JP2014134888A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】必要以外の画像を取得せず、記憶部の画像記憶容量を軽減する。
【解決手段】ATM1内部の後面側上部に監視カメラ2を実装して、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5がATM1から引き出されたとき、それを紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5に設けた検知スイッチ7、8により検知して、その検知信号により制御部6が監視カメラ2に撮影を開始させ、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5が戻されたとき、それを検知スイッチ7、8により検知して、その検知信号により制御部6が監視カメラ2に撮影を終了させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動取引装置の扉を開いた操作者を撮影するために装置内部に実装されている監視カメラの撮影制御に関するものである。
銀行などの金融機関の店舗等に設置される従来の自動取引装置(以下、ATM)として、装置の後面(背面)側に監視カメラを実装したものがある。このATMでは、装置の後面扉を開き、紙幣や硬貨の入出金処理を行う現金系ユニット(金庫部)を引き出し、現金系ユニットに対して紙幣や硬貨の補充、回収等の作業を行うが、正規の係員(行員)以外の人物が現金系ユニットを引き出したとき、それを後で確認することができるように、現金系ユニットを操作した人物を監視カメラにより撮影して、その画像を記憶部に記憶するようにしている。この場合、装置後面の扉に設けられている鍵の開を検知して監視カメラの撮影を開始し、扉が閉められて鍵が閉になったことを検知したとき撮影を終了するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−37653号公報
しかしながら、上述した従来の技術においては、ATMの後面の扉に設けられている鍵の開を検知して監視カメラの撮影を開始し、鍵の閉を検知したとき撮影を終了するようにしているため、例えば保守員が扉の内面等に設けられている操作パネルを操作する場合のように、現金系ユニットを引き出さない場合でも、後面の扉を開けるために扉に設けられている鍵を開にすると監視カメラによる撮影を行うことになって、必要以外の画像を取得してしまい、記憶部の画像記憶容量が不要に増加するという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明は、扉を有し、該扉を開くことで装置内部にアクセス可能な自動取引装置において、装置内部に設けられた監視カメラと、装置内部への操作者のアクセスを検知する検知手段を備え、前記検知手段が装置内部への操作者のアクセスを検知すると、前記監視カメラで操作者を撮影することを特徴とする。
このようにした本発明は、操作者が装置内部にアクセスしたときのみ操作者を撮影することになり、必要以外の画像を取得することがないので、記憶部の画像記憶容量を軽減できるという効果が得られる。
第1の実施例を示す後面側斜視図 第1の実施例の動作を示すフローチャート 現金系ユニットを引き出すときの手順を示す後面側斜視図 第2の実施例を示す後面側斜視図 第2の実施例の動作を示すフローチャート IDキーを操作するときの手順を示す後面側斜視図 第3の実施例を示す後面側斜視図 第3の実施例の動作を示すフローチャート IDカードを読み取らせるときの手順を示す後面側斜視図
以下、図面を参照して本発明による自動取引装置の実施例を説明する。
図1は第1の実施例を示す後面側斜視図で、図示したように本実施例の自動取引装置1(以下、ATM1と略記する)内部には、後面(背面)側上部に監視カメラ2が実装されている。ATM1の後面(背面)には、回転式の扉9が設けられており、この扉9にはキー(鍵)によって施錠、解錠が可能なシリンダー式の錠3が実装されている。
ATM1の内部には、顧客が入出金取引を行う際に紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金部(現金系ユニット)4と、硬貨の入出金処理を行う硬貨入出金部(現金系ユニット)5が設けられている。
この紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5は、正規の係員(行員)である操作者が扉9を開くことで外部に引き出すことができるようになっていて、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5が引き出されたり、押し戻されて元の位置に復帰した際に、それを検知する検知手段として検知スイッチ7、8が設けられている。この検知スイッチ7、8は、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5が引き出されたときはONになり、元の位置に戻されるとOFFになるように設定されている。つまり検知スイッチ7、8は係員による装置内部へのアクセスを検知する検知手段として用いられている。
また、ATM1の内部には、制御部6及びキャビネットコントローラ10も設けられており、そして、検知スイッチ7、8はキャビネットコントローラ10に接続され、また制御部6には監視カメラ2、紙幣入出金部4、及び硬貨入出金部5、及びキャビネットコントローラ10等が接続されている。
