JP2014149365A - 搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な記録媒体の搬送性を確保すると共に、記録媒体への水滴の付着を防いで画像不良等の不具合の発生を防止する。
【解決手段】定着装置20に対して記録用紙Pの搬送方向下流側に設けられ、記録用紙Pの搬送をガイドする搬送装置であって、記録用紙Pの両面側に設けられる一対のガイド部材を有し、少なくとも一方のガイド部材27,30は、該ガイド部材上に搬送方向に沿って設けられ、搬送方向に直交する記録用紙Pの幅方向に所定の肉厚を有した凸形状である通紙リブ35と、該通紙リブ35上に設けられ、幅方向において該通紙リブ35以下の肉厚を有した凸形状である薄肉通紙リブ32と、を有し、薄肉通紙リブ32は、該薄肉通紙リブ32のリブ高さが高い箇所から、搬送方向上流側に向かうにつれて、該薄肉通紙リブ32の肉厚が厚くなるとともに、該薄肉通紙リブ32のリブ高さが通紙リブ35の高さまで低くなる形状を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、搬送装置および画像形成装置に関する。さらに詳述すると、熱と圧力により記録媒体にトナーを定着させる定着装置に対し、記録媒体の搬送方向下流側に設けられる搬送装置および該搬送装置を備えた画像形成装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置として、電子写真方式を利用した画像形成装置が種々考案されており公知技術となっている。その画像形成プロセスは、像担持体である感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、感光ドラム上の静電潜像を現像剤であるトナー等によって現像して可視像化し、現像された画像を転写装置により記録媒体(記録用紙、用紙ともいう)に転写して画像を担持させ、圧力や熱等を用いる定着装置によって記録紙上のトナー画像を定着する過程により成立している。
定着装置では、対向するローラもしくはベルトもしくはそれらの組み合わせにより構成された定着部材及び加圧部材が当接してニップ部を形成するように配置されており、該ニップ部に記録紙を挟みこみ、熱および圧力を加え、トナー像を記録紙上に定着することを行っている。
例えば、ハロゲンヒータ等の加熱手段によって加熱される定着ローラと、これに接触して定着ニップを形成する加圧ローラとを備え、定着処理を行う場合は、ニップ部に記録媒体を通過させて、記録媒体を加熱及び加圧し、記録媒体に担持されたトナー画像を加熱溶融させて定着させる定着装置が知られている。
このような画像形成装置については、近年、消費電力の低減およびファーストプリントタイム短縮の市場要望が強い。この要望を満たすために、電源オン時もしくはスリープ状態からの復帰時において、定着ローラの表面温度を印刷可能な温度まで到達させるまでの昇温時間を短縮することがなされている。
しかしながら、定着ローラが所定の温度に達していても、周囲の記録媒体の搬送装置である搬送ガイド等の部材は、十分に暖まっていないため、定着ローラ周辺の暖まった雰囲気が流入すると、その表面に水滴(結露水)が付着する。このように、水滴が搬送ガイド等に付着すると、この水滴が搬送される記録媒体上に付着し、画像欠損等の不具合が生じるという問題が知られている。
この定着装置の搬送方向下流側に配設された搬送ガイドに付着する水滴に対して、搬送ガイドの形状や材質を改良することで対応することが提案されている。
例えば、特許文献1には、排紙ガイドリブを、リブ根本部を太く、かつリブ先端部を細くする多段形状にし、加えて細くしたリブ先端部のシート材との接触部のみを太くする構成として、結露によるシート材への水滴付着を低減し、排紙ガイドからの水滴の落下を防止することができる加熱装置が開示されている。
また、特許文献2には、トナー像を加熱溶融して用紙に定着する定着部と、定着部から排紙部に向かって用紙を案内する案内部とを備え、案内部は、用紙案内方向に沿って複数個並列する凸部を用紙接触側の先端部に設けることにより、その用紙接触側面が凹凸面で形成することで、案内部の形状を用紙搬送方向に凸凹として、水滴の付着した案内部と用紙との接触面積を縮小する定着装置が開示されている。
さらに、特許文献3には、ガイド手段におけるシート材のガイド面をフィルム(低熱容量部材)で形成したシート材搬送装置が開示されている。また、特許文献4には、ガイド部材を、ガイド本体と、記録シートが接触するガイド板とによって構成し、ガイド板をガイド本体よりも熱伝導率の高い材料によって構成した画像形成装置が開示されている。特許文献3,4では、搬送ガイドを温まりやすくすることにより、搬送ガイドに付着した水滴を乾き易くしている。
