JP2014148318A - ディスペンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】液の吐出に際して吐出口のレベルが常時一定の状態での吐出が可能であり、また、吐出操作に伴ってノズル内の液を内部に引き戻すことができる、所謂パックサクション効果を兼ね備えたディスペサンーを提案する。
【解決手段】上端部に起立したシール筒部12に基端を開口してノズル13を外方へ突設した装着部材Aと、装着部材内に上端を固定して容器体内に垂下させるシリンダBと、シリンダ内を摺動するピストンD1を連係させ、内部にシリンダ内からの液を流通する流通路p1を画成したステムD2の上端に押下ヘッドD5を嵌着して上下動可能に装着した作動部材Dとを備え、作動部材外周とシール筒部内周との間に、下部シール部66及び上部シール部59で区画された連通路p2を画成し、作動部材Dの押し下げにより加圧液が、流通路p1、連通路p2を介してノズル13の吐出口13bより外部へ突出される。
【選択図】図1

Description

本発明はディスペンサーに関し、詳しくは、液の吐出に当たり、吐出口位置が変動することなく吐出することができ、吐出位置を安定させることができるディスペンサーに関する。
容器体内の液を汲み上げて吐出するディスペンサーとして、容器体の口頸部に装着部材の装着筒を嵌合させて、容器体に対して着脱可能に装着するものが知られており、これらのディスペンサーとして、容器体内に垂下するシリンダを備え、また、シリンダ内を摺動する環状ピストンを外周下部に連係させたステムの上端に押下ヘッドを嵌着してシリンダに対して上方付勢状態で上下動可能に装着された作動部材を備えたものが種々提案されている。(例えば、特許文献1参照)
特許文献1に記載されているディスペンサーは、シリンダ下端部に吸込み弁を設け、また、環状ピストンはステムに対して所定幅の上下動が可能に装着しており、環状ピストンの下端部とステム外周に突設した弁座とで構成した吐出弁を備えている。そして、作動部材の上方付勢状態に抗する押し下げにより吐出弁を開いてシリンダ内の加圧液をステム筒壁に設けた透孔よりステム内を介して押下ヘッドのノズルより吐出する如く構成している。
特開2012−158360号公報
従来のこの種のディスペンサーでは、上記した如く、ノズルが作動部材の押下ヘッドに設けられており、従って、液の吐出に当たって作動部材を押し下げると自ずからノズルも下降し、この下降するノズルの吐出口からの液の吐出となる。
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、液の吐出に際して吐出口のレベルが常時一定の状態での吐出が可能であるディスペンサーを提案する。また、吐出操作に伴ってノズル内の液を内部に引き戻すことができる、所謂バックサクション効果を兼ね備えたディスペサンーを提案する。
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、容器体100の口頸部101に嵌着し、上端部に起立したシール筒部12に基端を開口してノズル13を外方へ突設した装着部材Aと、装着部材A内に上端を固定して容器体100内に垂下させるシリンダBと、シリンダB内を摺動するピストンD1を下部外周に連係させ、内部にシリンダB内からの液を流通する流通路p1を画成したステムD2の上端に押下ヘッドD5を嵌着して上方付勢状態で上下動可能に装着した作動部材Dとを備え、作動部材D外周とシール筒部12内周との間に、下部シール部66及び上部シール部59で区画された連通路p2を画成し、作動部材Dの押し下げにより加圧液が、流通路p1、連通路p2を介してノズル13の吐出口13bより外部へ突出される。
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、作動部材Dの最上昇位置から作動部材Dの押し下げ下降位置に至る間、流通路p1と連通路p2との間及び連通路p2とノズル13内との間が連通状態であり、シール筒部12に、シール筒部12内に於いて連通路p2と非連通で、作動部材Dの押し下げ下降時に容器体100内と連通する外気導入用の通気孔15を穿設した。
