JP2014145067A - 電子部品貼付用アースラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】粘着力が高く、且つ表面抵抗率が低く、さらに耐変色性及び印字・印刷適性に優れ、アウトガス発生量が低い、電子部品貼付用アースラベルを提供する。
【解決手段】基材11と、酸価が5.0以下の粘着性組成物からなる粘着剤層12と、印刷又はエッチングにより形成された導電性メッシュ層13とを有し、前記導電性メッシュ層13の網目の間隙13aには前記粘着剤層12aが形成された構成を有する、電子部品貼付用アースラベル。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品貼付用アースラベルに関する。
従来から、導電性の電子部品貼付用アースラベルが、コンピューター、通信機器等の電子機器や収納する容器の電磁遮蔽材、電気部品等の接地線、静電気から生ずる火花による発火防止材等の用途に使用されている。
この電子部品貼付用アースラベルの具体的な構成としては、粘着性組成物からなる粘着剤層に、帯電防止性及び導電性を付与するため、銅粉、銀粉、ニッケル粉、アルミニウム粉等の金属粉等の導電性物質を分散させた構成が採用されている。
このような電子部品貼付用アースラベルは、種々提案されている。
例えば、特許文献1には、導電性支持体層上に、カーボンナノチューブ及び/又はカーボンマイクロコイルから選ばれる導電性物質を分散させた導電性粘着剤からなる導電性粘着剤層を設けた導電性複合材が開示されている。
また、特許文献2には、樹脂フィルムの一面に網目状の金属蒸着膜を設け、この金属蒸着膜上に、金属粒子を分散させた導電性粘着剤からなる導電性粘着剤層を有する導電性粘着テープが開示されている。
特開2001−172582号公報 特開平11−323275号公報
しかしながら、特許文献1記載の導電性複合材は、粘着剤層中に多量の導電性物質を配合すると、粘着剤層の粘着力が低下する傾向にある。一方で、粘着力を高めるために粘着剤層中の導電性物質粒子の含有量を少なくすると、導電性が低下するという二律背反の問題がある。
また、特許文献2記載の導電性粘着テープは、十分な導電性を得るためには、粘着性組成物中に配合した金属粒子と金属蒸着層とを十分に接触させる必要がある。しかしながら、この導電性粘着テープは、金属蒸着層が網目状に形成されているため、金属粒子と金属蒸着層との接触確率が低くなる。このため、十分な導電性を得るためには、多量の金属粒子を粘着性組成物中に配合する必要があり、粘着性と導電性との両立が難しい。さらに、金属蒸着層の表面が酸化され酸化膜が形成される場合がある。酸化膜が形成されると、粘着力や導電性が低下すると共に、導電性粘着テープの色調が変化するという外観上の問題がある。
さらに、特許文献1及び特許文献2に記載のアウトガスの発生を考慮していない一般的な粘着剤組成物は、高温下でアウトガスが発生しやすく、電子機器の腐食や汚染、さらにはそれに伴う電子機器の誤作動を生じる問題がある。
本発明は、粘着力が高く、且つ表面抵抗率が低く、さらに耐変色性及び印字・印刷適性に優れ、アウトガス発生量が低い、電子部品貼付用アースラベルを提供することを目的とする。
本発明者らは、粘着剤層を構成する粘着性組成物について、酸価が特定値以下の粘着性組成物を用い、印刷又はエッチングによって形成された導電性メッシュ層を設けた電子部品貼付用アースラベルが、上記課題を解決し得ることを見出した。
すなわち、本発明は、以下の〔1〕〜〔7〕に関する。
〔1〕基材と、酸価が5.0以下の粘着性組成物からなる粘着剤層と、印刷又はエッチングにより形成された導電性メッシュ層とを有し、前記導電性メッシュ層の網目の間隙には前記粘着剤層が形成された構成を有する、電子部品貼付用アースラベル。
〔2〕前記導電性メッシュ層を形成する材料が、金属及び金属酸化物の少なくとも一方を含む、上記〔1〕に記載の電子部品貼付用アースラベル。
〔3〕前記導電性メッシュ層の厚みが、前記粘着剤層の厚みの0.04〜1.5倍である、上記〔1〕又は〔2〕に記載の電子部品貼付用アースラベル。
〔4〕前記粘着性組成物が、(メタ)アクリル酸エステル樹脂、ポリイソブチレン系樹脂、及びシリル化ウレタン樹脂から選ばれる1種以上の主剤樹脂を含む、上記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の電子部品貼付用アースラベル。
〔5〕前記粘着性組成物が、さらに粘着付与剤を含む、上記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の電子部品貼付用アースラベル。
〔6〕前記基材が、表面に印字又は印刷が可能なプラスチックフィルム又はシートである、上記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の電子部品貼付用アースラベル。
〔7〕粘着力が4.5N/25mm以上である、上記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の電子部品貼付用アースラベル。
本発明の電子部品貼付用アースラベルは、粘着力が高く、且つ表面抵抗率が低く、さらに耐変色性及び印字・印刷適性に優れ、アウトガス発生量が低い。
本発明の電子部品貼付用アースラベルの構成の一例を示す断面模式図である。 本発明の電子部品貼付用アースラベルの使用態様の一例を示す断面模式図である。
以下の記載において、「重量平均分子量(Mw)」は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法で測定されるポリスチレン換算の値であり、具体的には実施例に記載の方法に基づいて測定した値である。
また、例えば「(メタ)アクリル酸」とは、「アクリル酸」及び「メタクリル酸」の双方を示す語として用いており、他の類似用語についても同様である。
〔電子部品貼付用アースラベル〕
本発明の電子部品貼付用アースラベル(以下、単に「アースラベル」ともいう)は、基材と、酸価が5.0以下の粘着性組成物からなる粘着剤層と、印刷又はエッチングにより形成された導電性メッシュ層とを有し、前記導電性メッシュ層の網目の間隙には前記粘着剤層が形成された構成を有する。
なお、本発明のアースラベルは、基材の表面上に印字された表示体だけでなく、基材の表面に何も印字されていないものも含まれる。
