JP2014141989A - 回転軸の軸受構造 - Google Patents
回転軸の軸受構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014141989A JP2014141989A JP2013009205A JP2013009205A JP2014141989A JP 2014141989 A JP2014141989 A JP 2014141989A JP 2013009205 A JP2013009205 A JP 2013009205A JP 2013009205 A JP2013009205 A JP 2013009205A JP 2014141989 A JP2014141989 A JP 2014141989A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thrust washer
- rotating shaft
- resin
- bearing structure
- base circle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
【解決手段】回転軸としての中間軸を、左ローラーベアリング、右ローラーベアリング及び樹脂製スラストワッシャー82Cによって支持する回転軸の軸受構造において、樹脂製スラストワッシャー82Cが樹脂製で環状に形成され、円環状のベース円部92Aと、ベース円部92Aに連なってベース円部92Aよりも径方向外側に突出する突出部92Bと、が形成されてなる。
【選択図】図7
Description
したがって、スラストワッシャーが径方向に膨潤しようとする場合に、突出部又は凹出部によって形成される膨出方向が干渉する部位によって膨潤が阻害されることにより、スラストワッシャーの径方向への膨潤量を抑えることができる。また、軸方向支持のためのスラストワッシャーを、膨潤が抑制できる樹脂製のスラストワッシャーとすることができるので、周囲部品とのクリアランス管理が容易になり、スラストワッシャーの径方向の寸法設計も容易に行うことができる。
なお、アウタスリーブ58aがインナスリーブ57aの外周を摺動するため、インナスリーブ57aの外周の摺動面には、耐摩耗性を向上させるための表面処理、例えばハードクロムメッキが施される。
また、回転速度が増加すると、駆動プーリ50では、複数のウエイトローラ50dが、遠心力により径方向外方に移動して、駆動側可動プーリ片50bを駆動側固定プーリ片50aに近づくように押圧し、両者間の溝幅が小さくなるように変更されるので、Vベルト52の巻き掛け半径は大きくなり、従動プーリ51では、スプリング61のばね力に抗して従動側可動プーリ片58が従動側固定プーリ片57から離れて、両者間の溝幅が大きくなるように変更されるので、Vベルト52の巻掛け半径は小さくなるため、変速比が小さくなる。
減速機Rは、変速機収容ケースC1を貫通した従動軸53の右端部に一体に形成された第1小ギヤ部72と、両端が変速機収容ケースC1及び減速機収容ケースC2にそれぞれ左ローラーベアリング76及び右ローラーベアリング77を介して回転可能に支持された中間軸71に設けられた(外嵌された)大径の第1減速ギヤ73及び中間軸71に一体に形成された小径の第2小ギヤ部74と、両端が変速機収容ケースC1及び減速機ケースC2にそれぞれ玉軸受78,79を介して回転可能に支持された後輪車軸4aに設けられた大径の第2減速ギヤ75と、で構成されている。
この減速機Rでは、第1小ギヤ部72が第1減速ギヤ73と、また第2小ギヤ部74が第2減速ギヤ75とそれぞれ噛合することで、従動軸53の回転が2段に減速されて後輪車軸4aに伝達される。
なお、本実施形態では、第1小ギヤ部72が従動軸53に一体に形成され、第2小ギヤ部74が中間軸71に一体に形成されるが、第1小ギヤ部72に相当する別体ギヤを従動軸53に設けてもよいし、第2小ギヤ部74に相当する別体ギヤを中間軸71に設けてもよい。
これによれば、樹脂製スラストワッシャー82C(金属製スラストワッシャー82A,82Bにも)周りに潤滑油を導きやすくなり、摩擦を低減することができる。さらに、樹脂製スラストワッシャー82Cが、膨潤が抑制できる樹脂製のスラストワッシャーなので、ガイドリブ90に極力近づけて当該スラストワッシャーを配置できるようになり、効率よく潤滑を行うことができる。また、樹脂製スラストワッシャー82Cが金属製スラストワッシャー82A,82Bに挟まれる場合は、樹脂製スラストワッシャー82Cに潤滑油が供給されにくくなるが、ガイドリブ90によって効率よく潤滑油を樹脂製スラストワッシャー82C等の周りに導きやすくなり、潤滑性が向上する。
76 左ローラーベアリング(軸受)
77 右ローラーベアリング(軸受)
82A,82B 金属製スラストワッシャー
82C 樹脂製スラストワッシャー(スラストワッシャー)
90 ガイドリブ
92A ベース円部
92B 突出部
C1 変速機収容ケース(ケース)
C2 減速機収容ケース(ケース)
Claims (8)
- 潤滑油で潤滑される空間内に配置される回転軸(71)と、
前記回転軸(71)の径方向支持を行う軸受(76,77)と、
前記回転軸(71)上に設けられるスラストワッシャー(82C)と、を備え、
前記回転軸(71)を、前記軸受(76,77)及び前記スラストワッシャー(82C)によって支持する回転軸の軸受構造において、
前記スラストワッシャー(82C)は、
樹脂製で環状に形成され、
円環状のベース円部(92A)と、前記ベース円部(92A)に連なって前記ベース円部(92A)よりも径方向外側に突出する突出部(92B)、又は、前記ベース円部(92A)に連なって前記ベース円部(92A)よりも径方向内側に凹出する凹部と、が形成されることを特徴とする回転軸の軸受構造。 - 前記突出部(92B)又は前記凹部は、前記スラストワッシャー(82C)の周方向に沿って複数形成されることを特徴とする請求項1に記載の回転軸の軸受構造。
- 前記回転軸(71)は、前記軸受(76,77)を介して前記空間を形成するケース(C1,C2)に支持され、
前記スラストワッシャー(82C)は、前記回転軸(71)に挿通されて前記ケース(C1,C2)及び前記回転軸(71)に対して回転可能に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転軸の軸受構造。 - 前記スラストワッシャー(82C)の軸方向両側に、円環状の金属製スラストワッシャー(82A,82B)が設けられることを特徴とする請求項3に記載の回転軸の軸受構造。
- 前記スラストワッシャー(82C)には、前記突出部(92B)が形成され、
前記突出部(92B)は、前記円環状の金属製スラストワッシャー(82A,82B)の径方向外周縁部よりも径方向外側に突出することを特徴とする請求項4に記載の回転軸の軸受構造。 - 前記ケース(C1,C2)には、前記スラストワッシャー(82C)の近傍に、前記潤滑油を該スラストワッシャー(82C)側へ向けて案内するガイドリブ(90)が設けられることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の回転軸の軸受構造。
- 前記突出部(92B)又は前記凹部は、周方向に沿って等間隔に複数形成されることを特徴とする請求項2に記載の回転軸の軸受構造。
- 前記スラストワッシャー(82C)には、前記突出部(92B)が形成され、
