JP2014135936A - 作業機用背負子および背負式作業機 - Google Patents

作業機用背負子および背負式作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP2014135936A
JP2014135936A JP2013006776A JP2013006776A JP2014135936A JP 2014135936 A JP2014135936 A JP 2014135936A JP 2013006776 A JP2013006776 A JP 2013006776A JP 2013006776 A JP2013006776 A JP 2013006776A JP 2014135936 A JP2014135936 A JP 2014135936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
backpack
back surface
working machine
surface portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013006776A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Kosugi
新悟 小杉
Tsunenori Yamaki
恒典 山木
Masato Sakai
正登 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2013006776A priority Critical patent/JP2014135936A/ja
Priority to PCT/JP2014/000048 priority patent/WO2014112332A2/en
Priority to TW103101633A priority patent/TW201429380A/zh
Publication of JP2014135936A publication Critical patent/JP2014135936A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D34/00Mowers; Mowing apparatus of harvesters
    • A01D34/835Mowers; Mowing apparatus of harvesters specially adapted for particular purposes
    • A01D34/90Mowers; Mowing apparatus of harvesters specially adapted for particular purposes for carrying by the operator
    • A01D34/902Ergonomic provisions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45FTRAVELLING OR CAMP EQUIPMENT: SACKS OR PACKS CARRIED ON THE BODY
    • A45F3/00Travelling or camp articles; Sacks or packs carried on the body
    • A45F3/10Pack-frames carried on the body

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

【課題】背負式作業機を使用する作業者の快適性や利便性をさらに向上させる。
【解決手段】エンジン2が搭載される架台部10から立ち上がる背面部20の外面20bに、作業者の背中に接する背当て部材5Aが設けられた背負子3であって、背当て部材5Aは、少なくとも上下2ヶ所が支持されるとともに、背面部20の外面20bから離間するように湾曲された弾性変形可能なフレーム60Aと、フレーム60Aに張られ、背面部20の外面20bと隙間を介して対向する張り材61と、を有し、フレーム60Aは、背面部20の外面20bに向けて押圧された際に上下の支持点間の距離が拡張されないように規制されている。
【選択図】図1

Description

本発明は作業機に関し、特に、駆動源や動力源が当該作業機を使用する作業者によって背負われる背負式作業機に関する。
駆動源であるエンジンや電動モータまたは駆動源の動力源である二次電池などが作業者により背負われる背負式作業機がある。例えば、背負式作業機の1つである背負式刈払機では、駆動源であるエンジンおよびエンジンに供給される燃料が貯留されるタンクなどが作業者に背負われる背負子に搭載される。
また、背負式作業機の他の1つである背負式散布機では、駆動源であるエンジンと、エンジンによって駆動される送風機が作業者に背負われる背負子に搭載される(特許文献1)。
