JP2014142316A - 光検出装置および光検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置全体の小型化を実現可能にするための構造を備えた光検出装置とその方法を提供する。
【解決手段】透過型回折素子400と、透過型回折素子を内部空間に保持する遮光容器と、光検出素子を備えた光検出器610を備え、遮光容器は透過型回折素子の姿勢を固定する位置決め構造を備え、透過型回折素子の光入射面および光出射面に対して規定される第1〜第3導光経路上にそれぞれ配置される第1〜第3光学系をその内部空間において保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、透過型回折素子を備えた、分光器などの光検出装置、および該光検出装置を用いた光検出方法に関するものである。
近年、病院などでは被験者(患者)の傍で、即座に該被験者の体調や病状の検査・診断ができるポイントオブケア(POCT)用の小型の測定装置(光検出装置を含む)の開発が進められている。例えば、血液や尿などの検体を利用した検査・診断は、一般に、光検出技術を利用した、フローサイトメトリー、リアルタイムPCR、DNAシーケンサなどの測定方法が適用される。なお、このような測定方法では、検体等の試料からの蛍光や散乱光が検出される。
例えば上述のフローサイトメトリーでは、複数の蛍光試薬により多重染色された試料からの異なる蛍光を検出光として測定する場合があり、その際、例えば異なる2〜4波長の検出または16〜32波長のスペクトル測定を行うため、光学フィルタやプリズムなどを利用して蛍光を分光する必要がある。また、フローサイトメトリーでは、蛍光に加え、試料を励起した際の試料からの散乱光も検出光として測定する場合がある。そして、蛍光や散乱光を検出する場合、試料に対して照射するレーザ光などの励起光等を測定光として照射するが、検出条件の安定化のためには、測定光をモニタすることも重要である。
例えば、特許文献1には、分光器本体25とは別に反射領域22を配置することにより検出用光路とは別の光路(光路L2)に分離された光をモニタする分光測定装置が開示されている。一方、特許文献2には、透過型回折素子を利用した光学的測定装置が開示されている。
特開2012−98050号公報 特許第4711009号
発明者らは、従来技術について検討した結果、以下のような課題を発見した。
すなわち、上記特許文献1に開示された分光測定装置は、検出用光路とは別の光路に分離された光をモニタするため、分光用の光学素子以外に、分岐素子等の光学素子(以下、モニタ用光学素子という)を別途備えている。この場合、装置全体が大きくなる。
また、上記特許文献2の光学的測定装置13において、蛍光検出部17には、対物レンズ41とバンドカットフィルター42との間に、蛍光6とサブ光源37から出射された光とを分離するビームスプリッター54が配置されている。そして、このビームスプリッター54で分光された光(サブ光源37から出射された光)が、レンズ55を介して、励起光照射部をモニタするためのCCDに入射する。つまり、上記特許文献2に開示された光学的測定装置においても、蛍光検出部17がモニタ用光学素子を備えており、装置全体の大型化は避けられない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、装置全体の小型化を実現可能にするための構造を備えた光検出装置、該光検出装置を用いた光検出方法を提供することを目的としている。
本実施形態に係る光検出装置は、第1の態様として、透過型回折素子と、該透過型回折素子をその内部空間に収納する遮光容器と、該遮光容器内の所定位置に収納された第1〜第3光学系と、光検出素子を備える。
上記第1の態様に係る光検出装置において、透過型回折素子は、光入射面と該光入射面に対向する光出射面を有し、光入射面に到達した光の一部を透過するとともに光出射面から回折光を出射する。遮光容器は、透過型回折素子を収納するための内部空間を有するとともに、透過型回折素子の姿勢を維持するための位置決め構造を有する。また、遮光容器の該内部空間は、一端側が透過型回折素子の光出射面へと至る第1導光経路と、一端側が透過型回折素子の光入射面へと至る第2導光経路と、一端側が透過型回折素子の光入射面へと至るとともに第2導光経路とは異なる第3導光経路とを備えるとともに、第1導光経路は、透過型回折素子によって第2導光経路及び第3導光経路と仕切られる。第1光学系は、遮光容器の内部空間に収納された状態で、第1導光経路上に配置される。第2光学系は、遮光容器の内部空間に収納された状態で、透過型回折素子の光入射面へ向かう導入光が導光される第2導光経路上に配置される。第3光学系は、遮光容器の内部空間に収納された状態で、導入光の透過型回折素子の光入射面における反射光の経路となる第3導光経路上に配置される。光検出素子(第1光検出素子)は、第1導光経路上に位置するとともに、第1導光経路の他端側に配置される。
例えば、測定光のモニタリングには、試料からの光(検出光)を導光し分光するための検出光学系中、または検出光学系の前後にモニタ用光学系を構築する必要がある。モニタ用光学系では、取り込まれた導入光(検出光と測定光を含む)から、ハーフミラーやダイクロイックミラーなどを利用して測定光が分岐され、分岐された測定光をフォトダイオード(PD)や光電子増倍管(PMT)等の光検出素子で検出する。また、検出光を蛍光と散乱光に分けてそれぞれを検出する場合や、測定光を検出光と同軸に照射するような場合においても、同様の分岐が必要となる。このように、分岐目的の光学系を検出光学系と別途に設けた構成では光検出装置全体が大きくなる。本発明によれば、透過型回折素子によってその光出射面側に回折光を取出しつつ、その光入射面側による光反射を導光経路の分岐に利用する。このように透過型回折格子に複数の光学機能を持たせて用いることにより、導光経路上の光学要素を減らすことが出来るので、光利用効率を低下させることなく(光損失が少ない)、光学系および装置の小型化が可能になる。
上記第1の態様に適用可能な第2の態様として、当該光検出装置は、第3導光経路上に位置するとともに他端側に配置された第2光検出素子を更に備えてもよい。また、上記第1の態様に適用可能な第3の態様として、当該光検出装置は、第3導光経路上に位置するとともに他端側に配置された発光素子を更に備えてもよい。この場合、光入射面による光反射を受光目的や投光目的に利用することができる。
上記第1〜第3の態様のうち少なくとも何れかの態様に適用可能な第4の態様として、透過型回折素子は、特定波長成分に対する反射効率を選択的に向上させるための反射処理部であって、光入射面に一致した面を有する反射処理部を含んでもよい。この場合、反射光として必要な成分を効率よく取り出すことが出来るとともに、当該波長成分が第1導光経路に入射することを抑制できるので、高精度な分光情報の取得が可能となる。
更に、上記第1〜第4の態様のうち少なくとも何れかの態様に適用可能な第5の態様として、第1光学系は、波長選択フィルタを含んでもよい。この場合、分光情報に不要な波長成分を除くことで、より高精度な分光情報の取得が可能となる。
