JP2014142119A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスコンロの使用環境に応じた火力の小火力側への調整が可能で、しかも、炎の吹き消えが起こりにくい、使い勝手のよいガスコンロを提供する。
【解決手段】火力指令用操作部を手動操作することでコンロバーナの火力減少信号を出力する信号出力部と、火力減少信号に基づいて火力調整手段を駆動してコンロバーナの火力を設定最小火力に調整する手動操作火力制御を実行する制御手段と、コンロバーナの着火状態を検出する熱電対とを備え、最小火力減少許可モードが指令されたときに信号出力部から出力される信号に基づいて火力調整手段を駆動してコンロバーナの火力を設定最小火力より小さい火力に調整する最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行し、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中の熱電対の出力が消火検出用閾値より大きい値に設定された報知用閾値より小さいときに報知する。
【選択図】図6

Description

本発明は、火力指令用操作部を正方向及び逆方向に手動操作することでコンロバーナの火力の増大及び減少を指令する火力増加信号及び火力減少信号を出力する信号出力部と、この信号出力部から出力される信号が入力されこの信号に基づいて火力調整手段を駆動して前記コンロバーナの火力を予め設定された設定最大火力、及び、予め設定された設定最小火力に調整する手動操作火力制御を実行する制御手段と、前記コンロバーナの着火状態を検出する熱電対とを備え、前記熱電対の出力によって前記コンロバーナの着火を検出した後に前記熱電対の出力が所定の消火検出用閾値より小さい値に低下したときには前記コンロバーナの燃焼を停止するように構成されたガスコンロを備えたガスコンロに関する。
このようなガスコンロとして、正転方向及び逆転方向の回転操作に伴って調理用のコンロバーナの火力の増大及び減少を指令する回転操作部と、その回転操作部の回転操作に伴ってパルス信号を出力するように構成されたエンコーダとを備え、そのエンコーダから出力されるパルス信号に基づいて、回転操作部の回転操作方向並びに回転操作量を判別して、その判別した回転操作方向並びに回転操作量に対応させて火力調整手段を駆動してコンロバーナの火力を調整する制御手段とを備えたガスコンロが知られている。
(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のガスコンロにおいては、手動で火力を調整する際には火力指令用操作部を使用者が正方向及び逆方向に手動操作することで調理用のコンロバーナの火力の増大及び減少が行え、また、該ガスコンロに備える鍋底用の温度センサによる調理物の温度をフィードバックしながら自動で火力の調整を行う際にも、火力指令用操作部の操作状態に関わらず制御部により実行される自動調理に適した調理物の温度に応じた火力での調理が可能となり好都合である。
また、特許文献1のガスコンロは、コンロバーナの着火状態を検出する熱電対を備えており、調理容器としての鍋からの吹きこぼれに起因してコンロバーナが消火してしまった場合にも、コンロバーナへの燃料供給を遮断するなど制御が可能であり安全に使用できるように配慮されている。
特開2004−263929号公報
特許文献1のガスコンロは、火力指令用操作部によって手動で火力調整を行うものである。この種のガスコンロでは、火力指令用操作部により火力調整可能な火力調整範囲の下限が、ガスコンロが備えるコンロバーナの性能やコンロバーナにおける燃焼に関連する種々の部品の製造バラツキを考慮してガスコンロの製造者によって所定の最小火力に制限されている。
しかしながら、ガスコンロの使用環境によって、例えば、ガスの供給圧力が高い場合などには、上記所定の最小火力より小さい火力でコンロバーナの安定燃焼が可能であるにもかかわらず、上記所定の最小火力で調理を行わざるを得ないものであり改善が望まれていた。
さらに詳しく説明すると、この種のガスコンロでは、使用場所におけるガスの供給圧力が、定められた規定供給圧力範囲における最小圧力である場合を想定して、火力指令用操作部により火力調整可能な火力調整範囲の下限、つまり、ガスコンロにおける火力調整手段の小火力側への駆動位置が設定されるものであり、使用場所におけるガスの供給圧力が、定められた規定供給圧力範囲における最小圧力である場合にガスコンロにおける火力調整手段が設定最小火力用の駆動位置にあるときにもコンロバーナが安定に燃焼するように、使用者が火力を指令する回転操作部とガスコンロに備える制御部によって駆動される火力調整手段の駆動位置との対応関係が定められている。
すなわち、使用者が最小火力を希望して火力を指令する回転操作部を操作して最小火力を指令しても、ガスコンロに備える制御部は、ガスの供給圧力が最小圧力である場合にもコンロバーナが吹き消え等せず安定に燃焼する火力調整手段の駆動位置に火力調整手段を駆動するものである。したがって、例えば、使用場所におけるガスの供給圧力が定められた規定供給圧力範囲における最大圧力である場合には、ガスの供給圧力が最小圧力である場合に比べて大きな火力となり、さらに火力を減少してもコンロバーナが吹き消え等せず安定な燃焼が可能であるにもかかわらず、コンロバーナが吹き消え等せず安定に燃焼する最小の火力より大きい火力でガスコンロの使用せざるを得ないものであった。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、ガスコンロの使用環境に応じた火力の小火力側への調整が可能で、しかも、炎の吹き消えが起こりにくく、炎の吹き消えによる調理の中断が抑制できる、そして、火力指令用操作部の操作状態に関わらず制御部により実行される自動調理に適した火力での調理が可能な、使い勝手のよいガスコンロを提供する点にある。
