JP2014134888A - 自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ATM1内部の後面側上部に監視カメラ2を実装して、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5がATM1から引き出されたとき、それを紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5に設けた検知スイッチ7、8により検知して、その検知信号により制御部6が監視カメラ2に撮影を開始させ、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5が戻されたとき、それを検知スイッチ7、8により検知して、その検知信号により制御部6が監視カメラ2に撮影を終了させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
ATM1の内部には、顧客が入出金取引を行う際に紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金部(現金系ユニット)4と、硬貨の入出金処理を行う硬貨入出金部(現金系ユニット)5が設けられている。
ここで、制御部6は、図示しない記憶部に格納された制御プログラムに基づいてATM1全体の動作を制御する機能を有し、また、キャビネットコントローラ10は、紙幣入出金部4や、硬貨入出金部5、更には図示しない内部モニタ等の状態を管理する機能を有している。
まず、操作者は図示しないキーにより図3(a)に矢印で示したように錠3を回して解錠し、図3(b)に示したようにATM1の扉9を開く(S1)。
制御部6は検知スイッチ7、8がONになったか否かを判断する(S2)。
そして、そのON信号がキャビネットコントローラ10を介して制御部6に送信されることで、制御部6は紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5が引き出されたことを認識し、制御部6は監視カメラ2に撮影開始の指示を出す。
尚、検知スイッチ7、8のいずれか一方がONになった場合でも、制御部6は監視カメラ2に撮影開始の指示を出すものとなっている。
撮影開始後、制御部6は検知スイッチ7、8がOFFになったか否かを判断し(S4)、OFFになっていない場合は、OFFになるのを待つ。
紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5を引き出した操作者は、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5に対して紙幣や硬貨の補充、回収等の作業を行い、作業終了後、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5をATM1の内部に押込んで、元の位置に復帰させる。
その検知信号がキャビネットコントローラ10を介して制御部6に送信されると、制御部6は監視カメラ2に撮影停止の指示を出し、監視カメラ2による撮影を終了させる(S5)。
その後、操作者はATM1の扉9を閉じ、図示しないキーにより錠3を回して施錠する(S6)。
そのため、現金系ユニットである紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5へのアクセス時のみ撮影することになり、必要以外の画像を取得することがないので、記憶部の画像記憶容量を軽減できるという効果が得られる。
ATM1の扉9側の内部には正規の係員(操作者)と保守員(操作者)が利用する図示しない操作パネルが設けられている。この操作パネルには係員が操作する係員用画面と特定の操作者である保守員が操作する保守員用画面が表示されるが、保守員用画面は保守員がIDキー11を操作することで表示されるものとなっている。
本実施例では、IDキー11は保守員のみON,OFF操作可能とし、このIDキー11は、ATM1の扉9の内面(裏面)に実装され、キャビネットコントローラ10に接続されている。
尚、このほかの構成要素は上述した第1の実施例と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
まず、操作者は図示しないキーにより図6(a)に矢印で示したように錠3を回して解錠し、図6(b)に示したようにATM1の扉9を開く(S11)。
制御部6はIDキー11がONになったか否かを判断する(S12)。操作者が保守員であって、扉9の内面に実装されたIDキー11を図6(c)に示したように回してONにすると、そのON信号がキャビネットコントローラ10を介して制御部6に送信される。
撮影開始後、制御部6はIDキー11がOFFになったか否かを判断し(S14)、OFFになっていない場合は、OFFになるのを待つ。
また、制御部6はIDキー11がONになると、図示しない操作パネルの表示部に保守員用画面を表示する。この画面を見て保守員が操作パネルを操作し、現金精査等の作業を行った後、IDキー11を元に戻してOFFにする。
その後、保守員はATM1の扉9を閉じ、図示しないキーにより錠3を回して施錠する(S16)。
尚、本実施例では検知スイッチ7、8のON、OFFは紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の引き出し、元の位置への復帰の確認のみに利用される。
そのため、保守員が現金精査等の特定の作業のために操作パネルを操作する時のみ撮影することになり、必要以外の画像を取得することがないので、記憶部の画像記憶容量を軽減できるという効果が得られる。
本実施例はIDカードリーダ12が図9に示したIDカード13からカード情報を読み取ると、そのカード情報から制御部6が撮影の要否を判断して監視カメラ2を制御するようにしたもので、IDカード13は保守員が保有し、カード情報には撮影を不要とする情報が含まれているものとする。
尚、この他の構成要素は上述した第2の実施例と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
まず、操作者は図示しないキーにより図9(a)に矢印で示したように錠3を回して解錠し、図9(b)に示したようにATM1の扉9を開く(S21)。
IDカード13のカード情報には撮影不要の情報が含まれており、従って制御部6は撮影不要の情報に基づいて監視カメラ2に撮影開始の指示を出さず、監視カメラ2による撮影を行わないものとする。
一方、IDカード13の読み取りが行われない場合、制御部6は検知スイッチ7、8がONになったか否かを判断する(S23)。
この場合、第1の実施例と同様に、操作者が現金系ユニットつまり紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5をATM1の外部に引き出すと、これにより紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5に設けられている検知スイッチ7、8がONになる。つまり、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5が引き出されたことが検知スイッチ7、8により検知される。
