JP2014148345A - つまみ具用の切れ目を設けた食品用の袋及びつまみ具 - Google Patents

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Abstract

【課題】袋入りの食品には、ポテトチップのように食べた後、指に油等が付いて、紙で拭いたり、石けんで洗ったりしなければならないものがある。顧客が食べようとするまでは、袋内の気密を保ち、食べようとするときは、容易につまみ具を切り離すことができ、容易に開封できる食品用の袋及びこの袋から得られたつまみ具を提供することである。
【解決手段】ヒートシール可能で気密性のシートで構成した気体充満可能な袋1のコーナー部又は1辺の近くを・仕切用ヒートシール部12で仕切り、この仕切用ヒートシール部の外側に・つまみ具2を切り離すためのミシン目13を設け・横方向のヒートシール部11上の前記ミシン目13の上方にミシン目用切り口15を設け、更に前記仕切用ヒートシール部12の内側に、開封用切り口16を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、つまみ具用の切れ目を設けた食品用の袋及びつまみ具に関する。詳しくは、袋の中身の食品をつまむためのつまみ具を得るためのミシン目等の切れ目を設けた食品用の袋及びこの袋から切り離されたつまみ具に関する。
従来、ポテトチップ等のような表面に油、塩、タレ等の付いた食品は、通常、手でつまんで食べるものであるが、食べた後、指に油、塩、タレ等が付いて困っていた。従って、箸、トング等を使って、直接手に触れないようにしたり、又は、手で食べた後、指に付いた油等を取り除くために、ティッシュペーパー、御絞り、タオル等で拭いたり、或いは石けんで手を洗ったりしていた。又、野外等で手を洗う所もない場合などでは、手が汚れているときには、食べられず困っていた。
現に、ポテトチップ用のトング類も売られているし、ユーモア発明でロボットのつまみ具もある。しかし、これらは箸も含めて、食べる前に用意しておかなければならないし、使用後は洗わなければならないという問題点がある。野外の公園等やスポーツ観戦時等では、これらを準備するのは、通常難しいし、急に食べようとしたときなども用意できない。袋に付属していたり、袋から容易に作られたりするものが望ましい。
の実開平6‐49348「菓子袋切取り式菓子つまみ」公報では、菓子袋のコーナー部を直角二等辺三角形状に切り取り、菓子つまみにすることが提案されている。菓子袋のコーナー部を鋏やナイフで切り取る方法は、鋏等の道具を用意しなければならず、又、公報に記載の袋に予めミシン目等を入れておく方法は、袋内に封入した気体が漏れ出すので、ポテトチップ等の食品の袋には、適用できない。即ち、袋内に空気を入れて膨らせて、壊れやすい食品に外部から押された力が掛からないようにしたり、不活性ガスを充満させて、食品の酸化を防止したりする場合に適用できない。又、一般に食品を袋に入れる場合は、密封して、外部の空気とは遮断することが多いので、ミシン目等のように孔を開けるものは、採用できない。
実開平6‐49348「菓子袋切取り式菓子つまみ」公報
箸、トング、ピンセットのような道具、器具類は、前もって用意したり、使用後洗ったりしなければならない。袋のコーナー部を斜めに切るものは、鋏やナイフ等の切断具が必要になる。
の実開平6‐49348「菓子袋切取り式菓子つまみ」の袋に斜めのミシン目を入れるものは、空気等が漏れるので、気体充満式の食品用の袋には勿論、一般に食品用の袋には採用できない。
手で食べた後、指に付いた油、塩、タレ等をティッシュペーパーやタオル、御絞り等で拭いたり、石けんで洗ったりするのも面倒であり、大げさにいえば、資源の無駄になる。
本発明が解決しようとする課題は、これらの問題点を解決し、顧客が食べようとするまでは、袋内の気密を保ち、食べようとするときは、容易につまみ具を切り離すことができ、容易に開封できる食品用の袋及びこの袋から得られるつまみ具を提供することである。
本発明は、気体充満型の食品用袋から容易につまみ具が得られる、食品用の袋とそのつまみ具を特徴とする。
