JP5823812B2 - ウエブ継ぎ合わせ用接合テープ、継ぎ合わせ用治具およびウエブの継ぎ合わせ方法 - Google Patents

ウエブ継ぎ合わせ用接合テープ、継ぎ合わせ用治具およびウエブの継ぎ合わせ方法 Download PDF

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Description

本発明は、ウエブ、特にプロテクトフィルムを貼合した光学フィルムの継ぎ合わせ用接合テープ、継ぎ合わせ用治具および継ぎ合わせる方法に関する。
ウエブ、特にプロテクトフィルムを貼合した光学フィルムを二次加工工程で継ぎ合わせを行う場合は、旧ウエブと新ウエブとを接合テープで接合することがよく行われている。それを効率的に行うために、例えば、特許文献1および特許文献2には、旧ウエブの後端部分と新ウエブの先端部分とを重ね合せた状態で、重ね合せた両ウエブの切断予定箇所の前後をウエブ保持具で吸引固定し、両ウエブを切断予定箇所で切断し、両ウエブの不要部を除去し、突き合された旧ウエブの後端縁および新ウエブの先端縁の突き合せ部を接合テープで接合する継ぎ合わせ装置が記載されている。
これらの継ぎ合わせ装置を用いるとウエブを効率的に継ぎ合わせることができるが、生産量の少ない製品や継ぎ合わせる頻度が少ない製品の場合は高価な継ぎ合わせ装置を導入せず、手作業によって継ぎ合わせを行っているのが現状である。手作業でウエブを継ぎ合わせるには、作業者は作業台の上に新旧のウエブを重ね合せた状態に置き仮止テープで両ウエブを固定し、両ウエブをカッターで切断、両ウエブの不要部を除去した後に、両ウエブの突き合せ部を接合テープで接合する。最後に、作業者は仮止テープを除去して作業を完了する。しかしながら、この方法では、両ウエブを作業台に固定するため、連続生産しているウエブには適用し難いという問題があった。
特開平10−305950 特開2005−15145
そこで、手作業で短時間に旧ウエブと新ウエブとを継ぎ合わせるには、新ウエブ68の先端に第1の接合テープ61を貼着し(図6(a))、それを搬送中の旧ウエブ67の後端部に貼着させた後(図6(b))、旧ウエブを切断部69で切断・除去し(図6(c))、第1の接合テープ61を貼着したウエブ面と反対側のウエブ面の継ぎ合わせ部に第2の接合テープ62を貼着する(図6(d))ことにより新旧のウエブを継ぎ合わせていた。この方法によると、連続生産しているウエブを停止させることなく搬送されているウエブ同士を継ぎ合わせることができるものの、プロテクトフィルムを貼合した光学フィルムを継ぎ合わせる場合は、新ウエブ68のプロテクトフィルム66−Nが継ぎ合わせ部で新ウエブの光学フィルム65−Nと旧ウエブの光学フィルム65−Oとの間に挟み込まれる状態となるためプロテクトフィルム66−Oおよび66−Nを剥がし難いという課題があった(図6(d)参照)。また、貼合時にシワが発生しやすい厚さの薄い光学フィルムは、厚いプロテクトフィルムへ貼合することによりシワの発生が抑えられるため厚いプロテクトフィルムに貼合することが行われているが、その場合、厚いプロテクトフィルムが貼合された光学フィルムの継ぎ合わせ部は、それらが重なり合うために厚くなり、後工程で当該ウエブをスリットする際に切断し難くなるという課題があった(図6(d)参照)。
本発明は、ウエブ、特にプロテクトフィルムが貼合された光学フィルムを継ぎ合わせても、光学フィルムから容易にプロテクトフィルムを剥がすことができ、しかも、厚いプロテクトフィルムを貼合した光学フィルムでも継ぎ合わせ部の厚さが厚くならないウエブ継ぎ合わせ用接合テープ、ウエブの継ぎ合わせ方法および当該継ぎ合わせ作業に好適に用いることができる継ぎ合わせ用治具の提供を目的とする。
すなわち、本発明は、
(1)光学フィルムへプロテクトフィルムを貼合した積層体からなるウエブの継ぎ合わせ方法であって、