第3の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第2の手段に於いて、下部シール部66及び上部シール部59は、それぞれ作動部材Dの外周より突設して先端をシール筒部12内周に液密摺動可能に嵌合させた環状をなし、下部シール部66の先端をノズル基端開口13aの下方位置に、上部シール部59の先端をノズル基端開口13aの上方位置にそれぞれ液密摺動可能に嵌合させた。
第4の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、作動部材Dの最上昇位置から作動部材Dの押し下げ下降位置に至る間、流通路p1と連通路p2とが連通状態であり、作動部材Dの最上昇位置に於いて、連通路p2とノズル13内とが非連通状態であり、作動部材Dの押し下げにより連通路p2とノズル13内とが連通状態となる。
第5の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第4の手段に於いて、下部シール部66及び上部シール部59は、それぞれ作動部材Dの外周より突設して先端をシール筒部12内周に液密摺動可能に嵌合させた環状をなし、作動部材Dの最上昇位置に於いて、下部シール部66及び上部シール部59の先端をそれぞれノズル基端開口13aの上方位置に、作動部材Dの押し下げ下降位置に於いて、下部シール部66の先端をノズル基端開口13aの下方位置に、上部シール部59の先端をノズル基端開口13aの上方位置にそれぞれ液密摺動可能に嵌合させた。
第6の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段乃至第5の手段のいずれかの手段に於いて、押下ヘッドD5の下面に、作動部材Dの押し下げを防止するストッパーEを着脱可能に嵌着した。
本発明によれば、液の吐出に際して吐出口13bのレベルが常時一定の状態での吐出が可能であり、吐出位置が常時安定し、安定した吐出を常時行なえるという特徴がある。また、作動部材D外周とシール筒部12内周との間に、下部シール部66及び上部シール部59で区画された連通路p2を画成し、作動部材Dの押し下げにより加圧液が、流通路p1、連通路p2を介してノズル13の吐出口13bより外部へ突出される如く構成するというように構造も簡単であり、組み付け操作を容易に行なえるという利点もある。
作動部材Dの最上昇位置から作動部材Dの押し下げ下降位置に至る間、流通路p1と連通路p2との間及び連通路p2とノズル13内との間が連通状態であり、シール筒部12に、シール筒部12内に於いて連通路p2と非連通で、作動部材Dの押し下げ下降時に容器体100内と連通する外気導入用の通気孔15を穿設した場合には、上気した安定した吐出を常時行なえるとともに、通気孔1の存在でノズル13から外気を吸い込まないため、液内に空気を取り込むことがないという特徴がある。
下部シール部66及び上部シール部59は、それぞれ作動部材Dの外周より突設して先端をシール筒部12内周に液密摺動可能に嵌合させた環状をなし、下部シール部66の先端をノズル基端開口13aの下方位置に、上部シール部59の先端をノズル基端開口13aの上方位置にそれぞれ液密摺動可能に嵌合させた場合には、各下部シール部66及び上部シール部59を作動部材Dの外周に突設することでその形成が容易であり、組み付け操作も容易となる利点がある。
作動部材Dの最上昇位置から作動部材Dの押し下げ下降位置に至る間、流通路p1と連通路p2とが連通状態であり、作動部材Dの最上昇位置に於いて、連通路p2とノズル13内とが非連通状態であり、作動部材Dの押し下げにより連通路p2とノズル13内とが連通状態となる如く構成した場合には、作動部材Dを押し下げて液の吐出を行なった後、作動部材Dが上昇する際に、ノズル13内の液を内部に引き込む作用が発生し、液垂れの防止を図れるという特徴がある。
下部シール部66及び上部シール部59は、それぞれ作動部材Dの外周より突設して先端をシール筒部12内周に液密摺動可能に嵌合させた環状をなし、作動部材Dの最上昇位置に於いて、下部シール部66及び上部シール部59の先端をそれぞれノズル基端開口13aの上方位置に、作動部材Dの押し下げ下降位置に於いて、下部シール部66の先端をノズル基端開口13aの下方位置に、上部シール部59の先端をノズル基端開口13aの上方位置にそれぞれ液密摺動可能に嵌合させた場合には、各下部シール部66及び上部シール部59を作動部材Dの外周に突設することでその形成が容易であり、組み付け操作も容易となる利点がある。
