JP2014149099A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】リモコン装置による誤操作を低減させるとともにより適切な運転モードの設定を案内することを課題とする。
【解決手段】本実施例の空気調和機は、設定温度と室内温度との差である設定温度差が、設定された運転モードで運転すべき温度差であるかを判定する第1判定ステップと、設定温度及び外気温度に基づいて、運転を継続すべきか又は運転を停止して外気を取り込むべきかを判定する第2判定ステップと、設定温度及び室内温度に基づいて、運転モードの設定が使用者の誤操作であるかを判定する第3判定ステップと、室内温度及び室内湿度に基づいて、設定された運転モードに代えて除湿運転モードを選択すべきかを判定する第4判定ステップと、を実行し、少なくとも第1判定ステップ乃至第4判定ステップの何れかの判定結果を使用者に案内する。
【選択図】図1
【解決手段】本実施例の空気調和機は、設定温度と室内温度との差である設定温度差が、設定された運転モードで運転すべき温度差であるかを判定する第1判定ステップと、設定温度及び外気温度に基づいて、運転を継続すべきか又は運転を停止して外気を取り込むべきかを判定する第2判定ステップと、設定温度及び室内温度に基づいて、運転モードの設定が使用者の誤操作であるかを判定する第3判定ステップと、室内温度及び室内湿度に基づいて、設定された運転モードに代えて除湿運転モードを選択すべきかを判定する第4判定ステップと、を実行し、少なくとも第1判定ステップ乃至第4判定ステップの何れかの判定結果を使用者に案内する。
【選択図】図1
Description
本発明は、遠隔制御に用いられるリモコン装置を備えた空気調和機に関する。
空気調和機は設定温度に対してセンサで検出した室内温度を近づけることを目的として、設定温度に到達するまで室内温度を監視し、熱交換器を通して温風または冷風を送り出す。
ここで、設定温度と運転モードの関係は制御上重要なパラメータである。例えば設定温度、現在室内温度が同じであっても暖房運転と冷房運転では制御が異なり、暖房運転で設定温度が現在室内温度より低い場合はサーモオフとして認識され動作しない。逆に冷房運転で設定温度が現在室内温度より低い場合はサーモオフとして認識され動作しない。
しかしながら、リモコン装置では設定温度が重要であるがゆえに運転モードより目立つ表示とするケースが多く、操作する使用者にとって運転モードを確認せずに設定温度を確認しただけで希望する運転が開始されると誤認識される、または、誤操作したことに気付かれない場合がある。
また、昨今の空気調和機には、運転モードを自動に設定する機能を有する機器が殆どであるが、自動設定の不透明さを嫌う使用者にとって自動運転が敬遠されている実態もある。
本発明は、リモコン装置による誤操作を低減させるとともにより適切な運転モードの設定を案内する空気調和機を提供することを課題とする。
本発明の空気調和機は、室内機と、前記室内機を遠隔で操作するリモコン装置と、を備え、リモコン装置は、運転モード及び設定温度を表示する表示部と、運転モード及び設定温度の設定操作を行う操作部と、操作部により操作された設定に基づいて処理する制御部と、制御部で処理された設定を空調機に送信する信号送信部と、を有し、使用者により操作部を介して運転モード及び設定温度が設定されると、制御部は、設定温度と室内温度との差である設定温度差が、設定された運転モードで運転すべき温度差であるかを判定する第1判定ステップと、設定温度及び外気温度に基づいて、運転を継続すべきか又は運転を停止して外気を取り込むべきかを判定する第2判定ステップと、設定温度及び室内温度に基づいて、運転モードの設定が使用者の誤操作であるかを判定する第3判定ステップと、室内温度及び室内湿度に基づいて、設定された運転モードに代えて除湿運転モードを選択すべきかを判定する第4判定ステップと、を実行し、少なくとも第1判定ステップ乃至第4判定ステップの何れかの判定結果を使用者に案内する。
本発明によれば、リモコン装置による誤操作を低減させるとともにより適切な運転モードの設定を案内することができる。
