでは、受信データのヘッダ情報から、第3のプロトコル内の通信可能な端末の全てに送信するか、特定の端末のみに転送するかを判断する。また、受信データのデータ内容から第3のプロトコルのネットワーク45内のどの機器にどの情報を送るかというのも、ここで解析する。
S3での解析の結果、当該受信データを、第3のプロトコルのネットワーク45内のどの機器に送信するかというのを特定することができたら、当該受信データに対して、S3で特定できた機器のアドレスを付与し、第3のプロトコルを用いてその特定した機器に送信する(S4)。
図7及び図8は、医療データ通信変換装置22による第3または第4若しくは第5のプロトコル形式から第1のプロトコル形式へのデータ変換のフローを示す。同図は、第3または第4若しくは第5のプロトコルのネットワーク内の医療機器から取得した情報を、医療データ通信変換装置22を経由して第1のプロトコルのネットワークに接続されている電子メス装置13や気腹装置14等の機器に転送するフローチャートである。同図の処理のプログラムはプログラムメモリ59または70に格納されており、制御部58または69により読み込まれて、実行がされる。
まず、医療データ通信変換装置22は、第3または第4若しくは第5のプロトコルのネットワーク内の端末から所定の機器に対するコマンド情報(受信データ)を取得する(S10)。具体的には、第3のプロトコルのネットワーク内の端末からの送信データは、第1のモジュール9側で受信される。また、第4,第5のプロトコルのネットワーク内の端末からの送信データは、第2のモジュール10側で受信される。
次に、制御部は、第1のプロトコルのネットワーク43内の医療機器に受信データを転送する必要があるかどうかを判別する(S11)。S11の処理について図8で説明する。
図8において、まず、受信データが第1のプロトコルのデータ形式か否かをコマンド形態より判別する(S15)。
S15で、受信データが第1のプロトコルのデータ形式でないと判別された場合、例えば、第3のプロトコルのデータ形式の場合には、受信データのコマンドを解析する(S19)。ここでは、受信データのヘッダ情報及びデータ内容から第3のプロトコルのネットワーク45内のどの機器にどの情報を送るかを解析する。
そして、ヘッダ情報に基づいて、第3のプロトコルのネットワーク45内の端末に、受信データを機器に送信する(S20)。各端末では、例えば、ノートPC33aにおいてこの送信されたデータを格納したり、PDA23では音声ガイダンスによる医療行為の進捗具合を告知させたり、タブレットPC20では手術状況をモニタし医療情報を表示したりできる(S14)。
S15で、受信データが第1のプロトコルのデータ形式であると判別された場合、送信元が第4、第5のプロトコルのネットワーク内の機器からの送信データか否かを判断する(S16)。
S16での判断の結果、送信元が第4,第5のプロトコルのネットワーク内の機器からの送信データの場合には(S16でYesへ進む)、I/F39eを経由してモジュール10からモジュール9へ送信する(S17)。なぜなら、第4または第5のプロトコルのネットワークからのデータの受信は、モジュール10にて行われるので、第1のプロトコルのネットワークの機器にデータを送信するためには、モジュール9へデータを送信する必要があるからである。そして、S18の処理へ進む。
また、S16での判断の結果、送信元が第3のプロトコルのネットワーク内の機器からの送信データの場合には(S16でNoへ進む)、S18の処理へ進む。この場合、データの受信は、モジュール9にて行われているので、医療データ通信変換装置22内でのデータの転送処理は発生しない。
次に、受信データのコマンドを解析する(S18)。ここでは、受信データのヘッダ情報及びデータ内容から第1のプロトコルのネットワーク43内のどの機器にどの情報を送るかを解析する。
S18での解析結果から、受信データのヘッダ情報及びデータ内容から第1のプロトコルのネットワーク43内のどの機器にどの情報を送るかというのを特定できたら、第1のプロトコルで当該特定した機器に受信データを送信する(S12)。
その後、第1のプロトコルのネットワーク上の機器の表示部(例えば、カメラ等)に、S10でロードしてきた患者情報を重畳させる(S13)。例えば、カメラはスコープの光学画像から、腹腔内画像を取得し、患者ID、日付、コメントを重畳して表示させることができるので、症例ごとにS10でロードし、情報の更新させることができる。また、例えば気腹装置であれば、患者情報が幼児の場合には、幼児モードの送気テーブルに更新させることができ、サーバから取得する患者に応じた機器の設定ができる。
なお、本実施形態では、S15において第1のプロトコルのネットワーク43内へ送信すべきデータか否かを判別しているが、ハブやルータのように、送信先アドレスを元に、スイッチングを行なうこともできる。
また、ここでのデータは、図5のS2または図7のS11の判別処理にて、セキュリティ上の安全性をクリアしたデータであることより、第3のプロトコル内では、送信先アドレス、送信元アドレスからデータを交互に高速転送することができる。また、図7及び図8では、第1−第3のプロトコル間の変換について説明したが、第2−第3のプロトコル間、第1−第2のプロトコル間においても同様にプロトコル変換は可能である。
