JP2014147189A - 電力変換装置の駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 上アーム駆動回路のための電源として、下アーム駆動電源から絶縁された別個のフローティング電源を設けることなく、上アームのスイッチング素子および下アームのスイッチング素子の各々のオン/オフの状態によらず上アーム駆動回路に安定した電源電圧を供給することができる駆動回路を提供する。
【解決手段】 駆動回路61は、下アーム駆動電源41からインダクタLに電流を流す動作とインダクタLからコンデンサC2に電流を流す動作とを交互に繰り返してコンデンサC2の両端に下アーム駆動電源41の電圧Vcc1に基づいた充電電圧Vc2を発生する動作と、P電位にコンデンサC2の充電電圧Vc2を加算する動作とを行い、P電位にコンデンサC2の充電電圧Vc2を加算した電位を上アーム駆動回路31の高電位電源ノードに与えると共にブートストラップコンデンサCbに電荷を充電する。
【選択図】図2

Description

この発明は、電力変換装置を構成するスイッチング素子のゲートに信号を供給してスイッチング素子を駆動する駆動回路に関する。
周知の通り、電動機駆動システムは、電動機を駆動するための手段として、インバータ等の電力変換装置を有している。この電力変換装置は、上アームのスイッチング素子と下アームのスイッチング素子を直流電源の直流母線間に直列に介挿した構成を有している。そして、電力変換装置には、上アームのスイッチング素子のゲートにそのスイッチング素子をオン/オフさせるための信号を供給する上アーム駆動回路および下アームのスイッチング素子のゲートにそのスイッチング素子をオン/オフさせるための信号を供給する下アーム駆動回路を含む駆動回路が設けられている。ここで、下アームのスイッチング素子は、電力変換装置の出力ノードと低電位側直流母線との間に介挿されている。この下アームのスイッチング素子をオンさせるためには、低電位側直流母線の電位に対して所定電位差以上の電位差を持った信号をゲートに与えれば良い。従って、下アーム駆動回路を作動させるための電源(以下、下アーム駆動電源という)として、低電位側直流母線の電位を基準電位とし、この基準電位に対して所定電圧だけ高い電位の電源電圧を下アーム駆動回路に供給する電源が用いられる。これに対し、上アームのスイッチング素子は、高電位側直流母線と電力変換装置の出力ノードとの間に介挿されている。この上アームのスイッチング素子をオンさせるためには、電力変換装置の出力ノードの電位に対して所定電位差以上の電位差を持った信号をゲートに与える必要がある。従って、上アーム駆動回路を作動させるための電源(以下、上アーム駆動電源という)は、電力変換装置の出力ノードの電位を基準電位とし、この基準電位に対して所定電圧だけ高い電位の電源電圧を上アーム駆動回路に供給するものである必要がある。ここで、出力ノードの電位は、上アームのスイッチング素子および下アームのスイッチング素子のオン/オフに従って低電位側直流母線の電位と高電位側直流母線の電位との間を遷移する。このため、上アーム駆動電源と下アーム駆動電源とは絶縁されている必要がある。また、出力ノードの電位が直流電源の高電位側直流母線の電位となる場合、上アーム駆動電源の電圧は、直流電源の高電位側の電位よりも高い電圧となる。以上の理由により、従来、下アーム駆動電源から絶縁された別個の電源を上アーム駆動電源として設けていた。
一方、下アーム駆動電源を上アーム駆動電源としても利用するブートストラップ型駆動回路が提案されている。図11は、ブートストラップ型駆動回路の構成を示す回路図である。図11に示すように、直流電源200の高電位側および低電位側の直流母線間には上アームのスイッチング素子110および下アームのスイッチング素子120が直列に介挿されており、スイッチング素子110とスイッチング素子120との接続ノードNoutは出力ノードとして機能する。ここで、スイッチング素子110にはダイオード210が逆並列接続され、スイッチング素子120にはダイオード220が逆並列接続されている。下アーム駆動回路320は、下アーム駆動電源300の正極および負極間に介挿されており、この下アーム駆動電源300から電源電圧の供給を受けて、下アームのスイッチング素子120のゲートに対する信号を発生する。下アーム駆動電源300の正極には、ブートストラップダイオード410のアノードが接続されている。このブートストラップダイオード410のカソードとノードNoutとの間にはブートストラップコンデンサ400が介挿されている。上アーム駆動回路310は、このブートストラップコンデンサ400の充電電圧を電源電圧として動作し、上アームのスイッチング素子110のゲートに対する信号を発生する。
図11に示すブートストラップ型駆動回路では、下アームのスイッチング素子120がオンであるときには、ノードNoutの電位が直流電源200の負極に接続された低電位側直流母線Nの電位となるため、下アーム駆動電源300からブートストラップダイオード410を介してブートストラップコンデンサ400に電荷が充電される。そして、上アームのスイッチング素子110がオンになると、ノードNoutの電位が直流電源200の正極に接続された高電位側直流母線Pの電位となるため、ブートストラップダイオード410のカソードの電位は、高電位側直流母線Pの電位にブートストラップコンデンサ400の充電電圧を加算した電位となり、この電位は下アーム駆動電源300の正極の電位よりも高くなる。このため、ブートストラップダイオード410はオフとなり、ブートストラップコンデンサ400の充電は行われない。この上アームのスイッチング素子110がオンである間、ブートストラップコンデンサ400の充電電荷は、上アーム駆動回路310によって消費される。
このブートストラップ型駆動回路では、上アームのスイッチング素子110がオンの状態を継続すると、ブートストラップコンデンサ400は放電を継続するため、上アーム駆動回路310の電源電圧が低下する、という問題がある。このような問題に対処した駆動回路が特許文献1〜3に開示されている。
図12は、特許文献1に開示された駆動回路の構成を示す回路図である。この特許文献1の駆動回路では、下アーム駆動電源LVとは別のフローティング電源FVとブートストラップ補償回路12とを直流電源HVとブートストラップコンデンサCbsとの間に設けている。そして、上アームのスイッチング素子M1と下アームのスイッチング素子M2との接続ノードVSの電位が所定値より大きい場合にフローティング電源FVからブートストラップコンデンサCbsに電荷が充電される。