図1は、本発明の電子部品貼付用アースラベルの構成の一例を示す断面模式図である。
図1の(a)に示すように、本発明のアースラベル1Aは、基材11と、粘着剤層12と、導電性メッシュ層13とを有し、前記導電性メッシュ層13の網目の間隙13aには前記粘着剤層12aが形成された構成を有する。
このアースラベル1Aが有する導電性メッシュ層13は網目状である。そのため、当該導電性メッシュ層13の網目の間隙13aには、粘着剤層12の一部が侵入した粘着剤層12aを形成している。そのため、導電性メッシュ層の上面13bと粘着剤層の上面12bとでアースラベル1Aの表面を構成している。
このような構成により、導電性メッシュ層13の間隙13aに形成された粘着剤層12aの表面が被着体に貼付し、アースラベル1Aの高い粘着力を保持している。
導電性メッシュ層13は、印刷又はエッチングによって形成された層であるため、層自体に段差がなく平滑であるため、アースラベル1Aの厚さを略均一にすることができ、アースラベルの印字・印刷適性を良好にすることができる。
本発明のアースラベルの他の構成としては、図1の(b)に示すように、粘着剤層12及び導電性メッシュ層13の表面上に、さらに剥離シート14を有するアースラベル1Bとしてもよい。
この剥離シート14は、粘着剤層12及び導電性メッシュ層13と剥離可能に貼着され、粘着剤層12及び導電性メッシュ層13を保護する機能を有する。
また、図2は、の電子部品貼付用アースラベルの使用態様の一例を示す断面模式図である。
図2に示した使用態様のように、本発明のアースラベル1Aを、アース対象である導電体の電子部品15とアース先である筺体16の両方にまたがるように貼付することで、アース対象の電子部品15とアース先の筺体16に当接した導電性メッシュ層13により、被着体に帯電した静電気等を除去することができる。
以下、本発明のアースラベルの各構成について説明する。
<基材>
基材11としては、本発明の効果を奏する範囲で各種材料を用いることができ、本発明のアースラベルの使用目的に応じて適宜選定される。例えば、金属等の導電性材料からなる導電性基材であってもよく、絶縁性材料からなる絶縁性基材であってもよい。
なお、本発明のアースラベルは、導電性メッシュ層13を有するため、優れた帯電防止性及び導電性が得られるので、絶縁性基材を用いても、粘着剤層の面に対しては優れた帯電防止性及び導電性を発現することができる。
絶縁性基材としては、例えば、上質紙、アート紙、コート紙、グラシン紙等やこれらの紙基材にポリエチレン等の熱可塑性樹脂をラミネートしたラミネート紙等の各種紙類;不織布等の多孔質材料;ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等からなる合成紙;ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等のポリエステル樹脂、アセテート樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂等からなるプラスチックフィルム又はシート;これらの樹脂の混合物からなるプラスチックフィルム又はシート;これらのプラスチックフィルム又はシートの積層体からなるプラスチックフィルム又はシート等が挙げられる。
なお、プラスチックフィルム又はシート等の基材シートは、未延伸でもよいし、縦又は横等の一軸方向あるいは二軸方向に延伸されていてもよい。
導電性基材としては、例えば、金属箔、上述のプラスチックフィルム又はシートに金属を蒸着した金属蒸着プラスチックフィルム又はシート、金属繊維(不)織布、金属被覆繊維(不)織布、炭素繊維(不)織布等が挙げられる。
また、上記導電性基材を構成する金属としては、例えば、白金、金、銀、銅、パラジウム、タングステン、アルミニウム、ニッケル、クロム、鉄、マグネシウム、亜鉛、スズ等の単一の金属又は2種以上の金属を組み合わせた合金が挙げられる。
これらの基材としては、表面にハードコートが設けられているプラスチックフィルム又はシートや、表面に印字又は印刷が可能なプラスチックフィルム又はシート等を用いてもよいが、表面に印字又は印刷が可能なプラスチックフィルム又はシートが好ましい。
なお、本発明で用いる基材は、さらに紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、着色剤等が含有されていてもよい。
また、基材がプラスチックフィルム又はシートである場合、基材と粘着剤層との密着性を向上させる観点から、必要に応じて、基材の表面に対し酸化法や凹凸化法等の表面処理を施すことが好ましい。
酸化法としては、特に限定されず、例えば、コロナ放電処理法、プラズマ処理法、クロム酸酸化(湿式)、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線照射処理等が挙げられる。また、凹凸化法としては、特には限定されず、例えば、サンドブラスト法、溶剤処理法等が挙げられる。これらの表面処理は、基材の種類に応じて適宜選定されるが、粘着剤層との密着性の向上効果や操作性の観点から、コロナ放電処理法が好ましい。また、プライマー処理を施すこともできる。
基材の厚さは、特に制限はないが、取り扱い易さの観点から、好ましくは10〜250μm、より好ましくは15〜200μm、更に好ましくは20〜150μmである。
<粘着剤層、粘着性組成物>
粘着剤層12の厚さは、用途等に応じて適宜調整されるが、好ましくは0.5〜100μm、より好ましくは1〜60μm、更に好ましくは3〜40μmである。0.5μm以上であれば、被着体に対し良好な粘着力が得られる。一方、100μm以下であれば、生産性の面で有利であり、取扱い易いアースラベルとなる。
粘着剤層12は、酸価が5.0以下の粘着性組成物よりなる。用いる粘着性組成物の酸価が5を超えると、得られるアースラベルをしばらく放置すると、導電性メッシュ層13が酸化し、アースラベルの色調も変化するため、耐変色性が劣る。
粘着性組成物の酸価は、耐変色性の向上の観点から、好ましくは3.0以下、より好ましくは1.0以下、更に好ましくは0.5以下、より更に好ましくは0.1以下である。
なお、上記の粘着性組成物の酸価は、配合される主剤樹脂、粘着付与剤、その他の添加剤をすべて含めた粘着性組成物の酸価であり、実施例に記載の方法により測定された値である。
[主剤樹脂]
