JP2014144153A - スプリンクラーヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】弁体に均一に荷重を印加するとともに部品点数を削減することができるスプリンクラーヘッドを提供する。
【解決手段】スプリンクラーヘッドSHは、ノズル11を有する本体1と、ノズル11の出口を閉塞する弁体3と、弁体3を保持しており火災時には火災の熱により分解してスプリンクラーヘッドの弁体3を開放する感熱分解部5と、弁体3と感熱分解部5との間に設置した皿バネ70とを備える。皿バネ70の中心穴は、頭部81を球面状としたセットピン80と係合しており、その頭部81によって皿バネ70の荷重を弁体3に付与させる。
【選択図】図1

Description

本発明は消火用のスプリンクラーヘッドに関する。
スプリンクラーヘッドは、内部にノズルを有する本体が、充水された消火設備配管と接続されており、火災が発生したときに火災の熱を感知して自動的に作動し、水を散布して消火を行うものである。
上記スプリンクラーヘッドにおいて、常時はノズルを閉止する弁体を保持し、火災時には火災の熱により分解してスプリンクラーヘッドの弁体を開放する部分を感熱分解部と言う。感熱分解部の構成部品のなかで熱を感知する感熱体には融点が低い低融点合金が使用されており、低融点合金は有底筒状のシリンダー内に入れられ、さらにシリンダー内には低融点合金の表面上にプランジャーが配置される。
感熱分解部は本体のノズルが閉止される位置に弁体を支持し、さらに前述のプランジャーをシリンダーの底面側に押圧しており、火災の熱により低融点合金が溶融してシリンダー内から溶け出し、プランジャーがシリンダー内に没入することで感熱分解部が分解作動して弁体の支持が解除され弁体が開放する。弁体の開放によって本体のノズルから消火設備配管に充填されていた水が外部に放出される。
上記のスプリンクラーヘッドについては、感熱分解部が本体との係合を解除して脱落するまでの間、皿バネにより弁体を閉止状態に支持するものが知られている。
その具体例として特許文献1のスプリンクラーヘッドでは、次のような理由から感熱分解部と弁体の間に皿バネを設置している。即ち、火災が発生すると低融点合金が溶融して感熱分解部の構成部品が少しずつ変位して本体との係合を解除する。感熱分解部は弁体を支持しているので僅かな変位によって弁体と弁座が離れるとノズル内の水が外部に流出してしまい、火災の熱によって溶けた低融点合金を冷却してスプリンクラーヘッドの作動を途中で停止させてしまうおそれがある。
こうした作動停止を防止するため、特許文献1のスプリンクラーヘッドでは弁体と感熱分解部の間に皿バネを設置することで、感熱分解部が変位し始める際に起きる弁体の変位を皿バネが吸収して弁体の閉止状態を維持できるようにしている。
特開2012−105952号
こうした上記のスプリンクラーヘッドでは、皿バネと弁体の間にワッシャーが設置されており、皿バネはワッシャーを介して弁体の下面を支持している。ワッシャーは皿バネの荷重を均等に弁体と感熱分解部に印加するためのものである。
より具体的に説明すると、例えば感熱分解部が傾きながら作動した場合、それと接触する皿バネも傾くことによって弁体に与える荷重が不均一となってしまうおそれがある。この不都合を解消するには、例えば皿バネの内周部が感熱分解部側を付勢するように構成することでその影響を小さく抑えることができる。
しかしながら、皿バネの外周部が弁体を押圧するように配置されてしまうと、傾いた皿バネから直接弁体に荷重を印加することができないことから、皿バネと弁体の間にワッシャーを設置することで皿バネの荷重をワッシャーを介して弁体に印加させている。ところがこのことが、部品点数が多くなる一つの要因となっていた。