尚、本実施例においても、検知スイッチ7、8のいずれか一方がONになった場合、制御部6は監視カメラ2に撮影開始の指示を出すものとなっている。
紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5を引き出した操作者は、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5に対して紙幣や硬貨の補充、回収等の作業を行い、作業終了後、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5をATM1の内部に押込んで、元の位置に復帰させる。
これにより、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5に設けられている検知スイッチ7、8がOFFになる。つまり、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5が元の位置に復帰したことが検知スイッチ7、8により検知される。
操作者はATM1の背面の扉9を閉じ、図示しないキーにより錠3を回して施錠する(S27)。
また、前記S23で制御部6が検知スイッチ7、8のON信号が送られてこず、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5がATM1の外部に引き出されていないと判断した場合は、制御部6はIDキー11がONになったか否かを判断し(S28)、ONにならない場合、S22に戻る。
これにより制御部6は監視カメラ2に撮影開始の指示を出し、監視カメラ2は制御部6からの指示により保守員や、保守員の作業状況の撮影を開始する(S29)。撮影された画像は制御部6に送られ、制御部6により図示しない記憶部に記憶される。
撮影開始後、制御部6はIDキー11がOFFになったか否かを判断し(S30)、OFFになっていない場合はOFFへの切り替わりを待つ。
このIDキー11のOFF信号がキャビネットコントローラ10を介して制御部6に送信されると、制御部6はIDキー11がOFFになったと判断し、監視カメラ2に撮影停止の指示を出して、監視カメラ2による撮影を終了させる(S26)。
そして、保守員はATM1の背面の扉9を閉じ、図示しないキーにより錠3を回して施錠する(S27)。
そのため、現金系ユニットである紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5へのアクセス時または現金精査等の特定の作業のために操作パネルを操作する時のみ撮影することになり、必要以外の画像を取得することがないので、記憶部の画像記憶容量を軽減できるという効果が得られる。
尚、上述した各実施例では、紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の引き出し、復帰を検知する検知手段として検知スイッチ7、8を利用したが、検知スイッチ7、8に代えて紙幣入出金部4及び硬貨入出金部5の引き出し、復帰を光学的に検知するセンサーを用いることも可能である。
2 監視カメラ
3 錠
4 紙幣入出金部
5 硬貨入出金部
6 制御部
7 検知スイッチ
8 検知スイッチ
9 扉
10 キャビネットコントローラ
11 IDキー
12 IDカードリーダ
13 IDカード
Claims (8)
- 扉を有し、該扉を開くことで装置内部にアクセス可能な自動取引装置において、
装置内部に設けられた監視カメラと、装置内部への操作者のアクセスを検知する検知手段を備え、
前記検知手段が装置内部への操作者のアクセスを検知すると、前記監視カメラで操作者を撮影することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1に記載の自動取引装置において、
引き出し可能な現金ユニットを装置内部に有し、
前記装置内部への操作者のアクセスを検知する検知手段として、操作者による前記現金ユニットの引き出し及び復帰を検知する検知手段を備え、
前記検知手段が前記現金ユニットの引き出しを検知したとき、前記監視カメラで前記操作者を撮影することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項2に記載の自動取引装置において、
前記検知手段が前記現金ユニットの引き出しを検知したとき、前記監視カメラの撮影を開始し、前記検知手段が前記現金ユニットの復帰を検知したとき、前記監視カメラの撮影を終了することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1に記載の自動取引装置において、
引き出し可能な現金ユニットを有し、該現金ユニットは内部に現金を収納する開閉可能なカセットを設け、
前記装置内部への操作者のアクセスを検知する検知手段として、前記カセットの開閉を検知する検知手段を備え、
前記検知手段がカセットの開を検知したとき、前記監視カメラで前記操作者を撮影することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項4に記載の自動取引装置において、
前記検知手段がカセットの開を検知したとき、前記監視カメラの撮影を開始し、前記検知手段が前記カセットの閉を検知したとき、前記監視カメラの撮影を終了することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1に記載の自動取引装置において、
特定の操作が可能な操作パネルを装置内部に有し、
前記装置内部への操作者のアクセスを検知する検知手段として、特定の操作者がON、OFFすることが可能なIDキーを備え、
前記IDキーがONとなったとき、前記監視カメラで前記特定の操作者を撮影することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項6に記載の自動取引装置において、
前記IDキーがONとなったとき、前記監視カメラの撮影を開始し、前記IDキーがOFFとなったとき、前記監視カメラの撮影を終了することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1に記載の自動取引装置において、
引き出し可能な現金ユニットと、特定の操作が可能な操作パネルと、IDカードからカード情報を読み取るIDカードリーダを装置内部に有し、
前記装置内部への操作者のアクセスを検知する検知手段として、操作者による前記現金ユニットの引き出し及び復帰を検知する検知手段と、特定の操作者がON、OFFすることが可能なIDキーを備え、
前記IDカードリーダがカード情報を読み取ったときは前記監視カメラでの撮影は行わず、前記検知手段が前記現金ユニットの引き出しを検知したとき、または、前記IDキーがONとなったとき、前記監視カメラで前記特定の操作者を撮影することを特徴とする自動取引装置。
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