請求項1に係る食品用の袋は、ヒートシール可能で気密性のシートで構成した気体充満可能な袋1のコーナー部又は1辺の近くを・仕切用ヒートシール部12で仕切り、該仕切用ヒートシール部12の外側に・つまみ具2を切り離すためのミシン目13又は脱線防止付一方通行切れ目14を設け・横方向のヒートシール部11上の該ミシン目13又は脱線防止付一方通行切れ目14の上方に、ミシン目等用切り口15を設け、更に前記仕切用ヒートシール部12の内側に開封用切り口16を設けた、つまみ具用の切れ目を設けたものである。
つまみ具用の切れ目を設けた食品用の袋とは、つまみ具用の切れ目を切り離すことにより、食品を入れた袋1から容易につまみ具2が得られる袋のことである。
ヒートシール可能で気密性のシートとは、袋を作るのに、ヒートシールにより密着・接着させるため、ヒートシール性は必要であり、食品用の袋には、中身のこわれ易い食品を保護するため、空気を充満させて袋を膨らせたり、不活性ガスを封入して、食品の酸化を防止したりすることがあるため、気密性が必要である。ヒートシール可能で気密性のシートは、プラスチックシートに限らず、紙や金属箔にラミネートしたものでもよい。気体充満可能な袋とは、大気圧と同等又はやや高い圧力の気体を密閉可能な袋のことである。
袋1の構造は、帯状のシートの両端を合わせてヒートシールしてチューブ状とし、上下2箇所を横方向にヒートシールしたもの、チューブ状のシートの上下2箇所を横方向にヒートシールしたもの、シート2枚を重ねて四辺を平面的に圧迫してヒートシールしたものがある。他にも袋には、袋の両サイドを溶断(熱刃により、熱圧着とカットを同時に行う)したサイドシールド袋、側面にマチ(折り込み)を入れたガゼット袋、底にマチのある底ガゼット袋や底を円形にするなどしたスタンド袋等いろいろあるが、少なくとも1辺がヒートシール部であればよい。コーナー部とは、袋の角の部分のことである。
直線状は、厳密な直線でなくてよく、大体直線状(真っ直ぐ)であればよい。曲線状は、蛇行した曲線(S字形をつないだ形)を含む。
脱線防止付一方通行切れ目14は、図面に示すように、T字形、Y字形等の切れ目を連続的に並べて、一方向から裂いたときに、目標通りに切れるようにしたもので、いろいろな形のものがあるが、どのような形のものでもよい。双方向脱線防止付のものでもよい。ミシン目等用切り口15の等は、ミシン目13と脱線防止付一方通行切れ目14とを指すためのものである。
つまみ具2を切り離すための仕切用ヒートシール部12、ミシン目13及び脱線防止付一方通行切れ目14は、4つあるコーナー部の1つに設けてもよいし、横方向のヒートシール部11の両端に設けてもよいし、四隅全部に設けてもよい。又は、1辺の近くに設けてもよい。1辺とは、どの辺でもよいという意味である。
外側は、仕切用ヒートシール部12よりも袋体の端に寄った方をいい、仕切用ヒートシール部12よりも袋体の中央に寄った方を内側とする。
請求項2に係る食品用の袋は、袋1の上下の横方向のヒートシール部11を鋸歯状に切断し・該横方向のヒートシール11上に、ミシン目13又は脱線防止付一方通行切れ目14に近い所にミシン目等用切り口15とヒートシール部12の内側に開封用切り口15とを印刷により示した、請求項1に記載のつまみ具用の切れ目を設けたものである。
鋸歯状とは、W字形を連続したもので、谷部が切り口の働きをすればよいので、連続W字形の外に工場の建物の側面のように、山形の1辺が垂直のものでもよい。
要は、横方向のヒートシール部11を鋸歯状に切断し、2種類の切り口の位置を印刷により示したものである。
請求項3に係るつまみ具は、開口部21が凸状である、袋のコーナー部から、請求項1又は請求項2により、切り離したものである。
請求項4に係るつまみ具は、袋1の1辺から略直角に切り離した、断面形状が略Uの字形又は略Vの字形で、側面形状が四辺形であるものである。四辺形は、角に丸みのあるものや辺が直線でないものも含む。