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によるガスコンロは、火力指令用操作部を正方向及び逆方向に手動操作することでコンロバーナの火力の増大及び減少を指令する火力増加信号及び火力減少信号を出力する信号出力部と、この信号出力部から出力される信号が入力されこの信号に基づいて火力調整手段を駆動して前記コンロバーナの火力を予め設定された設定最大火力、及び、予め設定された設定最小火力に調整する手動操作火力制御を実行する制御手段と、前記コンロバーナの着火状態を検出する熱電対とを備え、前記熱電対の出力によって前記コンロバーナの着火を検出した後に前記熱電対の出力が所定の消火検出用閾値より小さい値に低下したときには前記コンロバーナの燃焼を停止するように構成されたガスコンロにおいて、前記コンロバーナの火力を前記設定最小火力より小さい火力に調整することを可能にする最小火力減少許可指令手段を備え、この最小火力減少許可指令手段によって最小火力減少許可モードが指令されたときに、前記制御手段は、前記信号出力部から出力される信号に基づいて前記火力調整手段を駆動して前記コンロバーナの火力を前記設定最小火力より小さい火力に調整することを可能にする最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行し、前記最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中の前記熱電対の出力が、前記消火検出用閾値より大きい値に設定された報知用閾値より小さいときに、報知することを特徴とする。
請求項1の構成とすることで、ガスコンロの使用環境に応じて最小火力減少許可モードを指令して最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行することで、火力指令用操作部により火力調整可能な火力調整範囲の下限を、前記設定最小火力より小さな増加最小火力に減少することができるから、使用場所におけるスの供給圧力が高い環境でガスコンロを使用した場合には、設定最小火力よりさらに火力を減少して火力を調整することができ、しかも、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中のコンロバーナの着火状態を検出する熱電対の出力が、所定の消火検出用閾値より大きい値に設定された報知用閾値より小さいときに報知するから、火力を減少させてコンロバーナの着火状態を検出する熱電対の出力が低下しても、この着火状態検出用熱電対の出力が所定の消火検出用閾値まで低下する前の、この着火状態検出用熱電対の出力が報知用閾値に低下した時点で、それ以上火力を減少させるとこの着火状態検出用熱電対の出力が消火検出用閾値より小さい値に低下してコンロバーナの燃焼が停止する蓋然性が高いことを使用者は認識することが出来るので、火力の過度の減少による炎の吹き消えによる調理の中断が抑制された使い勝手のよいガスコンロとすることができる。
また、請求項1の構成によるガスコンロは、火力指令用操作部を正方向及び逆方向に手動操作することでコンロバーナの火力の増大及び減少を指令する火力増加信号及び火力減少信号を出力する信号出力部と、この信号出力部から出力される信号が入力されこの信号に基づいて火力調整手段を駆動してコンロバーナの火力を予め設定された設定最大火力、及び、予め設定された設定最小火力に調整する手動操作火力制御を実行する制御手段を備えるので、火力指令用操作部の操作状態に関わらず制御手段により実行される自動調理に適した火力での調理が可能である。
つまり、例えば、ガスコンロに鍋底用の温度センサを備え、この鍋底用の温度センサによる調理物の温度をフィードバックしながら自動で火力の調整を行う際にも、火力指令用操作部の操作状態に関わらず、制御手段により実行される自動調理に適した調理物の温度に応じたガスコンロの火力への、火力調整が可能である。
要するに、請求項1の構成によって、ガスコンロに備える火力指令用操作部の操作状態に関わらず制御手段により実行される自動調理に適した火力での調理が可能であり、そして、ガスコンロの使用環境に応じた最小火力の小火力側への調整が可能で、しかも、炎の吹き消えが起こりにくく、炎の吹き消えによる調理の中断が抑制されたガスコンロとすることが可能となる。
請求項2に記載の発明によるガスコンロは、請求項1に記載のガスコンロにおいて、前記最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中において前記熱電対の出力が、前記消火検出用閾値より大きく前記報知用閾値より小さい牽制用閾値まで低下したときには、前記制御手段は、前記火力減少信号が入力されても前記火力調整手段を駆動しないことを特徴とする。
