JP2014139100A - 接着シート繋ぎ装置および接着シート繋ぎ方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】オペレータの作業の増加および装置の大型化を招くことなく、第1および新接着シートを確実に繋ぐことができる接着シート繋ぎ装置を提供する。
【解決手段】接着シート繋ぎ装置1は、旧接着シートAS1を保持する第1保持手段3と、新接着シートAS2を保持する第2保持手段4と、旧接着シートAS1および新接着シートAS2のうち旧接着シートAS1の第1接着剤層AD1と、新接着シートAS2の第2基材シートBS2との一部領域を重ね合わせる重合手段5と、少なくとも旧接着シートAS1に切り込みを設け、折り返し可能な折返し部を形成する切込形成手段7と、折返し部を折り返すことで、当該折返し部に位置する旧接着シートAS1の第1接着剤層AD1を新接着シートAS2の第2接着剤層AD2に貼付する貼付手段8とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】接着シート繋ぎ装置1は、旧接着シートAS1を保持する第1保持手段3と、新接着シートAS2を保持する第2保持手段4と、旧接着シートAS1および新接着シートAS2のうち旧接着シートAS1の第1接着剤層AD1と、新接着シートAS2の第2基材シートBS2との一部領域を重ね合わせる重合手段5と、少なくとも旧接着シートAS1に切り込みを設け、折り返し可能な折返し部を形成する切込形成手段7と、折返し部を折り返すことで、当該折返し部に位置する旧接着シートAS1の第1接着剤層AD1を新接着シートAS2の第2接着剤層AD2に貼付する貼付手段8とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、接着シート繋ぎ装置および接着シート繋ぎ方法に関する。
従来、第1シート体(旧接着シート)の後端部と接着テープが設けられた第2シート体(新接着シート)の先端部とを重ね合わせ、この重ね合わせた箇所を圧接し、接着テープを介して第1シート体と第2シート体とを接合する接合装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のような従来の装置で基材シートの一方の面に接着剤層が設けられた接着シートを繋ぐ場合、新および旧接着シートを重ね合わせ、新接着シートの接着剤層を旧接着シートの基材シートに貼付して繋ぐことが考えられる。しかしながら、基材シートの他方の面には、接着剤層が強固に接着してしまわないように樹脂コーティングや粗面処理等の非接着処理が施されていることがあり、搬送中に繋いだ接着シートが分離してしまうという不都合がある。
本発明の目的は、旧および新接着シートを確実に繋ぐことができる接着シート繋ぎ装置および接着シート繋ぎ方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の接着シート繋ぎ装置は、基材シートの一方の面に接着剤層が設けられた旧接着シートおよび新接着シートそれぞれの延出方向を一致させた状態で、これらの一部領域を重ね合わせて繋ぐ接着シート繋ぎ装置において、前記旧接着シートを保持する第1保持手段と、前記新接着シートを保持する第2保持手段と、前記旧接着シートおよび前記新接着シートのうち一方の接着シートの前記接着剤層と、他方の接着シートの前記基材シートとの一部領域を重ね合わせる重合手段と、前記旧接着シートおよび前記新接着シートのうち少なくとも一方の接着シートに切り込みを設け、折り返し可能な折返し部を形成する切込形成手段と、前記折返し部を折り返すことで、当該折返し部に位置する前記一方の接着シートの接着剤層を前記他方の接着シートの接着剤層に貼付する貼付手段とを備えている、という構成を採用している。
一方、本発明の接着シート繋ぎ方法は、基材シートの一方の面に接着剤層が設けられた旧接着シートおよび新接着シートそれぞれの延出方向を一致させた状態で、これらの一部領域を重ね合わせて繋ぐ接着シート繋ぎ方法において、前記旧接着シートを保持する工程と、前記新接着シートを保持する工程と、前記旧接着シートおよび前記新接着シートのうち一方の接着シートの前記接着剤層と、他方の接着シートの前記基材シートとの一部領域を重ね合わせる工程と、前記旧接着シートおよび前記新接着シートのうち少なくとも一方の接着シートに切り込みを設け、折り返し可能な折返し部を形成する工程と、前記折返し部を折り返すことで、当該折返し部に位置する前記一方の接着シートの接着剤層を前記他方の接着シートの接着剤層に貼付する工程とを備えている、という構成を採用している。