そこで本発明では、弁体に均一に荷重を印加するとともに部品点数を削減することができるスプリンクラーヘッドの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明が提供するスプリンクラーヘッドは以下の特徴を有する。
即ち、消火液を放出するノズルを有する本体と、ノズルの出口を閉塞する弁体と、火災時には火災の熱により分解して本体から脱落し弁体を開放する感熱分解部と、弁体にノズルの出口を閉塞する力を付与するバネ部材とを備えるスプリンクラーヘッドについて、バネ部材との係止部を有しており、バネ部材の弾発力を受けて弁体を閉止方向に付勢するピン状の押圧部材を備えることを特徴とする。
ピン状の押圧部材にバネ部材との係止部を設け、この押圧部材がバネ部材の弾発力を受けて弁体を閉止方向に付勢するため、バネ部材の弾発力をピン状の押圧部材の軸方向に沿って確実に弁体の閉止力として作用させることができる。また、従来使用していたワッシャーの使用を廃止できるため、部品点数の少ない簡易な構造とすることができる。
前記本発明は、押圧部材の押圧部又は押圧部材の付勢を受ける弁体の押圧受け部かの少なくとも何れかが球面状の当接面とする。
このように何れかを球面状の当接面とすると、押圧部材が傾斜した状態でも弁体にバネ部材の荷重を均一に付与することができるので、弁体がノズル端から離れることなく感熱分解部が脱落するまでの間、弁体によりノズルの閉止状態を確実に維持することができる。
前記本発明は、弁体が押圧受け部として、押圧部材の押圧部を差し込む凹部を有する。
これによれば、弁体の凹部に押圧部材の押圧部を挿入させることで、スプリンクラーヘッドが外力による衝撃を受けた際に、組み合わされている部品がずれることを防止可能である。また、押圧部材の押圧部を弁体の穴に収容させたことで、弁体とバネ部材の間の不要なスペースを無くし、スプリンクラーヘッドを小型化することができる。
前記本発明は、感熱分解部がピン状の押圧部材を感熱分解部の中心軸に沿って保持する保持孔を有する。
これによれば、平時や消火作動時に感熱分解部の姿勢が傾いても、その軸方向に沿って押圧部材に対して確実にバネ部材の弾発力を作用させることができる。
前記本発明は、保持孔に挿入する押圧部材の挿入部分がテーパー形状である。
これによれば、スプリンクラーヘッドの作動するときに感熱分解部が傾いて作動した場合、感熱分解部に挿通されている側の端が、感熱分解部の構成品と干渉することを防止できるので感熱分解部がスプリンクラーヘッドからスムーズに脱落することができる。
前記本発明は、バネ部材が、外周縁に対して内周縁が弁体側に突出しており、該内周縁が押圧部材の係止部と係止する環状の皿バネである。
これによれば皿バネの弾発力を確実に押圧部材に伝達することができ、またスプリンクラーヘッドの構造を簡略化することができる。
本発明によれば、感熱分解部が傾きながら作動した場合であっても、押圧部材により弁体に均一に荷重を印加することができるので、動作信頼性の高いスプリンクラーヘッドとすることができる。また、押圧部材の係合部にバネ部材を係合させたことで部品点数を削減することができるので、従来よりも簡易な構造のスプリンクラーヘッドを提供することができる。
本発明の一実施形態によるスプリンクラーヘッドの断面図 図1のスプリンクラーヘッドの作動経過を示す断面図 図1で示す感熱分解部の拡大断面図 図1で示す感熱部の分解断面図 図1で示す弁体、散水部、皿バネ、セットピンの分解断面図
以下、本発明の一実施形態によるスプリンクラーヘッドについて図面を参照しつつ説明する。本実施形態のスプリンクラーヘッドSHは、本体1、フレーム2、弁体3、散水部4、感熱分解部5を備える。
〔本体1〕
本体1は中空状であり、内部は円筒状のノズル11となっている。本体1の外部の一端側には図1中二点鎖線で示す給水配管と接続する牡ネジ12が形成されている。他端側には外部へ拡張したフランジ13が形成され、そこにはフレーム2と接続するための牝ネジ14が形成されている。ノズル11のフランジ13側の端は、図中下方にフランジ13よりも突出して延出された筒部15となっており、その端面は弁体3が着座する弁座16となっている。