ここで、制御部6は、図示しない記憶部に格納された制御プログラムに基づいてATM1全体の動作を制御する機能を有し、また、キャビネットコントローラ10は、紙幣入出金部4や、硬貨入出金部5、更には図示しない内部モニタ等の状態を管理する機能を有している。
図2は上述した構成による第1の実施例の動作を示すフローチャート、図3はATMから現金系ユニットを引き出すときの手順を示す後面側斜視図で、以下図2にSで示したステップに従って第1の実施例の動作について説明する。
まず、操作者は図示しないキーにより図3(a)に矢印で示したように錠3を回して解錠し、図3(b)に示したようにATM1の扉9を開く(S1)。
制御部6は検知スイッチ7、8がONになったか否かを判断する(S2)。
この場合、操作者が現金系ユニットつまり紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5を図3(c)に示したようにATM1の外部に引き出すと、これにより紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5に設けられている検知スイッチ7、8がONになる。
そして、そのON信号がキャビネットコントローラ10を介して制御部6に送信されることで、制御部6は紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5が引き出されたことを認識し、制御部6は監視カメラ2に撮影開始の指示を出す。
つまり、検知スイッチ7、8により紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5がATM1の外部に引き出されたことが検知され、その検知信号により制御部6は紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の引き出しを検出して監視カメラ2に撮影開始の指示を出す。
尚、検知スイッチ7、8のいずれか一方がONになった場合でも、制御部6は監視カメラ2に撮影開始の指示を出すものとなっている。
監視カメラ2は制御部6からの指示により操作者や、操作者の作業状況の撮影を開始する(S3)。撮影された画像は制御部6に送られ、制御部6により図示しない記憶部に記憶される。
撮影開始後、制御部6は検知スイッチ7、8がOFFになったか否かを判断し(S4)、OFFになっていない場合は、OFFになるのを待つ。
紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5を引き出した操作者は、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5に対して紙幣や硬貨の補充、回収等の作業を行い、作業終了後、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5をATM1の内部に押込んで、元の位置に復帰させる。
これにより、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5に設けられている検知スイッチ7、8がOFFになる。つまり、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5が元の位置に復帰したことが検知スイッチ7、8により検知される。
その検知信号がキャビネットコントローラ10を介して制御部6に送信されると、制御部6は監視カメラ2に撮影停止の指示を出し、監視カメラ2による撮影を終了させる(S5)。
その後、操作者はATM1の扉9を閉じ、図示しないキーにより錠3を回して施錠する(S6)。
以上説明したように第1の実施例では、ATM1内部の後面側上部に監視カメラ2を実装して、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の引き出し及び復帰を検知する検知スイッチ7、8を設けて紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の引き出しが検知されたとき監視カメラ2に撮影を開始させ、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の復帰が検知されたとき、監視カメラ2に撮影を終了させるようにしている。
そのため、現金系ユニットである紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5へのアクセス時のみ撮影することになり、必要以外の画像を取得することがないので、記憶部の画像記憶容量を軽減できるという効果が得られる。
次に第2の実施例について説明する。図4は本発明の第2の実施例を示す実施例を示す後面側斜視図である。この第2の実施例は第1の実施例の構成に対して、回転によりON、OFFするIDキー(電気錠)11を追加したもので、このIDキー11を操作者の装置内部へのアクセスを検知する検知手段とするものである。
ATM1の扉9側の内部には正規の係員(操作者)と保守員(操作者)が利用する図示しない操作パネルが設けられている。この操作パネルには係員が操作する係員用画面と特定の操作者である保守員が操作する保守員用画面が表示されるが、保守員用画面は保守員がIDキー11を操作することで表示されるものとなっている。
この保守員用画面では現金精査等の特定の操作を可能とし、装置内のすべての紙幣や硬貨に関する情報つまり現金に関する情報を表示部に表示したり、図示しないプリンタにより用紙に出力することが可能となっている。
