JP2003262583A - 生体光検出プローブおよびこれを用いた生体光検出装置 - Google Patents

生体光検出プローブおよびこれを用いた生体光検出装置

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JP2003262583A
JP2003262583A JP2002061558A JP2002061558A JP2003262583A JP 2003262583 A JP2003262583 A JP 2003262583A JP 2002061558 A JP2002061558 A JP 2002061558A JP 2002061558 A JP2002061558 A JP 2002061558A JP 2003262583 A JP2003262583 A JP 2003262583A
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living body
probe
biological
optical fiber
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JP2002061558A
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Toshiaki Anzaki
利明 安崎
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で小型化が容易なプローブを実現でき、
設置スペースの狭い検体上に多数設置可能にした生体光
検出プローブおよびこれを用いた生体光検出装置を提供
すること。 【解決手段】 生体光検出プローブ20は、屈折率分布
型ロッドレンズ21と、光ファイバ22を保持するキャ
ピラリ23と、これらを保持するチューブ24とを備え
る。光源から光ファイバ22で供給される光を屈折率分
布型ロッドレンズ21で集光して生体組織25に照射す
る。この照射光に対して生体組織25から得られる検出
光を屈折率分布型ロッドレンズ21により光ファイバ2
2に結合する。構成部品が少なく、構造が簡単であるの
で、安価な生体光検出プローブ20が得られる。また、
プローブ内にハーフミラーを設けていないので、小型化
が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光生体計測法によ
る生体組織等の検体の状態を検出する生体光検出プロー
ブおよびこれを用いた生体光検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】「光生体計測法」は、生体組織等の検体
に光を照射し、この照射光に対する検体からの応答、す
なわち反射光或いは蛍光等の発光によって検体の状態を
得る方法である。このような計測法を用いた従来の光計
測装置として、例えば共焦点型光検出系を用いたものが
特開平09−028697号公報に開示されている。こ
の光計測装置は、共焦点光学系を内蔵した図6に示すプ
ローブ11と、光源からの光をプローブ11に供給する
入射用光ファイバ12と、プローブ11からの検出光を
データの記憶・演算を行うコンピュータに送る検出用光
ファイバ13とを備えている。共焦点光学系は、2枚の
レンズ14,15と、両レンズ間に配置されたハーフミ
ラー16と、ピンホール17とからなる。
【0003】この光計測装置は、光源からの光は入射用
光ファイバ12によりハーフミラー16へ送られ、ハー
フミラー16で反射された光はレンズ14により集光さ
れて生体組織等の検体18に焦点を結ぶ。この焦点で反
射或いは散乱された光は、レンズ14により平行光にさ
れる。この平行光は、ハーフミラー16を透過してレン
ズ15によりピンホール17上に焦点を結び、検出用光
ファイバ13によりコンピュータに送られるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
光計測装置では、プローブ11は、2枚のレンズ14,
15と、両レンズ間に配置されたハーフミラー16と、
ピンホール17とからなる共焦点光学系を内蔵している
ので、構成部品が多く、構造が複雑である。このため、
プローブ11の製造コストが高くなってしまう。
【0005】また、検体18の近くに配置されるプロー
ブ11内に、入出射光を分離するハーフミラー16を設
けてあるので、プローブ11が大きくなってしまい、プ
ローブ11を小型化するのが困難である。このため、上
記光計測装置は、脳の活動などを検出する用途ではプロ
ーブ11を多数設置する必要があるので、そのような用
途には適さない。
【0006】また、上記光計測装置では、1つのプロー
ブ11に2本の光ファイバ12,13が接続されている
ので、多数のプローブを集積化するのが困難である。こ
のような理由によっても、上記光計測装置は、プローブ
11を多数設置する必要のある用途には適さない。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、その目的は、安価で小型化が容易
