JP2014141317A - ベルトコンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で高真空源等を用いることなく、搬送物及び搬送ベルト間の摩擦力を増大させることができ、搬送物の高速搬送を可能とするベルトコンベアを提供する。
【解決手段】搬送ベルト1と、負圧発生機構2とを備え、吸入スリット3が、搬送物Wの底面に対して所定距離離間させて形成されており、搬送時において当該吸入スリット3からの空気の吸入が継続されており、前記搬送物Wの底面の少なくとも一部と前記対向面Pとの間に前記吸入スリット3へと向かって流れる吸い込み流れFを形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送ベルト上に載置された太陽電池基板やガラス基板等を搬送するためのベルトコンベアに関するものである。
近年、太陽電池基板の検査工程においては検査効率の向上やタクトアップを目的として、従来よりもさらに高速で太陽電池基板を搬送することが求められている。このような太陽電池基板の搬送には、例えば、基板の上面を吸着することによるロボット搬送や、平ベルト、丸ベルト、タイミングベルト、ウォーキングビーム式等によるコンベア搬送や、ベルヌーイチャックによる搬送装置が用いられているが、搬送速度を従来よりも高速化した場合、慣性によって太陽電池基板が所望の位置からずれないようにしたり、搬送装置と太陽電池基板が接触して太陽電池基板に割れや欠けが発生することや、太陽電池基板に汚れがつくことなどを防いだりすることは非常に難しい。
ところで、太陽電池基板の搬送とは異なるが、フラットパネルディスプレイに用いられるガラス基板の搬送においては、同様に搬送効率の向上やタクトアップを目的として、例えばガラス基板を搬送ベルトに吸着しつつ搬送する吸着ベルトコンベアを用いることが提案されている。
このような吸着ベルトコンベアの一例としては、特許文献1に記載されているものが挙げられる。このものは、無端状の搬送ベルトと、前記搬送ベルトに形成された多数の吸着孔と、前記吸着孔の位置に対応する同形状の開口部を多数具備し、前記搬送ベルトの内側に設けられる真空チャンバと、前記真空チャンバの内部を真空に保つための真空源とを備え、前記搬送ベルト上に緩衝材を介して載置されたガラス基板を前記吸着孔により吸着しつつ、搬送ベルトを駆動して搬送するようにしたものである。
しかしながら、特許文献1に記載されているように搬送ベルトに対して搬送物であるガラス基板を吸着する場合、前記真空チャンバ内を高真空に保たなければならず、真空源も排気容量が大きいものを選定する必要があり、搬送装置としては非常に大がかりで高価なものになってしまうという問題がある。また、ガラス基板の搬送位置に対応する吸着孔から十分な吸着力を得られるようにするには、搬送位置ごとに小部屋を形成し、高真空に保たれる小部屋を順次切り替える等の複雑な制御を行う必要がある。
特開2010−36999号公報
本発明は上述したような問題を鑑みてなされたものであり、簡単な構成で高真空源等を用いることなく、搬送物及び搬送ベルト間の摩擦力を増大させることができ、搬送物の高速搬送を可能とするベルトコンベアを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の請求項1に係るベルトコンベアは、載置面に対して搬送物の一部がはみ出ている状態で当該搬送物が載置される搬送ベルトと、前記搬送ベルトからはみ出ている前記搬送物の底面の少なくとも一部と対向するように設けられた対向面を有する負圧チャンバと、前記対向面において前記搬送ベルトの搬送方向に延びて開口する吸入スリットと、前記負圧チャンバ内を負圧に保つ負圧源とを具備する負圧発生機構とを備え、前記吸入スリットが、前記搬送物の底面に対して所定距離離間させて形成されており、搬送時において当該吸入スリットからの空気の吸入が継続されており、前記搬送物の底面の少なくとも一部と前記対向面との間に前記吸入スリットへと向かって流れる吸い込み流れが形成されていることを特徴とする。