本実施例では、IDキー11は保守員のみON,OFF操作可能とし、このIDキー11は、ATM1の扉9の内面(裏面)に実装され、キャビネットコントローラ10に接続されている。
尚、このほかの構成要素は上述した第1の実施例と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5は上述した構成による第2の実施例の動作を示すフローチャート、図6はIDキーを操作するときの手順を示す後面側斜視図で、以下図5にSで示したステップに従って第2の実施例の動作について説明する。
まず、操作者は図示しないキーにより図6(a)に矢印で示したように錠3を回して解錠し、図6(b)に示したようにATM1の扉9を開く(S11)。
制御部6はIDキー11がONになったか否かを判断する(S12)。操作者が保守員であって、扉9の内面に実装されたIDキー11を図6(c)に示したように回してONにすると、そのON信号がキャビネットコントローラ10を介して制御部6に送信される。
これにより制御部6はIDキー11がONになったと判断し、監視カメラ2に撮影開始の指示を出す。監視カメラ2は制御部6からの指示により保守員や、保守員の作業状況の撮影を開始する(S13)。撮影された画像は制御部6に送られ、制御部6により図示しない記憶部に記憶される。
撮影開始後、制御部6はIDキー11がOFFになったか否かを判断し(S14)、OFFになっていない場合は、OFFになるのを待つ。
また、制御部6はIDキー11がONになると、図示しない操作パネルの表示部に保守員用画面を表示する。この画面を見て保守員が操作パネルを操作し、現金精査等の作業を行った後、IDキー11を元に戻してOFFにする。
このIDキー11のOFF信号がキャビネットコントローラ10を介して制御部6に送信されると、制御部6はIDキー11がOFFになったと判断し、監視カメラ2に撮影停止の指示を出して、監視カメラ2による撮影を終了させる(S15)。
その後、保守員はATM1の扉9を閉じ、図示しないキーにより錠3を回して施錠する(S16)。
尚、本実施例では検知スイッチ7、8のON、OFFは紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の引き出し、元の位置への復帰の確認のみに利用される。
以上説明したように第2の実施例では、ATM1内部の後面側上部に監視カメラ2を実装すると共に、ATM1後面の扉9の内面に操作パネルの特定の操作を可能にするためのIDキー11を設けて、保守員が操作パネルを操作するためにIDキーをONにすると、そのON信号により制御部6が監視カメラ2に撮影を開始させ、操作パネルの操作終了後に保守員がIDキー11をOFにすると、そのOFF信号により制御部6が監視カメラ2に撮影を終了させるようにしている。
そのため、保守員が現金精査等の特定の作業のために操作パネルを操作する時のみ撮影することになり、必要以外の画像を取得することがないので、記憶部の画像記憶容量を軽減できるという効果が得られる。
次に第3の実施例について説明する。図7は本発明の第3の実施例を示す実施例を示す後面側斜視図で、この第3の実施例は第2の実施例の構成に対して、ATM1にIDカードリーダ12を追加したものである。IDカードリーダ12はATM1後面の扉9の内面に実装され、制御部6に接続されている。
本実施例はIDカードリーダ12が図9に示したIDカード13からカード情報を読み取ると、そのカード情報から制御部6が撮影の要否を判断して監視カメラ2を制御するようにしたもので、IDカード13は保守員が保有し、カード情報には撮影を不要とする情報が含まれているものとする。
尚、この他の構成要素は上述した第2の実施例と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8は上述した構成による第3の実施例の動作を示すフローチャート、図9はIDカードリーダに解除カードを読み取らせる手順を示す後面側斜視図で、以下図8にSで示したステップに従って第3の実施例の動作について説明する。
まず、操作者は図示しないキーにより図9(a)に矢印で示したように錠3を回して解錠し、図9(b)に示したようにATM1の扉9を開く(S21)。
制御部6はIDカードリーダ12からの情報を待ち、IDカードリーダ12でIDカード13の読み取りが行われたか否かを判断する(S22)。すなわち、操作者が保守員であって、保守員自身が撮影が不要と判断した場合、図9(c)に示したようにIDカード13を操作してIDカードリーダ12にカード情報を読み取らせると、読み取ったカード情報がIDカードリーダ12から制御部6に送られ、これにより制御部6はIDカード13の読み取りが行われたと判断する。
IDカード13のカード情報には撮影不要の情報が含まれており、従って制御部6は撮影不要の情報に基づいて監視カメラ2に撮影開始の指示を出さず、監視カメラ2による撮影を行わないものとする。
そして、管理者により装置内部に対する処理が行われ、管理者が背面の扉9を閉じ、図示しないキーにより錠3を回して施錠する(S27)ことで処理終了となる。
一方、IDカード13の読み取りが行われない場合、制御部6は検知スイッチ7、8がONになったか否かを判断する(S23)。