上記第1〜第5の態様のうち少なくとも何れかの態様に適用可能な第6の態様として、遮光容器は、第1光学系が収納された第1光学ユニットと、第2光学系が収納された第2光学ユニットと、第3光学系が収納された第3光学ユニットと、透過型回折素子の光入射面および光出射面に対して第1〜第3光学ユニットそれぞれに相対的位置関係を規定するための基準要素となる筐体部により構成されても良い。この場合、筐体部は、第1導光経路上に第1光学系が配置された状態で該第1光学ユニットを保持する第1位置決め構造と、第2導光経路上に第2光学系が配置された状態で該第2光学ユニットを保持する第2位置決め構造と、第3導光経路上に第3光学系が配置された状態で該第3光学ユニットを保持する第3位置決め構造と、を有するのが好ましい。さらに好ましくは、上記第6の態様に適用可能な第7の態様として、筐体部は、第1導光経路が通過する第1開口部と、第2導光経路が通過する第2開口部と、第3導光経路が通過する第3開口部とを有するとともに、第1開口部が第1位置決め構造となり、第2開口部が第2位置決め構造となり、第3開口部が第3位置決め構造となることが好ましい。この場合、各光学系を収容した複数の光学ユニットを組み合わせて遮光容器を構成するために、各光学ユニット毎に、高精度に組立てることが可能になるとともに、高精度な位置決めが可能となる。
なお、第8の態様として、本実施形態に係る光検出方法は、対象物から到達した検出光に含まれる対象物情報を、上記第2、第4〜第7の何れかの態様に係る光検出装置を用いて取得する。この第7の態様に係る光検出装置は、対象物からの検出光を含む導入光を、第2光学系を介して前記透過型回折素子の光入射面に照射する第1ステップと、透過型回折素子の光出射面からの回折光を、第1光学系を介して第1光検出素子に照射する第2ステップと、透過型回折素子の光入射面からの反射光を、第3光学系を介して第2光検出素子に照射する第3ステップと、を備えるのが好ましい。この場合、透過型回折素子の光入射面からの反射光を、情報を持った光成分として利用することができる。
また、第9の態様として、本実施形態に係る光検出方法は、対象物から到達した検出光に含まれる対象物情報を、上記第3〜第7の態様のうち少なくとも何れかの態様に係る光検出装置を用いて取得するための光検出方法である。この第8の態様に係る光検出方法は、記発光素子からの光を、第3光学系を介して透過型回折素子の光入射面に照射する第1ステップと、透過型回折素子の光入射面からの反射光を、第2光学系を介して対象物に照射する第2ステップと、対象物からの検出光を含む導入光を、第2光学系を介して透過型回折素子の光入射面に照射する第3ステップと、透過型回折素子の光出射面からの回折光を、第1光学系を介して第1光検出素子に照射する第4ステップと、を備えるのが好ましい。この場合、透過型回折素子の光入射面からの反射光を、測定光として利用することができる。
なお、この発明に係る各実施例は、以下の詳細な説明及び添付図面によりさらに十分に理解可能となる。これら実施例は単に例示のために示されるものであって、この発明を限定するものと考えるべきではない。
また、この発明のさらなる応用範囲は、以下の詳細な説明から明らかになる。しかしながら、詳細な説明及び特定の事例はこの発明の好適な実施例を示すものではあるが、例示のためにのみ示されているものであって、この発明の範囲における様々な変形および改良はこの詳細な説明から当業者には自明であることは明らかである。
本発明によれば、透過型回折格子に複数の光学機能を持たせて用いることにより、導光経路上の光学要素を減らすことが出来るので、装置全体の小型化を実現可能にすることができる。
本実施形態に係る光検出装置の代表的な構成例を説明するための斜視図である。 本実施形態に係る光検出方法として適用可能な、透過型回折素子を利用した種々の測定方法および透過型回折素子の例を説明するための図である。 透過型回折素子を基準として設定される導光経路、および透過型回折素子の断面構造を示す図である。 本実施形態に係る光検出方法として適用可能な、透過型回折素子を利用した種々の測定方法における光源と検出器との位置関係を説明するための図である。 本実施形態に係る光検出装置における筐体部(基準部材)の構成を示す斜視図である。 筐体部に固定可能な、第2または第3導光経路上に配置されるべき光学系を含む光学ユニットの一例として、その断面構造および光学系の構成を示す図である。 筐体部に固定可能な、第2または第3導光経路上に配置されるべき光学系を含む光学ユニットの他の例として、その断面構造および光学系の構成を示す図である。 筐体部に固定可能な、第3導光経路上に配置されるべき光学系を含む光学ユニットの他の例として、その断面構造および光学系の構成を示す図である。 筐体部に固定可能な、第2導光経路上に配置されるべき光学系を含む光学ユニットの他の例として、その断面構造および光学系の構成を示す図である。 筐体部に固定可能な、第1導光経路上に配置されるべき光学系を含む光学ユニットの断面構造の一例を示す図である。 本実施形態に係る光検出装置の第1構成例を示す断面図である。 本実施形態に係る光検出装置の第2構成例を示す断面図である。 本実施形態に係る光検出装置の第3構成例を示す断面図である。 本実施形態に係る光検出方法の種々の光検出動作を説明するためのフローチャートである。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明に係る光検出装置および光検出方法の各実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る光検出装置の代表的な構成例を説明するための斜視図である。図1に示された光検出装置1は、分光技術を利用した種々の測定方法ごとに最適な構造への変更を容易に実現可能にするための構造を有し、図1の例では、少なくとも透過型回折素子40と、該透過型回折素子40をその内部空間に収納した遮光容器と、該遮光容器内に収納された複数の光学系と、光検出素子600を備える。遮光容器は、筐体部20と、該筐体部20に取り付けられた光学ユニット10〜30により構成されている。なお、図1の例では、筐体部20は、透過型回折素子400を保持するとともに、透過型回折素子400の光出射面からの回折光を検出器600(第1光検出素子)へ導くための光学系を含む光学ユニット30を、所定位置に固定するための第1位置決め構造と、測定対象物である試料(サンプルS)からの検出光(蛍光や散乱光を含む)を透過型回折素子400の光入射面に導くための光学系を含む光学ユニット10を、所定位置に固定するための第2位置決め構造と、透過型回折素子400の光入射面からの反射光を検出器610(第2光検出素子)に導くための光学系を含む光学ユニット40を、所定位置に固定するための第3位置決め構造と、を備える。
