JP7251045B2 - 折り畳みrfタグラベルおよびrfタグラベル - Google Patents

折り畳みrfタグラベルおよびrfタグラベル Download PDF

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Description

本発明は,店舗で販売されている商品に貼付するRFタグラベルに関する発明である。
地方における深刻な人手不足の解消や精算業務の効率化などを目的とし,コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗では,商品の精算業務を省力化する試みがなされている。
精算業務の省力化には,顧客が購入する商品それぞれを自動認識することが必要になる。顧客が購入する商品を自動認識する手法として,精算対象になる商品を入れる買い物かごにカメラを設け,このカメラを用いて買い物かごに入れられた商品のバーコードを自動認識するシステムも発案されているが,精算対象になる商品の自動認識にRFタグラベルを用いる手法が主流になっている。
精算対象になる商品の自動認識にRFタグラベルを用いる手法では,店舗で販売されている商品すべてにRFタグラベルを貼付することが必要になる。実際の店舗では種々の商品が販売されており,店舗で販売されている商品の中には,金属製の容器を用いた商品(例えば,缶飲料)や,蒸着フィルムが積層された袋を用いた商品(例えば,ポテトチップス)など,RFタグラベルを貼付する面が金属面になる商品もある。
RFタグラベルを金属面に貼付すると,金属面で反射する電波によりRFタグラベルの通信特性が著しく悪化するため,精算対象になる商品の自動認識に用いるRFタグラベルを金属対応にする必要がある。なお,金属対応とは,RFタグラベルを金属面に貼付しても,RFタグラベルの通信特性が著しく悪化しないことを意味する。
RFタグラベルを金属対応にする手法として,磁性体を用いる手法が知られている。例えば,特許文献1では,アンテナとICチップを磁性体で覆うように構成した金属対応のRFタグラベルが開示されている。しかし,店舗で販売されている商品に貼付するRFタグラベル全てに磁性体を用いることは現実的ではない。
RFタグラベルを金属対応にする他の手法として,アンテナが貼付面から離間するようにRFタグラベルを構成する手法がある。この手法では,RFタグラベルを比較的安価にできるので,精算対象になる商品の自動認識に用いるRFタグラベルでは,この手法が広く検討されている。
アンテナが貼付面から離間するようにRFタグラベルを構成したRFタグラベルとして,例えば,特許文献2では,絶縁性を有する基材の表面にアンテナとICチップを少なくとも実装したインレットと,インレットを収納する容器と,容器を封じる蓋を備え,容器の内部に,リーダライタと通信可能な位置にインレットを固定する固定手段を設けた金属対応のRFタグラベルが開示されている。
特開2005-310054号公報 特開2017-156946号公報
しかしながら,アンテナが貼付面から離間するように構成した従来の金属対応のRFタグラベルは,アンテナを貼付面から離間させる都合上,シート状のラベルとは異なりRFタグラベルが立体的になるので,商品に貼付したRFタグラベルが出っ張り商品陳列の妨げになるばかりか,RFタグラベルの製造コスト等が高くなってしまう問題がある。
そこで,本発明は,RFタグラベルの厚みを薄くしても,RFタグラベルに実装したアンテナを貼付面から離間できるようにすることを課題とする。
上述した課題を解決する第1発明は,ICチップが接続しているループ状素子,導線を折り曲げクランク状にした形態になっている線状放射素子および板状の形態になっている面状放射素子を有するアンテナをベースフィルムに実装し,前記アンテナを実装したアンテナ実装面が外面になるように二つ折りされ内面を接着しているインレイと,前記アンテナ実装面に積層した粘着層と,表面を保護する表面シートを有し,前記ループ状素子および前記線状放射素子を,二つ折りした状態で表側になる前記アンテナ実装面の表側領域に配置して,二つ折りした状態で裏側になる前記アンテナ実装面の裏側領域に積層された前記粘着層と前記ループ状素子および前記線状放射素子の間に,二つ折りした状態の前記ベースフィルムが存在するようにし,前記面状放射素子を,二つ折りした状態で裏側になる前記アンテナ実装面の裏側領域に配置し,前記アンテナ実装面の表側領域に積層された前記粘着層を利用して,前記アンテナ実装面の表側領域に前記表面シートを貼り付け,前記アンテナ実装面の裏側領域に積層された前記粘着層を被貼付物への貼付に利用するように構成したことを特徴とする折り畳みRFタグラベルである。