この場合、第1の実施例と同様に、操作者が現金系ユニットつまり紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5をATM1の外部に引き出すと、これにより紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5に設けられている検知スイッチ7、8がONになる。つまり、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5が引き出されたことが検知スイッチ7、8により検知される。
その検知信号であるON信号がキャビネットコントローラ10を介して制御部6に送信されると、これに基づいて制御部6は監視カメラ2に撮影開始の指示を出し、監視カメラ2は制御部6からの指示により操作者や、操作者の作業状況の撮影を開始する(S24)。撮影された画像は制御部6に送られ、制御部6により図示しない記憶部に記憶される。
尚、本実施例においても、検知スイッチ7、8のいずれか一方がONになった場合、制御部6は監視カメラ2に撮影開始の指示を出すものとなっている。
撮影開始後、制御部6は検知スイッチ7、8がOFFになったか否かを判断し(S25)、OFFになっていない場合は、OFFになるのを待つ。
紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5を引き出した操作者は、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5に対して紙幣や硬貨の補充、回収等の作業を行い、作業終了後、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5をATM1の内部に押込んで、元の位置に復帰させる。
これにより、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5に設けられている検知スイッチ7、8がOFFになる。つまり、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5が元の位置に復帰したことが検知スイッチ7、8により検知される。
その検知信号であるOFF信号がキャビネットコントローラ10を介して制御部6に送信されると、制御部6は監視カメラ2に撮影停止の指示を出し、監視カメラ2による撮影を終了させる(S26)。
操作者はATM1の背面の扉9を閉じ、図示しないキーにより錠3を回して施錠する(S27)。
また、前記S23で制御部6が検知スイッチ7、8のON信号が送られてこず、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5がATM1の外部に引き出されていないと判断した場合は、制御部6はIDキー11がONになったか否かを判断し(S28)、ONにならない場合、S22に戻る。
操作者が保守員であって、第2の実施例と同様に保守員が装置扉9の裏面に実装されたIDキー11をONにすると、そのON信号がキャビネットコントローラ10を介して制御部6に送信される。
これにより制御部6は監視カメラ2に撮影開始の指示を出し、監視カメラ2は制御部6からの指示により保守員や、保守員の作業状況の撮影を開始する(S29)。撮影された画像は制御部6に送られ、制御部6により図示しない記憶部に記憶される。
撮影開始後、制御部6はIDキー11がOFFになったか否かを判断し(S30)、OFFになっていない場合はOFFへの切り替わりを待つ。
制御部6はIDキー11がONになると、図示しない操作パネルの表示部に保守員用画面が表示する。この画面を見て保守員が操作パネルを操作し、現金精査等の作業を行った後、IDキー11を元に戻してOFFにする。
このIDキー11のOFF信号がキャビネットコントローラ10を介して制御部6に送信されると、制御部6はIDキー11がOFFになったと判断し、監視カメラ2に撮影停止の指示を出して、監視カメラ2による撮影を終了させる(S26)。
そして、保守員はATM1の背面の扉9を閉じ、図示しないキーにより錠3を回して施錠する(S27)。
以上説明したように第3の実施例では、ATM1内部の後面側上部に監視カメラ2を実装すると共に、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の引き出し及び復帰を検知する検知スイッチ7、8と、ATM1後面の扉9の内面に操作パネルの特定の操作を可能にするためのON、OFF可能なIDキー11を設けて、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の引き出しが検知されたとき、または検知スイッチ7、8またはIDキー11がONになったとき監視カメラ2に撮影を開始させ、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の復帰が検知されたとき、またはIDキー11がOFFになったとき監視カメラ2の撮影を終了させるようにしている。
そのため、現金系ユニットである紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5へのアクセス時または現金精査等の特定の作業のために操作パネルを操作する時のみ撮影することになり、必要以外の画像を取得することがないので、記憶部の画像記憶容量を軽減できるという効果が得られる。
また、この第3の実施例では、IDカードリーダ12を設けて、このIDカードリーダ12にIDカード13のカード情報を読み取らせることで、監視カメラ2の撮影による撮影を行わないようにすることもできるため、例えば保守員によりIDカードリーダ12によるIDカード13の読み取りを行わせるか、またはIDキー11をON操作するかにより撮影の要否を選択させることが可能となる、そのため、撮影をするかしないかを必要に応じて意図的に決めることができるので、利用の幅が広がるという効果が得られる。