一方の面の幅方向に旧ウエブの後端部が貼合される粘着部、非粘着部、新ウエブの先端部が貼合される粘着部をこの順に有し、該非粘着部が長さ方向に連続的に形成されている第1の接合テープを新ウエブの先端部へ貼合する工程と、
前記第1の接合テープが貼合された新ウエブを旧ウエブの後端部へ貼合する工程と、
前記旧ウエブの不要な後端部分を非粘着部上で切断・除去する工程と、
前記第1の接合テープを貼合した継ぎ合わせ部と反対面の継ぎ合わせ部へ第2の接合テープを貼合する工程と、をこの順に有することを特徴とするウエブの継ぎ合わせ方法であり、
(2)光学フィルムへプロテクトフィルムを貼合した積層体からなるウエブの継ぎ合わせ方法であって、一方の面の幅方向に旧ウエブの後端部が貼合される粘着部、非粘着部、新ウエブの先端部が貼合される粘着部をこの順に有し、該非粘着部が長さ方向に連続的に形成されている第1の接合テープを新ウエブの先端部へ貼合する工程と、
底板の幅が継ぎ合わせるウエブの幅以上であり、該底板の幅方向端部にヒンジで接合された少なくとも1つの側板を有し、該底板の内面に粘着部を有する継ぎ合わせ用治具を用い、前記第1の接合テープが貼合された新ウエブの先端部分を、前記第1の接合テープの一方の面と反対側の面が前記継ぎ合わせ用治具の該底板の内面に当接し、且つ、新ウエブの側端部が前記継ぎ合わせ用治具のヒンジ部へ当接するよう前記継ぎ合わせ用治具の底板の内面に固定する工程と、
前記第1の接合テープが貼合された新ウエブの側端部を当接させた継ぎ合わせ用治具のヒンジ部に旧ウエブの側端部を当接させ、次いで、前記継ぎ合わせ用治具の該側板を該底板の内面側へ倒し、両ウエブを該底板と該側板とで押圧する工程と、
前記旧ウエブの不要な後端部分を非粘着部上で切断・除去する工程と、
前記第1の接合テープを貼合した継ぎ合わせ部と反対面の継ぎ合わせ部へ第2の接合テープを貼合する工程と、をこの順に有することを特徴とするウエブの継ぎ合わせ方法、
である。
本発明のウエブ継ぎ合わせ用接合テープおよびウエブの継ぎ合わせ方法で得られた継ぎ合わせ部は、プロテクトフィルムが新旧両ウエブの光学用フィルムに挟まれていないため、継ぎ合わせ部でもプロテクトフィルムを容易に剥離することができるという効果を有するばかりでなく、当該継ぎ合わせ部でプロテクトフィルムが重なり合っていないため、後のスリット工程でも継ぎ合わせ部を容易にスリットできるという効果も有する。さらに、本発明の継ぎ合わせ用治具を用いて新旧ウエブを継ぎ合わせることにより、連続生産において容易に新旧両ウエブの側端部を揃えて正確に接合できるという効果も得られる。
図1は、ウエブ継ぎ合わせ用接合テープの一実施形態を説明するための概略図である。 図2は、本発明のウエブの継ぎ合わせ方法の一実施形態を説明するための概略図である。 図3は、本発明のウエブの継ぎ合わせラインの一実施形態を示す概略図である。 図4は、本発明のウエブの継ぎ合わせ用治具の一実施形態を示す模式的斜視図である。 図5は、本発明の継ぎ合わせ用治具を用いたウエブの継ぎ合わせ方法の一実施形態を説明するための概略図である。 図6は、従来のウエブの継ぎ合わせ方法を説明するための概略図である。 図7は、本発明のウエブの継ぎ合わせ方法で継ぎ合わせたプロテクトフィルムが貼合された光学フィルムへ位相差フィルムを貼合した状態を示す概略図である。
まず、本発明のウエブ継ぎ合わせ用接合テープについて、図1を用いて説明する。
なお、本発明の「ウエブ」とは長尺状の合成樹脂フィルムのことであり、具体的にはプラスチックフィルム、特に光学フィルムへプロテクトフィルムを貼合した積層体である。光学フィルムとしては、位相差フィルム、偏光フィルム、偏光フィルムに用いられる保護フィルム、粘着層の両面にプロテクトフィルムが貼合されたノンキャリアフィルムなどが挙げられる。