押下ヘッドD5の下面に、作動部材Dの押し下げを防止するストッパーEを着脱可能に嵌着した場合には、不用意な作動部材Dの押し下げを防止でき、不用意な液の吐出を防止でき、また、その取り扱いも簡便である。
ディスペンサーの半断面図である。(第1実施例) 作動部材を押し下げ状態のディスペンサーの半断面図である。(第1実施例) ディスペンサーの半断面図である。(第2実施例) 作動部材を押し下げ状態のディスペンサーの半断面図である。(第2実施例)
以下、本発明の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明のディスペンサーの第1実施例を示す。図面において、説明の便宜上右側を前部、左側を後部、手前を左側部、奥側を右側部として説明する。
ディスペンサー1は、容器体100に着脱可能に装着して使用するもので、装着部材Aと、シリンダBと、ポペット弁体Cと、作動部材Dと、ストッパーEとを備えている。
装着部材Aは、容器体100の口頸部101外周に嵌合させる装着筒10の上端より頂板11を延設し、頂板11の内周縁部を二重筒状に隆起させた隆起部11aに形成している。また、頂板11の隆起部11a上面よりシール筒部12を起立し、シール筒部12の上下方向中間部に基端開口13aを開口したノズル13を前方へ突設し、その先端に吐出口13bを開口している。また、ノズル13の基端上方位置のシール筒部12外周にフランジ14を突設しており、シール筒部12の下端部には容器体100内と連通させる外気導入用の通気孔15を穿設している。
シリンダBは、上端を隆起部11a内に嵌着固定して下方へ垂下させた筒状をなし、テーパ状の底壁20の下面よりパイプ嵌合筒21を垂設し、パイプ嵌合筒21に上端を嵌着したパイプ22を容器体100内下部に垂下させている。シリンダBの周壁23内周下端部から底壁20上面に渡る係止リブ24を、周方向複数突設しており、また、周壁23の上部には外気を容器体100内へ導入するため、通孔25を穿設している。そして、装着筒10を口頸部101外周に嵌合させた際にシリンダBを口頸部101内を介して容器体100の胴部内ヘ垂下させてディスペンサー1を容器体100に装着する如く構成している。尚、図中26はパッキンを示す。
ポペット弁体Cは、シリンダB内中央部に上下動可能に装着させた棒状をなし、下面をシリンダ底壁20で構成する吸込み弁座20aに圧接可能に構成して吸込み弁V1を形成している。また、外周下部より、周方向複数の係止突起30を突設している。
作動部材Dは、ピストンD1と、ステムD2と、連結部材D3と、シール部形成部材D4と、押下ヘッドD5とを備えている。
ピストンD1は、ステムD2の外周下部に所定幅の上下動が可能に装着されており、外周をシリンダB内周に摺動可能に嵌合させている。第1実施例では、外周に上下スカート状の外摺動部40を、内周縁にも上下スカート状の内摺動部41をそれぞれ備えた断面H状をなす環状で、外摺動部40をシリンダB内周に液密摺動可能に嵌合させ、また、内摺動部41をステムD2の外周下部に所定幅の上下動が可能に嵌合させている。
第1実施例においてステムD2は、下部ステムD2aと、上部ステムD2bの二部材で構成している。下部ステムD2aは筒状で、外周下部に環状の吐出弁座45を突設しており、この吐出弁座45に、ピストンD1の内摺動部41の下端部を圧接可能に構成して吐出弁V2を形成しており、吐出弁座45直上の筒壁にはステムD2内外を連通する吐出弁孔46を穿設している。また、吐出弁座45下面からは周方向複数垂設した棒状突起47を介して、シリンダB内面と僅かな隙間をあけて位置させた案内突起48をそれぞれ突設している。また、各棒状突起47下面と、シリンダBの係止リブ24との間にコイルスプリングs介在させて、ステムD2を、牽いては、作動部材Dを常時上方へ付勢させている。また、下部ステムD2aの下面内方より筒状シール部49を突設しており、筒状シール部49の先端をポペット弁体C外周上部に液密摺動可能に嵌合させている。