第1発明に係る折り畳みRFタグラベルでは,前記アンテナ実装面に積層した前記粘着層を保護する剥離紙を設け,前記アンテナ実装面の表側領域に対応する前記剥離紙を表面シートとして利用することが好適である。第1発明に係る折り畳みRFタグラベルは,金属対応を図るために,前記インレイを二つ折りした状態で積層することで,金属面を前記アンテナの一部として利用するアンテナ素子になる前記面状放射素子が貼付面(金属面)と隣接し,共振周波数の調整に用いるアンテナ素子になる前記ループ状素子および前記線状放射素子が貼付面(金属面)から離間するように構成されている。また,第1発明に係る折り畳みRFタグラベルでは,前記インレイを二つ折りした状態で積層することで,前記ループ状素子および前記線状放射素子が貼付面(金属面)から離間させているので,第1発明に係る折り畳みRFタグラベルを商品に貼付した時の厚みは厚くならない
上述した課題を解決する第2発明は,第1発明に係る折り畳みRFタグラベルを組み立てることのできるRFタグラベルである。第2発明に係るRFタグラベルは,ICチップが接続しているループ状素子,導線を折り曲げクランク状にした形態になっている線状放射素子および板状の形態になっている面状放射素子を有するアンテナをベースフィルムに実装したインレイと,前記アンテナを実装したアンテナ実装面に積層した第1粘着層と,前記第1粘着層を保護する第1剥離紙と,前記アンテナ実装面の裏面になるアンテナ非実装面に積層した第2粘着層と,前記第2粘着層を保護する剥離紙を有し,前記ループ状素子および前記線状放射素子を,二つ折りした状態で表側になる前記アンテナ実装面の表側領域に配置し,前記面状放射素子を,二つ折りした状態で裏側になる前記アンテナ実装面の裏側領域に配置し,前記第1剥離紙に,前記表側領域と前記裏側領域の境に沿う切り込みを加工し,前記アンテナを実装したアンテナ実装面が外面になるように前記インレイを二つ折りして内面を接着すると,二つ折りした状態で裏側になる前記アンテナ実装面の裏側領域に積層された前記第1粘着層と前記ループ状素子および前記線状放射素子の間に,二つ折りした状態の前記ベースフィルムが存在するようにしたことを特徴とする。第2剥離紙を剥離させた後,前記アンテナ実装面が外面になるように前記インレイを二つ折りし,第2粘着層を利用して内面を接着させることで,第2発明に係るRFタグラベルから第1発明に係る折り畳みRFタグラベルを組み立てることができる。また,第2発明に係るRFタグラベルでは,前記インレイを二つ折りし易いように,前記表側領域と前記裏側領域の境に沿ったミシン目を前記インレイに加工しておくことが望ましい。
上述した本発明に係る折り畳みRFタグラベルでは,貼付面から離間させることが必要なアンテナ要素を,インレイを二つ折りすることで貼付面から離間させているので,折り畳みRFタグラベルを商品に貼付しても,貼付した時の厚みは厚くならない。
本実施形態に係る折り畳みRFタグラベルを説明する図。 折り畳みRFタグラベルに用いるインレイを説明する図。 金属面に貼付した折り畳みRFタグラベルを説明する図。 RFタグラベルを説明する図。 RFタグラベルに積層するインレイを説明する図。 RFタグラベルを組み立てる作業を説明する図。
ここから,本発明に係る折り畳みRFタグラベルおよび本発明に係るRFタグラベルの好適な実施形態について記載する。
なお,これから記載する本実施形態は,本発明の理解を助けるために説明するものであり,何ら本発明の技術的範囲を束縛するものではない。
まず,本実施形態に係る折り畳みRFタグラベル1について説明する。図1は,本実施形態に係る折り畳みRFタグラベル1を説明する図で,図1(a)では,折り畳みRFタグラベル1の外観を図示し,図1(b),(c)では,折り畳みRFタグラベル1に積層するインレイ10を図示している。
図1で図示した折り畳みRFタグラベル1は,ICチップ113が接続しているループ状素子110,線状放射素子111および面状放射素子112を有するアンテナ11が実装され,アンテナ11を実装したアンテナ実装面100が外面になるように二つ折りされ内面が第2粘着層13により接着しているインレイ10と,インレイ10のアンテナ実装面100に積層した第1粘着層12と,表面を保護する表面シート14を有する。表面シート14は剥離紙以外のシートを利用することも可能ではあるが,本実施形態では,アンテナ実装面100に積層した第1粘着層12を保護する剥離紙の一部を,折り畳みRFタグラベル1の表面シート14として利用している。