請求項2の構成とすることで、請求項1による効果に加え、最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行して、火力指令用操作部により火力調整可能な火力調整範囲の下限を、前記設定最小火力より小さな増加最小火力に減少する際に、コンロバーナの着火状態を検出する熱電対の出力が、消火検出用閾値より大きく報知用閾値より小さい牽制用閾値まで低下した時点で、使用者がそれ以上火力を減少させようとして火力指令用操作部を操作しても、火力調整手段が駆動されないので、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行時において、着火状態検出用熱電対の出力が消火検出用閾値より小さい値に低下してしまうことによる炎の吹き消えがさらに起こりにくく、炎の吹き消えによる調理の中断が一層抑制されたガスコンロとすることが可能となる。
つまり、請求項1の構成によって、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中において、着火状態検出用熱電対の出力が消火検出用閾値より大きい値の報知用閾値以下に低下した時点で、使用者はコンロバーナの燃焼が停止する蓋然性が高いことを認識することが出来ることに加えて、さらに使用者が火力指令用操作部を操作して火力を減少させて、着火状態を検出する熱電対の出力が、消火検出用閾値より大きい牽制用閾値まで低下した時点で、使用者が火力指令用操作部を操作して火力を減少させて火力減少信号が制御手段に入力されても制御手段は火力調整手段を駆動しないから、着火状態を検出する熱電対の出力が牽制用閾値まで低下した時点でそれ以上火力は減少されないことになる。
要するに、請求項2の構成によって、炎の吹き消えがさらに起こりにくく、炎の吹き消えによる調理の中断が一層抑制されたガスコンロとすることが可能となる。
請求項3に記載の発明によるガスコンロは、請求項1または請求項2に記載のガスコンロにおいて、前記最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中は、前記最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中でない場合と比べて、前記火力減少信号の変化量に対する前記火力調整手段の駆動量が小さく設定されることを特徴とする。
請求項3の構成とすることで、請求項1または請求項2による効果に加え、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中は、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中でない場合と比べて、火力減少信号の変化量に対する前記火力調整手段の駆動量が小さく設定されるから、火力の減少側への変化率を緩やかなものとすることができて、炎の吹き消えがさらに起こりにくくなり、炎の吹き消えによる調理の中断が一層抑制される。
要するに、請求項3の構成とすることで、請求項1または請求項2による効果に加え、炎の吹き消えがさらに起こりにくく、炎の吹き消えによる調理の中断が一層抑制されたガスコンロとすることが可能となる。
請求項4に記載の発明によるガスコンロは、請求項1から請求項3に記載のガスコンロの何れかにおいて、前記最小火力減少許可モードの解除指令を指令する解除指令手段が設けられ、前記制御手段は、前記最小火力減少許可指令手段にて前記最小火力減少許可モードが指令されると、前記解除指令手段にて前記解除指令が指令されるまで、前記最小火力減少許可時手動操作火力制御を継続して実行するように構成されていることを特徴とする。
請求項4の構成とすることで、請求項1から請求項3の何れかによる効果に加え、最小火力減少許可指令手段にて最小火力減少許可モードが指令されると、解除指令手段にて解除指令が指令されるまで、最小火力減少許可時手動操作火力制御が継続して実行されるものであるから、コンロバーナを使用するたびに、最小火力減少許可モードを指令する手間が省けるものとなって、一層使い勝手が良いものとなる。
つまり、使用者が、火力を設定最小火力より小さい火力に変更調整することを望む場合には、最小火力減少許可モードを指令することになるが、使用者が、火力を設定最小火力より小さい火力に変更調整することを望む状態は、継続するものであろうから、一旦、最小火力減少許可モードを指令すると、解除指令手段にて解除指令が指令されるまで、最小火力減少許可時手動操作火力制御を継続させることにより、使い勝手を一層向上させることができるのである。
要するに、本発明の第4特徴構成によれば、請求項1から請求項3の何れかによる作用効果に加えて、一層使い勝手を向上させることができるガスコンロを提供できる。
請求項5に記載の発明によるガスコンロは、請求項1から請求項4に記載のガスコンロの何れかにおいて、前記制御手段は、前記最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中であることを報知することを特徴とする。
請求項5の構成とすることで、請求項1から請求項4の何れかによる効果に加え、制御手段による最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中であることの報知によって、使用者は、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中であることを継続して認識できることになり、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中であるにも関わらず使用者が不用意に火力を減少させすぎて、着火状態検出用熱電対の出力が消火検出用閾値より小さい値に低下してしまうことによる炎の吹き消えがさらに起こりにくくなり、炎の吹き消えによる調理の中断が一層抑制される。