図13は、特許文献2に開示された駆動回路の構成を示す回路図である。この特許文献2の駆動回路では、上アームのスイッチング素子M1が継続してオンする場合、500μsごとにおよそ10μsの間、スイッチSW1をオフしスイッチSW2をオンする。これにより、ブートストラップコンデンサCBOOTは、直流電源VBATに接続されたトランジスタ12と電流源14とを備えたバラストレギュレータと、グラウンドに接続されたスイッチSW2とを介して充電される。
図14は、特許文献3に開示された駆動回路の構成を示す回路図である。この特許文献3の駆動回路では、上アームのスイッチング素子21がオンのときに、スイッチング素子17とスイッチング素子18を交互にオン/オフする。これにより、電源6から補助コンデンサ19へ電荷を充電する動作と充電した補助コンデンサ19の電荷を電源用コンデンサ10へ放電する動作とが繰り返され、いわゆるチャージポンプにより電源用コンデンサ10に電荷が充電される。
また、ブートストラップを利用しない駆動回路が特許文献4に開示されている。図15は、特許文献4に開示された駆動回路の構成を示す回路図である。図15に示すように、下アーム駆動用昇圧電源回路68は、下アーム駆動電源VCCの電圧を三倍昇圧するチャージポンプ回路である。また、上アーム駆動用昇圧電源回路67は、直流電源VBの電圧に下アーム駆動用昇圧電源回路68にて昇圧された電圧をさらに積み上げるチャージポンプ回路である。この上アーム駆動用昇圧電源回路67により、プリドライブ回路74に含まれる上アーム駆動回路に直流電源VBの電圧よりも高い電源電圧を供給している。
特開2011−234430号公報 特表2007−520190号公報 特開2004−304527号公報 特開2003−244966号公報
しかしながら、特許文献1〜4の駆動回路には以下の問題がある。
特許文献1の駆動回路は、下アーム駆動電源LVとは別個のフローティング電源FVを設ける必要がある。また、下アーム駆動電源LVとフローティング電源FVとを絶縁させるためのトランスが大型化する、という問題がある。
特許文献2の駆動回路は、直流電源VBATの電圧をバラストレギュレータを介してブートストラップコンデンサCBOOTに充電しているため、バラストレギュレータのトランジスタ12における損失が過大となり、放熱器等を設ける必要がある。このため、駆動回路が大型化する、という問題がある。
特許文献3の駆動回路は、チャージポンプ回路を構成する素子ごとに電圧降下が発生するため、上アーム駆動電源の電圧が低下する、という問題がある。
特許文献4の駆動回路は、下アーム駆動用昇圧電源回路68における昇圧比が整数倍となり、所要の上アーム駆動電源電圧を得るためにはさらに降圧レギュレータ等が必要となる、という問題がある。
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、上アーム駆動回路のための電源として、下アーム駆動電源から絶縁された別個のフローティング電源を設けることなく、上アームのスイッチング素子および下アームのスイッチング素子の各々のオン/オフの状態によらず上アーム駆動回路に安定した電源電圧を供給することができる駆動回路を提供することを目的としている。
この発明は、直列接続された上アームのスイッチング素子と下アームのスイッチング素子を含む電力変換装置の駆動回路において、前記下アームのスイッチング素子を駆動する駆動回路に電源電圧を供給する下アーム駆動電源を含む第1の閉回路内に直列に介挿されたインダクタおよび第1のスイッチと、前記インダクタを含む第2の閉回路内において前記インダクタと直列接続されたコンデンサと、前記コンデンサ、前記上アームのスイッチング素子を駆動する上アーム駆動回路および前記上アームのスイッチング素子が直列に介挿された第3の閉回路内において、前記コンデンサと前記上アームのスイッチング素子の高電位電源ノードとの間に介挿された第2のスイッチと、前記第1のスイッチを繰り返しオン/オフさせることにより前記下アーム駆動電源から前記インダクタに電流を流す動作と、前記インダクタから前記コンデンサに充電電流を流す動作を交互に繰り返させる第1の電源制御回路と、前記第2のスイッチをオンさせることにより、前記上アームのスイッチング素子の高電位電源ノードの電位に前記コンデンサの充電電圧を加算した電位を前記上アーム駆動回路の高電位電源ノードに与える第2の電源制御回路とを具備することを特徴とする電力変換装置の駆動回路を提供する。
この発明によれば、第1のスイッチをオン/オフすることで、下アーム駆動電源からインダクタに電流を流す動作とインダクタからコンデンサに充電電流を流す動作を繰り返してコンデンサの両端に充電電圧を発生させ、第2のスイッチをオンすることで、上アームのスイッチング素子の高電位電源ノードの電位にコンデンサの充電電圧を加算した電位を上アーム駆動回路の高電位電源ノードに与えるため、下アーム駆動電源から絶縁された下アーム駆動電源とは別個のフローティング電源を設けることなく、上アームのスイッチング素子および下アームのスイッチング素子の各々のオン/オフの状態によらず上アーム駆動回路に安定した電源電圧を供給することができる。
好ましい態様において、電力変換装置の駆動回路は、前記第3の閉回路内において、アノードが前記コンデンサに接続され、カソードが前記上アーム駆動回路の高電位電源ノードに接続されたダイオードと、前記上アーム駆動回路の高電位電源ノードおよび低電位電源ノード間に介挿された電源コンデンサとを具備する。
この態様によれば、上アームのスイッチング素子の高電位電源ノードの電位にコンデンサの充電電圧を加算した電位をダイオードを介して電源コンデンサに与えるため、上アームのスイッチング素子が継続してオンする場合においても電源コンデンサに電荷を充電することができ、上アーム駆動回路に安定した電源電圧を供給することができる。
この発明の一実施形態である電力変換装置の駆動回路を含む電動機駆動システム1の構成を示す回路図である。 同電動機駆動システム1の駆動回路61の構成を示す回路図である。 同駆動回路61における電圧検出器73の構成を示す回路図である。 同駆動回路61における第1電源制御回路71の構成を示す回路図である。 同駆動回路61における第2電源制御回路72の構成を示す回路図である。 同駆動回路61の動作を示すタイムチャートである。 同駆動回路61における上アームのIGBT11がオンのときの動作について説明する回路図である。 同駆動回路61における下アームのIGBT12がオンのときの動作について説明する回路図である。 同駆動回路61におけるスイッチング素子SW2の動作について説明する回路図である。 同駆動回路61におけるスイッチング素子SW2の動作について説明する回路図である。 従来のブートストラップ型駆動回路の構成を示す回路図である。 特許文献1に開示された駆動回路の構成を示す回路図である。 特許文献2に開示された駆動回路の構成を示す回路図である。 特許文献3に開示された駆動回路の構成を示す回路図である。 特許文献4に開示された駆動回路の構成を示す回路図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