このようなものであれば、前記吸入スリットが前記搬送物に対して直接接触せずに所定距離離間させて形成されているので、搬送物を吸着するのではなく、搬送物の底面側を大気圧よりも圧力が低い負圧の状態を形成することができる。したがって、搬送物の上側と底面側との圧力差によって搬送物を搬送ベルトに押し付けることができる。
また、前記吸い込み流れが前記搬送物の底面の少なくとも一部と前記対向面との間に形成されているので、この隙間を流れる吸い込み流れによってもベルヌーイの原理によって搬送物を搬送ベルト側へと押し付ける力を発生させることができる。
これらのことから、載置されている搬送物が搬送ベルトに対して十分に押し付けられるので、搬送物と搬送ベルト間の摩擦力を大きくすることができ、搬送物の高速搬送が可能となる。
さらに、搬送物を搬送ベルトに対して吸着せずに、圧力差や吸い込み流れよって搬送物が搬送ベルトに対して押し付けられるように構成されているので、前記負圧源の排気容量を大きくしなくても十分な摩擦力を得ることができ、ベルトコンベアを簡単な構成で安価に構成することができる。
負圧源の排気容量を大きくせずに、さらに効率よく搬送物を搬送ベルトに対して押し付ける力を得られ、摩擦力を大きくできるようにするには、請求項2に係る発明のように前記負圧チャンバ内に、前記吸入スリットへと連通する絞り構造が形成されていればよい。
搬送物の底面側に形成される負圧による搬送物の搬送ベルトへの押し付け効果と、吸い込み流れによる搬送物の搬送ベルトへの押し付け効果を好適に得ることができるようにするための具体的な構成としては、請求項3に係る発明のように前記搬送物が前記吸入スリット側へと吸いつけられている状態において、前記吸入スリットが、前記搬送物の底面に対して搬送ベルトの厚さ以下分だけ離間させて形成されていればよい。
搬送物が搬送ベルト上に安定して押さえつけられるようにするとともに、単一の負圧源によって効率よく吸入スリットから空気が吸入されるようにするための具体的な構成としては、請求項4に係る発明のように前記載置面に対して垂直な方向から見た場合に、前記吸入スリットが前記搬送ベルトの両側を挟むように一対形成されており、前記負圧チャンバが、当該負圧チャンバの内外を仕切る筐体隔壁と、前記筐体隔壁内を前記搬送方向に仕切る仕切り隔壁とを具備し、前記筐体隔壁及び前記仕切り隔壁によって、前記負圧源が接続される負圧源接続口及び前記吸入スリットの一方が開口する第1負圧室と、前記仕切り隔壁に形成され、前記第1負圧室に連通する連通口と前記吸入スリットの他方が開口する第2負圧室とが形成されているものが挙げられる。また、前記搬送ベルトが一対設けられている場合には、前記吸入スリットは各搬送ベルトの内側のみに形成されていてもよいし、各搬送ベルトの外側だけに設けられていてもよい。
前記負圧発生機構による搬送物の搬送ベルトへの押し付け効果を必要な分だけ得られるようにしつつ、ベルトコンベアとしての安価に構成できるようにするには、請求項5に係る発明のように前記負圧源が、前記負圧チャンバ内から外部へと気体を排気する排気ファンであればよい。
このように本発明のベルトコンベアであれば、搬送物を搬送ベルトで吸着するのではなく、搬送物の底面側を負圧にすることにより大気圧との圧力差を利用するとともに、負圧発生機構における対向面と搬送物との間に流れる吸い込み流れによる引き付け効果によって搬送物を搬送ベルトに対して押し付けることができる。したがって、吸着を維持するほどの真空圧を発生させなくても、搬送物及び搬送ベルト間の摩擦力を大きくして高速搬送を可能とすることができる。また、負圧発生機構において高真空を保つ必要がないので、その構造を簡素で安価なものにすることができる。
本発明の一実施形態に係るベルトコンベアの模式的斜視図。 同実施形態における搬送物を外し、吸い込み流れの一部を示した模式的斜視図。 同実施形態における第2負圧室内の吸い込み流れを示す模式的分解斜視図。 同実施形態における第1負圧室及び第2負圧室内の吸い込み流れを示す模式的分解斜視図。 同実施形態における横断面及び吸い込み流れを示す模式的断面図。 同実施形態における吸入スリット部分を拡大した模式的断面図。
本発明の一実施形態について図1乃至6を参照しながら説明する。
