JP2014142756A - 非接触icラベルおよび非接触icラベル付き物品 - Google Patents

非接触icラベルおよび非接触icラベル付き物品 Download PDF

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Abstract

【課題】金属製の被接着体に貼り付けて通信可能であり貼り替え防止機能を有する非接触ICラベルを提供する。
【解決手段】非接触ICラベル1は、磁性シート10と、磁性シートの他方の面10bに第一の接着層31を介して第一の主面32aが取り付けられたフィルム状の基材32と、基材の第二の主面32bに配置されたグラウンド部33と、基材を貫通する孔部32c内に設けられグラウンド部と接続された貫通配線34と、基材における第一の主面側で貫通配線と接続されるとともに、インピーダンス整合回路部と接続された連結配線35と、基材における第二の主面側でグラウンド部を覆うように配置された第二の接着層36と、連結配線と第一の接着層との間で孔部を覆うように配置された剥離層37とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、UHF帯およびSHF帯で用いられる非接触ICラベル、および、この非接触ICラベルが金属製の被接着体に貼り付けられた非接触ICラベル付き物品に関する。
従来、RFIDタグ(非接触IC(Integrated Circuit)ラベル)とリーダなどとの間で無線通信が行われている。しかし、このRFIDタグを金属製の被接着体に取り付けたときには通信性能が低下してしまうので、この問題点を解決するために、以下に説明するような様々なRFIDタグの構成が検討されている。
たとえば、13.56MHz帯の電波を用いる電磁誘導方式のRFIDタグでは、アンテナと被接着体の間に高透磁率の磁性体(磁性シート)を設け、アンテナと被接着体との間にロスの少ない磁束のルートを確保することで、金属製の被接着体に取り付けても用いることができるRFIDタグを実現している。
これに対して、UHF帯およびSHF帯で用いられる電波方式のRFIDタグでは、アンテナと被接着体との間に誘電体また空気層を設けることで、アンテナと被接着体との隙間を確保し、被接着体の影響を抑える方法が一般的に用いられる。
しかしながら、この方法では、アンテナと被接着体との間に500μm程度の厚さの誘電体を用いたり、同程度の厚さの空気層を設けたりした場合では、アンテナと被接着体の間隔が狭すぎるため、金属製の被接着体の影響を強く受けてしまい通信不能となってしまう。よって、現状では薄手(厚さが500μm以下)のRFIDタグを作ることは難しいとされている。
UHF帯およびSHF帯で用いられる電波方式の他のRFIDタグとして、特許文献1に示すように、アンテナと被接着体との間に磁性体を設ける構成も提案されている。このRFIDタグでは、アンテナと金属製の被接着体との間に軟磁性体を配置している。特許文献1では、軟磁性体について克明な記載はあるが、使用するアンテナに関する克明な記載はない。アンテナの応用例としてモノポールアンテナの記載があるが、ダイポールアンテナのグランド側エレメントを筐体(金属物体)に落とすとした記述があるだけで、その詳細は示されていない。
高価な金属製の製品本体や交換部品など、偽造されては困る物品などにおいては、それらの真贋を判定するために、製品本体やそれを包装したケース等にホログラムラベルなどの偽造防止ラベルを貼り付けることが行われている。近年では、ホログラムそのものが偽造されてしまうために、その対策として偽造が困難なICチップを搭載した金属製の被接着体への取り付けに対応したRFIDタグをラベルに用いたRFIDタグラベルを偽造防止ラベルとしている場合もある。しかしながら、従来のRFIDタグラベルでは、正規物品から簡単に剥がすことは可能であり、ラベル自体を使い回し不正規物品に貼り付けることもできてしまうという問題がある。
特開2005−309811号公報
特許文献1に記載のモノポールアンテナにおけるグランド側と筐体との電気的な接続法としては、ボルト・ビス止め、カシメ等の方法が考えられる。筐体に設けられた接続導体面には酸化皮膜形成、汚れ等の問題があるために、前述の電気的な接続法では、機械的応力によってそれらの絶縁膜を破り、電気的な接続信頼性を高めている。