<実施形態>
図1は、この発明の一実施形態による電力変換装置の駆動回路を含む電動機駆動システム1の構成を示す回路図である。図1に示すように、電動機駆動システム1は、直流電源2、インバータ3、電動機4、電動機制御装置5、電圧検出器7、電流検出器8uおよび8w、フォトカプラ6a〜6fおよび本実施形態による駆動回路61〜63を含んでいる。
インバータ3は、直流電源2の直流電圧VPNをU相電圧Vu、V相電圧VvおよびW相電圧Vwの3相交流電圧に変換する電力変換装置である。インバータ3は、スイッチング素子(本実施形態ではIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor;絶縁ゲートバイポーラトランジスタ))11〜16および還流ダイオード21〜26を含んでいる。IGBT11のコレクタは直流電源2の正極に接続された高電位側直流母線Pに接続され、IGBT12のエミッタは直流電源2の負極に接続された低電位側直流母線Nに接続されている。そして、IGBT11のエミッタはIGBT12のコレクタと接続されており、この接続点はU相電圧Vuを出力する出力ノードNuとして機能する。還流ダイオード21および22は、IGBT11および12に対して各々逆並列に接続されている。そして、IGBT11および還流ダイオード21はU相電圧Vuを出力するためのU相上アームを構成しており、IGBT12および還流ダイオード22はU相電圧Vuを出力するためのU相下アームを構成している。同様にして、IGBT13および還流ダイオード23はV相上アームを、IGBT14および還流ダイオード24はV相下アームを、IGBT15および還流ダイオード25はW相上アームを、IGBT16および還流ダイオード26はW相下アームを各々構成している。
駆動回路61は、U相上アームのIGBT11およびU相下アームのIGBT12の各ゲートに信号を各々供給してU相上アームのIGBT11およびU相下アームのIGBT12を各々オン/オフさせる回路である。
駆動回路61は、上アーム駆動回路31、下アーム駆動回路32、下アーム駆動電源41および上アーム駆動電源51を含んでいる。上アーム駆動回路31は、電動機制御装置5からフォトカプラ6aを介して送られるPWM(Pulse Width Modulation;パルス幅変調)信号に基づいて、IGBT11をオン/オフさせる信号をIGBT11のゲートに供給する回路である。この上アーム駆動回路31の低電位電源ノードは出力ノードNuに接続されている。下アーム駆動回路32は、電動機制御装置5からフォトカプラ6bを介して送られるPWM信号に基づいて、IGBT12をオン/オフさせる信号をIGBT12のゲートに供給する回路である。この下アーム駆動回路32の低電位電源ノードは低電位側直流母線Nに接続されている。下アーム駆動電源41は、下アーム駆動回路32を作動させるための直流電源である。下アーム駆動回路32の高電位電源ノードは下アーム駆動電源41の正極に接続され、低電位電源ノードは負極に接続されている。上アーム駆動電源51は、下アーム駆動電源41の出力電圧に基づいて、上アーム駆動回路31の高電位電源ノードおよび低電位電源ノード間に電源電圧を発生する電源である。上アーム駆動電源51については、後に詳述する。
駆動回路62は、V相上アームのIGBT13およびV相下アームのIGBT14の各ゲートに信号を供給する回路であり、駆動回路63は、W相上アームのIGBT15およびW相下アームのIGBT16の各ゲートに信号を供給する回路である。これらの駆動回路62および63は、それぞれ駆動回路61と同様の構成をしている。そして、駆動回路62は、上アーム駆動回路33を作動させるための上アーム駆動電源52を含んでおり、駆動回路63は、上アーム駆動回路35を作動させるための上アーム駆動電源53を含んでいる。
インバータ3のU相出力ノードNu、V相出力ノードNvおよびW相出力ノードNwには、電動機4が接続される。電動機4は、例えば誘導電動機である。
電流検出器8uは、インバータ3から電動機4に供給されるU相電流iuを検出する装置であり、電流検出器8wは、インバータ3から電動機4に供給されるW相電流iwを検出する装置である。
電圧検出器7は、直流電源2の直流電圧VPNを検出する装置である。電圧検出器7は、直流電源2の高電位側直流母線Pと低電位側直流母線Nとの間に直列に介挿されたn個(nは複数)の分圧抵抗Ra1〜Ranと、入力端が分圧抵抗Ranの両端に各々接続された絶縁アンプ92とを含んでいる。絶縁アンプ92は、分圧抵抗Ranの両端の電圧から直流電圧VPNを検出し、直流電圧検出値VPNdetを電動機制御装置5に出力する。
電動機制御装置5は、電流検出器8uおよび8wにより検出されるU相電流検出値iudetおよびW相電流検出値iwdet、電圧検出器7により検出される直流電源2の電圧検出値VPNdetおよび外部から供給される速度指令N*の各情報を受け取り、これらの情報から公知の速度制御アルゴリズムなどに従ってPWM信号を生成し、生成したPWM信号をフォトカプラ6a〜6fに出力する。
フォトカプラ6a〜6fは、電動機制御装置5から送られる電気信号(PWM信号)を各々光信号に変換し、変換された光信号を受光素子で受光して再度電気信号(PWM信号)に変換する装置である。フォトカプラ6a、6b、6c、6d、6eおよび6fにて再変換された電気信号(PWM信号)は、各々上アーム駆動回路31、下アーム駆動回路32、上アーム駆動回路33、下アーム駆動回路34、上アーム駆動回路35および下アーム駆動回路36に送られる。
本実施形態による電動機駆動システム1の特徴は、上アーム駆動電源51、52および53にある。上アーム駆動電源51〜53は全て同じ構成であるため、上アーム駆動電源51〜53を代表して上アーム駆動電源51について説明する。また、以後、1相(U相)について説明するため、電動機駆動システム1の各構成要素についてU相という文言を説明の便宜のため省略する。
図2は、図1の電動機駆動システム1の1相(例えばU相とする)のみに関連した各要素を抜き出して表示した回路図である。下アーム駆動電源41は、下アーム駆動回路32の電源電圧Vcc1を発生する電源である。また、上アーム駆動電源51は、下アーム駆動電源41の出力電圧Vcc1を利用して上アーム駆動回路31の電源電圧Vcc2を生成する電源である。
