JP2015137983A - 光学分析装置 - Google Patents

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一成 横山
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Abstract

【課題】測定セルに光を照射する照射光学系において光ファイバを不要にする等により装置全体を小型化するとともに、光源の長寿命化を図る。
【解決手段】液体試料が収容される測定セル2に光を照射する照射光学系3と、測定セル2を通過した光を検出する検出光学系4とを備え、照射光学系3が、LED31を有しており、LED31の光を光ファイバを用いることなく測定セル2に導くものであり、検出光学系4が、分光器41及び光ファイバ42を有しており、測定セル2を通過した光を光ファイバ42を用いて分光器41に導くものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば半導体製造プロセス等に用いられる薬液等の成分濃度を測定する光学分析装置に関するものである。
従来の光学分析装置としては、特許文献1に示すように、液体試料を収容する測定セルと、光源や分光分析部を備えた装置本体とを具備し、これらを照射用光ファイバ及び検出用光ファイバで接続することで、測定セルと装置本体とを互いに隔離することができるように構成されたものがある。具体的には、ハロゲンランプ等の連続スペクトル光源の光を、照射用光ファイバを用いて測定セルに伝送するとともに、測定セルを通過した光を、検出用光ファイバを用いて分光分析部に伝送するように構成されている。
しかしながら、測定セルと装置本体とを照射用光ファイバ及び検出用光ファイバで接続したものでは、光学分析装置全体として大型化してしまうという問題があり、近年の装置小型化の要請に応えることが難しい。また、装置本体にハロゲンランプ等の連続スペクトル光源を収容する構成では、装置本体を小型化することにも限界がある。さらに、ハロゲンランプ等の連続スペクトル光源は、寿命が短いだけでなく、寿命末期における光量低下の変化量が大きく、例えば半導体製造プロセス中にランプ交換を行う必要が出てきてしまい、半導体製造プロセスを妨げる要因又は半導体製造プロセス中の連続測定を妨げる要因となってしまう。
特開2005−164255号公報
そこで本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、測定セルに光を照射する照射光学系において光ファイバを不要にする等により装置全体を小型化するとともに、光源の長寿命化を図ることをその主たる所期目的とするものである。
すなわち本発明に係る光学分析装置は、液体試料が収容される測定セルに光を照射する照射光学系と、前記測定セルを通過した光を検出する検出光学系とを備え、前記照射光学系が、LEDを有しており、当該LEDの光を光ファイバを用いることなく前記測定セルに導くものであり、前記検出光学系が、光ファイバ及び分光器を有しており、前記測定セルを通過した光を前記光ファイバを用いて前記分光器に導くものであることを特徴とする。
このような光学分析装置であれば、従来のハロゲンランプ等の連続スペクトル光源よりも小型のLEDを用いており、当該LEDの光を光ファイバを用いることなく測定セルに導いているので、照射光学系の光源を小型化するとともに、照射光学系の光ファイバを不要にすることができる。これにより、装置全体を小型化することができる。また、LEDは、ハロゲンランプ等の連続スペクトル光源よりも長寿命であり、また、寿命末期における光量低下の変化量が小さいので、例えば半導体製造プロセス等の製造処理プロセスを不意に中断しなければならない又は光学分析装置を用いた連続測定を不意に中断しなければならないという不具合を解消することができる。
前記LEDが保持部材により保持されており、前記保持部材が、前記測定セルを収容する筐体の壁又は前記筐体に対して位置決めされた中間部材に固定される第1保持要素と、当該第1保持要素に対して着脱可能に設けられ、前記LEDが取り付けられる第2保持要素と、前記第1保持要素に対して前記第2保持要素を位置決めして固定する位置決め固定機構とを備えることが望ましい。
これならば、第2保持要素が着脱可能に構成されているので、LEDの交換を容易に行うことができる。また、筐体の壁又は中間部材に固定された第1保持要素に対して第2保持要素を位置決めして固定する位置決め固定機構を有しているので、LEDの交換後において、測定セル等に対してLEDの位置決めを容易に行うことができる。