粘着性組成物に含まれる主剤樹脂としては、例えば、(メタ)アクリル酸エステル樹脂;天然ゴム、スチレン系樹脂、ポリイソブチレン系樹脂等のゴム系樹脂:シリル化ウレタン樹脂等のシリル基含有樹脂;シリコーン系樹脂;ウレタン系樹脂;ポリエステル系樹脂等が挙げられる。なお、これらの主剤樹脂は、粘着力の向上に直接的に寄与する樹脂である。
これらの中でも、(メタ)アクリル酸エステル樹脂、ポリイソブチレン系樹脂、及びシリル化ウレタン樹脂から選ばれる1種以上の主剤樹脂を含むことが好ましい。
粘着性組成物中に含まれる主剤樹脂の含有量は、使用する主剤樹脂により適宜設定されるが、好ましくは40〜100質量%、より好ましくは45〜98質量%、更に好ましくは50〜95質量%である。
以下、主剤樹脂として好適な(メタ)アクリル酸エステル樹脂、ポリイソブチレン系樹脂、及びシリル化ウレタン樹脂について説明する。
((メタ)アクリル酸エステル樹脂)
本発明で用いる(メタ)アクリル酸エステル樹脂は、アルキル(メタ)アクリレートモノマー由来の構成単位を含む樹脂であるが、炭素数4以上のアルキル(メタ)アクリレートモノマー(以下、「モノマー(p1)」ともいう)由来の構成単位を含む樹脂であることが好ましい。
モノマー(p1)が有するアルキル基の炭素数としては、アースラベルの粘着力を向上させる観点から、好ましくは4〜20、より好ましくは4〜12、更に好ましくは4〜6である。
なお、モノマー(p1)のアルキル基は、直鎖及び分岐鎖のいずれであってもよい。
モノマー(p1)としては、例えば、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート等のブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
なお、これらのモノマー(p1)は、単独で又は2種以上組み合わせて用いてもよい。
これらの中でも、アースラベルの粘着力を向上させる観点から、ブチル(メタ)アクリレートが好ましい。
本発明で用いる(メタ)アクリル酸エステル樹脂は、アースラベルの粘着力をより向上させる観点から、モノマー(p1)由来の構成単位と共に、さらに官能基含有モノマー(以下、「モノマー(p2)」ともいう)由来の構成単位を含む樹脂であることが好ましい。
なお、ここでいう、官能基含有モノマーの「官能基」とは、後述の任意の添加剤である架橋剤と反応し、架橋起点となり得る官能基又は架橋促進効果を有する官能基を意味する。
モノマー(p2)が有する官能基としては、例えば、水酸基、カルボキシ基、アミノ基、エポキシ基等が挙げられる。
つまり、モノマー(p2)としては、例えば、水酸基含有モノマー、カルボキシ基含有モノマー、アミノ基含有モノマー、及びエポキシ基含有モノマー等が挙げられる。
これらのモノマー(p2)は、単独で又は2種以上組み合わせて用いてもよい。これらの中でも、水酸基含有モノマーが好ましい。
水酸基含有モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類;ビニルアルコール、アリルアルコール等の不飽和アルコール類等が挙げられる。
本発明においては、粘着性組成物の酸価を5.0以下に調整する観点から、(メタ)アクリル酸エステル樹脂の構造中に、カルボキシ基含有モノマー由来の構成単位の含有量を少なくすることが好ましい。
カルボキシ基含有モノマー由来の構成単位の含有量は、(メタ)アクリル酸エステル樹脂の全構成単位に対して、好ましくは2.0質量%以下、より好ましくは1.0質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下、より更に好ましくは0質量%である。
本発明で用いる(メタ)アクリル酸エステル樹脂がモノマー(p1)及び(p2)由来の構成単位を含む場合、モノマー(p1)由来の構成単位の含有量は、(メタ)アクリル酸エステル樹脂の全構成単位に対して、好ましくは40〜99.9質量%、より好ましくは60〜99質量%、更に好ましくは70〜98質量%であり、モノマー(p2)由来の構成単位の含有量は、好ましくは0.1〜30質量%、より好ましくは0.15〜20質量%、更に好ましくは0.2〜10質量%である。
また、(メタ)アクリル酸エステル樹脂は、上記モノマー(p1)及び(p2)由来の構成単位の含有量率を満たす範囲において、上記モノマー(p1)及び(p2)由来の構成単位以外のその他のモノマー由来の構成単位を含んでもよい。
その他のモノマーとしては、アクリル系モノマーと共重合可能なモノマーから選択することができ、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート等の炭素数1〜3のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートモノマー、アクリロイルモルホリン、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノブチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノブチル(メタ)アクリレート、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ基含有(メタ)アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、蟻酸ビニル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アクリルアミド等のビニル系モノマー等が挙げられる。
(メタ)アクリル酸エステル樹脂の重量平均分子量(Mw)は、好ましくは25万〜150万、より好ましくは35万〜130万、更に好ましくは45万〜110万、より更に好ましくは65万〜105万である。
(ポリイソブチレン系樹脂)
本発明で用いるポリイソブチレン系樹脂(以下、「PIB系樹脂」ともいう)としては、重量平均分子量が2万以上のポリイソブチレン系樹脂が好ましい。PIB系樹脂の重量平均分子量が2万以上であれば。粘着性組成物の凝集力が十分に得られ、粘着力を十分に向上させることができる。また、被着体の汚染を防ぐこともできる。
なお、PIB系樹脂は、重量平均分子量が高いほど、粘着力が向上する傾向にある。
PIB系樹脂の重量平均分子量は、粘着力の向上の観点、及び被着体に対する濡れ性や溶媒に対する溶解性の観点から、好ましくは3万〜100万、より好ましくは5万〜80万、更に好ましくは7万〜60万である。