光学ユニット10の光入射端と測定光(ここでは励起光)を出射する光源700(励起光源)は、サンプルSの流路Fを挟んで配置される。光学ユニット10の光入射端からは、流路Fを流れるサンプルSからの検出光(ここでは蛍光)と光源700からの励起光と含む導入光が入射され、光学ユニット10内の光学系を介して透過型回折素子400の光入射面に到達する。透過型回折素子400の光入射面では、到達した導入光のうち励起光成分が反射され、透過型回折素子400の光出射面から回折光が出射される。実質的にほぼ励起光成分からなる反射光は光学ユニット40中の光学系を介して検出器610に到達する一方、回折光は、光学ユニット30中の光学系を介して検出器600に到達する。検出器600は光電子増倍管や、フォトダイオード等の半導体素子といった光検出素子を含み、検出する分光波長域の数に合わせて、複数または単数の検出部を有する。例えば、複数の波長域を検出する場合には、マルチアノード型の光電子増倍管やフォトダイオードアレイなどが用いられる。
制御装置500は、検出器600の検出結果である電気信号を逐次取り込む一方、検出器610の検出結果である電気信号を、出力ライン611を介して逐次取込み、検出器610の検出結果に基づいて、例えば光源700の出力制御を行う。
なお、図1の例は、透過型回折素子400を利用した測定方法の一例であり、本実施形態に係る光検出装置は種々の測定方法ごとに最適な構造への変更を容易に実現可能にするための構造を備える。例えば、本実施形態に係る光検出方法として適用可能な、透過型回折素子を利用した種々の測定方法および透過型回折素子の例が図2に示されている。
図2(a)および2(b)の各測定方法に適用される透過型回折素子400は、図2(c)に示されたように、光入射面410aと該光入射面410aに対向する光出射面410bを備え、光入射面410aに入射した光の少なくとも一部を回折光として光出射面410bから出射する一方、光入射面410aに入射した光の少なくとも一部を反射する光学素子である。具体的には、透過型回折素子400は、透明な平行平板410を備え、光入射面410aとなる平行平板410の一方の面と対向する、光出射面410bとなる平行平板410の他方の面上には、平行平板410を通過する光を回折させるための回折格子パターン420が形成されている。なお、図2(c)の例では、平行平板410の他方の面と光出射面410bは一致している。そして、光入射面410a側には、光入射面410aに一致した面を有するとともに特定波長成分に対する反射効率を選択的に向上させるための反射処理部430が設けられるのが好ましい。
透過型回折素子400の光入射面410aに入射した光のうち平行平板410を通過する光の各波長成分は、回折格子パターン420(連続する凹凸パターン)によって、波長ごとに決まった角度で強め合う(分光される)。一方、透過型回折素子400の光入射面410aに入射した光のうちの特定波長成分は、光入射面410a側に設けられた反射処理部430で反射させるため、反射光自体は回折格子パターン420や透過型回折素子400(特に、透明な平行平板410)の材料特性や厚みに影響されない。そのため、当該透過型回折素子400は、容易に設計できる。反射処理部430は、例えば酸化シリコン(SiO)、酸化チタン(TiO)等の複数の薄膜が積層された誘電体多層膜が好ましい。なお、要求される反射光特性によっては、反射処理部430を設けることなく、透過型回折素子400の光入射面410a自体による光の反射を利用しても良い。
図2(a)には、測定光とサンプルSからの検出光を含む導入光が透過型回折素子400の光入射面410aに入射する例が示されている。光入射面410aに入射した導入光のうち測定光は、光入射面410aでの反射を利用して反射光として光入射面410aから出射され、検出光のみが光入射面410aを通過する。光入射面410aから光出射面410bに向かう検出光は回折格子パターン420により、波長ごとに異なる角度に回折され、その結果、光出射面410bから回折光が出射される。なお、測定光が入射せず、検出光に蛍光と散乱光とを含むような場合も同様であって、蛍光が光入射面410aを通過するとともに、散乱光が光入射面410aでの反射を利用して反射光として光入射面410aから出射される。
一方、図2(b)には、測定光とサンプルSからの検出光とが互いに異なる方向から透過型回折素子400の光入射面410aに入射する例が示されている。光入射面410aに入射された測定光は、光入射面410aでの反射を利用して反射光として光入射面410aから出射され、サンプルSへ向けて進行し、サンプルSに照射される。サンプルSから光入射面410aに進行する導入光としての検出光は、光入射面410aを通過する。光入射面410aから光出射面410bに向かう検出光は回折格子パターン420により、波長ごとに異なる角度に回折され、その結果、光出射面410bから回折光が出射される。
上述のような構造を有する透過型回折素子400により、導入光(少なくとも蛍光などの検出光を含む)の導光経路、光入射面410aでの反射光を利用するための導光経路、および回折光の導光経路は、図3に示されたように規定される。
すなわち、図3に示されたように、透過型回折素子400の光出射面410bから出射された回折光は、一端が透過型回折素子400の光出射面410bへと至る第1導光経路AX1上を伝搬し、光学系300、スリット620を順次通過して検出器600の受光面に到達する。一端が透過型回折素子400の光入射面410aへと至る第2導光経路AX2および第3導光経路AX3のうち、第2導光経路AX2は、サンプルSから透過型回折素子400の光入射面410aへ向かう導入光が進行する経路であり、第3導光経路AX3は、光入射面410aでの反射光を利用するための導光経路であって、光学的には、導入光の光入射面410aにおける反射光の経路である。つまり、透過型回折素子400の光入射面410aに入射した導入光の光入射面410aからの反射光が進行する経路、もしくは光入射面410aに向かって進行する測定光であって、光入射面410aにおけるその反射光が第2導光経路AX2を進行するような測定光が進行する経路である。このように、遮光容器の内部空間には、第1導光経路AX1、第2導光経路AX2および第3導光経路AX3を構成する空洞部が含まれており、第1導光経路AX1(及びそれを構成する空洞部)は、透過型回折素子400によって第2導光経路AX2(及びそれを構成する空洞部)および第3導光経路AX3(及びそれを構成する空洞部)と仕切られている。図2(a)の測定方法と図2(b)の測定方法とでは、第3導光経路AX3の用途(受光用もしくは投光用)が入れ替わるため、第3導光経路AX3上には、採用される測定方法に適した受光素子もしくは発光素子を備えた光学系200が配置される。なお、図1の例では、光学ユニット30が、第1導光経路AX1上に配置される第1光学系を保持する第1光学ユニットとして機能し、光学ユニット10が、第2導光経路AX2上に配置される第2光学系を保持する第2光学ユニットとして機能し、光学ユニット40が、第3導光経路AX3上に配置される第3光学系を保持する第3光学ユニットとして機能する。また、遮光容器は、第1導光経路AX1が第1開口部を通過し、第2導光経路AX2が第2開口部を通過し、第3導光経路が第3開口部を通過するよう、その内部空間において透過型回折素子400の姿勢を維持するための構造(位置決め構造)を有する。