特開2012―115776号公報
上記のような背負式作業機に関しては、作業者の快適性や利便性を向上させるための様々な工夫が提案されている。例えば特許文献1には、背負子(背負部材)と作業者の背中との間の湿気を排出し、作業者の背中の蒸れを防止する技術が記載されている。
しかし、背中の蒸れを防止するだけでは作業者の快適性や利便性の向上に十分ではなく、快適性や利便性のさらなる向上が望まれている。
本発明の目的は、背負式作業機を使用する作業者の快適性や利便性をさらに向上させることである。
本発明の作業機用背負子は、作業機の駆動源または動力源が搭載される架台部から立ち上がる背面部の外面に、作業者の背中に接する背当て部材が設けられた作業機用背負子であって、前記背当て部材は、少なくとも上下2ヶ所が支持されるとともに、前記背面部の前記外面から離間するように湾曲された弾性変形可能なフレームと、前記フレームに張られ、前記背面部の前記外面と隙間を介して対向する張り材と、を有し、前記フレームは、前記背面部の前記外面に向けて押圧された際に上下の支持点間の距離が拡張されないように規制されている。
本発明の一態様では、前記フレームの前記上下の支持点の少なくとも一方が前記背面部の前記外面に固定される。
本発明の他の態様では、前記フレームの前記上下の支持点の一方が前記背面部の前記外面に固定され、他方が前記背面部の前記外面に固定された支持部材に突き当てられる。
本発明の他の態様では、前記フレームの前記上下の支持点が連結部材を介して互いに連結される。
本発明の他の態様では、前記フレームは、上方の2ヶ所および下方の2ヶ所がそれぞれ支持され、前記フレームの最大幅は、上方の2ヶ所の支持点間の距離および下方の2ヶ所の支持点間の距離のいずれよりも広い。
本発明の他の態様では、前記フレームが環状である。
本発明の他の態様では、前記張り材が通気性を有する。
本発明の他の態様では、前記張り材が作業者の背中の形状に応じて変形可能な伸縮性を有する。
本発明の背負式作業機では、上記作業機用背負子のいずれかに駆動源または動力源が搭載される。
本発明によれば、背負式作業機を使用する作業者の快適性や利便性をさらに向上させることができる。
本発明が適用された背負式刈払機の一例を示す側面図である。 背負式刈払機の使用状態の一例を示す側面図である。 背負子の正面側斜視図である。 背負子の背面側斜視図である。 背負子の側面図である。 背当て部材が取り外された背負子の背面側斜視図である。 背負子の分解斜視図である。 背負子の正面図である。 図8に示されるB―B線に沿った断面図である。 図8に示されるC―C線に沿った断面図である。 図8に示されるD―D線に沿った断面図である。 タンクの拡大斜視図である。 タンクの他の拡大斜視図である。 背当て部材の正面図である。 背当て部材の側面図である。 背当て部材の平面図である。 背当て部材の装着工程を示す説明図である。 背負子の背面図である。 背負式刈払機の使用状態の他の一例を示す側面図である。 背当て部材の一変形例を示す模式的斜視図である。 (a)は図20に示される背当て部材の正面図、(b)は同平面図、(c)は同側面図である。 背当て部材の他の変形例を示す模式図であって、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 背当て部材の他の変形例を示す模式的正面図である。
以下、本発明の実施形態の一例について図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示される背負式刈払機1は、駆動源としてのエンジン2と、エンジン2によって駆動される回転刃7(図2)と、エンジン2が搭載される作業機用背負子(以下“背負子3”と呼ぶ。)と、を有する。さらに、背負子3には、タンク4、背当て部材5Aおよび肩ベルト6が装着されている。
図示されているエンジン2は小型の2サイクルエンジンであって、このエンジン2の出力は駆動力伝達機構を介して図2に示される回転刃7に伝達される。図2に示されるように、エンジン2の出力軸にはフレキシブルシャフト8の一端が連結される。一方、フレキシブルシャフト8の他端は操作桿9に内挿されている不図示のドライブシャフトに連結される。さらに、ドライブシャフトは、操作桿9の先端に設けられるギヤケース内のギヤに連結される。エンジン2から出力される駆動力は、フレキシブルシャフト8、ドライブシャフトおよびギヤなどから構成される駆動力伝達機構を介して回転刃7に伝達され、回転刃7が回転駆動される。