本発明において、PIB系樹脂とは、主鎖又は側鎖にポリイソブチレン骨格を有する樹脂であり、具体的には、下記構成単位(a)を有する樹脂である。
Figure 2014145067
PIB系樹脂としては、例えば、イソブチレンの単独重合体であるポリイソブチレン、イソブチレンとイソプレンの共重合体、イソブチレンとn−ブテンの共重合体、イソブチレンとブタジエンの共重合体、及びこれら共重合体を臭素化又は塩素化等したハロゲン化ブチルゴム等が挙げられる。
なお、PIB系樹脂が共重合体である場合、イソブチレンからなる構成単位が、全構成単位の中で一番多く含まれているものとする。これらのPIB系樹脂は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの中でも、形成される粘着剤層の耐久性及び耐候性を向上させる観点から、重合した際に密な分子構造を有し、主鎖及び側鎖に重合性二重結合を残さないイソブチレンからなる構成単位を多く含むものが好ましい。
このような主鎖及び側鎖に重合性二重結合を残さないイソブチレンからなる構成単位の含有量は、PIB系樹脂の全構成単位に対して、好ましくは80〜100質量%、より好ましくは90〜100質量%、更に好ましくは95〜100質量%、より更に好ましくは実質的に100質量%である。
PIB系樹脂の合成方法としては、例えば、塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素等のルイス酸触媒の存在下で、イソブチレン等のモノマー成分を重合する方法が挙げられる。
また、PIB系樹脂は、重量平均分子量が27〜60万のポリイソブチレン系樹脂(以下、「PIB系樹脂(a1)」ともいう)と、重量平均分子量が5〜25万のポリイソブチレン系樹脂(以下、「PIB系樹脂(a2)」ともいう)とを含むことが好ましい。
重量平均分子量の高いPIB系樹脂(a1)を用いることで、粘着性組成物からなる粘着剤層の耐久性及び耐候性を向上させると共に、粘着力の向上に寄与する。
また、重量平均分子量の低いPIB系樹脂(a2)を用いることで、PIB系樹脂(a1)と良好に相溶して、適度にPIB系樹脂(a1)を可塑化させることができ、それにより、粘着性組成物からなる粘着剤層の被着体に対する濡れ性を高め、粘着物性、柔軟性等を向上させることができる。
PIB系樹脂(a1)の重量平均分子量としては、好ましくは27万〜60万、より好ましくは29万〜48万、更に好ましくは31万〜45万、より更に好ましくは32万〜40万である。
PIB系樹脂(a1)の重量平均分子量が27万以上であれば、粘着性組成物の凝集力を十分に向上させることができ、粘着力を向上させることができる。また、被着体への汚染の懸念も解消し得る。
一方、PIB系樹脂(a1)の重量平均分子量が60万以下であれば、粘着性組成物の凝集力が高くなりすぎることにより柔軟性や流動性の低下という弊害を避けることができ、得られる粘着性組成物からなる粘着剤層の被着体との濡れを良好にすることができる。また、粘着性組成物を調製する際、溶媒に対する溶解性を良好とすることができる。
PIB系樹脂(a2)の重量平均分子量は、好ましくは5万〜25万、より好ましくは8万〜23万、更に好ましくは14万〜22万、より更に好ましくは18万〜21万である。
PIB系樹脂(a2)の重量平均分子量が5万以上であれば、粘着性組成物から形成した粘着剤層において、PIB系樹脂(a2)が低分子成分として分離して、被着体を汚染する弊害を防ぐことができる。また、高温下におけるアウトガス発生量を低下させることができる。
一方、PIB系樹脂(a2)の重量平均分子量が25万以下であれば、PIB系樹脂(a1)を十分に可塑化させることができ、被着体との濡れを良好にすることができる。
なお、上記のPIB系樹脂(a1)及び(a2)は、それぞれ単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
PIB系樹脂の全量に対するPIB系樹脂(a1)及び(a2)の合計含有量は、好ましくは70〜100質量%、より好ましくは85〜100質量%、更に好ましくは95〜100質量%、より更に好ましくは実質的に100質量%である。
PIB系樹脂(a1)100質量部に対する、PIB系樹脂(a2)の含有割合は、好ましくは5〜55質量部、より好ましくは6〜40質量部、更に好ましくは7〜30質量部、より更に好ましくは8〜20質量部である。PIB系樹脂(a2)の含有割合が5質量部以上であれば、PIB系樹脂(a1)を十分に可塑化させることができ、粘着性組成物からなる粘着剤層12の被着体との濡れを良好とすることができる。また粘着力を向上させることができる。また、PIB系樹脂(a2)の含有割合が55質量部以下であれば、凝集力を十分に向上させることができるため、優れた粘着力、保持力、及び耐久性を発現させることができる。
(シリル化ウレタン樹脂)
本発明で用いるシリル化ウレタン樹脂としては、主鎖又は側鎖にウレタン結合及び/又は尿素結合を有すると共に、主鎖の両末端に下記一般式(1)で表わされる加水分解性シリル基を有する樹脂が好ましい。
Figure 2014145067
上記一般式(1)中、X1、X2は、それぞれ独立して、ヒドロキシ基又は置換基を有してもよいアルコキシ基であり、R1は置換基を有してもよい炭素数1〜20のアルキル基である。当該アルキル基は、直鎖でも分岐鎖でもよい。
1、X2、R1が置換基を有する場合の置換基としては、例えば、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、及びアミノ基等が挙げられる。
シリル化ウレタン樹脂は、主鎖の両末端に上記一般式(1)で表わされる加水分解性シリル基を有することから、シリル化ウレタン樹脂同士の加水分解脱水縮合により効果的に三次元網目構造を形成することができ、粘着力を向上させることができる。
一般式(1)中、R1で表わされるアルキル基の炭素数は、粘着力の向上の観点から、好ましくは1〜12、より好ましくは1〜5、更に好ましくは1〜3である。
また、一般式(1)中、X1、X2がアルコキシ基である場合、当該アルコキシ基の炭素数は、粘着力の向上の観点から、好ましくは1〜12、より好ましくは1〜5、更に好ましくは1〜3である。