次に、第3のプロトコルのネットワーク45内で通信可能な各端末の通信制御方法を、図9を用いて説明する。
図9は、本実施形態における医療機器を操作する端末間でのデータを送受信するフローチャートである。第3のプロトコルのネットワーク45内の通信路内には、タブレットPC20が電源OFF状態で、ノートPC33a、他システム端末25、無線アクセスポイント49、PDA端末23が電源ON状態で接続されている。
まず、タブレットPC20は電源ONされる(S21)と、タブレットPC20は同一回線上(ネットワーク45内)の全ての端末アドレスを、これらの各端末から取得する(S22)。
次に、タブレットPC20上の所定のアプリケーションを起動し、所定のステータスデータ(例えば、機器の測定値、設定値等)を、第1のプロトコルのネットワーク43内の機器から取得したり、同一回線上(ネットワーク45内)の他の端末の設定情報を取得したりする(S23)。なお、第1のプロトコルのネットワーク43内の機器からステータスデータを取得する場合には、図7及び図8で示したフローを変形して、第1のプロトコルから第3のプロトコルへ変換する場合に対応させればよい。
タブレットPC20はS23でステータスデータを取得した後、このステータスデータを同一回線上(ネットワーク45内)の端末に送信して、送信した全ての端末で同じステータスデータを表示させる(S24)。すなわち、同一回線上(ネットワーク45内)の各端末は相互にポーリングにてステータスデータの同期をとるようにしている。
その後、タブレットPC20のデータが更新されるまでポーリングにより相互に同期をとり(S25→S24→S25→・・・)、ユーザの操作によりタブレットPC20のステータスデータが更新された場合には、タブレットPC20から更新されたステータスデータがその更新の対象となる機器が存在するネットワークへ向けて送信される(S26)。
医療データ通信変換装置22では、S26にて送信されたステータスデータを受信し、このデータが第1のプロトコルのネットワーク43内の機器に対するものなのか、同一回線上(ネットワーク45内)の他の端末に対するものなのかを判断する(S27)。同一回線上(ネットワーク45内)の他の端末に対するデータ更新の場合には、プロトコル変換の必要はないので、所定のアプリケーションが動作している同一回線(ネットワーク45)上の他の端末にステータスデータを送信して(S27で「N」へ進む)、S23に戻る。
また、S27において、受信データが第1のプロトコルのネットワーク43内の機器に対するものである場合には、図7及び図8のフローに基づいてプロトコル変換を行い(S28)、例えば、第1のネットワーク上の所定の機器に当該ステータスデータを送信して(S29)、送信先の機器で所望の表示を更新したり、設定を変更したりする。
その後、第1のプロトコルのネットワーク43内において設定変更された機器から正常に設定変更の更新がされると、その更新内容のデータが医療データ通信変換装置22に送信される。医療データ通信変換装置22では、正常に更新されたことを確認する(S30)。
そして、医療データ通信変換装置22は、所定のアプリケーションを使用している表示可能な同一回線上(ネットワーク45)の端末に対して、その受信した更新データを送信し、各端末ではその更新データに基づいてステータスデータを更新する(S31)。
次に、異なるプロトコル間でデータ通信を行なうときのデータを転送する場合でのフィルタリングのレベル変換について説明する。
図10は、本実施形態における外部ネットワークからのアクセス制限を設定するフローチャートである。フィルタリングのレベルとは、例えば、ルータ等で利用されているように、セキュリティとのバランスを考慮して、どのデータを通過させるかを設定するフィルタリング機能の条件設定の値を表している。図10のフローを利用するケースは、例えば、医療データ通信変換装置22を新規に設定したり、再設定し直す場合を想定したものである。
以下ではメンテナンス時において、医療データ通信変換装置22に、例えば汎用のコンピュータ(以下、メンテナンス用PCという)を接続し、このメンテナンス用PCで医療データ通信変換装置22が操作できる環境にしたとする。本実施形態では、スイッチ79がメンテナンスI/F58a及びメンテナンスI/F69aの専用通信ポートと接続されている。さらに、スイッチ79は、メンテナンスPCと接続できるようになっている。メンテナンスPC上にてスイッチ79を制御することができ、それにより、いずれかのメンテナンスI/Fを選択して、このメンテナンスI/Fを制御することができる。
まず、専用通信ポート内端末(第2のモジュールのメンテナンスI/F69a)とメンテナンスPC(PDA23でもよい)との通信が確立する(S41)。なお、専用通信ポート経由でなくともいずれかのプロトコルのネットワークを経由して、第2のモジュールのメンテナンスI/F69aを制御してもよい。