請求項1の発明によって、ガスコンロに備える火力指令用操作部の操作状態に関わらず制御手段により実行される自動調理に適した火力での調理が可能であり、そして、ガスコンロの使用環境に応じた最小火力の小火力側への調整が可能で、しかも、炎の吹き消えが起こりにくく、炎の吹き消えによる調理の中断が抑制されたガスコンロとすることが可能となる。
請求項2の発明によって、炎の吹き消えがさらに起こりにくく、炎の吹き消えによる調理の中断が一層抑制されたガスコンロとすることが可能となる。
請求項3の発明によって、炎の吹き消えがさらに起こりにくく、炎の吹き消えによる調理の中断が一層抑制されたガスコンロとすることが可能となる。
請求項4の発明によって、一層使い勝手を向上させることができるガスコンロとすることが可能となる。
請求項5の発明によって、炎の吹き消えによる調理の中断が一層抑制されたガスコンロとすることが可能となる。
本発明のガスコンロの一実施例としてのガスコンロの斜視図 同上のガスコンロの概略構成図 火力指令用操作部と信号出力部の構成を示す側面図 同上の操作状態を示す図 本発明のガスコンロの制御部による火力制御に係るサブルーチンのフローチャート 同上のガスコンロの制御部による火力減少制御に係るサブルーチンのフローチャート
以下、本発明に係る調理器用の火力設定装置を調理器の一例としてガスコンロに適用した場合について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、このガスコンロは、2つのコンロバーナ1a、1b(K)、および、グリルバーナ2(図2参照。)を具備するグリル部3を備えたテーブル式ガスコンロにて構成されている。そして、グリル部3の燃焼排ガスを排気するグリル排気口4が形成され、トッププレート5でガスコンロ上面が覆われており、トッププレート5の上部に、各コンロバーナ1a、1b(K)で加熱する被加熱物(鍋など)を載置支持するための五徳6が載置されている。また、ガスコンロ前側面には、各コンロバーナ1a、1b(K)及びグリルバーナ2の点火及び消火や火力調節を指令する手動操作部Sが設けられ、マイクロコンピュータを備えて各種の制御を実行するように構成された制御手段として制御部H(図3参照。)が、その手動操作部Sにて指令された運転状態に基づいて、コンロバーナ1a、1b(K)およびグリルバーナ2を制御するように構成されている。つまり、この実施形態ではコンロバーナ1a、1bが夫々、ガスを燃料とする場合の調理用のコンロバーナKを構成する。
図2に示すように、2つのコンロバーナ1a、1b(K)の夫々には、点火手段として点火プラグ7及び着火状態を検出する熱電対8が設けられおり、グリルバーナ2は上面バーナ2aと左右一対の下面バーナ2b,2cとを備えた両面バーナにて構成されて、上面バーナ2a及び左右一対の下面バーナ2b,2cの夫々にも点火手段として点火プラグ7及び着火状態を検出するための熱電対8が備えられている。又、各コンロバーナ1a、1b(K)には、五徳6にて載置支持された被加熱物の底面部に接触して、被加熱物の温度を検出する温度センサ10が設けられている。
2つのコンロバーナ1a、1b(K)およびグリルバーナ2へのガス供給構成について説明する。元ガス供給路11には元ガス電磁弁12が設けられ、この元ガス供給路11から、右側バーナ用分岐路13a、左側バーナ用分岐路13b、グリルバーナ用分岐路13cの3系統に分岐しており、グリルバーナ2へのグリルバーナ用分岐路13cは、さらに、上面バーナ用の分岐路と下面バーナ用分岐路とに分岐し、それらの分岐路には夫々、オリフィスof付きの流路15と開閉式電磁弁16を備えたバイパス路17とが設けられてある。そして、右側バーナ用分岐路13a、左側バーナ用分岐路13b、および、グリルバーナ用分岐路13cの夫々には、ステッピングモータの駆動によってガス流量を調整して各バーナの火力を調整する流量制御弁18が備えられている。
流量制御弁18は、駆動源としてのステッピングモータ(不図示)と、このステッピングモータによって駆動される流量調整機構(不図示)とを備えて構成されており、この実施形態では流量制御弁18が火力調整手段を構成する。
つぎに、前記手動操作部Sの構成について説明する。ガスコンロ前側面には、手動操作部Sとして、2つのコンロバーナ1a、1b(K)およびグリルバーナ2の夫々に対して各別に点火及び消火や火力調節を指令するための3つの加熱状態調節部28が設けられている。これら3つの加熱状態調節部28は同じ構成であるので、そのうちの左側コンロバーナ1bに対する加熱状態調節部28を代表として構成を説明し、他のものについての説明は省略する。
図3に示すように、ガスコンロの前面パネル29に形成した挿通孔30を通して裏面側から挿通する状態で円筒状の回転操作部31が設けられ、この回転操作部31は、図示しない位置保持機構によって押圧操作する毎に前面パネル29とほぼ面一になる非作用状態と前方に突出する作用状態とに切り換え自在に構成され、回転操作部31が前記作用状態に切り換えられているときに、正転方向及び逆転方向の夫々に回動操作可能となるように構成されている。
前面パネル29の内部には、回転操作部31が非作用状態にあるとオフ状態となり作用状態にあるとオン状態となる点火スイッチ32が設けてある。この点火スイッチ32の切り換え信号は制御部Hに入力されており、制御部Hはこの点火スイッチ32がオン状態に切り換わると左側コンロバーナ1bに対する点火作動を開始し、オフ状態に切り換わると左側コンロバーナ1bの燃焼作動を停止するように構成されている。
