JP2014138205A - 電話システムおよび電話制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電話帳DB21で、利用者の利用者情報に含まれる利用者電話番号ごとに、当該利用者が任意に設定可能な代替情報を記憶しておき、データ管理部25Bで、情報端末P1〜PNからの閲覧要求に応じて閲覧画面を生成する際、当該閲覧要求の要求元となる情報端末P1〜PNと対応する利用者と当該閲覧要求で指定された利用者とを比較し、これら利用者が不一致の場合であって、かつ、当該利用者情報に当該利用者電話番号と対応する代替情報が登録されている場合には、当該利用者電話番号に代えて当該代替情報を用いて当該閲覧画面を生成し、これら利用者が一致する場合、または、利用者情報に当該利用者電話番号と対応する代替情報が登録されていない場合には、利用者情報から検索した利用者情報に含まれる利用者電話番号をそのまま用いて当該閲覧画面を生成する。
【選択図】 図1
Description
しかしながら、このような個人的な電話番号は、個人情報であるため、第三者による悪用などを避けるため、保護する必要がある。
しかしながら、この従来技術によれば、パーソナルシーンのように1つの相手先について複数の電話番号が登録されている場合、これら電話番号の相手先名称はそれぞれ同じ相手先名称となるため、秘匿表示された電話番号のうち、いずれの電話番号が自宅なのか携帯電話なのか、個々の連絡先を特定することができない、という問題点があった。
まず、本発明の原理について説明する。
近年、携帯電話や電子メールなどの連絡手段の普及に伴い、多くの利用者が、電話番号やメールアドレスについて、複数の連絡先を使い分けて利用している。例えば、携帯電話は、常時携帯しているため、親しい相手とのコミュニケーションにだけ使用する傾向が高い。これにより、プライベートな状況にそぐわない、例えば仕事関係の通話を避けることができ、個人的な時間を享受することができる。
このため、電話帳管理装置の電話帳DBにおいて、相手先ごとに、電話番号として、複数の連絡先情報を登録可能とした場合、電話帳管理装置にアクセスして電話帳DBから特定の相手先を選択した時点で、当該相手先の電話番号として、複数の連絡先情報がリストとして画面表示されるものとなる。
しかしながら、前述した従来技術のように、これら電話番号を単に秘匿すると、これらすべての電話番号が秘匿表示されるため、それぞれの連絡先を特定することができなくなる。
したがって、同一相手先であっても、電話番号ごとに異なる秘匿表示を適用すれば、秘匿後の電話番号を区別することが可能となる。
本発明は、このような秘匿表示に関する利用者への自由度を考慮して、電話番号を画面表示する場合、利用者が電話番号ごとに設定した代替情報で、当該電話番号を置き換えることにより、電話番号を秘匿するようにしたものである。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システム1について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
この電話システム1は、全体として、ビジネスホンやPBXシステムなどの電話システムからなり、電話制御装置10、電話帳管理装置20、内線電話端末T1〜TN、情報端末P1〜PNから構成されている。
電話帳管理装置20は、全体として、サーバ装置からなり、利用者の利用者電話番号を電話帳DBで管理し、通信回線LPを介して接続された各情報端末P1〜PNからの閲覧要求に応じて、指定された相手先の利用者電話番号を電話帳DBから検索して提供する機能を有している。
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10について説明する。
電話制御装置10には、主な機能部として、網I/F部11、内線I/F部12、通信I/F部13、記憶部14、および制御部15が設けられている。
内線I/F部12は、専用の通信回路からなり、内線回線LTを介して接続された内線電話端末T1〜TNとの間で、呼制御に関するメッセージや通話に関する音声データを送受信する機能を有している。
記憶部14は、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、制御部15における各種処理に必要となる各種処理データやプログラムを記憶する機能を有している。プログラムは、制御部15のCPUで実行されることにより、各種処理部を実現するプログラムであり、外部装置や記録媒体(共に図示せず)から予め読み込まれて記憶部14に格納される。
制御部15で実現される主な処理部として、呼制御部15Aがある。
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる電話帳管理装置20について説明する。
電話帳管理装置20には、主な機能部として、電話帳DB21、端末I/F部22、通信I/F部23、記憶部24、および制御部25が設けられている。
図2は、第1の実施の形態にかかる電話システムの電話帳DBを示す構成例である。ここでは、利用者を識別するためのユーザIDごとに、利用者名、当該利用者の連絡先を示す利用者電話番号、および、当該利用者電話番号ごとに設けられて当該利用者が任意に設定可能な代替情報が、それぞれ登録されている。
これにより、利用者電話番号「090−BBBB−YYYY」および「06−CCCC−ZZZZ」の利用者電話番号が、代替情報「ケータイ」および「自宅」により、それぞれ秘匿されるため、閲覧者は、当該利用者電話番号が秘匿されているものの、その利用者電話番号の連絡先を特定することができる。
通信I/F部23は、専用の通信回路からなり、通信回線LAを介して電話制御装置10との間で、各種データをやり取りする機能を有している。
記憶部24で記憶される主な処理データとしては、情報端末P1〜PNのアクセス受付時にログイン認証を行うユーザIDやパスワードが登録された認証情報がある。
制御部25で実現される主な処理部として、クライアント制御部25Aおよびデータ管理部25Bがある。
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかる電話システム1の電話番号代替処理について説明する。図4は、第1の実施の形態にかかる電話システムの電話番号代替処理を示すフローチャートである。