尚、上述した各実施例では、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の引き出し、復帰を検知する検知手段として検知スイッチ7、8を利用したが、検知スイッチ7、8に代えて紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の引き出し、復帰を光学的に検知するセンサーを用いることも可能である。
また、第1、第3の実施例では、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の引き出し、復帰を検知して、監視カメラ2の撮影開始と終了を制御するものとしたが、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の内部にはそれぞれ開閉可能なカセットが装填されていて、各カセット内に紙幣及び硬貨が収納されているので、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の内部のカセットの開閉を検知スイッチまたは光学センサーによる検知手段により検知して、監視カメラ2の撮影開始と終了を制御することも可能である。この場合、カセットの開閉を検知スイッチまたは光学センサーは、装置内部への操作者のアクセスを検知する検知手段である。
1 ATM(自動取引装置)
2 監視カメラ
3 錠
4 紙幣入出金部
5 硬貨入出金部
6 制御部
7 検知スイッチ
8 検知スイッチ
9 扉
10 キャビネットコントローラ
11 IDキー
12 IDカードリーダ
13 IDカード

Claims (8)

  1. 扉を有し、該扉を開くことで装置内部にアクセス可能な自動取引装置において、
    装置内部に設けられた監視カメラと、装置内部への操作者のアクセスを検知する検知手段を備え、
    前記検知手段が装置内部への操作者のアクセスを検知すると、前記監視カメラで操作者を撮影することを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    引き出し可能な現金ユニットを装置内部に有し、
    前記装置内部への操作者のアクセスを検知する検知手段として、操作者による前記現金ユニットの引き出し及び復帰を検知する検知手段を備え、
    前記検知手段が前記現金ユニットの引き出しを検知したとき、前記監視カメラで前記操作者を撮影することを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項2に記載の自動取引装置において、
    前記検知手段が前記現金ユニットの引き出しを検知したとき、前記監視カメラの撮影を開始し、前記検知手段が前記現金ユニットの復帰を検知したとき、前記監視カメラの撮影を終了することを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    引き出し可能な現金ユニットを有し、該現金ユニットは内部に現金を収納する開閉可能なカセットを設け、
    前記装置内部への操作者のアクセスを検知する検知手段として、前記カセットの開閉を検知する検知手段を備え、
    前記検知手段がカセットの開を検知したとき、前記監視カメラで前記操作者を撮影することを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項4に記載の自動取引装置において、
    前記検知手段がカセットの開を検知したとき、前記監視カメラの撮影を開始し、前記検知手段が前記カセットの閉を検知したとき、前記監視カメラの撮影を終了することを特徴とする自動取引装置。
  6. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    特定の操作が可能な操作パネルを装置内部に有し、
    前記装置内部への操作者のアクセスを検知する検知手段として、特定の操作者がON、OFFすることが可能なIDキーを備え、
    前記IDキーがONとなったとき、前記監視カメラで前記特定の操作者を撮影することを特徴とする自動取引装置。
  7. 請求項6に記載の自動取引装置において、
    前記IDキーがONとなったとき、前記監視カメラの撮影を開始し、前記IDキーがOFFとなったとき、前記監視カメラの撮影を終了することを特徴とする自動取引装置。
  8. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    引き出し可能な現金ユニットと、特定の操作が可能な操作パネルと、IDカードからカード情報を読み取るIDカードリーダを装置内部に有し、
    前記装置内部への操作者のアクセスを検知する検知手段として、操作者による前記現金ユニットの引き出し及び復帰を検知する検知手段と、特定の操作者がON、OFFすることが可能なIDキーを備え、
    前記IDカードリーダがカード情報を読み取ったときは前記監視カメラでの撮影は行わず、前記検知手段が前記現金ユニットの引き出しを検知したとき、または、前記IDキーがONとなったとき、前記監視カメラで前記特定の操作者を撮影することを特徴とする自動取引装置。
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