〔フレーム2〕
フレーム2は円筒状であり、一端側には本体1の牝ネジ14と螺合する牡ネジが形成されている。他端側には内側に突出して形成された内フランジ21が形成されており、そこには後述する感熱分解部5が係止される。フレーム2の外周部には溝が刻設されており、この溝にシーリングプレートCPが係合設置される。
〔弁体3〕
弁体3は円盤形状をしており、ノズル11の弁座16に着座している。弁体3の中心部にはノズル11側に突出した凸部31が形成されている。凸部31が形成された面と反対側の面には凹部32が形成されており、凹部32には後述するセットピン80の頭部が入り込み弁体3を弁座16に対して押圧して保持している。凹部32の縁には凹部32に沿って延出された筒部33が形成されている。
〔散水部4〕
散水部4は、デフレクター41、ピン42、ガイドリング43を備える。
〔デフレクター41〕
デフレクター41は円盤状であり、周縁部には散水を制御する複数のスリットが形成されている。中心には穴41Aが穿設されており、穴41Aには弁体3の筒部33が挿通される。デフレクター41は筒部33を挿通した状態で回転可能であり、デフレクター41が弁体31から外れないように接続される。デフレクター41の周縁部にはピン42を挿通するための穴41Bが複数穿設されている。
〔ピン42〕
ピン42は棒状であり、一端側にフランジ42Aが形成されている。ピン42は後述するガイドリング43の穴43Aに挿通された後、フランジ42Aが形成された側と反対側の端をデフレクター41の穴41Bに挿通させてデフレクター41と固定接続される。
〔ガイドリング43〕
ガイドリング43は環状であり、外径はフレーム2の内径よりも小さく、内径は本体1の筒部15の外径よりも大きい。ガイドリング43には複数の穴43Aが穿設されており、それぞれの穴43Aにはピン42が挿通される。穴43Aの内径は、ピン42の外径よりも僅かに大きく、ガイドリング43はピン42の軸方向に沿って自由に移動可能となっている。
ガイドリング43は、平時において本体1の筒部15の外周部に挿通され、フレーム2の内部に収容されている。ガイドリング43と本体1のフランジ13の間にはフレーム2の内部に収容されたコイルバネ44が設置されており、コイルバネ44によってガイドリング43は感熱分解部5側に付勢されている。感熱分解部5が分解作動してフレーム2から脱落すると、ガイドリング43はコイルバネ44の作用により図中下方へ移動して内フランジ21に係止される。
〔感熱分解部5〕
感熱分解部5は、感熱部50、ボール保持機構60を備える。
〔感熱部50〕
感熱部50は、プランジャー51、シリンダー52、低融点合金53、断熱材54を有する(図3)。
〔プランジャー51〕
プランジャー51は筒状をしており、下部にフランジ部51Aが形成されている。フランジ部51Aの外径はシリンダー52の内径よりも小さい。プランジャー51のフランジ部51Aが形成された側と反対側の端51Bは、シリンダー52の中心穴52Aに挿通される。
プランジャー51の端51Bには牡ネジ51Cが刻設される。牡ネジ51Cとフランジ部51Aの間には薄肉部として溝51Dが形成されている。溝51Dは断熱材54の内周部と近接する位置に形成され、後述する低融点合金53の溶融によってバランサー63および断熱材54が下方へ移動しても溝51Dは断熱材54の内周部の範囲内に収まる。より具体的に説明すると、スプリンクラーヘッドSHが作動するときにバランサー63と断熱材54の内周部がプランジャー51の外周部に沿ってシリンダー52側に移動する際に、溝51Dがバランサー63や断熱材54との間に隙間を形成する。これによりバランサー63や断熱材54の端がプランジャー51の外周部に引っかかって作動の妨げとなることを防止できる。