電話帳管理装置20のデータ管理部25Bは、電話帳DB21から検索した利用者情報に基づき閲覧画面を生成する際、閲覧画面で表示する利用者電話番号ごとに図4の電話番号代替処理を実行する。
また、データ管理部25Bは、クライアント制御部25Aでの認証処理で特定した閲覧要求元利用者のユーザIDを取得し(ステップ102)、これらユーザIDを比較する(ステップ103)。
まず、電話帳DB21を検索して、当該利用者電話番号に対して代替情報が登録されているか確認する(ステップ105)。
ここで、代替情報が登録されている場合(ステップ106:YES)、当該利用者電話番号に代えて代替情報を、閲覧画面で表示する利用者電話番号として出力し(ステップ107)、一連の処理を終了する。
ここでは、情報端末P1からの閲覧要求に応じて、電話帳管理装置20から情報端末P1へ閲覧画面を提供する場合を例として説明する。
これにより、情報端末P1の表示画面に閲覧相手利用者の選択リストや名前入力欄が設けられたメニュー画面が表示されて、利用者操作により閲覧対象となる相手が選択された場合(ステップ113)、当該相手の利用者情報の閲覧を要求する閲覧要求が、情報端末P1から送信される(ステップ114)。
この後、データ管理部25Bは、これら電話番号代替処理での処理結果に基づき閲覧画面を生成し(ステップ117)、情報端末P1に提供する(ステップ118)。これにより、情報端末P1の表示画面に、前述の図3に示したような閲覧画面が表示される(ステップ119)。
このように、本実施の形態は、電話帳管理装置20の電話帳DB21で、利用者の利用者情報に含まれる利用者電話番号ごとに、当該利用者が任意に設定可能な代替情報を記憶しておき、データ管理部25Bで、情報端末P1〜PNからの閲覧要求で指定された利用者の利用者情報を表示するための閲覧画面を生成する際、当該閲覧要求の要求元となる情報端末P1〜PNと対応する利用者と当該閲覧要求で指定された利用者とを比較し、これら利用者が不一致の場合であって、かつ、利用者情報に当該利用者電話番号と対応する代替情報が登録されている場合には、当該利用者電話番号に代えて当該代替情報を用いて当該閲覧画面を生成し、これら利用者が一致する場合、または、利用者情報に当該利用者電話番号と対応する代替情報が登録されていない場合には、当該利用者電話番号をそのまま用いて当該閲覧画面を生成するようにしたものである。
このため、1つの相手先について複数の利用者電話番号が登録されていて、これら利用者電話番号の相手先名称がすべて同じ相手先名称となる場合であっても、閲覧した利用者は、秘匿された各利用者電話番号に関する自宅や携帯電話などの連絡先を、その代替情報の違いにより容易に特定することができる。
このため、これら代替情報により、利用者電話番号に対する秘匿表示内容とその連絡先との対応関係を、利用者電話番号が秘匿された表示画面を閲覧した利用者にある程度わかるように表示することができ、代替情報の内容を工夫することにより、特定の利用者にのみ、秘匿後の利用者電話番号に関する連絡先がわかるように秘匿することもできる。したがって、利用者電話番号の秘匿表示において、利用者に対して極めて大きな自由度を提供することができる。
したがって、利用者は、特別な操作入力を必要とすることなく、極めて容易に各利用者電話番号の秘匿要否を設定することができるとともに、電話帳DB21においても特別な設定欄を設けることなく、各利用者電話番号の秘匿要否を管理することができる。
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる電話システム1について説明する。図6は、第2の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態では、情報端末P1〜PNからの閲覧要求に応じて、電話帳管理装置20が指定された利用者の利用者電話番号を含む閲覧画面を生成して提供する場合について説明した。本実施の形態では、情報端末P1〜PNで表示された閲覧画面における操作に応じて、電話帳管理装置20と電話制御装置10とが連携して呼制御を行う場合について説明する。
より具体的には、電話帳管理装置20からの連携指示に応じて、当該連携指示で指示された発信元電話番号に基づき発信元電話端末を呼び出す機能と、当該呼び出しに対する当該発信元電話端末での応答に応じて、当該連携指示で指示された利用者電話番号へ電話回線LNから発信する機能と、当該発信に対する相手電話端末30での応答に応じて、当該相手電話端末30と当該発信元電話端末との通話路を中継接続する機能とを有している。
図7は、第2の実施の形態にかかる電話システムの電話帳DBを示す構成例である。ここでは、利用者を識別するためのユーザIDごとに、利用者名、当該利用者が発信時に使用する発信元電話端末の発信元電話番号、当該利用者の連絡先を示す利用者電話番号、および、利用者電話番号ごとに設けられて当該利用者が任意に設定可能な代替情報が、それぞれ登録されている。この発信元電話番号は、情報端末P1〜PNでの発信操作に応じて発信する場合、発信元として利用される発信元電話端末を特定する電話番号である。この発信元電話端末は、利用者情報に登録されている利用者電話番号の1つであってもよく、これら利用者電話番号とは異なる電話番号であってもよい。
したがって、発信元電話端末として、内線電話端末T1〜TNを指定する場合は当該端末の内線番号(内線ID)を登録すればよく、電話網50を介して電話制御装置10と接続される携帯電話端末K1〜KMなどの電話端末を指定する場合は当該端末の電話番号を登録すればよい。前述の図7の例では、利用者「山田」に対して、携帯電話番号が登録されており、利用者「渡辺」に対して内線番号が登録されている。なお、これら携帯電話端末K1〜KMについては、発信元電話端末として使用するかどうかを利用者が決定するものであり、内線電話端末T1〜TNや情報端末P1〜PNと同様に、利用者ごとに対応しているものはない。
データ管理部25Bは、情報端末P1〜PNからの登録要求に応じて、電話帳DB21のうち当該利用者に関する発信元電話番号、利用者電話番号、代替情報などの利用者情報を登録・更新する機能を有している。
次に、図8を参照して、本実施の形態にかかる電話システムの動作について説明する。図8は、第2の実施の形態にかかる電話システムの連携処理を示すシーケンス図である。