本実施形態のベルトコンベア100は、図1に示すように搬送物として太陽電池基板Wを搬送するために用いられるものであって、概略直方体形状の外観をなすものであり、その上面に載置された太陽電池基板Wを所定の搬送方向に搬送するように構成してある。なお、ここでいう搬送方向とは図1に示すように正逆を含む概念であり、本実施形態のベルトコンベア100は、双方向に太陽電池基板Wを搬送可能に構成してある。
すなわち、このベルトコンベア100は、搬送方向に対して水平方向に垂直な方向に概略太陽電池基板Wの寸法よりも小さい距離だけ離間して並列に設けられた一対の搬送ベルト1と、前記搬送ベルト1の上面である載置面P4に載置された太陽電池基板Wの底面側に負圧を発生させるための概略直方体形状の負圧発生機構2とから構成してある。
また、搬送ベルト1は前記負圧発生機構2内に一部が収容されるように設けてあり、前記負圧発生機構2において搬送物である太陽電池基板Wの底面と対向する対向面Pに対して、前記搬送ベルト1の載置面P4が所定寸法だけ上面側に突出するように配置している。したがって、太陽電池基板Wが前記搬送ベルト1の載置面P4に載置された状態においては、太陽電池基板Wと前記負圧発生機構2の対向面Pとの間には隙間が形成されることになる。
各部について説明する。
前記搬送ベルト1は、図1乃至3に示すように無端状に形成された合成樹脂製のものであって、3つの駆動用プーリー11に巻きかけてあり、さらに、1つのテンション調整用プーリー12と、1つの固定用プーリー13とを備えたものである。前記駆動用プーリー11のいずれか1つを駆動輪として、搬送ベルト1を搬送方向に回転させるようにしてある。この搬送ベルト1の幅寸法は太陽電池基板Wの寸法と比べて小さく設定してあり、太陽電池基板Wが載置された際に接触する部分を必要最小限とするようにするとともに、太陽電池基板Wの底面の大部分が搬送ベルト1からはみ出るようにしてある。
前記負圧発生機構2は、図2の太陽電池基板Wを除いた斜視図に示すように、上面中央部が搬送方向にV字状に延びる凹部が形成された概略直方体形状をなすものであって、前記搬送ベルト1からはみ出ている前記搬送物の底面の少なくとも一部と対向するように設けられた対向面Pを有する負圧チャンバ21と、前記対向面Pにおいて前記搬送ベルト1の搬送方向に延びて開口する吸入スリット3と、前記負圧チャンバ21内を負圧に保つ負圧源22とを具備する。
前記負圧チャンバ21は、図2乃至5に示すように、搬送方向に延びる隔壁によってその筐体及び内部構造が形成してあるものであり、負圧チャンバ21の内外を仕切る筐体隔壁4と、筐体隔壁4内を搬送方向に仕切る仕切り隔壁5とから構成してある。
より具体的には、前記筐体隔壁4は負圧チャンバ21の上面中央部のV字状凹部を形成するV字板41と、負圧チャンバ21の各側面を形成する一対の側面板42と、負圧チャンバ21の底面を形成する底面板43とからなる。また、前記V字板41の搬送物側には、前記太陽電池基板Wの底面と平行であり、搬送方向に延びる一対の第1細帯状部P1が形成してある。さらに、前記側面板42の搬送物側にも、前記太陽電池基板Wの底面と平行であり、搬送方向に延びる第2細帯状部P2が形成してある。これらの第1細帯状部P1及び第2細帯状部P2が前記対向面Pをなしている。
また、前記仕切り隔壁5は、断面が概略L字状のものであって前記V字板41と前記側面板42との間に挿入されているものであって、図4の分解斜視図に示すようにその搬送物側に搬送方向に延びる太陽電池基板Wの底面と平行な太帯状部P3が形成してある。
前記吸入スリット3は、図2乃至5に示すように前記載置面P4に対して垂直な方向から見た場合に、1つの搬送ベルト1に対してその両側を挟むように一対ずつ、計4本形成してある。すなわち、各搬送ベルト1間の内側に形成された吸入スリット3である内側吸入スリット31は、前記第1細帯状部P1と前記太帯状部P3との間に形成してあり、各搬送ベルト1の外側に形成された吸入スリット3である外側吸入スリット32は、前記第2細帯状部P2と前記太帯状部P3との間に形成してある。