折り畳みRFタグラベル1において,インレイ10は,アンテナ実装面100が外側になるように二つ折りされた状態で積層されるため,インレイ10のアンテナ実装面100は,二つ折りされることで2の領域に区分されている。一つ目の領域は,二つ折りした状態で表側になる表側領域100aで,もう一つの領域は,二つ折りした状態で裏側になる裏側領域100bである。
折り畳みRFタグラベル1では,インレイ10のアンテナ実装面100を区分する領域に応じて,それぞれの領域に配置するアンテナ要素と第1粘着層12の用途は変わる。図1(b)で図示したように,ループ状素子110および線状放射素子111は,二つ折りした状態で表側になるアンテナ実装面100の表側領域100aに配置され,図1(c)で図示したように,面状放射素子112は,二つ折りした状態で裏側になるアンテナ実装面100の裏側領域100bに配置されている。また,図1(a)で図示したように,アンテナ実装面100の表側領域100aに積層されている第1粘着層12は,アンテナ実装面100の表側領域100aと表面シート14の貼り合せに利用されている。また,図1(a)で図示したように,アンテナ実装面100の裏側領域100bに積層された第1粘着層12は露出した状態で,アンテナ実装面100の裏側領域100bに積層された第1粘着層12を利用して折り畳みRFタグラベル1を被貼付物となる商品に貼付できるようになっている。
図2は,折り畳みRFタグラベル1に用いるインレイ10を説明する図である。図2において左側の図では,インレイ10のアンテナ実装面100を図示し,図2において右側の図では,インレイ10のアンテナ非実装面101を図示している。
折り畳みRFタグラベル1に用いるインレイ10のアンテナ実装面100には,インレイ10のベースとなるベースフィルム10aに,ICチップ113が接続しているアンテナ11が実装され,インレイ10のアンテナ非実装面101には,アンテナ11等は実装されていない。本実施形態において,折り畳みRFタグラベル1が利用する周波帯はUHF帯(860~960Mhz)で,インレイ10のアンテナ実装面100に実装するアンテナ11はダイポールアンテナの形態をなしている。
上述したように,インレイ10に実装するアンテナ11は,ICチップ113を接続させたループ状素子110と,線状放射素子111と面状放射素子112を有し,面状放射素子112は,配線114を介してループ状素子110と接続している。本実施形態に係る折り畳みRFタグラベル1のインレイ10において,アンテナ実装面100の表側領域100aに配置するアンテナ素子は,ループ状素子110と線状放射素子111で,アンテナ実装面100の裏側領域100bに配置するアンテナ素子は面状放射素子112になっている。また,インレイ10には,インレイ10を二つ折りし易くするために,表側領域100aと裏側領域100bの境に沿ったミシン目02を加工している。
インレイ10の表側領域100aに配置するループ状素子110は,インレイ10に実装するICチップ113とのインピーダンス整合をとるためのアンテナ素子である。ICチップ113の入力端子間には容量性リアクタンス(キャパシタンス)が存在するので,ICチップ113と接続するループ状素子110の形状をループ状にし,ICチップ113の入力端子間に存在する容量性リアクタンスに対応した誘導性リアクタンス(インダクタンス)をループ状素子110に持たせている。
インレイ10の表側領域100aに配置する線状放射素子111は,電波の送受信に用いるダイポールアンテナの放射素子となるアンテナ素子で,導線を折り曲げクランク状にした形態になっている。導線を折り曲げクランク状にした形態に線状放射素子111をしているのは,折り畳みRFタグラベル1の共振周波数をUHF帯の近傍に合わせ易くするためである。線状放射素子111のクランク状の部分は誘導性リアクタンスを有するので,この誘導性リアクタンスを利用すれば,折り畳みRFタグラベル1の共振周波数がUHF帯の近傍になるようにアンテナ11を設計することが容易になる。
インレイ10の裏側領域100bに配置する面状放射素子112は,電波の送受信に用いるダイポールアンテナの放射素子となるもう一つのアンテナ素子で,折り畳みRFタグラベル1を貼付した金属面と静電結合するように,プレート電極のような板状の形態になっている。