透過型回折素子400自体は、筐体部20に保持されており、この筐体部20自体が、第1導光経路AX1〜第3導光経路AX3を規定するための基準要素として機能する。なお、透過型回折素子400自体を、筐体部20に保持させることに限らず、筐体部20に固定された第1光学ユニット、第2光学ユニット、第3光学ユニットのいずれかが透過型回折素子400を保持したり、筐体部20を含めたいずれかの間に挟むように保持しても良い。一方、筐体部20を、透過型回折素子400のみならず、各導光経路上に配置されるレンズやスリット等の光学系をも保持するように構成しても良い。この場合、各光学ユニットは各導光経路上の当該光学系以降の光学系を備えて構成される。このような場合であっても、筐体部20を、第1導光経路AX1〜第3導光経路AX3を規定するための基準要素として機能させることができる。
図4は、本発明に係る光検出方法として適用可能な種々の測定方法における光源と検出器との位置関係を説明するための図である。
図4(a)に示された光検出方法では、サンプルステージのサンプル搭載面に対面するように光源700と光検出装置1が配置される。サンプルステージ上に載置されたサンプルSに対して光源700から励起光(測定光)が照射されると、サンプルS等で反射された励起光とサンプルSからの蛍光(検出光)とを含む導入光が光検出装置1内に取り込まれ、透過型回折素子400の光入射面410aに向かって進行する。導入光がサンプルステージ側から透過型回折素子400の光入射面410aに到達すると、図2(a)に示されたように、励起光は光入射面410aで反射される一方、透過型回折素子400の光出射面410b側に設けられた回折格子パターン420により、蛍光の各波長成分は回折され、該光出射面410bから回折光(透過回折光)が出射される。光出射面410bからの回折光は、光学系を介して検出器600の受光面に到達し(波長ごとに異なる位置に到達する)、検出器600は、波長ごとに検出した光量を電気信号に変換する。なお、この場合、光入射面410aからの反射光を検出することで、検出光のうちの側方散乱光を検出することもできる。
図4(b)に示された光検出方法では、サンプルSが流れる流路Fを挟んで光源700と光検出装置1が配置される。流路F中を流れるサンプルSに対して光源700から励起光(測定光)が照射されると、サンプルSに向けて照射された励起光とサンプルSからの蛍光(検出光)とを含む導入光が光検出装置1内に取り込まれ、透過型回折素子400の光入射面410aに向かって進行する。導入光が流路F側から透過型回折素子400の光入射面410aに到達すると、図2(a)に示されたように、励起光は光入射面410aで反射される一方、透過型回折素子400の光出射面410b側に設けられた回折格子パターン420により、検出光の各波長成分は回折され、該光出射面410bから回折光(透過回折光)が出射される。光出射面410bからの回折光は、光学系を介して検出器600の受光面に到達し(波長ごとに異なる位置に到達する)、検出器600は、波長ごとに検出した光量を電気信号に変換する。なお、この場合、光入射面410aからの反射光を検出することで、検出光のうちの前方散乱光を検出することもできる。
図4(c)に示された光検出方法は、サンプルSに対して同軸落射励起を行う光検出装置1により行われる。この場合、光検出装置1は、励起光(測定光)を出射する光源700を備えるとともに、励起光とサンプルSからの検出光が共通の導光経路をそれぞれ逆方向に進行するよう設計された光学系を備える。光源700から透過型回折素子400の光入射面410aに向けて照射された励起光は、光入射面410aで反射され、流路F中を流れるサンプルSに向けて進行する。一方、サンプルS側からは、ほぼ蛍光などの検出光のみからなる導入光が光検出装置1内に取り込まれ、透過型回折素子400の光入射面410aに向かって進行する。このとき、導入光の進行方向は、光入射面410aで反射された励起光の進行方向とは逆である。導入光すなわち検出光が流路F側から透過型回折素子400の光入射面410aに到達すると、図2(b)に示されたように、透過型回折素子400の光出射面410b側に設けられた回折格子パターン420により、検出光の各波長成分は回折され、該光出射面410bから回折光(透過回折光)が出射される。光出射面410bからの回折光は、光学系を介して検出器600の受光面に到達し(波長ごとに異なる位置に到達する)、検出器600は、波長ごとに検出した光量を電気信号に変換する。
次に、図5は、本実施形態に係る光検出装置1における筐体部20(基準部材)の構成を示す斜視図である。なお、図5(a)は、筐体部20を前方(第2および第3導光経路側)から見たときの該筐体部20の斜視図であり、図5(b)は、筐体部20を後方(第1導光経路側)から見たときの該筐体部20の斜視図である。
筐体部20は、例えば金属製もしくは樹脂製の遮光性を備えた中空部材であり、上述のように、透過型回折素子400を、その光入射面410a側を内部空間側に向けた状態で保持し、一端が透過型回折素子400の光出射面410bへと至る第1導光経路AX1と、一端が透過型回折素子400の光入射面410aへと至る第2導光経路AX2および第3導光経路AX3と、を規定するための基準要素として機能する光学部材である。なお、第1導光経路AX1は、透過型回折素子400の光出射面410bから検出器600に向かう透過回折光の光軸に一致しており、この第1導光経路AX1上には、後述する図10に示された光学ユニット30に含まれる光学系300が配置される。また、第2導光経路AX2は、透過型回折素子400の光入射面410aへ向かう光の光軸に一致しており、この第2導光経路AX2上には、後述する図6〜図7に示された光学ユニット10、10Aのうち何れかに含まれる光学系が配置される。第3導光経路AX3は、透過型回折素子400の光入射面410aからの反射光の光軸に一致しており、この第3導光経路AX3上にも、後述する図8〜図9に示された光学ユニット40、40Aのうち何れかに含まれる光学系が配置される。
具体的に、筐体部20は、図5(a)および5(b)に示されたように、複数の開口部20A〜20Cを備える。図5(a)の例では、開口部20Aには、該開口部20Aに対して着脱可能な光学ユニット10が装着され、開口部20Bには、該開口部20Bに対して着脱可能な光学ユニット40が装着される。開口部20Aには、光学ユニット10や他の光学ユニットに含まれる光学系を位置決めするための位置決め構造が設けられており、開口部20Bには、光学ユニット40や他の光学ユニットに含まれる光学系を位置決めするための位置決め構造が設けられている。なお、図5(a)に示されたように、光学ユニット40のように装着される光学ユニットが小さい場合には、該装着後の光学ユニットを覆うような保護カバー20Dにより、開口部20Bは遮光状態で塞がれる。また、図5(b)の例では、筐体部20の開口部20Cに、透過型回折素子400を設置するための搭載面が設けられるとともに、該開口部20Cに対して着脱可能な光学ユニット30や他の光学ユニットに含まれる光学系を位置決めするための位置決め構造が設けられている。光学ユニット30が、固定用の補助リング450を介して開口部20Cに装着されることにより、光入射面410aを筐体部20の内部空間に向けた姿勢で透過型回折素子400が筐体部20内に保持される。さらに、図1の例では、開口部20Aは、第2導光経路AX2上の所定位置に第2光学ユニットを保持するための第2位置決め構造に含まれる第2開口部として機能し、開口部20Bは、第3導光経路AX3上の所定位置に第3光学ユニットを保持するための第3位置決め構造に含まれる第3開口部として機能し、開口部20Cは、第1導光経路AX1上の所定位置に第1光学ユニットを保持するための第1位置決め構造に含まれる第1開口部として機能する。