しかしながら、特許文献1のように、薄肉の排紙ガイドリブの必要な剛性を確保しながら、排紙ガイドリブの高さを高くすることは困難である。このため、排紙ガイドリブの根元に溜まった水滴と用紙との十分な距離を確保することができずに、結果的に水滴が用紙に付着してしまうことが考えられる。また、特許文献1では先端部の磨耗を防止するために、凸形状の先端部を部分的に広くすることも提案されているが、このように先端部を広くすることは、水滴対策としての効果を失うことに繋がってしまう。
また、定着装置から排出されてくる用紙の先端部は、その挙動が不安定となっていることが多い。このため、特許文献2のような構成では、凹部に用紙先端が引っかかることによる用紙ジャムが発生し、安定した用紙搬送性能を確保できないという課題があった。
また、特許文献3,4のように搬送ガイドの部材を複数の材質としたり、特殊な材質を使用したりする構成では、搬送装置のコストが高くなるという課題があった。
このように従来の定着装置の搬送方向下流側に配設される記録媒体の搬送装置での水滴対策は、いずれも課題を残していた。
そこで本発明は、十分な記録媒体の搬送性を確保すると共に、記録媒体への水滴の付着を防いで画像不良等の不具合の発生を防止することができる搬送装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る搬送装置は、定着装置に対して記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、記録媒体の搬送をガイドする搬送装置であって、記録媒体の両面側に設けられる一対のガイド部材を有し、少なくとも一方のガイド部材は、該ガイド部材上に搬送方向に沿って設けられ、搬送方向に直交する記録媒体の幅方向に所定の肉厚を有した凸形状である通紙リブと、該通紙リブ上に設けられ、幅方向において該通紙リブ以下の肉厚を有した凸形状である薄肉通紙リブと、を有し、前記薄肉通紙リブは、該薄肉通紙リブのリブ高さが高い箇所から、搬送方向上流側に向かうにつれて、該薄肉通紙リブの肉厚が厚くなるとともに、該薄肉通紙リブの高さが前記通紙リブの高さまで低くなる形状を有するものである。
本発明によれば、十分な記録媒体の搬送性を確保すると共に、記録媒体への水滴の付着を防いで画像不良等の不具合の発生を防止することができる。
画像形成装置の一実施形態を示す断面図である。 定着装置および搬送装置の基本構成を説明する概略構成図である。 定着装置および薄肉通紙リブを設けた搬送装置の構成を説明する概略構成図である。 薄肉通紙リブが設けられた排紙ガイドの拡大構成図である。 排紙ガイドの通紙リブにおける薄肉通紙リブの配設例を示す模式図である。 (A)薄肉通紙リブを設けた搬送装置の構成を説明する概略構成図、(B)ロ−ロ断面からの搬送経路の模式図である。
以下、本発明に係る構成を図1から図6に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係る搬送装置は、定着装置(定着装置20)に対して記録媒体(記録用紙P)の搬送方向下流側に設けられ、記録媒体の搬送をガイドする搬送装置(排紙ガイド27,28,29、両面ガイド30)であって、記録媒体の両面側に設けられる一対のガイド部材を有し、少なくとも一方のガイド部材は、該ガイド部材上に搬送方向に沿って設けられ、搬送方向に直交する記録媒体の幅方向に所定の肉厚を有した凸形状である通紙リブ(通紙リブ35)と、該通紙リブ上に設けられ、幅方向において該通紙リブ以下の肉厚を有した凸形状である薄肉通紙リブ(薄肉通紙リブ32)と、を有し、薄肉通紙リブは、該薄肉通紙リブのリブ高さが高い箇所から、搬送方向上流側に向かうにつれて、該薄肉通紙リブの肉厚が厚くなるとともに、該薄肉通紙リブのリブ高さが通紙リブの高さまで低くなる形状を有するものである。なお、括弧内は本実施形態での符号、適用例を示す。
(画像形成装置)
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態であるカラー画像形成装置の全体構成を説明する概略構成図である。図1を参照して、この画像形成装置の内部構成の概要及び動作について説明する。
画像形成装置は、画像形成装置本体100に対して着脱可能に構成された4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを備えている。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、感光体(潜像担持体)としての感光体ドラム2と、感光体ドラム2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体ドラム2の表面にトナー(現像剤)を供給する現像手段としての現像装置4と感光体ドラム2の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード5を備えている。