また溝51D(薄肉部)によって意図的に強度が弱い部分を設けたことで、スプリンクラーヘッドSHが下方から外力を受けた場合に、薄肉の溝51Dの部分が座屈して外周側に膨出して変形する。このとき溝51Dとバランサー63の穴63Bの内周部との間には、この変形を許容する空間が形成されており、この変形によって外力による衝撃を吸収することができる。
一方、プランジャー51が変形すると作動信頼性の低下が懸念される。しかしながら、プランジャー51のフランジ部51Aの先端をシリンダー52の内部に配置し、さらに後述するヒートコレクター55の下面55Dをシリンダー52の開口端より下方へ配置したことで、スプリンクラーヘッドSHが外力による衝撃を受けた際に、プランジャー51より先にヒートコレクター55やシリンダー52の開口部が変形をして衝撃を緩和することで溝51Dの過剰な変形を抑制することができる。これにより溝51Dの変形をスプリンクラーヘッドの作動に支障をきたさない程度の変形に留めることができる。
〔シリンダー52〕
シリンダー52は、有底円筒形状をしており底面の中心には穴52Aが穿設されている。シリンダー52の内部には段52Bが形成されており、段52Bより底面側(図4中上側)には低融点合金53とプランジャー51のフランジ部51Aが配置される。段52Bより開口側(図4中下側)の内径は、低融点合金53が充填されている底面側の内径よりも大きく形成されている。
〔ヒートコレクター55〕
シリンダー52の外部にはヒートコレクター55が設置される。ヒートコレクター55は椀状をしており、その中心部にはシリンダー52の外径と略等しい内径の穴55Aが穿設されている。ヒートコレクター55は銅や銅合金の薄板から形成されており熱伝導性能が良好である。ヒートコレクター55には穴55Aの縁からシリンダー52側に向かって筒部55Bが形成されている。筒部55Bはシリンダー52の外周部に接続される。これによりヒートコレクター55が吸収した火災の熱をシリンダー52内部の低融点合金53に伝播することができる。
シリンダー52にヒートコレクター55を接続する具体的な方法としては、先ずシリンダー52の外周部を筒部55Bに挿通させ、シリンダー52の外周側の段52Cと筒部55Bの上端部を係合させる。筒部55Bの上端部は内側に屈曲して形成されており、段52Cと係合可能である。その後、筒部55Bの外周面(より具体的には下面55Dと筒部55Bの上端部の中間付近)の数箇所を内側へ押圧してかしめ固定する(図3)。このときシリンダー52の側面の変形は段52B、52Cよりも下方(シリンダー52の開口側)のみに生じる。また、かしめ固定の際にシリンダー52の側面が内側へ凹んで変形する可能性があるが、変形は段52B、52Cより下方に生じるので、段52B、52Cの上方に配置されているフランジ部51Aや低融点合金53には何ら影響を及ぼさない。
また、段52Bによりシリンダー52の開口側の内径とフランジ51Aの外径には差があることから、この差よりもかしめ固定によるシリンダー52の側面の変形量が少なければスプリンクラーヘッドSHの動作に支障をきたすことはない。
シリンダー52とヒートコレクター55は、それぞれ別体で形成して接続した構造としている。このためシリンダー52には外力によって変形しない十分な強度を持たせる一方で、ヒートコレクター55には外力によって変形することで衝撃を緩和させる作用を持たせることで、スプリンクラーヘッドSHの作動性能を確実なものとし且つ耐衝撃性能を高めている。また、ヒートコレクター55の厚さ(板厚)はシリンダー52の側面部の厚さ(板厚)よりも薄くなっている。したがってヒートコレクター55の集熱効果が向上され、火災が発生してからスプリンクラーヘッドSHが作動するまでの時間を早めることができる。