請求項1の発明は、食品用の袋1自体からつまみ具2が容易に得られるので、野外等で手を洗うところがない所でも、しかも手が汚れていても、中身の食品を食べられるという効果がある。つまみ具2を使用すると、油、塩、タレ等袋内の食品の表面に付いていたものが、手指に付着しないので、食べた後で手をティッシュペーパー等で拭いたり、洗ったりしなくてよいという効果がある。しかも予め用意しなくても、食品を入れた袋1から容易に、しかもその場でつかみ具2が得られるという効果がある。更に袋1に入れる食品の中には、価格競争の厳しいものが多く、袋1の価格上昇は、極力避けねばならないものもあるが、請求項1の発明では、価格上昇の要素はほとんどない。即ち、仕切用ヒートシール部12は、横方向のヒートシール部11と同時にすればよいし、ミシン目13や脱線防止付一方通行切れ目14の加工は、袋1の上下端を切断するのと同時にすればよい。
請求項2の発明は、請求項1の効果の外に、印刷により切り口の位置を示すので、切り口用の裁断型を用意しなくて済むという効果がある。
請求項3の発明は、つまみ具2の開口部21が凸状であるので、薄い板状の食品から小さな豆類までつまみ易いという効果がある。
請求項4の発明は、2枚の四辺形のつまみ片が断面形状がハの字形に広がっているので、食品をつまみ易いという効果がある。
実施例1の食品用の袋を示す、平面図及び斜視図である。 実施例2の食品用の袋を示す、平面図である。 実施例3の食品用の袋を示す、斜視図である。 実施例4の食品用の袋を示す、平面図である。
食品用の袋自体から容易に食品のつまみ具を得るという目的を気体充満可能な袋のコーナー部又は1辺の近くに仕切用ヒートシール部を設け、その外側にミシン目を設け、横方向のヒートシール部にミシン目用と開封用との切り口を設けた袋で実現した。
実施例1の食品用の袋を図1に基づいて説明する。図1の(A)は、実施例1の食品用の袋を示す平面図である。小円内のものは、食品用袋のコーナー部を示し、矢印先の大円内のものは、小円内のものを拡大したものを示す。
袋1の上下には、横方向のヒートシール部11があり、袋1のコーナー部に、斜めの直線状の仕切用ヒートシール部12を設ける。大円内に示すように、斜めの直線状の仕切用ヒートシール部12の外側にミシン目13を設ける。このミシン目13の外側が切断後つまみ具2になる。
横方向のヒートシール部11上のミシン目13の上方に、ミシン目等用切り口15を設け、仕切用ヒートシール部12の内側に、開封用切り口16を設ける。ミシン目等用切り口15は、仕切用ヒートシール部12の外側にあり、気密性は関係ないので、切込みが深くてもよい。
使い方は、横方向のヒートシール部11上にあるミシン目等用切り口15を下方に向けて裂き、ミシン目13に沿って切り取り、つまみ具2を外す。このようにして、つまみ具2を得た後、開封用切り口16を下方に向けて裂いて、中身の取り出し口として、中身の食品を前もって得たつまみ具2で挟んで、取り出す。つまみ具2を介して、食品をつまむので、手には油、塩、タレ等の食品の表面に付着しているものは付かない。
なお、左側の袋1の全体を示す図では、上部の左右に斜めの仕切用ヒートシール部12を設けているが、片方の1個だけにしてもよいし、袋1の四隅に設けてもよい。
(B)は、ミシン目13により切り離した、つまみ具2の開口部21側から見たところを示す斜視図である。通常、ミシン目13に沿って切り離したつまみ具2は、(B)に示すように、開口部21が広がり、口を開けたようになる。もし、このようにならないときは、図のイ、ロ部を矢印の方向に指で押して、口を開けたようにする。
使い方は、つまみ具2の斜めの開口部21で、袋1の中の食品をつまんで取り出して口に運ぶ。手指に油等が付かないのは、(A)のところで記載した通りである。
(C)は、(A)の大円内に示すものの斜めの直線状仕切用ヒートシール部12を、下に凸状に曲がった曲線状の仕切用ヒートシール部12に変え、直線状のミシン目13を下に凸状の曲線状の脱線防止付一方通行切れ目14に変えたものである。脱線防止付一方通行切れ目14は、細長いTの字形を並べたものである。ミシン目等用の切り口15と開封用切り口16は変わらない。
使い方は、(A)に示したものと同じでる。つまみ具2の開口部21が膨れたような形になっているので、袋1の中身の食品をつまむ際に、つまみ易いという効果がある。つまみ具2の開口部21は、(C)に示すような凸状((A)のものよりも出っ張っている)の方が食品をつかみ易い。