上アーム駆動電源51について詳細に説明する。図2に示すように、上アーム駆動電源51は、ダイオードD1、インダクタL、ダイオードD2、コンデンサC2、スイッチング素子SW1、スイッチング素子SW2、ブートストラップコンデンサCb、ブートストラップダイオードDb、ダイオードD3、電圧検出器73、第1電源制御回路71および第2電源制御回路72を含んでいる。本実施形態における上アーム駆動電源51は、スイッチング素子SW1およびSW2のオン/オフを制御することで、下アーム駆動電源41に基づいて上アーム駆動回路31の電源電圧Vcc2を生成するとともにブートストラップコンデンサCbに電荷を充電する。
上アーム駆動電源51の各構成要素について説明する。ダイオードD1のアノードは、下アーム駆動電源41の正極に接続されている。ダイオードD1のカソードとダイオードD2のアノードとの間には、インダクタLが介挿されている。コンデンサC2は、ダイオードD2のカソードと、ダイオードD1のカソードとインダクタLの接続ノードとの間に介挿されている。スイッチング素子SW1は、例えばNチャネルMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor:金属−酸化膜−半導体構造の電界効果トランジスタ)であり、ダイオードD2のアノードとインダクタLの接続ノードと、下アーム駆動電源41の負極との間に介挿されている。
上アーム駆動電源51では、スイッチング素子SW1がオンすると、下アーム駆動電源41、ダイオードD1、インダクタLおよびスイッチング素子SW1からなる第1の閉回路に沿って下アーム駆動電源41からインダクタLに電流が流れ、インダクタLに電磁エネルギーが蓄積される。その後、スイッチング素子SW1がオフすると、インダクタL、ダイオードD2およびコンデンサC2からなる第2の閉回路に沿ってインダクタLからコンデンサC2に電流が流れ、コンデンサC2に電荷が充電される。これにより、コンデンサC2の両端には、下アーム駆動電源41に基づいた充電電圧Vc2が発生する。
第1電源制御回路71は、スイッチング素子SW1のオン/オフの制御を行う回路である。第1電源制御回路71によるスイッチング素子SW1のオン/オフ制御については、後に詳述する。
電圧検出器73は、コンデンサC2の充電電圧を検出する回路である。電圧検出結果は、第1電源制御回路71におけるスイッチング素子SW1のオン/オフの制御に利用される。電圧検出器73については、後に詳述する。
スイッチング素子SW2は、例えばNチャネルMOSFETであり、直流電源2の正極に接続された高電位側直流母線P(すなわち上アームのIGBT11の高電位電源ノード)と、ダイオードD1とインダクタLとコンデンサC2の接続ノード(すなわちノードN3)との間に介挿されている。
上アーム駆動電源51では、スイッチング素子SW2がオンすると、ノードN3と高電位側直流母線Pとが短絡される。これにより、ノードN3の電位は、高電位側直流母線Pの電位(以下、P電位という)となる。そして、ダイオードD2とコンデンサC2の接続ノード(すなわちノードN4)の電位は、P電位にコンデンサC2の充電電圧Vc2を加算した電位となる。
第2電源制御回路72は、スイッチング素子SW2のオン/オフの制御を行う回路である。第2電源制御回路72によるスイッチング素子SW2のオン/オフ制御については、後に詳述する。
ダイオードD3のアノードは、ダイオードD2とコンデンサC2の接続ノード(すなわちノードN4)に接続されており、ダイオードD3のカソードは、上アーム駆動回路31の高電位電源ノード(すなわちノードN5)に接続されている。また、ブートストラップコンデンサCbは、上アーム駆動回路31の高電位電源ノード(すなわちノードN5)と低電位電源ノード(すなわち出力ノードNu)との間に介挿されている。
本実施形態では、上アームのIGBT11およびスイッチング素子SW2が各々オンした場合、直列に接続されたコンデンサC2、ダイオードD3、上アーム駆動回路31、上アームのIGBT11およびスイッチング素子SW2は、第3の閉回路を形成する。このとき、出力ノードNuの電位およびノードN3の電位は各々P電位となる。そして、P電位にコンデンサC2の充電電圧Vc2を加算した電位(ノードN4の電位)が、ダイオードD3を介して、上アーム駆動回路31の高電位電源ノードに与えられる。すなわち、コンデンサC2の充電電圧Vc2が上アーム駆動回路51の電源電圧Vcc2となる。また、本実施形態では、第3の閉回路が形成されるとき、P電位にコンデンサC2の充電電圧Vc2を加算した電位(ノードN4の電位)が、上アーム駆動回路31に並列に接続されたブートストラップコンデンサCbにも与えられる。すなわち、コンデンサC2からブートストラップコンデンサCbに電荷が充電され、ブートストラップコンデンサCbの両端には充電電圧Vcbが発生する。
ブートストラップダイオードDbのアノードは、下アーム駆動電源41の正極に接続されており、ブートストラップダイオードDbのカソードは、上アーム駆動回路31の高電位側電源ノードに接続されている。
本実施形態では、下アームのIGBT12がオンして出力ノードNuが低電位側直流母線Nの電位(以下、N電位という)であるとき、下アーム駆動電源41の正極の電位を、ブートストラップダイオードDbを介して上アーム駆動回路31の高電位電源ノードに与える。すなわち、下アーム駆動電源41の出力電圧Vcc1がそのまま上アーム駆動回路31の電源電圧Vcc2となる。また、このとき、下アーム駆動電源41の正極の電位がブートストラップコンデンサCbにも与えられる。すなわち、下アーム駆動電源41からブートストラップコンデンサCbに電荷が充電され、ブートストラップコンデンサCbの両端には充電電圧Vcbが発生する。
また、本実施形態による上アーム駆動電源51では、ダイオードD3およびブートストラップダイオードDbは、ブートストラップコンデンサCbの電荷がコンデンサC2および下アーム駆動電源41に向かって逆に移動することを防止する役割を担っている。上アーム駆動回路31の高電位電源ノード(ノードN5)の電位がノードN4の電位および下アーム駆動電源41の正極の電位よりも高いとき、ダイオードD3およびブートストラップダイオードDbは各々オフするため、ブートストラップコンデンサCbには電荷が充電されない。このとき、ブートストラップコンデンサCbの電荷は、上アーム駆動回路31によって放電される。この結果、ブートストラップコンデンサCbの充電電圧Vcb(すなわち、上アーム駆動回路31の電源電圧Vcc2)は時間経過に従って低下する。
以上が、上アーム駆動回路51の構成である。