本実施例の空気調和機は、室内機と、前記室内機を遠隔で操作するリモコン装置と、を備え、リモコン装置は、運転モード及び設定温度を表示する表示部と、運転モード及び設定温度の設定操作を行う操作部と、操作部により操作された設定に基づいて処理する制御部と、制御部で処理された設定を空調機に送信する信号送信部と、を有し、使用者により操作部を介して運転モード及び設定温度が設定されると、制御部は、設定温度と室内温度との差である設定温度差が、設定された運転モードで運転すべき温度差であるかを判定する第1判定ステップと、設定温度及び外気温度に基づいて、運転を継続すべきか又は運転を停止して外気を取り込むべきかを判定する第2判定ステップと、設定温度及び室内温度に基づいて、運転モードの設定が使用者の誤操作であるかを判定する第3判定ステップと、室内温度及び室内湿度に基づいて、設定された運転モードに代えて除湿運転モードを選択すべきかを判定する第4判定ステップと、を実行し、少なくとも第1判定ステップ乃至第4判定ステップの何れかの判定結果を使用者に案内するので、リモコン装置による誤操作を低減させるとともにより適切な運転モードの設定を案内することができる。
図1は、本発明の冷房運転時の運転開始時の判定処理フローを示した図である。ステップS10からステップS170に渡り操作時の条件により適宜処理を実行する。図2はリモコンと室内機の構成を示すブロック図である。
空気調和機のリモコン装置1はCPU2とサーミスタ3、ROM4、操作用キー5、表示部6、赤外線発光部7、赤外線受光部8を備える。また、空気調和機の室内機10には赤外線発光部9、赤外線受光部11、表示部12、湿度センサ13、CPU14を備える。リモコン1に備えたサーミスタ3によって室内温度を検出する。室内機10の湿度センサ13で検出した湿度及び室外機と室内機との通信により取得した外気温度を、室内機10に備えた発光部9から発行した赤外線データにより、リモコン内受光部8に取り込むことが可能である。
リモコン1は表示部6により判定結果を案内する情報を表示する。リモコン1の発光部8から送信した赤外線データを室内機10内の受光部11が受信することにより取得する情報を室内機10に備えた表示部12に表示することも可能である。発光部8、9や受光部7,11による赤外線無線通信の変わりに有線接続する通信方式であってもよい。
リモコン1には、運転モード毎に設定温度と室内温度の差の判定値、つまり運転を開始すべきか判定するため運転必要温度差をROM4に記憶しておく。例えば冷房運転では冷房運転必要温度差を0℃とし、設定温度差が0℃以下の場合をサーモオフとする。
リモコン1に備えたキー5には、運転モードを切替える目的、設定温度を変える目的、運転を開始する又は停止する目的のように目的に合わせ複数のキーから成り立つ。
空気調和機の運転を開始するためにキー5のうち「運転開始」を操作したことによって運転を開始する。
ステップS10で、室内温度、湿度、外気温度を取得する。
ステップS20で、設定温度差を設定温度−室内温度で算出する。
ステップS30で、室内温度、室内湿度より不快指数を算出する。
ステップS40で、設定温度差がROM4に記憶された冷房運転必要温度差より大きい場合は、冷房運転を開始すべき条件であることからステップS170に進み、即冷房運転を開始する。設定温度差が冷房運転必要温度より小さい場合はさらに判定を要するためステップS50に進む。
ステップS50で、設定温度より外気温度が低い場合は、冷房運転を開始するよりも窓を開けて外気を取り込むことの方が省エネに繋がることから、外気温度が低い旨のメッセージをリモコン表示部6に表示するためステップS120に進む。設定温度が外気温度より低い場合は、さらに判定を要するためステップS60に進む。
ステップS60で、設定温度が室内温度より高い場合は、暖房運転との誤操作の可能性があることからその旨のメッセージをリモコン表示部6に表示するためステップS130に進む。設定温度が室内温度より同じか低い場合はステップS70に進む。
ステップ70では不快指数の判定を行い、不快指数が高い場合は設定温度差が小さいが不快指数が高いため除湿運転を進める旨の案内をリモコン表示部6に表示するためステップS140に進む。不快指数が低い場合は、結果的に既に使用者の希望する設定温度に近く。他に勧めるべき運転モードもないため待機状態である旨のメッセージをリモコン表示部6に表示するためにステップS80に進む。