しかしながら、RFIDタグを薄型でかつ小型のラベルに用いた場合では、前述のようなボルト・ビス止め、カシメ等の筐体への接続法は利便性を大きく欠いてしまうことから非現実的である。また、RFIDタグをラベルに用いた場合は、裏面(被接着体への取り付け面。)に設けられた非導電性の接着層(粘着剤)の接着力で筐体に貼り付ける構造であるために、ラベルとしての利便性を保ちつつグランド側エレメントを筐体に電気的に接続することは、その構造上簡単にはできないといった問題があった。
一方で、不正規物品への対策として、被接着体に貼り付けられたRFIDタグを一度被接着体から剥がし、再び被接着体に貼り付けたときにRFIDタグの通信機能が動作しなくなるという貼り替え防止機能が望まれている。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、モノポールアンテナとして動作し、金属製の被接着体に貼り付けても通信可能であって、薄型でかつ小型で実用性に極めて優れ、貼り替え防止機能を有する非接触ICラベル、およびこの非接触ICラベルが金属製の被接着体に貼り付けられた非接触ICラベル付き物品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の非接触ICラベルは、磁性シートと、前記磁性シートの一方の面上に配置されたアンテナ部と、前記磁性シートの一方の面上に配置され、前記アンテナ部と接続されたインピーダンス整合回路部と、前記インピーダンス整合回路部に設けられたICチップと、前記磁性シートの他方の面に第一の接着層を介して自身の第一の主面が取り付けられたフィルム状の基材と、前記基材における前記第一の主面とは反対側の第二の主面に少なくとも一部が配置されたグラウンド部と、前記基材を前記磁性シートの厚さ方向に貫通する孔部内に設けられ、前記グラウンド部と接続された貫通配線と、前記基材における前記第一の主面側で前記貫通配線と接続されるとともに、前記インピーダンス整合回路部と接続された連結配線と、前記基材における前記第二の主面側で前記グラウンド部を覆うように配置された第二の接着層と、前記連結配線と前記第一の接着層との間であって、前記厚さ方向に見たときに前記孔部を覆うように配置された剥離層と、を備え、前記剥離層と前記連結配線との接着強度は、前記磁性シートと前記第一の接着層との接着強度、前記第一の接着層と前記剥離層との接着強度、前記連結配線と前記貫通配線との接続強度、前記貫通配線と前記グラウンド部との接続強度、前記グラウンド部と前記第二の接着層との接着強度、前記第二の接着層と被接着体との接着強度のいずれよりも小さいことを特徴としている。
また、上記の非接触ICラベルにおいて、前記基材は、前記磁性シートの他方の面から前記磁性シートに巻付けられた状態で前記磁性シートの一方の面まで延び、前記基材に、前記アンテナ部、前記インピーダンス整合回路部、および前記グラウンド部が一体に形成され、前記磁性シートの一方の面に前記基材を取り付ける第三の接着層を備えることがより好ましい。
また、上記の非接触ICラベルにおいて、前記第二の接着層は、前記基材に沿って引き伸ばされた状態で配置されていることがより好ましい。
また、上記の非接触ICラベルにおいて、データ読み取り装置との間の通信方式に電波方式を用いたことがより好ましい。
また、本発明の非接触ICラベル付き物品は、上記のいずれかに記載の非接触ICラベルと、前記被接着体と、を備えることとを特徴としている。
本発明の非接触ICラベルおよび非接触ICラベル付き物品によれば、モノポールアンテナとして動作し、金属製の被接着体に貼り付けても通信可能であって、薄型でかつ小型で実用性に極めて優れ、貼り替え防止機能を有する。
本発明の第1実施形態の非接触ICラベルが金属板に貼り付けられた状態を模式的に示す側面の断面図である。 同非接触ICラベルのアンテナ部およびグラウンド部を透過させた平面図である。 アンテナ部、インピーダンス整合回路部、上下接続部および接続部を形成し展開した状態の図1の基材を、第一の主面側から見た平面図である。 グラウンド部および上下接続部を形成し展開した状態の図1の基材を、第二の主面側から見た平面図である。 図1中の要部拡大図である。 金属板に貼り付けられた同非接触ICラベルを金属板から剥がした状態を示す要部の断面図である。 剥がした同非接触ICラベルを再び金属板に貼り付けた状態を示す要部の断面図である。 本発明の第2実施形態の非接触ICラベルが金属板に貼り付けられた状態を模式的に示す側面の要部の断面図である。 