前記位置決め固定機構が、前記第1保持要素に形成された第1当接部と、前記第2保持要素に形成された第2当接部と、前記第1当接部に前記第2当接部が当接した状態で、前記第1保持要素に前記第2保持要素を固定する固定部とを備えることが望ましい。
これならば、第1保持要素と第2保持要素との接触によって位置決めすることができるので、位置決め用の別の部品を不要にすることができる。
前記照射光学系が、互いに波長の異なる複数のLEDと、前記複数のLED及び前記測定セルの間に介在して設けられ、前記複数のLEDの光を合成して射出する光合成部とを備えることが望ましい。
これならば、ハロゲンランプ等の連続スペクトル光源と同様の光を測定セルに照射することができるし、液体試料に合わせて所望の波長を組み合わせた光を測定セルに照射することができる。
半導体製造における例えば洗浄工程に用いられる薬液の濃度を測定するためには、前記複数のLEDが、近赤外領域の波長の光を発する近赤外LEDと、近紫外領域又は紫外領域の波長の光を発する紫外LEDとを含むことが望ましい。
このように構成した本発明によれば、照射光学系がLEDの光を光ファイバを用いることなく測定セルに導いているので、照射光学系の光源を小型化し、照射光学系の光ファイバを不要にすることができ、装置全体を小型化することができる。また、光源にLEDを用いているので、光源の長寿命化を図ることができる。
本実施形態の光学分析装置の構成を示す模式図。 同実施形態の保持部材の構成を示す側面図及びA−A線断面図。 変形実施形態の2つのLED及び光合成部の位置関係を示す模式図。 保持部材の変形例を示す断面図。 変形実施形態の光学分析装置の構成を示す模式図。
以下に本発明に係る光学分析装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態の光学分析装置100は、例えば半導体製造ラインに組み込まれて使用されるものであり、例えば半導体製造における洗浄工程に用いられる薬液の濃度を測定する分光吸光光度計である。なお、薬液としては、SC−1(アンモニア過酸化水素水溶液)、SC−2(塩酸過酸化水素水溶液)、SPM(硫酸過酸化水素水溶液)、FPM(フッ酸過酸化水素水溶液)、BHF(バッファードフッ酸溶液)等である。
具体的に光学分析装置100は、図1に示すように、例えば薬液などの液体試料が収容される測定セル2と、測定セル2に光を照射する照射光学系3と、測定セル2を通過した光を検出する検出光学系4とを備えている。
測定セル2は、例えば半導体洗浄装置の薬液槽に接続された薬液配管により形成される循環経路に設けられたフローセルである。なお、測定セル2は、半導体洗浄装置内配管に直接組み込みインラインフローセルであっても良い。
照射光学系3は、LED31と、LED31と測定セル2との間に設けられ、LED31の光を平行光にするコリメートレンズ等の視準部32と、当該視準部32と前記測定セル2との間に設けられ、視準部32により集光された光を測定セル2に反射する反射ミラー等の第1反射部33とを備えている。この照射光学系3は、光ファイバを用いることなく、LED31の光を視準部32及び第1反射部33によって測定セル2に光を伝達するものである。なお、第1反射部33を用いることなく、視準部32により集光された光を測定セル2に照射するように構成しても良い。
本実施形態のLED31は、例えば近赤外領域の波長の光を発する近赤外LED、紫外領域の波長の光を発する紫外LED、又は可視領域の波長の光を発する可視LEDであり、測定対象である液体試料の種類に応じて適宜選択されるものである。本実施形態のLED31は、LEDチップを金属製のパッケージにより封止したキャンタイプ(CANタイプ)のものである。これにより、LED31の温度による光量変動を低減する等の信頼性を向上させることができる。
検出光学系4は、測定セル2を通過した光を分光して、その分光スペクトル(波長毎の光量)を検出する光検出部である分光器41と、測定セル2及び分光器41の間に設けられ、測定セル2を通過した光を分光器41に導く光ファイバ42と、測定セル2及び光ファイバ42の間に設けられた反射ミラー等の第2反射部43と、光ファイバ42の光導入部及び第2反射部43の間に設けられ、第2反射部43からの光を前記光導入部に集光する集光レンズ等の第1集光部44と、光ファイバ42の光導出部及び分光器41の間に設けられ、前記光導出部から出た光を分光器41の入射スリットに集光するための集光レンズ等の第2集光部45が設けられている。なお、第2反射部43を用いることなく、測定セル2を通過した光を第1集光部44により集光して光ファイバ42に導入するように構成しても良い。