又、前記前面パネル29の内部には、回転操作部31の回転操作に伴ってパルス信号を出力するロータリーエンコーダ33が設けられている。つまり、このロータリーエンコーダ33の操作軸34に前記回転操作部31が一体回動自在に且つ軸芯方向での相対移動を許容する状態で接続されている。このロータリーエンコーダ33は、回転操作部31の一方向への回転操作に伴って2つのパルス信号のうちの一方のパルス信号が他方のパルス信号より位相が進み、回転操作部31の他方向への回転操作に伴って前記他方のパルス信号が前記一方のパルス信号より位相が進む状態で、回転操作部31の回転操作に伴って互いに異なる位相の2つのパルス信号を出力するように構成されている。つまり、このロータリーエンコーダ33は、2つの出力端子を備えており、その2つの出力端子から上述したような位相の異なるパルス信号が出力される構成である。このようなロータリーエンコーダ33は周知のものであるから詳細な構成については説明を省略する。
本実施形態では、上述の回転操作部31が火力指令用操作部を構成し、ロータリーエンコーダ33によって信号出力部を構成する。
図4に示すように、前記前面パネル29の外面側において前記各回転操作部31の周囲には火力を表示する複数のLEDランプ35を円弧状に並べた火力表示部36が設けてある。つまり、コンロバーナ1bの火力(火力)は、コンロバーナ1bの最大火力と最小火力の間に設定された複数の段数(本実施形態では10段)の内の一つの火力に調整設定可能になっている。
この火力表示部36は複数(本実施形態では10個)のLEDランプ35をレベルメータとして用いて回転操作部31にて設定された火力(火力)の段数大きさに応じた、いずれかのLEDランプ35を点灯させて表示する構成となっている。
そして、制御部Hは、前記ロータリーエンコーダ33から出力される前記パルス信号に基づいて、回転操作部31の回転操作方向が、コンロバーナ1bの火力(火力)の増大を指令する正方向であるのか、コンロバーナ1bの火力(火力)の減少を指令する逆方向であるのか、についての正逆並びに回転操作量を判別するとともに、その判別した回転操作方向並びに回転操作量に対応させて左側コンロバーナ1bの火力(火力)を増大または減少させて火力(火力)の段数を変更して調整する手動操作火力制御を実行することになるが、そのとき、ロータリーエンコーダ33から出力される2つのパルス信号のデータを予め定めた設定単位時間毎に繰り返し読み込み、その読み込まれた前記2つのパルス信号のデータにおけるデータパターンに基づいて、回転操作部31の回転操作方向並びに回転操作量を判別するように構成されている。
なお、最小火力減少モードスイッチZの操作によって最小火力減少許可モードを指令して、ロータリーエンコーダ33から出力される火力現象信号に基づいて流量制御弁18を駆動してコンロバーナ1bの火力を設定最小火力P1より小さい火力に調整することを可能にする最小火力減少許可時手動操作火力制御(後に詳述する。)を制御部Hが実行するまでの通常モードにおいては、コンロバーナ1b用の回転操作部31を操作してコンロバーナ1bの火力を減少させたときにも、コンロバーナ1bの火力は予め設定された設定最小火力P1より小さく変更調整できないように構成されている。この設定最小火力P1は、コンロバーナ1bの燃焼に関連する部品の製造バラツキやガスコンロに供給される燃料ガスの供給圧力の変動などを考慮して設定されている。
上述の最小火力減少許可時手動操作火力制御について説明する。
コンロバーナ1b用の回転操作部31の近傍には、コンロバーナ1bの火力を設定最小火力P1より小さく変更調整できようにするために、制御部Hに対して最小火力減少許可モードを指令する最小火力減少モードスイッチZ(図1、図4)を備える。この最小火力減少モードスイッチZが最小火力減少許可指令手段に相当する。
最小火力減少モードスイッチZを操作して、最小火力減少許可モードを指令すると、制御部Hは、ロータリーエンコーダ33から出力される火力現象信号に基づいて流量制御弁18を駆動してコンロバーナ1bの火力を設定最小火力P1より小さい火力に調整することを可能にする最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行する。
そして、最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行中においては、火力表示部36に備えるLED35(図1参照。)によって報知するように構成されている。具体的には、最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行していない場合にはLED35を点灯させてそのときの火力を表示するように構成されているが、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中は設定最小火力P1に相当するLED35を点滅させて最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中であることを使用者が認識できるように構成してある。
また、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中において、熱電対8の出力が報知用閾値(本実施形態では3mVに設定されている。)より小さいときには、ブザー37(図2参照。)によって報知するように構成されている。