背負式刈払機1は図2に示されるようにして、該背負式刈払機1を使用する作業者によって背負われる。すなわち、作業者は、背負子3に装着されている2本の肩ベルト6(図2には1本のみ図示)を左右の肩に掛けて背負子3を背負う。背負子3を背負った作業者は、右手または左手によって操作桿9に設けられているグリップ9aを握り、操作桿9を左右に振りながら操作桿9の先に設けられている回転刃7によって草や芝などを刈る。そこで、以下の説明において、上下、前後および左右の語は、図2に示されるように背負式刈払機1を背負った作業者を基準とした方向を示す語として使用する。なお、図示は省略されているが、エンジン2の回転数をコントロールするためのスロットルレバーがグリップ9aの近傍に設けられている。
図3に示されるように、背負子3は、エンジン2(図1)が搭載される架台部10と、架台部10から立ち上がる背面部20と、背面部20から該背面部20との関係において架台部10と略同方向に延びるハンドル部30とから構成されている。これら架台部10、背面部20およびハンドル部30はブロー成形法によって一体かつ一連に成形されており、図5に示されるように、側面視において概ね弓なりに連なっている。すなわち、架台部10、背面部20およびハンドル部30の区別は説明の便宜上の区別に過ぎず、それらの境界が明確に定められているものではない。
図3,4に示されるように、架台部10の中央には略矩形の開口部11が設けられており、開口部11の周囲には3つの台座部12が設けられている。図1に示されるように、エンジン2は、開口部11(図3,4)を跨ぐ金属製のマウント13を介して架台部10に搭載されている。マウント13は、不図示の軸受によって支持された支持軸13aと、軸受から各台座部12(図3,4)に向けて延びる3本の脚13b(図1には1本のみ図示)とを含み、それぞれの脚13bの端部がゴムブッシュ14を介して台座部12にボルト留めされている。エンジン2は、その底部がマウント13の支持軸13aによって支持されており、架台部10の上で回動可能となっている。
図3,6に示されるように、背面部20は、架台部10のエンジン搭載面に連なる内面20aと、内面20aと反対側の外面20bとを有する。図2に示されるように背負子3が作業者によって背負われる際には、背面部20の外面20bが作業者の背中と対向する。
図3,6に示されるように、背面部20には、その内外面に連通する略三角形の開口部21が設けられており、開口部21の上下には、それぞれ2つのネジ留め部22が設けられている。もっとも、図3,6には背面部下部に設けられている2つのネジ留め部22のみが示されている。なお、ネジ留め部22は、図3などに示される背当て部材5Aを固定するために利用される。ネジ留め部22を利用した背当て部材5Aの固定構造や固定方法の詳細については後述する。
それぞれのネジ留め部22について具体的に説明する。図7,10,11に示されるように、背面部20の内面20aには、外面側に向けて窪んだ4つの内側凹部23が形成されている。一方、図10,11に示されるように、背面部20の外面20bには、内面側に向けて窪んだ4つの外側凹部24が形成されている。対応する内側凹部23と外側凹部24は互いに背中合わせに配置されて対を成しており、対を成している内側凹部23と外側凹部24の底面は連通穴を介して連通している。図7,10,11に示されるように、それぞれの内側凹部23にはネジ穴を備えたボス部材25が収容されている。ボス部材25のネジ穴は該ボス部材25を貫通しており、その一端は上記連通穴に連通している。すなわち、ボス部材25のネジ穴の一端は外側凹部24の底面に連通している。かかる内側凹部23、外側凹部24、ボス部材25および連通穴によって各ネジ留め部22が構成されている。なお、図7に最も明確に示されるように、ボス部材25の外周面には、内側凹部23内での回転を防止するために、略矩形のフランジが一体成形されている。
図4,6に示されるように、ハンドル部30は、背面部20から架台部10と略同方向に向けて延びる一対の腕部31と、それら腕部31と交差する方向に延びて2つの腕部31の先端同士を繋ぐ把持部32とを有する。作業者は必要に応じて把持部32を掴んで背負子3を持ち運ぶことができる。
図3,5に示されるように、ハンドル部30の下には、エンジン2(図1)に供給される燃料を貯留するタンク4が配置されている。タンク4は、ハンドル部30と略同方向にハンドル部30と一体的に延びており、背負子3(主にハンドル部30)とタンク4との間の隙間は略一定である。架台部10と略同方向に延びるハンドル部30の下に、該ハンドル部30と一体的に延びるタンク4が配置されている結果、図1に示されるように、エンジン2は架台部10とタンク4との間に配置される。換言すれば、ハンドル部30およびタンク4は、架台部10に搭載されているエンジン2の上方に軒の如く張り出している。
図12,13に示されるように、タンク4には、背負子3に設けられた凹部41(図7,10,11)に嵌る膨出部42が形成されている。また、タンク4には、背負子3に設けられた凸部である2つのリブ43(図7,10)を受け入れる2つの窪み部44が形成されている。すなわち、図10,11に示されるように、背負子内面の凹凸とタンク外面の凹凸とが噛み合うことにより、背負子3とタンク4との間の隙間が略一定に保たれている。