なお、分光器41により得られた分光スペクトルデータは、図示しない演算装置に出力されて、当該演算装置により、分光器41により得られた分光スペクトルと、校正液の分光スペクトルとから、薬液の吸光度スペクトルを算出し、この吸光度スペクトルを用いて液体試料に含まれる成分の濃度が算出される。
そして、本実施形態では、測定セル2を収容する測定セル収容筐体C1と、分光器41を収容する分光器収容筐体C2とが光ファイバ42によって接続されている。ここで、光ファイバ42の光導入部(光導入端面を有する部分)は、測定セル収容筐体C1に固定されており、光ファイバ42の光導出部(光導出端面を有する部分)は、分光器収容筐体C2に固定されており、光ファイバ42全体が固定されている。
測定セル収容筐体C1には、視準部32、第1反射部33、第2反射部43、第1集光部44が固定されている。また、分光器収容筐体C2には、第2集光部45が固定されている。なお、前記各筐体C1、C2は、全面を覆い外部空間と隔離されたものの他、一部(例えば一面)が開口したものであっても良い。
また、本実施形態の照射光学系3においてLED31及び視準部32は、保持部材5により保持されている。この保持部材5が、測定セル収容筐体C1の例えば側壁に固定されることにより、LED31及び視準部32が測定セル収容筐体C1に固定される。
具体的に保持部材5は、図2に示すように、LED31が着脱可能に設けられて当該LED31を交換可能とするものであり、視準部32が取り付けられる第1保持要素51と、当該第1保持要素51に対して着脱可能に設けられ、前記LED31が取り付けられる第2保持要素52と、第1保持要素51に対して第2保持要素52を位置決めして固定する位置決め固定機構53とを備えている。
第1保持要素51は、測定セル収容筐体C1の例えば側壁等の壁に固定されている。なお、第1保持要素51は、測定セル収容筐体C1に対して位置決めして固定された中間部材に固定されるものであっても良い。この第1保持要素51は、内部に視準部であるコリメートレンズ32を保持するとともに、第2保持要素52を収容するための収容凹部M1を備えている。具体的に第1保持要素51は、概略円筒形状をなすものであり、その軸方向一端部にコリメートレンズ32を装着するための装着凹部M2が形成されており、当該装着凹部M2にコリメートレンズ32を装着した状態でカバー部材511を第1保持要素51に固定することによって、コリメートレンズ32が装着凹部M2の底面に押圧されて固定される。なお、第1保持要素51は、筐体C1の例えば側壁により構成されるものであっても良い。
第2保持要素52は、概略筒形状をなすものであり、その中空部にLED31が装着される。具体的には第2保持要素52の軸方向一端部にLED31が挿入して装着される。なお、本実施形態では、LED31が概略円柱形状をなし、また、第1保持要素51の収容凹部M1が概略円柱形状をなすため、第2保持要素52はそれらに対応した概略円筒形状をなすものである。ここで、第2保持要素52の中心軸とLED31の光軸とは、互いに一致するか平行となるように構成されている。なお、第1保持要素51の中心軸とLED31の光軸とも、互いに一致するか平行となるように構成されている。また、LED31の基端部に形成されたフランジ部が、第2保持要素52の軸方向一端部に係合することによって、LED31が装着される。これにより、LED31と第2保持要素52とは、位置ずれしない構成とされている。
位置決め固定機構53は、第1保持要素51の収容凹部M1内に第2保持要素52が収容された状態で、第2保持要素52を第1保持要素51に固定して、第1保持要素51のコリメートレンズ32に対して第2保持要素52のLED31を位置決めするものである。
具体的に位置決め固定機構53は、第1保持要素51に形成された第1当接部53aと、第2保持要素52に形成された第2当接部53bと、第1当接部53aに第2当接部53bが当接した状態で、第1保持要素51に第2保持要素52を固定する固定部53cとを備えている。
第1当接部53aは、第1保持要素51の収容凹部M1の底面53a1及び内側周面53a2により構成されている。ここで、収容凹部M1の底面53a1とは、コリメートレンズ32が設けられた側の面であり、当該底面53a1には、LED31からの光をコリメートレンズ32に導くために開口が形成されている。
また、第2当接部53bは、第2保持要素52の先端面53b1及び外側周面53b2により構成されている。ここで、第2保持要素52の先端面53b1とは、LED31が装着される軸方向一端部とは反対側である軸方向他端部の端面である。