なプローブを実現でき、設置スペースの狭い検体上に多
数設置可能にした生体光検出プローブおよびこれを用い
た生体光検出装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の別の目的は、集積化を可能
にした生体光検出プローブおよびこれを用いた生体光検
出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、マイクロレンズと、光ファ
イバを保持するキャピラリとを備え、光源から前記光フ
ァイバで供給される光をマイクロレンズで集光して検体
に照射し、この照射光に対して検体から得られる検出光
を前記マイクロレンズにより光ファイバに結合するよう
に構成したことを要旨とする。
【0010】この構成によれば、マイクロレンズと、光
ファイバを保持するキャピラリとでプローブが構成され
るので、構成部品が少なく、構造が簡単である。このた
め、安価な生体光検出プローブが得られる。また、上記
従来技術のようにプローブ内に入出射光を分離するハー
フミラーを設けていないので、生体光検出プローブの小
型化が容易になる。また、小型のプローブを実現できる
ため、設置スペースが限られている検体上に多数の生体
光検出プローブを設置することができる。これにより、
脳の活動などを検出する場合のようにプローブを多数設
置する必要がある用途に適した生体光検出プローブを実
現できる。さらに、マイクロレンズをその焦点距離に応
じて検体に近接させることができ、検体に近接して設置
可能な生体光検出プローブを実現できる。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
生体光検出プローブにおいて、前記キャピラリには1本
の光ファイバが保持されており、該1本の光ファイバに
より、前記光源からの光を前記マイクロレンズに供給す
るとともに、同マイクロレンズから送られる前記検出光
を取り出すように構成したことを要旨とする。
【0012】この構成によれば、1つのプローブに使用
される光ファイバは1本で済むので、生体光検出プロー
ブの集積化が容易になる。これにより、多数設置する必
要のある用途により一層適した生体光検出プローブを実
現できる。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の生体光検出プローブにおいて、前記マイクロレン
ズは、屈折率分布型ロッドレンズであることを要旨とす
る。この構成によれば、素子径の小さい屈折率分布型ロ
ッドレンズをマイクロレンズとして用いるので、生体光
検出プローブをさらに集積化することができる。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか一項に記載の生体光検出プローブを用いた生体光
検出装置であって、前記照射光と検出光とを前記生体光
検出プローブから離れた位置で分離する光分離手段と、
光源と、光検出器とを備え、前記光源からの光を前記光
分離手段を介して前記照射光として前記光ファイバに供
給し、同光ファイバから送られる前記検出光が同光分離
手段を介して前記光検出器に送られるように構成されて
いることを要旨とする。
【0015】この構成によれば、安価な生体光検出プロ
ーブを用いるので、安価な生体光検出装置を実現でき
る。また、生体光検出プローブを検体に近接した位置に
設置可能な生体光検出装置を実現できる。また、小型の
生体光検出プローブを用いているので、設置スペースが
限られている検体上に多数の生体光検出プローブを設置
することができる。これにより、脳の活動などを検出す
る場合のように生体光検出プローブを多数設置する必要
がある用途に適した生体光検出装置を実現できる。
【0016】請求項5に係る発明は、請求項4に記載の
生体光検出装置において、前記生体光検出プローブを複
数個備えるとともに、これらの生体光検出プローブにそ
れぞれ対応する複数個の前記光分離手段を備え、前記光
源として少なくとも前記生体光検出プローブと同数の光
源を一体化した多チャンネル光源を用いているととも
に、前記光検出器として少なくとも前記生体光検出プロ
ーブと同数の光検出器を一体化した多チャンネル光検出
器を用いていることを要旨とする。
【0017】この構成によれば、生体光検出プローブを
多数設置する必要のある用途により一層適した生体光検
出装置を実現できる。請求項6に係る発明は、請求項5
に記載の生体光検出装置において、前記複数個の光分離
手段と、前記多チャンネル光源と、前記多チャンネル光
検出器とを、光モニタ装置として一体化したことを要旨
とする。
【0018】この構成によれば、複数個の生体光検出プ
ローブと光モニタ装置とが複数本の光ファイバを介して
接続されるので、検体から離れた位置で検体の状態を観
察できるとともに多チャンネル光源の光出力の調整が可
能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る生体光検出プ