図10に示されるように、タンク4は、第1の固定具としてのネジ46によって背負子3(ハンドル部30)に固定されている。具体的には、図7に示されるように、窪み部44(図12)の天井44aおよび該天井44aの下のリブ43の天井43aにそれぞれ形成されている穴を貫通するネジ46がリブ43の内側に配置されているボス部材45に結合されている。なお、ボス部材45は、同図に示されるボス部材25と同一の形状および構造を有している。
また、タンク4の底面からは舌部47が延びており、この舌部47が背負子3(背面部20)に固定されている。具体的には、図9に示されるように、背面部20および舌部47を貫通して舌部47から突出している第2の固定具としてのボルト48の軸部にナット49が結合されている。
図7に示されるように、タンク4は異なる2方向から背負子3に固定されている。すなわち、タンク4は、背負子3を上下に貫通するネジ46によって背負子3に固定されるとともに、背負子3を前後に貫通するボルト48によって背負子3に固定されている。このように、タンク4を異なる2方向から背負子3に固定すると、エンジン2(図1)の振動などに起因する応力がいずれか一方の固定箇所に集中する虞がある。そこで、図7,9に示されるように、ボルト48の軸部の周囲には防振部材としてのゴムブッシュ50が設けられている。すなわち、タンク4の舌部47と背負子3の背面部20とはゴムブッシュ50を介して固定されている。
図9に示される背負子3の高さ(H)を低く抑えつつ、把持部32とタンク4との間に作業者が手を挿入するのに十分な空間を形成すべく、タンク4の形状が工夫されている。具体的には、図12,13に示されるように、タンク4の上面51aの両外側には、ハンドル部30の腕部31(図3,4)に向かって立ち上がる一対の立ち上げ部52が形成されている。この結果、図3,4などに示されるように、ハンドル部30とタンク4は滑らかに連なる一体的な外観を呈している。また、タンク4の上面51aであって、左右の立ち上げ部52の間には、これら立ち上げ部52よりも低い逃げ部が形成されている。すなわち、把持部32とタンク4との間に作業者が手を挿入するのに十分な空間を確保しつつ、作業機全体の小型化が実現され、持ち運びの利便性などが向上している。なお、図12,13に示されるように、タンク4の一方の立ち上げ部52からは燃料供給口を形成する筒部53が延びており、筒部53の先端にはねじ込み式の燃料キャップ54が取り付けられている。
また、図9〜11に示されるように、タンク4の下面51bは、その幅方向(左右方向)中央がエンジン2(図1)から最も離間するように湾曲している。すなわち、タンク下面51bは、タンク4の内側へ向けて窪むように湾曲している。これにより、エンジン2を避けるようにしてタンク4を配置することができるので、背負子3の高さ(H)がさらに低く抑えられる。さらに、エンジン2(図1)とタンク下面51bとの間の空間が拡大され、放熱性が向上する。図12に示されるように、タンク下面51bからは燃料ノズル55が延びている。この燃料ノズル55とエンジン2(図1)とは不図示の燃料パイプによって繋がれ、タンク4からエンジン2に燃料が供給される。そこで、図6に示されるように、背面部20の外面20bには、上記燃料パイプを配置するための溝56が形成されている。溝56内に配置される燃料パイプの一端は、開口部21を経由してエンジン2(図1)の気化器に接続される。
さらに、図2などに示されるように、タンク4は背面部20から斜め上向きに延びている。すなわち、図9〜11に示されるように、タンク下面51bは、背面部20から離れるに従って次第に高くなるように傾斜しており、図12に示される燃料ノズル55は、タンク下面51bの最下点またはその近傍に設けられている。よって、タンク4内の燃料がタンク下面51bの傾斜によって燃料ノズル55に集められる。したがって、タンク4内の燃料が少なくなった場合や、図2に示される背負子3の上部が後方へ向けて多少倒れた状態となった場合にも、エンジン2への燃料供給が途絶えることがない。
次に、図1や図3などに示される背当て部材5Aの詳細について説明する。図14〜16に示されるように、背当て部材5Aは、バネ鋼によって形成された弾性変形可能なフレーム60Aと、フレーム60Aに張られた張り材61とを有する。
図14に示されるように、フレーム60Aは1本のバネ鋼によって環状に形成されている。また、図15,16に示されるように、フレーム60Aは、人の背中の形状に応じて3次元的に湾曲した複雑な形状を有するが、全体として、背面部20の外面20bから離間するように湾曲している(図10,11参照)。また、フレーム60Aに張られた張り材61は通気性および伸縮性を有するメッシュシートである。張り材61は、図2に示されるように背負子3が背負われた際に作業者の背中の形状に応じて伸縮して背中に密接する。すなわち、張り材61は作業者の背中に接する背当て面を形成する。ここで、フレーム60Aが上記のように湾曲している結果、図10や図11に示されるように、フレーム60Aに張られている張り材61は、背面部20の外面20bと隙間を介して対向している。すなわち、背面部20の外面20bと張り材61との間には空間62が存在しており、かかる空間62は背負子3が作業者によって背負われた状態においても維持される(図2参照)。