アンテナ部、インピーダンス整合回路部、上下接続部および接続部を形成し展開した状態の図8の基材を、第一の主面側から見た平面図である。 グラウンド部および上下接続部を形成し展開した状態の図8の基材を、第二の主面側から見た平面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る非接触ICラベルの実施形態を図1から図7を参照しながら説明する。本非接触ICラベルは、不図示のデータ読み取り装置との間で非接触にて通信を行うものである。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の厚さや寸法の比率は適宜異ならせてある。
図1から図3に示すように、本実施形態の非接触ICラベル1は、磁性シート10と、磁性シート10の一方の面10a上に配置されたアンテナ部21、インピーダンス整合回路部22およびICチップ23と、磁性シート10の他方の面10bに第一の接着層31を介して第一の主面32aが取り付けられた基材32と、基材32の第二の主面32bに配置されたグラウンド部33と、基材32の孔部32c内に設けられた上下接続部(貫通配線)34と、上下接続部34およびインピーダンス整合回路部22と電気的に接続された接続部(連結配線)35と、基材32における第二の主面32b側でグラウンド部33を覆う第二の接着層36と、接続部35と第一の接着層31との間に配置された剥離層37とを備えている。
なお、本非接触ICラベル1と後述する金属板Wとで、本発明の非接触ICラベル付き物品6を構成する。
磁性シート10は、平面視で矩形の板状に形成されている。磁性シート10の厚さは、例えば250μmである。
磁性シート10としては、磁性粒子、または磁性フレークとプラスチックまたはゴムとの複合材からなる、ラベル用途として柔軟性に富んだ公知の材料を用いることができる。
基材32は、PETなどの樹脂でフィルム状に形成されている。基材32において、第一の主面32aとは反対側の面が第二の主面32bとなる。基材32の幅(短辺の長さ。)は、磁性シート10の幅とほぼ等しい。基材32の厚さは、例えば50μmである。前述の孔部32cは、磁性シート10の他方の面10b側の基材32を磁性シート10の厚さ方向Dに貫通するように形成されている。孔部32cは、厚さ方向Dに見たときに円形状に形成されている。孔部32cの内径は、例えば2mmである。
なお、厚さ方向Dに見たときの孔部32cの形状は円形状に限ることなく、例えば楕円形状や、四角形状などの多角形状などでもよい。
この実施形態では、図3および図4に示すように、アンテナ部21、インピーダンス整合回路部22、上下接続部34および接続部35は基材32の第一の主面32aに、グラウンド部33および上下接続部34は基材32の第二の主面32bに銀ペーストインキをスクリーン印刷することや、エッチング処理をすることなどでそれぞれ一体に形成されている。以下、アンテナ部21、インピーダンス整合回路部22、上下接続部34、接続部35およびグラウンド部33を、「アンテナ部21等」と称する。これらの印刷されたアンテナ部21等の銀ペーストインキの厚さは、例えば8μmである。
図2から図4に示すように、アンテナ部21およびグラウンド部33は、厚さ方向Dに見た平面視でそれぞれが矩形状に形成されている。アンテナ部21は、インピーダンス整合回路部22と電気的に接続されている。
インピーダンス整合回路部22は、図3に示すように所定の形状に蛇行させた配線により形成されている。インピーダンス整合回路部22は、ICチップ23の不図示の電気接点に電気的に接続され、ICチップ23とアンテナ部21との間、およびICチップ23とグラウンド部33との間に、互いに等しい所定のインピーダンスおよび抵抗値が生じるように構成されている。
ICチップ23は公知の構成のものが用いられ、ICチップ23内には所定の情報が記憶されている。そして、ICチップ23に設けられた不図示の電気接点から電波方式により電波のエネルギーを供給することで、記憶された情報をこの電気接点から外部に電波として伝達させることができる。
ICチップ23の厚さ方向Dの長さは例えば75〜150μmであることから、磁性シート10に厚さ方向Dに貫通する貫通孔を設け、その貫通孔の中にICチップ23が収容されるように構成してもよい。このように構成することで、ICチップ23が配置された部分の基材32が盛り上るのを防ぐことができる。