(D)に示すものは、(C)に示したものの斜めの仕切用ヒートシール部12と曲線状の脱線防止付一方通行切れ目14とを上に凸状(下に凹状)のものに変えたものである。更に、脱線防止付一方通行切れ目14の形状を細長いTの字形から細長いYの字形に変えている。
使い方は、(C)に示したものと同じでる。つまみ具2の開口部21が窪んだ形状になっているので、袋1の中身の食品を摘む際に、ややつまみ難い点があるが、袋1の収容量が増すという効果がある。つまみ具2の開口部21は、(D)のような凹状になるとつまみ難い。凹状がひどくなる程つかみにくいので、薦められない。特に、豆類のように小さなものは、つまみ難い。
実施例2の食品用の袋1を図2に基づいて説明する。実施例2の袋1は、四辺共ヒートシールしたものである。
図2の(A)は実施例1の(A)(図1の(A))のつまみ具2を直角二等辺三角形から縦長の直角三角形に変えたものである。従って、横方向のヒートシール部11に対する、斜めの仕切用ヒートシール12及び脱線防止付一方通行の切れ目14の両方の角度も縦長の形の角度に変わっている。その他は、実施例1の(A)に示すものと同じである。なお、直角二等辺三角形や直角三角形は、正確なものでなくてもよく、大体のものでよい。
使い方は、実施例1の(A)のものと同じであるが、つまみ具2が浅くなっているので、大きい食品は、直角部を使うようにする。つまみ具2が浅くなっている半面、袋1の横幅が多少広くなり、収容量が増すという効果がある。
(B)は、(A)のつまみ具2を縦長から横長の直角三角形に変えたものである。従って、横方向のヒートシール部11に対する、斜めの仕切用ヒートシール部12及び脱線防止付一方通行切れ目14の両方の角度も横長の形の角度に変わっている。その他は、実施例2の(A)に示すものと同じである
使い方は、(A)のものと同じである。横長に変わっても、収容量が増すという効果は、同じである。
(C)は、(A)の斜めの直線状の仕切用ヒートシール部12を斜めの曲線状のヒートシール部12に変え、斜めの直線状の脱線防止付一方通行切れ目14を斜めの曲線状の脱線防止付一方通行切れ目14に変えたものである。脱線防止付一方通行切れ目14は、細長いY字形を逆ハの字形に変えている。その他は、実施例2の(A)に示すものと同じである
使い方は、(A)のものと同じである。つまみ具2の開口部21が直線状から凸状の曲線状に変わって、内容物の食品をつまみ易くなる効果がある。開口部21が凸状の方がつかみ易いのは、実施例1と同じである。
(D)は、(B)の斜めの直線状の仕切用ヒートシール部12を斜めの曲線状のヒートシール部12に変え、斜めの直線状の脱線防止付一方通行切れ目14を斜めの曲線状の脱線防止付一方通行切れ目14に変えたものである。脱線防止付一方通行切れ目14は、細長いY字形のままである。その他は、実施例2の(B)に示すものと同じである
使い方は、(B)のものと同じである。つまみ具2の開口部21が直線状から凸状の曲線状に変わって、内容物の食品をつまみ易くなる効果がある。
(E)は実施例1の(A)(図1の(A))の斜めの仕切用ヒートシール部12と斜めのミシン目13とを変えたものである。即ち、直線状の仕切用ヒートシール部12を連続W字形仕切用ヒートシール12に変え、直線状のミシン目13を短い切れ目を直線状に並べた脱線防止付一方通行切れ目14に変えたものである。脱線防止付一方通行切れ目14は、ミシン目等用の切り口15から裂けた切れ目が下に伸びて、予め切られていた短い切れ目に至り、その右端から下に向かって裂けることを繰り返して、連続的に斜めに切れていく。
その他は、実施例1の(A)に示すものと同じである。つまみ具2の開口部がギザギザになっているので、つまんだ食品が滑りにくい効果がある。
(F)は、(E)の斜めの連続W字形ヒートシール部12を波型(蛇行、連続S字形)のヒートシール部12に変え、脱線防止付一方通行切れ目14を連続逆ハの字形の脱線防止付一方通行切れ目14に変えたものである。その他は、(E)のものと同じである。使い方及び効果も同じである。
実施例2に示したつまみ具2は、即ち四辺共にヒートシールした袋1を使用したものは、実施例1に示した上下二辺をヒートシールした袋1に適用してもよいし、チューブ状の袋材の上下2箇所をヒートシールした袋1(背面に縦方向のヒートシールがないもの)に適用してもよい。