本発明のウエブ継ぎ合わせ用接合テープは、図1(a)、(b)および(c)に示すように、接合テープ11の幅方向に粘着部13、非粘着部14、粘着部13がこの順に形成されている。なお、図1(a)はウエブ継ぎ合わせ用接合テープの平面図であり、図1(b)は図1(c)に示すウエブ継ぎ合わせ用接合テープ(斜視図)をX−X’で切断した断面図である。
ウエブ継ぎ合わせ用接合テープ(以下、第1の接合テープと略記する)に用いられる接合テープとしては、光学用フィルムを接合するために通常用いられる片面に粘着剤が塗工された通常の接合テープでよく、その幅は15mm〜200mm、好ましくは20mm〜150mmで、接合テープの長さは継ぎ合わせるウエブの幅に近いものが好ましい。接合テープの幅が15mm未満である場合は、粘着部(13)の幅が狭くなりウエブと接合テープとの接着力が小さくなるので好ましくなく、その幅が200mmを超えると、粘着部(13)とウエブとの接着面積が広くなるので接着力が大きくなるものの、接合テープのロス量が増え、さらに貼り合わせ作業時にシワを生じるなどのハンドリング性が悪くなるため好ましくない。
また、接合テープの基材に用いられる材質は若干の伸縮性のあるものが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミドなどウエブ同士の継ぎ合わせに通常用いられるものを挙げることができる。接合テープの厚さは、粘着層の厚さを含め、20μm〜200μmが好ましく、接合テープの厚さが薄すぎるとウエブとの継ぎ合わせ強度が小さくなるので好ましくなく、厚さが200μmを超える場合はニップロール通過時にフィルムの波打ちや通過位置が不安定になるばかりでなく、当該継ぎ合わせ部の全体の厚さが厚くなりすぎ、後工程でのスリット作業が困難になるので好ましくない。
接合テープに非粘着部14を形成する方法としては、例えば、接合テープの当該箇所の粘着剤を除去する方法や当該箇所を離型処理する方法、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアミド、テトラフルオロエチレンなどの短冊状フィルム、これらを基材とした粘着テープなどを接合テープの当該箇所に貼合する方法が挙げられ、特に、裏面に離型処理された短冊状フィルムおよび粘着テープを貼合する方法を好適に用いることができる。前記非粘着部の幅は5mm以上が好ましく、さらには作業性を考慮すると10mm以上が好ましい。この幅が5mm未満の場合は、図6(d)のように、旧ウエブの後端と新ウエブの先端とが重なりやすくなるので好ましくない。
第1の接合テープは、前記の方法で非粘着部14を形成することにより得られるが、第1の接合テープの粘着部の幅はそれぞれ5mm以上が好ましい。前記粘着部の幅が5mm未満の場合は第1の接合テープとウエブとの接着強度が小さくなるため好ましくない。
次に、本発明のウエブの継ぎ合わせ方法の一実施形態について、図2を用いて説明する。
第1の工程は、前記第1の接合テープ21を新ウエブ28の先端へ貼合する工程である。この工程は、第1の接合テープの粘着部23の片方を新ウエブ28の先端部へ貼合することにより行われる。この工程により、非粘着部24と一つの粘着部23とが露出した第1の接合テープ21が、新ウエブ28の先端部へ貼合された状態となる(図2(a)参照)。
第2の工程は、第1の接合テープ21が貼合された新ウエブ28を、旧ウエブ27の後端部へ貼合する工程である(図2(b)参照)。この工程では、新ウエブ28に貼合された第1の接合テープ21のもう一つの粘着部23を旧ウエブ27の後端部へ貼合することにより行うことができる。さらに、旧ウエブ27と第1の接合テープ21との接着力および第1の接合テープ21と新ウエブ28との接着力は、継ぎ合わせ部を押圧することにより上昇させることができる。