ヒートコレクター55は椀状をしていることから、ヒートコレクター55の下面55Dおよび側面から天井下面に沿って流れてくる水平方向の火災の熱気流をより多く吸収することができる(図1)。特にヒートコレクター55の側面には複数の穴55Cが形成されており、その中心軸L側(図3)にはシリンダー52の段52B,52Cより底面側(図中上側)の側面が配置されている。したがって段52B,52Cより底面側の側面が穴55Cによって露出され、火災時に穴55Cを通過してヒートコレクター55の中に流入してきた熱気流がシリンダー52の段52B,52Cより底面側の側面にて直接熱を吸収して内部の低融点合金53に熱を効率的に伝えることができる。
ヒートコレクター55に外力が印加された場合、シリンダー52はヒートコレクター55によって覆い隠されているのでシリンダー52に直接外力が作用することを防止できる。しかしながら、シリンダー52とヒートコレクター55が接続する段52B,52Cより開口側(図中下側)の側面が変形する可能性がある。これに対して、低融点合金53およびプランジャー51のフランジ部51Aは段52B,52Cよりも底面側(図中上側)に配置されているので、外力による変形のリスクを低減できる。また開口側の側面が変形しても段52B,52Cの底面側の部分が変形していなければスプリンクラーヘッドSHの作動に支障をきたすことはない。
ヒートコレクター55の厚さはシリンダー52の側面の厚さよりも薄く形成している。これによりヒートコレクター55の熱収集効率が向上してシリンダー52内の低融点合金53の溶融を促進することができる。一方、スプリンクラーヘッドSHに外力が印加された場合には、ヒートコレクター55が外力により変形することで衝撃を緩和するとともに、シリンダー52は外力によって変形しない程度の強度を有しているのでスプリンクラーヘッドの作動信頼性を確保できる。特に、低融点合金53およびプランジャー51のフランジ部51Aが収容されている段52Bよりも底面側の側面の厚さを開口側の側面の厚さよりも厚く形成することで作動信頼性をさらに高めることができる。
ヒートコレクター55の下面55Dはシリンダー52の開口端よりも下方に配置されている。これにより、スプリンクラーヘッドSHの下方から外力が印加された場合に、外力によりヒートコレクター55が変形することで衝撃を緩和させ、シリンダー52やプランジャー51へのダメージを抑えることができる。
〔キャップ57〕
シリンダー52の開口側の内周部にはキャップ57が嵌め込まれる。キャップ57はリング形状をしており中心部はフランジ部51A側に突出した筒部57Aが形成されている。筒部57Aの端面はフランジ部51Aの下面に近接または当接しており、筒部57Aの外周面とシリンダー52の内周面との間には環状の空間57Bが形成される。
この空間57Bには、火災により低融点合金53が溶融した際にシリンダー52の内周部とフランジ部51Aの外周部の隙間からシリンダー52の開口側に流出した低融点合金53を収容させることができる。
キャップ57はスプリンクラーヘッドの下側から外力が加わった際に、ヒートコレクター55およびシリンダー52、プランジャー51の変形を防止する作用を有する。また、シリンダー52内に異物が入るのを防止する作用がある。具体的にはシリンダー52の内部に塵や腐食生成物の付着を防止する。
〔低融点合金53〕
低融点合金53はシリンダー52に収容されリング状をしており、内径は穴52Aの内径と略等しい。低融点合金53の下面にはプランジャー51のフランジ部51Aの平面が当接しており、プランジャー51の端51Bが低融点合金53と穴52Aを貫いて設置されている。このときフランジ部51Aの外周面は、シリンダー52の段52Bより底面側の内周部に近接して配置されている。
低融点合金53は火災の熱で溶融してシリンダー52の内周部とプランジャー51のフランジ部51Aの外周部の隙間からシリンダー52の開口側(下側)へ流出する。低融点合金53には融点が約70℃〜140℃の範囲にあるものが使用される。