次に、電圧検出器73について詳細に説明する。電圧検出器73は、コンデンサC2の充電電圧(両端の電圧)、すなわち、ノードN4およびN3間の電圧を検出する回路であり、第1電源制御回路71におけるスイッチング素子SW1のオン/オフの制御にコンデンサC2の両端の電圧を反映させるために設けられている。
図3は、電圧検出器73の構成を示す回路図である。図3では、コンデンサC2を、P電位に加算する充電電圧Vc2を発生する電源C2’(以下、単に電源C2’という)として表示している。この電源C2’の両端の電圧が電圧検出器73の検出対象となる。図3に示すように、高電位側直流母線P(すなわち、上アームのIGBT11の高電位電源ノード)と低電位側直流母線N(すなわち、下アームのIGBT12の低電位電源ノード)との間にはn個(nは複数)の分圧抵抗Ra1〜Ranが直列に介挿されている。この分圧抵抗Ra1〜Ranは、上アームのIGBT11の高電位電源ノードと下アームのIGBT12の低電位電源ノードとの間の電圧(直流電源2の電圧VPN)を分圧する分圧回路として機能する。また、電源C2’の負極は高電位側直流母線P(すなわち、上アームのIGBT11の高電位電源ノード)に接続され、電源C2’の正極と低電位側直流母線N(すなわち、下アームのIGBT12の低電位電源ノード)との間にはn個の分圧抵抗Rb1〜Rbnが直列に介挿されている。この分圧抵抗Rb1〜Rbnは、上アームのIGBT11の高電位電源ノードと下アームのIGBT12の低電位電源ノードとの間の電圧(直流電源2の電圧VPN)にコンデンサC2の充電電圧Vc2を加算した電圧を分圧する分圧回路として機能する。また、分圧抵抗Ra1〜Ranの数と分圧抵抗Rb1〜Rbnの数は同数(n個)としている。
本実施形態による電圧検出器73では、分圧抵抗Ra1〜Ranによる分圧比と分圧抵抗Rb1〜Rbnによる分圧比とが同一となるように各抵抗値を決定している。より詳細に説明すると、直流電源2の電圧VPNを分圧抵抗Ra1〜Ranを用いて分圧したときの低電位側直流母線Nに接続された分圧抵抗Ranの両端の電圧Vaは、以下の式(1)で表すことができる。
Figure 2014147189
同様に、直流電源2の電圧VPNと電源C2’の電圧Vc2とを加算した電圧を分圧抵抗Rb1〜Rbnを用いて分圧したときの低電位側直流母線Nに接続された分圧抵抗Rbnの両端の電圧Vbは、以下の式(2)で表すことができる。
Figure 2014147189
本実施形態では、分圧抵抗Ra1〜Ranの各々の抵抗値と、それに対応する分圧抵抗Rb1〜Rbnの各々の抵抗値とを同一とすることにより、上記式(1)におけるVPNの分圧比(係数)と式(2)におけるVPN+Vc2の分圧比(係数)とを同一にしている。以下では、この分圧比をRDIVとする。
また、図3に示すように、分圧抵抗Ranと分圧抵抗Ran−1との接続ノードNaは、抵抗R1を介して演算増幅器91の反転入力端子に接続されており、分圧抵抗Rbnと分圧抵抗Rbn−1との接続ノードNbは、抵抗R2を介して演算増幅器91の非反転入力端子に接続されている。また、演算増幅器91の出力端子と非反転入力端子との間には抵抗R4が介挿されており、演算増幅器91の非反転入力端子と低電位側直流母線Nとの間には抵抗R3が介挿されている。本実施形態による電圧検出器73では、抵抗R1〜R4の各抵抗値の間にR1=R2、R3=R4の関係がある。このため、演算増幅器91および抵抗R1〜R4は、ノードNbの電圧VbとノードNaの電圧Vaとの差分(すなわち上記式(2)と上記式(1)との差分)を算出する差分増幅回路として機能する。より詳細に説明すると、演算増幅器91は、電圧Vbと電圧Vaとの差分に係数R4/R1(=R3/R2)を乗算した電圧検出値Vc2det=(R4/R1)・(Vb−Va)を出力する。本実施形態による電圧検出器73では、係数R4/R1(=R3/R2)が式(1)および(2)における分圧比の逆数1/RDIVとなるように抵抗R1〜R4の各抵抗値が決められているため、電圧検出値Vc2detは、コンデンサC2の両端の電圧Vc2を示す値となる。
また、図3に示す回路において、分圧抵抗Ra1〜Ranおよび絶縁アンプ92は、直流電源2の電圧VPNを検出する電圧検出器7に相当する(図1参照)。すなわち、コンデンサC2の両端の電圧を検出するのに用いる分圧抵抗Ra1〜Ranは、直流電源2の電圧VPNを検出する電圧検出器7の分圧抵抗Ra1〜Ranをそのまま利用している。このように、本実施形態による電圧検出器73では、電圧検出器7と分圧抵抗Ra1〜Ranを共有することにより部品点数を削減している。
次に、第1電源制御回路71について詳細に説明する。図4は、第1電源制御回路71の構成を示す回路図である。第1電源制御回路71は、電圧検出器73により検出したコンデンサC2の両端の電圧検出値Vc2detとコンデンサC2の両端の電圧を指示する電圧指令Vc2*とに基づいてスイッチング素子SW1をオン/オフするための信号であるSW1ゲート信号を生成する回路である。
図4に示すように、第1電源制御回路71は、減算器85、比例積分調節器86、三角波発生器87、コンパレータ88を含んでいる。減算器85は、コンデンサC2の両端の電圧指令Vc2*から電圧検出器73により検出したコンデンサC2の両端の電圧検出値Vc2detを減算する装置である。比例積分調節器86は、減算器85の減算結果である電圧指令Vc2*と電圧検出値Vc2detとの差に対して比例要素と積分要素を作用させ、差分Vc2*−Vc2detを時間軸上で均した信号PI・(Vc2*−Vc2det)を出力する装置である。三角波発生器87は、SW1ゲート信号を発生させるための三角波信号を発生する装置である。三角波信号は、IGBT11〜16のオン/オフの周波数よりも高い周波数(例えば400kHz)を有する。コンパレータ88は、比例積分調節器86が出力する信号PI・(Vc2*−Vc2det)と三角波発生器87が出力する三角波信号TRとを比較して、TR<PI・(Vc2*−Vc2det)である期間だけHレベルとなるパルス状のSW1ゲート信号を出力する装置である。このSW1ゲート信号は、スイッチング素子SW1のゲートおよび第2電源制御回路72に送られる。
本実施形態における第1電源制御回路71によると、電圧検出値Vc2detが電圧指令Vc2*よりも低くなると、スイッチング素子SW1をオンさせるSW1ゲート信号のパルス幅が増加し、スイッチング素子SW1がオンである間にインダクタLに蓄積されるエネルギーが増加する。これにより、コンデンサC2の両端の電圧Vc2は上昇し、その電圧検出値Vc2detと電圧指令Vc2*との差が小さくなる。一方、電圧検出値Vc2detが電圧指令Vc2*よりも高くなると、スイッチング素子SW1をオンさせるSW1ゲート信号のパルス幅が減少し、スイッチング素子SW1がオンである間にインダクタLに蓄積されるエネルギーが減少する。これにより、コンデンサC2の両端の電圧Vc2は下降し、その電圧検出値Vc2detと電圧指令Vc2*との差が小さくなる。このように、本実施形態では、電圧検出値Vc2detを電圧指令Vc2*にフィードバックすることにより、コンデンサC2の電圧Vc2を電圧指令Vc2*に追従させている。そして、電圧指令Vc2*を所要の値に設定することによりコンデンサC2の両端の電圧Vc2を所要の電圧とすることができ、上アーム駆動電源51の出力電圧Vcc2を所要の電圧とすることができる。