上部ステムD2bは、下部ステムD2aの外周上部に下部を嵌着固定した筒状をなし、その下面により下部ステムD2aの外周上部に係止段部50を形成しており、この係止段部50にピストンD1の内摺動部41上端が当接係止する状態から、内摺動部41の下端が吐出弁座45の上面に当接するまでを、ステムD2に対してピストンD1が相対上下動可能に装着されている。そして、下部ステムD2a内及び上部ステムD2b内には吐出弁V2、吐出弁孔46を介してシリンダB内と連通する流通路p1を画成している。
連結部材D3は、ステムD2の上端に押下ヘッドD5を嵌着するためのものであり、上部ステムD2b(ステムD2)の外周上端部に嵌合させた下部周壁部55の上端より上部ステムD2bの上端を閉塞する閉塞壁56を延設し、また、閉塞壁56の周縁より上方に上部周壁部57を起立している。また、閉塞壁56の周縁部から下部周壁部55の内面にわたり隙間用リブを周方向複数突設して、上部ステムD2bの上面と閉塞壁56との間から下部周壁部55と上部ステムD2b外周との間を通り、ステムD2の内外を連通する通液溝58を設けている。更に、上部周壁部57の外周下部より、環状の上部シール部59を突設しており、上部シール部59の先端をシール筒部12の内周に液密摺動可能に嵌合させている。
シール部形成部材D4は、上部ステムD2b外周の、連結部材D3下方位置に嵌着した嵌合筒65の外周より環状の下部シール部66を突設しており、下部シール部66の先端をシール筒部12内周に液密摺動可能に嵌合している。
そして、上部シール部59及び下部シール部66により、作動部材D外周とシール筒部12内周との間にステムD2の流通路p1内とノズル13内とを連通する連通路p2を画成している。第1実施例では、図1の作動部材Dの最上昇位置に於いて、上部シール部59の先端をノズル基端開口13aの上方位置に液密摺動可能に嵌合させており、下部シール部66の先端を、ノズル基端開口13aの下方位置に液密摺動可能に嵌合させており、ステムD2内と通液溝58を介して上部シール部59及び下部シール部66間に画成された流通路p1と連通させ、また、流通路p1とノズル13内とを連通させている。この状態から作動部材Dを押し下げると、図2に示す如く、上部シール部59はノズル13の基端開口より上方位置まで下降し、また、下部シール部66はノズル基端開口13aより下方のシール筒部12内周下部まで下降するが、この場合も、ステムD2内1と通液溝58を介して流通路p1と連通しており、また、流通路p1とノズル13内とが連通しており、従って、作動部材Dの最上昇位置から最下降位置までの移動中にステムD2内とノズル13内と連通している。
押下ヘッドD5は、連結部材D3の上部周壁部57内周に嵌着した嵌着筒71を蓋板71裏面より垂設し、また、蓋板71の周縁部下面より垂設した外周壁72を装着部材Aのシール筒部12外周に押し下げ可能に嵌合させている。外周壁72の内周下端部に突設した係合突部73をシール筒部12の外周上端に突設した係止突部16の下面に乗り越え係合させて、押下ヘッドD5の上方へ抜け出しを防止している。
ストッパーEは、フランジ14と押下ヘッドD5の外周壁72との間の、シール筒部12外周に着脱可能に嵌合させたもので、装着時に作動部材Dの押下を防止する如く構成している。
上記の如く構成したディスペンサー1の作用について説明する。図1の状態からストッパーEを取り外し、押下ヘッドD5を押圧して作動部材Dを押し下げると、筒状シール部49によりポペット弁体Cが押し下げられて吸込み弁V1が閉じ、シリンダB内が加圧されてピストンD1がステムD2に対して相対的に上昇して吐出弁V2が開き、加圧液が吐出弁孔46よりステムD2内の流通路p1、通液溝58、連通路p2を介してノズル13内に導入され、吐出口13bより吐出される。
次いで、押下ヘッドD5の押圧を解除すると、コイルスプリングsの上方付勢力により作動部材Dが上昇し、ピストンD1はステムD2に対して相対的に下降して吐出弁V2が閉じ、また、筒状シール部49によりポペット弁体Cを上昇させて吸込み弁V1が開き、負圧化したシリンダB内に容器体100内よりパイプ22を介して液が導入される。その際、外気導入用の通気孔15より、ステムD2と装着部材Aの隆起部11aとの間、通孔25を介して負圧化した容器体100内に外気が導入される。
