JP2017075729A - 空気調和機 - Google Patents

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Takashi Sugiyama
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Abstract

【課題】不適切な操作がされたとき、ユーザに注意を促すことにより、ユーザの所望する空調運転を迅速に行うようにする。【解決手段】 室内機1と通信可能なリモコン2などの操作機器は、室内機1から受け取った情報を報知する報知部を備え、室内機1の制御装置4は、現在の運転状況を監視し、操作機器からの操作信号に基づいてユーザの操作が現在の運転状況に対して不適切な操作であるかを判断して、不適切な操作である場合、操作機器に適切な操作を促すための注意情報を送信する。操作機器の報知部は、受け取った注意情報を報知する。操作機器の報知後、同じ操作がされたとき、制御装置4は、操作によって指示された空調運転を行う。操作機器の報知後、ユーザが異なる操作をしたとき、制御装置4は、異なる操作によって指示された空調運転を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、リモコンなどの操作機器の操作によって空調運転を行う空気調和機に関する。
空気調和機は、室内機に対して通信可能なリモコンを備えている。ユーザがリモコンを操作すると、リモコンは、室内機に操作信号を送信し、室内機は、操作信号に応じて、指示された運転を行う。
リモコンと室内機との間では、双方向に通信することができる。そこで、特許文献1では、空気調和機の空調運転に応じて室内機で処理する情報がリモコンに送信され、リモコンの表示部に情報が表示される。
特開2007−303821号公報
ユーザが例えば暖房運転を行うつもりでリモコンの操作ボタンを操作したとき、押し間違えて、冷房運転を指示する操作をする。室内機では、リモコンの操作によって指示されたとおり、ユーザが所望する暖房運転とは異なる冷房運転が行われる。このように、暖房運転が適している状況において、冷房運転を指示するといった不適切な操作がされても、室内機からは、不適切な操作がされたことを示す情報が送信されず、ユーザは、不適切な操作をしたことに気付かない。そのため、ユーザの所望した空調運転が行われず、ユーザは、しばらくしてから空調運転が正しく行われていないことに気付き、リモコン2を操作し直すことになる。所望の空調運転の開始が遅れてしまい、ユーザに不快感を与える。
本発明は、不適切な操作がされたとき、ユーザに注意を促すことにより、ユーザの所望する空調運転を迅速に行える空気調和機の提供を目的とする。
本発明の空気調和機は、室内機と通信可能な操作機器を備え、操作機器は、ユーザの操作に応じて操作信号を室内機に送信し、室内機の制御装置が操作信号に応じて空調運転を行う。操作機器は、室内機から受け取った情報を報知する報知部を備え、室内機の制御装置は、現在の運転状況を監視し、操作機器からの操作信号に基づいてユーザの操作が現在の運転状況に対して不適切な操作であるかを判断して、不適切な操作である場合、操作機器に適切な操作を促すための注意情報を送信し、操作機器の報知部は、受け取った注意情報を報知する。
ユーザが操作機器を操作したとき、現在の運転状況に対して適切な操作か不適切な操作かが判断される。適切な操作のとき、この操作によって指示された空調運転が行われる。不適切な操作のとき、ユーザに注意が促される。操作間違いの場合、ユーザは操作をやり直すことができる。
操作機器の報知後、同じ操作がされたとき、この操作による操作信号を受け取った室内機の制御装置は、操作によって指示された空調運転を行うようにしてもよい。このような構成にすれば、不適切な操作と判断された場合でも、ユーザが再度同じ操作をしたとき、この操作は、ユーザが意図した操作である。このとき、ユーザの指示にされた空調運転が行われる。
操作機器の報知後、ユーザが異なる操作をしたとき、この操作による操作信号を受け取った室内機の制御装置は、操作によって指示された空調運転を行うようにしてもよい。このような構成にすれば、注意情報の報知により、ユーザは操作間違いに気付くので、ユーザの所望する空調運転を指示するために正しく操作することができる。