つまり、最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行中である場合であるのか、最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行していない場合であるのかに関わらず、制御部Hに入力される熱電対8の出力が消火検出用閾値(本実施形態では1mVに設定されている。)より小さいときには、制御部Hは元ガス電磁弁12、および、流量制御弁18を駆動して燃料ガスの通流をしゃ断することでコンロバーナ1bの燃焼を停止するように構成されているが、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中においては、熱電対8の出力が、上記消火検出用閾値より大きい値に設定された報知用閾値(本実施形態では3mV。)より小さいときに報知するようにして、コンロバーナ1bの火力を減少しすぎることによって、熱電対8の出力が上記消火検出用閾値(本実施形態では1mV。)より小さくなり、コンロバーナ1bの燃焼が停止してしまうことを未然に防止している。
さらに、本実施形態においては、最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行中であっても、熱電対8の出力が牽制用閾値(本実施形態では2mVに設定されている。)以下まで低下したときには、回転操作部31が操作されてロータリーエンコーダ33から火力減少信号が入力されても流量制御弁18を駆動しないように構成されており、コンロバーナ1bの火力を減少しすぎることによって、熱電対8の出力が、上記消火検出用閾値(本実施形態では1mV。)より小さくなり、コンロバーナ1bの燃焼が停止してしまうことをより確実に防止している。
なお、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中においては、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中でない場合と比べて、ロータリーエンコーダ33から出力される火力減少用の信号パルス数に対する、流量制御弁18を駆動するステッピングモータの駆動ステップ数が少なくなるように構成されている。具体的には、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中でない場合は、ロータリーエンコーダ33から出力される火力減少用の信号パルス数と同じ数のステップ数だけ流量制御弁18を駆動するステッピングモータを駆動し、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中は、ロータリーエンコーダ33から出力される火力減少用の信号パルス数の2分の1のステップ数だけ流量制御弁18を駆動するステッピングモータを駆動するように構成されている。つまり、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中は、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中でない場合と比べて、火力減少信号の変化量に対する火力調整手段の駆動量が小さくなるように設定されている。
つぎに、最小火力減少モードスイッチZの指令に基づく最小火力減少許可時手動操作火力制御に関する制御部Hの制御動作について説明する。なお、本実施形態においては2つのコンロバーナ1bおよびグリルバーナ2のうち左側コンロバーナ1bに対して最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行するように構成されている場合を説明するが、右側コンロバーナ1aに対して最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行するように構成してもよく、また、左側コンロバーナ1bと右側コンロバーナ1aの両方のコンロバーナに対して最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行するように構成してもよく、本発明を適用するコンロバーナが本実施形態によって限定されるものではない。
図5、図6のフローチャートを用いて最小火力減少許可時手動操作火力制御を説明する。
先ず、図5のS101で最小火力減少モードスイッチZを操作(2秒以上の押圧操作)したかどうかが判定される。最小火力減少モードスイッチZを操作(2秒以上の押圧操作)された場合は、S102に進み、最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行中であるかどうかが判定される。S102で、最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行中でない、つまり、通常モードであると判定された場合は、S103に進み、最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行すべく、最小火力減少許可フラグ=1に設定し、火力表示LED35を点滅させてメインルーチンにリターンする。
なお、S102において最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行中であると判定された場合は、S104に進み、最小火力減少許可時手動操作火力制御を終了して通常モードに戻るべく、最小火力減少許可フラグ=0に設定し、火力表示LED35を点灯させてメインルーチンにリターンする。