ここでは、前述した図5の閲覧画面提供動作で、情報端末P1からの閲覧要求に応じて電話帳管理装置20から閲覧画面を提供した後、この閲覧画面での発信操作に応じて、電話帳管理装置20が電話制御装置10と連携して相手電話端末30へ発信して、利用者電話端末として指定されている内線電話端末T1と通話する場合を例として説明する。
この後、連携制御部25Cは、発信元となる当該内線番号の内線電話端末T1から発信先となる利用者電話番号への発信を指示する連携指示を、通信I/F部23から通信回線LAを介して電話制御装置10へ通知する(ステップ204)。
この後、呼制御部15Aは、まず、発信元として指定された内線番号に基づいて、内線I/F部12から内線回線LTを介して内線電話端末T1を呼び出す(ステップ211)。
呼制御部15Aは、内線電話端末T1での応答に応じて、発信先として指定された利用者電話番号について、網I/F部11から電話回線LNを介して電話網50へ、相手電話端末30への外線発信を通知する(ステップ214)。
電話制御装置10の呼制御部15Aは、電話網50から通知された相手電話端末30での応答に応じて、発信元である内線電話端末T1との通話路と、相手電話端末30との通話路とを中継接続する(ステップ217)。これにより、内線電話端末T1と相手電話端末30との間で音声通話が開始される(ステップ218)。
このように、本実施の形態によれば、電話帳管理装置20の連携制御部25Cが、閲覧画面に表示された利用者電話番号または代替情報を発信先として指定した情報端末P1〜PNからの発信要求に応じて、電話帳DB21を参照することにより当該情報端末P1〜PNと対応する利用者の発信元電話番号を特定し、当該発信先が代替情報の場合には利用者情報に基づき当該代替情報の元となる利用者電話番号を当該発信先として特定し、発信元となる発信元電話番号から発信先となる当該利用者電話番号への発信を指示する連携指示を電話制御装置10へ通知し、電話制御装置10の呼制御部15Aが、電話帳管理装置20からの連携指示に応じて、当該連携指示で指示された利用者電話番号に基づき発信元電話端末を呼び出し、当該呼び出しに対する当該発信元電話端末での応答に応じて、当該連携指示で指示された利用者電話番号へ電話回線LNから発信し、当該発信に対する相手電話端末30での応答に応じて、当該相手電話端末30と当該利用者電話端末との通話路を中継接続するようにしたものである。
したがって、閲覧画面において、代替情報により秘匿表示されている相手先の利用者電話番号が発信先として選択された場合でも、発信先として利用者電話番号が選択された場合と同様にして、電話制御装置10と連携して発信動作することができる。
このため、例えば情報端末P1〜PNでの発信操作の直後に発信元電話端末に着信があった場合など、相手電話端末30と通話できない状態の場合には、相手電話端末30の呼び出しを中止することができる。
これに応じて、電話制御装置10の呼制御部17Aが、図8のステップ214以降と同様にして、発信先として指定された利用者電話番号について、網I/F部11から電話回線LNを介して電話網50へ、相手電話端末30への外線発信を通知し、相手電話端末30での応答に応じて、発信元である内線電話端末T1との通話路と、相手電話端末30との通話路とが中継接続し、内線電話端末T1と相手電話端末30との間で音声通話が開始される。
次に、図9を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる電話システム1について説明する。図9は、第3の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態では、電話帳管理装置20が通信回線LAを介して電話制御装置10に外部接続されている場合を例として説明した。本実施の形態では、電話帳管理装置20の構成が、電話制御装置10の内部に実装されている場合について説明する。
電話制御装置10は、全体として、ビジネスホンの主装置やPBXシステムのPBX装置からなり、電話回線LNを介して接続された電話網50と、内線回線LTを介して接続された複数の内線電話端末T1〜TNとを、交換接続する機能を有している。
次に、図9を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10について説明する。
電話制御装置10には、主な機能部として、網I/F部11、内線I/F部12、記憶部14、制御部15、および電話帳DB16が設けられている。
内線I/F部12は、専用の通信回路からなり、内線回線LTを介して接続された内線電話端末T1〜TNとの間で、呼制御に関するメッセージや通話に関する音声データを送受信する機能を有している。
制御部15で実現される主な処理部として、呼制御部15Aおよびデータ管理部15Bがある。
図10は、第3の実施の形態にかかる電話システムの電話帳DBを示す構成例である。ここでは、利用者を識別するためのユーザIDごとに、利用者名、当該利用者が用いる内線電話端末T1〜TNの内線番号、当該利用者の連絡先を示す利用者電話番号、および、当該利用者電話番号ごとに設けられて当該利用者が任意に設定可能な代替情報が、それぞれ登録されている。
次に、図11を参照して、本実施の形態にかかる電話システム1の電話番号表示動作について説明する。図11は、第3の実施の形態にかかる電話システムの着信表示動作を示すシーケンス図である。
ここでは、電話網50から着信通知に応じて、電話帳管理装置20が内線電話端末T1で着信画面を表示する場合を例として説明する。
これに応じて、データ管理部15Bは、当該検索要求で指定された検索電話番号について、前述した図4の電話番号代替処理を実行することにより、検索電話番号の表示内容を特定する(ステップ301)。
これにより、発信者情報として検索結果を用いた着信画面が内線呼出で通知され、当該内線電話端末T1の画面表示部で表示される(ステップ303)。
ここでは、内線電話端末T1から着信履歴閲覧要求に応じて、電話帳管理装置20が内線電話端末T1で着信履歴画面を表示する場合を例として説明する。なお、発信、着信、または通話に関する、当該内線電話端末T1〜TNの内線番号、相手先電話番号、日時などの履歴情報は、呼制御部15Aにより、当該呼処理ごとに記憶部14に登録される。
これに応じて、データ管理部15Bは、検索要求で指定された検索電話番号について、前述した図4の電話番号代替処理を実行することにより、検索電話番号の表示内容を特定する(ステップ312)。