次に、第2電源制御回路72について詳細に説明する。図5は第2電源制御回路72の構成を示す回路図である。第2電源制御回路72は、上アーム駆動回路31から出力される信号(以下、上アームゲート信号という)と第1電源制御回路71から送られるSW1ゲート信号とからスイッチング素子SW2をオン/オフするための信号であるSW2ゲート信号を生成する回路である。図5に示すように、第2電源制御回路72は、論理積回路81および論理反転回路82を含んでいる。論理反転回路82は、第1電源制御回路71から送られるSW1ゲート信号のHレベルとLレベルを反転させて論理積回路81に出力する。論理積回路81は、論理反転回路82から出力される信号と上アーム駆動回路31から出力される上アームゲート信号との論理積演算を行い、演算結果をSW2ゲート信号として出力する。第2電源制御回路72は、論理積回路81から出力されるSW2ゲート信号をスイッチング素子SW2のゲートに供給し、スイッチング素子SW2をオン/オフさせる。
図2〜5を参照して駆動回路61について説明したが、駆動回路62および駆動回路63についても駆動回路61と同様である。
以上が、電動機駆動システム1の構成である。
次に、駆動回路61の動作について説明する。図6は、駆動回路61の動作を示すタイムチャートである。図6に示すように、SW1ゲート信号は、上アームのIGBT11に供給する上アームゲート信号の周期よりも短い周期で、HレベルおよびLレベル(スイッチング素子SW1のオン/オフ)を繰り返している。また、SW2ゲート信号は、上アームゲート信号がHレベル(IGBT11がオン)であり、かつ、SW1ゲート信号がLレベル(スイッチング素子SW1がオフ)のときにHレベル(スイッチング素子SW2がオン)となり、その他の場合にはLレベル(スイッチング素子SW2がオフ)となっている。
まず、上アームゲート信号がHレベル(上アームのIGBT11がオン)であるときの動作について図7を参照して説明する。図7の回路構成は図2と同様である。上アームのIGBT11がオンのとき、出力ノードNu、すなわち、上アーム駆動回路31の低電位電源ノードの電位はP電位となる。
HレベルのSW1ゲート信号が第1電源制御回路71からスイッチング素子SW1のゲートに送られスイッチング素子SW1がオンすると第1の閉回路が形成され、下アーム駆動電源41→ダイオードD1→インダクタL→スイッチング素子SW1→下アーム駆動電源41の電流経路CP1に沿った電流が流れ、インダクタLに下アーム駆動電源41の電圧Vcc1に基づいた電磁エネルギーが蓄積される。その後、LレベルのSW1ゲート信号が第1電源制御回路71からスイッチング素子SW1のゲートに送られスイッチング素子SW1がオフすると共に、HレベルのSW2ゲート信号が第2電源制御回路72からスイッチング素子SW2のゲートに送られスイッチング素子SW2がオンする。スイッチング素子SW2がオンすると、ノードN3の電位がP電位となる。また、スイッチング素子SW1がオフすると第1の閉回路は開放されて電流経路CP1に沿った電流は流れなくなる。そして、インダクタLは蓄積した電磁エネルギーを放出し、第2の閉回路におけるインダクタL→ダイオードD2→コンデンサC2→インダクタLの電流経路CP2に沿った電流が流れ、コンデンサC2に電荷が充電される。これにより、ノードN4の電位は、P電位にコンデンサC2の充電電圧Vc2を加算した電位となる。
この上アームのIGBT11がオンでありスイッチング素子SW1がオフでありスイッチング素子SW2がオンであるとき、コンデンサC2、ダイオードD3、上アーム駆動回路31、IGBT11およびスイッチング素子SW2を含む第3の閉回路が形成される。そして、ノードN4の電位、すなわちP電位にコンデンサC2の充電電圧Vc2を加算した電位が、ダイオードD3を介して上アーム駆動回路31の高電位電源ノードに与えられる。この間、上アーム駆動回路31は、コンデンサC2の充電電圧Vc2を電源電圧Vcc2として作動する。
また、このとき、コンデンサC2→ダイオードD3→ブートストラップコンデンサCb→出力ノードNu→IGBT11→スイッチング素子SW2→コンデンサC2の電流経路CP3が形成される。そして、コンデンサC2(すなわち、P電位にコンデンサC2の充電電圧Vc2が加算された電位を有するノードN4)から電流経路CP3に沿った電流が流れ、ブートストラップコンデンサCbに電荷が充電される。これにより、上アームのIGBT11がオンであるとき(すなわち上アーム駆動回路31の低電位電源ノードの電位がP電位であるとき)においても、ブートストラップコンデンサCbに電荷が充電され、ブートストラップコンデンサCbに充電電圧Vcbが発生する。
上アームのIGBT11がオンのときにSW1ゲート信号がLレベルからHレベルに再度変化すると、スイッチング素子SW1はオフからオンになり、それとともに、SW2ゲート信号がHレベルからLレベルに変化しスイッチング素子SW2はオンからオフになる。スイッチング素子SW1がオンとなりスイッチング素子SW2がオフとなると、電流経路CP2に沿った電流は流れなくなり、再度電流経路CP1に沿った電流が流れインダクタLに電磁エネルギーが蓄積される。このとき、スイッチング素子SW2がオフであることによりノードN3は高電位側直流母線Pから絶縁される。一方、出力ノードNuはP電位であるため、ノードN4の電位よりノードN5の電位が高くなりダイオードD3がオフする。このため、電流経路CP3に沿った電流は流れず、コンデンサC2からブートストラップコンデンサCbへの電荷の充電は行われなくなる。また、ノードN5の電位は下アーム駆動電源の正極の電位よりも高いためブートストラップダイオードDbもオフする。これらより、ブートストラップコンデンサCbの電荷は、上アーム駆動回路31によって放電される。この間、上アーム駆動回路31は、ブートストラップコンデンサCbの充電電圧Vcbを電源電圧Vcc2として作動する。
そして、上アームのIGBT11がオンしている間、上アーム駆動電源51は、スイッチング素子SW1およびSW2を各々交互にオン/オフする動作を繰り返す。これにより、ブートストラップコンデンサCbは、電荷の充電および放電を繰り返し、ブートストラップコンデンサCbの充電電圧Vcbは、所定の範囲内で上昇および下降を繰り返す。すなわち、上アーム駆動電源51の電源電圧Vcc2は所定の範囲内の値に維持される。