このように構成された第1当接部53a及び第2当接部53bにより、測定セル収容筐体C1の壁に固定された第1保持要素51に対して第2保持要素52を位置決めすることができる。つまり、第1当接部53a及び第2当接部53bにより、LED31とコリメートレンズ32との距離が位置決めされるとともに、LED31の光軸とコリメートレンズ32の光軸とが同軸上に位置決めされる。より詳細には、第1当接部53aである底面53a1と第2当接部53bである先端面53b1とにより、LED31とコリメートレンズ32との距離が位置決めされ、第1当接部53aである内側周面53a2と第2当接部53bである外側周面53b2とにより、LED31の光軸とコリメートレンズ32の光軸とが同軸上に位置決めされる。
固定部53cは、第1保持要素51の側壁に形成された雌ねじ孔53c1と、当該雌ねじ孔53c1に螺合する固定用ねじ53c2とから構成される。本実施形態では、雄ねじ孔53c1が複数箇所に設けられているが、1箇所でも良い。そして、固定用ねじ53c2を捩じ込むことにより、固定用ねじ53c2の先端面が第2保持要素52の外側周面に接触して、第1当接部53aである内側周面53a2に対して第2当接部53bである外側周面53b2を押圧して固定する。つまり、固定部53cが設けられた位置と、第1当接部53aである内側周面53a2及び第2当接部53bである外側周面53b2が設けられた位置とは、互いに対向する位置関係となる。
さらに本実施形態の光学分析装置100は、図1に示すように、LED31から分光器41に至るまでの光路Lが測定セル2を通過する測定セル通過状態Pと、LED31から分光器41に至るまでの光路Lが測定セル2とは異なる領域を通過する測定セル非通過状態Qとの間で切り替え可能に構成されている。なお、測定セル非通過状態Qにおいては、第1反射部33及び第2反射部43の間の空間に、校正用フィルタ6を配置して、第1反射部33及び第2反射部43の間の光路Lが校正用フィルタ6を通過する構成としているが、第1反射部33及び第2反射部43の間の空間に何も無い構成として、第1反射部33及び第2反射部43の間の光路Lが空気を通過する構成としても良い。
測定セル通過状態Pと測定セル非通過状態Qとの間で切り替える構成としては、第1反射部33及び第2反射部43を移動させることが考えられる。ここで、第1反射部33及び第2反射部43が移動可能に構成されており、照射光学系3及び検出光学系4を構成するその他の光学要素は、測定セル通過状態P及び測定セル非通過状態Qの切り替えにおいて移動しないように固定されている。つまり、第1反射部材53及び第2反射部材54の移動のみにより、測定セル通過状態P及び測定セル非通過状態Qの切り替えが行われる。
このように構成した光学分析装置100によれば、従来のハロゲンランプ等の連続スペクトル光源よりも小型のLED31を用いており、当該LED31の光を光ファイバを用いることなく測定セル2に導いているので、照射光学系3の光源を小型化するとともに、照射光学系3の光ファイバを不要にすることができる。これにより、装置全体を小型化することができる。また、LED31は、ハロゲンランプ等の連続スペクトル光源よりも長寿命であり、また、寿命末期における光量低下の変化量が小さいので、例えば半導体製造プロセス等の製造処理プロセスを不意に中断しなければならない又は光学分析装置100を用いた連続測定を不意に中断しなければならないという不具合を解消することができる。
また、コリメートレンズ32が取り付けられる第1保持要素51に対して、LED31が取り付けられる第2保持要素52を着脱可能に設けているので、LED31単体を取り扱うよりも、LED31が取り付けられる第2保持要素52を取り扱う方が、取り扱いが簡単であり、LED31の交換を容易に行うことができる。また、第1保持要素51に対して第2保持要素52を位置決めして固定する位置決め固定機構53を備えているので、LED31の交換後において、測定セル2及びコリメートレンズ32等のその他の照射光学系3に対してLED31の位置決めを容易に行うことができる。
さらに、位置決め固定機構53が、第1保持要素51に形成された第1当接部53aと、第2保持要素52に形成された第2当接部53bと、第1当接部53aに第2当接部53bが当接した状態で固定する固定部53cとを備えているので、第1保持要素51と第2保持要素52との接触によって位置決めすることができるので、位置決め用の別の部品を不要にすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態では、照射光学系3は1つのLED31を有するものであったが、互いに波長の異なる複数のLEDと、複数のLED及び測定セル2の間に介在して設けられ、複数のLEDの光を合成して射出する光合成部とを備えるものであっても良い。