図6は、筐体部20に固定可能な、第2導光経路AX2上に配置されるべき光学系を含む光学ユニットの一例(図3参照)として、光学ユニット10の断面構造およびそれに含まれる光学系100の構成を示す図である。特に、図6(a)は、光学ユニット10の組み立て工程図であり、図6(b)は、光学ユニット10の組み立て後の構造を示す断面図であり、図6(c)は、光学ユニット10に含まれる光学系100の構成を示す図である。なお、図6(a)および図6(b)に示された断面は、図1中のI−I線に沿った断面に相当している。
光学ユニット10は、図6(a)および6(b)に示されたように、レンズL11、コリメートレンズL12を保持する第1ホルダ120と、集光レンズL13、開口絞り110を保持する第2ホルダ130と、コリメートレンズL14を保持する第3ホルダ140とを備える。第2ホルダ130は、第1ホルダ120および第3ホルダ140を位置決めした状態で保持するスリーブとして機能する。これら第1ホルダ120〜第3ホルダ140は金属製または樹脂製の遮光部材からなり、これらが一体化された光学ユニット10の光学系100は、第3ホルダ140側が筐体部20の開口部20Aに装着されることにより、該筐体部20により保持される透過型回折素子400に対して規定される第2導光経路AX2または第3導光経路AX3上に正確に配置される。
なお、図6(c)に示されたように、当該光学ユニット10の光入射端から透過型回折素子400に向かって順に配置された、レンズL11、コリメートレンズL12、集光レンズL13、開口絞り110、およびコリメートレンズL14により構成される光学系100は、軸ずれ光成分を排除するとともに、当該光学ユニット10内に光入射端を介して取り込まれた導入光(測定光と検出光を含む)をコリメートする。したがって、透過型回折素子400の光入射面410aには、コリメートされた導入光のみが到達する。透過型回折素子400の光入射面410aでは、到達した導入光のうち測定光のみが反射光として反射され、透過型回折素子400の光出射面410bから回折光が出射される。
図7は、筐体部20に固定可能な、第2導光経路AX2上に配置されるべき光学系を含む光学ユニットの他の例として、光学ユニット10Aの断面構造およびそれに含まれる光学系100Aの構成を示す図である。特に、図7(a)は、光学ユニット10Aの組み立て工程図であり、図7(b)は、光学ユニット10Aの組み立て後の構造を示す断面図であり、図7(c)は、光学ユニット10Aに含まれる光学系100Aの構成を示す図である。なお、図7(a)および図7(b)に示された断面は、図1中のI−I線に沿った断面に相当している。
光学ユニット10Aは、図7(a)および7(b)に示されたように、光ファイバコネクタと、光ファイバコネクタを位置決めした状態で保持するためのスリーブ部材180と、コリメートレンズL11Aを保持する金属製または樹脂製のホルダ170を備える。光ファイバコネクタは、測定光を当該光検出器内に取り込むための、該測定光の伝送媒体として機能する光ファイバ150と、該光ファイバ150の端部に固定されたコネクタ160から構成されている。これら光ファイバコネクタ、スリーブ部材180、およびホルダ170が一体化された光学ユニット10Aの光学系100Aは、ホルダ170側が筐体部20の開口部20Aに装着されることにより、該筐体部20により保持される透過型回折素子400に対して規定される第2導光経路AX2上に正確に配置される。
なお、図7(c)に示されたように、コリメートレンズL11Aは、光ファイバ150の端面10Caから出射された導入光(測定光を検出光を含む)をコリメートする。このようにコリメートレンズL11Aにより構成された光学系100Aは、当該光学ユニット10A内に取り込まれた導入光(コリメート光)を、透過型回折素子400の光入射面410aに照射する光学系として機能する。透過型回折素子400の光入射面410aでは、到達した導入光のうち測定光のみが反射光として反射され、透過型回折素子400の光出射面410bから回折光が出射される。
図8は、筐体部20に固定可能な、第3導光経路AX3上に配置されるべき光学系を含む光学ユニットの例として、光学ユニット40(検出器610を含む)の断面構造およびそれに含まれる光学系200の構成を示す図である。特に、図8(a)は、光学ユニット40の組み立て工程図であり、図8(b)は、光学ユニット40に含まれる光学系200の構成を示す図である。なお、図8(a)に示された断面は、図1中のI−I線に沿った断面に相当している。
光学ユニット40は、図8(a)に示されたように、集光レンズL21と、検出器610を備える受光光学系である。なお、検出器610の検出結果は電気信号として出力ライン611を介して取り出される。これら集光レンズL21および検出器610が一体化された光学ユニット40の光学系200は、集光レンズL21側が筐体部20の開口部20Bに装着されることにより、該筐体部20により保持される透過型回折素子400に対して規定される第3導光経路AX3上に正確に配置される。なお、図8(a)に示された光学ユニット40は小型検出ユニットであるため、図8の例では、光学ユニット40が装着された、筐体部20の開口部20Bが保護カバー20Dにより塞がれている。
図8(b)に示されたように、集光レンズL21は、透過型回折素子400の光入射面410aからの反射光(導入光に含まれる測定光)を、検出器610の受光面に集光する。なお、図8(b)の例では、図6に示された光学ユニット10により、透過型回折素子400の光入射面410aにコリメートされた導入光が照射されている。このように集光レンズL21により構成された光学系200は、当該光学ユニット40内に取り込まれた反射光(光入射面410aで反射された測定光)を、検出器610の受光面に照射する光学系として機能する。なお、光入射面410aと検出器610との間の光学系は反射光の特性に応じて適宜変更することができ、集光レンズL21は無くても良く、波長選択フィルタや減光フィルタ等を追加しても良い。