以上のような本発明によれば、少なくとも一方の接着シートに形成した折返し部を折り返し、一方の接着シートの接着剤層と他方の接着シートの接着剤層とを貼付するため、旧および新接着シートを確実に繋ぐことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態において基準となる図を挙げることなく、例えば、上、下、左、右、または、前、後といった方向を示した場合は、全て図1を正規の方向(付した番号が適切な向きとなる方向)から観た場合を基準とし、上、下、左、右方向が紙面に平行な方向であり、前が紙面に直交する手前方向、後が紙面に直交する奥側方向とする。
また、本明細書および特許請求の範囲において、「旧接着シート」および「新接着シート」は、2本の接着シートを接続するにあたって、相対的に先に繰り出して利用される方を「旧接着シート」、後に繰り出して利用される方を「新接着シート」とする。また、新接着シートを繰り出して当該新接着シートの終端縁に次の接着シートを接続する場合、当該新接着シートが旧接着シートとなり、次の接着シートが新接着シートとなる。
なお、本実施形態において基準となる図を挙げることなく、例えば、上、下、左、右、または、前、後といった方向を示した場合は、全て図1を正規の方向(付した番号が適切な向きとなる方向)から観た場合を基準とし、上、下、左、右方向が紙面に平行な方向であり、前が紙面に直交する手前方向、後が紙面に直交する奥側方向とする。
また、本明細書および特許請求の範囲において、「旧接着シート」および「新接着シート」は、2本の接着シートを接続するにあたって、相対的に先に繰り出して利用される方を「旧接着シート」、後に繰り出して利用される方を「新接着シート」とする。また、新接着シートを繰り出して当該新接着シートの終端縁に次の接着シートを接続する場合、当該新接着シートが旧接着シートとなり、次の接着シートが新接着シートとなる。
図1において、接着シート繋ぎ装置1は、帯状の第1および第2基材シートBS1、BS2の一方の面に第1および第2接着剤層AD1、AD2が設けられた旧および新接着シートAS1、AS2それぞれの延出方向を一致させた状態で、これらの一部領域AWを重ね合わせて繋ぐ接着シート繋ぎ装置において、旧および新接着シートAS1、AS2が巻回された巻芯RT1、RT2を支持する支持手段2と、旧接着シートAS1を保持する第1保持手段3と、新接着シートAS2を保持する第2保持手段4と、旧接着シートAS1および新接着シートAS2のうち旧接着シートAS1の第1接着剤層AD1(一方の接着シートの接着剤層)と、新接着シートAS2の第2基材シートBS2(他方の接着シートの基材シート)との一部領域AWを重ね合わせる重合手段5と、旧接着シートAS1を切断して旧接着シートAS1に後端縁AS12を形成する切断手段6と、旧接着シートAS1および新接着シートAS2のうち少なくとも旧接着シートAS1(一方の接着シート)に切り込みCU(図2(A)参照)を設け、折り返し可能な折返し部AS10(図2(A)参照)を形成する切込形成手段7と、折返し部AS10を折り返すことで、折返し部AS10に位置する旧接着シートAS1の第1接着剤層AD1を新接着シートAS2の第2接着剤層AD2(他方の接着シートの接着剤層)に貼付する貼付手段8とを備えている。
なお、この接着シート繋ぎ装置1で繋がれた旧および新接着シートAS1、AS2は、例えば、当該旧および新接着シートAS1、AS2を図示しない被貼付体に貼付する所謂シート貼付装置や、旧および新接着シートAS1、AS2を所定の長さで別の巻芯に巻き替える所謂巻替装置等の他の装置10に繰り出される。
なお、この接着シート繋ぎ装置1で繋がれた旧および新接着シートAS1、AS2は、例えば、当該旧および新接着シートAS1、AS2を図示しない被貼付体に貼付する所謂シート貼付装置や、旧および新接着シートAS1、AS2を所定の長さで別の巻芯に巻き替える所謂巻替装置等の他の装置10に繰り出される。