具体的には、図3に示すように、照射光学系3が、近赤外領域の波長の光を発する近赤外LED31aと、紫外領域の波長の光を発する紫外LED31bと、それらLED31a、31bの光を合成して射出する光合成部34を備える構成とすることができる。ここで、近赤外LED31aの光軸と、紫外LED31bの光軸とが、互いに直交するように配置されている。また、光合成部34は、近赤外LED31a又は紫外LED31bの一方の光を透過してコリメートレンズ32に導くとともに、近赤外LED31a又は紫外LED31bの他方の光を反射してコリメートレンズ32に導き、コリメートレンズ32に入射する近赤外LED31aの光の光軸と紫外LED31bの光の光軸を同軸上となるように合成するものである。具体的に光合成部34は、近赤外LED31aの光軸に対して45度傾斜するとともに、紫外LED31bの光軸に対して45度傾斜して設けられたビームスプリッタである。このビームスプリッタは、近赤外領域の波長の光を例えば80%以上透過するとともに、紫外領域の波長の光を例えば95%以上反射するものである。
ここで、近赤外LED31aの収差と、紫外LED31bの収差とは互いに異なるため、近赤外LED31aとビームスプリッタ34(又はコリメートレンズ32)との距離Daと、紫外LED31bとビームスプリッタ34(又はコリメートレンズ32)との距離Dbを個別に調整できるように構成されている。具体的には、検出光学系4の光ファイバ42の光導入端面に近赤外LED31aの光の焦点が位置するように距離Daを調整し、前記光ファイバ42の光導入端面に紫外LED31bの光の焦点が位置するように距離Dbを調整する。なお、このようにした場合、距離Daは距離Dbよりも大きくなる(Da>Db)。
また、前記実施形態では、LED31及びコリメートレンズ32を単一の保持部材により保持しているが、それぞれ分離して配置される部材に保持されるように構成しても良い。
さらに、照射光学系3が波長の異なるLEDを有する場合には、それらLEDの光を合成することなく、それらLEDのうちの一部のLEDの光を切り替えて照射するように構成しても良い。また、同一波長の光を発するLEDを複数備えたものであっても良い。
その上、保持部材5の構成は、前記実施形態に限られず、例えば図4に示すように構成しても良い。具体的には、第1保持要素51が、筐体C1側に固定される固定側要素部51xと、当該固定側要素部51xに対して着脱可能に設けられ、第2保持要素が着脱可能に設けられる取り外し側要素部51yとを有する。固定側要素部51x及び取り外し側要素部51yはともに、概略円筒形状をなすものである。そして、図4では、固定側要素部51xの内側周面に形成された雌ねじ部512mと、取り外し側要素部51yの外側周面に形成された雄ねじ部512nとの螺合構造512により、固定側要素部51xに対して取り外し側要素部51yが位置決め固定されるように構成されている。つまり、固定側要素部51xに対する取り外し側要素部51yの螺合方向(着脱方向)は、第1保持部材51の中心軸(第2保持要素52の中心軸又はLED31の光軸)に沿った方向である。なお、取り外し側要素部51yに対する第2保持要素52の取り付け構造は、前記実施形態と同様である。
このような構成において、LED31を交換する場合には、第2保持要素52が取り付けられた取り外し側要素部51yを固定側要素部51xから取り外した後に、固定部53の固定ねじ53c2を緩めることによって、取り外し側要素部51yから第2保持要素52を取り外す。これならば、筐体C1近傍で固定部53cの固定ねじ53c2を締めたり緩めたりする締緩作業を行わずに、筐体C1から取り外した状態で締緩作業を行うことができ、LED交換作業における作業性を向上させることができる。
また、前記実施形態の測定セル2は、1つのセル長を有する単一セルであったが、複数のセル長を有する単一セル又はセル長が互いに異なる複数の測定セルを有するものであっても良い。その詳細を図5に示す。なお、図5には、複数のセル長を有する単一セルを用いて構成した光学分析装置を示しており、測定セル下部がセル長の長い第1セル長部分であり、測定セル上部がセル長の短い第2セル長部分である。具体的にこの光学分析装置100は、各セル長毎に照射光学系3が設けられている。より詳細には、第1セル長部分にLED31からの光を照射する第1照射光学系3Aと、第2セル長部分にLED31からの光を照射する第2照射光学系3Bと、第1セル長部分を通過した光を検出する第1検出光学系4Aと、第2セル長部分を通過した光を検出する第2検出光学系4Bとを有している。