図9は、筐体部20に固定可能な、第3導光経路AX3上に配置されるべき光学系を含む光学ユニットの他の例として、光学ユニット40A(光源700Aを含む)の断面構造およびそれに含まれる光学系200Aの構成を示す図である。特に、図9(a)は、光学ユニット40Aの組み立て工程図であり、図9(b)は、光学ユニット40Aに含まれる光学系200Aの構成を示す図である。なお、図9(a)に示された断面は、図1中のI−I線に沿った断面に相当している。
光学ユニット40Aは、図9(a)に示されたように、金属製または樹脂製のホルダ710と、ホルダ710内に設置された励起光源としての光源700A(発光素子)と、光源700Aからの励起光をコリメートするためのコリメートレンズL21Aを備える投光光光学系である。これらホルダ710、光源700A、コリメートレンズL21Aが一体化された光学ユニット40Aの光学系200Aは、コリメートレンズL21A側が筐体部20の開口部20Bに装着されることにより、該筐体部20により保持される透過型回折素子400に対して規定される第3導光経路AX3上に正確に配置される。
図9(b)に示されたように、コリメートレンズL21Aは、光源700Aから透過型回折素子400の光入射面410aへ向かう光(測定光)をコリメートするよう機能し、光入射面410aからの反射光(コリメート光)が、光学ユニット10に含まれる光学系100を介してサンプルSに照射される。また、図9(b)の例では、サンプルSからの検出光のみを含む導入光が光学ユニット10によりコリメートされた後、透過型回折素子400の光入射面410aに照射される。このように、コリメートレンズL21Aにより構成された光学系200Aは、当該光学ユニット40A内の光源700Aからの励起光を、光入射面410aに照射する光学系として機能する。一方で、光学ユニット10は、サンプルSからの導入光(検出光)と光入射面410aで反射された測定光(反射光)のそれぞれを逆方向に照射することにより、同軸落射励起が可能になる。なお、光入射面410aと光源700Aとの間の光学系は光源700Aからの光の特性に応じて適宜変更することができ、集光レンズL21Aは無くても良く、波長選択フィルタや減光フィルタ等を追加しても良い。
図10は、筐体部20に固定可能な、第1導光経路AX1上に配置されるべき光学系300を含む光学ユニット30の組み立て工程図であり、この図10に示された断面は、図1中のI−I線に沿った断面に相当している。
光学ユニット30は、図10に示されたように、波長選択フィルタ310、レンズL31を保持する金属製または樹脂製の第1ホルダ31と、第1スリット320、第2スリット330、第3スリット340(図3中のスリット620に相当)を保持する金属製または樹脂製の第2ホルダ32と、透過型回折素子400の光出射面410bからの透過回折光を検出器600の受光面上に集光するための集光レンズL32とを備える。第2ホルダ32は、第1スリット320〜第3スリット340が取り付けられた状態で、一方の端部が第1ホルダ31に挿入される。第2ホルダ32は、止め具31A、31Bにより、一方の端部が第1ホルダ31に挿入された状態で第1ホルダ31に固定される。また、第2ホルダ32の他方の端部には、フランジが設けられている。集光レンズL32は、収納容器650に収納された検出器600の受光面を覆った状態で、該収納容器650によって保持される。この収納容器650は、第2ホルダ32の他方の端部に設けられたフランジに固定される。
なお、第1ホルダ31と第2ホルダ32の間、第2ホルダ32と収容容器650との間には、接続部分の遮光性を向上させるため、それぞれOリング351、352が配置されている。これら第1ホルダ31および第2ホルダ32が一体化された光学ユニット30の光学系300は、第1ホルダ31側が筐体部20の開口部20Cに装着されることにより、該筐体部20により保持される透過型回折素子400に対して規定される第1導光経路AX1上に正確に配置される。
なお、光学ユニット30の第1ホルダ31側が開口部20Cに装着される際、透過型回折素子400は、補助リング450を介して開口部20Cに設けられた設置面に押し当てられることにより、筐体部20内の所定位置に保持される。検出器600の検出結果は、出力ライン660を介して、電気信号として取り出される。
また、図10において、波長選択フィルタ310、レンズL31、第1スリット320、第2スリット330、第3スリット340、および集光レンズL32により構成された光学系300は、不要な次数および不要な波長の光成分を排除するとともに、透過型回折素子400の光出射面410bからの透過回折光の波長成分それぞれを、検出器600の受光面上における所定位置(各チャネル)に照射する光学系として機能する。
以上のように、透過型回折素子400を保持する筐体部20の開口部20A〜20Cそれぞれに、種々の構造を有する光学ユニット(図6〜図10)の何れか適切なものを装着することにより、分光技術を利用した種々の測定方法ごとに最適な構造の実現が可能になる。例えば、図11は、本実施形態に係る光検出装置の第1構成例を示す断面図である。図12は、本実施形態に係る光検出装置の第2構成例を示す断面図である。図13は、本実施形態に係る光検出装置の第3構成例を示す断面図である。なお、図11〜図13それぞれに示された断面は、図1中のI−I線に沿った断面に相当している。
図11に示された光検出装置は、筐体部20の開口部20Aに図6に示された光学ユニット10(第2導光経路AX2上に光学系を配置するための第2光学ユニット)を装着し、開口部20Bに図8に示された光学ユニット40(第3導光経路AX3上に光学系を配置するための第3光学ユニット)を装着し、開口部20Bに図10に示された光学ユニット30(第1導光経路AX1上に光学系を配置するための第1光学ユニット)を装着することにより構成されている。図11の光検出装置には、光源700は含まれておらず、光源700と当該光検出装置との位置関係により、図4(a)および4(b)に示された光検出方法が実現可能になる。
なお、検出器600、610は、フォトダイオード等の半導体光検出素子や光電子増倍管などが使用可能である。また、透過型回折素子400は、垂直入射仕様でない透過型回折素子であるのが好ましい。垂直入射仕様でない透過型回折素子400であれば、光入射面410aで反射された光が、当該光検出装置に取り込まれた導入光の導光経路以外の方向へ反射される。透過型回折素子400の光入射面410a側に設けられる反射処理部430が誘電体多層膜である場合、反射光の波長を制限したり、反射率を制限(反射光の光量調整)することで、より高精度の励起光モニタが可能になる。
また、図11の例では、当該光検出装置内に取り込まれた導入光がコリメートされた後、透過型回折素子400の光入射面410a上に該コリメート光が照射されるので、図11に示された光検出装置は、分光器としての使用が可能である。
図12に示された光検出装置は、筐体部20の開口部20Aに図7に示された光ファイバコネクタを含む光学ユニット10A(第2光学ユニット)を装着し、開口部20Bに図8に示された光学ユニット40(第3光学ユニット)を装着し、開口部20Bに図10に示された光学ユニット30(第1光学ユニット)を装着することにより構成されている。図12の光検出装置も、光源700は含まれておらず、光源700と当該光検出装置との位置関係により、図4(a)および4(b)に示された光検出方法が実現可能になる。
