JPH0649348U - 菓子袋切取り式菓子つまみ

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(57)【要約】［目的］スナック菓子の油分，塩分などが直接手に付
かず、気持ちよく菓子が食べられるように、菓子つまみ
を提供する。［構成］菓子袋（１）の一片を線Ａ，Ｂにそって切取
ることにより、作り出される菓子つまみ（２）。他の器
具の付加ではなく、菓子袋そのものを活用することを特
徴とする。

【考案の詳細な説明】［０００１］［産業上の利用分野］この考案は、菓子袋の一片を切取ることにより、作り出される菓子つまみに関するものである。

［０００２］［従来の技術］従来、ポテトチップスなどのスナック菓子は、直接手でつまんで食べるのが普通であった。

［０００３］［考案が解決しようとする課題］これには次のような欠点がある。

（イ）油分、塩分などが手、特に指先に付着し、ベタベタとした不快な思いをしたり、付着した油が衣類など他のものへ付き、汚れ，シミなどの原因になる場合さえもあった。

（ロ）手の汚れを防ぐ手段として箸，スプーン，フォークなどの器具あるいは、ナプキン，お手拭きなどを別途用意しなければならなかった。家庭用の器具は使用後洗う手間がかかり、また使い捨ての器具はゴミを増やす原因ともなっている。

本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

［０００４］［課題を解決するための手段］菓子袋（１）の一片を線Ａ，Ｂにそって切取ることにより、作り出される菓子つまみ（２）。

［０００５］［作用］（イ）菓子つまみ（２）の接着部（３）を人差指と中指の間に挟む様に持ち、支点（４）を親指で支えることによって、菓子をつまむことが出来る。

（ロ）菓子つまみ（２）の接着部（３）を手で持ち、線Ｂ，Ｃを下側にしスコップのように使用することで菓子をすくうことも出来る。

［０００６］［実施例］菓子つまみ（２）を菓子袋（１）より切取る方法として、（イ）菓子袋の展開図［図３］における線Ａ，Ｂ，Ａ′にそってミシン目、あるいは、それに類する切取りのガイドラインを入れておき、簡単に手で切取れるようにする。

（ロ）菓子袋の素材よりも硬質の糸、またはそれに類するものを、菓子袋の裏側の線Ａ，Ｂ，Ａ′にそって貼り、その一端を手で引くことにより切取る。

（ハ）はさみ，もしくはカッターナイフを使用して切取る。

上記方法で、菓子袋（１）より菓子つまみ（２）が切取られる。

［０００７］［考案の効果］（イ）油分，塩分などが直接手に付くことがなくなり、気持ち良く菓子を食べることが出来る。

（ロ）手が汚れていても、食品に直接ふれないため、衛生的である。

（ハ）手持ちの器具（スプーン，フォーク，箸など）を使用せずに済むので、洗い物の手間が省ける。

（ニ）付属品（使い捨てスプーン，割箸，ナプキン，お手ふきなど）を付けるのではなく、菓子袋そのものを利用しているため、余分なゴミが出ない。

（ホ）菓子袋を開ける作業が、同時に楽に出来る。

（ヘ）水道などの手洗い場のない屋外で、ハンカチ，お手ふきなどの用意がなくても、気軽にスナック菓子が楽しめる。

【図面の簡単な説明】

［図１］菓子袋全体の正面図である。［図２］本考案の斜視図である。［図３］菓子袋の展開図である。［符号の説明］１．菓子袋２．菓子つまみ３．接着部４．支点

【実用新案登録請求の範囲】