周囲の温度を検出する温度検出器が設けられ、制御装置は、検出された温度からユーザの操作が不適切か否かを判断するようにしてもよい。このような構成にすれば、室温や外気温が監視され、これらの周囲の温度に基づいて、操作によって指示された空調運転が適切であるか不適切であるかが判断される。
ユーザが特定の操作をしたとき、この操作による操作信号を受け取った室内機の制御装置は、特定の操作が適切な操作か不適切な操作かを判断して、適切な操作であるとき、操作によって指示された空調運転を行い、不適切な操作であるとき、操作による指示をキャンセルする。
特定の操作として、操作ボタンの長押しや連続押しなどがある。このような特定の操作が予め決められた手順どおりに行われたかによって、適切な操作か不適切な操作かが判断される。押し間違いなどによって生じた特定の操作は不適切な操作と判断されるので、この操作によって指示された空調運転は行われない。
本発明によると、操作機器が操作された際に、現在の運転状況に対して不適切な操作であるかが判断され、不適切な操作である場合、この操作によって指示された空調運転が行われず、ユーザに注意が促されるので、操作機器の操作を間違っていた場合に、予期せぬ空調運転が行われることを防ぐことができる。
また、本発明によると、ユーザが特定の操作をしたとき、特定の操作が適切な操作か不適切な操作かが判断され、不適切な操作であるとき、操作による指示がキャンセルされるので、予期せぬ空調運転が行われることを防ぐことができる。
本発明の空気調和機の室内機とリモコンを示す図 空気調和機の制御ブロック図 第1実施形態の暖房運転を行うときのフローチャート 第1実施形態の冷房運転を行うときのフローチャート 第2実施形態の2度押しされたときのフローチャート 他の形態のリモコンを示す図 第3実施形態の長押しされたときのフローチャート
(第1実施形態)
第1実施形態のヒートポンプ式の空気調和機は、室外機と室内機とから構成される。図1に示すように、空気調和機は、室内機1と双方向に通信可能な操作機器を有しており、操作機器としてリモコン2を備えている。空気調和機の室外機は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張弁、室外ファンを備える。室内機1は、室内熱交換器、室内ファンを備える。
圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張弁、室内熱交換器が配管により接続され、冷媒を循環させる冷凍サイクル部3が形成される。図2に示すように、空気調和機は、冷凍サイクル部3を制御して、冷房、暖房、除湿などの空調運転を行う制御装置4と、リモコン2と通信を行う通信部5とを備えている。室内機1は、室温検出器6、湿度検出器7および室内の人の有無を検出する人体検出器8を備え、室外機は、外気温検出器9を備えている。また、室内機1は、外部操作機器10とネットワークを通じて通信を行うネットワーク通信部11を備えている。
リモコン2は、室内機1と通信を行う通信部20と、各種の情報や操作内容を入力する操作部21と、運転状況などの情報を表示する表示部22と、通信部20および表示部22を制御する制御部23とを備えている。操作部21は、運転や設定のための各種の操作ボタン24を有する。表示部22は、画像によって報知する液晶ディスプレイを用い、情報を報知する報知部とされる。表示部22は制御部23からの駆動信号により表示を行う。通信部20は、赤外線通信により室内機1の通信部5と双方向の通信を行う。なお、リモコン2と室内機1との通信方式は、赤外線通信に限らず、ブルートゥース、無線LANなどの無線通信方式であればよい。室内機1の制御装置4は、リモコン2と通信を行って、情報を設定したり、リモコン2からの操作信号に応じて指示された空調運転を行う。ネットワーク通信部11は、ルータなどの通信機器を通じてネットワークに接続され、室内あるいは室外にあるスマートフォンなどの外部操作機器10と双方向の通信を行う。