図5及び図6の断面図に示すように、前記吸入スリット3は、前記搬送物の底面に対して所定距離離間させて形成してあり、本実施形態では、概略搬送ベルト1の厚さ分程度だけわずかに離間させてある。なお、前記吸入スリット3と搬送物の底面との離間距離については搬送ベルト1の厚みに応じて適宜設定すればよい。より具体的には、搬送物である太陽電池基板Wが吸入スリット3側へと吸いつけられている状態、すなわち、搬送時で吸入が行われている状態において、前記吸入スリット3と、搬送物の底面との間に搬送ベルト1の厚み以下分の隙間が形成されるように前記所定距離は設定してある。このように隙間を形成することにより、前記搬送物と前記負圧発生機構2とが搬送時において接触することを防ぐとともに、後述する吸い込み流れFによる吸いつけ効果を好適に得て、搬送物を搬送ベルト1に対して十分に押し付けられるようになる。
次に各吸入スリット3と連通する負圧チャンバ21内の各部屋について説明する。図5に示すようにこの負圧チャンバ21の横断面を視た場合において、筐体隔壁4及び仕切り隔壁5によって、中央部に概略M字状の第1負圧室C1と、前記第1負圧室C1の両側にI字状の第2負圧室C2が隣接して形成してある。
この第1負圧室C1は、図4及び図5に示すように前記負圧源22が接続される負圧源接続口44及び前記内側吸入スリット31が開口しているものである。図5に示されるように第1負圧室C1内においては、前記V字板41と、前記仕切り隔壁5とによって前記内側吸入スリット31側ほどその容積が小さくなるようにして絞り構造が形成してある。この絞り構造、すなわち、前記V字板41の外側壁の傾斜に沿って吸入スリット3から吸い込まれた空気が流れるので効率よく空気を流すことができる。したがって、前記負圧源22の排気容量をそれほど大きくしなくても前記内側吸入スリット31における吸引力を向上させることができる。
前記第2負圧室C2は、前記仕切り隔壁5に形成された前記第1負圧室C1に連通する連通口51と前記吸入スリット3の他方である外側吸入スリット32が開口する部屋である。また、この第2負圧室C2内に前記搬送ベルト1及び各プーリーが収容されるようにしてある。
前記負圧源22は、所定の排気容量を有する排気ファンであって前記第1負圧室C1内から空気を排気することによって、図2乃至図6に示すような前記吸入スリット3からの空気の吸い込みを発生させ、吸い込み流れFを形成するものである。この負圧源22は、搬送時においては常時継続して駆動しており、図2等に示すように常に吸入スリット3からの空気の吸い込みが発生し、吸い込み流れFが形成されるようにしてある。
次に負圧発生機構2において形成される吸い込み流れFについて詳述する。
図2に示すように負圧発生機構2の上部における前記対向面Pに沿って、内側吸入スリット31及び外側吸入スリット32に空気が流入することになる。図3及び図5に示すように外側吸入スリット32から吸入された空気は前記第2負圧室C2内を上部から下部へと流れた後に、前記連通口51を介して前記第1負圧室C1内へと流入する。また、図4及び図5に示すように内側吸入スリット31から吸入された空気は前記第1負圧室C1内を上部から下部へと流れた後、前記第2負圧室C2から流れてきた空気の流れと合流したのちに、前記第1負圧室C1の底面中央部にある負圧源接続口44へと流れ、前記負圧チャンバ21の外部へと排気される。
さらに図6の拡大図を参照して、各吸入スリット3近傍における吸い込み流れFについて詳述する。図6に示されるように、対向面Pと太陽電池基板Wの底面との間の隙間には吸い込み流れFが形成されており、この隙間を流れる空気によってベルヌーイの原理により太陽電池基板Wが前記搬送ベルト1の載置面P4側へと引き付けられる力が発生する。また、前記各吸入スリット3からの吸引が行われていることによって太陽電池基板Wの底面側の周囲雰囲気は負圧となるので、太陽電池基板Wの上面側の大気圧との差圧によって太陽電池基板Wが搬送ベルト1の載置面P4に対して押し付けられることになる。
このように本実施形態のベルトコンベア100によれば、搬送方向に延びる吸入スリット3が前記太陽電池基板Wの底面に対してわずかに離間させて設けてあるので、吸い込み流れFによる引き付け効果と、太陽電池基板Wの底面側の雰囲気が負圧に保たれることによる大気圧との差圧による押し付け効果を得ることができ、太陽電池基板Wを搬送ベルト1に対して吸着しなくても十分な押し付け効果を得ることができる。