これにより、発信者情報として検索結果を用いた着信履歴画面が内線呼出で通知され、当該内線電話端末T1の画面表示部で表示される(ステップ315)。
このように、本実施の形態は、データ管理部15Bが、内線電話端末T1〜TNと任意の検索電話番号とを指定した検索要求に応じて、電話帳DB16を参照することにより、当該内線電話端末T1〜TNと対応する利用者を特定するとともに、当該検索電話番号が前記利用者電話番号として登録されている前記利用者情報を検索することにより当該検索電話番号を用いる利用者を特定し、これら利用者が不一致の場合であって、かつ、利用者情報に当該検索電話番号と対応する代替情報が登録されている場合にのみ、当該代替情報を検索結果として出力し、これら利用者が一致する場合、または、利用者情報に当該検索電話番号と対応する代替情報が登録されていない場合には、当該検索電話番号を検索結果として出力し、呼制御部15Aが、内線電話端末T1〜TNの画面表示部に、当該内線電話端末T1〜TNに関する発信、着信、または通話の相手先を示す相手先電話番号を表示する際、当該内線電話端末T1〜TNと当該相手先電話番号からなる検索電話番号とを指定した検索要求をデータ管理部15Bへ通知し、これに応じてデータ管理部15Bから出力された代替情報または検索電話番号からなる検索結果を取得し、当該相手先電話番号に代えて当該検索結果を当該画面表示部で表示するようにしたものである。
このため、1つの相手先について複数の利用者電話番号が登録されていて、これら利用者電話番号の相手先名称がすべて同じ相手先名称となる場合であっても、閲覧した利用者は、秘匿された各利用者電話番号に関する自宅や携帯電話などの連絡先を、その代替情報の違いにより特定することができる。
このため、これら代替情報により、利用者電話番号に対する秘匿表示内容とその連絡先との対応関係を、利用者電話番号が秘匿された表示画面を閲覧した利用者にある程度わかるように表示することができ、代替情報の内容を工夫することにより、特定の利用者にのみ、秘匿後の利用者電話番号に関する連絡先がわかるように秘匿することもできる。したがって、利用者電話番号の秘匿表示において、利用者に対して極めて大きな自由度を提供することができる。
したがって、利用者は、特別な操作入力を必要とすることなく、極めて容易に各利用者電話番号の秘匿要否を設定することができるとともに、電話帳DB16においても特別な設定欄を設けることなく、各利用者電話番号の秘匿要否を管理することができる。
次に、図13を参照して、本発明の第4の実施の形態にかかる電話システム1について説明する。図13は、第4の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
第3の実施の形態では、呼制御に関する相手電話番号を内線電話端末T1〜TNで画面表示する場合について説明した。本実施の形態では、内線電話端末T1〜TNからの閲覧要求に応じて、電話制御装置10が指定された利用者の利用者電話番号を含む閲覧画面を生成して提供し、この閲覧画面における操作に応じて、電話制御装置10が呼制御を行う場合について説明する。
より具体的には、連携制御部15Cからの連携指示に応じて、当該連携指示で指示された発信元となる内線電話端末T1〜TNとの間で内線回線LTを介して通話路を確立する機能と、当該連携指示で指示された利用者電話番号へ電話回線LNから発信する機能と、当該発信に対する相手電話端末30での応答に応じて、当該相手電話端末30と当該内線電話端末T1〜TNとの通話路を中継接続する機能とを有している。
次に、図14を参照して、本実施の形態にかかる電話システムの動作について説明する。図14は、第4の実施の形態にかかる電話システムの連携処理を示すシーケンス図である。
ここでは、内線電話端末T1からの閲覧要求に応じてデータ管理部15Bから閲覧画面を提供した後、この閲覧画面での発信操作に応じて、呼制御部15Aと連携して相手電話端末30へ発信して通話する場合を例として説明する。
これにより、内線電話端末T1の表示画面に閲覧相手利用者の選択リストや名前入力欄が設けられたメニュー画面が表示されて、利用者操作により閲覧対象となる相手が選択された場合(ステップ402)、当該相手の利用者情報の閲覧を要求する閲覧要求が、内線電話端末T1から送信される(ステップ403)。
この後、データ管理部15Bは、これら電話番号代替処理での処理結果に基づき閲覧画面を生成し(ステップ406)、内線電話端末T1に提供する(ステップ407)。これにより、内線電話端末T1の表示画面に、前述の図3に示したような閲覧画面が表示される(ステップ408)。
この後、連携制御部15Cは、発信元となる当該内線番号の内線電話端末T1から発信先となる当該利用者電話番号への発信を指示する連携指示を、呼制御部15Aへ通知する(ステップ414)。
この後、呼制御部15Aは、まず、発信元として指定された内線電話端末T1の内線番号に基づいて、内線I/F部12から内線回線LTを介して、内線電話端末T1との間で通話路を確立する(ステップ421)。
この外線発信により、電話網50から相手電話端末30に着信が通知され、相手電話端末30での応答操作に応じて(ステップ423)、相手電話端末30から応答が送信される(ステップ424)。
このように、本実施の形態は、データ管理部15Bが、内線電話端末T1〜TNからの閲覧要求に応じて、当該閲覧要求で指定された利用者に関する利用者情報を電話帳DB16から検索し、得られた利用者情報の利用者名と利用者電話番号とを含む閲覧画面を生成して当該内線電話端末T1〜TNへ通知し、閲覧要求で指定された利用者の利用者情報を表示するための閲覧画面を生成する際、電話帳DB16を参照して、当該閲覧要求の要求元となる内線電話端末T1〜TNと対応する利用者を特定した後、当該閲覧要求で指定された利用者と比較し、これら利用者が不一致の場合であって、かつ、利用者情報に当該利用者電話番号と対応する代替情報が登録されている場合には、当該利用者電話番号に代えて当該代替情報を用いて当該閲覧画面を生成し、これら利用者が一致する場合、または、利用者情報に当該利用者電話番号と対応する代替情報が登録されていない場合には、当該利用者電話番号をそのまま用いて当該閲覧画面を生成するようにしたものである。