支持手段2は、駆動機器としての回動モータ21の出力軸22によって回動可能に支持されるアーム23と、アーム23の一端において駆動機器としての第1回動モータ24の図示しない出力軸に支持された第1支持ローラ25と、アーム23の他端において駆動機器としての第2回動モータ26の図示しない出力軸に支持された第2支持ローラ27とを備えている。
第1および第2保持手段3、4は、図示しない減圧ポンプや真空エジェクタなどの減圧手段に連通する保持面32、42を有する第1および第2保持プレート31、41で構成されている。
重合手段5は、上下一対の駆動機器としての直動モータ51、52を備え、その出力軸53、54で第1および第2保持プレート31、41をそれぞれ支持している。
切断手段6は、駆動機器としてのリニアモータ61のスライダ62に支持された切断刃63を備えている。
重合手段5は、上下一対の駆動機器としての直動モータ51、52を備え、その出力軸53、54で第1および第2保持プレート31、41をそれぞれ支持している。
切断手段6は、駆動機器としてのリニアモータ61のスライダ62に支持された切断刃63を備えている。
切込形成手段7は、上下一対の駆動機器としての直動モータ71、72と、直動モータ71の出力軸73に支持されたプレート75と、プレート75に支持され、重合手段5側に開口を有する平面視略コ字状の切込形成刃76と、直動モータ72の出力軸74に支持された受け板77とを備えている。
貼付手段8は、プレート75の下面に開口を有する通路81に配管82を介して接続された加圧ポンプやタービン等の第1気体供給手段83と、ノズル84に配管85を介して接続された加圧ポンプやタービン等の第2気体供給手段86とを備えている。
以上の接着シート繋ぎ装置1において、旧接着シートAS1および新接着シートAS2の一部領域AWを重ね合わせて繋ぐ手順を説明する。
先ず、他の装置10が旧接着シートAS1を繰り出している間に、オペレータまたは図示しない接着シート供給手段が新接着シートAS2を巻回した巻芯RT2を第2支持ローラ27に取り付け、当該新接着シートAS2を引き出し、その先端縁AS21を第2保持プレート41の保持面42の右端縁に位置させる。そして、第2保持手段4が図示しない減圧手段を駆動し、第2保持プレート41で新接着シートAS2を吸着保持する。その後、旧接着シートAS1の残量が少なくなったことが図示しないセンサや撮像手段等の検知手段で検知されると、他の装置10による旧接着シートAS1の繰り出しが停止する。その後、重合手段5が直動モータ51を駆動し、第1保持プレート31を下降させて保持面32を基材シートBS1に当接させた後、第1保持手段3が図示しない減圧手段を駆動し、旧接着シートAS1を吸着保持する。次いで、切断手段6がリニアモータ61を駆動し、切断刃63を後方向に移動させ、旧接着シートAS1を切断し、図2(A)に示すように、後端縁AS12を形成する。そして、切断手段6が再度リニアモータ61を駆動し、切断刃63を前方向に移動させ、元の位置に復帰させるとともに、支持手段2が第1回動モータ24を駆動し、旧接着シートAS1を巻芯RT1に巻き取る。
先ず、他の装置10が旧接着シートAS1を繰り出している間に、オペレータまたは図示しない接着シート供給手段が新接着シートAS2を巻回した巻芯RT2を第2支持ローラ27に取り付け、当該新接着シートAS2を引き出し、その先端縁AS21を第2保持プレート41の保持面42の右端縁に位置させる。そして、第2保持手段4が図示しない減圧手段を駆動し、第2保持プレート41で新接着シートAS2を吸着保持する。その後、旧接着シートAS1の残量が少なくなったことが図示しないセンサや撮像手段等の検知手段で検知されると、他の装置10による旧接着シートAS1の繰り出しが停止する。その後、重合手段5が直動モータ51を駆動し、第1保持プレート31を下降させて保持面32を基材シートBS1に当接させた後、第1保持手段3が図示しない減圧手段を駆動し、旧接着シートAS1を吸着保持する。次いで、切断手段6がリニアモータ61を駆動し、切断刃63を後方向に移動させ、旧接着シートAS1を切断し、図2(A)に示すように、後端縁AS12を形成する。そして、切断手段6が再度リニアモータ61を駆動し、切断刃63を前方向に移動させ、元の位置に復帰させるとともに、支持手段2が第1回動モータ24を駆動し、旧接着シートAS1を巻芯RT1に巻き取る。