上記のように、フレーム60Aは人の背中の形状に応じて湾曲しており、張り材61は人の背中の形状に応じて伸縮可能である。よって、図2に示されるように、背負子3を背負った作業者の背中に背当て部材5Aがフィットし、快適な背負い心地が得られる。
図14に示されるように、背当て部材5Aのフレーム60Aは、対向する下辺部63および上辺部64と、下辺部63と上辺部64の端部同士を繋ぐ側辺部65a,65bと、を有する。もっとも、フレーム60Aは1本のバネ鋼を曲げ加工して形成されており、下辺部63、上辺部64および側辺部65a,65bは一連である。
図17に示されるように、フレーム60Aの下辺部63には、この下辺部63を挟み込むように折り曲げられた一対の固定金具66a,66bが装着されている。それぞれの固定金具66a,66bにはネジ67が通される穴が形成されており、この穴に通されたネジ67が背負子3の背面部下部に設けられている2つのネジ留め部22にそれぞれ結合されている(図6,10)。すなわち、フレーム60Aは、その下方の少なくとも1ヶ所が背面部20の外面20bに固定されて支持されている。
フレーム60Aの上辺部64は、図1,4などに示される支持部材70によって支持されている。図7,17に示されるように、支持部材70は、背面部上部に設けられている2つのネジ留め部22(図11)にネジ71によって固定されている。図10に示されるように、フレーム60Aの上辺部64は、背面部20の外面20bと支持部材70との間に差し込まれ、支持部材70に突き当てられている。すなわち、フレーム60Aは、その上方の少なくとも1ヶ所が支持部材70に突き当てられて支持されている。
図14に示されるように、張り材61にはバンド部材68が縫い付けられている。バンド部材68は張り材61を横断するように配置されており、その両端はフレーム60Aの側辺部65a,65bにそれぞれ固定されている。バンド部材68は、張り材61を補強しつつ、張り材61とともに背当て面を形成する。
上記のような構造を有する背当て部材5Aは、例えば次のようにして背負子3の背面部20に装着される。まず、図17(b)に示されるように、フレーム60Aの下辺部63に装着されている固定金具66a,66b(図17(b)には一方の固定金具66bのみ図示)をネジ67によって背面部20に固定する。その後、フレーム60Aの下辺部63を回転軸として背当て部材5Aを回動させ、図17(c)に示されるように、フレーム60Aの上辺部64を背面部20に当接させる。次いで、フレーム60Aの上辺部64に支持部材70を被せ、上辺部64に被せられた支持部材70をネジ71によって背面部20に固定する。換言すれば、背面部20の外面20bと支持部材70との間にフレーム60Aの上辺部64を挟み込む。
図2に示されるように背負子3が作業者に背負われると、図14などに示される張り材61およびバンド部材68によって形成される背当て面が作業者の背中に接する。すると、背負子3および背負子3に搭載されているエンジン2などの重量に起因する荷重が背当て部材5Aに加わる。かかる荷重により背当て部材5A(フレーム60A)は、背負子3の背面部20に向けて押圧される。しかし、フレーム60Aは、その上下の少なくとも1ヶ所がそれぞれ支持されている。具体的には、図10に示されるように、フレーム60Aの下辺部63は背面部20の外面20bにネジ留めされており、上辺部64は支持部材70に突き当てられている。したがって、フレーム60Aに該フレーム60Aを背面部20の外面20bに向けて押圧する力が作用した場合、図14に示される側辺部65aと側辺部65bとが左右に離間するように弾性変形することはあっても、下辺部63と上辺部64とが上下に離間するように弾性変形することはない。すなわち、フレーム60Aは、その上下の支持点間の距離が拡張されないように規制されている。よって、図2に示される背当て部材5Aが過度に潰れることはなく、張り材61およびバンド部材68(図14)と背面部20の外面20bとの間の空間62が維持される。よって、背当て面を形成する張り材61が通気性を有するメッシュシートであることと相まって作業者の背中の蒸れが防止される。また、上記荷重の一部が背当て部材5A(フレーム60A)の弾性復元力によって支持されるので、作業者に掛かる負担が軽減される。もっとも、張り材61はメッシュシートに限定されるものではなく、例えば、織物、編物または複数の穴が形成されたビニールシートなどであってもよい。