このため、1つの相手先について複数の利用者電話番号が登録されていて、これら電話番号の相手先名称がすべて同じ相手先名称となる場合であっても、閲覧した利用者は、秘匿された各利用者電話番号に関する自宅や携帯電話などの連絡先を、その代替情報の違いにより容易に特定することができる。
したがって、閲覧画面において、代替情報により秘匿表示されている相手先の利用者電話番号が発信先として選択された場合でも、発信先として利用者電話番号が選択された場合と同様にして、呼制御部15Aと連携して発信動作することができる。
次に、図15を参照して、本発明の第5の実施の形態にかかる電話システム1について説明する。図15は、第5の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
第4の実施の形態では、内線電話端末T1〜TNからの閲覧要求に応じて、指定された利用者の利用者電話番号を含む閲覧画面を電話制御装置10が生成して提供し、この閲覧画面における操作に応じて、電話制御装置10が呼制御を行う場合について説明した。本実施の形態では、電話制御装置10に接続された情報端末P1〜PNからの閲覧要求に応じて、指定された利用者の利用者電話番号を含む閲覧画面を電話制御装置10が生成して提供し、この閲覧画面における操作に応じて、電話制御装置10が呼制御を行う場合について説明する。
クライアント制御部15Dは、情報端末P1〜PNからのアクセス要求に応じて、記憶部14の認証情報に基づいてログイン認証処理を行う機能を有している。この認証情報は、情報端末P1〜PNからの接続要求に含まれるユーザIDやパスワードに基づきログイン認証を行うための情報である。
図16は、第5の実施の形態にかかる電話システムの電話帳DBを示す構成例である。ここでは、利用者を識別するためのユーザIDごとに、利用者名、当該利用者が用いる内線電話端末T1〜TNの内線番号、当該利用者が発信時に使用する発信元電話端末の発信元電話番号、当該利用者の連絡先を示す利用者電話番号、および、当該利用者電話番号ごとに設けられて当該利用者が任意に設定可能な代替情報が、それぞれ登録されている。
したがって、発信元電話端末として、内線電話端末T1〜TNを指定する場合は当該端末の内線番号(内線ID)を登録すればよく、電話網50を介して電話制御装置10と接続される携帯電話端末K1〜KMなどの電話端末を指定する場合は当該端末の電話番号を登録すればよい。前述の図16の例では、利用者「山田」に対して、携帯電話番号が登録されており、利用者「渡辺」に対して内線番号が登録されている。なお、これら携帯電話端末K1〜KMについては、発信元電話端末として使用するかどうかを利用者が決定するものであり、内線電話端末T1〜TNや情報端末P1〜PNと同様に、利用者ごとに対応しているものはない。
本実施の形態にかかる電話システム1におけるこの他の構成については、前述の図13で説明した第4の実施の形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
次に、図17を参照して、本実施の形態にかかる電話システムの動作について説明する。図17は、第5の実施の形態にかかる電話システムの閲覧画面提供動作を示すシーケンス図である。
ここでは、情報端末P1からの閲覧要求に応じて、電話制御装置10から情報端末P1へ閲覧画面を提供する場合を例として説明する。
これにより、情報端末P1の表示画面に閲覧相手利用者の選択リストや名前入力欄が設けられたメニュー画面が表示されて、利用者操作により閲覧対象となる相手が選択された場合(ステップ503)、当該相手の利用者情報の閲覧を要求する閲覧要求が、情報端末P1から送信される(ステップ504)。
この後、データ管理部15Bは、これら電話番号代替処理での処理結果に基づき閲覧画面を生成し(ステップ507)、情報端末P1に提供する(ステップ508)。これにより、情報端末P1の表示画面に、前述の図3に示したような閲覧画面が表示される(ステップ509)。
ここでは、情報端末P1からの閲覧要求に応じてデータ管理部15Bから閲覧画面を提供した後、この閲覧画面での発信操作に応じて、呼制御部15Aと連携して相手電話端末30へ発信して、発信元電話端末として指定されている内線電話端末T1と通話する場合を例として説明する。
この後、連携制御部15Cは、発信元となる当該内線番号の内線電話端末T1から発信先となる当該利用者電話番号への発信を指示する連携指示を、呼制御部15Aへ通知する(ステップ514)。
この後、呼制御部15Aは、まず、発信元として指定された内線番号に基づいて、内線I/F部12から内線回線LTを介して内線電話端末T1を呼び出す(ステップ521)。
呼制御部15Aは、内線電話端末T1での応答に応じて、発信先として指定された利用者電話番号について、網I/F部11から電話回線LNを介して電話網50へ、相手電話端末30への外線発信を通知する(ステップ524)。
電話制御装置10の呼制御部15Aは、電話網50から通知された相手電話端末30での応答に応じて、発信元である内線電話端末T1との通話路と、相手電話端末30との通話路とを中継接続する(ステップ527)。これにより、内線電話端末T1と相手電話端末30との間で音声通話が開始される(ステップ528)。
このように、本実施の形態では、電話帳DB16で、利用者の利用者情報に含まれる電話番号ごとに、当該利用者が任意に設定可能な代替情報を記憶しておき、データ管理部15Bで、情報端末P1〜PNからの閲覧要求で指定された利用者の利用者情報を表示するための閲覧画面を生成する際、当該閲覧要求の要求元となる情報端末P1〜PNと対応する利用者と当該閲覧要求で指定された利用者とを比較し、これら利用者が不一致の場合であって、かつ、利用者情報に当該利用者電話番号と対応する代替情報が登録されている場合には、当該利用者電話番号に代えて当該代替情報を用いて当該閲覧画面を生成し、これら利用者が一致する場合、または、利用者情報に当該利用者電話番号と対応する代替情報が登録されていない場合には、当該利用者電話番号をそのまま用いて当該閲覧画面を生成するようにしたものである。
このため、1つの相手先について複数の利用者電話番号が登録されていて、これら利用者電話番号の相手先名称がすべて同じ相手先名称となる場合であっても、閲覧した利用者は、秘匿された各利用者電話番号に関する自宅や携帯電話などの連絡先を、その代替情報の違いにより容易に特定することができる。