ユーザは、リモコン2、スマートフォンなどの操作機器を操作して、空気調和機に指示を行う。室内機1の制御装置4は、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリを有し、操作機器の操作によって指示された空調運転を実行するように冷凍サイクル部3を制御する。例えば、ユーザは、リモコン2を操作して、設定温度および暖房運転、冷房運転、除湿運転、自動運転などのいずれかの運転モードを選択する。リモコン2の制御部23は、ユーザの操作に基づく操作信号を通信部20を通じて室内機1に送信する。室内機1の通信部5は、操作信号を受信する。制御装置4は、通信部5から操作信号を受け取ると、指示された空調運転における設定温度と検出された室温、外気温とに基づいて圧縮機、膨張弁、室内ファンおよび室外ファンを制御する。また、ユーザは、リモコン2を操作して、空調運転の停止を指示したり、タイマ予約を設定することもできる。
そして、制御装置4は、運転状況などの情報を操作機器に発信する。リモコン2が操作されて、操作信号が室内機1に送信される。室内機1がリモコン2からの操作信号を受け取ると、制御装置4は、操作に応じた情報を通信部5を通じてリモコン2に送信する。リモコン2が室内機1から情報を受け取ると、制御部23は、情報を表示部22に表示させる。
ところで、ユーザは、例えば冷房運転をするつもりで暖房運転の操作ボタン24を押してしまうことがある。このとき、操作自体は正しいので、空気調和機はリモコン2からの操作信号にしたがって暖房運転を行う。しかし、冷房運転が適している暑いときに暖房運転を行うように、リモコン2を操作して指示することは適切ではない。このような不適切な操作は、操作自体は正しいが、周囲の状況から判断すると、操作によって指示される空調運転としては適切ではない。不適切な操作が行われると、ユーザの所望する空調運転が行われない。
そこで、不適切な操作がされたとき、室内機1は、ユーザに注意を促すことにより、ユーザの所望する空調運転を迅速に実行させるようにする。そのため、制御装置4は、現在の運転状況を監視し、操作機器からの操作信号に基づいてユーザの操作が現在の運転状況に対して不適切な操作であるかを判断する。不適切な操作である場合、制御装置4は、操作機器に適切な操作を促すための注意情報を送信する。操作機器の報知部は、受け取った注意情報を報知する。適切な操作である場合、制御装置4は、操作によって指示された空調運転を行う。なお、注意情報は、ユーザの操作に従った空調運転を実行してよいかを確認するための情報を含む。
運転状況は、運転停止、運転中の運転モードといった空気調和機の動作状況だけでなく、空調運転のために必要な室温、外気温、湿度、人の有無などの周囲の状況も含む。空調運転を制御する制御装置4は、現在の動作状況を認識している。また、制御装置4は、各種の検出器から情報を取得することにより周囲の状況を監視する。なお、周囲の状況の監視は、一定時間ごとに情報を取得して行われる、あるいは操作信号を受け取ったときに情報を取得して行ってもよい。
図3に示すように、ユーザがリモコン2の暖房運転の操作ボタン24を押すと、リモコン2は、操作信号を室内機1に送信し、室内機1は、操作信号を受信する。制御装置4は、受け取った操作信号から暖房運転を指示されたことを認識する。制御装置4は、まず外気温が暖房運転を行うのに可能な温度かをチェックする。外気温が28℃より低いとき、暖房運転は可能であるので、制御装置4は、適切な操作であると判断し、暖房運転を行う。
外気温が28℃以上のとき、制御装置4は、室温をチェックする。室温が28℃より低いとき、ユーザが暖房運転を望んでいると考えられるので、制御装置4は、適切な操作であると判断し、暖房運転を行う。
室温が28℃以上かつ外気温が28℃以上のとき、暖房運転は不適切であるので、制御装置4は、不適切な操作であると判断して、暖房運転を行わない。制御装置4は、ユーザに注意を促すために、リモコン2に通信部5を通じて注意情報を送信する。注意情報は、本当に暖房運転を行ってよいのかといった確認のための情報を含む。この注意情報は、リモコン2が操作された後、すぐに返信される。
リモコン2の制御部23は、受け取った注意情報を表示部22に表示させる。この情報を見たユーザは、リモコン2を再操作する。ユーザが暖房運転を所望しているとき、ユーザは再度暖房運転の操作ボタン24を押す。リモコン2からの操作信号を受け取った制御装置4は、同じ操作により暖房運転が指示されたことを確認して、暖房運転を行う。