シリル化ウレタン樹脂の重量平均分子量(Mw)は、好ましくは1,000〜30万、より好ましくは5,000〜20万、更に好ましくは1万〜15万、より更に好ましくは2万〜10万である。
[粘着付与剤]
本発明で用いる粘着性組成物は、より粘着力を向上させる観点から、さらに粘着付与剤を含むことが好ましい。
粘着付与剤としては、ロジン樹脂、ロジンフェノール樹脂、及びそのエステル化合物等のロジン系樹脂;これらロジン系樹脂を水素化した水素化ロジン系樹脂;テルペン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、芳香族変性テルペン系樹脂等のテルペン系樹脂;これらテルペン系樹脂を水素化した水素化テルペン系樹脂;石油ナフサの熱分解で生成するペンテン、イソプレン、ピペリン、1.3−ペンタジエン等のC5留分を共重合して得られるC5系石油樹脂及びこのC5系石油樹脂の水素化石油樹脂;石油ナフサの熱分解で生成するインデン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレン等のC9留分を共重合して得られるC9系石油樹脂及びこのC9系石油樹脂の水素化石油樹脂;等が挙げられる。
粘着付与剤の軟化点は、粘着力の向上の観点から、好ましくは60〜170℃、より好ましくは75〜150℃、更に好ましくは85〜140℃、より更に好ましくは90〜130℃である。
なお、粘着付与剤の軟化点の値は、JIS K 2531に準拠して測定した値である。
粘着付与剤の含有量は、粘着性組成物の全量に対して、好ましくは5〜60質量%、より好ましくは10〜50質量%である。
また、主剤樹脂として、シリル化ウレタン樹脂以外の樹脂を用いる場合、粘着付与剤の含有量は、シリル化ウレタン樹脂以外の主剤樹脂100質量部に対して、好ましくは5〜60質量部、より好ましくは10〜50質量部、更に好ましくは13〜40質量部、より更に好ましくは15〜30質量部である。
当該含有量が5質量部以上であれば、得られる粘着性組成物に対して更に粘着力を向上させることができる。また、当該含有量が60質量部以下であれば得られる粘着性組成物から形成される粘着剤層に十分な柔軟性を付与することができる。
主剤樹脂として、シリル化ウレタン樹脂を用いる場合、粘着付与剤の含有量は、シリル化ウレタン樹脂100質量部に対して、粘着力の向上の観点から、好ましくは10〜250質量部、より好ましくは40〜200質量部、更に好ましくは70〜150質量部、より更に好ましくは90〜110質量部である。
[架橋剤]
主剤樹脂として、上述の官能基含有モノマー(p2)由来の構成単位を有する(メタ)アクリル酸エステル樹脂を用いる場合、粘着力の向上の観点から、粘着性組成物中に、さらに架橋剤を配合することが好ましい。
架橋剤は、当該(メタ)アクリル酸エステル樹脂中の官能基と反応して、樹脂同士を架橋するものである。
架橋剤としては、例えば、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等、及びそれらのアダクト体等のイソシアネート系架橋剤;エチレングリコールグリシジルエーテル等のエポキシ系架橋剤;ヘキサ[1−(2−メチル)−アジリジニル]トリフオスファトリアジン等のアジリジン系架橋剤;アルミニウムキレート等のキレート系架橋剤;等が挙げられる。これらの架橋剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらの中でも、凝集力を高めて粘着力を向上させる観点、及び入手し易さ等の観点から、イソシアネート系架橋剤が好ましい。
架橋剤の配合量は、(メタ)アクリル酸エステル樹脂が有する官能基数により適宜調整されるが、架橋反応を促進させる観点から、(メタ)アクリル酸エステル樹脂100質量部に対して、好ましくは0.01〜10質量部、より好ましくは0.03〜7質量部、更に好ましくは0.05〜4質量部である。
[触媒(硬化促進剤)]
主剤樹脂として、シリル化ウレタン樹脂を用いる場合、シリル化ウレタン樹脂のシリル基同士の架橋反応を促進させ、粘着力を向上させる観点から、粘着性組成物中に、さらに硬化促進剤としての役割を担う触媒を配合することが好ましい。
当該触媒としては、架橋密度の制御が容易であり、粘着力及び凝集力を向上させる観点から、アルミ系触媒、チタン系触媒、ジルコニウム系触媒及び三フッ化ホウ素系触媒からなる群から選択される少なくとも一種であることが好ましい。
アルミ系触媒としては、アルミニウムのアルコキシド、アルミニウムキレート、塩化アルミニウム(III)が好ましい。チタン系触媒としては、チタンのアルコキシド、チタンキレート、塩化チタン(IV)が好ましい。ジルコニウム系触媒としては、ジルコニウムのアルコキシド、ジルコニウムキレート、塩化ジルコニウム(IV)が好ましい。三フッ化ホウ素系触媒としては、三フッ化ホウ素のアミン錯体やアルコール錯体が好ましい。
触媒の配合量は、触媒作用の観点から、シリル化ウレタン樹脂100質量部に対して、好ましくは0.001〜10質量部、より好ましくは0.01〜8質量部、更に好ましくは0.03〜5質量部である。
[その他の添加剤]
本発明で用いる粘着性組成物は、本発明の効果を損なわない範囲において、さらにその他の添加剤を含有してもよい。
その他の添加剤としては、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、樹脂安定剤、充填剤、顔料、増量剤、赤外線吸収剤、近赤外線吸収剤、防腐・防かび剤、防錆剤、可塑剤、高沸点溶剤等が挙げられる。これらの添加剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。
<導電性メッシュ層>
本発明において、導電性メッシュ層13は、網目状の構成を有し、導電性材料を印刷又はエッチングによって形成したものを用いる。
導電性メッシュ層13は、印刷又はエッチングによって形成された層であるため、層自体に段差がなく平滑であるため、アースラベルの厚さを略均一にすることができ、アースラベルの印字・印刷適性を良好にすることができる。
導電性メッシュ層13は、粘着剤層12上に直接導電性材料を印刷してもよく、粘着剤層12上に設けた導電性材料をエッチングによって形成してもよい。また、予め印刷又はエッチングによって形成した導電性材料を含む導電性メッシュ層13を粘着剤層12上に貼着して形成してもよい。