次に、メンテナンス用PCより所定のコマンドを受信し(S42)、そのコマンドをトリガーとして医療情報サーバ6より手術検査情報を取得する(S43)。ここで、手術検査情報を取得する理由は、対象となる手術室内のネットワークとは異なる手術室(別のネットワーク)で別の手術が行なわれていた場合、第4,第5のプロトコルのネットワーク上ではそれら2つのネットワークは同一回線上になってしまう為、受信したコマンドが混同して、まったく無関係の手術室宛てへ送信されたコマンドにもかかわらず、そのコマンドを医療データ通信変換装置22が受信してネットワーク内に通して、ネットワーク内の同種の機器に送信してしまい、その機器が誤作動を起こす場合があり得るからである。
そこで、例えば、ヘッダ情報に少なくとも識別情報(識別情報の1つとして、例えば、部屋IDがある)が含まれていれば、その識別情報をフィルタリングの設定に用いることができる。これにより、例えば、フィルタリングの設定として、「識別情報(部屋ID):0001」とすれば、「識別情報:0001」以外の部屋からのコマンドはフィルタリング機能により、破棄されてしまい、内側のネットワークにはそのコマンド情報は入ってこない。
このように、他の手術室内の医療機器からのコマンド情報等が混線しないように、必ず同一回線上にある動作機器への送信情報は、通信の設定レベルを変える必要がある。また、通信可能になった端末(ネットワークに参加した端末)に関する情報(当該端末のアクセスレベルや部屋情報等)を、他の手術室等の端末等に通知してもよい。
次に、アクセス制限機能、フィルタリング機能、セキュリティ機能、動的アドレス変換機能等を有効したり、無効にしたりする設定をする(S44)。すなわち、同一回線上の通信可能な機器の情報を取得しておき、ネットワークにつなぐ際は、通信可能なネットワークへのアクセス制限を確認させることができる。また、フィルタ機能やセキュリティ機能は任意の設定で自在に変えられ。また、アドレス設定についても、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)の動的アドレス変換など自在に設定できることは言うまでもない。これらの機能の有効/無効設定を行なうことで、容易に各プロトコル間の通信ができるようになる。
以上より、異なるネットワークI/Fを形成し、取得データを用途に応じて変換する変換部を持つことで、異なるシステムの情報のやり取りを実現できる。また、完全に分離したハード/ソフト構成をとることで、お互いの通信負荷の影響を受けない、かつ、暗号化のようなセキュリティを組み込むことで、安全かつ使い勝手の良いシステムを構成できる。
なお、本実施形態では、第1のモジュール9(メンテナンスI/F58a)から第2のモジュール10(メンテナンスI/F69a)間において、第4,第5のプロトコルから第3のプロトコルに変換するときのフィルタリングのレベル設定を変更しているが、モード変更などを行うことにより、他のプロトコル間についても同様にフィルタリングのレベル設定を変更することができる。
また、第1のモジュール9と第2のモジュール10に分離したのは、各ネットワーク毎に独立させることにより、セキュリティを向上させたり、電気安全性を向上させたりするためであって、本発明の実施に際しては、第1のモジュール9と第2のモジュール10とを必ずしも分ける必要はない。
<第2の実施の形態>
本実施形態にかかる医療データ通信変換装置が適用された内視鏡システムの全体構成図、及び主要構成を示すブロック図は、図2〜図4に示したのと同じである。本実施形態では、第1の実施形態で説明した医療データ通信変換機22を用いることで、様々な情報と連携をとることが出来る場合について説明する。
図11は、第1の実施形態で説明したPDA23の画面レイアウトを示す図である。同図では、表示部には複数のアプリケーションアイコン82が表示されたメインメニューが表示されている。また、この表示の下方にはキー入力手段(決定ボタン)80とキー入力手段(カーソル移動)81が備えられている。
PDA23は、例えば、院内の医療情報サーバ6で管理されている所定のアプリケーション(スケジューリングアプリケーション)からデータをダウンロードし、その情報を表示させて、手術中の情報と連携させることができる。このようなことから、PDA23は、医者または看護師の情報収集端末や院内システムサーバへの入力端末として使用できる。また、医療機器の取扱説明書や添付文章を院内システムサーバから取得、閲覧することで、いつでもどこでも、確実な機器操作ができる。
図12は、タブレットPC20であり、手書き入力手段83を用いて液晶タッチパネル上に文字や絵を入力でき、電子データとして認識することができる。その為、手術室内で、機器データや患者データを表示操作する表示パネルや操作パネルとして利用できるだけでなく、別の部屋に持ち出して、インフォームドコンセントとして、手術結果や診断結果を説明する端末としても使用できる。また、トラブルシューティング機能を用いて、医療機器のビットマップ画像を用いながら操作マニュアルをナビゲーションしたり、ビデオクリップを用いて動画を流すこともできる。
また、スピーカ86や十字キー入力手段85、電源スイッチ84が備えられている。十字キー入力手段85を用いて、データの処理、操作を行なうことができる。