ユーザが操作ボタン24を押し間違えていたとき、ユーザは所望する運転モードの操作ボタン24、例えば冷房運転の操作ボタン24を押す。リモコン2からの操作信号を受け取った制御装置4は、異なる操作により冷房運転が指示されたことを確認して、冷房運転を行う。
図4に示すように、ユーザがリモコン2の冷房運転の操作ボタン24を押すと、リモコン2は、操作信号を室内機1に送信し、室内機1は、操作信号を受信する。制御装置4は、受け取った操作信号から冷房運転を指示されたことを認識する。制御装置4は、まず外気温が冷房運転を行うのに可能な温度かをチェックする。外気温が18℃より高いとき、冷房運転は可能であるので、制御装置4は、適切な操作であると判断し、冷房運転を行う。
外気温が18℃以下のとき、制御装置4は、室温をチェックする。室温が18℃より高いとき、ユーザが冷房運転を望んでいると考えられるので、制御装置4は、適切な操作であると判断し、冷房運転を行う。
室温が18℃以下かつ外気温が18℃以下のとき、冷房運転は不適切であるので、制御装置4は、不適切な操作であると判断して、冷房運転を行わない。制御装置4は、ユーザに注意を促すために、リモコン2に通信部5を通じて注意情報を送信する。注意情報は、本当に冷房運転を行ってよいのかといった確認のための情報を含む。この注意情報は、リモコン2が操作された後、すぐに返信される。
リモコン2の制御部23は、受け取った注意情報を表示部22に表示させる。この情報を見たユーザは、リモコン2を再操作する。ユーザが冷房運転を所望しているとき、ユーザは再度冷房運転の操作ボタン24を押す。リモコン2からの操作信号を受け取った制御装置4は、同じ操作により冷房運転が指示されたことを確認して、冷房運転を行う。
ユーザが操作ボタン24を押し間違えていたとき、ユーザは所望する運転モードの操作ボタン24、例えば暖房運転の操作ボタン24を押す。リモコン2からの操作信号を受け取った制御装置4は、異なる操作により暖房運転が指示されたことを確認して、暖房運転を行う。
このように、ユーザが操作を間違えたとき、間違った指示にしたがって空調運転を行われない。ここで、空調運転が一旦開始されると、その後すぐに別の運転モードに変更しようと操作しても、冷凍サイクルの保護のために、圧縮機を再起動しない所定時間、例えば90秒が設けられているため、所望の空調運転の開始が遅れてしまう。あるいは、空調運転が一旦開始されると、その後すぐに別の運転モードに変更しようと操作しても、所定期間その操作を無効にする機能を空気調和機が備えているとき、所望の空調運転の開始が遅れてしまう。しかし、空調運転を行わずにユーザに注意を促すことにより、ユーザは操作の間違いに気付き、すぐに所望する空調運転のための操作を行うことができる。したがって、所望の空調運転を迅速に行うことができる。
また、運転状況から判断して不適切な空調運転とされる場合であっても、ユーザが所望して再度同じ操作をしたときには、指示された空調運転が優先して行われる。したがって、ユーザの意思を反映させた空調運転を行うことができる。
(第2実施形態)
ユーザが操作ボタン24を押した後、間違って操作ボタン24を押してしまう場合がある。このように、2度押しのような特定の操作がされたとき、制御装置4は、特定の操作が不適切な操作か否かを判断して、不適切な操作であるとき、後の操作をキャンセルする。ここで、制御装置4は、特定の操作がされたとき、予め決められた手順に従って操作されたかをチェックして、特定の操作が適切な操作か不適切な操作かを判断する。なお、その他の構成は、第1実施形態と同じである。
ユーザがリモコン2の運転オンの操作ボタン24を押す。例えば冷房ボタン、暖房ボタン、除湿ボタンのいずれかの操作ボタン24を押すと、リモコン2は操作信号を室内機1に送信する。図5に示すように、室内機1が操作信号を受信すると、制御装置4は、この操作による指示に従って空調運転を開始する。この後、ユーザが別の操作ボタン24を押してしまうことがある。例えば停止ボタンが押されると、リモコン2は操作信号を室内機1に送信する。操作信号を受け取った室内機1の制御装置4は、2度押しされた操作が適切な操作か否かを判断する。