〔断熱材54〕
断熱材54は、リング状をしており、シリンダー52の外部底面(上面部)とボール保持機構60の間に設置される。断熱材54の中心穴には、シリンダー52と低融点合金53に挿通したプランジャー51が挿通されている。断熱材54とシリンダー52の間には板状のヒートコレクター56を設置している。ヒートコレクター56によってシリンダー52の底面側から低融点合金53に熱を伝播することができる。
〔ボール保持機構60〕
ボール保持機構60は、ボール61、スライダー62、バランサー63を有する。
〔ボール61〕
ボール61は、フレーム2の内フランジ21と、スライダー62、バランサー63と係止して保持されている。本実施形態ではボール61を8個設置している。
〔スライダー62〕
スライダー62は円盤状であり下面周縁に形成された斜面部62Aでボール61を押圧している。ボール61はスライダー62と内フランジ21との接触部によってスプリンクラーヘッドSHの中心側に付勢されている。バランサー63は外周部に形成された斜面部63Aによりボール61を支持しており、前述のスライダー62の押圧力によってボール61が中心側に動くのを阻止している。
スライダー62は中心部に牝ネジ62Bが形成されており、プランジャー51の牡ネジ51Cと螺合される。
〔バランサー63〕
バランサー63は円盤状をしており、前述の斜面部63Aによってボール61が中心側へ動くことを阻止している。バランサー63には中心部に穴63Bが穿設されており、バランサー63の穴63Bにはプランジャー51が挿通される。バランサー63はプランジャー51に沿って上下方向に移動可能となっている。
感熱部50のプランジャー51をバランサー63の穴63を挿通させてスライダー62の牝ネジ62Bと牡ネジ51Cを螺合させると、スライダー62の斜面部62Aとバランサー63の斜面部63Aによりボール61が外側へ押し出されるのでフレーム2の内フランジ21にボール61を係止することができる。
火災時には感熱部50の低融点合金53が溶融してシリンダー52の空間57Bに流出することでバランサー63がシリンダー52側に移動可能になる。ボール61はスライダー62によって付勢されており、ボール61がバランサー63の斜面部63Aを押圧する。この押圧力によりバランサー63はシリンダー52側に移動してボール61が内側へ移動する。これによりボール61とフレーム2の内フランジ21との係合が解除され、ボール保持機構60は感熱部50とともに脱落する。
〔皿バネ70〕
ボール保持機構60と弁体3の間には、「バネ部材」としての皿バネ70と「ピン状の押圧部材」としてのセットピン80が設けられる。皿バネ70の外周縁はボール保持機構60のスライダー62の上面に載置される。中心穴にはセットピン80が挿通され、セットピン80の頭部81が弁体30の凹部32に挿通され弁体30を弁座16側に押圧する。
皿バネ70は、少なくとも無負荷の状態で外周縁に対して内周縁が上方に突出する傘状で且つ中央部に孔のある環状に形成されている(図5)。この皿バネ70は、内周縁においてセットピン80と係止することで弁体30を弁座16側に付勢しているとともに外周縁においてスライダー62を図中下方へ付勢している。
〔セットピン80〕
セットピン80は、弁体30側が頭部81(押圧部)となっており、ボール保持機構60側が頭部81の外径よりも小径である脚部82(挿入部分)となっている。頭部81は弁体30の凹部32(押圧受け部)に挿入されている。頭部81の外径は凹部32の内径よりも僅かに小径となっており、頭部81の先端(当接面)は球面形状をしている。
脚部82は棒状であり、感熱分解部5の中心軸に沿うプランジャー51の筒内に固定せずに挿通されている。したがって脚部82の外径はプランジャー51の内周径よりも小さい。脚部82の先端部は先細りのテーパー部82Aとなっており、感熱分解部5が分解作動するときにプランジャー51の内周部と脚部82の先端が干渉することを防止している。