図3及び図4は第2実施例を示し、第1実施例に於いて、連通路p2部分の具体構造を一部変更しており、作動部材Dの最上昇位置から作動部材Dの押し下げ下降位置に至る間、流通路p1と連通路p2とが連通状態であり、作動部材Dの最上昇位置に於いて、連通路p2とノズル13内とが非連通状態であり、作動部材Dの押し下げにより連通路p2とノズル13内とが連通状態となる如く構成している。
第2実施例では、作動部材Dは、ピストンD1と、ステムD2と、連結部材D3と、シール部形成部材D4と、押下ヘッドD5とを備えている。
ピストンD1及びステムD2は第1実施例と同様構成である。
連結部材D3は、上部ステムD2b(ステムD2)の外周上端部に嵌合させた下部周壁部55の上端より内方へフランジ部60を延設し、フランジ部60の内周縁より上部周壁部57を起立し、また、上部周壁部57の下端燐より上部ステムD2bの上端を閉塞する閉塞壁56を延設している。また、フランジ部60には周方向複数の通液溝58を穿設して、ステムD2の内外を連通している。更に、下部周壁部55の外周下部より、環状の下部シール部66を突設しており、下部シール部66の先端をシール筒部12の内周のノズル基端開口13a上方位置に液密摺動可能に嵌合させている。
シール部形成部材D4は、上部周壁部57外周に嵌着した嵌合筒65の外周より環状の上部シール部59を突設しており、上部シール部59の先端をシール筒部12内周のノズル基端開口13a上方位置に液密摺動可能に嵌合している。
そして、上部シール部59及び下部シール部66により、作動部材D外周とシール筒部12内周との間にステムD2の流通路p1内とノズル13内とを連通するための連通路p2を画成している。第2実施例では、図3の作動部材Dの最上昇位置に於いて、下部シール部66の先端をノズル基端開口13aの上方位置に液密摺動可能に嵌合させており、上部シール部59の先端を、ノズル基端開口13aの上方位置に液密摺動可能に嵌合させており、ステムD2内の流通路p1と、上部シール部59及び下部シール部66間に画成された流通路p1とを、通液溝58を介して連通させ、また、流通路p1とノズル13内とを非連通としている。
この状態から作動部材Dを押し下げると、図4に示す如く、上部シール部59はノズル基端開口13aより上方位置まで下降し、また、下部シール部66はノズル基端開口13aより下方のシール筒部12内周下部まで下降し、流通路p1と流通路p1とが通液溝58を介して連通した状態を維持し、また、流通路p1とノズル13内とが連通する。
押下ヘッドD5は、連結部材D3の上部周壁部57内周に嵌着した嵌着軸74を蓋板71裏面より垂設し、また、蓋板71の周縁部下面より垂設した外周壁72を装着部材Aのシール筒部12外周に押し下げ可能に嵌合させている。外周壁72の内周下端部に突設した係合突部73をシール筒部12の外周上端に突設した係止突部16の下面に乗り越え係合させて、押下ヘッドD5の上方へ抜け出しを防止している。
その他の構成は第1実施例と同様であるため同符号を付して説明を省略する。
上記の如く構成した第2実施例のディスペンサー1の作用について説明する。図3の状態からストッパーEを取り外し、押下ヘッドD5を押圧して作動部材Dを押し下げると、筒状シール部49によりポペット弁体Cが押し下げられて吸込み弁V1が閉じ、シリンダB内が加圧されてピストンD1がステムD2に対して相対的に上昇して吐出弁V2が開き、加圧液が吐出弁孔46よりステムD2内の流通路p1に導入される。この際下部シール部66がノズル基端開口13a下方に至り、連通路p2内とノズル13内とが連通し、従って、加圧液は、流通路p1から通液溝58、連通路p2を介してノズル13内に導入され、吐出口13bより吐出される。
次いで、押下ヘッドD5の押圧を解除すると、コイルスプリングsの上方付勢力により作動部材Dが上昇し、ピストンD1はステムD2に対して相対的に下降して吐出弁V2が閉じ、また、下部シール部66がノズル基端開口13aより上方位置まで上昇し、更に、環状シール部1によりポペット弁体Cを上昇させて吸込み弁V1が開き、負圧化したシリンダB内に容器体100内よりパイプ22を介して液が導入される。その際、ノズル13内より、ステムD2と装着部材Aの隆起部11aとの間、通孔25を介して負圧化した容器体100内に外気が導入される。