なお、図1では、イエローのプロセスユニット1Yが備える感光体ドラム2、帯電ローラ3、現像装置4、クリーニングブレード5のみに符号を付しており、その他のプロセスユニット1C,1M,1Bkにおいては符号を省略している。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの上方には、感光体ドラム2の表面を露光する露光手段(静電潜像形成手段)としての露光装置6が配置されている。一方、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの下方には転写装置7が配設されている。転写装置7は転写体としての無端状ベルトから構成される中間転写ベルト8を有する。中間転写ベルト8は、駆動ローラ9及び従動ローラ10に張架され、図の矢印の方向に回転(周回走行)可能に構成されている。
4つの感光体ドラム2に対向した位置に、一次転写手段として4つの一次転写ローラ11が配置されている。各一次転写ローラ11はそれぞれの位置で中間転写ベルト8の内周面を押圧しており、中間転写ベルト8の押圧された部分と各感光体ドラム2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。また、駆動ローラ9に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配置されている。この二次転写ローラ12は中間転写ベルト8の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト8とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。
また、中間転写ベルト8の図の右端側の外周面には、中間転写ベルト8の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置13が配置されている。このベルトクリーニング装置13から伸びた図示しない廃トナー移送ホースは、転写装置7の下方に配置された廃トナー収容器14の入り口部に接続されている。
画像形成装置本体100の下部には、記録媒体としての記録用紙Pを収容した用紙トレイ15や用紙トレイ15から記録用紙Pを搬出する給紙ローラ16等が設けてある。一方、画像形成装置本体100の上部には、記録用紙を外部に排出するための一対の排紙ローラ17と排出された記録媒体をストックするための排紙トレイ18とが配置されている。
また、画像形成装置本体100内には、下部の用紙トレイ15から上部の排紙トレイ18へ記録用紙を案内するための搬送経路R1及び両面印刷の反転動作をするための搬送経路R2が形成されている。
搬送経路R1において給紙ローラ16から二次転写ローラ12に至る途中には、一対のレジストローラ19が配設されている。また、二次転写ローラ12から排紙ローラ17に至る途中に、記録用紙P上の画像を定着させるための定着装置20を配設している。
この定着装置20は、加熱源によって加熱される定着部材としての定着ローラ21と、その定着ローラ21に接触して定着ニップを形成する対向部材としての加圧ローラ22と、定着ローラ21から記録用紙を分離させる分離部材23等を有する。
搬送経路R2は、両面印刷時に用紙反転するための経路である。搬送経路R1にて、記録用紙Pが搬送され、記録用紙Pの後端部が分岐点24を通過した直後に、記録用紙Pの後端が用紙剛性により搬送経路R2方向に跳ね上がる。記録用紙Pの後端部が排紙ローラ17に到達する前に排紙ローラ17が逆転し、記録用紙Pは搬送経路R2へと導かれ、記録用紙Pの表裏が入れ替わり、搬送経路R1と合流し、記録用紙Pの裏面を印刷する。
次に、画像形成装置の基本動作について説明する。作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体ドラム2が図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体ドラム2の表面が帯電ローラ3によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された感光体ドラム2の表面には露光装置6からレーザー光がそれぞれ照射されて、それぞれの感光体ドラム2の表面には静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム2に露光する画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンダ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体ドラム2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像(現像剤像)として可視像化される。