実施例3の食品用の袋1を図3に基づいて説明する。実施例3の袋1は、ガゼット袋、底ガゼット袋及びスタンド袋のものである。実施例3のつまみ具2は、実施例1及び実施例2の平面形状が直角三角形とその類似のものと異なり、別の平面形状をしている。
図3の(A)は、ガゼット袋1のコーナー部に斜めの仕切用ヒートシール部12を設け、この仕切用ヒートシール部12の外側に、つまみ具2を切り離すためのミシン目13を設けたものである。ガゼット袋は、袋の側面にマチ(折り込み)を入れたものである。図面の左下部の切開部に示す。
使い方は、ミシン目等用の切り口15からミシン目13を切り離して行くと、横方向のヒートシール部11を中心にした2枚の長方形からできたつまみ具2が得られる。この2枚の長方形部分で、ポテトチップ等の食品をつまんで、口へ運ぶ。2枚の長方形は、断面形状ハの字形に広がり、食品をつまみ易い。斜めの仕切用ヒートシール部12があるため、ミシン目13があっても袋1内の気密は保たれる。開封用の切り口16から切り開いて、中身を取り出すのは、実施例1と同じである。なお、ミシン目13は、脱線防止付一方通行切れ目14に変えてもよい。
(B)は、底ガゼット袋1のコーナー部に斜めの仕切用ヒートシール部12を設け、この仕切用ヒートシール部12の外側につまみ具2用のミシン目13を設けたものである。底ガゼット袋は、袋の底部にマチを入れたものである。
使い方は、ミシン目等用の切り口15からミシン目13を切り離して行くと、袋1のコーナー部を中心にした、先端に丸みをもった2枚のシートからなるつまみ具2が得られる。この2枚のシート部分で、ポテトチップ等の食品をつまんで、口へ運ぶ。2枚のシートの形状が指先のような形をしているので、小さなものでもつまみ易いという効果がある。
(C)は、スタンド袋1のコーナー部に斜めの仕切用ヒートシール部12を設け、この仕切用ヒートシール部12の外側につまみ具2用のミシン目13を設けたものである。スタンド袋は、袋の底部を円形にするなどして、袋に自立(スタンディング性)できるようにしたものである。袋1の側面には、縦方向のヒートシール部17がある。
使い方は、ミシン目等用の切り口15からミシン目13を切り離して行くと、袋1のコーナー部を中心にした四角形の2枚のシートからなるつまみ具2が得られる。この2枚のシート部分で、ポテトチップ等の食品をつまんで、口へ運ぶ。2枚のシートの形状が四角形で先端が尖っているので、小さな食品でもつまみ易い。
実施例3のつまみ具2は、開口部21の先端が細くて、十分出ているので、小さな食品でもつまみ易い効果がある。
実施例4の食品用の袋1を図4に基づいて説明する。実施例4の袋1は、実施例1と同じく普通の袋である。実施例4は、実施例1の斜めの仕切用ヒートシール部12をLの字形やUの字形に変えたものである。なお、ミシン目13は、脱線防止付一方通行切れ目14に変えてもよい。
図4の(A)は、袋1のコーナー部に、Lの字形の仕切用ヒートシール部12を設け、この仕切用ヒートシール部12の外側につまみ具2用の同じくLの字形のミシン目13を設けたものである。なお、ミシン目13は、脱線防止付一方通行切れ目14に変えてもよい。
使い方は、ミシン目等用の切り口15からミシン目13を切り離して行くと、袋1のコーナー部を中心にした2枚の四角形のシートからなるつまみ具2が得られる。この2枚のシート部分で、ポテトチップ等の食品をつまんで、口へ運ぶ。
(B)は、(A)のLの字形のミシン目13をUの字形のミシン目13に変えたものである。
使い方は、(A)と同じで、Uの字形のミシン目13を切り離し、得られたつまみ具2の2枚のU字形のシート部分で食品を挟む。
(C)は、(B)のLの字形の仕切用ヒートシール部12をUの字形の仕切用ヒートシール部12に変えたものである。
使い方は、(B)と同じである。
(D)は、(C)のUの字形の仕切用ヒートシール部12を元のLの字形の仕切用ヒートシール部12に変え、Uの字形のミシン目13を横方向のヒートシール部11に付いた四角のものに変えたものである。
使い方は、2つあるミシン目等用の切り口15のどちらからでも、ミシン目13を切り離して行くと、横方向のヒートシール部11に付いた、2枚の四角形のシートからできたつまみ具2が得られる。この2枚の四角形のシート部分で、ポテトチップ等の食品をつまんで、口へ運ぶ。