すなわち、制御装置4は、運転オンの操作による操作信号を受信してから次の停止の操作による操作信号を受信するまでの時間間隔をチェックする。この時間間隔が所定時間、例えば0.5秒以下のとき、決められた手順に従った操作ではない。そのため、制御装置4は、ユーザが間違って操作したことによる不適切な操作であると判断する。そして、制御装置4は、後の操作による指示をキャンセルして、先の操作による指示を優先させ、空調運転を継続する。
また、制御装置4は、不適切な操作であると判断したとき、リモコン2に間違って操作したことを示す注意情報を送信する。リモコン2の制御部23は、注意情報を表示部22に表示させる。ユーザは、表示を見て、押し間違いに気付くと、所望の運転を実行させるために再度操作する。運転を停止させたい場合、停止ボタンが押される。リモコン2から操作信号を受け取った制御装置4は、指示に従って空調運転を停止する。
時間間隔が所定時間、例えば0.5秒より長いとき、決められた手順に従った操作である。制御装置4は、ユーザの意思によって操作されたことによる適切な操作であると判断する。そして、制御装置4は、後の操作による指示にしたがって、空調運転を停止する。このとき、制御装置4は、運転の停止を知らせる情報を出力する。すなわち、室内機1が表示、音声、ブザーなどによって停止を報知する、あるいはリモコン2が運転の停止を報知してもよい。
なお、ユーザが運転オンの操作ボタン24が続けて押した場合、制御装置4は、受け取った2つの操作信号が同じであることを確認すると、後の操作信号による指示をキャンセルする。開始された空調運転は継続される。
このように、押し間違いなどによる不適切な操作がされたときに、不適切な操作であると見極めることにより、無用な運転の変更を防止することができる。特に、運転オンの各種操作ボタン24と運転停止の操作ボタン24との距離が近いと、誤って押してしまう可能性が高くなるので、本実施形態はより効果的である。
なお、図1に示すリモコン2は、運転モードごとの運転オンを行う各種操作ボタン24および運転停止の操作ボタン24を備えているが、図6に示すように、運転停止の操作ボタン24の代わりに、運転オンオフの操作ボタン24を備えたリモコン2であってもよい。このようなリモコン2の場合、運転オンオフの操作ボタン24を押すと、空気調和機は室温や外気温などから現在の状況に応じた適切な運転を自動的に選択する自動運転モードを開始する。
(第3実施形態)
特定の操作として、操作ボタン24の長押しがある。例えば、運転モードの操作ボタン24の長押しは、運転モードを切り替えるときに行われる。操作ボタン24が長押しされたとき、制御装置4は、この特定の操作が不適切な操作か否かを判断する。なお、その他の構成は、第1または第2実施形態と同じである。
図7に示すように、空調運転中、ユーザがリモコン2の操作ボタン24を押すと、リモコン2は操作信号を室内機1に送信する。室内機1が操作信号を受信すると、制御装置4は、この操作が不適切な操作か否かを判断する。まず制御装置4は、受信した操作信号が運転モード切替の操作信号であるかチェックする。設定温度の変更、風量切替、風向き切替といった空調運転の設定変更のための操作がされたとき、受信した操作信号は運転モード切替の操作信号ではない。制御装置4は、操作によって指示された空調運転の設定変更を行う。
運転モードの操作ボタン24が押されたとき、受信した操作信号は運転モード切替の操作信号である。制御装置4は、運転モード切替の操作信号であることを確認すると、特定の操作、すなわち長押しされているかをチェックする。操作信号の受信時間が計測される。操作信号が2秒以上継続して受信されているとき、制御装置4は、特定の操作による適切な操作であると判断して、操作によって指示された運転モードに切り替える。このとき、制御装置4は、運転モードの変更を知らせる情報を出力する。すなわち、室内機1が表示、音声、ブザーなどによって変更を報知する、あるいはリモコン2が変更を報知してもよい。
操作信号の受信時間が2秒より短いとき、制御装置4は、特定の操作が不適切な操作であると判断して、この操作による指示をキャンセルする。現在の運転モードによる空調運転が継続される。そして、制御装置4は、不適切な操作であると判断したとき、リモコン2に間違って操作したことを示す注意情報を送信する。リモコン2の制御部23は、注意情報を表示部22に表示させる。表示を見たユーザが運転モードを切り替えたい場合、ユーザは、所望の運転を実行させるために再度操作する。運転モードの操作ボタン24が長押しされると、リモコン2から操作信号を受け取った制御装置4は、指示に従って運転モードを切り替える。