頭部81と脚部82の間には段部83が形成されている。段部83の外径は皿バネ70の中心穴径よりも僅かに小径であり、段部83には皿バネ70が挿通される。段部83と頭部81の間の平面84(係止部)には皿バネ70の内周縁が当接しており、皿バネ70の荷重(弾発力)は平面84を介して頭部81から弁体30に付与される。
〔スプリンクラーヘッドSHの動作〕
続いて本実施形態のスプリンクラーヘッドSHの動作について図2を参照して説明する。
図2(a)に示すようにスプリンクラーヘッドSHは図示しない給水配管に接続されており、ノズル11内は充水状態にある。弁体3とボール保持機構60の間に設置された皿バネ70は、セットピン80の頭部81を介して弁体30を弁座16側に付勢しているとともにスライダー62を図中下方へ付勢している。
火災が発生すると火災の熱気流をヒートコレクター55、56が吸収してシリンダー52内の低融点合金53に熱を伝える。これにより低融点合金53は溶融してシリンダー52の内周部とプランジャー51のフランジ部51Aの外周部の隙間からシリンダー52の開口側の空間57Bへ流出する。低融点合金53が流出することでバランサー63はシリンダー52側に移動可能になる。
ボール61には皿バネ70によって付勢されたスライダー62と内フランジ21との接触部によりスプリンクラーヘッドSHの中心側へ移動する力が作用していることから、ボール61はバランサー63の斜面部63Aを押圧する。この押圧力によりバランサー63はシリンダー52側(図中下方)に移動してボール61が内側へ移動する(図2(b)参照)。これによりボール61とフレーム2の内フランジ21との係合が解除され、ボール保持機構60は感熱部50とともに脱落する(図2(c)参照)。
ボール61が中心側への移動を開始して感熱分解部5(ボール保持機構60)が脱落するまでの間、皿バネ70に係止して付勢されているセットピン80が弁体30を弁座16側に押圧しており、弁体30の閉止状態を維持している。
即ち、感熱分解部5(ボール保持機構60)を脱落させるために最低限必要とされる低融点合金53の溶融によるバランサー63の変位量(低融点合金53の高さ)よりも無負荷状態の皿バネ70の高さ(外周縁と内周縁の高低差)の方が大きく設定されているため、皿バネ70が無負荷状態に復元してボール保持機構60が脱落するまでの間、皿バネ70がセットピン80を押圧し続けて弁体30の閉止状態を維持している。
そして、図2(b)に示すように感熱分解部5(ボール保持機構60)が傾きながら動作した場合、皿バネ70およびセットピン80も傾いてしまうが、このような傾いた状態となってもセットピン80の頭部81が球面形状をしているのでセットピン80と係合している皿バネ70の荷重を頭部81を介して弁体30に均一に付与することができることから、感熱分解部5(ボール保持機構60)が脱落するまでの間、弁体30の閉止状態を維持することができる。
また、感熱分解部5(ボール保持機構60)が傾くことでセットピン80の脚部82の先端が、プランジャー51の内周部と干渉してスムーズに抜けないおそれがあるが、テーパー部82Aを設けたことによりこれを防止してボール保持機構60が脱落するまでの動作をスムーズに行うことができる。
ボール保持部60の脱落に続き、皿バネ70、セットピン80も脱落する。そして弁体30も弁座16から離れて降下しノズル11内の水が放出される。またコイルバネ44によって付勢されていたガイドリング43が下方に移動してフレーム2の内フランジ21に係止される。弁体30の降下とともに弁体30に接続しているデフレクター41、ピン42も下方に移動するが、ピン42のフランジ42Aがガイドリング43に係止されると、その場でデフレクター41が吊るされた状態に維持される。