導電性メッシュ層を形成する材料としては、導電性を有するものであれば特に制限はなく、各種導電性有機材料及び無機材料を用いることができるが、表面抵抗率を低下させる観点から、金属又は金属酸化物の少なくとも一方を含むことが好ましい。
金属又は金属酸化物としては、例えば、銅、ニッケル、銀、金、プラチナ、アルミニウム、鉄、白金、モリブテン、チタン、クロム、コバルト、及び亜鉛からなる群から選択された1種以上の金属、並びに、その酸化物が挙げられる。これらの中でも、ラベルとしての抜き加工適性が良好なことから銅が好ましい。
導電性メッシュ層を形成する材料中の金属又は金属酸化物の含有量は、表面抵抗率を低下させる観点から、好ましくは70〜100質量%、より好ましくは85〜100質量%、更に好ましくは95〜100質量%、より更に好ましくは100質量%である。
導電性メッシュ層の厚みは、表面抵抗率を低下させると共に、粘着力を良好とする観点から、粘着剤層の厚みに対して、好ましくは0.04〜1.5倍、より好ましくは0.1〜1.3倍、更に好ましくは0.3〜1.0倍、より更に好ましくは0.5〜0.9倍である。
導電性メッシュ層の厚みが粘着剤層の厚みの0.04倍以上であれば、表面抵抗率を低下させることができる。一方、導電性メッシュ層の厚みが粘着剤層の厚みの1.5倍以下であれば、粘着力が良好なアースラベルとすることができる。
導電性メッシュ層の1つの網目の間隙の面積としては、表面抵抗率を低下させると共に、粘着力を良好とする観点から、好ましくは0.05〜5.0mm2、より好ましくは0.1〜3.0mm2、更に好ましくは0.2〜1.0mm2である。
導電性メッシュ層を構成する網目の太さは、表面抵抗率を低下させると共に、粘着力を良好とする観点から、好ましくは2〜30μm、より好ましくは4〜20μm、更に好ましくは6〜10μmである。
なお、導電メッシュ層の網目のパターンとしては、印刷又はエッチングにより形成されるものであれば特に限定はないが、面の任意の二点間で導通されていることが好ましい。網目パターンの具体的な形状としては、正方格子状、矩形格子状、菱形格子状、三角格子状、ハニカム状、縞状、渦巻き状等が挙げられるが、正方格子状が好ましい。
<剥離シート>
剥離シート14としては、両面剥離処理をされた剥離シートや、片面剥離処理された剥離シート等が用いられ、剥離シート用の基材上に剥離剤を塗布した剥離シート等が挙げられる。
剥離シート用の基材としては、例えば、グラシン紙、コート紙、上質紙等の紙基材、これらの紙基材にポリエチレン等の熱可塑性樹脂をラミネートしたラミネート紙、又はポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂等のポリエステル樹脂フィルム、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂等のポリオレフィン樹脂フィルム等のプラスチックフィルム等が挙げられる。
剥離剤としては、例えば、シリコーン系樹脂、オレフィン系樹脂、イソプレン系樹脂、ブタジエン系樹脂等のゴム系エラストマー、長鎖アルキル系樹脂、アルキド系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられる。
剥離シート14の厚さは、特に制限ないが、好ましくは10〜200μm、より好ましくは25〜150μmである。
〔電子部品貼付用アースラベルの製造方法〕
次に、本発明のアースラベルの製造方法について説明する。
本発明のアースラベルの製造方法としては、特に制限はなく、例えば、基材11の一方の面上に、粘着性組成物の溶液を直接塗布し、加熱乾燥して、粘着剤層12を形成した後、粘着剤層12上に、導電性材料をメッシュのパターン印刷する方法、又はベタ印刷の後にエッチングする方法等により導電性メッシュ層13を形成して作製することができる。
なお、導電性メッシュ層13は、予め印刷又はエッチングによって所定の形状に形成された導電性材料を、加圧圧着等により粘着剤層12に貼り合わせることで形成してもよい。
さらに剥離シート14を有する形態とする場合は、剥離シート14の上に導電性材料を形成し、前述の粘着剤層12と貼り合わせることで形成してもよい。
また、粘着性組成物は、基材11に塗布し易くし、作業性を向上させる観点から、有機溶媒で希釈して、粘着性組成物の溶液の形態として用いることが好ましい。
有機溶媒としては、例えば、メチルエチルケトン、アセトン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロヘキサン、n−ヘキサン、トルエン、キシレン、n−プロパノール、イソプロパノール等が挙げられる。
なお、これらの有機溶媒は、主剤樹脂の調製時に使用された有機溶媒をそのまま用いてもよいし、該粘着剤溶液を均一に塗布できるように、調製時に使用された有機溶媒以外の1種以上の有機溶媒を加えてもよい。
粘着性組成物の溶液の固形分濃度としては、好ましくは5〜60質量%、より好ましくは10〜45質量%、更に好ましくは15〜30質量%である。
粘着性組成物の塗布方法としては、例えば、スピンコート法、スプレーコート法、バーコート法、ナイフコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ダイコート法、グラビアコート法等が挙げられる。
〔電子部品貼付用アースラベル〕
本発明の電子部品貼付用アースラベルの粘着力は、好ましくは4.5N/25mm以上、より好ましくは5.0〜50.0N/25mm、更に好ましくは6.0〜40.0N/25mmである。
なお、当該粘着力の値は、実施例に記載の方法で測定された値である。
本発明の電子部品貼付用アースラベルを23℃、50%RH(相対湿度)の環境下で1週間放置した後の、粘着剤層12及び導電性メッシュ層13側から測定したアースラベルの表面抵抗率は、好ましくは1.0×10-1Ω/□以下、より好ましくは8.0×10-2Ω/□以下、更に好ましくは5.0×10-2Ω/□以下である。
また、本発明の電子部品貼付用アースラベルを60℃の環境下で1週間放置した後の、粘着剤層12及び導電性メッシュ層13側から測定したアースラベルの表面抵抗率は、好ましくは1.0×10-1Ω/□以下、より好ましくは8.0×10-2Ω/□以下、更に好ましくは5.0×10-2Ω/□以下である。
なお、これらのアースラベルの表面抵抗率の値は、実施例に記載の方法で測定された値である。