このため、これら代替情報により、電話番号に対する秘匿表示内容とその連絡先との対応関係を、電話番号が秘匿された表示画面を閲覧した利用者にある程度わかるように表示することができ、代替情報の内容を工夫することにより、特定の利用者にのみ、秘匿後の電話番号に関する連絡先がわかるように秘匿することもできる。したがって、電話番号の秘匿表示において、利用者に対して極めて大きな自由度を提供することができる。
したがって、利用者は、特別な操作入力を必要とすることなく、極めて容易に各利用者電話番号の秘匿要否を設定することができるとともに、電話帳DB16においても特別な設定欄を設けることなく、各利用者電話番号の秘匿要否を管理することができる。
したがって、閲覧画面において、代替情報により秘匿表示されている相手先の利用者電話番号が発信先として選択された場合でも、発信先として利用者電話番号が選択された場合と同様にして、呼制御部15Aと連携して発信動作することができる。
このため、例えば情報端末P1〜PNでの発信操作の直後に発信元電話端末に着信があった場合など、相手電話端末30と通話できない状態の場合には、相手電話端末30の呼び出しを中止することができる。
これに応じて、電話制御装置10の呼制御部17Aが、図17のステップ524以降と同様にして、発信先として指定された利用者電話番号について、網I/F部11から電話回線LNを介して電話網50へ、相手電話端末30への外線発信を通知し、相手電話端末30での応答に応じて、発信元である内線電話端末T1との通話路と、相手電話端末30との通話路とが中継接続し、内線電話端末T1と相手電話端末30との間で音声通話が開始される。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
以下、本発明の特徴を付記する。
内線回線を介して接続された内線電話端末と電話網からの電話回線とを交換接続する電話制御装置であって、
利用者ごとに当該利用者の利用者名と当該利用者が用いる内線電話端末の内線番号および複数の利用者電話番号とを含む利用者情報を記憶するとともに、当該利用者情報に含まれる前記利用者電話番号ごとに、当該利用者が任意に設定可能な代替情報を記憶する電話帳DBと、
前記内線電話端末と任意の検索電話番号とを指定した検索要求に応じて、前記電話帳DBを参照することにより、当該内線電話端末と対応する利用者を特定するとともに、当該検索電話番号が前記利用者電話番号として登録されている前記利用者情報を検索することにより当該検索電話番号を用いる利用者を特定し、これら利用者が不一致の場合であって、かつ、当該利用者情報に当該検索電話番号と対応する前記代替情報が登録されている場合にのみ、当該代替情報を検索結果として出力し、これら利用者が一致する場合、または、当該利用者情報に当該検索電話番号と対応する前記代替情報が登録されていない場合には、当該検索電話番号を検索結果として出力するデータ管理部と、
前記内線電話端末の画面表示部に、当該内線電話端末に関する発信、着信、または通話の相手先を示す利用者電話番号を表示する際、当該内線電話端末と当該利用者電話番号からなる検索電話番号とを指定した前記検索要求を前記データ管理部へ通知し、これに応じて前記データ管理部から出力された前記代替情報または前記検索電話番号からなる検索結果を取得し、当該利用者電話番号に代えて当該検索結果を当該画面表示部で表示する呼制御部と
を備えることを特徴とする電話制御装置。
付記1に記載の電話制御装置において、
前記呼制御部は、前記電話網からの着信に応じて前記内線電話端末の画面表示部で着信画面を表示する際、当該内線電話端末と当該着信時に当該電話網から通知された発信元電話番号からなる検索電話番号とを指定した前記検索要求を前記データ管理部へ通知し、これに応じて前記データ管理部から出力された前記代替情報または前記検索電話番号からなる検索結果を取得し、当該発信者番号に代えて当該検索結果を用いた前記着信画面を当該画面表示部で表示することを特徴とする電話制御装置。
付記1または付記2に記載の電話制御装置において、
前記呼制御部は、前記電話網への発信に応じて前記内線電話端末の画面表示部で発信画面を表示する際、当該内線電話端末と当該発信の発信先電話番号からなる検索電話番号とを指定した前記検索要求を前記データ管理部へ通知し、これに応じて前記データ管理部から出力された前記代替情報または前記検索電話番号からなる検索結果を取得し、当該発信先電話番号に代えて当該検索結果を用いた前記発信画面を当該画面表示部で表示することを特徴とする電話制御装置。
付記1〜付記3のいずれか1つに記載の電話制御装置において、
前記呼制御部は、前記内線電話端末による前記電話網を介した相手電話端末との通話時に、当該内線電話端末の画面表示部で通話中画面を表示する際、当該内線電話端末と当該発信の相手先電話番号からなる検索電話番号とを指定した前記検索要求を前記データ管理部へ通知し、これに応じて前記データ管理部から出力された前記代替情報または前記検索電話番号からなる検索結果を取得し、当該相手先電話番号に代えて当該検索結果を用いた前記通話中画面を当該画面表示部で表示することを特徴とする電話制御装置。
付記1〜付記4のうちのいずれか1つに記載の電話制御装置において、
前記内線電話端末における発信、着信、または通話に関する履歴情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記データ管理部は、前記内線電話端末からの履歴表示要求に応じて、前記記憶部から当該内線電話端末にかかる前記履歴情報を取得し、前記内線電話端末の画面表示部で当該履歴情報を示す履歴画面を表示する際、当該履歴情報に含まれるそれぞれの相手先電話番号ごとに、当該内線電話端末と当該相手先電話番号からなる検索電話番号とを指定した前記検索要求を前記データ管理部へ通知し、これに応じて前記データ管理部から出力された前記代替情報または前記検索電話番号からなる検索結果を取得し、当該相手先電話番号に代えて当該検索結果を用いた前記履歴画面を当該画面表示部で表示する
ことを特徴とする電話制御装置。
付記1〜付記5のうちのいずれか1つに記載の電話制御装置において、