次に,折り畳みRFタグラベル1において金属対応が図れていることについて説明する。図3は,金属面3に貼付した折り畳みRFタグラベル1を説明する図である。なお,図3を参照する説明にのみ,金属面に符号を付与する。
折り畳みRFタグラベル1は,アンテナ実装面100の裏側領域100bに積層されている第1粘着層12を利用して金属面3に貼付される。アンテナ実装面100の裏側領域100bに配置するアンテナ素子は面状放射素子112になり,面状放射素子112と金属面3の間には第1粘着層12しか存在しないので,折り畳みRFタグラベル1を金属面3に貼付すると,面状放射素子112は金属面3と隣接し,かつ,面状放射素子112は板状の形態をなしているので,面状放射素子112は金属面3と静電結合する状態になる。
面状放射素子112と金属面3が静電結合しなければ,金属面3が折り畳みRFタグラベル1の通信に寄与することは何らないが,面状放射素子112と金属面3が静電結合することで,折り畳みRFタグラベル1を貼付した金属面3を,折り畳みRFタグラベル1の放射素子の一部として機能させることができる。
これに対し,共振周波数の調整に用いるアンテナ素子になるループ状素子110と線状放射素子111が金属面3から離間してないと,折り畳みRFタグラベル1の共振周波数が大幅にシフトするなどし,金属面3に貼付した折り畳みRFタグラベル1が正常動作しなくなる。本実施形態の折り畳みRFタグラベル1では,共振周波数の調整に用いるアンテナ素子になるループ状素子110と線状放射素子111をアンテナ実装面100の表側領域100aに配置し,インレイ10を二つ折りした状態で積層することで,共振周波数の調整に用いるアンテナ素子になるループ状素子110と線状放射素子111を金属面3から離間させている。
具体的には,折り畳みRFタグラベル1を金属面3に貼付すると,ループ状素子110と線状放射素子111と金属面3の間には,少なくとも,インレイ10のベースフィルム10a,第2粘着層13,インレイ10のベースフィルム10aおよび第1粘着層12が存在するため,これらを利用して,ループ状素子110と線状放射素子111は金属面3から離間することになる。また,折り畳みRFタグラベル1では,共振周波数の調整に用いるアンテナ素子になるループ状素子110と線状放射素子111が金属面3から離間させるために,インレイ10を二つ折りしかしていないので,折り畳みRFタグラベル1を商品に貼付した時の厚みは厚くならない
インレイ10に実装するアンテナ11の設計指針について説明しておく。本実施形態に係る折り畳みRFタグラベル1では,アンテナ11を実装したインレイ10を二つ折りにしていることもあり,折り畳みRFタグラベル1を金属面に貼付すると,折り畳みRFタグラベル1の共振周波数が低周波側にシフトしまう。
金属面に貼付する前の折り畳みRFタグラベル1の共振周波数を1.2GHz程度にすると,金属面に貼付したときの折り畳みRFタグラベル1の共振周波数を1.0GHz程度にすることができ,金属面に貼付する前の折り畳みRFタグラベル1の共振周波数を1.2GHz程度にするためには,インレイ10に実装するアンテナ11のサイズを小さくすることが必要になる。アンテナ11のサイズの目安としては,線状放射素子111と面状放射素子112の面積比を1対5以上にし,線状放射素子111の面積を0.6平方センチメートル程度にするとよい。
また,ループ状素子110と線状放射素子111を金属面から離間させる距離に応じて折り畳みRFタグラベル1の通信可能距離が変わるため,ループ状素子110と線状放射素子111を金属面から離間させる距離と通信可能距離の関係を調査して,ループ状素子110と線状放射素子111を金属面から離間させる距離を設計する(例えば,インレイ10のベースフィルム10aの厚みの決定)ことになる。実験的には,面状放射素子112のサイズを約1.2cm角とした場合,ループ状素子110と線状放射素子111を金属面から離間させる距離を1mm以上にすると通信距離が著しく劣化しない結果が得られた。
折り畳みRFタグラベル1の材料について説明する。インレイ10のベースとなるベースフィルムには,ポリエチレンテレフタラート(PET),ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製フィルムに加え,アート紙などを用いることができ,アンテナ11の形成にはアルミ箔などを利用できる。また,第1粘着層12および第2粘着層13にはアクリル系やゴム系の粘着剤を利用できる。更に,第1剥離紙および第2剥離紙には,シリコーン系などの剥離剤が塗布された合成樹脂製フィルムや紙を利用できる。
これまで説明した折り畳みRFタグラベル1は,一枚のRFタグラベルから組み立てることができるため,折り畳みRFタグラベル1の製造コスト等を抑えることができる。ここから,これまで説明した折り畳みRFタグラベル1を組み立てることのできるRFタグラベルについて説明する。
図4は,本実施形態に係るRFタグラベル2を説明する図である。本実施形態に係るRFタグラベル2は,ICチップ213が接続しているループ状素子210,線状放射素子211および面状放射素子212を有するアンテナ21を実装したインレイ20と,アンテナ21を実装したアンテナ実装面200に積層した第1粘着層22と,第1粘着層22を保護する第1剥離紙24と,アンテナ実装面200の裏面になるアンテナ非実装面201に積層した第2粘着層23と,第2粘着層23を保護する第2剥離紙25を有している。なお,図4では,打ち抜かられた形態のRFタグラベル2を図示しているが,帯状のベースフィルムの上に複数のRFタグラベル2を実装した形態であっても構わない。
図5は,本実施形態に係るRFタグラベル2に積層するインレイ20を説明する図である。RFタグラベル2に積層するインレイ20に実装するアンテナ21は,折り畳みRFタグラベル1と同様に,ICチップ213を接続させたループ状素子210に,線状放射素子211および面状放射素子212を含む構成になっており,インレイ20を二つ折りしたときに表側になるアンテナ実装面200の領域である表側領域200aにループ状素子210および線状放射素子211を配置し,インレイ20を二つ折りしたときに裏側になるアンテナ実装面200の領域である裏側領域200bに面状放射素子212を配置している。面状放射素子212は,配線214を利用してループ状素子210と接続し,インレイ20には,インレイ20を二つ折りし易くするために,表側領域200aと裏側領域200bの境に沿ったミシン目202を加工している。また,図4で図示したように,第1剥離紙24には,表側領域200aと裏側領域200bの境に沿う切り込み240を加工している。
インレイ20のアンテナ非実装面201に積層した第2粘着層23は,インレイ20を二つ折りしたときにインレイ20の内面を接着させる層になり,アンテナ非実装面201に積層した第2粘着層23を保護する第2剥離紙25は,RFタグラベル2から折り畳みRFタグラベル1を組み立てる際にすべて剥がされる。
アンテナ21の実装面に積層した第1粘着層22を保護する第1剥離紙24において,アンテナ実装面200の裏側領域200bに対応する部分は,RFタグラベル2から折り畳みRFタグラベル1を組み立てる際などに剥がされ,アンテナ実装面200に積層した第1粘着層22において,アンテナ実装面200の裏側領域200bに対応する部分は,折り畳みRFタグラベル1の貼付に利用される。アンテナ21の実装面に積層した第1粘着層22を保護する第1剥離紙24において,アンテナ実装面200の側領域200aに対応する部分は折り畳みRFタグラベル1の表面シート14として利用され,アンテナ実装面200に積層した第1粘着層22において表側領域200aに対応する部分は,折り畳みRFタグラベル1の表面シート14とする第1剥離紙24の貼り合せに利用される。
図6は,RFタグラベル2を組み立てる作業を説明する図である。アンテナ非実装面201に積層した第2粘着層23を保護する第2剥離紙25を全て剥がし,RFタグラベル2を二つ折りすることで折り畳みRFタグラベル1を組み立てることもできるが,図6で図示した手順で折り畳みRFタグラベル1を組み立てると,折り畳みRFタグラベル1を組み立てる作業と折り畳みRFタグラベル1を商品に貼付する作業を同時に行える。
図6では,RFタグラベル2から折り畳みRFタグラベル1を組み立てる際,まず,アンテナ実装面200に積層した第1粘着層22を保護する第1剥離紙24に加工した切り込み240を利用して,アンテナ実装面200の裏側領域200bに対応する第1剥離紙24の部分を剥がすことで,アンテナ実装面200の裏側領域200bに対応する部分の第1粘着層22を露出させる(図6(a))。
次に,アンテナ実装面200の裏側領域200bに対応する部分に露出させた第1粘着層22を利用して,RFタグラベル2を商品に貼付した後(図6(b)),アンテナ非実装面201に積層した第2粘着層23を保護する第2剥離紙25を全て剥がし(図6(c)),アンテナ非実装面201に積層した第2粘着層23を利用して,RFタグラベル2を二つ折りして接着することで(図6(d),商品に貼付した状態で折り畳みRFタグラベル1を組み立てることができる(図6(e))。
RFタグラベル2の材料について説明する。インレイ20のベースとなるベースフィルムには,ポリエチレンテレフタラート(PET),ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製フィルムに加え,アート紙などを用いることができ,アンテナ21の形成にはアルミ箔などを利用できる。また,第1粘着層22および第2粘着層23にはアクリル系やゴム系の粘着剤を利用できる。更に,第1剥離紙24および第2剥離紙25には,シリコーン系などの剥離剤が塗布された合成樹脂製フィルムや紙を利用できる。
1 折り畳みRFタグラベル
10 インレイ
100 アンテナ実装面
100a 表側領域
100b 裏側領域
101 アンテナ非実装面
11 アンテナ
110 ループ状素子
111 線状放射素子
112 面状放射素子
12 第1粘着層
13 第2粘着層
14 表面シート
2 RFタグラベル
20 インレイ
200 アンテナ実装面
200a 表側領域
200b 裏側領域
201 アンテナ非実装面
21 アンテナ
210 ループ状素子
211 線状放射素子
212 面状放射素子
22 第1粘着層
23 第2粘着層
24 第1剥離紙
25 第2剥離紙

Claims (4)

  1. ICチップが接続しているループ状素子,導線を折り曲げクランク状にした形態になっている線状放射素子および板状の形態になっている面状放射素子を有するアンテナをベースフィルムに実装し,前記アンテナを実装したアンテナ実装面が外面になるように二つ折りされ内面を接着しているインレイと,前記アンテナ実装面に積層した粘着層と,表面を保護する表面シートを有し,
    前記ループ状素子および前記線状放射素子を,二つ折りした状態で表側になる前記アンテナ実装面の表側領域に配置して,二つ折りした状態で裏側になる前記アンテナ実装面の裏側領域に積層された前記粘着層と前記ループ状素子および前記線状放射素子の間に,二つ折りした状態の前記ベースフィルムが存在するようにし,前記面状放射素子を,二つ折りした状態で裏側になる前記アンテナ実装面の裏側領域に配置し,前記アンテナ実装面の表側領域に積層された前記粘着層を利用して,前記アンテナ実装面の表側領域に前記表面シートを貼り付け,前記アンテナ実装面の裏側領域に積層された前記粘着層を被貼付物への貼付に利用するように構成した,
    ことを特徴とする折り畳みRFタグラベル。
  2. 前記アンテナ実装面に積層した前記粘着層を保護する剥離紙を設け,前記アンテナ実装面の表側領域に対応する前記剥離紙を表面シートとして利用していることを特徴とする,請求項1に記載した折り畳みRFタグラベル。
  3. ICチップが接続しているループ状素子,導線を折り曲げクランク状にした形態になっている線状放射素子および板状の形態になっている面状放射素子を有するアンテナをベースフィルムに実装したインレイと,前記アンテナを実装したアンテナ実装面に積層した第1粘着層と,前記第1粘着層を保護する第1剥離紙と,前記アンテナ実装面の裏面になるアンテナ非実装面に積層した第2粘着層と,前記第2粘着層を保護する剥離紙を有し,
    前記ループ状素子および前記線状放射素子を,二つ折りした状態で表側になる前記アンテナ実装面の表側領域に配置し,前記面状放射素子を,二つ折りした状態で裏側になる前記アンテナ実装面の裏側領域に配置し,前記第1剥離紙に,前記表側領域と前記裏側領域の境に沿う切り込みを加工し,
    前記アンテナを実装したアンテナ実装面が外面になるように前記インレイを二つ折りして内面を接着すると,二つ折りした状態で裏側になる前記アンテナ実装面の裏側領域に積層された前記第1粘着層と前記ループ状素子および前記線状放射素子の間に,二つ折りした状態の前記ベースフィルムが存在するようにした,
    ことを特徴とするRFタグラベル。
  4. 前記表側領域と前記裏側領域の境に沿ったミシン目を前記インレイに加工したことを特徴とする,請求項3に記載したRFタグラベル。
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