図13は、タブレットPC20やノートPC33aなどで院内スケジュール管理アプリケーションを起動させて、それらのGUIに手術予定を表示している画面(症例スケジュール画面)87である。症例スケジュール画面では、「日付」、「患者ID」、「部屋」、「症例」等を表示させることができる。
図14は、患者生体情報を取得するシステムから、バイタルサインデータを通信経由にて取得し、患者情報として表示させている画面88を示す。この画面では、さらに内視鏡用プロセッサで取得した内視鏡画像89を表示させることができ、その表示サイズを自在に変更できる。当該画面のヘッダ部分には、患者の性別、年齢、患者ID等が表示される。また、患者のバイタル情報として、体温、血圧、腹圧、脈拍等が表示される。
図15は、第1のプロトコルのネットワークで動作可能な気腹装置14の操作コマンド及び測定値表示画面90を示している。圧設定のコマンドには、「UP」、「DOWN」がある。「UP」ボタンを押下すると、圧の設定値が上昇し、「DOWN」ボタンを押下すると、圧の設定値が下降する。送気のコマンドには、「ON」、「OFF」がある。「ON」ボタンを押下すると、二酸化炭素等のガスの流入が開始され、「OFF」ボタンを押下すると、二酸化炭素の流入が停止する。流量設定のコマンドには、「UP」、「DOWN」がある。「UP」ボタンを押下すると、ガスの流量の設定値が上昇し、「DOWN」ボタンを押下すると、ガスの流量の設定値が下降する。
当該画面90の下部には、コマンド操作により設定した設定値の情報(測定圧、流量)が表示される。また、警告メッセージを表示する領域もある。
図11〜図15の画面は、第3のプロトコルや第4,第5のプロトコル上で動作するどの端末においても、同じアプリケーションを動作させることで、全ての端末間で連携して操作できる構成になっている。また、表示内容も同期しているので、各端末において同一の内容が表示される。
次に、第2の実施形態の作用を説明する。
図16は、本実施形態における患者情報等を取得してファイル化するフローを示す。同図は、タブレットPC20で、所定のOR(手術室)内にて、アプリケーションを起動して、患者情報及び画像情報を取得しており、それらに基づいて手術レポートが作成される。
まず、タブレットPC20は、所定の手術室内に設置されている医療データ通信変換装置22と通信を確立し、医療データ通信変換装置22の識別情報を取得し、医療情報サーバ6で管理されている手術室等の場所情報を取得する(S51)。
次に、タブレットPC20は、I/F(4)40を経由して、図示しない時間管理サーバ(NTPサーバ)より時間情報を取得する(S52)。また、個体認識I/F(6)42にて患者情報または医療具情報(スコープ、鉗子、プローブ、薬品 等)を取得する(S53)。具体的には、患者は腕などにRFIDタグが付されたバンドをつけており、それを読み込むことでその患者を識別することができる。
次に、使用者は、自身のネームプレートに付されたRFIDタグをRFIDリーダで読み込ませることで、自身の識別情報(名前やID等)をタブレットPC20に取得する(S54)。
次に、タブレットPC20で起動しているアプリケーションの用途設定手段により、用途に応じてS51−S54で取得した情報が関連付けられる(S55)。用途設定手段としては、例えば医療具や薬品等の在庫を管理するための在庫管理アプリケーション、または内視鏡や電気メス等の医療機器がいつ使用され、それらがいつ・どのように洗浄・殺菌されたか等を表示することができるトレーサビリティアプリケーション、または医療機器のメンテナンス情報を表示することができるメンテナンスアプリケーション、他のシステムとの連携させるためのシステム連携用アプリケーションがある。これらのアプリケーションは、タブレットPC20で起動しているアプリケーションのメインメニューから選択することができる。
本実施形態では、端末の起動をONした後のメインメニュー(図11参照)にて、各アプリケーションアイコン82(例えば、図11において、ボタンA,B,C,D,E,Fをそれぞれ押下すると、各ボタンに対応したアプリケーションが起動するようになっている)が使用者により選択されると、各アプリケーションに必要な各種情報(医療情報サーバ6から取得した情報及びS51−S54で取得した情報)が当該アプリケーションに取得され、それぞれの情報が関連付けられるようになっている。また、アプリケーションが起動された後に必要な情報を自動的に取得しても良い。
また、タブレットPC20では、関連付けられた情報を基に、手術時の内視鏡画像や、バイタルサイン測定データを追加し、ファイル化する(S56)。手術終了後に、そのファイルを医療情報サーバ6に転送し、手術データを蓄積、共有化させ、いつでも、どの端末からでもダウンロードし、閲覧することができる(S57)。
以上より、人や医療デバイスを識別するメモリにアクセスすることが可能なI/Fを持ち、部屋、時間を識別する情報を関連付けることが可能なプロトコル変換を提供することで、指定された用途ごとに効率よく医療デバイスのレコードが作成できる。また、別の表示手段をもつ端末等に閲覧/蓄積ができる。
<第3の実施の形態>