図12の例では、光ファイバ150を介して、当該光検出装置内への導入光の取込が可能である。この例においても、取り込まれた導入光は、コリメートされた後、透過型回折素子400の光入射面410a上に該コリメート光が照射されるので、図12に示された光検出装置も、分光器としての使用が可能である。
図13に示された光検出装置は、筐体部20の開口部20Aに図6に示された光学ユニット10(第2光学ユニット)を装着し、開口部20Bに図9に示された光学ユニット40A(光源700Aを含む第3光学ユニット)を装着し、開口部20Bに図10に示された光学ユニット30(第1光学ユニット)を装着することにより構成されている。このように、図13の光検出装置は同軸落射励起を可能にする構造を備え、図4(c)に示された光検出方法が実現可能になる。
図13の例では、光検出装置自体が光源700Aを備え、コリメートされた励起光が、透過型回折素子400の光入射面410aで反射される。一方、当該光検出装置内へ取り込まれた導入光(主に検出光)は、コリメートされた励起光の反射光とは逆方向に進行し、コリメートされる。そして、コリメートされた導入光が透過型回折素子400の光入射面410a上に照射されるので、図13に示された光検出装置も、分光器としての使用が可能である。なお、図13の例では、サンプルSに向けて照射される励起光は、その散乱成分や反射成分を除き、導入光には殆ど含まれない。
このように、筐体20は、その内部空間に透過型回折素子400を収納するとともに、第1導光経路AX1〜第3導光経路AX3上に位置し、内部空間と外部とを連絡する開口部20A〜20Cを有する光学部材として、開口部20A〜20Cを介して各導光路上に適切な光学ユニットを着脱可能に装着できるように構成されている。よって、分光技術を利用した種々の測定方法において、適切な光学ユニットを筐体20に装着することで、当該測定方法における最適な構造への変更に容易に対応することができる。
図14は、本実施形態に係る光検出方法における種々の光検出動作を説明するためのフローチャートである。特に、図14(a)は、本実施形態に係る光検出装置の第1および第2構成例(図11および図12)を用いた光検出動作を説明するためのフローチャートであり、第1および第2構成例により図4(a)および4(b)に示された光検出方法が実行される。また、図14(b)は、本実施形態に係る光検出装置の第3構成例を用いた光検出動作を説明するためのフローチャートであり、第3構成例により図4(c)に示された光検出方法が実行される。
ここで、図14(a)に示されたように、第1および第2構成例に係る光検出装置では、説明を単純化するため、図11に示された光検出装置における光検出動作について説明する。
まず、当該光検出装置とは異なる位置に配置された光源700(例えば図4(a)および4(b)参照)から、サンプルSに励起光(測定光)が照射され、サンプルSから蛍光などの検出光が発生するため、当該光検出装置内には、光源700からの励起光とサンプルSからの検出光を含む導入光が、光学ユニット10を介して取り込まれる。なお、導入光には、サンプルSからの蛍光だけではなく、励起光、該励起光の散乱成分や反射成分なども含まれる。光学ユニット10は、第2導光経路AX2上に配置された光学系100を含み、光学系100により測定光がコリメートされる。そして、光学ユニット10から透過型回折素子400の光入射面410aに向けて導入光であるコリメート光が照射される(ステップST11)。
光学ユニット10から透過型回折素子400の光入射面410aに照射された導入光のうち励起光(コリメート光)は、該光入射面410a側に設けられた反射処理部430により反射され、光学ユニット40に導かれる。光学ユニット40は、第3導光経路AX3上に配置された光学系200、検出器610により構成されている。光入射面410aからの反射光(励起光の反射成分)は、光学系200により検出器610の受光面上に集光され、検出器610の検出結果が電気信号として出力ライン611を介して制御装置500へ送られる(ステップST12)。光源700の出力制御(フィードバック制御)は、この反射光(励起光)の検出結果に基づいて行われる(ステップST14)。なお、光学ユニット40の光学系200は、集光レンズL21と検出器610との間に波長選択フィルタが配置された構成であってもよい。このような波長選択フィルタは、より高精度の励起光モニタリングを実施するのに有効であるが、反射された励起光の強度が検出光である蛍光の強度に対して十分強ければ特に波長制限をするようなフィルタは必要ない。
一方、光学ユニット30内において、透過型回折素子400の光出射面410bからの回折光は、波長選択フィルタ310を通過する際に波長成分が除去される。なお、波長選択フィルタ310は、透過型回折素子400を意図せず通過してしまった励起光成分の除去を主な目的とするため、光入射面410aにおける励起光の強度が低い場合には必要ない。波長選択フィルタ310を通過した回折光はレンズL31により結像された後、第1スリット320、第2スリット330を順次通過することで、反射されなかった励起光成分や不要な波長成分が除去される。さらに、第1スリット320および第2スリット330を通過した透過回折光のうち検出されるべき波長成分が、第3スリット340により空間分離され、第3スリット340を通過した核波長成分それぞれが、集光レンズL32により、検出器600の受光面上においてチャネル(それぞれが検出すべき波長に対応)ごとに設定された受光領域に照射される。検出器600の検出結果、すなわちチャネルごとの透過回折光の検出結果は、電気信号として出力ライン660を介して制御装置500へ送られる(ステップST13)。
以上、ステップST13における透過回折光の検出は、励起光を出射する光源700のフィードバック制御を繰り返しながら、1回以上繰り返される。
次に、図14(b)に示されたように、第3構成例に係る光検出装置(図13)では、まず、光学ユニット40Aのホルダ710内に搭載された光源700A(例えば図4(c)参照)からの励起光が、第3導光経路AX3上に配置された光学系200Aを介して、透過型回折素子400の光入射面410aに照射される(ステップST21)。その際、励起光には、光学系200Aによりコリメートされている。光入射面410aでは、コリメートされた励起光が反射され、光入射面410aからの反射光(反射された励起光)が第2導光経路AX2上に配置された光学系100(光学ユニット10に含まれる)を介してサンプルSに照射される(ステップST22)。
サンプルS側からは、励起光照射により発生した蛍光を含む導入光が、光学ユニット10を介して当該光検出装置内に取り込まれる。なお、取り込まれた測定光には、サンプルSに照射された励起光の散乱成分や反射成分を除き励起光は殆ど含まれない。そして、取り込まれた導入光は、第2導光経路AX2上に配置された光学系100によりコリメートされた後、透過型回折素子400の光入射面410aに照射される(ステップST23)。なお、導入光には殆ど励起光成分は含まれないため、光入射面410aで該導入光が反射されることは殆どない。