グラウンド部33は、磁性シート10の他方の面10b側に配置されている。グラウンド部33は、図2に示す平面視において、グラウンド部33が占める領域内にアンテナ部21が配置されるように形成されている。すなわち、平面視において、グラウンド部33はアンテナ部21に完全に一致するように重なっていてもよいし、アンテナ部21が占める領域より大きく形成されていてもよい。厚さ方向Dに見たとき、グラウンド部33は上下接続部34を覆っている。
上下接続部34は、孔部32c内に、平面視で孔部32cと同一の形状に形成されている。すなわち、上下接続部34の厚さ方向Dの長さは、孔部32cの長さとほぼ等しく形成されている。上下接続部34は、グラウンド部33と電気的に接続されている。
接続部35は、図1および図3に示すように、基材32における第一の主面32a側で上下接続部34と電気的に接続されている。厚さ方向Dに見たとき、接続部35は上下接続部34を覆っている。接続部35は、上下接続部34とともに、グラウンド部33とインピーダンス整合回路部22とを電気的に接続している。
このように、アンテナ部21等が印刷により形成された基材32は、磁性シート10に巻付けられた状態で磁性シート10の他方の面10bから磁性シート10の一方の面10aまで延びている。より具体的には、基材32は、図3および図4に示す折り線Lで第一の主面32aが内側となるように折り返され、磁性シート10を包み込むように配置されている。
本実施形態では、非接触ICラベル1は、図1に示すように磁性シート10の一方の面10aに基材32を取り付けるための第三の接着層40を備えている。
接着層31、36、40は、平面視で磁性シート10とほぼ同一の矩形状に形成されている。接着層31、36、40の厚さは、10〜30μmである。接着層31、36、40は、電波を透過させるとともに後述する接着強度を有するものであれば、所望の誘電体を用いることができる。
第二の接着層36は、基材32の第二の主面32bに沿って引き伸ばされた状態で配置されている。すなわち、重力以外の外力が作用しない自然状態では、平面視で第二の接着層36は、第二の主面32bに沿うとともに互いに直交する2つの方向のそれぞれにおいて、磁性シート10よりもわずかに小さく形成されている。この第二の接着層36を前述の2つの方向にそれぞれ引き伸ばした状態で、基材32の第二の主面32bに取り付けている。基材32に取り付けられた第二の接着層36には、前述の2つの方向にそれぞれ縮もうとする残留応力が生じている。
剥離層37は、図5に示すように、平面視において上下接続部34と同一の円形状に形成されている。すなわち、剥離層37は平面視で基材32の孔部32cを覆うように配置されている。剥離層37はシリコン系の材料で、例えばスクリーン印刷によって接続部35の第一の接着層31側の面に5μmの厚さで形成されている。
本非接触ICラベル1は、後述するように第二の接着層36を金属板(被接着体)Wに貼り付けて用いられる。
平面視における単位面積当たりにおいて、剥離層37と接続部35との接着強度(機械的な保持力。)は、磁性シート10と第一の接着層31との接着強度、第一の接着層31と剥離層37との接着強度、接続部35と上下接続部34との接続強度、上下接続部34とグラウンド部33との接続強度、グラウンド部33と第二の接着層36との接着強度、第二の接着層36と金属板Wとの接着強度のいずれよりも小さい(弱い)。
言い換えると、図5に示した磁性シート10から金属板Wまでの接着・接続状態において、平面視で上下接続部34に重なる範囲となる領域R1では、部材間の接着・接続強度は剥離層37と接続部35との接着強度が最も小さくなっている。
同様に、平面視で上下接続部34に重ならない範囲となる領域R2では、部材間の接着・接続強度は以下のように設定されている。すなわち、第二の接着層36と金属板Wとの接着強度は、磁性シート10と第一の接着層31との接着強度、第一の接着層31と接続部35との接着強度、第一の接着層31と基材32との接着強度、接続部35と基材32との接着強度、基材32とグラウンド部33との接着強度、基材32と第二の接着層36との接着強度、グラウンド部33と第二の接着層36との接着強度のいずれよりも小さい。
言い換えると、領域R2では、部材間の接着・接続強度は第二の接着層36と金属板Wとの接着強度が最も小さくなっている。
なお、第一の接着層31、グラウンド部33、接続部35および第二の接着層36は充分に薄く形成されているため、後述するように金属板Wに貼り付けられた非接触ICラベル1を金属板Wから剥したときに、容易に破れるようになっている。
このように構成された非接触ICラベル1のアンテナ部21等およびICチップ23は、外部のデータ読み取り装置との間で非接触通信が可能な、通信機能を有する構成になる。そして、図1に示すアンテナ部21が配置された側が非接触ICラベル1の表面となり、グラウンド部33が配置された側が裏面となる。アンテナ部21にデータ読み取り装置を対向させることで、アンテナ部21が放射面(放射アンテナエレメント)、グラウンド部33が接地面(アース)となり、非接触ICラベル1がモノポールアンテナ(1/4波長接地型アンテナ)として機能する。
一般的な従来の非接触ICラベルでは、通常、非接地型の1/2波長ダイポールアンテナが採用されている。この場合、ICチップを挟んだそれぞれの位置に、1/4波長もしくはそれ以下の長さの放射アンテナエレメントを備えている。非接触ICラベルのサイズを小さくするために、放射アンテナエレメントをメアンダ形状(蛇行形状)にしているものも少なくない。
本発明の非接触ICラベル1で採用されているモノポールアンテナは、通常、ダイポールアンテナの片側の放射アンテナエレメントを接地することで、接地側に1/4波長の影像アンテナが電気的に形成され、残るもう一方の1/4波長の放射アンテナエレメントと合わせることで、接地型1/2波長ダイポールアンテナが形成されるというものである。よって、図3に示すように1つの1/4波長のアンテナ部21だけで、通常の1/2波長ダイポールアンテナとほぼ同等の性能が得られることから、非接触ICラベルにモノポールアンテナを搭載した場合、通常の1/2波長ダイポールアンテナを搭載したものと比べてラベルの小型化が可能となる。
ただし、前述のモノポールアンテナの作用は、放射アンテナエレメントが接地面に対して垂直に立てられた場合で、かつ放射アンテナエレメントの回りは空気などの同一の誘電体であるという一般的な条件での場合である。これに対して、本実施形態の非接触ICラベル1の構成は大きく異なる。
すなわち、放射面であるアンテナ部21が、接地面であるグラウンド部33に対して平行に配置されている。さらに、アンテナ部21の周りは、外部のデータ読み取り装置と対向する面側は基材32を挟んで空気であるが、アンテナ部21の裏面側には第三の接着層40を介して磁性シート10が配置されている。さらにその薄い磁性シート10を介してグラウンド部33が配置されている。このため、本実施形態の非接触ICラベル1と、前述の一般的な条件におけるモノポールアンテナとで、効果および作用は異なっていると考えられる。
このように構成された非接触ICラベル1の第二の接着層36を、図1および図5に示すように金属板Wに貼り付け、非接触ICラベル1と不図示のデータ読み取り装置との間で電波方式により通信を行うと、グラウンド部33が第二の接着層36を介して金属板Wと静電容量結合し、グラウンド部33と金属板Wとが電気的に接続された状態になる。この作用によって金属板Wがモノポールアンテナとしての接地面となる。
グラウンド部33と金属板Wとが静電容量結合する条件としては、UHF帯の周波数帯域で通信する場合であれば、グラウンド部33のうち金属板Wに対向する部分の面積が、例えば、10〜20mm程度であれば充分に結合する。よって、平面視でグラウンド部33は、必ずしもアンテナ部21よりも大きくする必要はない。
次に、以上のように構成され金属板Wに貼り付けられた非接触ICラベル1を一度金属板Wから剥し、再び金属板Wに貼り付ける場合の作用について説明する。
金属板Wに貼り付けられた非接触ICラベル1の磁性シート10を金属板Wから剥すと、前述のように第一の接着層31、グラウンド部33、接続部35および第二の接着層36が破れやすく、さらに部材間の接着・接続強度が前述のように設定されているため、以下のようになる。
すなわち、図6に示すように、領域R1では剥離層37と接続部35とが分離する。領域R2では第二の接着層36と金属板Wとが分離する。基材32から上下接続部34が分離する。平面視で上下接続部34の縁部に重なる部分を境界として、グラウンド部33、接続部35および第二の接着層36の一部が平面視で円形状に分離して、それぞれグラウンド片33a、接続部片35aおよび接着層片36aとなる。
接着層片36aによりグラウンド片33a、上下接続部34および接続部片35aが金属板Wに貼り付けられた状態で残る。
剥離層37と接続部35との接着強度は第二の接着層36と金属板Wとの接着強度よりも小さいため、磁性シート10を金属板Wから剥すときに厚さ方向Dに引き伸ばされる力は、領域R2中の第二の接着層36に比べて領域R1中の接着層片36aの方が弱い。このため、磁性シート10を剥したときに第二の接着層36がより塑性変形しやすくなり、接着層片36aよりも第二の接着層36の方が厚さ方向Dに長くなる。すなわち、第二の接着層36の弾力差により、領域R1と領域R2とで第二の接着層36の厚さ方向Dの長さが変化する。
前述のように第二の接着層36は引き伸ばされた状態で保持されていたため、第二の接着層36から分離した接着層片36aは、平面視で前述の2つの方向にそれぞれ縮径するように変形する。接着層片36aが変形するのに伴って、接着層片36aに取り付けられているグラウンド片33a、上下接続部34および接続部片35aも縮径するように変形する。
一方で、第二の接着層36から接着層片36aが分離することで第二の接着層36に形成された貫通孔36bは、第二の接着層36内の残留応力により、接着層片36aが分離した直後よりも前述の2つの方向にそれぞれ拡径するように変形する。グラウンド片33a、接続部片35aが分離することでグラウンド部33、接続部35に形成された貫通孔33b、35b、および基材32の孔部32cも分離した直後よりも拡径するように変形する。
次に、金属板Wに非接触ICラベル1を再び貼り付けると、図7に示すように、基材32の孔部32c内に上下接続部34が戻る。
接着層片36aよりも第二の接着層36の方が厚さ方向Dに長いため、剥離層37に接続部片35aは接触せず剥離層37と接続部片35aとが分離したままになる。接着層片36a、グラウンド片33a、上下接続部34および接続部片35aの外径は、貫通孔36b、貫通孔33b、孔部32c、貫通孔35bの内径よりもそれぞれ小さいため、接着層片36a、グラウンド片33a、上下接続部34および接続部片35aは第二の接着層36、グラウンド部33、基材32および接続部35にそれぞれ接触せず分離したままになる。
これらのことから、接続部35に上下接続部34が再び電気的に接続しない。同様に、グラウンド部33に上下接続部34が電気的に接続しない。
よって、金属板Wに非接触ICラベル1を再び貼り付けても、接続部35と上下接続部34、グラウンド部33と上下接続部34の2カ所で回路が切断し、再生(再接続)しない。その結果、非接触ICラベル1の通信機能が動作しなくなる。
非接触ICラベル1を金属板Wからに無理に剥がそうとすると、通信機能が動作しなくなるため、非接触ICラベル1を使い回して偽造するなどの不正行為を防止することができる。
以上説明したように、本実施形態の非接触ICラベル1および非接触ICラベル付き物品6によれば、第二の接着層36を金属板Wに貼り付けて用いることで、第二の接着層36を介してアンテナ部21等と金属板Wとが静電容量結合し、金属板Wがモノポールアンテナとしての接地面となる。これにより、データ読み取り装置との間で電波方式により効果的に通信を行うことができる。
通常(従来)の1/2波長ダイポールアンテナを搭載したラベルと比較すると、放射アンテナはアンテナ部21だけなので、非接触ICラベル1を小型にすることができる。
金属板Wに貼り付けられた非接触ICラベル1を一度金属板Wから剥がし、再び金属板Wに貼り付けたときに、接着層片36aよりも第二の接着層36の方が厚さ方向Dに長くなる。接続部35と上下接続部34、グラウンド部33と上下接続部34が電気的に接続しなくなり、通信機能が動作しなくなるという貼り替え防止機能を非接触ICラベル1に備えることができる。
基材32にアンテナ部21等が一体に形成された状態で、この基材32を折り返して磁性シート10に貼り付けている。したがって、アンテナ部21等を構成する部材同士間の電気的な接続を確実かつ容易に行うことができる。磁性シート10の一方の面10aや他方の面10bにアンテナ部21等を配置するときに基材32を操作すればよい。このため、非接触ICラベル1を製造するときの作業性を向上させることができる。
第二の接着層36は、基材32に沿って引き伸ばされた状態で配置されている。このため、基材32から上下接続部34を分離したときに平面視で接着層片36a、グラウンド片33a、上下接続部34および接続部片35aが縮径するように変形するとともに、貫通孔36b、貫通孔33b、孔部32cおよび貫通孔35bが拡径するように変形する。したがって、一度金属板Wから剥がした非接触ICラベル1を再び金属板Wに貼り付けたときに、接続部35と上下接続部34、グラウンド部33と上下接続部34をより確実に電気的に接続しないようにすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図8から図10を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図8から図10に示すように、本実施形態の非接触ICラベル2は、第1実施形態の非接触ICラベル1の各構成に加えて、上下接続部51、52、剥離層53、54を備えている。なお、図8においては、説明の便宜のため、上下接続部51、52、剥離層53、54の位置を磁性シート10の他方の面10bに平行にずらして示している。
上下接続部51、52は、磁性シート10の他方の面10b側の基材32を厚さ方向Dに貫通するように形成された孔部32d、32e内にそれぞれ設けられている。
上下接続部34と上下接続部51とは、基材32の第二の主面32b側において連結補助配線57により電気的に接続されている。上下接続部51と上下接続部52とは、基材32の第一の主面32a側において連結補助配線58により電気的に接続されている。上下接続部52は、グラウンド部33に電気的に接続されている。
上下接続部51、52、連結補助配線57、58は、上下接続部34と同様に銀ペーストインキをスクリーン印刷することや、エッチング処理をすることなどで形成されている。
剥離層53、54は、連結補助配線58と第一の接着層31との間に配置されている。平面視において、剥離層53、54は上下接続部51、52とそれぞれ同一の形状に形成されている。
このように構成された非接触ICラベル2は、金属板Wから剥がし再び金属板Wに貼り付けたときに、以下の部分が分離したままになる。すなわち、接続部35と上下接続部34、上下接続部34と連結補助配線57、連結補助配線57と上下接続部51、上下接続部51と連結補助配線58、連結補助配線58と上下接続部52、上下接続部52とグラウンド部33の間である。
前述の第1実施形態の非接触ICラベル1では再生せずに分離したままになる部分が2カ所なのに対して、本実施形態の非接触ICラベル2では6カ所に増える。
以上説明したように、本実施形態の非接触ICラベル2によれば、モノポールアンテナとして動作し、金属板Wに貼り付けても通信可能であって小型にすることができる。分離したままになる部分が増えることで、非接触ICラベル2を使い回して偽造するなどの不正行為をより確実に防止することができる。
なお、本実施形態の非接触ICラベル2は、3つの上下接続部34、51、52を備えた。しかし、非接触ICラベル2が備える上下接続部の数、磁性シート10に対する上下接続部の位置、上下接続部の形状などは特に限定されない。非接触ICラベル2が備える上下接続部の数は、2つでも4つ以上でもよい。
以上、本発明の第1実施形態および第2実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせなども含まれる。さらに、各実施形態で示した構成のそれぞれを適宜組み合わせて利用できることは、言うまでもない。
例えば、前記第1実施形態および第2実施形態では、基材32は、磁性シート10の他方の面10bから一方の面10aまで延びているとした。しかし、基材32の形状はこれに限定されず、基材32が磁性シート10の他方の面10bのみに配置されるように構成してもよい。この場合、非接触ICラベル1に第三の接着層40は備えられない。
グラウンド部33は磁性シート10の他方の面10b側に配置されているとした。しかし、グラウンド部33は、磁性シート10の他方の面10b側に一部が配置されているともに、磁性シート10の縁部で折り返えされて、磁性シート10の一方の面10a側に残部が配置されるように構成してもよい。
前記第1実施形態および第2実施形態では、第二の接着層36は、基材32に沿って引き伸ばされた状態で基材32に貼り付けられているとした。しかし、第二の接着層36が引き伸ばされることなく基材32に貼り付けてもよい。このように構成しても、磁性シート10を金属板Wから剥すときに接着層片36aよりも第二の接着層36の方が厚さ方向Dに長くなり、金属板Wに非接触ICラベル1を再び貼り付けたときに接続部35と上下接続部34が分離したままになるからである。