第3の工程は、旧ウエブ27の不要な後端部分を、図2(b)に示す切断部29の位置で切断し除去する工程である(図2(c)参照)。この工程での旧ウエブ27の切断は、可能な限り第2の工程で貼合された第1の接合テープ21の粘着部23と非粘着部24との旧ウエブ27側の境界線に近い箇所で行うのが好ましく、少なくとも旧ウエブ27と新ウエブ28とが重なり合わないように切断する。
第4の工程は、第1の接合テープ21を貼合した継ぎ合わせ部と反対面の継ぎ合わせ部へ第2の接合テープ22を貼合する工程である(図2(d)参照)。その際、貼合部を押圧することにより、接着力を上昇させることができる。
本発明は、以上の工程で新旧のウエブを継ぎ合わせるのであるが、第1の接合テープ21に形成される非粘着部24は、旧ウエブ27と新ウエブ28とが重ならないように旧ウエブ27後端の不要部を切断するためである(図2(b)および図5(d)参照)。すなわち、非粘着部24を形成していない接合テープを用いた場合は、旧ウエブ27の切断箇所が図6(b)のようになり、継ぎ合わせ部で旧ウエブ27と新ウエブ28とが図6(c)のように重なることとなる。さらに、第1の接合テープ21に非粘着部24を形成することにより、第1の接合テープ21と、第1の接合テープ21が貼合されたウエブの反対面に貼合される接合テープ22との接着力を小さくする効果も有する。すなわち、第1の接合テープ21に非粘着部24を形成していない場合は、図2(d)から非粘着部24を除いた状態(第1の接合テープの全面が粘着部)であり、第1の接合テープ21の粘着部と第2の接合テープ22の粘着部とが接触するため、両接合テープが強固に接着されプロテクトフィルムを容易に剥離できなくなる。それに対し、本発明では第1の接合テープに非粘着部24を設けているため、第1の接合テープ21と第2の接合テープ22との接着力は弱く、プロテクトフィルム26−O、26−Nを容易に剥がすことができる。
このようにして接合テープ21、22を用いて旧ウエブ21と新ウエブ22とを貼合するのであるが、第1の接合テープ21および/または第2の接合テープ22が新旧ウエブ27、28の幅方向側端部より突出している場合は、接合テープ21、22の突出している部分を切り取るのが好ましい。
以上、図2を用いてウエブの継ぎ合わせ方法について説明したが、旧ウエブと新ウエブの継ぎ合わせは、図3に示すように、ウエブの繰出し機から繰出される旧ウエブ37の下側から新ウエブ38を貼合してもよく、逆に、旧ウエブ37が下側から繰出されている場合はその上側から新ウエブ38を貼合して継ぎ合わせてもよい。
次に、ウエブの継ぎ合わせ用治具を用いた本発明の別の実施形態について説明する。
ウエブの継ぎ合わせ用治具は、図4に示すように、底板41と該底板にヒンジ43で接合された少なくとも1つの側板42を有している。継ぎ合わせ用治具の底板の幅は、継ぎ合わせるウエブの幅と同一もしくはその幅より広くする。このように継ぎ合わせ用治具の底板の幅を継ぎ合わせるウエブの幅と同一もしくはその幅より広くすることにより、特に底板とその両側に側板を有する継ぎ合わせ用治具の場合は、接合テープで継ぎ合わせた新旧のウエブを底板と側板とで押圧することができる。
側板42を折りたたんだ際に側板42が折りたたまれる側の底板41の面(以下、底板内面と略記する)には、第1の接合テープを貼合した新ウエブを保持するために粘着性が付与されている。底板内面の粘着力は、第1の接合テープを貼合した新ウエブの先端部を保持し、繰出し機から新ウエブを繰出すことができる接着強度が必要で、且つ、新ウエブを旧ウエブへ貼合した後には、新ウエブを継ぎ合わせ用治具から剥離できる程度の粘着力が好ましい。