ノズルから放出された水は、吊された状態の弁体30およびデフレクター41に衝突して四方へ散布され、火災を消火する。以上のようにして本実施形態のスプリンクラーヘッドSHは火災を感知して消火する。
〔実施形態の変形例〕
前記実施形態では「押圧受け部」として弁体3の裏面に凹部32を設けその底面を平面形状とし、「押圧部」としてセットピン80の頭部81を球面形状とする例を示したが、以下のように変形して実施することが可能である。
(1)前記実施形態とは逆に、凹部32の底面を下向きに突出する球面形状とし、頭部81を平面形状とする変形例。
(2)凹部32の底面を平面形状とし、頭部81を先端が平面となる円柱形状、多角柱形状、円錐台形状、又は多角錐台形状とする変形例。
但し、セットピン80が傾斜した場合の凹部32への接触状態について、それらの頭部81を非球面状とする変形例と前記実施形態と比較すると、前記実施形態の方が優れた特徴を有する。即ち、頭部81を非球面状とする場合、セットピン80が傾斜すると頭部81の先端の角部が凹部32の底面と接触する。したがって凹部32の中心から離れた位置で弁体3に皿バネ70の弾発力を付与することになり、弁体3の閉止力が不安定となる。
これに対して、頭部81を球面形状とする前記実施形態では、セットピン80が傾斜した場合でも、球面形状の頭部81が凹部32の底面を転がる。このため、セットピン80が傾斜せず真っ直ぐに凹部32の底面に突き当たる正規の当接位置に近い位置で頭部81を凹部32の底面に接触させて皿バネ70の弾発力を付与することができ、確実に弁体3への閉止力を付与することができる。
(3)凹部32の底面を平面形状ではなくすり鉢状、球面状に凹む凹面とし、頭部81を球面形状とする変形例。
(4)凹部32を凹む球面形状とし、頭部81の先端面を凹む球面形状とするとともにその先端面と球面形状の凹部32との間にセットピン80とともに「押圧部材」を構成する球体を設ける変形例。
1 本体
2 フレーム
3 弁体
4 散水部
5 感熱分解部
11 ノズル
32 凹部(押圧受け部)
33 筒部
41 デフレクター
42 ピン
43 ガイドリング
50 感熱部
51 プランジャー
52 シリンダー
53 低融点合金
54 断熱材
55、56 ヒートコレクター
57 キャップ
60 ボール保持機構
61 ボール
62 スライダー
63 バランサー
70 皿バネ(バネ部材)
80 セットピン(ピン状の押圧部材)
81 頭部(押圧部、当接面)
82 脚部
82A テーパー部
83 段部
84 平面(係止部)

Claims (6)

  1. 消火液を放出するノズルを有する本体と、
    ノズルの出口を閉塞する弁体と、
    火災時には火災の熱により分解して本体から脱落し弁体を開放する感熱分解部と、
    弁体にノズルの出口を閉塞する力を付与するバネ部材とを備えるスプリンクラーヘッドにおいて、
    バネ部材との係止部を有しており、バネ部材の弾発力を受けて弁体を閉止方向に付勢するピン状の押圧部材を備えることを特徴とするスプリンクラーヘッド。
  2. 押圧部材の押圧部又は押圧部材の付勢を受ける弁体の押圧受け部かの少なくとも何れかが球面状の当接面である請求項1記載のスプリンクラーヘッド。
  3. 弁体が押圧受け部として、押圧部材の押圧部を差し込む凹部を有する請求項1又は請求項2記載のスプリンクラーヘッド。
  4. 感熱分解部がピン状の押圧部材を感熱分解部の中心軸に沿って保持する保持孔を有する請求項1〜請求項3何れか1項記載のスプリンクラーヘッド。
  5. 保持孔に挿入する押圧部材の挿入部分がテーパー形状である請求項4記載のスプリンクラーヘッド。
  6. バネ部材は、外周縁に対して内周縁が弁体側に突出しており、該内周縁が押圧部材の係止部と係止する環状の皿バネである請求項1〜請求項5何れか1項記載のスプリンクラーヘッド。
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