また、S101で最小火力減少モードスイッチZを操作(2秒以上の押圧操作)したかどうかが判定され、最小火力減少モードスイッチZを操作(2秒以上の押圧操作)されていないと判定された場合は、なにも行わず、そのままメインルーチンにリターンする。
そして火力減少制御用サブルーチン(図6参照。)におけるS201で、ロータリーエンコーダ33から火力減少指令が入力されたかどうかが判定される。S201で、火力減少指令が入力されていないと判定された場合は、なにも行わず、そのままメインルーチンにリターンする。
S201で、ロータリーエンコーダ33から火力減少指令が入力されたと判定された場合は、S202に進み、火力調整手段の現在位置の火力が設定最小火力P1より大きいかどうかが判定される。S202で、火力調整手段の現在位置の火力が設定最小火力P1より大きいと判定された場合は、S208に進み、火力調整手段を火力減少側に減少指令ステップだけ駆動させる。ただし、S208においては、火力調整手段を火力減少側に駆動した後の火力調整手段の位置が設定最小火力P1に対応する位置よりガス量が少なくならないステップ数だけ駆動される。すなわち、S208において火力調整手段が駆動されて火力が減少しても、火力が設定最小火力未満となることが無いようにしてある。
S202で、火力調整手段の現在位置の火力が設定最小火力P1より大きくないと判定された場合は、S203に進み、最小火力減少許可フラグ=1であるかどうかが判定される。S203で最小火力減少許可フラグ=1でないと判定された場合は、なにも行わず、そのままメインルーチンにリターンする。
S203で最小火力減少許可フラグ=1であると判定された場合は、S204に進み、熱電対8の起電力が2mVより大きいかどうかが判定される。S204で熱電対8の起電力が2mVより大きくないと判定された場合は、なにも行わず、そのままメインルーチンにリターンする。つまり、S204で熱電対8の起電力が2mVより大きくないと判定された場合は、ロータリーエンコーダ33から火力減少信号が入力されても流量制御弁18を駆動しない。
S204で熱電対8の起電力が2mVより大きいと判定された場合は、S205に進み、熱電対8の起電力が3mVより小さいかどうかが判定される。S205で、熱電対8の起電力が3mV以上であると判定された場合は、S206に進み、ロータリーエンコーダ33から出力された火力減少指令ステップ数に0.5を乗じたステップだけ流量制御弁(火力調整手段)18を駆動した後メインルーチンにリターンする。
S205で、熱電対8の起電力が3mVより小さいと判定された場合は、S207に進み、ブザー37によって報知音「ピッピッピッ」を発して、S206に進み、ロータリーエンコーダ33から出力された火力減少指令ステップ数に0.5を乗じたステップだけ流量制御弁(火力調整手段)18を駆動した後メインルーチンにリターンする。つまり、熱電対8の起電力が3mVより小さいと判定された場合のみ、ブザー37によって報知音「ピッピッピッ」を発した後、ロータリーエンコーダ33から出力された火力減少指令ステップ数に0.5を乗じたステップだけ流量制御弁(火力調整手段)18を駆動した後メインルーチンにリターンする。
なお、本実施形態では上述のように、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中は、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中でない通常モードと比べて、火力減少信号の変化量すなわちロータリーエンコーダ33の火力減少信号のパルス数に対する流量制御弁18の駆動量が2分の1となるように小さく設定されて、使用者による火力の絞りすぎによる不用意なコンロバーナ1bの消火を防止している。
また、上述のように、本実施形態においては、最小火力減少モードスイッチZを操作(2秒以上の押圧操作)の操作により最小火力減少許可モードが指令されて、最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行した後は、再度最小火力減少モードスイッチZを操作(2秒以上の押圧操作)するまでは、最小火力減少許可時手動操作火力制御が継続して実行されるもので、最小火力減少モードスイッチZが最小火力減少許可モードの解除指令を指令する解除指令手段を兼用している。

〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中は火力表示部36に備えるLED35を点滅させて最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中であることを使用者が認識できるように構成してあるが、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中であることを報知する表示部を火力表示部36とは別に設けても良く、また、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中であることを光ではなくブザー音や音声によって報知するように構成してもよい。
(2)上記実施形態では、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中において、熱電対8の出力が報知用閾値より小さいときには、ブザー37によって報知するように構成されているが、音声によって報知してもよく、また、LEDなどを用いて光によって報知してもよい。
(3)上記実施形態では、回転操作部31が火力指令用操作部を構成するものであったが、火力指令用操作部は回転式である必要はなく、スライド操作式に構成するものでもよい。