継ぎ合わせ用治具の材質、厚さなどは、前記の目的を達成できる範囲内であれば何れでも良いが、特にウエブが光学フィルムの場合はクリーン環境下で取扱われるため、錆びや塵などが発生しにくい金属や合成樹脂が好ましく、これらが板状になったものを蝶番等で繋ぐことにより得ることができる。中でも、合成樹脂製が軽量で取扱いやすいので好ましく、さらにポリカーボネート製やポリプロピレン製のプラスチックダンボールが特に好ましい。ポリプロピレンは耐屈曲繰返しに優れ、軽量であるため、ポリプロピレン製のプラスチックダンボールが特に好ましく、プラスチックダンボールの片方の表面を切断して底板41と側板42を形成し、切断されていない表面を蝶番(ヒンジ部)43とし使用することにより継ぎ合わせ用治具を作製することができる。また、底板内面の粘着部44は、底板内面の全面、もしくはその一部へ粘着剤を塗布、あるいは両面テープや粘着性を有するフィルムを貼合するなどの方法で形成することができる。
次に、継ぎ合わせ用治具を用いたウエブの継ぎ合わせ方法について、図5を用いて説明する。
第1の工程は、図5(a)に示すように、第1の接合テープ51を新ウエブ58の先端へ貼合する工程である。この工程は、図2(a)を用いて説明した第1の工程と同じであり、第1の接合テープ51の粘着部53の片方を新ウエブ58の先端部へ貼合することにより行われる。この工程により、非粘着部54ともう一方の粘着部53とが露出した第1の接合テープ51が、新ウエブ58の先端部へ貼合された状態となる。
第2の工程は、図5(b)に示すように、第1の工程で得られた、第1の接合テープ51が貼合された新ウエブ58の先端部分を、第1の接合テープ51を含めて継ぎ合わせ用治具の底板内面の粘着部44へ固定する工程である。この工程では、第1の接合テープ51の粘着面53と反対側の面を継ぎ合わせ用治具の底板内面へ固定するのであるが、新ウエブ58の側端部を継ぎ合わせ用治具のヒンジ部43へ当接させて底板内面に固定することが重要である。
第3の工程は、図5(c)に示すように、第1の接合テープ51が貼合された新ウエブ58を、旧ウエブ57の後端部へ貼合し、次いで、継ぎ合わせ用治具の側板42を内側へ倒し、両ウエブを底板41と側板42とで押圧する工程である。この工程では、新ウエブ58の先端部に貼合した第1の接合テープ51の粘着部53を旧ウエブ57の後端部へ貼合する。その際、新ウエブ58の側端部を当接させた継ぎ合わせ用治具のヒンジ部43へ旧ウエブ57の側端部を合わせる。この工程では、継ぎ合わせ用治具の底板41と側板42とを使って新ウエブ58と旧ウエブ57との接合部を押圧することができるので、より接着力を向上させることができる。さらに、継ぎ合わせ用治具のヒンジ部43へ新ウエブ58と旧ウエブ57の側端部を合わすことができるので、旧ウエブ57と新ウエブ58とを正確に継ぎ合わすことができる。
第4の工程は、継ぎ合わせ用治具を新ウエブ58の先端部より剥離し、次いで図5(c)に示すウエブ切断部59で旧ウエブ57の不要な後端部分を切断し除去する工程である(図5(d)参照)。この工程での旧ウエブ57の切断は、可能な限り第3の工程で貼合された第1の接合テープ51の粘着部53と非粘着部54との旧ウエブ57側の境界線に近い箇所で行うのが好ましく、少なくとも旧ウエブ57と新ウエブ58とが重なり合わないように切断する。
第5の工程は、図5(e)に示すように、第1の接合テープ51を貼合した継ぎ合わせ部と反対面の継ぎ合わせ部へ第2の接合テープ52を貼合する工程である。その際、貼合部を押圧することにより、接着力を上昇させることができる。
このようにして接合テープ51、52を用いて旧ウエブ57に新ウエブ58を継ぎ合わせるのであるが、第1の接合テープ51および/または第2の接合テープ52が新旧ウエブ57、58の側端部より突出している場合は、接合テープ51、52の突出している部分を切り取るのが好ましい。
以上、継ぎ合わせ用治具を用いたウエブの継ぎ合わせ方法について説明したが、両ウエブの継ぎ合わせは、新ウエブを旧ウエブの下側から貼合しても良く、あるいは上側から貼合しても良い。
前記の実施形態の説明では、光学用フィルム側に第1の接合テープを貼合した形態について説明したが、前後の加工工程等によりプロテクトフィルム側に第1の接合テープを貼合するようにしても良い。