このように、ユーザが特定の操作をしたつもりでも、特定の操作の手順を満たしていない場合、指示した空調運転が行われず、注意が促される。ユーザが正しく特定の操作を行うことにより、所望の空調運転を確実に行うことができる。
以上の通り、本発明の空気調和機は、室内機1と通信可能な操作機器を備え、操作機器は、ユーザの操作に応じて操作信号を室内機1に送信し、室内機1の制御装置4が操作信号に応じて空調運転を行うものであって、操作機器は、室内機から受け取った情報を報知する報知部を備え、室内機1の制御装置4は、現在の運転状況を監視し、操作機器からの操作信号に基づいてユーザの操作が現在の運転状況に対して不適切な操作であるかを判断して、不適切な操作である場合、操作機器に適切な操作を促すための注意情報を送信し、操作機器の報知部は、受け取った注意情報を報知する。制御装置4は、適切な操作であると判断したとき、指示された空調運転を行う。
これにより、ユーザが押し間違いなどの不適切な操作を行ったとき、すぐに正しい操作を行うことができるので、ユーザの所望する空調運転を迅速に行うことができる。
操作機器の報知後、同じ操作がされたとき、この操作による操作信号を受け取った室内機1の制御装置4は、操作によって指示された空調運転を行うようにしてもよい。これにより、ユーザの意思を再確認でき、所望の空調運転が確実に行われる。
操作機器の報知後、ユーザが異なる操作をしたとき、この操作による操作信号を受け取った室内機1の制御装置4は、操作によって指示された空調運転を行うようにしてもよい。これにより、ユーザはすぐに再操作することができ、所望の空調運転が迅速に行われる。
周囲の温度を検出する温度検出器が設けられ、制御装置4は、検出された温度からユーザの操作が不適切か否かを判断するようにしてもよい。これにより、周囲の状況から見て不適切な空調運転が行われることを防げる。
制御装置4は、外気温に基づいて操作によって指示された空調運転の実行が可能かを確認し、実行不可能であるとき、不適切な操作であると判断する。また、制御装置4は、室温に基づいて操作によって指示された空調運転の実行が可能かを確認し、実行不可能であるとき、不適切な操作であると判断する。
また、ユーザが特定の操作をしたとき、この操作による操作信号を受け取った室内機1の制御装置4は、特定の操作が適切な操作か不適切な操作かを判断して、適切な操作であるとき、操作によって指示された空調運転を行い、不適切な操作であるとき、操作による指示をキャンセルする。制御装置4は、特定の操作がされたとき、予め決められた手順に従って操作されたかをチェックして、特定の操作が適切な操作か不適切な操作かを判断する。これにより、ユーザが誤って特定の操作をしてしまっても、無用な空調運転が行われることを防げる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。空気調和機は室内機1だけの一体型であってもよい。注意情報の報知方法として、表示だけでなく、音声、ブザーなどの音、バイブレーションなどにより報知してもよい。また、外部操作機器の操作によっても、空調運転を指示することができる。そのため、外部操作機器において不適切な操作が行われた場合、外部操作機器が注意情報を報知してもよい。
現在の運転状況に対する不適切な操作として、例えばタイマ予約の重複予約がある。既にタイマ予約が設定されているにもかかわらず、予約時間が重なるように予約操作が行われたとき、制御装置4は、後の予約操作が不適切な操作であると判断して、重複してタイマ予約がされていることを示す注意情報を送信する。
ユーザが同じ予約操作を行うと、この操作信号を受け取った制御装置4は、後のタイマ予約を優先して設定する。ユーザがタイマ予約を変更したいとき、タイマ予約の設定変更の操作を行うことなく、通常のタイマ予約を設定する操作を行うことにより、簡単にタイマ予約の設定変更を行うことができる。