前記データ管理部は、前記内線電話端末からの閲覧要求に応じて、当該閲覧要求で指定された利用者に関する利用者情報を前記電話帳DBから検索し、得られた利用者情報の前記利用者名と前記利用者電話番号とを含む閲覧画面を生成して当該内線電話端末へ通知し、当該閲覧要求で指定された前記利用者の利用者情報を表示するための前記閲覧画面を生成する際、前記電話帳DBを参照して、当該閲覧要求の要求元となる前記内線電話端末と対応する利用者を特定した後、当該閲覧要求で指定された利用者と比較し、これら利用者が不一致の場合であって、かつ、当該利用者情報に当該利用者電話番号と対応する前記代替情報が登録されている場合には、当該利用者電話番号に代えて当該代替情報を用いて当該閲覧画面を生成し、これら利用者が一致する場合、または、当該利用者情報に当該利用者電話番号と対応する前記代替情報が登録されていない場合には、当該利用者電話番号をそのまま用いて当該閲覧画面を生成する
ことを特徴とする電話制御装置。
付記6に記載の電話制御装置において、
前記閲覧画面に表示された前記電話番号または前記代替情報を発信先として指定した前記内線電話端末からの発信要求に応じて、当該発信先が代替情報からなる場合には前記利用者情報に基づき当該代替情報の元となる利用者電話番号を当該発信先として特定し、当該内線電話端末から当該発信先となる利用者電話番号への発信を指示する連携指示を出力する連携制御部をさらに備え、
前記呼制御部は、前記連携制御部からの前記連携指示に応じて、当該連携指示で指示された前記内線電話端末と前記内線回線を介して通話路を確立するとともに、当該連携指示で指示された前記利用者電話番号へ前記電話回線から発信し、当該発信に対する相手電話端末での応答に応じて、当該相手電話端末と当該内線電話端末との通話路を中継接続する
ことを特徴とする電話制御装置。
内線回線を介して接続された内線電話端末と電話網からの電話回線とを交換接続する電話制御装置であって、
利用者ごとに当該利用者の利用者名と当該利用者が用いる内線電話端末の内線番号および複数の利用者電話番号とを含む利用者情報を記憶するとともに、当該利用者情報に含まれる前記利用者電話番号ごとに、当該利用者が任意に設定可能な代替情報を記憶する電話帳DBと、
前記内線電話端末からの閲覧要求に応じて、当該閲覧要求で指定された利用者に関する利用者情報を前記電話帳DBから検索し、得られた利用者情報の前記利用者名と前記利用者電話番号とを含む閲覧画面を生成して当該内線電話端末へ通知するデータ管理部とを備え、
前記データ管理部は、前記閲覧要求で指定された前記利用者の利用者情報を表示するための前記閲覧画面を生成する際、前記電話帳DBを参照することにより、当該閲覧要求の要求元となる前記内線電話端末と対応する利用者を特定した後、当該閲覧要求で指定された利用者と比較し、これら利用者が不一致の場合であって、かつ、当該利用者情報に当該利用者電話番号と対応する前記代替情報が登録されている場合には、当該利用者電話番号に代えて当該代替情報を用いて当該閲覧画面を生成し、これら利用者が一致する場合、または、当該利用者情報に当該利用者電話番号と対応する前記代替情報が登録されていない場合には、当該利用者電話番号をそのまま用いて当該閲覧画面を生成する
ことを特徴とする電話制御装置。
付記8に記載の電話制御装置において、
前記閲覧画面に表示された前記利用者電話番号または前記代替情報を発信先として指定した前記内線電話端末からの発信要求に応じて、当該発信先が代替情報からなる場合には前記利用者情報に基づき当該代替情報の元となる利用者電話番号を当該発信先として特定し、当該内線電話端末から当該発信先となる当該利用者電話番号への発信を指示する連携指示を出力する連携制御部と、
前記連携制御部からの前記連携指示に応じて、当該連携指示で指示された前記内線電話端末と前記内線回線を介して通話路を確立するとともに、当該連携指示で指示された前記利用者電話番号へ前記電話回線から発信し、当該発信に対する相手電話端末での応答に応じて、当該相手電話端末と当該内線電話端末との通話路を中継接続する呼制御部と
をさらに備えることを特徴とする電話制御装置。
利用者ごとに当該利用者の利用者名と当該利用者が用いる複数の利用者電話番号とを含む利用者情報を記憶する電話帳DBを有し、通信回線を介して接続された各情報端末に、当該電話帳DBから検索した所望の利用者に関する利用者情報を提供し、前記情報端末ごとに設けられた内線電話端末と内線回線を介して接続するとともに、これら内線電話端末と電話網からの電話回線とを交換接続する電話制御装置であって、
前記情報端末からの閲覧要求に応じて、前記電話帳DBから所望の利用者に関する利用者情報を検索し、得られた利用者情報の前記利用者名と前記利用者電話番号とを含む閲覧画面を生成して当該情報端末へ通知するデータ管理部を有し、
前記電話帳DBは、前記利用者の前記利用者情報に含まれる前記利用者電話番号ごとに、当該利用者が任意に設定可能な代替情報をさらに記憶し、
前記データ管理部は、前記閲覧要求で指定された前記利用者の利用者情報を表示するための前記閲覧画面を生成する際、当該閲覧要求の要求元となる前記情報端末と対応する利用者と当該閲覧要求で指定された前記利用者とを比較し、これら利用者が不一致の場合であって、かつ、当該利用者情報に当該利用者電話番号と対応する前記代替情報が登録されている場合には、当該利用者電話番号に代えて当該代替情報を用いて当該閲覧画面を生成し、これら利用者が一致する場合、または、当該利用者情報に当該電話番号と対応する前記代替情報が登録されていない場合には、当該利用者電話番号をそのまま用いて当該閲覧画面を生成する
ことを特徴とする電話制御装置。
付記10に記載の電話制御装置において、
前記電話帳DBは、前記利用者ごとに、当該利用者が発信時に使用する発信元電話端末の発信元電話番号をさらに記憶し、
前記閲覧画面に表示された前記利用者電話番号または前記代替情報を発信先として指定した前記情報端末からの発信要求に応じて、前記電話帳DBから当該情報端末と対応する利用者の発信元電話番号を特定し、当該発信先が代替情報の場合には前記利用者情報に基づき当該代替情報の元となる利用者電話番号を当該発信先として特定し、当該発信元電話番号から当該発信先となる利用者電話番号への発信を指示する連携指示を出力する連携制御部と、
前記連携制御部からの前記連携指示に応じて、当該連携指示で指示された前記発信元電話番号に基づき前記発信元電話端末を呼び出し、当該呼び出しに対する当該発信元電話端末での応答に応じて、当該連携指示で指示された前記利用者電話番号へ前記電話回線から発信し、当該発信に対する相手電話端末での応答に応じて、当該相手電話端末と当該発信元電話端末との通話路を中継接続する呼制御部と
をさらに備えることを特徴とする電話制御装置。
(付記12)