1:ディスペンサー
A:装着部材
10…装着筒、11…頂板、11a…隆起部、12…シール筒部、13…ノズル、
13a…基端開口、13b…吐出口、14…フランジ、15…外気導入用の通気孔、
16…係止突部
B:シリンダ
20…底壁、20a…吸込み弁座、21…パイプ嵌合筒、22…パイプ、23…周壁、
24…係止リブ、25…通孔、26…パッキン
C:ポペット弁体
30…係止突起
D:作動部材
D1:ピストン
40…外摺動部、41…内摺動部
D2:ステム
D2a:下部ステム
45…吐出弁座、46…吐出弁孔、47…棒状突起、48…案内突起、
49…筒状シール部
D2b:上部ステム
50…係止段部
D3:連結部材
55…下部周壁部、56…閉塞壁、57…上部周壁部、58…通液溝、
59…上部シール部、60…フランジ部
D4:シール部形成部材
65…嵌合筒、66…下部シール部
D5:押下ヘッド
70…嵌着筒、71…蓋板、72…外周壁、73…係合突部、74…嵌着軸
E:ストッパー
V1:吸込み弁
V2:吐出弁
s:コイルスプリング
p1:流通路
p2:連通路
100:容器体
101:口頸部

Claims (6)

  1. 容器体(100)の口頸部(101)に嵌着し、上端部に起立したシール筒部(12)に基端を開口してノズル(13)を外方へ突設した装着部材(A)と、装着部材(A)内に上端を固定して容器体(100)内に垂下させるシリンダ(B)と、シリンダ(B)内を摺動するピストン(D1)を下部外周に連係させ、内部にシリンダ(B)内からの液を流通する流通路(p1)を画成したステム(D2)の上端に押下ヘッド(D5)を嵌着して上方付勢状態で上下動可能に装着した作動部材(D)とを備え、作動部材(D)外周とシール筒部(12)内周との間に、下部シール部(66)及び上部シール部(59)で区画された連通路(p2)を画成し、作動部材(D)の押し下げにより加圧液が、流通路(p1)、連通路(p2)を介してノズル(13)の吐出口(13b)より外部へ突出されることを特徴とするディスペンサー。
  2. 作動部材(D)の最上昇位置から作動部材(D)の押し下げ下降位置に至る間、流通路(p1)と連通路(p2)との間及び連通路(p2)とノズル(13)内との間が連通状態であり、シール筒部(12)に、シール筒部(12)内に於いて連通路(p2)と非連通で、作動部材(D)の押し下げ下降時に容器体(100)内と連通する外気導入用の通気孔(15)を穿設した請求項1に記載のディスペンサー。
  3. 下部シール部(66)及び上部シール部(59)は、それぞれ作動部材(D)の外周より突設して先端をシール筒部(12)内周に液密摺動可能に嵌合させた環状をなし、下部シール部(66)の先端をノズル基端開口(13a)の下方位置に、上部シール部(59)の先端をノズル基端開口(13a)の上方位置にそれぞれ液密摺動可能に嵌合させた請求項2に記載のディスペンサー。
  4. 作動部材(D)の最上昇位置から作動部材(D)の押し下げ下降位置に至る間、流通路(p1)と連通路(p2)とが連通状態であり、作動部材(D)の最上昇位置に於いて、連通路(p2)とノズル(13)内とが非連通状態であり、作動部材(D)の押し下げにより連通路(p2)とノズル(13)内とが連通状態となる請求項1記載のディスペンサー。
  5. 下部シール部(66)及び上部シール部(59)は、それぞれ作動部材(D)の外周より突設して先端をシール筒部(12)内周に液密摺動可能に嵌合させた環状をなし、作動部材(D)の最上昇位置に於いて、下部シール部(66)及び上部シール部(59)の先端をそれぞれノズル基端開口(13a)の上方位置に、作動部材(D)の押し下げ下降位置に於いて、下部シール部(66)の先端をノズル基端開口(13a)の下方位置に、上部シール部(59)の先端をノズル基端開口(13a)の上方位置にそれぞれ液密摺動可能に嵌合させた請求項4記載のディスペンサー。
  6. 押下ヘッド(D5)の下面に、作動部材(D)の押し下げを防止するストッパー(E)を着脱可能に嵌着した請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のディスペンサー。
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