手術室内には、他社製の医療装置やシステムが多数存在する。当然、これらの装置は、通信I/Fやプロトコルが異なる為、同じ環境で制御することは出来ない。しかしながら、他方が通信相手のプロトコルをサポートすれば、通信制御をすることはできる。また、同じ自社製でも、どの部屋でも全て動作出来てしまうのも誤動作の原因となる。本実施形態では、他社プロトコルとのデータ変換を行なう一例、及び手術室内のネットワークに接続されている機器の制御許可を取得する一例を説明する。
図17は、本実施形態における、第3のプロトコルと第1または第2のプロトコルとの間の通信を説明するための図である。同図において、集中制御可能なタッチパネル33(例えば、ノートPC33a)やタブレットPC20などを自社製とする。また、看護室等で使用してきたモバイル端末PDAを23,特定医療デバイス(例えば、タブレットPC)を91とする。
医療データ通信変換装置22は、自社タッチパネル33,PDA23,タブレット20とは第3のプロトコルを用いてデータ通信を行なう。ここで通信されるデータは、「識別情報」、「端末ID」、「制御コマンド」、「機器識別データ」、「機器設定データ」である。
また、医療データ通信変換装置22は、気腹装置14などの医療機器とは第1のプロトコルを用いてデータ通信を行なう。ここで通信されるデータは、「機器識別ID」、「コマンド」、「設定データ」である。
また、医療データ通信変換装置22は、他社製医療機器91とは第2のプロトコルを用いてデータ通信を行なう。ここで通信されるデータは、「識別ID」、「データ」である。
なお、当然、第1及び第2の実施形態で説明したように、院内外の端末とデータ通信が行なうことができる構成になっている。
図18を用いて、第3の実施形態の作用を説明する。
図18は、本実施形態における新しい制御端末が追加されたときや各部屋で通信制御が可能かどうか認証するフローである。まず、PDA23やタブレットPC20等から通信要求、及びそれらの端末のIDが第3のプロトコルで医療データ通信変換装置22に送信される(S61)。
次に、医療データ通信変換装置22では通信要求をしている端末の認証を行なう(S62)。認証は、例えば、その端末が当該ネットワーク内の機器と通信可能なものであるか、かつ、要求情報に含まれる部屋IDと医療データ通信変換装置22を介して入ろうとしている手術室内のネットワークの部屋IDとが同じかにより判断する。
認証により正規の端末であると認められる場合(すなわち、その端末が当該ネットワーク内の機器と通信可能なものであり、かつ、部屋IDが同一であると受信した医療データ通信変換装置22が判断した場合)、医療データ通信変換装置22ではその端末からのコマンドを受信し、その端末の設定データを抽出して解析する(S64)。
そして、第1の実施形態で述べたように、プロトコル変換を行い、その解析した設定データに基づいて、第1のプロトコルにより所定機器の制御を行なう(S65)。
また、S62の認証により正規の端末であると認められない場合、その端末からの制御コマンドを受け付けない(S63)。
手術室内のネットワークへのアクセス許可の開始終了は、医療機器制御アプリケーションの起動と終了をトリガーにする。例えば、タブレットPC20を別の部屋に移動して使用する場合には、一度そのアプリケーションを終了させて、再起動させることで、アクセス許可の認証を行なうことができる。予め認証ボタンを用意しても良い。
認証許可の為の端末IDは、医療データ通信変換装置22で静的に予め登録しておいても良いし、医療情報サーバ6内で管理され、臨時最新の端末情報を更新して、当該情報を医療情報サーバ6から医療データ通信変換装置22へダウンロードできるよう動的に行なっても良い。
また、特定の使用者しか使用できないマスター端末または特定の人のみにアクセス許可を与えるアクセス制限が設定された端末は、どの部屋についても制御することが出きるよう医療情報データ通信変換装置22にそれを制御する設定手段を設けてもよい。具体的には、ナースセンターで集中管理している端末にそのアクセス権を付与して使用する。それ以外の端末では必ず認証を通さないと制御できないようにアクセス制限をかけることで、同時に2つの機器を制御してしまうような誤動作を発生させない。
また、アクセス許可方法として、所定のIDに対しライセンスファイルを送信し、所定のプログラムでそのライセンスファイルを認証させる方法等で実現する。
図19は、本実施形態における院内回線4から手術室内のネットワークにアクセスされる場合に各装置間で所定のデータが受け渡される説明図である。同図では、院内回線4からの第4,第5のプロトコルによるデータ通信を第3のプロトコルに変換してよいかを判別する。
まず、医療情報データ通信変換装置22は、院内回線4上の端末(タッチパネル33、PDA23、タブレット20)からは、第4または第5のプロトコルによるデータを受信する。データ通信変換装置22は、識別情報と端末IDとでフィルタリングを行なうことで、アクセス制限を行っている。例えば、予め登録された識別情報(例えば、部屋ID)及び端末IDと、通信要求している端末の識別情報(例えば、部屋ID)及び端末IDを照合する。そして、さらにフィルタリングにより、アクセス制限を行ってもよいし、または、セキュリティ向上のために外部からネットワーク内部のアドレスが分からないようにアドレス変換をしてもよい。また、アドレス変換を行ってもよい。