その後、重合手段5が直動モータ52を駆動し、新接着シートAS2を保持した第2保持プレート41を上昇させ、図1中二点鎖線で示すように、第1および第2保持プレート31、41で旧および新接着シートAS1、AS2を挟持することで、旧接着シートAS1の第1接着剤層AD1と新接着シートAS2の第2基材シートBS2との一部領域AWを重ね合わせる。次いで、切込形成手段7が直動モータ71、72を駆動し、プレート75および受け板77を図1中二点鎖線で示す位置に移動させることで、図2(A)に示すように、旧接着シートAS1を貫通する略コ字状の切り込みCUを形成する。
その後、切込形成手段7が直動モータ71、72を駆動し、プレート75および受け板77を図1中実線で示す位置に復帰させる。また、第2保持手段4が図示しない減圧手段の駆動を停止した後、重合手段5が直動モータ52を駆動し、第2保持プレート41を図1中実線で示す位置に復帰させる。このとき、新接着シートAS2は、図2(B)に示すように、第1保持プレート31で吸着保持された旧接着シートAS1の接着剤層AD1により支持された状態となる。
次いで、貼付手段8が第1気体供給手段83を駆動し、折返し部AS10に対し第1気体CG1を上方から吹き付け、図2(B)中実線で示すように折返し部AS10の先端側を下方に曲げた後、第2気体供給手段86を駆動し、下方に曲げられた折返し部AS10に対し、第2気体CG2を右方から吹き付ける。これにより、先端縁AS21を覆うように折返し部AS10が折り返され、折返し部AS10の第1接着剤層AD1が新接着シートAS2の第2接着剤層AD2に貼付される。その後、重合手段5が直動モータ52を駆動し、同図(B)中二点鎖線で示すように、第2保持プレート41を上昇させ、折返し部AS10の第1接着剤層AD1と新接着シートAS2の第2接着剤層AD2とを確実に貼付する。
なお、折返し部AS10が折り返されて新接着シートAS2に貼付されると、旧接着シートAS1に開口が形成されるので、当該開口を図示しない検知手段が検知することで旧および新接着シートAS1、AS2の繋ぎ部分を検出することができる。
次いで、貼付手段8が第1気体供給手段83を駆動し、折返し部AS10に対し第1気体CG1を上方から吹き付け、図2(B)中実線で示すように折返し部AS10の先端側を下方に曲げた後、第2気体供給手段86を駆動し、下方に曲げられた折返し部AS10に対し、第2気体CG2を右方から吹き付ける。これにより、先端縁AS21を覆うように折返し部AS10が折り返され、折返し部AS10の第1接着剤層AD1が新接着シートAS2の第2接着剤層AD2に貼付される。その後、重合手段5が直動モータ52を駆動し、同図(B)中二点鎖線で示すように、第2保持プレート41を上昇させ、折返し部AS10の第1接着剤層AD1と新接着シートAS2の第2接着剤層AD2とを確実に貼付する。
なお、折返し部AS10が折り返されて新接着シートAS2に貼付されると、旧接着シートAS1に開口が形成されるので、当該開口を図示しない検知手段が検知することで旧および新接着シートAS1、AS2の繋ぎ部分を検出することができる。
次いで、第1保持手段3が図示しない減圧手段の駆動を停止し、旧接着シートAS1の吸着保持を解除する。そして、重合手段5が直動モータ51、52を駆動し、第1および第2保持プレート31、41を図1中実線で示す位置に復帰させた後、支持手段2が回動モータ21を駆動し、アーム23を回転させ、第1支持ローラ25と第2支持ローラ27との位置を入れ替える。この状態で、他の装置10を駆動することにより、旧接着シートAS1に連続して新接着シートAS2が繰り出され、新接着シートAS2が旧接着シートAS1となって繰り出されるようになる。
その後、オペレータまたは図示しない接着シート供給手段が、巻芯RT1を第1支持ローラ25から取り外し、図示しない巻芯に巻回された次の接着シートを新接着シートAS2として以後上記同様の動作を繰り返す。
その後、オペレータまたは図示しない接着シート供給手段が、巻芯RT1を第1支持ローラ25から取り外し、図示しない巻芯に巻回された次の接着シートを新接着シートAS2として以後上記同様の動作を繰り返す。
以上のような実施形態によれば、旧接着シートAS1(一方の接着シート)に形成した折返し部AS10を折り返し、旧接着シートAS1(一方の接着シート)第1接着剤層AD1と新接着シートAS2(他方の接着シート)の第2接着剤層AD2とを貼付するため、旧および新接着シートAS1、AS2を確実に繋ぐことができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、切込形成手段7は、レーザカッタやエアカッタであってもよい。