(4)上記実施形態では、デジタル的にパルスを出力するロータリーエンコーダ33によって信号出力部が構成されているが、信号出力部として可変抵抗器を用いてアナログ信号を出力するように構成してもよい。
(5)上記実施形態では、本発明をテーブル式ガスコンロに適用した例について説明したが、ドロップインコンロにも適用可能である。
(6)上記実施形態では、ステッピングモータによって駆動される流量調整機構を備えた流量制御弁が火力調整手段を構成する場合を示したが、流量制御弁は、ステッピングモータによって駆動されるものに限定されず、ステッピングモータ以外の直流モータなどによって駆動されるように構成してもよい。
(7)上記実施形態では、最小火力減少許可モードが指令されて、最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行した後は、再度最小火力減少モードスイッチZを操作(2秒以上の押圧操作)するまでは、最小火力減少許可時手動操作火力制御が継続して実行されるように構成しているが、コンロバーナ1bの消火に伴って最小火力減少許可時手動操作火力制御を終了するように構成してもよい。
(8)上記実施形態においては、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中であっても、熱電対8の起電力が牽制用閾値(上記実施形態では2mV)より大きくないと判定された場合は、ロータリーエンコーダ33から火力減少信号が入力されても流量制御弁18を駆動しないように構成してあるが、最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中であれば熱電対8の起電力に関わらず、ロータリーエンコーダ33から火力減少信号が入力されたときに流量制御弁18を駆動するように構成してもよい。
(9)その他、本発明の実施するに当たり、本発明に必須の構成を備える範囲において、具体的な構成は適宜変更可能である。
18 流量制御弁(火力調整手段)
31 回転操作部(火力指令用操作部)
33 ロータリーエンコーダ(信号出力部)
36 火力表示部(報知手段1)
37 ブザー(報知手段2)
8 熱電対
H 制御部(制御手段)
K コンロバーナ
P1 設定最小火力
Z 最小火力減少モードスイッチ(最小火力減少許可指令手段)

Claims (5)

  1. 火力指令用操作部を正方向及び逆方向に手動操作することでコンロバーナの火力の増大及び減少を指令する火力増加信号及び火力減少信号を出力する信号出力部と、この信号出力部から出力される信号が入力されこの信号に基づいて火力調整手段を駆動して前記コンロバーナの火力を予め設定された設定最大火力、及び、予め設定された設定最小火力に調整する手動操作火力制御を実行する制御手段と、前記コンロバーナの着火状態を検出する熱電対とを備え、前記熱電対の出力によって前記コンロバーナの着火を検出した後に前記熱電対の出力が所定の消火検出用閾値より小さい値に低下したときには前記コンロバーナの燃焼を停止するように構成されたガスコンロにおいて、
    前記コンロバーナの火力を前記設定最小火力より小さい火力に調整することを可能にする最小火力減少許可指令手段を備え、この最小火力減少許可指令手段によって最小火力減少許可モードが指令されたときに、前記制御手段は、前記信号出力部から出力される信号に基づいて前記火力調整手段を駆動して前記コンロバーナの火力を前記設定最小火力より小さい火力に調整することを可能にする最小火力減少許可時手動操作火力制御を実行し、前記最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中の前記熱電対の出力が、前記消火検出用閾値より大きい値に設定された報知用閾値より小さいときに、報知することを特徴とするガスコンロ。
  2. 前記最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中において前記熱電対の出力が、前記消火検出用閾値より大きく前記報知用閾値より小さい牽制用閾値まで低下したときには、前記制御手段は、前記火力減少信号が入力されても前記火力調整手段を駆動しないことを特徴とする請求項1に記載のガスコンロ。
  3. 前記最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中は、前記最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中でない場合と比べて、前記火力減少信号の変化量に対する前記火力調整手段の駆動量が小さく設定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガスコンロ。
  4. 前記最小火力減少許可モードの解除指令を指令する解除指令手段が設けられ、
    前記制御手段は、前記最小火力減少許可指令手段にて前記最小火力減少許可モードが指令されると、前記解除指令手段にて前記解除指令が指令されるまで、前記最小火力減少許可時手動操作火力制御を継続して実行するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3に記載のガスコンロ。
  5. 前記制御手段は、前記最小火力減少許可時手動操作火力制御の実行中であることを報知することを特徴とする請求項1から請求項4に記載のガスコンロ。
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