図18に示されるように、それぞれの肩ベルト6の一端は背負子3のハンドル部30に固定され、他端は背面部20に固定されている。具体的には、肩ベルト6の一端はハンドル部30の把持部32に巻き付けられており、他端は背面部20の側面下部に設けられている固定部72に係止リング73を介して連結されている。
図6に示されるように、タンク4を固定しているボルト48の頭部は背面部20の外面20bに形成された凹部内に埋没している。また、タンク4とエンジン2(図1)とを繋ぐ不図示の燃料パイプが背面部20の外面20bに形成されている溝56内に配置されることは既述のとおりである。すなわち、背面部20の外面20bには突出部分がなく、外面20bの大部分は平坦である。よって、図19に示されるように、背当て部材5A(図2)を取り外した状態で背負子3を背負っても、作業者が背中に痛みを感じたり、違和感を覚えたりすることはない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施形態における背当て部材は種々変更可能である。以下、背当て部材の変形例のいくつかについて図面を参照して説明する。但し、以下の説明では、既に説明した構成と同一の構成については、図面中に同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(変形例1)
図20に示される背当て部材5Bを構成しているフレーム60Bは、互いに独立した右側フレーム部材81および左側フレーム部材82と、フレーム部材81,82がそれぞれ固定されたシート状の連結部材83と、を有する。
右側フレーム部材81および左側フレーム部材82は、バネ鋼によって帯状に形成されている。右側フレーム部材81は、背負子の背面部20の外面20b(図21(c))から離間するように湾曲されるとともに、その上端81aは連結部材83の上部右隅に固定され、下端81bは下部右隅に固定されている。また、左側フレーム部材82は、右側フレーム部材81と同様に湾曲されるとともに、その上端82aは連結部材83の上部左隅に固定され、下端82bは下部左隅に固定されている。換言すれば、それぞれのフレーム部材81,82の上下端は、連結部材83を介して互いに連結されている。すなわち、2つのフレーム部材81,82から構成されるフレーム60Bは、その上方の2ヶ所および下方の2ヶ所がそれぞれ支持されている。
図21(a),(b)に示されるように、右側フレーム部材81および左側フレーム部材82は、互いに平行に配置されている。したがって、フレーム60Bの上方の2ヶ所の支持点(上端81a,82a)の間の距離(D1)と、下方の2ヶ所の支持点(下端81b,82b)の間の距離(D2)とは互いに同一である。さらに、フレーム60Bの最大幅(W)は、上記距離(D1,D2)と略等しい。
図21(c)に示されるように、背当て部材5Bが装着された背負子(不図示)が作業者に背負われると、背負子および背負子に搭載されているエンジン(不図示)などの重量に起因する荷重が背当て部材5Bに加わる。かかる荷重により背当て部材5B(フレーム60B)は、背面部20の外面20bに向けて押圧される。
しかし、図20に示されるように、フレーム60Bを構成している右側フレーム部材81の上端81aと下端81bは連結部材83を介して互いに連結されている。また、左側フレーム部材82の上端82aと下端82bは連結部材83を介して互いに連結されている。すなわち、フレーム60Bは、その上方の2ヶ所および下方の2ヶ所がそれぞれ支持されている。したがって、フレーム60Bの上下の支持点間の距離は、該フレーム60Bを背面部20の外面20b(図21(c))に向けて押圧する力が作用しても拡張されることはない。すなわち、フレーム60Bは、その上下の支持点間の距離が拡張されないように規制されている。
(変形例2)
図22に示される背当て部材5Cを構成しているフレーム60Cは、互いに独立した右側フレーム部材81および左側フレーム部材82と、フレーム部材81,82がそれぞれ固定されたシート状の連結部材83と、を有し、この点において図20に示されるフレーム60Bと共通する。
但し、図22に示されるフレーム60Cを構成する左右のフレーム部材81,82は、その長手方向中央が外側に張り出すように湾曲されている。よって、フレーム60Cの上方の2ヶ所の支持点(上端81a,82a)の間の距離(D1)および下方の2ヶ所の支持点(下端81b,82b)の間の距離(D2)は互いに同一であるが、フレーム60Cの最大幅(W)は、上記距離(D1,D2)よりも広い。
図22に示されるフレーム60Cも、その上方の2ヶ所および下方の2ヶ所がそれぞれ支持されている。したがって、フレーム60Cの上下の支持点間の距離は、該フレーム60Cを背面部20の外面20b(図22(c))に向けて押圧する力が作用しても拡張されることはない。すなわち、フレーム60Cは、その上下の支持点間の距離が拡張されないように規制されている。もっとも、図22に示されるフレーム60Cでは、該フレーム60Cを背面部20の外面20bに向けて押圧する力が作用した場合、フレーム部材81,82が左右に離間するように弾性変形するので、押圧力が適度に逃がされ、作業者に掛かる荷重がさらに軽減される。