さらに、切り込みCUは、平面視で半円状や波形状あるいは多角形状であってもよく、旧接着シートAS1の繰り出し方向に交差する幅方向に複数設けられてもよい。接着シートASの繰出し方向に交差する切り込みCUの幅寸法XA(図2参照)は、接着シートASの引張強度に合わせて適宜設定される。これにより、切り込みCUの外側に位置する接着シート残存部AS11、AS12(図2参照)に搬送による引張応力が付与された場合でも、接着シート残存部AS11、AS12が伸びてしまうことを防止することができる。
また、貼付手段8は、折返し部AS10の基材シートに当接して折返し部AS10を折り返す平板やローラ等の当接部材であってもよい。
さらに、第1および第2保持手段3、4は、静電チャックや自着性を有する部材であってもよい。
また、第2保持プレート41及び直動モータ52を複数設け、新接着シートAS2における折返し部AS10が貼付されない箇所、例えば、切り込みCUが図2(A)に示す形状の場合、新接着シートAS2の繰り出し方向に交差する幅方向の前後両端付近を保持する構成とし、第1および第2保持プレート31、41で旧および新接着シートAS1、AS2を挟持した状態で折返し部AS10を折り返してもよい。
さらに、切り込みCUは、平面視で半円状や波形状あるいは多角形状であってもよく、旧接着シートAS1の繰り出し方向に交差する幅方向に複数設けられてもよい。接着シートASの繰出し方向に交差する切り込みCUの幅寸法XA(図2参照)は、接着シートASの引張強度に合わせて適宜設定される。これにより、切り込みCUの外側に位置する接着シート残存部AS11、AS12(図2参照)に搬送による引張応力が付与された場合でも、接着シート残存部AS11、AS12が伸びてしまうことを防止することができる。
また、貼付手段8は、折返し部AS10の基材シートに当接して折返し部AS10を折り返す平板やローラ等の当接部材であってもよい。
さらに、第1および第2保持手段3、4は、静電チャックや自着性を有する部材であってもよい。
また、第2保持プレート41及び直動モータ52を複数設け、新接着シートAS2における折返し部AS10が貼付されない箇所、例えば、切り込みCUが図2(A)に示す形状の場合、新接着シートAS2の繰り出し方向に交差する幅方向の前後両端付近を保持する構成とし、第1および第2保持プレート31、41で旧および新接着シートAS1、AS2を挟持した状態で折返し部AS10を折り返してもよい。
さらに、新接着シートAS2の第2接着剤層AD2(一方の接着シートの接着剤層)と旧接着シートAS1の第1基材シートBS1(他方の接着シートの基材シート)との一部領域を重ね合わせ、図3(A)に示すように、新接着シートAS2(一方の接着シート)に切り込みCUを設け、折返し部AS20を形成し、後端縁AS12を覆うように折返し部AS20を折り返して、第2接着剤層AD2を旧接着シートAS1の第1接着剤層AD1(他方の接着シートの接着剤層)に貼付してもよい。
また、旧接着シートAS1の第1接着剤層AD1と新接着シートAS2の第2基材シートBS2との一部領域を重ね合わせ、図3(B)に示すように、旧および新接着シートAS1、AS2を貫通するとともに先端縁AS21を2箇所以上跨ぐ切り込みCUを入れ、旧接着シートAS1の折返し部(第1折返し部)AS10が新接着シートAS2の折返し部(第2折返し部)AS20を巻き込むように第1および第2折返し部AS10、AS20を折り返し、第1折返し部AS10の第1接着剤層AD1を新接着シートAS2の第2接着剤層AD2に貼付してもよい。
さらに、新接着シートAS2の第2接着剤層AD2と旧接着シートAS1の第1基材シートBS1との一部領域を重ね合わせ、図3(C)に示すように、旧および新接着シートAS1、AS2を貫通するとともに後端縁AS12を2箇所以上跨ぐ切り込みCUを入れ、第2折返し部AS20が第1折返し部AS10を巻き込むように第1および第2折返し部AS10、AS20を折り返し、第2折返し部AS20の第2接着剤層AD2を旧接着シートAS1の第1接着剤層AD1に貼付してもよい。