次に、下アームのIGBT12に供給する下アームゲート信号がHレベル(下アームのIGBT12がオン)であるときの動作について図8を参照して説明する。図8の回路構成は図2と同様である。下アームのIGBT12がオンのとき、出力ノードNu、すなわち、上アーム駆動回路31の低電位電源ノードの電位はN電位となる。
下アームのIGBT12がオンのとき、SW2ゲート信号は常にLレベルであり、スイッチング素子SW2は常にオフしているため、ノードN3は、高電位側直流母線Pから常に絶縁されている。この場合、ノードN4の電位およびノードN5の電位より下アーム駆動電源41の正極の電位が高くなるため、ブートストラップダイオードDbがオンする。そして、下アーム駆動電源41の正極の電位が上アーム駆動回路31の高電位電源ノードに与えられる。この間、上アーム駆動回路31は、下アーム駆動電源41の電圧Vcc1を電源電圧Vcc2として作動する。
また、ブートストラップダイオードDbがオンすると、下アーム駆動電源41→ブートストラップダイオードDb→ブートストラップコンデンサCb→出力ノードNu→IGBT12→下アーム駆動電源41の電流経路CP4が形成される。そして、下アーム駆動電源41から電流経路CP4に沿った電流が流れブートストラップコンデンサCbに電荷が充電される。下アームのIGBT12がオンのときは常にブートストラップコンデンサCbに電荷が充電されるため、ブートストラップコンデンサCbの充電電圧Vcbは所定の値に維持される。
次に、図6のタイムチャートに示すように、上アームゲート信号がHレベル(IGBT11がオン)であり、かつ、SW1ゲート信号がLレベル(スイッチング素子SW1がオフ)のとき以外の場合にSW2ゲート信号をLレベル(スイッチング素子SW2をオフ)とした理由について説明する。
上アームゲート信号がHレベル(IGBT11がオン)、SW1ゲート信号がHレベル(スイッチング素子SW1がオン)であるときにSW2ゲート信号をHレベル(スイッチング素子SW2をオン)とした場合について図9を参照して説明する。図9に示すように、この場合には、直流電源2→直流電源2の高電位側直流母線P→スイッチング素子SW2→インダクタL→スイッチング素子SW1→直流電源2の低電位側直流母線N→直流電源2の電流経路CP5に直流電源2の電圧VPNによる電流が流れる。この電流経路CP5に電流が流れると、インダクタLには、直流電源2の電圧VPNが印加される。この場合、インダクタLを直流電源2の電圧VPN以上の耐圧性能を有するインダクタにする必要があり、インダクタLの部品コストが上昇することとなる。このため、上アームのIGBT11がオンであり、スイッチング素子SW1がオンである場合には、電流経路CP5の電流が流れないようにスイッチング素子SW2をオフする。
また、下アームゲート信号がHレベル(IGBT12がオン)であるときにSW2ゲート信号をHレベル(スイッチング素子SW2をオン)とした場合について図10を参照して説明する。図10に示すように、この場合には、直流電源2→直流電源2の高電位側直流母線P→スイッチング素子SW2→コンデンサC2→ダイオードD3→ブートストラップコンデンサCb→出力ノードNu→IGBT12→直流電源2の低電位側直流母線N→直流電源2の電流経路CP6に直流電源2の電圧VPNによる電流が流れる。この電流経路CP6に電流が流れると、上アーム駆動回路31の高電位電源ノードにはP電位にコンデンサC2の充電電圧Vc2を加算した電位が与えられる。下アームのIGBT12がオンのときは、上アーム駆動回路31の低電位電源ノードはN電位であるため、P電位にコンデンサC2の充電電圧Vc2を加算した電位とN電位との電位差が上アーム駆動回路31に与えられることとなる。この場合、所要以上の電位差が上アーム駆動回路31に印加されるため、上アーム駆動回路31が破損する恐れがある。このため、下アームのIGBT12がオンである場合には、電流経路CP6の電流が流れないようにスイッチング素子SW2をオフする。
これらより、上アームのIGBT11がオンであり、かつ、スイッチング素子SW1がオフのときにのみスイッチング素子SW2をオンし、その他の場合にはスイッチング素子SW2をオフする。
このように、本実施形態による電動機駆動システム1の駆動回路61は、上アームのIGBT11がオンのとき、スイッチング素子SW1のオン/オフにより、下アーム駆動電源41からインダクタLに電流を流す動作とインダクタLからコンデンサC2に電流を流す動作とを交互に繰り返してコンデンサC2の両端に下アーム駆動電源41の電圧Vcc1に基づいた充電電圧Vc2を発生する動作と、スイッチング素子SW2のオン/オフにより、P電位にコンデンサC2の充電電圧Vc2を加算する動作とを行う。そして、P電位にコンデンサC2の充電電圧Vc2を加算した電位を上アーム駆動回路31の高電位電源ノードに与えると共にブートストラップコンデンサCbに電荷を充電する動作と、ブートストラップコンデンサCbの充電電圧Vcbを上アーム駆動回路31の高電位電源ノードに与える動作とを繰り返す。また、下アームのIGBT12がオンのとき、下アーム駆動電源41の正極の電位を上アーム駆動回路31の高電位電源ノードに与えると共にブートストラップコンデンサCbに電荷を充電する動作を行う。下アーム駆動電源41に基づいて生成した電位を上アーム駆動回路31の高電位電源ノードに与えるとともに、上アームのIGBT11がオンのときにおいてもブートストラップコンデンサCbに電荷を充電するため、上アーム駆動回路のための電源として、下アーム駆動電源41から絶縁された別個のフローティング電源を設けることなく、上アームのIGBT11および下アームのIGBT12の各々のオン/オフの状態によらず上アーム駆動回路31に安定した電源電圧を供給することができる。そして、上アームのIGBT11が継続してオンとなる場合でも、上アーム駆動回路31の電源電圧Vcc2の低下を防止することができ、電動機4を安定して運転することができる。
また、本実施形態による電動機駆動システム1の駆動回路61では、コンデンサC2の両端の電圧Vc2を電圧検出器73により検出し、その電圧検出値Vc2detをコンデンサC2の両端の電圧指令値Vc2*にフィードバックしてスイッチング素子SW1のオン/オフを制御しているため、コンデンサC2の両端の電圧Vc2、すなわち上アーム駆動電源51の出力電圧Vcc2が安定するという効果も奏する。
また、本実施形態による電動機駆動システム1の駆動回路61では、上アーム駆動電源51を構成する回路において発生する損失が少ないため、駆動回路61を小型化することができるという効果も奏する。