一方、光学ユニット30内において、透過型回折素子400の光出射面410bからの回折光は、波長選択フィルタ310を通過する際に波長成分が除去される。なお、波長選択フィルタ310は、透過型回折素子400を意図せず通過してしまった励起光成分の除去を主な目的とするため、光入射面410aにおける励起光の強度が低い場合には必要ない。波長選択フィルタ310を通過した回折光はレンズL31により結像された後、第1スリット320、第2スリット330を順次通過することで、反射されなかった励起光成分や不要な波長成分が除去される。さらに、第1スリット320および第2スリット330を通過した回折光のうち検出されるべき波長成分が、第3スリット340により空間分離され、第3スリット340を通過した核波長成分それぞれが、集光レンズL32により、検出器600の受光面上においてチャネル(それぞれが検出すべき波長に対応)ごとに設定された受光領域に照射される。検出器600の検出結果、すなわちチャネルごとの回折光の検出結果は、電気信号として出力ライン660を介して制御装置500へ送られる(ステップST24)。
以上、ステップST24における透過回折光の検出は、光源700AからサンプルSへの励起光照射を繰り返しながら、1回以上繰り返される。
以上の本発明の説明から、本発明を様々に変形しうることは明らかである。そのような変形は、本発明の思想および範囲から逸脱するものとは認めることはできず、すべての当業者にとって自明である改良は、以下の請求の範囲に含まれるものである。
1…光検出装置、10、10A、30、40、40A…光学ユニット、20…筐体部、20A〜20C…開口部(第1〜第3位置決め構造)、100、100A、200、200A、300…光学系、400…透過型回折素子、410a…光入射面、410b…光出射面、310…波長選択フィルタ、500…制御装置、600、610…検出器、700…光源(励起光源)、AX1〜AX3…第1〜第3導光経路。

Claims (9)

  1. 光入射面と前記光入射面に対向する光出射面を有し、前記光入射面に到達した光の一部を透過するとともに前記光出射面から透過回折光を出射する透過型回折素子と、
    前記透過型回折素子を収納するための内部空間を有するとともに前記透過型回折素子の姿勢を維持するための位置決め構造を有する遮光容器であって、前記内部空間が、一端側が前記透過型回折素子の光出射面へと至る第1導光経路と、一端側が前記透過型回折素子の光入射面へと至る第2導光経路と、一端側が前記透過型回折素子の光入射面へと至るとともに前記第2導光経路とは異なる第3導光経路とを備えるとともに、前記第1導光経路は、前記透過型回折素子によって前記第2導光経路及び前記第3導光経路と仕切られる遮光容器と、
    前記遮光容器の内部空間に収納された状態で、前記第1導光経路上に配置された第1光学系と、
    前記遮光容器の内部空間に収納された状態で、前記透過型回折素子の光入射面へ向かう導入光が導光される前記第2導光経路上に配置された第2光学系と、
    前記遮光容器の内部空間に収納された状態で、前記導入光の前記透過型回折素子の光入射面における反射光の経路となる第3導光経路上に配置された第3光学系と、
    前記第1導光経路の他端側に配置された第1光検出素子と、
    を備えた光検出装置。
  2. 前記第3導光経路の他端側に配置された第2光検出素子を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の光検出装置。
  3. 前記第3導光経路の他端側に配置された発光素子を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の光検出装置。
  4. 前記透過型回折素子は、特定波長成分に対する反射効率を選択的に向上させるための反射処理部であって、前記光入射面に一致した面を有する反射処理部を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の光検出装置。
  5. 前記第1光学系は、波長選択フィルタを含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の光検出装置。
  6. 前記遮光容器は、前記第1光学系が収納された第1光学ユニットと、前記第2光学系が収納された第2光学ユニットと、前記第3光学系が収納された第3光学ユニットと、前記透過型回折素子の光入射面および光出射面に対して前記第1〜第3光学ユニットそれぞれの相対的位置関係を規定するための基準要素となる筐体部により構成され、
    前記筐体部は、前記第1導光経路上に前記第1光学系が配置された状態で前記第1光学ユニットを保持する第1位置決め構造と、前記第2導光経路上に前記第2光学系が配置された状態で前記第2光学ユニットを保持する第2位置決め構造と、前記第3導光経路上に前記第3光学系が配置された状態で前記第3光学ユニットを保持する第3位置決め構造と、を有することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の光検出装置。
  7. 前記筐体部は、前記第1導光経路が通過する第1開口部と、前記第2導光経路が通過する第2開口部と、前記第3導光経路が通過する第3開口部とを有し、
    前記第1開口部が前記第1位置決め構造となり、前記第2開口部が前記第2位置決め構造となり、前記第3開口部が前記第3位置決め構造となることを特徴とする請求項6に記載の光検出装置。
  8. 対象物から到達した検出光に含まれる対象物情報を、請求項2に記載の光検出装置を用いて取得するための光検出方法であって、
    前記対象物からの検出光を含む導入光を、前記第2光学系を介して前記透過型回折素子の光入射面に照射する第1ステップと、
    前記透過型回折素子の光出射面からの回折光を、前記第1光学系を介して前記第1光検出素子に照射する第2ステップと、
    前記透過型回折素子の光入射面からの反射光を、前記第3光学系を介して前記第2光検出素子に照射する第3ステップと、
    を備えた光検出方法。
  9. 対象物から到達した検出光に含まれる対象物情報を、請求項3に記載の光検出装置を用いて取得するための光検出方法であって、
    前記発光素子からの光を、前記第3光学系を介して前記透過型回折素子の光入射面に照射する第1ステップと、
    前記透過型回折素子の光入射面からの反射光を、前記第2光学系を介して対象物に照射する第2ステップと、
    前記対象物からの検出光を含む導入光を、前記第2光学系を介して前記透過型回折素子の光入射面に照射する第3ステップと、
    前記透過型回折素子の光出射面からの回折光を、前記第1光学系を介して前記第1光検出素子に照射する第4ステップと、
    を備えた光検出方法。
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