また、旧接着シートAS1の第1接着剤層AD1と新接着シートAS2の第2基材シートBS2との一部領域を重ね合わせ、図3(B)に示すように、旧および新接着シートAS1、AS2を貫通するとともに先端縁AS21を2箇所以上跨ぐ切り込みCUを入れ、旧接着シートAS1の折返し部(第1折返し部)AS10が新接着シートAS2の折返し部(第2折返し部)AS20を巻き込むように第1および第2折返し部AS10、AS20を折り返し、第1折返し部AS10の第1接着剤層AD1を新接着シートAS2の第2接着剤層AD2に貼付してもよい。
さらに、新接着シートAS2の第2接着剤層AD2と旧接着シートAS1の第1基材シートBS1との一部領域を重ね合わせ、図3(C)に示すように、旧および新接着シートAS1、AS2を貫通するとともに後端縁AS12を2箇所以上跨ぐ切り込みCUを入れ、第2折返し部AS20が第1折返し部AS10を巻き込むように第1および第2折返し部AS10、AS20を折り返し、第2折返し部AS20の第2接着剤層AD2を旧接着シートAS1の第1接着剤層AD1に貼付してもよい。
また、本発明における旧および新接着シートAS1、AS2の材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、旧および新接着シートAS1、AS2は、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態に限定されることはなく、感熱接着性のものが採用された場合は、当該旧および新接着シートAS1、AS2を加熱する適宜な加熱手段を設ければよい。また、このような旧および新接着シートAS1、AS2は、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、基材シートの上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。
さらに、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
1…接着シート繋ぎ装置
3…第1保持手段
4…第2保持手段
5…重合手段
7…切込形成手段
8…貼付手段
AD1、AD2…第1、第2接着剤層
AS1、AS2…旧、新接着シート
BS1、BS2…第1、第2基材シート
CU…切り込み
3…第1保持手段
4…第2保持手段
5…重合手段
7…切込形成手段
8…貼付手段
AD1、AD2…第1、第2接着剤層
AS1、AS2…旧、新接着シート
BS1、BS2…第1、第2基材シート
CU…切り込み
Claims (2)
- 基材シートの一方の面に接着剤層が設けられた旧接着シートおよび新接着シートそれぞれの延出方向を一致させた状態で、これらの一部領域を重ね合わせて繋ぐ接着シート繋ぎ装置において、
前記旧接着シートを保持する第1保持手段と、
前記新接着シートを保持する第2保持手段と、
前記旧接着シートおよび前記新接着シートのうち一方の接着シートの前記接着剤層と、他方の接着シートの前記基材シートとの一部領域を重ね合わせる重合手段と、
前記旧接着シートおよび前記新接着シートのうち少なくとも一方の接着シートに切り込みを設け、折り返し可能な折返し部を形成する切込形成手段と、
前記折返し部を折り返すことで、当該折返し部に位置する前記一方の接着シートの接着剤層を前記他方の接着シートの接着剤層に貼付する貼付手段とを備えていることを特徴とする接着シート繋ぎ装置。 - 基材シートの一方の面に接着剤層が設けられた旧接着シートおよび新接着シートそれぞれの延出方向を一致させた状態で、これらの一部領域を重ね合わせて繋ぐ接着シート繋ぎ方法において、
前記旧接着シートを保持する工程と、
前記新接着シートを保持する工程と、
前記旧接着シートおよび前記新接着シートのうち一方の接着シートの前記接着剤層と、他方の接着シートの前記基材シートとの一部領域を重ね合わせる工程と、
前記旧接着シートおよび前記新接着シートのうち少なくとも一方の接着シートに切り込みを設け、折り返し可能な折返し部を形成する工程と、
前記折返し部を折り返すことで、当該折返し部に位置する前記一方の接着シートの接着剤層を前記他方の接着シートの接着剤層に貼付する工程とを備えていることを特徴とする接着シート繋ぎ方法。
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