医療情報データ通信変換装置22と、サーバ、ネットワーク端末、又はDBテーブルとは第3のプロトコルに基づいて通信している。ここでは、第1の実施形態で述べたように、医療情報データ通信変換装置22は、受信データのヘッダ情報の「端末ID」より動作させる端末を識別し、その識別した端末宛てに「コマンド」及び「データ」を送る。
図20は、本実施形態における端末IDに基づいて、通信を確立するフローを示す。院内回線4からのアクセスに対し、医療情報データ通信変換装置22は医療情報サーバ6に登録されている端末IDを取得する(S71)。
医療情報データ通信変換装置22は、その取得した端末IDに基づいて、現在アクセスしている端末が通信可能な端末かどうかを判別する(S72)。S72で、現在アクセスしている端末がセキュリティ上問題がある不明な端末と判断されれば、アクセス不可とし、例えば表示パネル36に不正な端末からアクセスがあった旨を警告表示させる(S73)。S72で、現在アクセスしている端末がアクセス可能な端末と判断されれば、当該端末に通信許可を与える(S74)。
以上より、手術室、検査室、看護室の部屋を跨いでも安全に端末を医療機器の制御に使用することができる。また、他社製端末の場合も、アクセス認証で許可を与えることで、制御端末になることもできるようになる。
<第4の実施の形態>
内視鏡下外科手術(腹腔内や関節、膀胱などへ腹腔鏡などの内視鏡を入れて、その内視鏡で病変部を見ながら行う手術)では、滅菌域、非滅菌域に分かれており、プロセッサ、光源、気腹装置、治療器、記録装置など複数の周辺装置を操作する必要があった。
一方、内視鏡検査室では、内視鏡検査画像や、患者ID、日付等の検査情報を利用したレポートシステムが望まれている。また、病院内では、医療材料の流れや、ドクター、ナースの医療行為のトレース望まれていた。それらに求められる技術は医療機器、画像ユニット、医療材料との通信変換であるが、求められる場所の違いにより実現構成が異なってしまい、同じ技術を使い回すことが出来なかった。
本実施形態では、共通する通信部分をモジュール化することで、用途に応じて通信形態を可変にし、最上位から最下位までのシステムを連携させることについて説明する。
図21は、本実施形態における医療情報データ通信変換装置の内部構成を示す。同図は、コネクタモジュール105と、第1の通信変換モジュール106と、第2の通信変換モジュール107とから構成されている。コネクタ基板105は、RS−232CやUSB,CANといった所定の規格化されたコネクタ群109に対応できる為に別モジュール構成にしている。
コネクタ108は、第1の通信モジュール106とコネクタモジュール105とを接続している。通信コントローラ110,111は、FPGA(Field Programmable Gate Array)のようなカスタマイズ可能なチップになっており、所定のプログラムをロジックに変換し、書き込むことができる。このようにすることで、通信制御及びバッファリングが実現でき、第1の通信変換モジュール105側はハードを変更することなく使用できる。
コネクタ群109は、RS−232CもしくはUSBコネクタを持つ機器と接続するためのものである。
またデータ形式もアドレスバス/データバスであれば、モジュール両面にコネクタを配置することで、各種用途に応じた基板を例えば3層、4層等に拡張することができる。
次に、カードI/F112は、PCMCIA、CFカード、SDカードといったカードI/F用スロットであり、無線や、CANといった通信I/Fを拡張できる。前述の手術室内の第3のプロトコルの回線は、コネクタ113で構成する。114は電源コネクタを表す。
第2の通信変換モジュール107は、第3のプロトコルで通信可能な複数のコネクタ116がある。コネクタ116のうちの1つ116aとコネクタ113とはケーブル118で接続されており、このコネクタ間は第3のプロトコルを共通I/Fとしている。また、コネクタ116bは院内回線4と接続されている。これにより、第1の通信モジュール105内で制御可能な通信I/F116は、院内回線4との橋渡しを構成している。
また、第2のカードI/F115は、前記の第1のカードスロット112と同様に、無線、CANといった拡張にも使えるし、例えば、ストレージカードといった用途にも使用できる。
本発明の第4の実施形態の作用を説明する。
図22は、図21のコネクタモジュール105と第1の通信モジュール106との間に第3のモジュール119を挿入した状態を示す。第3の通信モジュール119は、コネクタモジュール105の両面コネクタ121と第3の通信モジュール119の両面コネクタ108aと、第1の通信モジュール106の両面コネクタ108bと第3の通信モジュール119の両面コネクタ108aとにより接続されている。このように、図21と比べ、第3の通信モジュールが拡張され、それらが筐体120に格納される構成を示している。
図22のように、院内回線4と通信を担う第2のモジュール107をベースに、第1の通信モジュール106に応じたコネクタ基板105を接続する。また必要に応じて、第3の通信モジュール119を追加し、所望の通信I/Fを自在に拡張できる。それらをベースとなる第2の通信モジュール107と接続され、筐体120に組み込むことで、どのような通信形態でも変換でき、所望の制御端末や被制御機器となる複数の医療機器と連携することができる。