金属板Wにおける非接触ICラベルが貼り付けられる面は、金属板Wと非接触ICラベルとの接着強度を大きくするために、平面や鏡面であることが好ましい。金属板Wにおける非接触ICラベルが貼り付けられる面には、塗装、酸化防止層、樹脂層などの保護層が設けられてもよい。この保護層の厚さは、数μm〜数mm程度であることが好ましい。
被接着体としては、金属板W以外にも、少なくとも一部に金属部材を有するものを好適に用いることができる。ここで言う金属部材とは、部材における重量比50%を超える部分が固体の金属で形成されているもののことを意味する。このような被接着体としては、例えば、自動車用コンプレッサー(圧縮機)、ワインボトルの金属箔部分、医療機器、分析装置、金属製交換部品などを挙げることができる。ここで言う金属製交換部品とは、ブランドプロテクション用途向けの比較的高価であり、偽造されやすい部品のことを意味する。
1、2 非接触ICラベル
6 非接触ICラベル付き物品
10 磁性シート
10a 一方の面
10b 他方の面
21 アンテナ部
22 インピーダンス整合回路部
23 ICチップ
31 第一の接着層
32 基材
32a 第一の主面
32b 第二の主面
32c 孔部
33 グラウンド部
34、51、52 上下接続部(貫通配線)
35 接続部(連結配線)
36 第二の接着層
37、53、54 剥離層
40 第三の接着層
D 厚さ方向
W 金属板(被接着体)

Claims (5)

  1. 磁性シートと、
    前記磁性シートの一方の面上に配置されたアンテナ部と、
    前記磁性シートの一方の面上に配置され、前記アンテナ部と接続されたインピーダンス整合回路部と、
    前記インピーダンス整合回路部に設けられたICチップと、
    前記磁性シートの他方の面に第一の接着層を介して自身の第一の主面が取り付けられたフィルム状の基材と、
    前記基材における前記第一の主面とは反対側の第二の主面に少なくとも一部が配置されたグラウンド部と、
    前記基材を前記磁性シートの厚さ方向に貫通する孔部内に設けられ、前記グラウンド部と接続された貫通配線と、
    前記基材における前記第一の主面側で前記貫通配線と接続されるとともに、前記インピーダンス整合回路部と接続された連結配線と、
    前記基材における前記第二の主面側で前記グラウンド部を覆うように配置された第二の接着層と、
    前記連結配線と前記第一の接着層との間であって、前記厚さ方向に見たときに前記孔部を覆うように配置された剥離層と、
    を備え、
    前記剥離層と前記連結配線との接着強度は、前記磁性シートと前記第一の接着層との接着強度、前記第一の接着層と前記剥離層との接着強度、前記連結配線と前記貫通配線との接続強度、前記貫通配線と前記グラウンド部との接続強度、前記グラウンド部と前記第二の接着層との接着強度、前記第二の接着層と被接着体との接着強度のいずれよりも小さいことを特徴とする非接触ICラベル。
  2. 前記基材は、前記磁性シートの他方の面から前記磁性シートに巻付けられた状態で前記磁性シートの一方の面まで延び、
    前記基材に、前記アンテナ部、前記インピーダンス整合回路部、および前記グラウンド部が一体に形成され、
    前記磁性シートの一方の面に前記基材を取り付ける第三の接着層を備えることを特徴とする請求項1に記載の非接触ICラベル。
  3. 前記第二の接着層は、前記基材に沿って引き伸ばされた状態で配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の非接触ICラベル。
  4. データ読み取り装置との間の通信方式に電波方式を用いたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の非接触ICラベル。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の非接触ICラベルと、
    前記被接着体と、を備えることを特徴とする非接触ICラベル付き物品。
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