また、駆動ローラ9が図の反時計回りに回転駆動されることにより、中間転写ベルト8が図の矢印で示す方向に走行駆動される。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆特性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、各一次転写ローラ11と各感光体ドラム2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。
そして各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体ドラム2に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト8上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト8はその表面にフルカラーのトナー像を担持する。
また、上記トナー画像が転写された後の各感光体ドラム2の表面に付着する残留トナーは、クリーニングブレード5によって除去され、次いで、その表面が図示していない徐電装置によって徐電作用を受け、その表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
また、作像動作が開始されると、画像形成装置の下部では、給紙ローラ16が回転駆動することによって、用紙トレイ15に収容された記録用紙Pが搬送経路Rに送り出される。
搬送経路R1に送り出された記録用紙Pは、レジストローラ19によってタイミングを計られて、二次転写ローラ12とそれに対向する駆動ローラ9との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ12に、中間転写ベルト8上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、二次転写ニップに形成された転写電界によって中間転写ベルト8上のトナー画像が記録用紙P上に一括して転写される。
トナー画像が転写された記録用紙Pは定着装置20へと搬送され、定着ローラ21と加圧ローラ22によって記録用紙Pが加熱及び加圧されてトナー画像が定着される。トナー画像が定着された記録用紙Pは、分離部材23によって定着ローラ21から分離され、排紙ローラ17によって排紙トレイ18へと排出される。また、転写後の中間転写ベルト8上に残留するトナーは、ベルトクリーニング装置13によって除去され、除去されたトナーは廃トナー収容器14へ搬送され回収される。
以上の説明は、記録用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つの各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
(定着装置および搬送装置)
図2は定着装置20と、定着装置20の記録媒体の搬送方向下流側に配設された搬送装置(排紙ガイド27,28,29、両面ガイド30)の基本構成を説明する概略構成図(断面図)である。
記録用紙Pは定着ローラ21と加圧ローラ22により挟持されて画像を定着し、加圧ローラ側出口ガイド25、定着ローラ側出口ガイド26、排紙ガイドa27、排紙ガイドb28、排紙ガイドc29、両面ガイド30によりガイドされながら搬送経路R1を進み、排紙ローラ17に到達し、排紙トレイ18へと排出される。なお、以下、定着装置20の搬送方向下流側に設けられたガイド部材を総称して搬送ガイドともいう。
図2に示すように、排紙ガイド27,28,29および両面ガイド30には、搬送方向に沿って、搬送方向に直交する記録媒体の幅方向に所定の肉厚を有した凸形状である通紙リブ35が設けられている。通紙リブ35は、搬送方向の略全域に沿って設けられるとともに、記録媒体の幅方向において所定の間隔をあけて複数箇所設けられている。
また、両面印刷時において記録用紙Pを反転する場合は、搬送経路R1にて、記録用紙Pが搬送され、記録用紙Pの後端部が分岐点24を通過した直後に、記録用紙Pの後端が用紙剛性により搬送経路R2方向に跳ね上がる。また、記録用紙Pの後端部が排紙ローラ17に到達する前に排紙ローラ17が逆転し、記録用紙Pは排紙ガイドc29、排紙ガイドa27、および両面ガイド30にガイドされながら搬送経路R2を図中の矢印の方向に搬送されて、記録用紙Pの表裏が入れ替わり、搬送経路R1と合流し、記録用紙Pの裏面を印刷する。
図中に示す水滴31は、電源オン時もしくはスリープ状態からの復帰時に搬送ガイドに顕著に水滴付着した箇所を示している。ここで、排紙ガイドa27と、両面ガイド30に顕著に水滴31が付着している理由は、電源オン時もしくはスリープ状態からの復帰時は、定着ローラ21内部に配設されている熱源であるヒータランプ34により定着ローラ21が加熱されるが、周囲の搬送ガイドが十分に暖まっていないため、定着ローラ21周辺の暖まった雰囲気が流入かつ滞留したためである。
[薄肉通紙リブの構成]
図3は定着装置20と、定着装置20の搬送方向下流側に配設された本実施形態に係る搬送装置(排紙ガイド27,28,29、両面ガイド30)の構成を説明する概略構成図(断面図)である。また、図4は薄肉通紙リブ32cが設けられた箇所の搬送ガイドa27を、搬送方向上流側から見た際の詳細形状を示す模式図を示す。
図3および図4に示すように、本実施形態に係る搬送装置の搬送ガイドは、通紙リブ35上に設けられ、幅方向において通紙リブ35以下の肉厚を有した凸形状である薄肉通紙リブ32を有している。
薄肉通紙リブ32は、電源オン時もしくはスリープ状態からの復帰時に、顕著に水滴31が付着した箇所に設けられることが好ましい。図3は、図2に示した電源オンもしくはスリープ状態からの復帰時に、顕著に水滴31が付着した箇所である排紙ガイドa27および両面ガイド30に薄肉通紙リブ32a,32b,32c,32d,32eを配設した例を示している。
なお、図3の例では、通紙リブ35は、排紙ガイド27,28,29、両面ガイド30の搬送方向の略全域に設けられているが、薄肉通紙リブ32を設けない搬送ガイドでは、通紙リブ35を設けることは必須ではない。例えば、排紙ガイドb28および排紙ガイドc29では通紙リブ35を設けないものであっても良いし、また、排紙ガイドa、両面ガイド30において搬送方向の全域に亘り通紙リブ35を設けることは必須ではない。
図4に示すように、薄肉通紙リブ32cは、排紙ガイドa27上に設けられた通紙リブ35上に配設されている。なお、ここでは、薄肉通紙リブ32cを例に説明するが、他の薄肉通紙リブ32についても同様に構成されるものである。
薄肉通紙リブ32cはその全体が、幅方向において通紙リブ35以下の肉厚を有した凸形状となっている。また、図4に示すように、薄肉通紙リブ32cは、該薄肉通紙リブ32cのリブ高さが高い箇所から、搬送方向上流側に向かうにつれて、該薄肉通紙リブ32cの肉厚が厚くなるとともに、該薄肉通紙リブ32cのリブ高さが通紙リブ35の高さまで低くなる形状を有している。
図4を参照して具体的に説明する。図4に示す薄肉通紙リブ32cの最も薄い肉厚となる箇所(最薄部)は図中に示すaとなる。また、このaに示す部分が、薄肉通紙リブ32cのリブ高さが最も高くなる箇所となっている。
また、搬送方向上流側に戻るにつれて、薄肉通紙リブ32cの肉厚が厚くなると同時に、薄肉通紙リブ32cのリブ高さが通紙リブ35の高さまで低くなる形状を有している。薄肉通紙リブ32cの最も厚い肉厚は図中に示すbとなり、この部分(最厚部)での高さは通紙リブ35の高さと同等となる(薄肉通紙リブ32cの形成開始位置となる)。すなわち、薄肉通紙リブ32cの肉厚は図中の距離Lの区間において、最薄部aから最厚部bへと厚くなっている。
ここで、最薄部aから搬送方向の下流側へ向けては、薄肉通紙リブ32cのリブ高さが低くなっていき、通紙リブ35の高さまで低くなるものであればよい。この際、最薄部aから搬送方向の下流側の肉厚は特に限られるものではなく、最薄部aの薄い肉厚のままであっても、上流側と同様に徐々に厚みを増していく形状であっても良い。
また、図3に示す薄肉通紙リブ32eのように、最薄部aが搬送方向下流にかけて所定範囲に亘って形成された後に、通紙リブ35の高さまで低くなるものであっても良い。
ここで、電源オン時もしくはスリープ状態からの復帰時においては、排紙ガイドa27や通紙リブ35に水滴31が付着する。また、薄肉通紙リブ32cの先端部(頂部)は、排紙ガイドa27や通紙リブ35の先端部に比べて、狭い範囲となっているため、水滴31に比べ、量の少ない水滴である微量水滴33が付着することがある。
しかしながら、薄肉通紙リブ32cの先端部に微量水滴33が付着していたとしても、薄肉通紙リブ32cは、通紙リブ35や排紙ガイド27aに対して体積が小さい。このため、熱容量が小さく暖まり易いため、通常は記録用紙Pが搬送されてくる前に乾いてしまうか、仮に記録用紙Pに微量水滴33が転写されたとしても、記録用紙Pの搬送中に乾いてしまうため、微量水滴33の付着に起因する画像欠損等の不具合が発生することはない。
また、薄肉通紙リブ32cの最薄部aから最厚部bまでの区間は搬送方向上流側から搬送されてきた記録用紙Pの用紙先端部が接触する範囲となっている。本実施形態の薄肉通紙リブ32cは、最薄部aから最厚部bにかけて肉厚が厚くなっているため、用紙打痕等の障害が発生するリスクが低い。
また、薄肉通紙リブ32cのリブ高さは、最薄部aから最厚部bにかけて通紙リブ35の高さにまで低くなっているため、最薄部aから最厚部bまでの区間における用紙の接触は、用紙の先端部に限定される。このため、薄肉通紙リブ32cによる水滴に対する効果に大きな悪影響を与えない。
さらに、薄肉通紙リブ32cは、部分的に肉厚となっているため、リブの剛性不足による折れや、記録用紙Pの先端部によるリブの削れ等の障害を回避することができる。
なお、薄肉通紙リブ32、通紙リブ35および搬送ガイド(排紙ガイド27,28,29、両面ガイド30)は、全て同一材料で形成することが好ましい。例えば、プラスチック成型品とすることができる。このように全て同一材料で構成することで、低コスト化を図ることができる。
[薄肉通紙リブの配設]
次に、搬送ガイドや通紙リブ35に対する薄肉通紙リブ32の好適な配設量について説明する。搬送ガイドや通紙リブ35に対する薄肉通紙リブ32の配設量が少なすぎると、水滴31の記録用紙Pへの付着を防ぐことが難しい。一方で、搬送ガイドや通紙リブ35に対する薄肉通紙リブ32の配設量が多すぎると、薄肉通紙リブ32への記録用紙Pの当接角は、通紙リブ35に対する記録用紙Pの当接角よりも大きくなるため、用紙ジャム等の発生するリスクが高まることとなる。
図5に排紙ガイドa27を搬送経路R2側から見た場合における通紙リブ35と薄肉通紙リブ32の配設例を示す。ここでは、排紙ガイドa27の搬送方向の全域に亘り通紙リブ35が設けられている。図5を参照して、通紙リブ35に対する薄肉通紙リブ32の適当な配設量について説明する。なお、図5では、通紙リブ35の先端部を直線として図示している。
前提として、薄肉通紙リブ32は、水滴付着量が多い箇所に配設される。排紙ガイドa27には、幅方向に所定の間隔で通紙リブ35が14本配設されている。
図5に示す例では、14本の通紙リブ35のうち8本に対して薄肉通紙リブ32が配設されている。したがって、薄肉通紙リブ32が設けられる割合は、通紙リブ35の配列数に対し、約57%(=8/14)となっている。
本願発明者らが、実機を用いた確認評価をおこなったところ、この通紙リブ35の配列数に対する薄肉通紙リブ32を配設する割合は、30%〜70%の範囲であることが好ましいことが確認できた。
また、本願発明者らが、実機を用いた確認評価をおこなったところ、各通紙リブ35に対する薄肉通紙リブ32の配設量は、搬送方向の全輪郭(長さ)のうち、50%以下であることが好ましいことを確認した。図5に示す例においては、配設量の多い左から6番目と9番目の通紙リブ35においても凡そ30%となっている。
また、図5において示される搬送基準線37は、記録用紙Pの幅方向における中央部を通り搬送方向に沿った基準線(記録用紙Pの幅方向の中心位置)を示している。ここで、薄肉通紙リブ32は、図5に示す例のように、搬送基準線37に対し対称となる位置に配置されることが好ましい。このようにすることで、記録用紙Pの排紙ガイドa27に対する搬送負荷が左右均等となり、記録用紙Pの蛇行のリスクを低減させることができる。
次に、記録用紙Pの搬送方向に複数配設された薄肉通紙リブ32のうち、ハ、ニ、ホを例にして薄肉通紙リブ32の最薄部a、最厚部b、距離Lの関係について説明する。図4に示したように、薄肉通紙リブ32の肉厚の最薄部をa、薄肉通紙リブの肉厚の最厚部をb、搬送方向における最薄部と最厚部との距離をLとした場合、(b−a)/Lの値は、搬送方向に複数点在する薄肉通紙リブ32のうち、搬送方向上流側に設けられた薄肉通紙リブ32の方が、搬送方向下流側に設けられた薄肉通紙リブ32よりも大きくなることが好ましい。
すなわち、図5の例では、(b−a)/Lの値が、ハ>ニ>ホの関係となることが好ましい。これは、以下の理由による。
先ず、(b−a)/Lの値が大きくなるということは、仮に、距離Lおよび最薄部aの値が一定とすると、最厚部bの値が大きくなることを意味する。最厚部bの値が大きいということは、用紙先端部の薄肉通紙リブ32による打痕等のダメージに対して余裕度があることを意味する。なお、水滴に対する効果は肉厚になる分減少する。
また、一般的に搬送ローラ(本実施形態では、排紙ローラ17)から記録用紙Pが搬出された距離が短い程、記録用紙Pの剛性はアーム効果により高くなる。このため通紙リブによる用紙打痕等の障害が発生し易いといえる。したがって、ハ、ニ、ホの中では、最も搬送方向上流側のハが最も、用紙打痕等の障害の発生可能性が高いといえる。
したがって、(b−a)/Lの値が、ハ>ニ>ホの関係となるようにすることで、薄肉通紙リブ32の水滴に対する効果を十分に確保しながら、用紙打痕等の用紙ダメージを防ぐことを可能とすることができる。
次に、用紙搬送方向と直交する方向(用紙幅方向)に複数配設された薄肉通紙リブ32のうちへ、ト、チを例にして薄肉通紙リブ32の最薄部a、最厚部b、距離Lについて説明する。
ここで、(b−a)/Lの値は、搬送基準線37から近くの位置に配設された薄肉通紙リブ32の方が、搬送基準線から遠くの位置に配設された薄肉通紙リブ32よりも大きくなることが好ましい。すなわち、図5の例では、(b−a)/Lの値が、チ>ト>への関係となることが好ましい。これは、以下の理由による。