ローブおよびこれを用いた生体光検出装置の各実施形態
を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態の説明に
おいて、同様の部位には同一の符号を付して重複した説
明を省略する。
【0020】[第1実施形態]図1は第1実施形態に係る
生体光検出プローブを示している。この生体光検出プロ
ーブ20は、マイクロレンズとしての屈折率分布型ロッ
ドレンズ21と、光ファイバ22を保持するキャピラリ
23と、これらを保持するチューブ24とを備えてい
る。屈折率分布型ロッドレンズ(以下、単に「ロッドレ
ンズ」という。)21とキャピラリ23は、チューブ2
4内に挿入して調芯した上で同チューブ内に固定されて
いる。
【0021】この生体光検出プローブ20は、光源(図
示省略)から光ファイバ22で供給される光をロッドレ
ンズ21で集光して検体である大脳皮質などの生体組織
25に照射する。そして、この照射光に対して生体組織
25から得られる検出光、すなわち生体組織25からの
反射光或いは蛍光等の検出光をロッドレンズ21により
光ファイバ22に結合するようになっている。
【0022】キャピラリ23には1本の光ファイバ22
が保持されている。この1本の光ファイバ22により、
光源からの光をロッドレンズ21に供給するとともに、
同ロッドレンズ21から送られる検出光を取り出すよう
になっている。
【0023】以上のように構成された第1実施形態に係
る生体光検出プローブ20によれば、以下の作用効果を
奏する。 (イ)ロッドレンズ21と、光ファイバ22を保持する
キャピラリ23と、これらを保持するチューブ24とで
生体光検出プローブ20が構成されるので、構成部品が
少なく、構造が簡単である。このため、安価な生体光検
出プローブが得られる。
【0024】(ロ)図6に示す上記従来技術のようにプ
ローブ内に入出射光を分離するハーフミラーを設けてい
ないので、生体光検出プローブの小型化が容易になる。 (ハ)小型の生体光検出プローブ20を実現できるた
め、設置スペースが限られている生体組織25上に多数
の生体光検出プローブ20を設置することができる。こ
れにより、脳の活動などを検出する場合のように生体光
検出プローブ20を多数設置する必要がある用途に適し
た生体光検出プローブ20を実現できる。
【0025】(ニ)ロッドレンズ21をその焦点距離に
応じて生体組織25に近接させることができ、生体組織
25に近接して設置可能な生体光検出プローブ20を実
現できる。
【0026】(ホ)1つの生体光検出プローブ20に使
用される光ファイバ22は1本で済むので、生体光検出
プローブ20の集積化が容易になる。これにより、多数
設置する必要のある用途により一層適した生体光検出プ
ローブ20を実現できる。
【0027】(ヘ)素子径の小さいロッドレンズ21を
マイクロレンズとして用いるので、生体光検出プローブ
20をさらに集積化することができる。図2は、図1に
示す生体光検出プローブ20を用いた第1実施形態に係
る生体光検出装置を示している。この生体光検出装置3
0は、生体光検出プローブ20の他に、照射光Aと検出
光Bとを生体光検出プローブ20から離れた位置で分離
する光分離手段としての光サーキュレータ31と、光源
32と、光検出器33とを備えている。光源32は、例
えばレーザダイオードで構成されている。この光源32
と光サーキュレータ31とは光ファイバ34で接続され
ている。また、光検出器33は、例えばフォトダイオー
ドで構成されている。この光検出器33と光サーキュレ
ータ31とは光ファイバ35で接続されている。
【0028】この生体光検出装置30は、光源32から
の光を光サーキュレータ31を介して照射光Aとして光
ファイバ22に供給し、同光ファイバ22から送られる
検出光Bが光サーキュレータ31を介して光検出器33
に送られるようになっている。この光検出器33を、例
えば、図示を省略した解析用パソコン(パーソナルコン
ピュータ)等と接続することで、同光検出器33の出力
に基づき解析用パソコンにより生体組織25についての
分析や各種診断等を行なうことができる。
【0029】以上のように構成された第1実施形態に係
る生体光検出装置30によれば、以下の作用効果を奏す
る。 (ト)安価な生体光検出プローブ20を用いるので、安
価な生体光検出装置30を実現できる。
【0030】(チ)生体光検出プローブ20を生体組織
25に近接した位置に設置可能な生体光検出装置30を
実現できる。 (リ)照射光Aと検出光Bとを生体組織25すなわち生
体光検出プローブ20から離れた位置で光サーキュレー
タ31により分離することができるので、生体光検出プ
ローブ20を小型にした生体光検出装置30を実現でき
る。
【0031】(ヌ)小型の生体光検出プローブ20を用
いているので、設置スペースが限られている生体組織2
5上に多数の生体光検出プローブ20を設置することが
できる。これにより、脳の活動などを検出する場合のよ