したがって、太陽電池基板Wと搬送ベルト1との間に大きな摩擦力を発生させることができるので、高速搬送する場合でも停止時における慣性による位置ずれ等を防ぐことができる。言い換えると、太陽電池基板Wと搬送ベルト1との間に大きな摩擦力を発生させられるので、従来に比べて搬送時において高加速度での加速、減速を実現でき、搬送効率を格段に向上させることができる。
また、ベルトに対して太陽電池基板Wを吸着していないので、前記負圧発生機構2において真空度を高く保つ必要がなく、排気ファンの排気によって実現される程度の負圧で十分な摩擦力を得られる。このため、前記負圧発生機構2の構成を簡便で安価なものとすることができる。
その他の実施形態について説明する。
前記実施形態では、搬送物の一例として太陽電池基板Wを挙げたが、本発明のベルトコンベア100の搬送物はその他のものであってもかまわない。このましい搬送物の形状としては、差圧による押し付け効果を得やすい軽量で平坦な底面を有する扁平形状のものが挙げられる。
また、搬送物の大きさや形状によっては前記搬送ベルト1は必ずしも一対用意する必要はなく、例えば1つの搬送ベルト1でベルトコンベア100を構成してもかまわない。
加えて、吸入スリット3は搬送ベルト1の一方側にのみ設けるようにしてもかまわない。この場合、前記負圧チャンバ21は第1負圧室C1のみを有したものとして構成すればよい。また、搬送距離をより大きくしたい場合には、前記実施形態のベルトコンベア100を直列に並べればよい。
その他、本発明の趣旨に反しない限りにおいて様々な変形や、実施形態の組み合わせを行ってもかまわない。
100・・・ベルトコンベア
1 ・・・搬送ベルト
2 ・・・負圧発生機構
21 ・・・負圧チャンバ
22 ・・・負圧源
3 ・・・吸入スリット
4 ・・・筐体隔壁
5 ・・・仕切り隔壁
C1 ・・・第1負圧室
C2 ・・・第2負圧室
F ・・・吸い込み流れ
P ・・・対向面
W ・・・搬送物(太陽電池基板)

Claims (5)

  1. 載置面に対して搬送物の一部がはみ出ている状態で当該搬送物が載置される搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトからはみ出ている前記搬送物の底面の少なくとも一部と対向するように設けられた対向面を有する負圧チャンバと、前記対向面において前記搬送ベルトの搬送方向に延びて開口する吸入スリットと、前記負圧チャンバ内を負圧に保つ負圧源とを具備する負圧発生機構とを備え、
    前記吸入スリットが、前記搬送物の底面に対して所定距離離間させて形成されており、
    搬送時において当該吸入スリットからの空気の吸入が継続されており、前記搬送物の底面の少なくとも一部と前記対向面との間に前記吸入スリットへと向かって流れる吸い込み流れが形成されていることを特徴とするベルトコンベア。
  2. 前記負圧チャンバ内に、前記吸入スリットへと連通する絞り構造が形成されている請求項1記載のベルトコンベア。
  3. 前記搬送物が前記吸入スリット側へと吸いつけられている状態において、前記吸入スリットが、前記搬送物の底面に対して搬送ベルトの厚さ以下分だけ離間させて形成されている請求項1記載のベルトコンベア。
  4. 前記載置面に対して垂直な方向から見た場合に、前記吸入スリットが前記搬送ベルトの両側を挟むように一対形成されており、
    前記負圧チャンバが、当該負圧チャンバの内外を仕切る筐体隔壁と、前記筐体隔壁内を前記搬送方向に仕切る仕切り隔壁とを具備し、
    前記筐体隔壁及び前記仕切り隔壁によって、前記負圧源が接続される負圧源接続口及び前記吸入スリットの一方が開口する第1負圧室と、前記仕切り隔壁に形成され、前記第1負圧室に連通する連通口と前記吸入スリットの他方が開口する第2負圧室とが形成されている請求項1乃至3いずれかに記載のベルトコンベア。
  5. 前記負圧源が、前記負圧チャンバ内から外部へと気体を排気する排気ファンである請求項1乃至4いずれかに記載のベルトコンベア。
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