上述のように、(b−a)/Lの値が大きくなるということは、仮に、距離Lおよび最薄部aの値が一定とすると、最厚部bの値が大きくなることを意味する。最厚部bの値が大きいということは、用紙先端部の薄肉通紙リブ32による打痕等のダメージに対して余裕度があることを意味する。
また、一般的に記録用紙Pの先端部における記録用紙Pの剛性は搬送基準線37から近い程高くなる。これは、記録用紙Pの両端側はフリーになっている(自由度が高い)ため、先端部に対する搬送ガイド、通紙リブからの抗力が小さいためである。
したがって、(b−a)/Lの値が、チ>ト>への関係となるようにすることで、薄肉通紙リブ32の水滴に対する効果を十分に確保しながら、用紙打痕等の用紙ダメージを防ぐことが可能となる。
図6(A)は図3に示した本実施形態に係る搬送装置の拡大構成図であって、図6(B)は、図6(A)のロ−ロ断面を搬送方向下流側(図中矢印側)から見た場合の排紙ガイドa27と両面ガイド30から構成された搬送経路R2の断面を示す模式図を示している。
ここで、図6(B)に示すように、排紙ガイドa27と両面ガイド30に形成された通紙リブ35に配設された薄肉通紙リブ32のリブ形状は、搬送基準線37に対し、左右対称形状であることが好ましい。
このように対称形状を有するようにすることで、図5を参照して説明した薄肉通紙リブ32の配置例と同様に、記録用紙Pの排紙ガイドa27、両面ガイド30に対する搬送負荷が左右均等となり、記録用紙Pの蛇行のリスクを低減させることができる。
さらに図6(B)に示すように、排紙ガイドa27側の薄肉通紙リブ32bと、それぞれに対向する両面ガイド30側の薄肉通紙リブ32eは、記録用紙Pの搬送方向および幅方向に直交する方向(図6(B)の上下方向)において対向しない位置に設けられることが好ましい。すなわち、図4を参照して説明した薄肉通紙リブ32の先端部(最薄部)が対向しないように配設されている。対向すると、搬送経路R2の経路幅が狭くなり、記録用紙Pの搬送負荷が増えることによる用紙ジャム等が発生するリスクが高まるためである。
以上説明した搬送装置によれば、搬送ガイドの通紙リブ35上に、通紙リブ35より薄い肉厚の薄肉通紙リブ32を配設することで、記録用紙Pとの接触面積を減らし記録用紙Pへの水滴付着を最小限にすることができる。また、薄肉通紙リブ32は熱容量が小さいため、薄肉通紙リブ32に付着した微量水滴33が短時間で乾くという効果も得られる。
また、薄肉通紙リブ32は記録用紙Pの搬送方向上流側に向かうにつれて、薄肉通紙リブ32が厚くなると同時に、薄肉通紙リブ32のリブ高さが通紙リブ35の高さまで低くなっているので、薄肉通紙リブ32による用紙打痕等のダメージを防止することができる。さらに、薄肉通紙リブ32を配設する範囲や形状を規定することにより、搬送ガイドの通紙リブに本来必要とされる用紙搬送性を損なうことなく、十分な用紙搬送性を確保することができる。
以上説明したような薄肉通紙リブ32を備えた搬送装置とすることにより、十分な記録媒体の搬送性を確保すると共に、記録媒体への水滴の付着を防いで画像不良等の不具合の発生を防止することができる
したがって、コールドスタート時の水滴問題を解消することが可能となり、近年、市場からの要望の高い、ウォーミングアップ時間の短い画像形成装置を提供することが可能となる。
また、通紙リブ35および薄肉通紙リブ32を同一材料で形成することで、新たな部材を追加することなく、通紙リブの形状、配置においてのみで上記の効果を奏することができ、低コスト化を図ることができる。
以上説明した搬送装置を、熱源により加熱される定着部材、および該定着部材に当接してニップ部を形成する加圧部材を有し、記録用紙Pを加熱及び加圧する定着装置の下流側に備えた画像形成装置(図1)によれば、十分な記録媒体の搬送性を確保すると共に、記録媒体への水滴の付着を防いで画像不良等の不具合の発生を防止することができる画像形成装置とすることができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1,1Y,1C,1M,1Bk プロセスユニット
2 感光体ドラム
3 帯電ローラ
4 現像装置
5 クリーニングブレード
6 露光装置
7 転写装置
8 中間転写ベルト
9 駆動ローラ
10 従動ローラ
11 一次転写ローラ
12 二次転写ローラ
13 ベルトクリーニング装置
14 廃トナー収容器
15 用紙トレイ
16 給紙ローラ
17 排紙ローラ
18 排紙トレイ
19 レジストローラ
20 定着装置
21 定着ローラ
22 加圧ローラ
23 分離部材
24 分岐点
25 加圧ローラ側出口ガイド
26 定着ローラ側出口ガイド
27 排紙ガイドa
28 排紙ガイドb