また、ユーザが室外において外部操作機器10を操作して、空調運転を開始させたり、空調運転を停止させることがある。しかし、室内に人がいるときに、このような操作がされると、知らないうちに空調運転が制御され、室内にいる人は戸惑ってしまう。そこで、外部操作機器10において操作が行われると、外部操作機器10から操作信号を受け取った室内機1の制御装置4は、ID情報により送信元の操作機器を特定する。そして、制御装置4は、外部操作機器10からの操作信号であることを確認すると、室内の人の有無をチェックする。
室内に人がいるとき、制御装置4は、室外からの操作を不適切な操作であると判断して、室内に人がいることを示す注意情報をネットワーク通信部11を通じて外部操作機器10に送信する。外部操作機器10は、注意情報を表示などによって報知する。ユーザは、室内に人がいることを知り、外部操作機器10の操作をやめる。これにより、室内に人がいるときに空調運転を停止させてしまうことを防止でき、室内の人を不快にすることがなくなる。ただし、空調運転が必要な場合、ユーザは空調運転を遠隔操作する。
1 室内機
2 リモコン
3 冷凍サイクル部
4 制御装置
5 通信部
6 室温検出器
7 湿度検出器
8 人体検出器
9 外気温検出器
10 外部操作機器
20 通信部
21 操作部
22 表示部
23 制御部
24 操作ボタン

Claims (5)

  1. 室内機と通信可能な操作機器を備え、操作機器は、ユーザの操作に応じて操作信号を室内機に送信し、室内機の制御装置が操作信号に応じて空調運転を行う空気調和機であって、操作機器は、室内機から受け取った情報を報知する報知部を備え、室内機の制御装置は、現在の運転状況を監視し、操作機器からの操作信号に基づいてユーザの操作が現在の運転状況に対して不適切な操作であるかを判断して、不適切な操作である場合、操作機器に適切な操作を促すための注意情報を送信し、操作機器の報知部は、受け取った注意情報を報知することを特徴とする空気調和機。
  2. 操作機器の報知後、同じ操作がされたとき、この操作による操作信号を受け取った室内機の制御装置は、操作によって指示された空調運転を行うことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 操作機器の報知後、ユーザが異なる操作をしたとき、この操作による操作信号を受け取った室内機の制御装置は、操作によって指示された空調運転を行うことを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機。
  4. 周囲の温度を検出する温度検出器が設けられ、制御装置は、検出された温度からユーザの操作が不適切か否かを判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 室内機と通信可能な操作機器を備え、操作機器は、ユーザの操作に応じて操作信号を室内機に送信し、室内機の制御装置が操作信号に応じて空調運転を行う空気調和機であって、ユーザが特定の操作をしたとき、この操作による操作信号を受け取った室内機の制御装置は、特定の操作が適切な操作か不適切な操作かを判断して、適切な操作であるとき、操作によって指示された空調運転を行い、不適切な操作であるとき、操作による指示をキャンセルすることを特徴とする空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2021075020A1 (ja) * 2019-10-17 2021-11-18 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 室内機、空気調和装置および空気調和システム
WO2022244107A1 (ja) * 2021-05-18 2022-11-24 三菱電機株式会社 設備機器、管理装置、設備機器システム、操作受付方法、および、プログラム
JP7408402B2 (ja) 2019-05-30 2024-01-05 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 情報処理方法、空気調和機、プログラム、及び情報処理システム

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