以上より、1つの筐体で、用途に応じた増設基板を組み合わせることで、異なるシステムを構築できる。
<第5の実施の形態>
本発明の第5の実施形態を説明する。構成は、第1の実施形態と同じであるため、作用のみ説明する。第2のプロトコルで、術前に使用予定の医療材料や薬品のIDデータを読み取る。読み込みを終了し、術前の準備が完了したら、手術に使用予定のID一覧に対応する最新の添付文書や、注意事項データを第5のプロトコルで、医療材料DBや医療薬品DBよりダウンロードさせる。ダウンロードデータは、所定の端末で閲覧可能であり、手術での使用前に、使用材料、及び薬品に間違いがないか、または最新の取扱注意事項が確実に確認できるため、安全な手術、処置ができる。
また、第1〜第5の実施形態により、HISのようなネットワークを活用して患者情報を含む医療情報の効率よい管理を行なうシステムと、それと同じインフラを使って手術室内の複数の医療デバイスと通信し、医療デバイスのアクセスし易さを向上するシステムとの間でデータ転送の橋渡しを実現することで、手術室と病院内、さらには院外との医療情報のやり取りが安全かつシームレスに実現できる。第1〜第5の実施の形態のネットワークI/Fの組み合わせは、CAN,LAN,IEEE1394(HAVr),Bluetooth(Echonet),HomePNA,UWBなどの有線、無線に限ったものでない。また、RS232C,USB等のように1対1のシリアル通信でも同様の効果を得ることができる。
第1の実施形態における内視鏡手術システムのレイアウトを示す図である。 図1のシステム内の通信接続状態を示す図である。 第1の実施形態における医療データ通信変換装置のレイアウトを示す図である。 第1の実施形態における医療データ通信変換装置22内部のハード構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における医療情報サーバ6上から取得したデータを医療データ通信変換装置22を経由してそのデータを医療機器に転送するフローチャート(その1)である。 第1の実施形態における医療情報サーバ6上から取得したデータを医療データ通信変換装置22を経由してそのデータを医療機器に転送するフローチャート(その2)である。 第1の実施形態における医療データ通信変換装置22による第3のプロトコル形式から第1のプロトコル形式へのデータ変換のフロー(その1)を示す。 第1の実施形態における医療データ通信変換装置22による第3のプロトコル形式から第1のプロトコル形式へのデータ変換のフロー(その2)を示す。 第1の実施形態における医療機器を操作する端末間でのデータを送受信するフローチャートである。 第1の実施形態における外部ネットワークからのアクセス制限を設定するフローチャートである。 PDA23の画面レイアウトを示す図である。 タブレットPC20を示す図である。 症例スケジュール画面66を示す図である。 内視鏡画像とともに患者情報を表示させている画面67を示す図である。 気腹装置14の操作コマンド及び測定値表示画面69を示す図である。 第2の実施形態における患者情報等を取得してファイル化するフローを示す図である。 第3の実施形態におけるそれぞれのプロトコルを介して通信される機器群の一例を示す図である。 第3の実施形態における新しい制御端末が追加されたときや各部屋で通信制御が可能かどうか認証するフローである。 第3の実施形態における本実施形態における院内回線4から手術室内のネットワークにアクセスされる場合に各装置間で所定のデータが受け渡される説明図である。 第3の実施形態における端末IDに基づいて、通信を確立するフローを示す図である。 第4の実施形態における医療情報データ通信変換装置の内部構成を示す図である。 図21のコネクタモジュール75と第1の通信モジュール76との間に第3のモジュールを挿入した状態を示す図である。
符号の説明
1 手術室
2 第1の内視鏡トロリー
3 第2の内視鏡トロリー
4 院内回線
5 制御端末管理サーバ
6 医療情報サーバ
7 ファイヤーウォール
8 電気メス
9 第1のモジュール
10 第2のモジュール
11 内視鏡モニタ
13 電気メス装置
14 気腹装置
15 内視鏡用光源装置
16 内視鏡用カメラ装置
17 ビデオテープレコーダ
18 ガスボンベ
19 患者ベッド
20 タブレットPC
22(22a,22b) 医療データ通信変換装置
23 PDA
24 マイク
25 他のシステム端末
26 内視鏡光源装置
27 内視鏡カメラ装置
30 患者
31 第1の内視鏡
32 第2の内視鏡
33 集中操作パネル
33a ノートPC
35 内視鏡モニタ
36,36−1 集中表示パネル
37 通信I/F(1)
38 通信I/F(2)
39(39a,39b) 通信I/F(3)
40 通信I/F(4)
41 通信I/F(5)
42 通信I/F(6)
43 第1のプロトコルで規定されたネットワーク
44 第2のプロトコルで規定されたネットワーク
45 第3のプロトコルで規定されたネットワーク
46 第4のプロトコルで規定されたネットワーク