29 排紙ガイドc
30 両面ガイド
31 水滴
32,32a〜e 薄肉通紙リブ
33 微量水滴
34 ヒータランプ
35 通紙リブ
37 搬送基準線
100 画像形成装置本体
P 記録用紙
R1,R2 搬送経路
特開2010−282057号公報 特開2010−210911号公報 特開2001− 39599号公報 特開2001−142331号公報

Claims (10)

  1. 定着装置に対して記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、記録媒体の搬送をガイドする搬送装置であって、
    記録媒体の両面側に設けられる一対のガイド部材を有し、少なくとも一方のガイド部材は、
    該ガイド部材上に搬送方向に沿って設けられ、搬送方向に直交する記録媒体の幅方向に所定の肉厚を有した凸形状である通紙リブと、
    該通紙リブ上に設けられ、幅方向において該通紙リブ以下の肉厚を有した凸形状である薄肉通紙リブと、を有し、
    前記薄肉通紙リブは、該薄肉通紙リブのリブ高さが高い箇所から、搬送方向上流側に向かうにつれて、該薄肉通紙リブの肉厚が厚くなるとともに、該薄肉通紙リブのリブ高さが前記通紙リブの高さまで低くなる形状を有することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記薄肉通紙リブは、搬送方向において複数箇所、前記通紙リブ上に設けられており、
    前記薄肉通紙リブの肉厚の最薄部をa、
    前記薄肉通紙リブの肉厚の最厚部をb、
    搬送方向における前記最薄部と前記最厚部との距離をL、
    とした場合に、
    (b−a)/Lの値は、搬送方向上流側に設けられた薄肉通紙リブの方が、搬送方向下流側に設けられた薄肉通紙リブよりも大きくなることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記薄肉通紙リブが設けられた前記通紙リブは、記録媒体の幅方向において複数箇所設けられており、
    前記薄肉通紙リブの肉厚の最薄部をa、
    前記薄肉通紙リブの肉厚の最厚部をb、
    搬送方向における前記最薄部と前記最厚部との距離をLとし、
    かつ、記録媒体の幅方向における中央部を通り搬送方向に沿った線を基準線とした場合に、
    (b−a)/Lの値は、基準線から近い位置に設けられた薄肉通紙リブの方が、基準線から遠い位置に設けられた薄肉通紙リブよりも大きくなることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  4. 前記通紙リブは、記録媒体の幅方向において複数箇所設けられており、
    前記薄肉通紙リブは、前記通紙リブの配列数に対して、30〜70%の範囲の通紙リブに設けられることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の搬送装置。
  5. 前記薄肉通紙リブの搬送方向の長さは、該薄肉通紙リブが設けられる通紙リブの搬送方向の長さの50%以下であることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の搬送装置。
  6. 記録媒体の幅方向における中央部を通り搬送方向に沿った線を基準線とした場合に、
    前記薄肉通紙リブは、基準線に対し対称となる位置に設けられることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の搬送装置。
  7. 基準線に対し対称となる位置に設けられる2つの薄肉通紙リブのリブ形状は、基準線に対し対称形状であることを特徴とする請求項6に記載の搬送装置。
  8. 記録媒体の両面側に設けられる一対のガイド部材の両方のガイド部材に前記薄肉通紙リブが設けられ、
    記録媒体の搬送経路を介して対向する位置に設けられる2つの薄肉通紙リブのリブ先端部は、記録媒体の搬送方向および幅方向に直交する方向において対向しない位置に設けられることを特徴とする請求項1から7までのいずれかに記載の搬送装置。
  9. 前記薄肉通紙リブ、該薄肉通紙リブが設けられる前記通紙リブ、および該通紙リブが設けられる前記ガイド部材は、同一材料からなることを特徴とする請求項1から8までのいずれかに記載の搬送装置。
  10. 熱源により加熱される定着部材、および該定着部材に当接してニップ部を形成する加圧部材を有し、記録媒体を加熱及び加圧する定着装置と、
    該定着装置の搬送方向下流側に、請求項1から9までのいずれかに記載の搬送装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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