また、本実施形態による電動機駆動システム1の駆動回路61では、コンデンサC2の両端の電圧を検出する電圧検出器73と直流電源2の両端の電圧を検出する電圧検出器7とにおいて分圧抵抗Ra1〜Ranを共有しているため、駆動回路61を低価格化および小型化することができるという効果も奏する。
なお、駆動回路61について説明したが、駆動回路62および駆動回路63についても駆動回路61と同様である。
<他の実施形態>
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)本実施形態による電動機駆動システム1では、各相の下アーム駆動電源41、42および43はそれぞれ別個の電源としていた。しかし、各相のうちのいずれか2相の下アーム駆動電源を共通の電源としても良いし、全ての相の下アーム駆動電源を共通の電源としても良い。
(2)本実施形態による電動機駆動システム1では、本実施形態による駆動回路をU相、V相およびW相の全ての相に適用していた。しかし、本実施形態による駆動回路をU相、V相およびW相のいずれか1以上の相に適用するようにしても良い。
1…電動機駆動システム、2…直流電源、3…インバータ、4…電動機、5…電動機制御装置、6a,6b,6c,6d,6e,6f…フォトカプラ、7,73…電圧検出器、8u,8w…電流検出器、11,12,13,14,15,16…IGBT、21,22,23,24,25,26…還流ダイオード、31,33,35…上アーム駆動回路、32,34,36…下アーム駆動回路、41,42,43…下アーム駆動電源、51,52,53…上アーム駆動電源、61,62,63…駆動回路、71…第1電源制御回路、72…第2電源制御回路、81…論理積回路、82…論理反転回路、85…減算器、86…比例積分調節器、87…三角波発生器、88…コンパレータ、90…負荷、91…演算増幅器、92…絶縁アンプ、SW1,SW2…スイッチング素子、D1,D2,D3…ダイオード、Db…ブートストラップダイオード、C2…コンデンサ,Cb…ブートストラップコンデンサ、L…インダクタ、R1,R2,R3,R4,Ran,Rbn…抵抗。

Claims (8)

  1. 直列接続された上アームのスイッチング素子と下アームのスイッチング素子を含む電力変換装置の駆動回路において、
    前記下アームのスイッチング素子を駆動する駆動回路に電源電圧を供給する下アーム駆動電源を含む第1の閉回路内に直列に介挿されたインダクタおよび第1のスイッチと、
    前記インダクタを含む第2の閉回路内において前記インダクタと直列接続されたコンデンサと、
    前記コンデンサ、前記上アームのスイッチング素子を駆動する上アーム駆動回路および前記上アームのスイッチング素子が直列に介挿された第3の閉回路内において、前記コンデンサと前記上アームのスイッチング素子の高電位電源ノードとの間に介挿された第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチを繰り返しオン/オフさせることにより前記下アーム駆動電源から前記インダクタに電流を流す動作と、前記インダクタから前記コンデンサに充電電流を流す動作を交互に繰り返させる第1の電源制御回路と、
    前記第2のスイッチをオンさせることにより、前記上アームのスイッチング素子の高電位電源ノードの電位に前記コンデンサの充電電圧を加算した電位を前記上アーム駆動回路の高電位電源ノードに与える第2の電源制御回路と、
    を具備することを特徴とする電力変換装置の駆動回路。
  2. 前記第3の閉回路内において、アノードが前記コンデンサに接続され、カソードが前記上アーム駆動回路の高電位電源ノードに接続されたダイオードと、
    前記上アーム駆動回路の高電位電源ノードおよび低電位電源ノード間に介挿された電源コンデンサと、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置の駆動回路。
  3. アノードが前記下アーム駆動電源の正極に接続され、カソードが前記上アーム駆動回路の高電位電源ノードに接続された電源ダイオードを具備することを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置の駆動回路。
  4. 前記第2の電源制御回路は、前記上アームのスイッチング素子がオンであり、かつ、前記第1のスイッチがオフである場合に前記第2のスイッチをオンする制御を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の請求項に記載の電力変換装置の駆動回路。
  5. 前記コンデンサの両端の電圧を検出する電圧検出手段であって、
    前記上アームのスイッチング素子の高電位電源ノードと前記下アームのスイッチング素子の低電位電源ノードとの間の電圧を分圧する第1の分圧回路と、
    前記上アームのスイッチング素子の高電位電源ノードと前記下アームのスイッチング素子の低電位電源ノードとの間の電圧に前記コンデンサの両端の電圧を加算した電圧を分圧する第2の分圧回路と、
    前記第1の分圧回路による分圧出力と前記第2の分圧回路による分圧出力との差分を算出する演算増幅器と、を具備する電圧検出手段
    を具備することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1の請求項に記載の電力変換装置の駆動回路。
  6. 前記電圧検出手段は、
    前記第1の分圧回路による分圧比と、前記第2の分圧回路による分圧比とが同一であることを特徴とする請求項5に記載の電力変換装置の駆動回路。
  7. 前記電圧検出手段は、
    前記上アームのスイッチング素子の高電位電源ノードと前記下アームのスイッチング素子の低電位電源ノードとの間に1または複数の抵抗を直列に介挿した前記第1の分圧回路の各々の抵抗値と、前記コンデンサと前記下アームのスイッチング素子の低電位電源ノードとの間に1または複数の抵抗を直列に介挿した前記第2の分圧回路の各々の抵抗値とが同一であることを特徴とする請求項5または6に記載の電力変換装置の駆動回路。
  8. 前記電圧検出手段は、
    前記上アームのスイッチング素子の高電位電源ノードと前記下アームのスイッチング素子の低電位電源ノードとの間の電圧を検出する手段との間で前記第1の分圧回路を共有することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1の請求項に記載の電力変換装置の駆動回路。
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