47 第5のプロトコルで規定されたネットワーク
49 無線アダプタ
50 電源スイッチ
51 ポートステータスLED
52 I/F(4)またはI/F(5)用コネクタ
53 (53a,53b,53c,53d,53e) コネクタ
54 第1のカードスロット
55 I/F(2)コネクタ
56 I/F(3)コネクタ
57 第2のカードスロット
58 制御部
58a メンテナンスI/F
59 プログラム格納用メモリ
60 データ格納用バックアップメモリ
61 ワークメモリ
62 カードスロット
63 拡張IF
64 通信変換部
67 通信コントローラ部分
68 アドレスデータバス
69 制御部
69a メンテナンスI/F
70 プログラム格納用メモリ
71 データ格納用バックアップメモリ
72 ワークメモリ
73 スイッチ
74 スロット(カードI/F)
75 拡張カードIF
76 通信コントローラ部分
77 アドレスバス/データバス
78 バス
105 コネクタモジュール(コネクタ基板)
106 第1の通信変換モジュール
107 第2の通信変換モジュール
108 コネクタ
109 コネクタ群
110,111 通信コントローラ
112 カードI/F
113 コネクタ
114 電源コネクタ
116 コネクタ
118 ケーブル
117 院内回線
119 第3の通信モジュール
120 筐体
121 両面コネクタ




Claims (7)

  1. 複数の医療機器と通信して、該各医療機器の設定状態と稼動状態に関する医療機器状態情報を送受信するための通信インターフェースである第1のインターフェースと、
    前記医療機器状態情報を表示させて編集できる複数の端末と通信して、該医療機器状態情報を送受信するための通信インターフェースである第3のインターフェースと、
    医療施設の内外のネットワークと接続するための通信インターフェースである第4のインターフェースと、
    前記第1、第3、及び第4のインターフェースのうち少なくともいずれか2つのインターフェース間でデータ転送を行なう場合に、該2つのインターフェースのうち一方のインターフェースの通信プロトコルを、他方のインターフェースの通信プロトコルに変換するプロトコル変換手段と、
    を備えることを特徴とする医療機器制御装置。
  2. 前記医療機器制御装置は、さらに、
    医療材料を識別する個体情報を送受信するための通信インターフェースである第2のインターフェース
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の医療機器制御装置。
  3. 前記医療機器制御装置は、前記第3のインターフェースに接続される前記各端末が所定のアプリケーションプログラムにより稼動する場合は、前記医療機器状態情報が該各端末間で同期させるように、常時前記各端末と通信を行なうことを特徴とする請求項1記載の医療機器制御装置。
  4. 前記プロトコル変換手段は、
    前記一方のインターフェースを介して受信した情報から該受信情報の送信先の機器の属するネットワークの通信プロトコルである送信先プロトコルを判別するプロトコル判別手段と、
    前記受信した情報から送信先の機器および該機器へ送信する情報に関する送信先関連情報を解析する送信情報解析手段と、
    前記送信情報解析手段により解析された前記送信先関連情報を、前記送信先プロトコルを用いて、送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の医療機器制御装置。
  5. 前記医療機器制御装置は、さらに、
    前記第4のインターフェースを介したネットワークに接続されている外部端末からのアクセスを制御するセキュリティ制御手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載の医療機器制御装置。
  6. 前記セキュリティ制御手段は、アクセス制限機能、フィルタリング機能、セキュリティ機能、及び動的アドレス変換機能のうち少なくともいずれか1つを機能させることを特徴とする請求項5記載の医療機器制御装置。
  7. 複数の機器間で通信するための複数の通信インターフェースを備え、該インターフェースのうち少なくともいずれか2つのインターフェース間でデータ転送を行なう場合に、該2つのインターフェースのうち一方のインターフェースの通信プロトコルを、他方のインターフェースの通信プロトコルに変換するプロトコル変換装置であって、
    前記一方のインターフェースを介して受信した情報から該受信情報の送信先の前記機器の属するネットワークの通信プロトコルである送信先プロトコルを判別するプロトコル判別手段と、
    前記受信した情報から送信先の前記機器および該機器へ送信する情報に関する送信先関連情報を解析する送信情報解析手段と、
    前記送信情報解析手段により解析された前記送信先関連情報を、前記送信先プロトコルを用いて、送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とするプロトコル変換装置。


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