うに生体光検出プローブ20を多数設置する必要がある
用途に適した生体光検出プローブ20を実現できる。
【0032】(ル)光生体計測法による生体組織25等
の検体の状態を検出するのに広く使用可能である。すな
わち、生体組織25等の散乱体試料中の特定の点からの
光強度を計測することができ、例えば、大脳皮質などの
生体組織中の酸素飽和度などの計測を簡便に行なうこと
ができる。
【0033】図3は、図2に示す第1実施形態に係る生
体光検出装置30の変形例を示している。この変形例に
係る生体光検出装置30Aでは、図2に示す生体光検出
装置30において、光分離手段として光サーキュレータ
31に代えて光カプラ36が用いられている。その他の
構成は、図2の生体光検出装置30と同じである。この
変形例によっても、上記第1実施形態に係る生体光検出
装置30と同様の作用効果を奏することができる。
【0034】[ 第2実施形態]図4は、第2実施形態に
係る生体光検出装置30Bを示している。この生体光検
出装置30Bは、複数個(本例では3つ)の生体光検出
プローブ201〜203と、これらの生体光検出プローブ
と同数の光カプラ361〜363とを備えている。また、
この生体光検出装置30Bは、生体光検出プローブ20
1〜203と同数の光源および光検出器をそれぞれ一体化
した多チャンネル光源32Aおよび多チャンネル光検出
器33Aとを備えている。
【0035】複数個の生体光検出プローブ201〜203
は、例えば、複数個のロッドレンズを保持する1つのレ
ンズブロック(図示省略)と、複数個の光ファイバ22
1〜223を保持する1つのキャピラリとを一体化して構
成される。
【0036】多チャンネル光源32Aは、例えばレーザ
ダイオードアレイで構成されている。この多チャンネル
光源32Aの各レーザダイオードと各光カプラ361
363とは、それぞれ光ファイバ341〜343を介して
接続されている。また、多チャンネル光検出器33Aの
各検出部(各フォトダイオード)は、それぞれ光ファイ
バ351〜353を介して接続されている。この多チャン
ネル光検出器33Aを、例えば、図示を省略した解析用
パソコン等と接続することで、同光検出器33の出力に
基づき解析用パソコンにより生体組織25についての分
析や各種診断等を行なうことができる。
【0037】このように構成された第2実施形態によれ
ば、上記作用効果(ト)〜(ル)に加えて、以下の作用
効果を奏する。 (ヲ)生体光検出プローブ201〜203を多数設置する
必要のある用途により一層適した生体光検出装置30C
を実現できる。
【0038】[ 第3実施形態]図5は、第3実施形態に
係る生体光検出装置30Cを示している。この生体光検
出装置30Cは、複数個(本例では3つ)の光カプラ3
1〜363と、多チャンネル光源32Aと、多チャンネ
ル光検出器33Aとを、光モニタ装置40として一体化
したものである。その他の構成は、図4に示す上記生体
光検出装置30Bと同じである。
【0039】第3実施形態に係る生体光検出装置30C
によれば、複数個の生体光検出プローブ201〜203
光モニタ装置40とが複数本の光ファイバ221〜223
を介して接続されるので、生体組織25から離れた位置
でその状態を観察できるとともに多チャンネル光源32
Aの光出力の調整が可能になる。
【0040】[ 変形例]なお、この発明は以下のように
変更して具体化することもできる。 ・上記第1実施形態では、生体光検出プローブ20に1
つの屈折率分布型ロッドレンズ21を用いているが、同
ロッドレンズに代えて屈折率分布平板マイクロレンズを
2つ用いてもよい。この場合、光源から光ファイバ22
で供給される光を2つの平板マイクロレンズで集光して
生体組織25に照射し、この照射光に対して生体組織2
5から得られる検出光を両平板マイクロレンズにより光
ファイバ22に結合するように構成される。これと同様
の変更は、他の実施形態においても可能である。
【0041】・図4および図5に示す第2および第3実
施形態において、生体光検出プローブを「3」以外の複
数個備えた生体光検出装置にも本発明は適用可能であ
る。この場合、生体光検出プローブに接続される光ファ
イバおよび光カプラは、それぞれ生体光検出プローブの
数と同数だけ設けられることは言うまでもない。
【0042】・上記第2および第3実施形態では、複数
個の生体光検出プローブ201〜203を、複数個のロッ
ドレンズを保持する1つのレンズブロックと、複数個の
光ファイバ221〜223を保持する1つのキャピラリと
を一体化して構成しているが、このような構成に本発明
は限定されない。上記第1実施形態のようにロッドレン
ズ21とキャピラリ23とをチューブ24で一体化した
生体光検出プローブ20を同じケース内に複数個配置す
るようにしてもよい。
【0043】・上記第2および第3実施形態のように複
数個の生体光検出プローブを用いる場合には、生体組織
の表面に接する或いは近接するプローブ端を生体の形状