本発明の電子部品貼付用アースラベルは、120℃の温度で30分間加熱した際のアウトガス発生量を20μg/20cm2以下にすることができるので、粘着剤層12による被着体の汚染を防ぐことができる。また、精密機器への貼付用途に適応した場合でも、精密電子部材の誤動作をもたらす可能性を著しく低減できる。
(実施例1)
(1)粘着性組成物の調製
主剤樹脂として、アクリル酸エステル樹脂(n−ブチルアクリレート(BA)/メチルメタクリレート(MMA)/酢酸ビニル(VAc)/2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)=80.0/10.0/9.0/1.0(質量比)、重量平均分子量:100万、溶剤:酢酸エチル、固形分濃度:15質量%)80.0質量部(固形分比)、粘着付与剤として、ロジン系樹脂(荒川化学工業社製、製品名「KE−359」、軟化点:94〜104℃、固形分濃度:50質量%)20.0質量部(固形分比)、架橋剤として、イソシアネート系架橋剤(三井化学社製、製品名「タケネートD−110N」)1.35質量部(固形分比)を配合し、酢酸エチルを加えて、均一に攪拌して、固形分濃度41質量%の粘着性組成物の溶液を調製した。
(2)アースラベルの作製
調製した粘着性組成物の溶液を、ポリエチレンテレフタレート樹脂からなる厚み50μmの基材の片面上に、上記のとおり調製した粘着性組成物の溶液を、乾燥後の膜厚が25μmになるように塗布して塗布膜を形成し、塗布膜を乾燥させて粘着剤層を形成した。
次に、形成した粘着剤層の表面に、予め準備した銅をエッチングして形成した膜厚20μmの導電性メッシュ層(網目パターン:正方格子状、1つあたりの間隙の面積:0.4mm2、網目の太さ:8μm)を加圧圧着して貼り合わせ、図1(a)のアースラベル1Aと同じ構成のアースラベルを作製した。
(実施例2)
主剤樹脂として、アクリル酸エステル樹脂(n−ブチルアクリレート(BA)/アクリル酸メチル(MA)/アクリロイルモルホリン(ACMO)/2−ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)=80.0/5.0/14.0/1.0(質量比)、重量平均分子量:100万、溶剤:酢酸エチル、固形分濃度30質量%)100.0質量部(固形分比)、架橋剤として、イソシアネート系架橋剤(三井化学社製、製品名「タケネートD−110N」)1.8質量部(固形分比)を配合し、酢酸エチルを加えて、均一に攪拌して、固形分濃度30質量%の粘着性組成物の溶液を調製した。
そして、当該粘着性組成物の溶液を用いて、実施例1と同様にして、図1(a)のアースラベル1Aと同じ構成のアースラベルを作製した。
(実施例3)
主剤樹脂として、シリル化ウレタン樹脂(ポリオキシプロピレンジオール/N−アミノエチル−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン/メチルアクリレート=96.0/2.5/1.5(質量比)、重量平均分子量:5万、溶剤:酢酸エチル、固形分濃度:70質量%)50.0質量部(固形分比)、粘着付与剤として、テルペンフェノール系樹脂(ヤスハラケミカル社製、製品名「YSポリスターNH125」、軟化点:130℃)50.0質量部(固形分比)、触媒として、チタンキレート系触媒(マツモトファインケミカル社製、商品名:「オルガチックスTC−100」)0.92質量部(固形分比)を配合し、酢酸エチルを加えて、均一に攪拌して、固形分濃度41質量%の粘着性組成物の溶液を調製した。
そして、当該粘着性組成物の溶液を用いて、実施例1と同様にして、図1(a)のアースラベル1Aと同じ構成のアースラベルを作製した。
(実施例4)
主剤樹脂として、重量平均分子量が34万のPIB系樹脂(BASF社製、商品名「オパノールB50」)77.0質量部(固形分比)、及び重量平均分子量が20万のPIB系樹脂(BASF社製、商品名「オパノールB30」)7.5質量部(固形分比)、粘着付与剤として、水素化石油樹脂(荒川化学工業社製、製品名「アルコンP−125」、軟化点:125℃)15.5質量部(固形分比)を配合し、トルエンを加えて、均一に攪拌して、固形分濃度21質量%の粘着性組成物の溶液を調製した。
そして、当該粘着性組成物の溶液を用いて、実施例1と同様にして、図1(a)のアースラベル1Aと同じ構成のアースラベルを作製した。
(比較例1)
主剤樹脂として、アクリル酸エステル樹脂(2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA)/酢酸ビニル(Vac)/アクリル酸(AAc)=75.0/22.5/2.5(質量比)、重量平均分子量:70万、溶剤:酢酸エチル、固形分濃度:33.6質量%)100質量部(固形分比)、架橋剤として、金属キレート系架橋剤(綜研化学社製、製品名「M−5A」、固形分濃度:4.95質量%)0.074質量部(固形分比)を配合し、酢酸エチルを加えて、均一に攪拌して、固形分濃度30質量%の粘着性組成物の溶液を調製した。
そして、当該粘着性組成物の溶液を用いて、実施例1と同様にして、図1(a)のアースラベル1Aと同じ構成のアースラベルを作製した。
(比較例2)
主剤樹脂として、アクリル酸エステル樹脂(n−ブチルアクリレート(BA)/アクリル酸(AAc)=90.0/10.0(質量比)、重量平均分子量:60万、溶剤:酢酸エチル、固形分濃度:33.6質量%)100質量部(固形分比)、架橋剤として、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製、製品名「コロネートL」、固形分濃度:75質量%)2.23質量部(固形分比)を配合し、酢酸エチルを加えて、均一に攪拌して、固形分濃度31質量%の粘着性組成物の溶液を調製した。
そして、当該粘着性組成物の溶液を用いて、実施例1と同様にして、図1(a)のアースラベル1Aと同じ構成のアースラベルを作製した。
実施例及び比較例で作製した粘着性組成物の酸価、及び電子部品貼付用アースラベルの粘着力、表面抵抗率、耐変色性、アウトガス発生量、及び印字・印刷適性について、以下の方法により測定及び評価した。これらの結果を表1に示す。
(1)酸価
塗布膜を乾燥させて形成した粘着剤層0.3g(固形分)を正確に秤量しながら採取し、溶媒としてトルエンを加えて、固形分濃度1質量%の粘着性組成物の溶液を調製した。