なお、本発明の方法で接合したウエブ、特に光学フィルムへプロテクトフィルムを貼合した積層体は、図7のように次工程で他の光学フィルム、例えば位相差フィルム70が貼合された後、プロテクトフィルムを剥離して液晶表示装置の部品として使うことができる。
本発明の方法で接合された新旧ウエブの継ぎ合わせ部の断面は図2(d)、または図5(e)、あるいは他の光学フィルムが貼合された図7のようになっており、プロテクトフィルムを剥ぐ場合も、他のフィルムに邪魔されることなく容易に剥離させることができる。特に、第2の接合テープと接触する可能性のある第1の接合テープの当該部分を非粘着部としているため、第1の接合テープと第2の接合テープとが接触していてもその接着強度は小さいので、容易に光学フィルムからプロテクトフィルムを剥離することができる。
11、21、51、61:ウエブ継ぎ合わせ用接合テープ(第1の接合テープ)
12、22、52、62:第2の接合テープ
13、23、53、63:粘着部
14、24、54:非粘着部
25−O、55−O、65−O:旧ウエブの光学フィルム
25−N、55−N、65−N:新ウエブの光学フィルム
26−O、56−O、66−O:旧ウエブのプロテクトフィルム
26−N、56−N、66−N:新ウエブのプロテクトフィルム
27、37、57、67:旧ウエブ
28、38、58、68:新ウエブ
29、59、69:ウエブ切断部
39:ウエブ接合部
41:底板
42:側板
43:ヒンジ部
44:底板内面の粘着部
70:位相差フィルム

Claims (2)

  1. 光学フィルムへプロテクトフィルムを貼合した積層体からなるウエブの継ぎ合わせ方法であって、
    一方の面の幅方向に旧ウエブの後端部が貼合される粘着部、非粘着部、新ウエブの先端部が貼合される粘着部をこの順に有し、該非粘着部が長さ方向に連続的に形成されている第1の接合テープを新ウエブの先端部へ貼合する工程と、
    前記第1の接合テープが貼合された新ウエブを旧ウエブの後端部へ貼合する工程と、
    前記旧ウエブの不要な後端部分を非粘着部上で切断・除去する工程と、
    前記第1の接合テープを貼合した継ぎ合わせ部と反対面の継ぎ合わせ部へ第2の接合テープを貼合する工程と、をこの順に有することを特徴とするウエブの継ぎ合わせ方法。
  2. 光学フィルムへプロテクトフィルムを貼合した積層体からなるウエブの継ぎ合わせ方法であって、
    一方の面の幅方向に旧ウエブの後端部が貼合される粘着部、非粘着部、新ウエブの先端部が貼合される粘着部をこの順に有し、該非粘着部が長さ方向に連続的に形成されている第1の接合テープを新ウエブの先端部へ貼合する工程と、
    底板の幅が継ぎ合わせるウエブの幅以上であり、該底板の幅方向端部にヒンジで接合された少なくとも1つの側板を有し、該底板の内面に粘着部を有する継ぎ合わせ用治具を用い、前記第1の接合テープが貼合された新ウエブの先端部分を、前記第1の接合テープの一方の面と反対側の面が前記継ぎ合わせ用治具の該底板の内面に当接し、且つ、新ウエブの側端部が前記継ぎ合わせ用治具のヒンジ部へ当接するよう前記継ぎ合わせ用治具の底板の内面に固定する工程と、
    前記第1の接合テープが貼合された新ウエブの側端部を当接させた継ぎ合わせ用治具のヒンジ部に旧ウエブの側端部を当接させ、次いで、前記継ぎ合わせ用治具の該側板を該底板の内面側へ倒し、両ウエブを該底板と該側板とで押圧する工程と、
    前記旧ウエブの不要な後端部分を非粘着部上で切断・除去する工程と、
    前記第1の接合テープを貼合した継ぎ合わせ部と反対面の継ぎ合わせ部へ第2の接合テープを貼合する工程と、をこの順に有することを特徴とするウエブの継ぎ合わせ方法。
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