に沿って変形可能にするのが望ましい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、安価で小型化が容易な生体光検出プローブ
が得られる。また、脳の活動などを検出する場合のよう
にプローブを多数設置する必要がある用途に適した生体
光検出プローブを実現できる。さらに、検体に近接して
設置可能な生体光検出プローブを実現できる。
【0045】請求項4に係る発明によれば、安価で、生
体光検出プローブを検体に近接した位置に設置可能な生
体光検出装置を実現できる。また、小型の生体光検出プ
ローブを用いているので、脳の活動などを検出する場合
のように生体光検出プローブを多数設置する必要がある
用途に適した生体光検出装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る生体光検出プローブを示
す斜視図。
【図2】 図1のプローブを用いた第1実施形態に係る
生体光検出装置を示す概略構成図。
【図3】 同生体光検出装置の変形例を示す概略構成
図。
【図4】 第2実施形態に係る生体光検出装置を示す概
略構成図。
【図5】 第3実施形態に係る生体光検出装置を示す概
略構成図。
【図6】 従来の生体光検出プローブを示す概略構成
図。
【符号の説明】
20,201〜203…生体光検出プローブ、21…マイ
クロレンズとしての屈折率分布型ロッドレンズ、22,
221〜223…光ファイバ、23…キャピラリ、24…
チューブ、25…検体としての生体組織、30,30
A,30B,30C…生体光検出装置、31…光分離手
段としての光サーキュレータ、32…光源、32A…多
チャンネル光源、33…光検出器、33A…多チャンネ
ル光検出器、36…光分離手段としての光カプラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G043 AA01 AA03 BA09 BA16 CA09 EA01 FA05 GA01 GB01 GB28 HA01 HA05 HA15 KA09 LA01 2G059 AA01 AA05 BB12 CC07 CC16 EE02 EE07 FF06 GG01 GG03 JJ11 JJ17 JJ30 KK01 KK03 LL10 PP10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロレンズと、光ファイバを保持す
    るキャピラリとを備え、光源から前記光ファイバで供給
    される光をマイクロレンズで集光して検体に照射し、こ
    の照射光に対して検体から得られる検出光を前記マイク
    ロレンズにより光ファイバに結合するように構成したこ
    とを特徴とする生体光検出プローブ。
  2. 【請求項2】 前記キャピラリには1本の光ファイバが
    保持されており、該1本の光ファイバにより、前記光源
    からの光を前記マイクロレンズに供給するとともに、同
    マイクロレンズから送られる前記検出光を取り出すよう
    に構成したことを特徴とする請求項1に記載の生体光検
    出プローブ。
  3. 【請求項3】 前記マイクロレンズは、屈折率分布型ロ
    ッドレンズであることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の生体光検出プローブ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の生
    体光検出プローブを用いた生体光検出装置であって、 前記照射光と検出光とを前記生体光検出プローブから離
    れた位置で分離する光分離手段と、光源と、光検出器と
    を備え、 前記光源からの光を前記光分離手段を介して前記照射光
    として前記光ファイバに供給し、同光ファイバから送ら
    れる前記検出光が同光分離手段を介して前記光検出器に
    送られるように構成されていることを特徴とする生体光
    検出装置。
  5. 【請求項5】 前記生体光検出プローブを複数個備える
    とともに、これらの生体光検出プローブにそれぞれ対応
    する複数個の前記光分離手段を備え、前記光源として少
    なくとも前記生体光検出プローブと同数の光源を一体化
    した多チャンネル光源を用いているとともに、前記光検
    出器として少なくとも前記生体光検出プローブと同数の
    光検出器を一体化した多チャンネル光検出器を用いてい
    ることを特徴とする請求項4に記載の生体光検出装置。
  6. 【請求項6】 前記複数個の光分離手段と、前記多チャ
    ンネル光源と、前記多チャンネル光検出器とを、光モニ
    タ装置として一体化したことを特徴とする請求項5に記
    載の生体光検出装置。
JP2002061558A 2002-03-07 2002-03-07 生体光検出プローブおよびこれを用いた生体光検出装置 Pending JP2003262583A (ja)

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