次いで、調製した粘着性組成物の溶液に対して、指示薬として、フェノールフタレインのアルコール溶液を2〜3滴加えた後、0.1N水酸化カリウムのアルコール溶液で滴定した。溶液が赤色となった時を終点とし、このときの滴定量と試料質量から、酸価(KOHmg/g)を算出した。
(2)粘着力
作製したアースラベルを5mm×300mmにカットした試験片を、23℃、50%RH(相対湿度)の環境下で、ステンレス板(SUS304、360番研磨)に貼付して、試験サンプルとした。同じ環境下で24時間放置し、貼付後24時間後に、JIS Z0237:2000に準拠して180°引き剥がし法により、引っ張り速度300mm/分にて粘着力を測定した。
(3)表面抵抗率
作製したアースラベルを20mm×40mmにカットした試験片を23℃、50%RH(相対湿度)及び60℃の環境下で、それぞれ1週間放置して、低抵抗率計(三菱化学アナリテック社製、製品名「ロレスタGP MCP−T610型」)を用いて、JIS−K7194に準拠し、アースラベルの粘着剤層及び導電性メッシュ層側の表面抵抗率を測定した。測定結果は3回測定の平均値とした。
(4)耐変色性
作製したアースラベルを20mm×40mmにカットした試験片を23℃、50%RH(相対湿度)及び60℃の環境下で、それぞれ1週間放置して、目視により導電性メッシュ層の変色を観察し、以下の基準で評価した。
A:変色無し
F:変色有り
(5)アウトガス発生量
実施例、比較例で作製したアースラベルにおいて、粘着剤層のみからなる試料を作製し、当該試料20cm2分をアンプル瓶に封入し、パージ&トラップ(日本電子工業社製、製品名「JHS−100A」)を用いて、当該アンプル瓶を120℃で30分間加熱して、発生するガスを採取した。その後、採取したガスをGC Mass装置(PERKIN ELMER製、製品名「Turbo Mass」)に導入して、n−デカンを用いて作成した検量線より、発生するガス量をn−デカン換算量(μg/20cm2)として求めた。ガス量に応じて、以下の基準で評価した。
A:20(μg/20cm2)未満
B:20(μg/20cm2)以上40(μg/20cm2)未満
C:40(μg/20cm2)以上
(6)印字適性
バーコード読み取り評価は、JIS L0849(2004)に準拠して実施した。詳細には、まず、熱転写プリンター(ゼブラテクノロジー社製、商品名「140XiIII」)と熱転写リボン(デクセリアルズ社製、商品名「TR4070」)とを用いて、実施例及び比較例で作製したアースラベルの基材(ポリエチレンテレフタレート樹脂)上にバーコードを印字した。
その後、バーコード読み取り検証機(RJS社製、商品名「INSPECTOR3000」)を用いて、ANSI(American National Standards Institute)X3.182(1990)規格 Bar Code Quality Guidelineに従って、バーコード読み取り評価をした。
なお、評価結果は、以下のようにしてデコーダビリティ(decordability)値に従って分類した。また、等級(グレード)は、バーコードシンボルをスキャンした場合に、各エレメントの太り、細り加減(各エレメント設計値との誤差)によって適正な太細比(レシオ)が、とれずそれが原因で読み取り率の低下を招く場合があり、この被読み取り能力をグレード別けしたものである。「デコーダビリティ(decordability)」は、複号容易度を意味し、キャラクター毎に計算され、それぞれの結果の最小値を最終的にシンボル全体のデコーダビリティとしている。また、「デコーダビリティグレード」は、シンボル内で最も大きく規格から外れたエレメント幅のエラーの値を表す。
Figure 2014145067
表1の結果から、実施例1〜4のアースラベルは、粘着力が高く、表面抵抗率が低く、耐変色性に優れ、印字適性が良好であって、アウトガス発生量が少ないことが分かる。
これに対して、比較例1及び2のアースラベルは、導電性メッシュ層が酸化し、変色しているため、耐変色性が劣る結果となった。また、導電性メッシュ層が酸化したため、実施例のアースラベルに比べて、粘着力の低下も見られた。
本発明の電子部品貼付用アースラベルは、粘着力が高く、且つ表面抵抗率が低く、さらに耐変色性及び印字・印刷適性に優れ、アウトガス発生量が低い。
そのため、本発明の電子部品貼付用アースラベルは、例えば、コンピューター、通信機器等の電子機器や、収納容器の電磁遮蔽材、電気部品等の接地線、発火防止材等の接合に用いられる電子部品貼付用アースラベルとして好適に用いることができる。
1A、1B 電子部品貼付用アースラベル
11 基材
12、12a 粘着剤層
12b 粘着剤層の上面
13 導電性メッシュ層
13a 間隙
13b 導電性メッシュ層の上面
14 剥離シート
15 電子部品(アース対象)
16 筺体(アース先)

Claims (7)

  1. 基材と、酸価が5.0以下の粘着性組成物からなる粘着剤層と、印刷又はエッチングにより形成された導電性メッシュ層とを有し、前記導電性メッシュ層の網目の間隙には前記粘着剤層が形成された構成を有する、電子部品貼付用アースラベル。
  2. 前記導電性メッシュ層を形成する材料が、金属及び金属酸化物の少なくとも一方を含む、請求項1に記載の電子部品貼付用アースラベル。
  3. 前記導電性メッシュ層の厚みが、前記粘着剤層の厚みの0.04〜1.5倍である、請求項1又は2に記載の電子部品貼付用アースラベル。
  4. 前記粘着性組成物が、(メタ)アクリル酸エステル樹脂、ポリイソブチレン系樹脂、及びシリル化ウレタン樹脂から選ばれる1種以上の主剤樹脂を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の電子部品貼付用アースラベル。
  5. 前記粘着性組成物が、さらに粘着付与剤を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の電子部品貼付用アースラベル。
  6. 前記基材が、表面に印字又は印刷が可能なプラスチックフィルム又はシートである、請求項1〜5のいずれかに記載の電子部品貼付用アースラベル。
  7. 粘着力が4.5N/25mm以上である、請求項1〜6のいずれかに記載の電子部品貼付用アースラベル。
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