第1照射光学系3AのLED31と第2照射光学系3BのLED31とは別々に設けられており、例えば第1照射光学系3AのLED31の光の波長と第2照射光学系3BのLED31の光の波長とが互いに異なるといったように、各照射光学系3A、3BのLED31の種類を異ならせることが考えられる。また、第1照射光学系3A及び第2照射光学系3Bの第1反射部33は、同一部材により構成しても良いし、別々の部材により構成しても良い。なお、視準部32及び保持部材5は、各照射光学系3A、3B毎に設けられている。
また、第1検出光学系4A及び第2検出光学系4Bにおいては、分光器41が共用とされている。そして、第1検出光学系4Aの光ファイバ41の光導出部及び第2検出光学系4Bの光ファイバ41の光導出部と、分光器41の入射スリット41aとの間には、各光ファイバ41を通過した光を切り替えて選択的に分光器41に導入するための切り替え機構46が設けられている。この切り替え機構46は、各光ファイバ41の光導出部と入射スリット41aとの間に位置する遮断位置とそれらの間から退避した退避位置との間で移動可能に設けられたシャッタ部材を有している。また、第1検出光学4A及び第2検出光学系4Bの第2反射部43は、同一部材により構成しても良いし、別々の部材により構成しても良い。なお、第1集光部44及び第2集光部45は、各検出光学系4A、4B毎に設けられている。
前記実施形態では、薬液等の液体試料を分析するものについて説明したが、ガス試料を分析するものであっても良い。
その上、前記実施形態のLEDの他に、LEDチップ及び集光レンズが一体化されたものであっても良い。
加えて、前記実施形態の保持部材の第1保持要素は、筐体の側壁等の壁に固定されるものであったが、筐体に対して位置決められた中間部材に固定されるものであっても良い。ここで、中間部材は、筐体の側壁等の壁に位置決めして固定されるものであっても良いし、筐体とは別に設けられたものであっても良い。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・光学分析装置
2 ・・・測定セル
3 ・・・照射光学系
31 ・・・LED
32 ・・・視準部(コリメートレンズ)
4 ・・・検出光学系
41 ・・・分光器
42 ・・・光ファイバ
5 ・・・保持部材
51 ・・・第1保持要素
52 ・・・第2保持要素
53 ・・・位置決め固定機構
53a・・・第1当接部
53b・・・第2当接部
53c・・・固定部

Claims (5)

  1. 試料が収容される測定セルに光を照射する照射光学系と、
    前記測定セルを通過した光を検出する検出光学系とを備え、
    前記照射光学系が、LEDを有しており、当該LEDの光を光ファイバを用いることなく前記測定セルに導くものであり、
    前記検出光学系が、光ファイバ及び分光器を有しており、前記測定セルを通過した光を前記光ファイバを用いて前記分光器に導くものである光学分析装置。
  2. 前記LEDが保持部材により保持されており、
    前記保持部材が、前記測定セルを収容する筐体の壁又は前記筐体に対して位置決めされた中間部材に固定される第1保持要素と、当該第1保持要素に対して着脱可能に設けられ、前記LEDが取り付けられる第2保持要素と、前記第1保持要素に対して前記第2保持要素を位置決めして固定する位置決め固定機構とを備える請求項1記載の光学分析装置。
  3. 前記位置決め固定機構が、前記第1保持要素に形成された第1当接部と、前記第2保持要素に形成された第2当接部と、前記第1当接部に前記第2当接部が当接した状態で、前記第1保持要素に前記第2保持要素を固定する固定部とを備える請求項2記載の光学分析装置。
  4. 前記照射光学系が、互いに波長の異なる複数のLEDと、前記複数のLED及び前記測定セルの間に介在して設けられ、前記複数のLEDの光を合成して射出する光合成部とを備える請求項1乃至3の何れか一項に記載の光学分析装置。
  5. 前記複数のLEDが、近赤外領域の波長の光を発する近赤外LEDと、近紫外領域又は紫外領域の波長の光を発する紫外LEDとを含む請求項4記載の光学分析装置。
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