ステップS80、S120、S130、S140ではそれぞれリモコン表示部6に条件判定別にメッセージを表示しており、ステップS90に進み使用者のキー操作による入力を監視する。
ステップS90で、キー操作が発生した場合はS100に進む。
ステップS100で、「運転中止」のキー操作があった場合はステップS110に進み運転を取りやめる。「運転中止」キーではない場合ステップS150に進み、キー操作が「運転モード」を除湿に切り替える場合は除湿運転を開始、そうでない場合は冷房運転を開始する。
なお、リモコン表示部6にメッセージを表示するだけでなく、室内機との双方向通信により室内機の表示部12にメッセージを表示してもよい。また、表示部だけでなく音声データを出力する装置によりメッセージを音声により読み上げてもよい。これによりさらなる注意喚起を促す効果が得られる。
ここで、S90でキー操作入力待ちには時間制限を持たせ、制限時間内に入力がなければ冷房運転を実施する処理を行う。これによりメッセージに気付かない場合でも当初のキー操作に従った運転を開始することができる。
本実施例では冷房運転についての処理フローを示したが、暖房運転時は設定温度、室内温度の扱いを冷房運転の設定温度、室内温度との関係に対して逆にするものであり同様の判定をすることで暖房運転時の誤操作や、よりお勧めの運転の案内として実現できるものである。
S10…室内温度、湿度、外気温度取得制御
S20、S30…設定温度差算出、不快指数算出制御
S40、S50、S60、S70、S100、S150…条件判定制御
S80,S120、S130S140…メッセージ出力制御
S90…キー操作入力制御
S110,S160、S170…運転設定制御
S20、S30…設定温度差算出、不快指数算出制御
S40、S50、S60、S70、S100、S150…条件判定制御
S80,S120、S130S140…メッセージ出力制御
S90…キー操作入力制御
S110,S160、S170…運転設定制御
Claims (4)
- 室内機と、前記室内機を遠隔で操作するリモコン装置と、を備え、
前記リモコン装置は、
運転モード及び設定温度を表示する表示部と、
前記運転モード及び前記設定温度の設定操作を行う操作部と、
前記操作部により操作された設定に基づいて処理する制御部と、
前記制御部で処理された設定を空調機に送信する信号送信部と、
を有し、
使用者により前記操作部を介して運転モード及び設定温度が設定されると、前記制御部は、
前記設定温度と室内温度との差である設定温度差が、設定された前記運転モードで運転すべき温度差であるかを判定する第1判定ステップと、
前記設定温度及び外気温度に基づいて、運転を継続すべきか又は運転を停止して外気を取り込むべきかを判定する第2判定ステップと、
前記設定温度及び室内温度に基づいて、前記運転モードの設定が使用者の誤操作であるかを判定する第3判定ステップと、
室内温度及び室内湿度に基づいて、前記設定された運転モードに代えて除湿運転モードを選択すべきかを判定する第4判定ステップと、
を実行し、
少なくとも前記第1判定ステップ乃至前記第4判定ステップの何れかの判定結果を前記使用者に案内する空気調和機。 - 請求項1において、
前記判定結果を前記表示部に表示することにより、前記判定結果を前記使用者に案内する空気調和機。 - 請求項2において、
前記リモコン装置は前記判定結果に応じた警告音を発生する警告音発生手段を有し、
前記判定結果を前記表示部に表示する際に、前記警告音発生手段から警告音を発生する空気調和機。 - 請求項1乃至3の何れかにおいて、
前記室内機は音声発信部を有し、
前記判定結果を前記リモコン装置から室内機に送信し、前記室内機は前記音声発信部による音声アナウンスにより、前記判定結果を前記使用者に案内する空気調和機。
Priority Applications (1)
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- 2013-01-31 JP JP2013016322A patent/JP2014149099A/ja active Pending
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