コンピュータを、付記1〜付記11のいずれか1つに記載の電話制御装置を構成する各部として機能させるためのプログラム。
Claims (4)
- 利用者ごとに当該利用者の利用者名と当該利用者が用いる複数の利用者電話番号とを含む利用者情報を記憶する電話帳DBを有し、通信回線を介して接続された各情報端末に、当該電話帳DBから検索した所望の利用者に関する利用者情報を提供する電話帳管理装置と、通信回線を介して当該電話帳管理装置と接続されて、前記情報端末ごとに設けられた内線電話端末と内線回線を介して接続するとともに、これら内線電話端末と電話網からの電話回線とを交換接続する電話制御装置とを備える電話システムであって、
前記電話帳管理装置は、
前記情報端末からの閲覧要求に応じて、前記電話帳DBから所望の利用者に関する利用者情報を検索し、得られた利用者情報の前記利用者名と前記利用者電話番号とを含む閲覧画面を生成して当該情報端末へ通知するデータ管理部を有し、
前記電話帳DBは、前記利用者の前記利用者情報に含まれる前記利用者電話番号ごとに、当該利用者が任意に設定可能な代替情報をさらに記憶し、
前記データ管理部は、前記閲覧要求で指定された前記利用者の利用者情報を表示するための前記閲覧画面を生成する際、当該閲覧要求の要求元となる前記情報端末と対応する利用者と当該閲覧要求で指定された前記利用者とを比較し、これら利用者が不一致の場合であって、かつ、当該利用者情報に当該利用者電話番号と対応する前記代替情報が登録されている場合には、当該利用者電話番号に代えて当該代替情報を用いて当該閲覧画面を生成し、これら利用者が一致する場合、または、当該利用者情報に当該利用者電話番号と対応する前記代替情報が登録されていない場合には、当該利用者電話番号をそのまま用いて当該閲覧画面を生成する
ことを特徴とする電話システム。 - 請求項1に記載の電話システムにおいて、
前記電話帳DBは、前記利用者ごとに、当該利用者が発信時に使用する発信元電話端末の発信元電話番号をさらに記憶し、
前記電話帳管理装置は、前記閲覧画面に表示された前記利用者電話番号または前記代替情報を発信先として指定した前記情報端末からの発信要求に応じて、前記電話帳DBを参照することにより当該情報端末と対応する利用者の発信元電話番号を特定し、当該発信先が代替情報の場合には前記利用者情報に基づき当該代替情報の元となる利用者電話番号を当該発信先として特定し、当該発信元電話番号の発信元電話端末から当該利用者電話番号への発信を指示する連携指示を前記電話制御装置へ通知する連携制御部を有し、
前記電話制御装置は、前記電話帳管理装置からの前記連携指示に応じて、当該連携指示で指示された前記発信元電話番号に基づき前記発信元電話端末を呼び出し、当該呼び出しに対する当該発信元電話端末での応答に応じて、当該連携指示で指示された前記利用者電話番号へ前記電話回線から発信し、当該発信に対する相手電話端末での応答に応じて、当該相手電話端末と当該発信元電話端末との通話路を中継接続する呼制御部を有する
ことを特徴とする電話システム。 - 内線回線を介して接続された内線電話端末と電話網からの電話回線とを交換接続する電話制御装置であって、
利用者ごとに、当該利用者の利用者名と当該利用者が用いる複数の利用者電話番号と、これら利用者電話番号ごとに当該利用者が任意に設定可能な代替情報とを含む利用者情報を記憶する電話帳DBと、
前記内線電話端末と任意の検索電話番号とを指定した検索要求に応じて、当該検索電話番号が前記利用者電話番号として登録されている前記利用者情報を前記電話帳DBから検索することにより当該検索電話番号を用いる利用者を特定した後、当該内線電話端末と対応する利用者と比較し、これら利用者が不一致の場合であって、かつ、当該利用者情報に当該検索電話番号と対応する前記代替情報が登録されている場合にのみ、当該代替情報を検索結果として出力し、これら利用者が一致する場合、または、当該利用者情報に当該検索電話番号と対応する前記代替情報が登録されていない場合には、当該検索電話番号を検索結果として出力するデータ管理部と、
前記内線電話端末の画面表示部に、当該内線電話端末に関する発信、着信、または通話の相手先を示す利用者電話番号を表示する際、当該内線電話端末と当該利用者電話番号からなる検索電話番号とを指定した前記検索要求を前記データ管理部へ通知し、これに応じて前記データ管理部から出力された前記代替情報または前記検索電話番号からなる検索結果を取得し、当該利用者電話番号に代えて当該検索結果を当該画面表示部で表示する呼制御部と
を備えることを特徴とする電話制御装置。 - 請求項3に記載の電話制御装置において、
前記データ管理部は、前記内線電話端末からの閲覧要求に応じて、当該閲覧要求で指定された利用者に関する利用者情報を前記電話帳DBから検索し、得られた利用者情報の前記利用者名と前記利用者電話番号とを含む閲覧画面を生成して当該内線電話端末へ通知し、当該閲覧要求で指定された前記利用者の利用者情報を表示するための前記閲覧画面を生成する際、当該閲覧要求の要求元となる前記内線電話端末と対応する利用者と、当該閲覧要求で指定された利用者と比較し、これら利用者が不一致の場合であって、かつ、当該利用者情報に当該利用者電話番号と対応する前記代替情報が登録されている場合には、当該利用者電話番号に代えて当該代替情報を用いて当該閲覧画面を生成し、これら利用者が一致する場合、または、当該利用者情報に当該利用者電話番号と対応する前記代替情報が登録されていない場合には、当該利用者電話番号をそのまま用いて当該閲覧画面を生成し、
前記閲覧画面に表示された前記利用者電話番号または前記代替情報を発信先として指定した前記内線電話端末からの発信要求に応じて、当該発信先が前記代替情報からなる場合には前記利用者情報に基づき当該代替情報の元となる利用者電話番号を当該発信先として特定し、当該内線電話端末から当該利用者電話番号への発信を指示する連携指示を出力する連携制御部をさらに備え、
前記呼制御部は、前記連携制御部からの前記連携指示に応じて、当該連携指示で指示された前記内線電話端末と前記内線回線を介して通話路を確立するとともに、当該連携指示で指示された前記利用者電話番号へ前記電話回線から発信し、当該発信に対する相手電話端末での応答に応じて、当該相手電話端末と当該内線電話端末との通話路を中継接続する
ことを特徴とする電話制御装置。
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