(変形例3)
図23に示される背当て部材5Dを構成しているフレーム60Dは、1本のバネ鋼によって環状に形成されており、この点において図14などに示されるフレーム60Aと共通している。また、図示は省略されているが、図23に示されるフレーム60Dにも背当て面を形成する張り材が張られる。
但し、図14に示されるフレーム60Aでは、その下辺部63と上辺部64の長さが異なっていた。すなわち、図14に示されるフレーム60Aは上下非対称な形状を有する。これに対し、図23に示されるフレーム60Dは点Oを中心とする円弧に沿って形成されている。すなわち、図23に示されるフレーム60Dは円形である。
図23に示されるフレーム60Dは、その上方の2ヶ所および下方の2ヶ所がそれぞれ支持される。さらに、上方の2ヶ所の支持点間の距離(D1)と、下方の2ヶ所の支持点の間の距離(D2)とは互いに同一であり、この点において図21に示されるフレーム60Bと共通である。一方、フレーム60Dの最大幅(W)は上記距離(D1,D2)よりも広く、この点おいて図22に示されるフレーム60Cと共通する。
本明細書では、背負子に駆動源が搭載される実施形態について説明したが、背負子に動力源が搭載される実施形態もある、例えば、駆動源である電動モータに電力を供給する動力源としての二次電池が背負子に搭載される実施形態もある。また、駆動源としての電動モータと動力源としての二次電池の双方が背負子に搭載される実施形態もある。
また、本発明は、背負式刈払機以外の背負式作業機にも適用することができ、例えば、背負式散布機や背負式ブロワーに適用することができる。
1 背負式刈払機
2 エンジン
3 背負子
4 タンク
5A,5B,5C,5D 背当て部材
10 架台部
20 背面部
20b 外面
30 ハンドル部
41 凹部
42 膨出部
43 リブ
44 窪み部
46 ネジ
48 ボルト
50 ゴムブッシュ
60A,60B,60C,60D フレーム
61 張り材
70 支持部材
81 右側フレーム部材
82 左側フレーム部材
83 連結部材

Claims (9)

  1. 作業機の駆動源または動力源が搭載される架台部から立ち上がる背面部の外面に、作業者の背中に接する背当て部材が設けられた作業機用背負子であって、前記背当て部材は、
    少なくとも上下2ヶ所が支持されるとともに、前記背面部の前記外面から離間するように湾曲された弾性変形可能なフレームと、
    前記フレームに張られ、前記背面部の前記外面と隙間を介して対向する張り材と、を有し、
    前記フレームは、前記背面部の前記外面に向けて押圧された際に上下の支持点間の距離が拡張されないように規制されている、作業機用背負子。
  2. 前記フレームの前記上下の支持点の少なくとも一方が前記背面部の前記外面に固定されている、請求項1に記載の作業機用背負子。
  3. 前記フレームの前記上下の支持点の一方が前記背面部の前記外面に固定され、他方が前記背面部の前記外面に固定された支持部材に突き当てられている、請求項2に記載の作業機用背負子。
  4. 前記フレームの前記上下の支持点が連結部材を介して互いに連結されている、請求項1に記載の作業機用背負子。
  5. 前記フレームは、上方の2ヶ所および下方の2ヶ所がそれぞれ支持され、
    前記フレームの最大幅は、上方の2ヶ所の支持点間の距離および下方の2ヶ所の支持点間の距離のいずれよりも広い、請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業機用背負子。
  6. 前記フレームが環状である、請求項5に記載の作業機用背負子。
  7. 前記張り材が通気性を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の作業機用背負子。
  8. 前記張り材が伸縮性を有する、請求項7に記載の作業機用背負子。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の作業機用背負子に駆動源または動力源が搭載された背負式作業機。
JP2013006776A 2013-01-17 2013-01-17 作業機用背負子および背負式作業機 Pending JP2014135936A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013006776A JP2014135936A (ja) 2013-01-17 2013-01-17 作業機用背負子および背負式作業機
PCT/JP2014/000048 WO2014112332A2 (en) 2013-01-17 2014-01-09 Backpack carrier for working machine and backpack-type working machine
TW103101633A TW201429380A (zh) 2013-01-17 2014-01-16 作業機用背架以及後背式作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013006776A JP2014135936A (ja) 2013-01-17 2013-01-17 作業機用背負子および背負式作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014135936A true JP2014135936A (ja) 2014-07-28

Family

ID=49998646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013006776A Pending JP2014135936A (ja) 2013-01-17 2013-01-17 作業機用背負子および背負式作業機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2014135936A (ja)
TW (1) TW201429380A (ja)
WO (1) WO2014112332A2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE1650983A1 (en) * 2016-07-06 2018-01-07 Husqvarna Ab Portable electric tool system

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19932498C2 (de) * 1999-07-12 2003-03-27 Vaude Sport Albrecht Von Dewit Rucksack
US8225974B2 (en) * 2008-12-19 2012-07-24 Patent Category Corp. Carrying bag with support
US8539637B2 (en) * 2010-05-10 2013-09-24 Mtd Products Inc Harness for backpack blower
JP5560174B2 (ja) 2010-12-01 2014-07-23 株式会社丸山製作所 背負式動力作業機
JP5877407B2 (ja) * 2011-06-21 2016-03-08 株式会社やまびこ 背負バンドの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014112332A2 (en) 2014-07-24
TW201429380A (zh) 2014-08-01
WO2014112332A3 (en) 2014-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011127541A (ja) 背負式作業具
JP5877407B2 (ja) 背負バンドの取付構造
JP5560174B2 (ja) 背負式動力作業機
JP2014135936A (ja) 作業機用背負子および背負式作業機
JP5490504B2 (ja) 背負い式動力作業機
EP3679781B1 (en) Support structure for work machine pad
JP2014135937A (ja) 背負式作業機
JP6169416B2 (ja) シート支持ユニット及び乳母車
US11357312B2 (en) Working machine support belt
JP4540190B2 (ja) 背負式防除機
JP5421196B2 (ja) 背負式作業機
JP2015122972A (ja) 背負体及び背負式タンク
KR200343588Y1 (ko) 예초기용 캐리어
EP2995186B1 (en) Backpack type working machine
EP2247467B1 (en) Vehicle seat
JPS6041073Y2 (ja) 作業用背負具
JP5852841B2 (ja) 背負式送風作業機
JP2010252689A (ja) 可搬式作業機用のハーネス
JP2010252687A (ja) 可搬式作業機用のハーネス
JP5188446B2 (ja) 可搬式作業機用のハーネス
JP4222793B2 (ja) 椅子及び椅子のカバー
JP6532447B2 (ja) 背負式作業機
JPH0632823Y2 (ja) 背負式防除機の背当て部構造
KR20130007397U (ko) 등짐 형 배부식 예초기를 장착할 수 있는 주행식 예초기
JP5830046B2 (ja) 背負式作業機