(E)は、(D)のLの字形の仕切用ヒートシール部12を上下に長くして、且つミシン目13で仕切られたつまみ具2の向きを変え、更につまみ具2の数を2個に増やしたものである。ミシン目等用の切り口15の位置を横方向のヒートシール部11から袋1の側面部に変えている。つまみ部2の個数は、増やしてもよい。
使い方は、袋1の側面にあるミシン目等用の切り口15のどの分からでも、ミシン目13を切り離して行くと、袋1の側面を中心にした、2枚の四角形のシートからできたつまみ具2が得られる。この2枚の四角形のシート部分で、ポテトチップ等の食品をつまんで、口へ運ぶ。断面形状ハの字形に広がり、食品をつまみ易い。
(F)は、(E)のLの字形の仕切用ヒートシール部12を上下に長くしたものから、元のものに戻し、且つミシン目13で仕切られたつまみ具2の向きを元の横方向のヒートシール部11にぶら下がったものに戻したものである。つまみ部2の個数は、増やしてもよい。
使い方は、横方向のヒートシール部11にあるミシン目等用の切り口15のどの分からでも、ミシン目13を切り離して行くと、横方向のヒートシール部11を中心にした、2枚の四角形のシートからできたつまみ具2が得られる。この2枚の四角形のシート部分で、ポテトチップ等の食品をつまんで、口へ運ぶ。2枚のシート部分は、断面形状ハの字形に広がる。
実施例4のつまみ具2の内、袋1のコーナー部を中心にしたものは、開口部21が凸状で、先が小さくなっているので、ピーナツのような小さなものでも、つまみ易いという効果がある。横方向のヒートシール部11や袋1の側面を中心にしたものは、2枚の四角形のシート部分が、断面形状ハの字形に広がっているので、食品をつまみ易いという効果がある。 なお、実施例4のつまみ具2のミシン目13は、脱線防止付一方通行切れ目14に変えてもよい。
本発明の食品用の袋は、ヒートシールを施した食品用の袋に適用でき、つまみ具が容易に得られるので、いつでも、どこでも中身の食品を直接手で触ることなく,食べられるという食品用の袋に適用できる。
1………袋
11……横方向のヒートシール部
12……仕切用ヒートシール部
13……ミシン目
14……脱線防止付一方通行切れ目
15……ミシン目等用の切り口
16……開封用の切り口
17……縦方向のヒートシール部
2………つまみ具
21……開口部

請求項2に係る食品用の袋は、袋1の上下の横方向のヒートシール部11
を鋸歯状に切断し・該横方向のヒートシール部11上に、ミシン目13又は
脱線防止付一方通行切れ目14に近い所にミシン目等用切り口15と仕切用
ヒートシール部12の内側に開封用切り口1とを印刷により示した、請求
項1に記載のつまみ具用の切れ目を設けた食品用の袋。

Claims (4)

  1. ヒートシール可能で気密性のシートで構成した気体充満可能な袋(1)のコーナー部又は1辺の近くを、
    仕切用ヒートシール部(12)で仕切り、該仕切用ヒートシール部(12)の外側に、
    つまみ具(2)を切り離すためのミシン目(13)又は脱線防止付一方通行切れ目(14)を設け、
    横方向のヒートシール部(11)上の該ミシン目(13)又は該脱線防止付一方通行切れ目(14)の上方に、ミシン目等用切り口(15)を設け、更に前記仕切用ヒートシール部(12)の内側に開封用切り口(16)を設けた、つまみ具用の切れ目を設けた食品用の袋。
  2. 袋(1)の上下の横方向のヒートシール部(11)を鋸歯状に切断し、
    該横方向のヒートシール部(11)上に、ミシン目(13)又は脱線防止付一方通行切れ目(14)に近い所にミシン目等用切り口(15)と仕切用ヒートシール部(12)の内側に開封用切り口(15)とを印刷により示した、請求項1に記載のつまみ具用の切れ目を設けた食品用の袋。
  3. 開口部(21)が凸状である、袋のコーナー部から、請求項1又は請求項2により、切り離したつまみ具。
  4. 袋の1辺から略直角に切り離した、断面形状が略Uの字形又は略Vの字形で、側面形状が四辺形であるつまみ具。

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