前記ベース円部(92A)と前記突出部(92B)とは、角部を有するようにして屈曲し、連続することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の回転軸の軸受構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013009205A JP6071579B2 (ja) | 2013-01-22 | 2013-01-22 | 回転軸の軸受構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013009205A JP6071579B2 (ja) | 2013-01-22 | 2013-01-22 | 回転軸の軸受構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014141989A true JP2014141989A (ja) | 2014-08-07 |
JP6071579B2 JP6071579B2 (ja) | 2017-02-01 |
Family
ID=51423449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013009205A Active JP6071579B2 (ja) | 2013-01-22 | 2013-01-22 | 回転軸の軸受構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6071579B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102082958B1 (ko) * | 2019-01-30 | 2020-03-02 | (주)선영에스티 | 경제성이 우수한 용융아연도금 부분방지제 및 이의 제조방법 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6081345U (ja) * | 1983-11-10 | 1985-06-05 | 日産自動車株式会社 | 可変速プ−リ− |
JPH0381447U (ja) * | 1989-12-08 | 1991-08-20 | ||
JP2001090819A (ja) * | 1999-09-22 | 2001-04-03 | Aisin Ai Co Ltd | 変速機の潤滑装置 |
JP2001099276A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-04-10 | Jatco Transtechnology Ltd | トロイダル型無段変速機のアイドラベアリング潤滑構造 |
-
2013
- 2013-01-22 JP JP2013009205A patent/JP6071579B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6081345U (ja) * | 1983-11-10 | 1985-06-05 | 日産自動車株式会社 | 可変速プ−リ− |
JPH0381447U (ja) * | 1989-12-08 | 1991-08-20 | ||
JP2001090819A (ja) * | 1999-09-22 | 2001-04-03 | Aisin Ai Co Ltd | 変速機の潤滑装置 |
JP2001099276A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-04-10 | Jatco Transtechnology Ltd | トロイダル型無段変速機のアイドラベアリング潤滑構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6071579B2 (ja) | 2017-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN106461036B (zh) | 无级变速器主动带轮 | |
CN106461035B (zh) | 无级变速器的主动带轮 | |
CN101244748B (zh) | 动力单元和跨乘式车辆 | |
US7611430B2 (en) | Transmission system for a bicycle, and bicycle incorporating same | |
US8075432B2 (en) | Engine unit and straddle type vehicle | |
JP5030492B2 (ja) | ベルト式無段変速機および鞍乗型車両 | |
JP2007127255A (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP2006123791A (ja) | 自動二輪車 | |
US5992355A (en) | Power unit of a saddle-seat vehicle | |
US7434645B2 (en) | Swing arm structure in motorcycle | |
JP5047746B2 (ja) | 小型車両のパワーユニット | |
JP2008215506A (ja) | 無段変速装置およびそれを備えた鞍乗型車両 | |
JP6071579B2 (ja) | 回転軸の軸受構造 | |
US5975041A (en) | Oil intake structure of an engine | |
JP5286976B2 (ja) | エンジンのオイル供給構造 | |
JP5039341B2 (ja) | 回転電機、エンジン及び鞍乗型車両 | |
EP2546550B1 (en) | Transmission apparatus and saddle type vehicle including the same | |
JP2006168468A (ja) | 自動二輪車用パワーユニットおよび自動二輪車 | |
EP1375909A2 (en) | Pinion-shaft support structure for starter in power unit | |
JP4627067B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP2014145455A (ja) | Vベルト式無段変速機 | |
JP4781335B2 (ja) | 車両搭載パワーユニット | |
JP2009079756A (ja) | Vベルト式無段変速機 | |
JP2007146801A (ja) | ベルト式無段変速機を備えたエンジン | |
JP4939459B2 (ja) | Vベルト式無段変速機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160809 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161005 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161227 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6071579 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |